JPH1011993A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH1011993A
JPH1011993A JP8167783A JP16778396A JPH1011993A JP H1011993 A JPH1011993 A JP H1011993A JP 8167783 A JP8167783 A JP 8167783A JP 16778396 A JP16778396 A JP 16778396A JP H1011993 A JPH1011993 A JP H1011993A
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JP
Japan
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memory cell
bit line
column
potential
transistor
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JP8167783A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Kokubo
信幸 小久保
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH1011993A publication Critical patent/JPH1011993A/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/70Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring
    • G11C29/78Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring using programmable devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタンバイモードにおいて消費電流を低減す
ることである。 【解決手段】 冗長メモリセル列17によって置換され
る不良列に対応するNMOSトランジスタ51,52
が、スタンバイモードにおいてオフにされる。したがっ
て、スタンバイモードにおいて、電源電位Vccを供給
する電源から、NMOSトランジスタ51,52、ビッ
ト線BL,/BLおよびビット線BL,/BLとワード
線WLとの短絡部分を介して、接地電位であるワード線
WLに流れ込む電流を削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冗長回路を備え
た半導体記憶装置に関し、特に、スタンバイモードにお
いて、冗長回路により置換された不良メモリセルを流れ
る不要な電流を減少させることができる半導体記憶装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図22は、従来の半導体記憶装置として
のスタティック・ランダム・アクセス・メモリ(以下、
「SRAM」という)の全体構成を示す概略ブロック図
である。
【0003】図22を参照して、従来のSRAMは、行
アドレス入力端子群3、行アドレスバッファ5、行アド
レスデコーダ7、列アドレス入力端子群9、列アドレス
バッファ11、列アドレスデコーダ群13、メモリセル
アレイ15、冗長メモリセル列17、マルチプレクサ1
9、センスアンプ21、出力データバッファ23、デー
タ出力端子25、データ入力端子27、入力データバッ
ファ29、書込データバッファ31、/CAS入力端子
33、RWC入力端子35、読出/書込制御回路37、
ビット線負荷群201、冗長列プログラム回路41、ブ
ロックアドレス入力端子群43、ブロックアドレスバッ
ファ45およびブロックセレクタ回路47を備える。
【0004】図23は、図22の従来のSRAMにおい
て、メモリセルアレイ15およびその周辺部を示す概略
ブロック図である。なお、図22と同様の部分について
は同一の参照符号を付しその説明を適宜省略する。
【0005】図23を参照して、メモリセルアレイ15
は、ビット線対BL,/BLとワード線WLとの交差部
に配置されるメモリセル55a〜dを含む。冗長メモリ
セル列17は、ビット線BL,/BLとワード線WLと
の交差部に配置される冗長メモリセル64a,bを含
む。ビット線負荷群201は、メモリセルアレイ15の
ビット線BLに対応して設けられるNMOSトランジス
タ203、メモリセルアレイ15のビット線/BLに対
応して設けられるNMOSトランジスタ205、冗長メ
モリセル17のビット線BLに対応して設けられるNM
OSトランジスタ53および冗長メモリセル列17のビ
ット線/BLに対応して設けられるNMOSトランジス
タ54を含む。
【0006】マルチプレクサ19は、メモリセルアレイ
15のビット線BLに対応して設けられるNMOSトラ
ンジスタ57、メモリセルアレイ15のビット線/BL
に対応して設けられるNMOSトランジスタ58、冗長
メモリセル列17のビット線BLに対応して設けられる
NMOSトランジスタ56および冗長メモリセル列17
のビット線/BLに対応して設けられるNMOSトラン
ジスタ60を含む。列デコーダ62はヒューズ70を介
して、NMOSトランジスタ57,58のゲートに接続
される。NMOSトランジスタ57,58のゲートは、
抵抗素子68を介して接地電位を有するノードに接続さ
れる。ここで、図22の列デコーダ群13は、各メモリ
セルアレイ15に対応して設けられる複数の列デコーダ
を含んでいるが、これが列デコーダ62である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図22および図23を
参照して、ビット線BL,/BLとワード線WLが製造
時の不具合のため短絡された場合、そのビット線とワー
ド線に接続されるメモリセルは不良となる。このような
メモリセルに対応する列を不良列と呼ぶ。また、メモリ
セル内部の短絡部分を介して、ビット線BL,/BLと
ワード線WLとが導通する場合もある。このような不良
メモリセルに対応する列も不良列である。冗長回路(冗
長メモリセル列17、冗長列プログラム回路41、ヒュ
ーズ70および抵抗素子68からなる回路)を備えたS
RAMでは、不良となった複数のメモリセルは予め設け
られた複数の冗長メモリセル64a,bに置換されるた
め、動作不良とはならない。さて、スタンバイモードで
は、すべてのメモリセル55a〜dが非選択状態であ
り、ワード線の電位が接地電位である。このため、ビッ
ト線のVcc配線(電源電位を有するノード)から、N
MOSトランジスタ(ビット線負荷トランジスタ)20
3,205を介し、常に一定の電流が不良メモリセルの
短絡部分を通り、接地電位であるワード線に流れ込む。
すなわち、スタンバイモードにおいて不必要な電流が流
れるという問題が生じる。SRAMのアクティブモード
では、動作電流が多く流れるため、このようなことは問
題とならないが、スタンバイモードでは本来、メモリセ
ル55a〜dの負荷素子(図示せず)を流れる微小電流
以外は流れないようになっているため、大きな問題とな
る。
【0008】この発明は以上のような問題点を解決する
ためになされたもので、冗長回路により不良メモリセル
を置換した場合、スタンバイモードで流れる不要な電流
を減少させることができる半導体記憶装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の半導
体記憶装置は、チップセレクト信号により選択された状
態であるアクティブモードと、チップセレクト信号によ
り非選択にされた状態であるスタンバイモードとを有す
る。この半導体記憶装置は、複数のメモリセルと、複数
のビット線対と、複数のワード線と、複数の負荷手段
と、負荷制御手段と、冗長メモリセルとを備える。複数
のメモリセルは、行および列のマトリクス状に配列され
る。ビット線対は、各列に対応して配置される。また、
ビット線対には、対応の列のメモリセルが接続される。
ワード線は、各行に対応して配置される。また、ワード
線には、対応の行のメモリセルが接続される。負荷手段
は、各ビット線対の各ビット線と、第1の電位を有する
ノードとの間に設けられる。また、負荷手段は、第1の
インピーダンスを有するときに、対応するビット線の電
位を所定電位に設定する。負荷制御手段は、負荷手段の
インピーダンスを、アクティブモードのときに、第1の
インピーダンスに設定し、スタンバイモードのときに、
第1のインピーダンスより大きい第2のインピーダンス
に設定する。冗長メモリセルは、不良が存在する列に対
応するメモリセルを置換えるためのものである。この半
導体記憶装置は、不良が存在する列を選択する列アドレ
スが入力された場合に、その列に対応するメモリセル
を、冗長メモリセルに置換える手段をさらに備える。こ
の半導体記憶装置は、スタンバイモードでは、すべての
ワード線が、非選択状態になっている。
【0010】本発明の請求項2の半導体記憶装置は、請
求項1に記載のものであって、各負荷手段は、トランジ
スタである。負荷制御手段は、アクティブモードでは、
各トランジスタをオンにし、スタンバイモードでは、各
トランジスタをオフにする。
【0011】本発明の請求項3の半導体記憶装置は、請
求項1に記載のものであって、各ビット線と、第2の電
位を有するノードとの間に設けられる複数の高抵抗手段
をさらに備える。
【0012】本発明の請求項4の半導体記憶装置は、請
求項1に記載のものであって、各負荷手段は、第1導電
型のトランジスタと、第2導電型のトランジスタとを含
む。第1導電型のトランジスタは、第1の電位を有する
ノードと、対応する中間ノードとの間に設けられる。第
2導電型のトランジスタは、対応する中間ノードと、対
応するビット線との間に設けられる。負荷制御手段は、
アクティブモードでは、各第1導電型のトランジスタを
オンにし、スタンバイモードでは、各第1導電型のトラ
ンジスタをオフにする。各第1導電型のトランジスタ
は、オンになったとき、対応する中間ノードへ第1の電
位を供給し、この供給された第1の電位に基づき、各第
2導電型のトランジスタは、対応するビット線を所定電
位に設定する。
【0013】本発明の請求項5の半導体記憶装置は、請
求項4に記載のものであって、各中間ノードと、第2の
電位を有するノードとの間に設けられる複数の高抵抗手
段をさらに備える。
【0014】本発明の請求項6の半導体記憶装置は、請
求項1に記載のものであって、選択制御手段をさらに備
える。選択制御手段は、スタンバイモードからアクティ
ブモードになったときに、各ビット線の電位が所定電位
の近傍に達するまで、いずれのワード線も選択状態にで
きないようにする。
【0015】本発明の請求項7半導体記憶装置は、複数
のメモリセルと、複数のビット線対と、複数の負荷手段
と、冗長メモリセルと、負荷制御手段とを備える。複数
のメモリセルは、行および列のマトリクス状に配列され
る。ビット線対は、各列に対応して配置される。ビット
線対には対応の列のメモリセルが接続される。負荷手段
は、各ビット線対の各ビット線と、第1の電位を有する
ノードとの間に設けられ、対応するビット線の電位を所
定電位に設定する。冗長メモリセルは、不良が存在する
列に対応するメモリセルを置換えるためのものである。
負荷制御手段は、冗長メモリセルに置換えられるメモリ
セルに接続されるビット線に対応する負荷手段のインピ
ーダンスを、他のビット線に対応する負荷手段のインピ
ーダンスより大きく設定する。
【0016】本発明の請求項8の半導体記憶装置は、請
求項7に記載のものであって、各負荷手段は、トランジ
スタである。負荷制御手段は、冗長メモリセルに置換え
られるメモリセルに接続されるビット線に対応するトラ
ンジスタをオフにし、他のビット線に対応するトランジ
スタをオンにする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明による半導体記憶装
置としてのSRAMについて図面を参照しながら説明す
る。
【0018】(実施の形態1)図1は、中央処理装置
(以下、「CPU」という)および本発明の実施の形態
1によるSRAMを示す概略ブロック図である。図1を
参照して、SRAM2には、CPU1から、チップセレ
クト信号/CS、読出/書込制御信号RWCおよびアド
レス信号A0 〜An-1 が与えられる。SRAM2は、外
部から与えられたデータDiを記憶することができると
ともに、記憶されたデータDoを外部に出力できる。こ
こで、「H」レベルのチップセレクト信号/CSが与え
られたときは、SRAM2はスタンバイモードになり、
「L」レベルのチップセレクト信号/CSが与えられた
ときは、SRAM2はアクティブモードになる。すなわ
ち、チップセレクト信号/CSにより選択された状態が
アクティブモードであり、非選択にされた状態がスタン
バイモードである。
【0019】図2は、図1のSRAM2を示す概略ブロ
ック図である。なお、図1と同様のものについては同一
の参照符号を付し、その説明を適宜省略する。また、図
22と同様の部分については同一の参照符号を付してい
る。図2を参照して、本発明の実施の形態1によるSR
AM2は、行アドレス入力端子群3、行アドレスバッフ
ァ5、行アドレスデコーダ7、列アドレス入力端子群
9、列アドレスバッファ11、列アドレスデコーダ群1
3、メモリセルアレイ15、冗長メモリセル列17、マ
ルチプレクサ19、センスアンプ21、出力データバッ
ファ23、データ出力端子25、データ入力端子27、
入力データバッファ29、書込データバッファ31、/
CS入力端子33、RWC入力端子35、読出/書込制
御回路37、ビット線負荷群39、冗長列プログラム回
路41、ブロックアドレス入力端子群43、ブロックア
ドレスバッファ45、ブロックセレクタ回路47および
負荷制御回路49を備える。
【0020】図1および図2を参照して、行アドレス入
力端子群3には、アドレス信号A0〜An-1 のうち、行
アドレス信号が与えられる。行アドレスバッファ5は、
行アドレス信号を増幅または反転するためのものであ
る。行アドレスデコーダ7は、行アドレス入力端子群3
に与えられた行アドレス信号を復号化するためのもので
ある。列アドレス入力端子群9には、アドレス信号A0
〜An-1 のうち列アドレス信号が与えられる。列アドレ
スバッファ11は、列アドレス信号を増幅または反転す
るためのものである。列アドレスデコーダ群13は、各
メモリセルアレイ15に対応して設けられる複数の列ア
ドレスデコーダ(図示せず)を含む。この列アドレスデ
コーダは、列アドレス入力端子群9に与えられた列アド
レス信号を復号化するためのものである。メモリセルア
レイ15には、情報を記憶するメモリセル(図示せず)
がマトリクス状に配列されている。センスアンプ21
は、小振幅の読出電圧を感知・増幅するためのものであ
る。出力データバッファ23は、センスアンプ21の出
力をさらにSRAM2の外部に取出すレベルまで増幅す
るためのものである。データ出力端子25からは、読出
データDoが出力される。データ入力端子27からは、
書込データDiが入力される。入力データバッファ29
は、データ入力端子27に与えられた信号(書込データ
Di)を増幅するためのものである。書込データバッフ
ァ31は、入力データバッファ29で増幅されたデータ
Diをメモリセルに書込むためのデータに変換するため
のものである。
【0021】/CS入力端子には、CPU1からのチッ
プセレクト信号/CSが与えられる。RWC入力端子3
5には、CPU1から読出/書込制御信号RWCが与え
られる。読出/書込制御回路37は、チップ選択/非選
択およびデータ読出モード/データ書込モードに応じて
センスアンプ21、出力データバッファ23および書込
データバッファ31などを制御するためのものである。
ビット線負荷群39は、メモリセルアレイ15および冗
長メモリセル列17のビット線(図示せず)を所定電位
に設定するためのものである。すなわち、ビット線負荷
群39は、ビット線をプリチャージする。ブロックアド
レス入力端子群43には、CPU1からのアドレス信号
0 〜An-1 のうち、ブロックアドレス信号が与えられ
る。ブロックアドレスバッファ45は、ブロックアドレ
ス信号を増幅または反転するためのものである。ブロッ
クセレクタ回路47は、ブロックアドレス信号に従っ
て、ブロックを選択する。ここで、負荷制御回路49、
ビット線負荷群39、メモリセルアレイ15、冗長メモ
リセル列17、行アドレスデコーダ7、マルチプレクサ
19、センスアンプ21、書込データバッファ31、冗
長列プログラム回路41および列デコーダ(列デコーダ
群13に含まれる)は、1つのブロックを構成する。な
お、負荷制御回路49、ビット線負荷群39、メモリセ
ルアレイ15、冗長セル列17、マルチプレクサ19お
よび冗長列プログラム回路41については、以下に詳し
く説明する。
【0022】図3は、図2のSRAM2において、メモ
リセルアレイ15およびその周辺部を示す概略ブロック
図である。なお、図2と同様の部分については同一の参
照符号を付しその説明を適宜省略する。また、図23と
同様の部分については同一の参照符号を付している。図
3を参照して、メモリセルアレイ15は、ビット線B
L,/BLとワード線WLとの交差部に配置されたメモ
リセル55a〜dを含む。冗長メモリセル列17は、ビ
ット線BL,/BLとワード線WLとの交差部に配置さ
れた冗長メモリセル64a,bを含む。ここで、図3に
おいては、説明の簡単のため、2行2列の構成のメモリ
セルアレイを示しているが、これより多い複数の行およ
び複数の列の構成のメモリセルアレイであってもよい。
この場合には、1本のビット線対BL,/BLに接続さ
れるメモリセルの数に応じて、冗長メモリセルの数も多
くなる。
【0023】ビット線負荷群39は、メモリセルアレイ
15のビット線BLと電源電位Vccを有するノードと
の間に設けられるNMOSトランジスタ51、メモリセ
ルアレイ15のビット線/BLと電源電位Vccを有す
るノードとの間に設けられるNMOSトランジスタ5
2、冗長メモリセル列17のビット線BLと電源電位V
ccを有するノードとの間に設けられるNMOSトラン
ジスタ53および冗長メモリセル列17のビット線/B
Lと電源電位Vccを有するノードとの間に設けられる
NMOSトランジスタ54を含む。NMOSトランジス
タ51,52のゲートには、負荷制御回路49から負荷
制御信号CSAが与えられる。この負荷制御信号CSA
は、チップセレクト信号/CSに基づいている。
【0024】マルチプレクサ19は、メモリセルアレイ
15のビット線BLと入出力線IOとの間に設けられる
NMOSトランジスタ57、メモリセルアレイ15のビ
ット線/BLと入出力線/IOとの間に設けられるNM
OSトランジスタ58、冗長メモリセル列17のビット
線BLと入出力線I/Oとの間に設けられるNMOSト
ランジスタ56および冗長メモリセル列17のビット線
/BLと入出力線/IOとの間に設けられるNMOSト
ランジスタ60を含む。列アドレスデコーダ62は、ヒ
ューズ70を介してNMOSトランジスタ57,58の
ゲートに接続される。また、NMOSトランジスタ5
7,58のゲートは、抵抗素子68を介して接地電位を
有するノードに接続される。NMOSトランジスタ5
6,60のゲートには、冗長列プログラム回路41から
信号Pが与えられる。行アドレスデコーダ7は、ワード
線WLと接続される。センスアンプ21には、入出力線
対IO,/IOが接続され、センスアンプ21は、入出
力線対IO,/IOの電位差を感知・増幅する。センス
アンプ21の出力ノードは、出力データバッファ23の
入力ノードに接続される。出力データバッファ23は、
センスアンプ21の出力を増幅し、データ出力端子25
からデータDoとして出力する。入力データバッファ2
9の入力ノードは、データ入力端子27に接続され、入
力データバッファ29の出力ノードは書込データバッフ
ァ31の入力ノードに接続される。書込データバッファ
31の出力ノードは入出力線対IO,/IOに接続され
る。なお、列アドレスデコーダ62は、列アドレスデコ
ーダ群13に含まれるものである。
【0025】図4は、図3のメモリセル55a〜dの一
例である高抵抗負荷型メモリセルの詳細を示す回路図で
ある。図4を参照して、高抵抗負荷型メモリセルは、抵
抗素子59,66、アクセストランジスタ63,84お
よびドライバトランジスタ61,82を含む。抵抗素子
59は、電源電位Vccを有するノードと記憶ノードN
1との間に接続される。抵抗素子66は、電源電位Vc
cを有するノードと記憶ノードN2との間に接続され
る。ドライバトランジスタ61は、記憶ノードN1と接
地電位を有するノードとの間に接続される。ドライバト
ランジスタ61のゲートは記憶ノードN2に接続され
る。ドライバトランジスタ82は、記憶ノードN2と接
地電位を有するノードとの間に接続される。ドライバト
ランジスタ82のゲートは記憶ノードN1に接続され
る。アクセストランジスタ63は、ビット線BLと記憶
ノードN1との間に接続される。アクセストランジスタ
63のゲートはワード線WLに接続される。アクセスト
ランジスタ84はビット線/BLと記憶ノードN2との
間に接続される。アクセストランジスタ84のゲートは
ワード線WLに接続される。ここで、抵抗素子59,6
6は高抵抗となっている。また、ドライバトランジスタ
61,82およびアクセストランジスタ63,84はN
MOSトランジスタである。なお、図3の冗長メモリセ
ル64a,bとして、図4の高抵抗負荷型メモリセルを
用いることができる。
【0026】図5は、図3のメモリセル55a〜dの他
の一例であるCMOS型メモリセルの詳細を示す回路図
である。なお、図4と同様の部分については同一の参照
符号を付しその説明を適宜省略する。図5を参照して、
CMOS型メモリセルは、PMOSトランジスタ65,
86、ドライバトランジスタ61,82およびアクセス
トランジスタ63,84を含む。PMOSトランジスタ
65は、電源電位Vccを有するノードと記憶ノードN
1との間に接続される。PMOSトランジスタ65のゲ
ートは記憶ノードN2に接続される。PMOSトランジ
スタ86は、電源電位Vccを有するノードと記憶ノー
ドN2との間に接続される。PMOSトランジスタ86
のゲートは記憶ノードN1に接続される。なお、図3の
冗長メモリセル64a,bとして、図5のCMOS型メ
モリセルを用いることができる。
【0027】アクティブモード時のSRAMの動作につ
いて簡単に説明する。ここで、アクティブモードは、チ
ップセレクト信号/CSにより選択された状態である。
図3を参照して、アクティブモードでは、負荷制御信号
CSAは「H」レベルとなっている。したがって、NM
OSトランジスタ51,52はオンになっている。この
ため、メモリセルアレイ15のビット線BL,/BLの
電位は、NMOSトランジスタ51,52,53,54
のしきい値電圧をVthとすると、Vcc−Vthとな
る。また、冗長メモリセル列17のビット線BL,/B
Lの電位も、Vcc−Vthとなっている。なお、説明
の便宜のため、冗長メモリセル列17が用いられない場
合であって、ヒューズ70が切断されていない場合を考
える。行アドレスデコーダ7は、行アドレス信号に従っ
て、1本のワード線WLを選択し、その選択したワード
線WLを「H」レベルにする。列アドレスデコーダ62
は、列アドレス信号に従って、1つの列を選択し、選択
した列に対応するNMOSトランジスタ57,58のゲ
ートに「H」レベルの信号を与える。
【0028】図6は、実施の形態1によるSRAMの動
作タイミングを示す図である。図1〜図3を参照して、
図6は、時刻t0付近においてCPU1からSRAM2
に与えられるアドレス信号Ai(A0 〜An-1 )、時刻
t1付近におけるアドレスバッファ5,11,45から
の出力AB、時刻t2付近におけるワード線WLの電位
WL、時刻t3付近における入出力線IO,/IOの電
位I/O、時刻t4付近におけるセンスアンプ21から
の出力SAおよび時刻t5付近において外部に出力され
るデータDoを示している。なお、図6は、読出動作の
場合のタイミングを示している。
【0029】図2および図3を参照して、たとえば、メ
モリセル55aを選択する場合には、行アドレス入力端
子群3から選択したいメモリセル55aが位置する行に
対応した行アドレス信号が入力される。そして、行アド
レスデコーダ7は、選択したいメモリセル55aが接続
されたワード線WLを選択レベル(たとえば、「H」レ
ベル)にし、他のワード線WLを非選択レベル(たとえ
ば、「L」レベル)にする。このようにして、選択した
いメモリセル55aに対応する行が選択される。列の選
択について説明する。列アドレス入力端子群9から、選
択したいメモリセル55aが接続されたビット線対BL
/BLが位置する列に対応した列アドレス信号が入力さ
れる。そして、列アドレスデコーダ62は、選択したい
メモリセル55aが接続されたビット線対BL,/BL
に対応するNMOSトランジスタ57,58のゲートに
「H」レベルの信号を与える。これによって、選択した
いメモリセル55aが接続されるビット線対BL,/B
Lに対応するNMOSトランジスタ57,58だけがオ
ンになり、選択したいメモリセル55aが接続されるビ
ット線対BL,/BLと入出力線対IO,/IOとが接
続される。他のビット線対BL,/BLに対応するNM
OSトランジスタ57,58には、「L」レベルの信号
が与えられており、他のビット線BL,/BLに対応す
るNMOSトランジスタ57,58はオフになってい
る。このため、他のビット線対BL,/BLと入出力線
IO,/IOとは切離された状態になっている。このよ
うにして列が選択される。他のメモリセル55b〜dを
選択する場合も同様である。
【0030】図3および図4を参照して、選択されたメ
モリセル55aの読出動作について説明する。選択され
たメモリセル55aの記憶ノードN1が「H」レベルで
あり、記憶ノードN2が「L」レベルであるとする。こ
のとき、メモリセル55aの一方のドライバトランジス
タ61は非導通状態にあり、他方のドライバトランジス
タ82は導通状態にある。メモリセル55aに接続され
るワード線WLが「H」レベルで選択された状態にある
から、メモリセル55aのアクセストランジスタ63,
84はともに導通状態にある。したがって、電源電位V
ccを供給する電源→NMOSトランジスタ52→ビッ
ト線/BL→アクセストランジスタ84→ドライバトラ
ンジスタ82→接地の経路に直流電流が発生する。しか
し、もう一方の経路、すなわち、電源電位Vccを供給
する電源→NMOSトランジスタ51→ビット線BL→
アクセストランジスタ63→ドライバトランジスタ61
→接地の経路ではドライバトランジスタ61が非導通状
態であるので直流電流は流れない。
【0031】このとき、直流電流の流れない方のビット
線BLの電位は、NMOSトランジスタ(ビット線負荷
トランジスタ)51,52,53,54のしきい値電圧
をVthとすると、“電源電位Vcc−Vth”とな
る。また、直流電流の流れる方のビット線/BLの電位
は、“電源電位Vcc−Vth−ΔV”になる。なぜな
らば、直流電流の流れる方のビット線/BLの電位は、
ドライバトランジスタ82およびアクセストランジスタ
84の導通抵抗と、NMOSトランジスタ52の導通抵
抗とで抵抗分割されて、“電源電位Vcc−Vth”か
らΔVだけ電位が低下するからである。ここで、ΔV
は、ビット線振幅と呼ばれ、通常50mV〜500mV
程度であり、NMOSトランジスタ(ビット線負荷トラ
ンジスタ)51,52,53,54の大きさにより調整
される。このビット線振幅ΔVは、NMOSトランジス
タ(トランスファゲート)57,58を介して、入出力
線IO,/IOに現われる。入出力線IO,/IOに現
れたビット線振幅ΔVは、センスアンプ21により増幅
され、さらに、出力データバッファ25で増幅され、出
力データD0として読出される。なお、読出の場合には
入力データバッファ29は、読出/書込制御回路37
(図2)により、入出力線対IO,/IOを駆動しない
ようにしている。
【0032】次に、書込動作について説明する。ローデ
ータ(Lowデータ)を書込む側のビット線の電位を強
制的に低電位に引下げ、他方のビット線の電位を“電源
電位Vcc−Vth”のままに保つことにより書込を行
なう。たとえば、メモリセル55aの記憶ノードN1が
「H」レベルであり、記憶ノードN2が「L」レベルの
ときに、メモリセル55aに反転データを書込む場合に
ついて説明する。この場合、書込データバッファ31に
より一方の入出力線IOを「L」レベルにし、他方の入
出力線/IOを“電源電位Vcc−Vth”のままにす
る。そして、一方のビット線BLを「L」レベルにし、
他方のビット線/BLを“電源電位Vcc−Vth”の
ままにすることにより書込動作を行なう。
【0033】以上のように構成されているSRAMを含
めて、一般に、SRAMでは、スタンバイモードにおい
てすべてのワード線WLが「L」レベルであるため、ア
クティブモードで流れる動作電流は、スタンバイモード
においては、すべてのメモリセルに流れず、メモリセル
の記憶データを保つために必要なメモリセルの負荷電流
のみが流れることになる。図4の高抵抗負荷型メモリセ
ルを採用するSRAMでは、スタンバイモードにおいて
「抵抗素子59または66を流れる電流×総メモリセル
数」の電流が流れることになる。上述のように構成され
ているSRAMを含めて、一般に、SRAMでは、この
スタンバイ電流を低減させるため、抵抗値の高い(たと
えば、10T(テラ)Ω/1本)抵抗素子59,66を
用いているため、スタンバイ電流を少なくすることがで
きる。また、図5のCMOS型メモリセルを採用するS
RAMでは、スタンバイモードにおいてPMOSトラン
ジスタ65または86のカットオフ電流のみしか流れな
いため、高抵抗負荷型メモリセルを採用するSRAMよ
りスタンバイ電流をさらに少なくできる。
【0034】図7は、図3の冗長列プログラム回路41
を示す概略ブロック図である。図7を参照して、冗長列
プログラム回路は、プログラム回路PC1 〜PCk およ
びAND回路85を含む。プログラム回路PC1 〜PC
k は、アドレス信号A0 〜A n-1 のうち、対応する列ア
ドレス信号CA1 〜CAk を受ける。さらに、プログラ
ム回路PC1 〜PCk は、対応する列アドレス信号CA
1 〜CAk を反転した信号/CA1 〜/CAk を受け
る。プログラム回路PC1 〜PCk の出力信号PA1
PAk は、AND回路85の入力になる。AND回路8
5の出力ノードは、図3のNMOSトランジスタ56,
60のゲートに接続される。すなわちAND回路85の
出力信号Pは、図3のNMOSトランジスタ56,60
のゲートに与えられる。なお、プログラム回路PC1
PCk の数は、メモリセルアレイの列の数によって異な
ってくる。
【0035】図8は、図7の各プログラム回路PC1
PCk の詳細を示す回路図である。図8を参照して、プ
ログラム回路は、抵抗素子67、ヒューズ69、PMO
Sトランジスタ71,73,75、NMOSトランジス
タ79,81およびインバータ77を含む。抵抗素子6
7は、電源電位Vccを有するノードとノードNN1と
の間に接続される。ヒューズ69は、ノードNN1と接
地電位を有するノードとの間に接続される。インバータ
77は、ノードNN1とノードNN2との間に接続され
る。PMOSトランジスタ71は、電源電位Vccを有
するノードとノードNN1との間に接続される。PMO
Sトランジスタ71のゲートはノードNN2に接続され
る。PMOSトランジスタ73およびNMOSトランジ
スタ79の一方ソース/ドレインには列アドレス信号C
i が入力され、他方ソース/ドレインはノードNN3
と接続される。PMOSトランジスタ75およびNMO
Sトランジスタ81の一方ソース/ドレインには列アド
レス信号CAi を反転した信号/CAi が入力され、他
方ソース/ドレインはノードNN3と接続される。PM
OSトランジスタ73およびNMOSトランジスタ81
のゲートはノードNN1に接続される。NMOSトラン
ジスタ79およびPMOSトランジスタ75のゲートは
ノードNN2に接続される。ノードNN3が、このプロ
グラム回路の出力ノードとなっており、ここから信号P
i が出力される。なお、列アドレス信号CAi は、列
アドレス信号CA1 〜CAk のいずれかを示し、信号/
CAiは、信号/CA1 〜CAk のいずれかを示し、信
号PAi は、信号PA1 〜PA k のいずれかを示してい
る。
【0036】ここで、図3、図7および図8を参照し
て、不良メモリセルを冗長メモリセルに置換える場合の
動作について説明する。たとえば、メモリセル55a,
55cが接続されるビット線BL,/BLとワード線W
Lとが短絡して、メモリセル55a,55cが不良とな
った場合において、メモリセル55a,55cを、冗長
メモリセル64a,64bに置換える場合について説明
する。この場合、メモリセル55a,55cに対応する
ヒューズ70を切断しておく。これにより、メモリセル
55a,55cに対応するNMOSトランジスタ57,
58のゲートに与えられる電位は「L」レベルに固定さ
れる。すなわち、不良列は不活性化される。このため、
不良列を選択する列アドレス信号が入力されても不良列
のビット線BL,/BLと、入出力線IO,/IOとは
接続されない。
【0037】ここで、図3のメモリセルアレイ15に
は、2列しかないが、以下の説明では、メモリセルアレ
イ15は2列より多い複数列を有すると仮定する。ま
た、列アドレス信号CA1 〜CAk がすべて「H」レベ
ルのときメモリセル55a,55cを有する列が選択さ
れるとする。すなわち、列アドレス信号CA1 〜CAk
がすべて「H」レベルのとき、不良列を冗長メモリセル
列17で置換える。この場合、プログラム回路PC1
PCk のすべてのヒューズ69を切断せずにそのままに
しておく。こうすることで、プログラム回路PC1 〜P
k のすべてのPMOSトランジスタ73およびNMO
S79はオンになり、すべてのPMOSトランジスタ7
5およびNMOSトランジスタ81はオフになる。この
ため、「H」レベルの列アドレス信号CAi が入力され
ると、信号PAi は「H」レベルになる。したがって、
列アドレス信号CA1 〜CAk がすべて「H」レベルの
ときは、信号PA1 〜PAk もすべて「H」レベルにな
る。そして、PA1 〜PAk がすべて「H」の場合は、
信号Pが「H」レベルになる。このような「H」レベル
の信号Pにより、NMOSトランジスタ56,60がオ
ンになり、冗長メモリセル列17のビット線BL,/B
Lと、入出力線IO,/IOとが接続される。
【0038】以上のように、不良列(メモリセル55
a,55cを有する)に対応するヒューズ70は切断さ
れ、不良列のビット線BL,/BLと、入出力線IO,
/IOとは切り離される。さらに、不良列を選択する列
アドレス信号が入力されると、冗長列プログラム回路4
1は、「H」レベルの信号PをNMOSトランジスタ5
6,60に与え、冗長メモリセル列17のビット線B
L,/BLと入出力線IO,/IOとを接続する。以上
は、列アドレス信号CA1 〜CAk がすべて「H」レベ
ルのときに、冗長メモリセル列17を選択する場合につ
いて説明したが、プログラム回路PC1 〜PCk のヒュ
ーズ69の切断/非切断を調節することによって、どの
ような列アドレス信号が入力された場合に冗長メモリセ
ル列17を選択するかは、任意に設定できる。図9は、
図3の負荷制御回路49の詳細を示す回路図である。図
9を参照して、負荷制御回路は、直列に接続されたイン
バータ87,89,91,93,95を含む。またイン
バータ87には、チップセレクト信号/CSが入力され
る。インバータ95は、負荷制御信号CSAを出力す
る。図3および図9を参照して、SRAMが、スタンバ
イモードにあるときは、負荷制御回路49は、「L」レ
ベルの負荷制御信号CSAをNMOSトランジスタ5
1,52のゲートに与える。なぜなら、スタンバイモー
ドでは、チップセレクト信号/CSは、「H」レベルだ
からである。このようにすることにより、スタンバイモ
ードにおいて、NMOSトランジスタ51,52から不
良メモリセルの短絡部分を通り(NMOSトランジスタ
51,52からビット線とワード線との短絡部分を通
り)、接地電位になっているワード線に流れ込む電流を
カットすることができる。一方、SRAMがアクティブ
モードにあるときは、負荷制御回路49は、「H」レベ
ルの負荷制御信号CSAをNMOSトランジスタ51,
52に与える。なぜなら、アクティブモードでは、チッ
プセレクト信号/CSは、「L」レベルだからである。
このようにすることで、アクティブモードでは、ビット
線の電位は“電源電位Vcc−Vth”にされる。
【0039】以上のように、実施の形態1によるSRA
Mでは、スタンバイモードにおいてNMOSトランジス
タ51,52をオフにしている。このため、冗長回路に
より不良メモリセルを置換した場合に、スタンバイモー
ドで流れる不要な電流を減少させることができる。
【0040】(実施の形態2)実施の形態2によるSR
AMの全体構成は、図2のSRAMと同様である。ま
た、実施の形態2によるSRAMには、図1に示すよう
に、CPU1からチップセレクト信号/CS、読出/書
込制御信号RWCおよびアドレス信号A0 〜An- 1 が与
えられる。
【0041】図10は、実施の形態2によるSRAMに
おいて、メモリセルアレイおよびその周辺部を示す概略
ブロック図である。なお、図2および図3と同様の部分
については同一の参照符号を付しその説明を適宜省略す
る。図10を参照して、ビット線負荷群97は、PMO
Sトランジスタ101,102およびNMOSトランジ
スタ99,100,53,54を含む。PMOSトラン
ジスタ101およびNMOSトランジスタ99は、電源
電位Vccを有するノードとビット線BLとの間に直列
に接続される。NMOSトランジスタ99のゲートは、
電源電位Vccを有するノードに接続される。PMOS
トランジスタ102およびNMOSトランジスタ100
は、電源電位Vccを有するノードとビット線/BLと
の間に直列に接続される。NMOSトランジスタ100
のゲートは、電源電位Vccを有するノードに接続され
る。PMOSトランジスタ101,102のゲートに
は、負荷制御回路103から、負荷制御信号/CSAが
与えられる。
【0042】図11は、図10の負荷制御回路103の
詳細を示す回路図である。図11を参照して、負荷制御
回路は、直列に接続されたインバータ105,107,
109,111を含む。インバータ105には、チップ
セレクト信号/CSが入力される。インバータ111
は、負荷制御信号/CSAを出力する。
【0043】図10および図11を参照して、SRAM
がスタンバイモードにあるときには、負荷制御回路10
3は、「H」レベルの負荷制御信号/CSAを、PMO
Sトランジスタ101,102のゲートに与える。なぜ
なら、スタンバイモードでは、チップセレクト信号/C
Sは「H」レベルだからである。このようにすることに
より、スタンバイモードにおいて、電源電位Vccを有
するノードから、NMOSトランジスタ99,100お
よび不良メモリセルの短絡部分を通り(電源電位Vcc
を有するノードから、NMOSトランジスタ99,10
0およびビット線とワード線との短絡部分を通り)、接
地電位になっているワード線に流れ込む電流をカットす
ることができる。一方、SRAMがアクティブモードに
あるときは、負荷制御回路103は、「L」レベルの負
荷制御信号/CSAをPMOSトランジスタ101,1
02のゲートに与える。なぜなら、アクティブモードで
は、チップセレクト信号/CSは「L」レベルだからで
ある。このようにすることで、アクティブモードではビ
ット線の電位は“電源電位Vcc−Vth”になる。な
お、NMOSトランジスタ99,100のしきい値電圧
をVthとしている。
【0044】読出動作、書込動作および不良列の冗長メ
モリセル列への置換えについては実施の形態1によるS
RAMと同様である。
【0045】以上のように、実施の形態2によるSRA
Mでは、スタンバイモードにおいてPMOSトランジス
タ101,102をオフにしている。このため、冗長回
路により不良メモリセルを置換した場合に、スタンバイ
モードで流れる不要な電流を減少させることができる。
【0046】(実施の形態3)実施の形態1によるSR
AMでは、次のような不都合が生じるおそれもある。図
3を参照して、実施の形態1によるSRAMでは、スタ
ンバイモードにおいてNMOSトランジスタ51,52
をオフにするためビット線BL,/BLの電位が、“電
源電位Vcc−Vth”から下降する。このため、高速
化されたSRAMでは、スタンバイモードからアクティ
ブモードに切換わったとき、ビット線BL,/BLが十
分“電源電位Vcc−Vth”にプリチャージされる前
にワード線WLが選択される。この場合、ビット線B
L,/BLが、「L」レベルに近いと書込動作と同じよ
うな状態になり、選択されているメモリセルにデータが
誤って書込まれるおそれがる。実施の形態3によるSR
AMは、このような問題を解決するためになされたもの
である。
【0047】実施の形態3によるSRAMの全体構成
は、図2のSRAMと同様である。また、実施の形態3
によるSRAMには、図1に示すように、CPU1から
チップセレクト信号/CS、読出/書込制御信号RWC
およびアドレス信号A0 〜An- 1 が与えられる。
【0048】図12は、実施の形態3によるSRAMに
おいて、メモリセルアレイおよびその周辺部を示す概略
ブロック図である。なお、図3と同様の部分については
同一の参照符号を付しその説明を適宜省略する。図12
を参照して、NMOSトランジスタ117は、電源電位
Vccを有するノードとノードNとの間に接続される。
また、NMOSトランジスタ117のゲートは、電源電
位を有するノードに接続される。ビット線BLと、ノー
ドNとの間に抵抗素子113が接続される。ビット線/
BLとノードNとの間に抵抗素子115が接続される。
抵抗素子113,115は高抵抗であり、図4の抵抗素
子59,66と同じ配線層で形成される。
【0049】スタンバイモードでは、負荷制御回路49
は、「L」レベルの負荷制御信号CSAをNMOSトラ
ンジスタ51,52に与えるため、NMOSトランジス
タ5,52はオフになる。この場合、図3(実施の形態
1)では、ビット線BL,/BLは、ハイインピーダン
スになる。しかし、図12(実施の形態3)では、ビッ
ト線BL,/BLが、抵抗素子113,115を介し
て、“電源電位Vcc−Vth”の電位を有するノード
Nに接続されている。このため、ビット線BL,/BL
の電位は、“電源電位Vcc−Vth”のまま保たれる
ことになる。すなわち、抵抗素子113,115を設け
ることによって、スタンバイモードにおいてビット線B
L,/BLがハイインピーダンスにならないようにして
いる。なお、NMOSトランジスタ117のしきい値電
圧をVthとしている。
【0050】以上のように、実施の形態3によるSRA
Mでは、ビット線BL,/BLと、“電源電位Vcc−
Vth”の電位を有するノードNとの間に、抵抗素子1
13,115を設けている。このため、スタンバイモー
ドからアクティブモードに変化した直後に、ワード線W
Lを選択しメモリセルを動作させても、ビット線BL,
/BLの電位が“電源電位Vcc−Vth”のまま保た
れているため、メモリセルに誤ってデータが書込まれる
のを防止できる。さらに、実施の形態3によるSRAM
では、実施の形態1によるSRAMと同様に、スタンバ
イモードにおいて、NMOSトランジスタ51,52オ
フにする。このため、実施の形態1によるSRAMと同
様の効果を奏する。
【0051】(実施の形態4)実施の形態2によるSR
AMは実施の形態1によるSRAMと同様の不都合が生
じるおそれがある。すなわち、実施の形態3の冒頭で述
べたように、実施の形態2によるSRAMでも、スタン
バイモードからアクティブモードに切換わったときメモ
リセルに誤ったデータが書込まれるおそれがある。実施
の形態4によるSRAMはこのような問題を解決するた
めになされたものである。
【0052】実施の形態4によるSRAMの全体構成
は、図2のSRAMと同様である。また、実施の形態4
によるSRAMには、図1に示すように、CPU1から
チップセレクト信号/CAS、読出/書込制御信号RW
Cおよびアドレス信号A0 〜A n-1 が与えられる。
【0053】図13は、実施の形態4によるSRAMに
おいて、メモリセルアレイおよびその周辺部を示す概略
ブロック図である。なお、図2および図10と同様の部
分については同一の参照符号を付しその説明を適宜省略
する。図13を参照して、抵抗素子119は、PMOS
トランジスタ101のドレインと電源電位Vccを有す
るノードとの間に設けられる。抵抗素子120は、電源
電位Vccを有するノードとPMOSトランジスタ10
2のドレインとの間に設けられる。ここで、抵抗素子1
19,120は高抵抗であり、図4の抵抗素子59,6
6と同じ配線層で形成される。スタンバイモードでは、
負荷制御回路103は、「H」レベルの負荷制御信号/
CSAをPMOSトランジスタ101,102に与える
ため、PMOSトランジスタ101,102はオフにな
る。この場合、図10(実施の形態2)では、ビット線
BL,/BLはハイインピーダンスになる。しかし、図
13(実施の形態4)では、PMOSトランジスタ10
1,102のドレインが抵抗素子119,120を介し
て、電源電位Vccを有するノードに接続されている。
このため、スタンバイモードにおいて、ビット線BL,
/BLの電位は、“電源電位Vcc−Vth”のまま保
たれることになる。すなわち、PMOSトランジスタ1
01,102のドレインに抵抗素子119,120を接
続することによって、スタンバイモードにおいてビット
線BL,/BLがハイインピーダンスにならないように
している。
【0054】以上のように、実施の形態4によるSRA
Mでは、PMOSトランジスタ101,102のドレイ
ンが、抵抗素子119,120を介して電源電位Vcc
を有するノードに接続されている。このため、スタンバ
イモードからアクティブモードに変化した直後に、ワー
ド線を選択しメモリセルを動作させても、ビット線の電
位が“電源電位Vcc−Vth”のまま保たれているた
め、メモリセルに誤ってデータが書込まれるのを防止す
ることができる。さらに、実施の形態4によるSRAM
では、実施の形態2によるSRAMと同様に、スタンバ
イモードにおいてPMOSトランジスタ101,102
をオフにする。このため、実施の形態2によるSRAM
と同様の効果を奏する。
【0055】(実施の形態5)図14は、実施の形態1
によるSRAMの問題点を説明するためのタイミング図
である。図14を参照して、横軸は時間を示し、縦軸は
電位を示している。図3および図14を参照して、図1
4の矢印aで示す曲線は負荷制御信号CSAを示し、図
14の矢印bで示す曲線はビット線BL,/BLの電位
を示し、図14の矢印cで示す曲線は、ワード線WLの
電位を示し、図14の矢印dで示す曲線はチップセレク
ト信号/CSを示している。
【0056】実施の形態1によるSRAMでは、アクテ
ィブモードにおいてビット線BL,/BLの電位は、
“電源電位Vcc−Vth”に保たれているが、スタン
バイモードにおいてはビット線BL,/BLとメモリセ
ル55a〜dとを接続している部分より半導体基板(図
示せず)へのリーク電流が存在する。このため、ビット
線BL,/BLの電位は、“電源電位Vcc−Vth”
から「L」レベルへと低下していく。その後、再びアク
ティブモードに切換わった場合、ビット線BL,/BL
の電位は、ビット線負荷群39のNMOSトランジスタ
51,52により、“電源電位Vcc−Vth”までプ
リチャージされていくが、高速動作化されたSRAMで
は、ビット線BL,/BLが十分“電源電位Vcc−V
th”までプリチャージされる前にワード線WLが選択
される。このとき、ビット線BL,/BLの電位が
「L」レベルに近いと、書込動作と同じような状態とな
り、選択されたメモリセルに誤って、データが書込まれ
るおそれがある。実施の形態5によるSRAMは、この
ような問題点を解決するためになされたものである。
【0057】実施の形態5によるSRAMの全体構成
は、図2のSRAMと同様である。また、実施の形態5
によるSRAMには、図1に示すように、CPU1から
チップセレクト信号/CS、読出/書込制御信号RWC
およびアドレス信号A0 〜An- 1 が与えられる。
【0058】図15は、実施の形態5によるSRAMに
おいて、メモリセルアレイおよびその周辺部を示す概略
ブロック図である。なお、図3と同様の部分については
同一の参照符号を付しその説明を適宜省略する。図15
を参照して、ワード線WLと、行アドレスデコーダ7と
の間にNAND回路123およびインバータ125が設
けられる。また、このSRAMには、選択制御回路12
1が設けられ、NAND回路123の一方入力ノードに
は、選択制御回路121からの選択制御信号CSDが入
力される。NAND回路123の他方入力ノードには、
行アドレスデコーダ7の出力が与えられる。NAND回
路123の出力ノードは、インバータ125の入力ノー
ドに接続される。インバータ125の出力ノードはワー
ド線WLに接続される。
【0059】図16は、図15の選択制御回路121の
詳細を示す回路図である。図16を参照して、選択制御
回路は、インバータ137,139,141,143、
遅延回路145およびNAND回路147を含む。イン
バータ137,139,141は直列に接続される。イ
ンバータ137には、チップセレクト信号/CSが入力
される。インバータ141の出力ノードは、遅延回路1
45およびNAND回路147の一方入力ノードに接続
される。遅延回路145の出力ノードは、NAND回路
147の他方入力ノードに接続される。NAND回路1
47の出力ノードはインバータ143の入力ノードに接
続される。インバータ143は、選択制御信号CSDを
出力する。
【0060】図17は、実施の形態5によるSRAMの
動作を説明するためのタイミング図である。図15およ
び図17を参照して、図17の矢印aで示す曲線は負荷
制御信号CSAを示し、図17の矢印bで示す曲線はビ
ット線BL,/BLの電位を示し、図17の矢印cで示
す曲線はワード線WLの電位を示し、図17の矢印dで
示す曲線はチップセレクト信号/CSを示し、図17の
矢印eで示す曲線は選択制御信号CSDを示している。
なお、横軸は時間を示し、縦軸は電位を示している。
【0061】図15、図16および図17を参照して、
スタンバイモードからアクティブモードへ切換わると
き、負荷制御信号CSAは「L」レベルから「H」レベ
ルになる。そして、ビット線負荷群39のNMOSトラ
ンジスタ51,52はオンになり、ビット線BL,/B
Lがプリチャージされ始める。選択制御信号CSDは、
スタンバイモードからアクティブモードに切換わった場
合、ビット線BL,/BLの電位が、「L」レベルから
“電源電位Vcc−Vth”の近傍以上になるまで
「H」レベルにならない。すなわち、選択制御信号CS
Dは、ビット線BL,/BLが“電源電位Vcc−Vt
h”の近傍以上になってから「H」レベルになる。この
ため、ワード線WLもビット線BL,/BLの電位が
「L」レベルから“電源電圧Vcc−Vth”の近傍以
上になるまで選択状態にされることがない。すなわち、
ワード線WLは、行アドレスデコーダ7の出力が「H」
レベルになった場合でも、ビット線BL,/BLの電位
が“電源電位Vcc−Vth”の近傍以上になるまで
「H」レベルにはならない。このため、スタンバイモー
ドからアクティブモードに切換わったときに、誤って、
メモリセルへデータが書込まれることはない。このよう
に、スタンバイモードからアクティブモードに切換わっ
た場合に、ビット線BL,/BLの電位が“電源電位V
cc−Vth”の近傍以上になるまで選択制御信号CS
Dが「H」レベルにならないように、遅延回路145の
遅延時間を設定する。また、“電源電位Vcc−Vt
h”の近傍とは、“電源電位Vcc−Vth”の約80
%程度の電位のことである。
【0062】以上のように、実施の形態5によるSRA
Mでは、ビット線BL,/BLの電位が“電源電位Vc
c−Vth”の近傍になるまで、すべてのワード線WL
を選択状態にならないようにしている。このため、スタ
ンバイモードからアクティブモードに切換わったとき
に、メモリセルへデータが誤って書込まれるのを防止す
ることができる。さらに、実施の形態5によるSRAM
では、実施の形態1によるSRAMと同様に、スタンバ
イモードにおいて、ビット線負荷群39のNMOSトラ
ンジスタ51,52をオフにする。このため、実施の形
態1によるSRAMと同様の効果を奏する。
【0063】(実施の形態6)実施の形態6によるSR
AMの全体構成は図2のSRAMと同様である。また、
実施の形態6によるSRAMには、図1に示すように、
CPU1から、チップセレクト信号/CS、読出/書込
制御信号RWCおよびアドレス信号A0 〜An- 1 が与え
られる。
【0064】図18は、実施の形態6によるSRAMに
おいて、メモリセルおよびその周辺部を示す概略ブロッ
ク図である。なお、図3と同様の部分については同一の
参照符号を付しその説明を適宜省略する。図18を参照
して、メモリセルアレイ15の周辺部には、冗長列デコ
ーダ133、冗長列プログラム回路135、ビット線負
荷群127、行アドレスデコーダ7、冗長メモリセル列
17、マルチプレクサ19、ヒューズ70、抵抗素子6
8、列アドレスデコーダ62、センスアンプ21、出力
データバッファ23、データ出力端子25、データ入力
端子27、入力データバッファ29および書込データバ
ッファ31を設けている。冗長列プログラム回路135
から出力される列アドレスデータAA1 〜/AAk は、
冗長列デコーダ133に与えられる。冗長列デコーダ1
33の出力信号B1,B2は、ビット線負荷群127の
NMOSトランジスタ129,131のゲートに与えら
れる。冗長列プログラム回路135から出力される信号
Pは、マルチプレクサ19のNMOSトランジスタ5
6,60のゲートに与えられる。ここで、信号Pは、図
3の信号Pと同様の働きをするものである。NMOSト
ランジスタ129は、電源電位Vccを有するノードと
メモリセルアレイ15のビット線BLとの間に設けられ
る。NMOSトランジスタ131は、電源電位Vccを
有するノードとメモリセルアレイ15のビット線/BL
との間に設けられる。
【0065】冗長列デコーダ133および冗長列プログ
ラム回路135について簡単に説明する。冗長列プログ
ラム回路135には、冗長メモリセル列17によって置
換される不良列を示す列アドレスがプログラムされてい
る。冗長列プログラム回路135は、プログラムされた
列アドレスに従った列アドレスデータAA1 〜/AA k
を冗長列デコーダ133に入力する。冗長列デコーダ1
33は、列アドレスデータAA1 〜/AAk に基づき、
置換される不良列のビット線BL,/BLのみをハイイ
ンピーダンスにし、その他のビット線BL,/BLはハ
イインピーダンスにならないようにする。すなわち、冗
長列デコーダ133は、置換される列に対応するNMO
Sトランジスタ129,131のゲートに「L」レベル
の信号を与え、それ以外の列に対応するNMOSトラン
ジスタ129,131のゲートには「H」レベルの信号
を与える。
【0066】図19は、図18の冗長列プログラム回路
135を示す概略ブロック図である。なお、図7と同様
の部分については同一の参照符号を付しその説明を適宜
省略する。図19を参照して、冗長列プログラム回路
は、プログラム回路PPC1 〜PPCk およびAND回
路85を含む。プログラム回路PPC1 〜PPCk は、
アドレス信号A0 〜An-1 のうち、対応する列アドレス
信号CA1 〜CAk を受ける。さらに、プログラム回路
PPC1 〜PPCk は、対応する列アドレス信号CA1
〜CAk を反転した信号/CA1 〜/CAk を受ける。
プログラム回路PPC1 〜PPCk は、それぞれ、信号
PA1 〜PAk を生成する。さらに、プログラム回路P
PC1 〜PPCk は、それぞれ、信号AA1 〜AAk
よびその反転信号/AA1 〜/AAk を出力する。AN
D回路85には、信号PA1 〜PA k が入力される。A
ND回路85は、信号Pを出力する。なおプログラム回
路PPC1 〜PPCk の数は、メモリセルアレイの列の
数によって異なってくる。
【0067】図20は、図19の各プログラム回路PP
1 〜PPCk の詳細を示す回路図である。なお、図8
と同様の部分については同一の参照符号を付しその説明
を適宜省略する。図20を参照して、プログラム回路
は、抵抗素子67、ヒューズ69、PMOSトランジス
タ71,73,75、NMOSトランジスタ79,81
およびインバータ77,149,151を含む。インバ
ータ149の入力ノードは、ノードNN2に接続され
る。インバータ149からは、信号/AAi が出力され
る。インバータ149の出力ノードはインバータ151
の入力ノードに接続される。インバータ151からは、
信号AAi が出力される。なお、信号AAiは信号AA
1 〜AAk のいずれかを示し、信号/AAi は信号/A
1 〜/AA k のいずれかを示す。また、信号AA1
/AAk は列アドレスデータを構成する。
【0068】図21は、主に、図18の冗長列デコーダ
133の詳細を示す回路図である。なお、図18と同様
の部分については同一の参照符号を付しその説明を適宜
省略する。図21を参照して、冗長列デコーダ133
は、NAND回路NA1 〜NA m を含む。NAND回路
NA1 〜NAm には、それぞれ、信号AA1 〜/AAk
のうち、予め定められた組合せの信号が入力される。た
とえば、NAND回路NA1 には、信号AA1 、AA2
…AAk が入力される。NAND回路NA1 〜NAm
出力信号B1 〜Bm は、それぞれ、対応する列のNMO
Sトランジスタ129,131(図18)のゲートに入
力される。ここで、図21は、図18のSRAMが2列
ではなく2列より多い複数列を有する場合の冗長列デコ
ーダ133の構成を示している。
【0069】図18、図19、図20および図21を参
照して、冗長列デコーダ133および冗長列プログラム
回路135の動作について説明する。以下の説明では、
メモリセル55a,55cに対応する列を、冗長メモリ
セル列17で置換えた場合を考える。すなわち、メモリ
セル55a,55cに対応の列が不良列の場合である。
また、行アドレス信号CA1 〜CAk がすべて「H」レ
ベルのときメモリセル55a,55cに対応する列が選
択されるとする。この場合、プログラム回路PPC1
PPCk のすべてのヒューズ69を切断せずにそのまま
にしておく。こうすることで、すべての信号AA1 〜A
k が「H」レベルに固定され、すべての信号/AA1
〜/AAk が「L」レベルに固定される。すなわち、冗
長メモリセル列17によって置換される不良列を示す列
アドレスが、冗長列プログラム回路135にプログラム
されたことになる。このため、「H」レベルの信号AA
1〜AAk を受けるNAND回路NA1 の出力信号B1
だけが「H」レベルになる。一方、NAND回路NA2
〜NAm には、少なくとも信号/AA1 〜/AAkのい
ずれかが入力されるため、NAND回路NA2 〜NAm
の出力信号B2 〜B m はすべて「L」レベルになる。以
上により、不良列に対応するNMOSトランジスタ12
9,131のゲートにだけ「L」レベルの信号B1が与
えられ、不良列以外の列に対応するNMOSトランジス
タ129,131のゲートには「H」レベルの信号B2
〜Bm が与えられる。したがって、不良列に対応するN
MOSトランジスタ129,131だけがオフになり、
不良列以外の列に対応するNMOSトランジスタ12
9,131はオンになっている。
【0070】以上のように実施の形態6によるSRAM
では、冗長メモリセル列17によって置換される不良列
に対応するNMOSトランジスタ129,131をオフ
にしている。このため、電源電位Vccを供給する電源
から、不良列に対応するNMOSトランジスタ129,
131および不良メモリセルの短絡部分を通り(不良列
に対応するNMOSトランジスタ129,131および
不良列のビット線とワード線との短絡部分を通り)、接
地電位であるワード線に流れ込む電流をカットすること
ができる。
【0071】
【発明の効果】この発明の第1の発明に係る半導体記憶
装置では、負荷制御手段は、負荷手段のインピーダンス
を、スタンバイモードのときに、アクティブモードのと
きよりも大きく設定する。このため、メモリセルが冗長
メモリセルに置換えられた場合、スタンバイモードにお
いて、第1の電位を有するノードから、そのメモリセル
に対応する不良列を介して、接地へ流れる電流を削減で
きる。
【0072】この発明の第1の発明に係る半導体記憶装
置では、好ましくは、スタンバイモードからアクティブ
モードになったときに、各ビット線の電位が所定電位の
近傍に達するまで、いずれのワード線も選択状態にでき
ないようにする選択制御手段をさらに備える。このた
め、スタンバイモードからアクティブモードに切換わっ
た直後において、メモリセルにデータが誤って書込まれ
るのを防止できる。
【0073】この発明の第2の発明に係る半導体記憶装
置では、冗長メモリセルに置換えられるメモリセルに接
続されるビット線に対応する負荷手段のインピーダンス
を、他のビット線に対応する負荷手段のインピーダンス
より大きく設定する。このため、第1の電位を有するノ
ードから、冗長メモリセルに置換えられるメモリセルに
対応する不良列を介して、接地へ流れる電流を削減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 CPUおよび本発明の実施の形態1によるS
RAMを示す概略ブロック図である。
【図2】 図1に示した実施の形態1によるSRAMの
全体構成を示す概略ブロック図である。
【図3】 実施の形態1によるSRAMにおいて、メモ
リセルアレイおよびその周辺部を示す概略ブロック図で
ある。
【図4】 図3のメモリセルの一例である高抵抗負荷型
メモリセルの詳細を示す回路図である。
【図5】 図3のメモリセルの他の一例であるCMOS
型メモリセルの詳細を示す回路図である。
【図6】 実施の形態1によるSRAMの動作タイミン
グを示す図である。
【図7】 図3の冗長列プログラム回路を示す概略ブロ
ック図である。
【図8】 図7の各プログラム回路PC1 〜PCk の詳
細を示す回路図である。
【図9】 図3の負荷制御回路の詳細を示す回路図であ
る。
【図10】 本発明の実施の形態2によるSRAMにお
いて、メモリセルおよびその周辺部を示す概略ブロック
図である。
【図11】 図10の負荷制御回路の詳細を示す回路図
である。
【図12】 本発明の実施の形態3によるSRAMにお
いて、メモリセルおよびその周辺部を示す概略ブロック
図である。
【図13】 本発明の実施の形態4によるSRAMにお
いて、メモリセルアレイおよびその周辺部を示す概略ブ
ロック図である。
【図14】 本発明の実施の形態1によるSRAMの問
題点を説明するための図である。
【図15】 本発明の実施の形態5によるSRAMにお
いて、メモリセルアレイおよびその周辺部を示す概略ブ
ロック図である。
【図16】 図15の選択制御回路の詳細を示す回路図
である。
【図17】 本発明の実施の形態5によるSRAMの動
作を説明するためのタイミング図である。
【図18】 本発明の実施の形態6によるSRAMにお
いて、メモリセルアレイおよびその周辺部を示す概略ブ
ロック図である。
【図19】 図18の冗長列プログラム回路を示す概略
ブロック図である。
【図20】 図19の各プログラム回路PPC1 〜PP
k の詳細を示す回路図である。
【図21】 図18の冗長列デコーダの詳細を示す回路
図である。
【図22】 従来のSRAMの全体構成を示す概略ブロ
ック図である。
【図23】 従来のSRAMにおいて、メモリセルアレ
イおよびその周辺部を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 CPU、2 SRAM、3 行アドレス入力端子
群、5 行アドレスバッファ、7 行アドレスデコー
ダ、9 列アドレス入力端子群、11 列アドレスバッ
ファ、13 列アドレスデコーダ群、15 メモリセル
アレイ、17 冗長メモリセル列、19 マルチプレク
サ、21 センスアンプ、23 出力データバッファ、
25 データ出力端子、27 データ入力端子、29
入力データバッファ、31 書込データバッファ、33
/CS入力端子、35 RWC入力端子、37 読出
/書込制御回路、39,97,127,201 ビット
線負荷群、41,135 冗長列プログラム回路、43
ブロックアドレス入力端子群、45 ブロックアドレ
スバッファ、47 ブロックセレクタ回路、49,10
3 負荷制御回路、51〜54,56,57,58,6
0,79,81,99,100,117,129,13
1,203,205 NMOSトランジスタ、55a〜
d メモリセル、61,82 ドライバトランジスタ、
62 列デコーダ、63,84 アクセストランジス
タ、64a,b 冗長メモリセル、65,71〜75,
101,102,86 PMOSトランジスタ、59,
66,67,68,113,115,119,120
抵抗素子、69,70 ヒューズ、77,87〜95,
105〜111,125,137〜143,149,1
51インバータ、85 AND回路、121 選択制御
回路、123,147 NAND回路、133 冗長列
デコーダ、145 遅延回路。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップセレクト信号により選択された状
    態であるアクティブモードと、チップセレクト信号によ
    り非選択にされた状態であるスタンバイモードとを有す
    る半導体記憶装置であって、 行および列のマトリクス状に配列される複数のメモリセ
    ルと、 前記各列に対応して配置され、各々に対応の列の前記メ
    モリセルが接続される複数のビット線対と、 前記各行に対応して配置され、各々に対応の行の前記メ
    モリセルが接続される複数のワード線と、 前記各ビット線対の各ビット線と、第1の電位を有する
    ノードとの間に設けられ、第1のインピーダンスを有す
    るときに、対応する前記ビット線の電位を所定電位に設
    定する複数の負荷手段と、 前記各負荷手段のインピーダンスを、アクティブモード
    のときに前記第1のインピーダンスに設定し、スタンバ
    イモードのときに前記第1のインピーダンスより大きい
    第2のインピーダンスに設定する負荷制御手段と、 不良が存在する前記列に対応する前記メモリセルを置換
    えるための冗長メモリセルと、 不良が存在する前記列を選択する列アドレス信号が入力
    された場合に、その列に対応する前記メモリセルを前記
    冗長メモリセルに置換える手段とを備え、 スタンバイモードでは、すべての前記ワード線が非選択
    状態になっている、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記各負荷手段は、トランジスタであ
    り、 前記負荷制御手段は、アクティブモードでは、前記各ト
    ランジスタをオンにし、スタンバイモードでは、前記各
    トランジスタをオフにする、請求項1に記載の半導体記
    憶装置。
  3. 【請求項3】 前記各ビット線と、第2の電位を有する
    ノードとの間に設けられる複数の高抵抗手段をさらに備
    える、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記各負荷手段は、 前記第1の電位を有するノードと、対応する中間ノード
    との間に設けられる第1導電型のトランジスタと、 対応する前記中間ノードと、対応する前記ビット線との
    間に設けられる第2導電型のトランジスタとを含み、 前記負荷制御手段は、アクティブモードでは、前記各第
    1導電型のトランジスタをオンにし、スタンバイモード
    では、前記各第1導電型のトランジスタをオフにし、 前記各第1導電型のトランジスタは、オンになったと
    き、対応する前記中間ノードへ前記第1の電位を供給
    し、この供給された前記第1の電位に基づき、前記各第
    2導電型のトランジスタは、対応する前記ビット線を前
    記所定電位に設定する、請求項1に記載の半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 前記各中間ノードと、第2の電位を有す
    るノードとの間に設けられる複数の高抵抗手段をさらに
    備える、請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 スタンバイモードからアクティブモード
    になったときに、前記各ビット線の電位が前記所定電位
    の近傍に達するまで、いずれの前記ワード線も選択状態
    にできないようにする選択制御手段をさらに備える、請
    求項1に記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 行および列のマトリクス状に配列される
    複数のメモリセルと、 前記各列に対応して配置され、各々に対応の列の前記メ
    モリセルが接続される複数のビット線対と、 前記各ビット線対の各ビット線と、第1の電位を有する
    ノードとの間に設けられ、対応する前記ビット線の電位
    を所定電位に設定する複数の負荷手段と、 不良が存在する前記列に対応する前記メモリセルを置換
    えるための冗長メモリセルと、 前記冗長メモリセルに置換えられる前記メモリセルに接
    続される前記ビット線に対応する前記負荷手段のインピ
    ーダンスを、他の前記ビット線に対応する前記負荷手段
    のインピーダンスより大きく設定する負荷制御手段とを
    備える、半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記各負荷手段は、トランジスタであ
    り、 前記負荷制御手段は、前記冗長メモリセルに置換えられ
    る前記メモリセルに接続される前記ビット線に対応する
    前記トランジスタをオフにし、他の前記ビット線に対応
    する前記トランジスタをオンにする、請求項7に記載の
    半導体記憶装置。
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