JPH0549B2 - - Google Patents

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JPH0549B2
JPH0549B2 JP60069225A JP6922585A JPH0549B2 JP H0549 B2 JPH0549 B2 JP H0549B2 JP 60069225 A JP60069225 A JP 60069225A JP 6922585 A JP6922585 A JP 6922585A JP H0549 B2 JPH0549 B2 JP H0549B2
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JP
Japan
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flame retardant
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JP60069225A
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JPS61228817A (ja
Inventor
Masatoshi Kadowaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は耐久性の高い防炎性暗幕に関する。 〈従来技術〉 一般に防炎性暗幕を製造するにはポリエステル
ポリマーにカーボン微粉末を配合したのち紡糸し
て得られる糸(原着糸)を経糸または緯糸として
製織し、得られた布帛に防炎加工処理を施す方法
が主として用いられてきた。 しかしながらこの方法で得られる暗幕の防炎耐
久性は、高いとは言えない。それは繊維中に含有
されているカーボン微粉末が防炎性を疎害するこ
とによる。そこで黒色に糸染めしたポリエステル
糸を経糸または緯糸として用いる方法が知られて
いるが、製織した布帛に防炎加工を施す際、黒色
染料が昇華して淡色化したり、色泣きが発生した
りするなどの欠点がある。他の方法として黒色顔
料を配合した樹脂をコーテイングする方法が知ら
れているが、薄く均一に塗布することが困難であ
ること、裏面への浸透が起るため使用できる布帛
が限定されること、風合が粗硬となることなどの
欠点がある。また他の方法として黒色染料を捺染
した布帛に防炎加工処理を施す方法もあるが、こ
の場合も防炎加工処理を施す際、黒色染料が昇華
して淡色化したり、色泣きが起るなどの欠点があ
る。 〈発明の目的〉 本発明はかかる従来法の欠点を解消し、耐久性
の高い防炎性暗幕の製造方法を提供せんとするも
のである。 〈発明の構成〉 すなわち本発明は「ポリエステル布帛に防炎加
工処理を施したのち、1.0〜4.0g/m2の黒色染料
を温度205〜230℃処理時間5〜30秒間で転写捺染
することを特徴とする暗幕の製造方法」である。 ここにポリエステル布帛とはポリエチレンテレ
フタート、またはポリブチレンテレフタレートな
どのポリエステルを主たる構成成分とする布帛で
あつて織物、編み物、不織布、複合布などであ
る。 防炎加工処理は従来公知の方法を用いてよい
が、特に常温で固体であつて1μ未満の平均粒径
を有するハロゲン化シクロアルカン化合物を含む
組成物で防炎処理する方法が好ましい。 防炎加工処理を施したのち黒色染料による転写
捺染を行う。転写捺染を行う場合の通常の条件
は、染料量が0.8g/m2以下、転写捺染温度200℃
前後転写捺染時間30秒前後であるが、かかる条件
では、遮光性、高い摩擦堅牢度、耐久防炎性を兼
備した暗幕を得ることはできない。本発明は従来
より高温、短時間で高濃度の黒色染料を転写捺染
することにより遮光性、高い摩擦堅牢度、耐久性
の高い防炎性を兼備した暗幕を得るものである。
本発明における黒色染料量は1.0〜4.0g/m2の範
囲である。1.0g/m2未満では暗幕として必要な
充分な深色性を得ることができない。4.0g/m2
を越えると防炎性能および摩擦堅牢度が低下す
る。転写捺染温度は205〜230℃の範囲である。好
ましくは210〜220℃である。205℃未満では染料
が充分に布帛に移行しないため得られた暗幕の遮
光性が低い。230℃を越えるとポリエステル布帛
本来の特性(機械的強度、剛性等)がそこなわれ
るので好ましくない。転写捺染処理時間は5〜30
秒間の範囲である。5秒間未満では布帛に移行し
た染料が布帛に充分に固着しないため摩擦堅牢度
が低下する。 30秒間を越えると布帛が粗硬となり、ドレープ
性のある暗幕を得ることができない。 〈発明の効果〉 本発明は以下のごとき効果を有する。 (1) 黒色染色性とともに高い摩擦堅牢度、耐久防
炎性を兼備したポリエステル製暗幕を得ること
ができる。 (2) 転写捺染処理を行う前に防炎加工処理を行う
ので脱色、褪色、淡色化を生じない。 (3) 深色性の高い黒色暗幕となる。 〈実施例〉 以下に実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお実施例における防炎剤付着率などは以下
の方法に従つて算出した。なお実施例における%
または部はそれぞれ重量%または重量部を示す。 (1) 防炎剤付着率 繊維重量に対する防炎剤重量の比率(重量%)
で算出した。 防炎剤付着率=防炎剤重量/繊維重量×100(%) (2) 防炎剤付着堅牢度 ドライクリーニング前後の防炎剤付着量比(重
量%)で算出した。 防炎剤付着堅牢度=ドライクリーニン
グ後の防炎剤付着量/ドライクリーニング前の防炎剤付
着量×100(%) (3) 防炎性 消防法の防炎試験法に従つた。水洗濯を5回繰
返した後、(水の硬度は塩化カルシウムで調整)、
またはドライクリーニングを5回繰返した後、コ
イル法及び45°ミクリバーナー法で防炎性を評価
した。水洗濯後およびドライクリーニング後の防
炎性がいずれも合格したものを○、いずれかが不
合格となつたものを×とした。判定基準は、コイ
ル法の接炎回数が3回以上を合格、2回以下を不
合格、また45°ミクロバーナー法で3秒間加熱し
た後の残点時間が3秒以下で炭化面積が30cm2以下
を合格と判定した。 (4) 織物上の染料量 転写紙上の染量が転写によつて織物上に転移し
た量であり、織物1m2に対する染料量(g)で表
した。 (5) 遮光度 暗箱の1面に試料布帛を貼り付け、該布帛の表
面照度が10000ルツクスとなるように光を照射し、
暗箱内の布帛裏面の照度(レツクス)を測定し、
この照度値で表した。 (6) 摩擦堅牢度 日色の綿布に200gの荷重をかけた状態で試料
上を100回摩擦したのち、白色綿布の活染度を5
級に区分して肉眼判定し、3級以上を合格とし
た。 (7) 暗幕性 (5)の方法によつて測定した遮光度が15ルツクス
以下を暗幕性有りと判定した。 実施例 1 ポリエチレンテレフタレート繊維からなる30番
手双糸の紡績糸を経糸、同じくポリエチレンテレ
フタレート繊維からなる10番手単糸の紡績糸を緯
糸とし、経方向115本/インチ緯方向40本/イン
チの織密度で綾織物を織成した。一方防炎剤とし
て平均粒子径0.2μのヘキサブロモシクロドデカン
(以下HBCDと略す)45部、保護コロイドとして
平均分子量400000のカルボキシメチルセルロース
0.5部および水54.5部をボールミルで6時間粉砕
混合してHBCDの水分散液(有効成分45重量%
回転B型粘度計で測定した粘度45000センチポイ
ズ)を調整した。次に浴比1:20で、染料として
Lesokine Red FB(バイエル(株)製)4%owf,
Lesoline Blue FBL(バイエル(株)製)0.6%owf,
Palanil Yellow 3G(B.A.S.F(株)製)1.6%owf,
防炎処理剤として上記HBCDの水分散液10%owf
を用い、処理温度130℃、処理時間45分間の条件
でサーキュラー染色機による吸尽処理を上記綾織
物に施した。得られた処理布帛を脱水し、スコア
ロール400(花王アトラス(株)製)2g/の水溶液
を用い110℃で20分間ソーピングし、これを120℃
で10分間乾燥したのち190℃で45秒間の熱処理を
行つた。得られた防炎性染色布帛(A)に対し転写捺
染機により下記の条件で転写捺染を行つた。 黒色転写終(黒色染料2.8g/m2) 転写捺染温度210℃転写時間15秒間得られた暗
幕の性能等を第1表に示した。 実施例 2 ポリエチレンテレフタレート繊維からなる150
デニール48フイラメントのウーリー加工糸を経
糸、同じくポリエチレンテレフタレート繊維から
なる300デニール96フイラメントのウーリー加工
糸を緯糸とし、経方向130本/インチ経方向80
本/インチの織密度で朱子織物を織成した。この
織物を実施例1で用いたHBCDの水分散液25部
と水75部とからなる防炎剤浴に浸漬したのちマン
グルでピツクアツプ率40%に絞り、ついで100℃
で10分間乾燥し、続いて195℃で45秒間熱処理し
た。得られた処理布帛をスコアロール400(花王ア
トラス(株)製)2g/の水溶液を用い80℃で20分
間ソーピングしたのち乾燥した。得られた防炎布
帛(B)に対し転写捺染機により下記の条件で転写捺
染を行つた。 黒色転写紙(黒色染料2.9g/m2) 転写捺染温度220℃転写時間10秒間得られた暗
幕の性能等を第1表に示した。 比較例1〜2 実施例1で得られた防炎性染色布帛に黒色染料
0.6g/m2の転写紙を用い、転写捺染温度200℃転
写時間30秒間で転写捺染を行つた(比較例1)。 また実施例2で得られた防炎布帛(B)に黒色染料
6/1g.m2の転写紙を用い、転写捺染温度200
℃転写時間30秒間で転写捺染を行つた(比較例
2)。 得られたそれぞれの暗幕の性能等を第1表に示
した。 【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリエステル布帛に防炎加工処理を施したの
    ち1.0〜4.0g/m2の黒色染料を温度205〜230℃処
    理時間5〜30秒間で転写捺染することを特徴とす
    る暗幕の製造方法。
JP60069225A 1985-04-03 1985-04-03 暗幕の製造方法 Granted JPS61228817A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60069225A JPS61228817A (ja) 1985-04-03 1985-04-03 暗幕の製造方法

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JPS61228817A JPS61228817A (ja) 1986-10-13
JPH0549B2 true JPH0549B2 (ja) 1993-01-05

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JPH0211196U (ja) * 1988-06-30 1990-01-24
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JPS4836496A (ja) * 1971-09-13 1973-05-29

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