JPH10121386A - 難燃性を有する転写捺染布帛の製造方法およびそれにより得られる転写捺染布帛 - Google Patents

難燃性を有する転写捺染布帛の製造方法およびそれにより得られる転写捺染布帛

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JPH10121386A
JPH10121386A JP8273767A JP27376796A JPH10121386A JP H10121386 A JPH10121386 A JP H10121386A JP 8273767 A JP8273767 A JP 8273767A JP 27376796 A JP27376796 A JP 27376796A JP H10121386 A JPH10121386 A JP H10121386A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面が独立した転写パターンを有し得る転写
捺染面を備え、さらにこれらの転写捺染面が同一の転写
パターンを具備する場合、該転写捺染面の一方の面と他
方の面との色差が小さい難燃性転写捺染布帛を簡便に製
造する方法を提供すること。 【解決手段】 両面に転写捺染面を有する難燃性転写捺
染布帛の製造方法であって、難燃性ポリエステル繊維布
帛を乾熱転写紙で挟持してなる転写前積層体の少なくと
も片面を加熱して両面転写する工程を包含する、製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、捺染布帛の製造方
法およびそれにより得られる捺染布帛に関し、より詳細
には、両面がそれぞれ独立した転写パターンを有し得る
転写捺染面を備えた難燃性転写捺染布帛の製造方法およ
びそれにより得られる難燃性転写捺染布帛に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、伝統的なスクリーン捺染およ
び機械捺染に比べて、布帛表面に比較的簡単に任意の図
柄を捺染し得る種々の転写捺染方法が提案されている。
このような転写捺染方法の例として、以下が知られてい
る:(1)昇華性染料を用いて転写プリント法により布
帛表面に染色加工とエンボス加工とを同時に行う方法
(日本国特許第811633号);(2)例えば、ポリ
エステル繊維でなる布帛の堅牢度を向上し得る転写用染
料およびその染色を用いた転写方法(特開昭53−19
482号公報);(3)すでに表面に任意の図柄を具備
する布帛に、別の図柄の転写パターンを有する透明また
は半透明の転写シートを重ねて複雑な極細線またはぼか
し柄を転写捺染する方法(特開昭57−29678号公
報);(4)捲縮性の異なる原糸で構成される織物の積
層体に、高温下で分散染料を用いて転写捺染した後、低
温下で酸性染料を用いて染色することでボリューム感に
富む立体模様を該織物に形成する方法(特開平4−24
5951号公報);(5)昇華性染料を用いる転写捺染
工程と防炎剤含有樹脂を用いるコーティング工程との組
合わせにより、任意の転写パターンを備えた防炎性ポリ
エステル繊維布帛の製造方法(特開昭51−11628
7号公報);ならびに、(6)分散染料を有する転写紙
を用いて静電気植毛の編物および織物表面に転写捺染す
る方法(日本国特許第1192号)。
【0003】しかし、上記方法を用いて、布帛の両面に
任意のパターンを転写捺染する場合には、布帛の片面づ
つ別々に転写捺染する必要があり、製造工程が増加す
る。その結果、このような布帛を得るには、時間がかか
り、さらに製造コストも増大するという問題がある。
【0004】特開平7−279058号公報は、リン化
合物を共重合成分として含有する難燃性ポリエステル繊
維と熱接着性ポリエステル系繊維とからなる不織布を特
定条件で熱処理した後、有機フッ素ポリマー系撥水剤で
表面処理した防汚性難燃性不織布を開示している。しか
し、この不織布は、表面に撥水加工が施されているため
に、この不織布を作製した後に転写捺染を行うことは困
難である。転写捺染を行う場合は、上記熱処理工程後に
行う必要があるが、上記と同様に製作工程が増加すると
いう欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題の
解決を課題とするものであり、その目的とするところ
は、両面が独立した転写パターンを有し得る転写捺染面
を備え、さらにこれらの転写捺染面が同一の転写パター
ンを具備する場合、該転写捺染面の一方の面と他方の面
との色差が小さい難燃性転写捺染布帛を簡便に製造する
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の、両面に転写捺
染面を有する難燃性転写捺染布帛の製造方法は、難燃性
ポリエステル繊維布帛を乾熱転写紙で挟持してなる転写
前積層体の少なくとも片面を加熱して両面転写する工程
を包含し、そのことにより上記課題が解決される。
【0007】好適な実施態様では、上記難燃性ポリエス
テル繊維布帛を構成するポリエステル繊維は、リン含有
エステル形成性成分を共重合成分として含有する難燃性
ポリエステル繊維であり、該ポリエステル繊維のリン含
有量が0.3重量%以上1.0重量%以下である。
【0008】好適な実施態様では、上記リン含有エステ
ル形成性成分を共重合成分として含有する難燃性ポリエ
ステル繊維布帛は、リンまたはハロゲン含有難燃剤を担
持するポリエステル繊維布帛である。
【0009】本発明はまた、上記の方法により得られ
る、難燃性転写捺染布帛を包含する。
【0010】好適な実施態様では、上記転写捺染面の一
方の面と他方の面とが同一の転写パターンを具備する場
合、上記転写捺染面の一方の面と他方の面とのJIS標
準色票における10BG V5/C8色の色差ΔE*
15以下である。
【0011】好適な実施態様では、上記転写捺染面の一
方の面と他方の面とは、それぞれ独立して転写パターン
を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明において、両面に転写捺染
面を有する難燃性転写捺染布帛は、難燃性ポリエステル
繊維布帛を乾熱転写紙で挟持してなる転写前積層体の片
面を加熱して両面転写することにより製造される。
【0013】本発明に用いられる難燃性ポリエステル繊
維布帛は、リンまたはハロゲン含有難燃剤を非難燃性の
ポリエステル繊維布帛に担持させた布帛、難燃性ポリエ
ステル繊維から構成される布帛、あるいは、難燃性ポリ
エステル繊維から構成される布帛にリンまたはハロゲン
含有難燃剤を担持させた布帛であり得る。
【0014】リンまたはハロゲン含有難燃剤を担持させ
るために用いられ得る非難燃性のポリエステル繊維布帛
は、通常の非難燃性のポリエステル繊維から構成される
布帛である。非難燃性のポリエステル繊維としては、ポ
リエチレンテレフタレート;ポリエチレンフタレートと
イソフタル酸または5−スルホイソフタル酸との共重合
型ポリエステル;あるいはこれらの混合物で形成される
繊維が挙げられる。
【0015】本発明に用いられる難燃性ポリエステル繊
維布帛は、難燃性ポリエステル繊維から構成される布帛
であり得る。この難燃性ポリエステル繊維は、リン含有
エステル形成性成分由来のリン含有ポリエステル部分
と、リンを含有していないポリエステル部分とからなる
難燃性ポリエステルで形成される。
【0016】リン含有エステル形成性成分の例として
は、リン含有多塩基酸またはそのエステル形成性誘導
体、およびリン含有多価アルコールが挙げられる。多塩
基酸の例としては、特に限定されないが、3−(ヒドロ
キシフェニルホスフィニル)−プロピオン酸(PPP
A)が挙げられる。リン含有多価アルコールの例として
は、特に限定されないが、9,10−ジヒドロ−10−
[2,3−ジ(2−ヒドロキシエトキシ)カルボニルプ
ロピル]−9−オキサ−10−ホスファ−フェナントレ
ン−10−オキシド(GHM)が挙げられる。本発明に
おいて、リン含有エステル形成性成分としては、特にG
HMが好ましい。リンを含有していないポリエステル部
分は、上記非難燃性のポリエステル繊維を形成し得るポ
リエステルであり得る。このようなリン含有エステル形
成性成分とリンを含有していないポリエステル部分とか
らなる難燃性ポリエステル繊維を作製する方法は、当業
者に公知である。
【0017】上記難燃性ポリエステル繊維は、難燃剤を
担持させずに使用する場合には、該難燃性ポリエステル
繊維全体の、好ましくは0.3重量%以上1.0重量%
以下、さらに好ましくは0.4重量%以上0.6重量%
以下の割合でリンを含有する。難燃性ポリエステル繊維
に含まれるリンの割合が、上記範囲内にあることによ
り、難燃性ポリエステル繊維からなる難燃性ポリエステ
ル繊維布帛を用いて得られる転写捺染布帛の限界酸素指
数(LOI値)は、28以上となる。ここで、本明細書
中に用いられる用語「限界酸素指数」および「LOI
値」とは、布帛の難燃性のレベルを判断するための指標
の1つであり、JIS K7201に準拠して得られる
値である。LOI値は、布帛を構成する繊維、繊度、含
気率などにより多少変化するが、通常、難燃成分を含有
しないポリエステル繊維のみから構成される布帛の場
合、20以上22以下である。難燃性ポリエステル繊維
に含まれるリンの割合が0.3重量%未満では、得られ
る転写捺染布帛のLOI値が28未満となり、得られる
布帛が充分な難燃性を保持し得ない場合がある。難燃性
ポリエステル繊維に含まれるリンの割合が1.0重量%
を上回ると、製造コストが増大すると共に、難燃性ポリ
エステル繊維布帛を構成するポリエステル繊維の基本特
性(例えば、白度および強度のような物性)が低下し、
さらにそれ以上の難燃性が向上しない。
【0018】これらの非難燃性および難燃性のポリエス
テル繊維は、任意の繊度および断面形状を有し得、必要
に応じて捲縮加工およびダル加工が施されて原糸が作製
される。次いでこの原糸から当業者に公知の方法を用い
て任意の組織、厚み、密度、および形状を有する織物、
編物、または不織布でなるポリエステル繊維布帛が作製
される。本発明においては、後述の転写捺染後の風合い
変化を避けるために、熱収縮率の低い原糸または布帛組
織を用いることが望ましい。このような熱収縮率の低い
原糸または布帛組織を得る方法もまた、当業者に公知で
ある。
【0019】リンまたはハロゲン含有難燃剤の例として
は、公知のリン系難燃剤、ハロゲン系難燃剤、およびリ
ン−ハロゲン系難燃剤、ならびに上記難燃性ポリエステ
ルの調製で用いられ得るリン含有エステル形成性成分が
挙げられる。リン系難燃剤の例としては、脂肪族ホスホ
ン酸エステル、アルキル酸性リン酸エステル、ポリリン
酸カルバメートなどが挙げられる。リン−ハロゲン系難
燃剤の例としては、トリス(2,3-ジクロロプロピ
ル)ホスフェートおよびトリス(ジクロロイソプロピ
ル)ホスフェートなどの含リン塩素化合物が挙げられ
る。ハロゲン系難燃剤の例としては、ヘキサブロモシク
ロドデカンなどの含臭素化合物が挙げられる。本発明に
おいて、リンまたはハロゲン含有難燃剤としては、特
に、高温高圧下で染色と難燃剤の付与とを同一溶液中で
行う高温吸尽法に用いられ得る点からヘキサブロモシク
ロドデカンが好ましい。
【0020】上記リンまたはハロゲン含有難燃剤は、上
記の非難燃性のポリエステル繊維から構成される布帛、
あるいは、上記難燃性ポリエステル繊維から構成される
布帛のいずれに担持させてもよい。本発明では、特に高
い難燃性を達成させるために、上記リンまたはハロゲン
含有難燃剤は、難燃性ポリエステル繊維から構成される
布帛に担持させることが好ましい。
【0021】上記リンまたはハロゲン含有難燃剤を非難
燃性のポリエステル繊維から構成される布帛に担持させ
る場合、および難燃性ポリエステル繊維から構成される
布帛に担持させる場合のいずれにおいても、リンまたは
ハロゲン含有難燃剤とポリエステル繊維中に構成成分と
して含有されるリンとの合計量が、リンおよび/または
ハロゲン元素換算で0.3重量%以上1.0重量%以
下、好ましくは0.4重量%以上0.6重量%以下の割
合で存在するようにする。リンまたはハロゲン含有難燃
剤とポリエステル繊維中のリン成分との合計量を上記範
囲内とすることにより、充分な難燃性とポリエステル繊
維の基本特性の維持とが達成される。
【0022】上記リンまたはハロゲン含有難燃剤のポリ
エステル繊維布帛への担持は、リンまたはハロゲン含有
難燃剤を、上記非難燃性のポリエステル繊維を含有する
原糸が作製された段階でブレンドするか、あるいは上記
ポリエステル繊維布帛が作製された段階で、高温吸尽法
またはパッド−ドライ−キュア法を用いて該布帛に均一
に付与させるかのいずれかにより達成される。本発明に
おいては、このような難燃性ポリエステル繊維布帛が用
いられる。
【0023】さらに、本発明に用いられる難燃性ポリエ
ステル繊維布帛は、得られる難燃性転写捺染布帛表面の
色柄をさらに多様化させるために、分散染料を用いる浸
染または糸染により無地または任意の図柄が予め地染め
されていてもよい。
【0024】この難燃性ポリエステル繊維布帛の両面に
乾熱転写紙を用いて転写捺染が行われる。
【0025】本発明に用いられる乾熱転写紙は、分散染
料、カチオン染料、および酸性染料のような染料を含有
する市販の汎用の乾熱転写紙であり得る。特に分散染料
を含有していることが好ましい。上記乾熱転写紙は、転
写パターンを有する。ここで、本明細書中に用いられる
用語「転写パターン」とは、転写捺染によって、難燃性
ポリエステル繊維布帛の表面に転写される、上記染料で
構成される任意の色彩および図形をいう。
【0026】本発明において、両面に転写捺染面を有す
る難燃性ポリエステル繊維布帛は、好ましくは乾式転写
捺染方法が用いられ、例えば以下のようにして製造され
る。難燃性ポリエステル繊維布帛を、上記染料を含有
し、かつそれぞれ独立した転写パターンを有する2枚の
乾熱転写紙で挟持し、乾熱転写紙/難燃性ポリエステル
繊維布帛/乾熱転写紙でなる転写前積層体を作製する。
【0027】次いで、上記転写前積層体を、当業者に公
知の転写捺染手段を用いてプレスし、転写前積層体の片
面または両面のいずれかが加熱される。連続操業性に優
れ、得られる難燃性転写捺染布帛の品位の管理が容易
で、かつ得られる難燃性転写捺染布帛の風合いを損なわ
ないことから、片面で加熱することが好ましい。片面の
みの加熱が行われる場合、上記転写前積層体は、例えば
転写捺染手段の大径の加熱ロールと押さえ用ブランケッ
トとの間に配置される。さらに、転写捺染の連続操業時
には、例えば転写前積層体と接する該加熱ロールおよび
該押さえ用耐熱性ブランケットのそれぞれの面への染料
の再転写および柄ずれなどを防ぐために、上記転写前積
層体の両方の面上に汚れ防止用の離型紙を積層すること
が推奨される。このことにより、得られる難燃性転写捺
染布帛の品位(例えば、転写パターンの鮮明さ)が保証
される。
【0028】この転写前積層体の加熱に用いられる温度
は、好ましくは190℃以上であり、より好ましくは1
90℃以上230℃以下であり、さらに好ましくは21
0℃である。加熱時間は、好ましくは30秒間以上12
0秒間以下であり、より好ましくは40秒間以上60秒
間以下である。これらの条件により、染料の発色性が良
好となり、同じ転写パターンを有する2枚の乾式転写紙
を用いて両面に転写捺染した場合の難燃性転写捺染布帛
の一方の面と他方の面との色濃度の差が小さくなる。さ
らに、加熱温度が190℃未満では分散染料の発色性が
不充分となる場合があり、加熱温度が230℃を越える
と、得られる難燃性転写捺染布帛が硬化して風合いが変
化する場合がある。さらに、加熱時間が30秒間より短
いと染色の発色性が不充分となる場合があり、60秒間
を越えると難燃性転写捺染布帛が硬化して風合いが損な
われる場合がある。
【0029】このようにして、両面に同一の、またはそ
れぞれ独立した転写パターンを有する転写捺染面を備え
た難燃性転写捺染布帛が得られ得る。
【0030】得られた両面に同一の転写パターンを有す
る難燃性転写捺染布帛は、JIS標準色票における10
BG V5/C8色での色差△E*が5以上15以下を
示す。一方の転写捺染面と他方の転写捺染面とに同一の
転写パターンを有する難燃性転写捺染布帛に付与した染
料の両転写捺染面間の同色性および発色性は、通常、目
視評価によって正確かつ簡便に行われ得る。さらにこれ
ら両転写捺染面間の同色性および発色性を定量的に評価
する方法としては、例えば、特定色相における両転写捺
染面間の色差△E*値で評価する方法が挙げられる。よ
り詳細には、例えば、一方の転写捺染面と他方の転写捺
染面とに同一の転写パターンを有する布帛の両転写捺染
面間の同色性を評価するには、転写パターン中の評価対
象色相をJIS Z8721に準拠した標準色票で決定
し、次いでこの特定色相について布帛の両転写捺染面間
のCIE表色系の色差△E*を計測する。これに目視評
価結果を合わせて同色性を判定する。本発明の難燃性転
写捺染布帛は、例えば、JIS標準色票における10B
G V5/C8色を用いる場合の表裏同色性について
は、色差△E*が15以下であり、好ましくは5以上1
5以下である。色差△E*が15より大きいと、難燃性
転写捺染布帛の一方の転写捺染面と他方の転写捺染面と
の間の発色性のバランスが悪く、同色性が極端に低下す
る傾向にある。色差△E*が5未満であると、一方の転
写捺染面の色相が他方の転写捺染面に裏写りすることに
より同色性が低下する場合がある。
【0031】本発明の難燃性転写捺染布帛は、難燃性を
低下させない範囲で、公知の添加剤(例えば、柔軟剤、
帯電防止剤などの風合い調整剤、および抗菌防臭剤、消
臭剤、耐熱耐光剤などの機能剤)の付与および乾燥が行
われ得る。さらに、仕上加工が行われてもよい。これら
の添加剤の付与および乾燥、ならびに仕上加工を行う方
法は当該分野で公知である。
【0032】本発明の難燃性転写捺染布帛は、例えば、
浴室で用いられるシャワーカーテン、間仕切り用カーテ
ン、およびメディカルカーテンとして有用である。
【0033】
【実施例】以下に本発明の実施例とともに実施例ならび
に比較例で得られた難燃性転写捺染布帛の評価方法を示
す。本発明はこれらの実施例に限定されない。
【0034】<難燃性>繊維製品の燃焼性試験方法JI
S L1091 A−1法(消防法45°ミクロバーナ
ー法)および繊維製品の燃焼性試験方法JIS L10
91 D法(消防法45°コイル法)に準拠して、未洗
濯の難燃性転写捺染布帛、JIS L0217 103
法に従って5回洗濯した難燃性転写捺染布帛、およびJ
IS L0860法に従って、5回ドライクリーニング
を行った難燃性転写捺染布帛の難燃性を判定した。JI
S L1091 A−1法は、炭化面積、残炎時間、お
よび残じん時間が小さいほど、得られる難燃性転写捺染
布帛の難燃性が優れていることを示す。また、JIS
L1091 D法は、接炎回数が多いほど、得られる難
燃性転写捺染布帛の難燃性が優れていることを示す。
【0035】<表裏同色性>同一の転写パターンを有す
る難燃性転写捺染布帛の表裏同色性についてのみ評価し
た。転写パターンの発色色相のうち、JIS標準色票1
0BG V5/C8色における難燃性転写捺染布帛の一
方の転写捺染面と他方の転写捺染面との間のCIE系L
***値を、色差計TC1500−MC88(東京電
色(株)製)を用いて1枚の布上の5カ所について測定
し、その平均値から色差△E*を算出した。さらに、同
一の転写パターンを有する難燃性転写捺染布帛の一方の
転写捺染面と他方の転写捺染面との同一色相を転写捺染
した部分について同色性を目視判定した。目視による同
色性は以下の通りである。 ○・・・目視同色性が良好であった。 △・・・目視同色性が不十分であった。 ×・・・目視同色性が非常に不十分であった。
【0036】<染料の発色性>得られた難燃性転写捺染
布帛における分散染料の発色性を、目視判定した。発色
性は以下の通りである。 ○・・・良好であった。 △・・・不十分であった。 ×・・・全く不十分であった。
【0037】<風合い>得られた難燃性転写捺染布帛の
風合いを、官能評価により転写捺染前の難燃性ポリエス
テル繊維布帛と比較した。風合いの評価は以下の通りで
ある。 ○・・・硬化による風合いの変化がなかった。 ×・・・硬化により風合いの変化が生じた。
【0038】<染色堅牢度>得られた難燃性転写捺染布
帛のカーボンアーク灯処理に対する染色堅牢度をJIS
L0842法(第1露光法)に準拠して、1級から5
級の5段階で評価した。カーボンアーク灯光に対する染
色堅牢度は、1級が最も低く、5級が最も高いことを示
す。また上記難燃性転写捺染布帛の洗濯後の染色堅牢度
を、JIS L0844A−2法に準拠して、1級から
5級の5段階で評価した。洗濯に対する染色堅牢度は、
1級が最も低く、5級が最も高いことを示す。さらに上
記難燃性転写捺染布帛のドライクリーニング後の染色堅
牢度を、JIS L0860法(パークレン法)に準拠
して、1級から5級の5段階で評価した。ドライクリー
ニング後の染色堅牢度は、1級が最も低く、5級が最も
高いことを示す。
【0039】<実施例1>0.6重量%の割合でリンを
含む、GHMを共重合成分として含有するポリエチレン
テレフタレート系ポリエステルでなる難燃性ポリエステ
ル繊維を用いた丸断面のセミダル糸から、150デニー
ル−48フィラメントの仮撚加工糸を作製した。この仮
撚加工糸を用いて、目付230g/m2相当の綾織物を
得た。この綾織物を、当業者に公知の方法を用いて糊抜
き、精練、および乾燥を行った後、190℃でプレセッ
トして難燃性ポリエステル繊維布帛を作製した。次い
で、難燃性ポリエステル繊維布帛を、同一の転写パター
ンを有する2枚の分散染料乾式転写紙(凸版印刷(株)
製)で挟持して転写前積層体を得た。次いで、この転写
前積層体を2枚の汚染防止用ハトロン紙(汚れ防止用離
型紙)で挟持して、サカタプレスNP50転写試験機
(坂田機工(株)製)の金属製加熱板上に配置し、21
0℃にて40秒間、片面加熱して乾熱転写し、両面に同
一の転写パターンを有する難燃性転写捺染布帛を得た。
得られた難燃性転写捺染布帛の評価結果を表1および表
2に示す。
【0040】<実施例2>リン含有エステル形成性成分
であるPPPAを共重合成分として含有するポリエチレ
ンテレフタレート系ポリエステル(0.6重量%のリン
を含有する)でなる難燃性ポリエステル繊維を用いたこ
と以外は、実施例1と同様にして難燃性転写捺染布帛を
得た。得られた難燃性転写捺染布帛の評価結果を表1お
よび表2に示す。
【0041】<実施例3>ポリエチレンテレフタレート
系ポリエステル繊維でなる丸断面のセミダル糸を用い
て、150デニール−48フィラメントの仮撚加工糸を
作製した。この仮撚加工糸を用いて、目付230g/m
2相当の綾織物を作製した。この綾織物を、当業者に公
知の方法を用いて糊抜き、精練、および乾燥を行った
後、190℃でプレセットした。次いで、この綾織物
を、液流染色機(日阪製作所(株)製)を用いて、0.
2g/リットルの分散染料(住化染料テック(株)
製)、2g/リットルのリン含有臭素系難燃剤TC−1
00(明成化学工業(株)製)、およびpH調節剤を含
む弱酸性水分散液(pH4)中で、130℃にて40分
間、染色同浴難燃加工を行った。次いで、通常の還元工
程、洗浄工程、および乾燥工程を経て、難燃性ポリエス
テル繊維布帛を得た。得られた難燃性ポリエステル繊維
布帛は、リンを0.6重量%の割合で有していた。リン
含有量は蛍光X線分析法により測定した。次いで、難燃
性ポリエステル繊維布帛を、実施例1と同様にして転写
捺染して淡黄色で地染めされた難燃性転写捺染布帛を得
た。得られた難燃性転写捺染布帛の評価結果を表1およ
び表2に示す。
【0042】<実施例4>リン含有環式化合物からなる
リン含有難燃剤K−19A(明成化学工業(株)製)を
用いて、15重量%のリンを含有するように水分散液を
調製し、ポリエステル繊維布帛を通常のパッド・ドライ
・キュア法を用いて190℃にて1分間、乾熱処理を行
ったこと以外は実施例3と同様にして、難燃性ポリエス
テル繊維布帛を得た。難燃性ポリエステル繊維布帛は、
0.75重量%の割合でリンを有していた。次いで、難
燃性ポリエステル繊維布帛から、実施例1と同様の転写
捺染して難燃性転写捺染布帛を得た。得られた難燃性転
写捺染布帛の評価結果を表1および表2に示す。
【0043】<実施例5>2枚の乾熱転写紙の転写パタ
ーンがそれぞれ異なっていたこと以外は、実施例1と同
様にして難燃性転写捺染布帛を得た。得られた難燃性転
写捺染布帛の評価結果を表1および表2に示す。
【0044】<実施例6>リン含有臭素系難燃剤TC−
100の代わりにヘキサブロモシクロドデカンを主成分
とする臭素系難燃剤ホスコンMK−10B(明成化学工
業(株)製)を用いたこと以外は、実施例3と同様にし
て難燃性転写捺染布帛を得た。得られた難燃性転写捺染
布帛の評価結果を表1および表2に示す。
【0045】<実施例7>リン含有臭素系難燃剤TC−
100の代わりにヘキサブロモシクロドデカンを主成分
とする臭素系難燃剤ホスコンMK−10B(明成化学工
業(株)製)を用い、得られた難燃性ポリエステル繊維
布帛のリン含量を0.3重量%としたこと以外は、実施
例3と同様にして難燃性転写捺染布帛を得た。得られた
難燃性転写捺染布帛の評価結果を表1および表2に示
す。
【0046】<比較例1>リン含有臭素系難燃剤TC−
100を使用しなかったこと以外は、実施例3と同様に
して難燃性転写捺染布帛を得た。得られた難燃性転写捺
染布帛の評価結果を表1および表2に示す。
【0047】<比較例2>転写捺染における加熱を17
0℃にて40秒間行ったこと以外は実施例1と同様にし
て難燃性転写捺染布帛を得た。得られた難燃性転写捺染
布帛の評価結果を表1および表2に示す。
【0048】<比較例3>転写捺染における加熱を22
0℃にて60秒間行ったこと以外は実施例1と同様にし
て難燃性転写捺染布帛を得た。得られた難燃性転写捺染
布帛の評価結果を表1および表2に示す。
【0049】<比較例4>GHMを共重合成分として含
むポリエチレンテレフタレート系ポリエステル(0.1
重量%のリンを含有する)でなる難燃性ポリエステル繊
維を用いたこと以外は、実施例1と同様にして難燃性転
写捺染布帛を得た。得られた難燃性転写捺染布帛の評価
結果を表1および表2に示す。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】表1に示されるように、実施例1〜7で得
られた難燃性転写捺染布帛は、未洗濯時、ならびに洗濯
およびドライクリーニング後の炭化面積が小さく、残炎
時間および残じん時間が短く、そして接炎回数が多かっ
た。つまり実施例1〜7で得られた難燃性転写捺染布帛
は、難燃性および耐洗濯性に優れていた。表2に示され
るように、一方の転写捺染面と他方の転写捺染面に同一
の転写パターンを有する実施例1〜4、6、および7の
難燃性転写捺染布帛の場合、難燃性転写捺染布帛の表裏
の色差が小さく、かつ同色性に優れていた。さらに、実
施例1〜7で得られた難燃性転写捺染布帛は、染料の発
色性に優れ、カーボンアーク灯光、洗濯、およびドライ
クリーニングに対する染色堅牢度も高かった。さらに、
転写捺染後の風合いの変化がなく、難燃性ポリエステル
布帛の風合いを保持し得るものであった。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、両面が独立した転写捺
染面を備える難燃性転写捺染布帛を簡便に製造する方法
を提供し得る。特に、これらの転写捺染面が同一の転写
パターンを具備する場合、該転写捺染面の一方の面と他
方の面との色差が小さい難燃性転写捺染布帛を提供し得
る。
【0054】本発明により得られる難燃性転写捺染布帛
は、ファッション性に富み、例えば、間仕切り用カーテ
ン、シャワーカーテン、およびメディカルカーテンなど
のカーテン類ならびに両面に転写捺染を必要とする室内
装飾品、例えば、テーブルクロスに用いるのに有用であ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D06P 3/52 D06P 3/52 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面に転写捺染面を有する難燃性転写捺
    染布帛の製造方法であって、難燃性ポリエステル繊維布
    帛を乾熱転写紙で挟持してなる転写前積層体の少なくと
    も片面を加熱して両面転写する工程を包含する、製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記難燃性ポリエステル繊維布帛を構成
    するポリエステル繊維が、リン含有エステル形成性成分
    を共重合成分として含有する難燃性ポリエステル繊維で
    あり、該ポリエステル繊維のリン含有量が0.3重量%
    以上1.0重量%以下である、請求項1に記載の難燃性
    転写捺染布帛の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記難燃性ポリエステル繊維布帛が、リ
    ンまたはハロゲン含有難燃剤を担持するポリエステル繊
    維布帛である、請求項1または2に記載の難燃性転写捺
    染布帛の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の方法
    により得られる、難燃性転写捺染布帛。
  5. 【請求項5】 前記転写捺染面の一方の面と他方の面と
    が同一の転写パターンを具備する場合、前記転写捺染面
    の一方の面と他方の面とのJIS標準色票における10
    BG V5/C8色の色差ΔE*が15以下である、請
    求項4に記載の難燃性転写捺染布帛。
  6. 【請求項6】 前記転写捺染面の一方の面と他方の面と
    が、それぞれ独立して転写パターンを有する、請求項4
    に記載の難燃性転写捺染布帛。
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