JPH1011985A - 半導体メモリ読み出し回路 - Google Patents

半導体メモリ読み出し回路

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JPH1011985A
JPH1011985A JP16299296A JP16299296A JPH1011985A JP H1011985 A JPH1011985 A JP H1011985A JP 16299296 A JP16299296 A JP 16299296A JP 16299296 A JP16299296 A JP 16299296A JP H1011985 A JPH1011985 A JP H1011985A
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memory
dummy cell
cell
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JP16299296A
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Yoshio Shimoida
良雄 下井田
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速要求を満足しながらメモリ容量が増大し
ても安定にメモリの格納情報を検出できる半導体メモリ
読み出し回路を提供すること。 【解決手段】 ダミーセル105、106を複数設け、
メモリセルを選択するアドレス信号をもとに、最適なダ
ミーセルを自動で選択し、安定に読み出し動作を行うよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には集積回
路に関するものであり、更に詳細には半導体メモリにお
ける読み出し回路に関するものであり、特に読み出し動
作の安定性、信頼性の向上を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】EPROM、M−ROM等の不揮発性メ
モリにおける読み出しは、メモリと接続されたビット線
に電流が流れるか、否かを直接電流変化として、または
電流−電圧変換して、電圧変化として検出して行われ
る。高速要求の強い不揮発性メモリでは読み出し回路
に、差動対型センスアンプが使われる。差動対型センス
アンプは電圧変化を検出する。
【0003】図9にはメモリにおける代表的なブロック
配置を示す。メモリセル群101の中から任意のメモリ
セルを選択するため、ローデコーダー102、カラムデ
コーダー103が形成される。読み出しはセンスアンプ
104で行われ、メモリセル群101をいくつかに分担
するように、前記センスアンプ104は複数設けられて
いる。それぞれのセンスアンプ104はメモリセルと同
じ構成のダミーセル901を有している。センスアンプ
の中身の構成としては図10に示すようなものがある
(差動対型)。入力差動対1001の一方の入力100
2には、メモリセル1003が接続されたビット線10
04の電位が入力され、もう一方の入力1005には、
メモリセル1003と同様な構造のダミーセル1006
が接続されたビット線1007の電位が入力される。メ
モリセル側、ダミーセル側のビット線ともにプルアップ
トランジスタ1008,1009と切り替えスイッチ1
011,1012、各セル1003,1006のインピ
ーダンスのバランスにより電位が決められている。ここ
で、ダミーセル側をプルアップするトランジスタ100
8はメモリセル側をプルアップするトランジスタ100
9よりも若干低インピーダンスに設計しておく。各ビッ
ト線電位の様子を図11に示す。メモリセル側のビット
線1004の出力電位1101の振幅の中心に、ダミー
セル側のビット線1007の出力電位1102を基準電
圧として設定する。メモリ全体の動作として、アドレス
データをデコードした結果、あるメモリセルが選択され
る。この選択されたメモリセルに書き込まれた情報によ
り、ビット線1004に電流が流れるか、否かが決ま
る。NAND型M−ROMの場合には、一例として、製
造工程中のイオンインプラにより、任意のメモリセルを
デプレション化して、情報“1”を書き込む方法があ
る。選択されたときのゲート電位をGNDレベルとする
と、メモリセル1003が、デプレショントランジスタ
であれば、ビット線1004に電流が流れ、エンハンス
メントトランジスタであれば、ビット線1004に電流
は流れない。そのため、メモリ側のビット線に電流が流
れるか、否かを電圧降下によるビット線1004の電位
変化として検出できる。
【0004】差動対型センスアンプでは、メモリセル側
のビット線1004の振幅を、回路上の工夫を加え、微
小振幅に抑えることで、読み出しの高速化が行えるとい
う特徴がある。具体的には図12に示すような構成のも
のがある。これは図10の基本回路にビット線振幅制限
用の回路1201を付加した構成となっている。ビット
線振幅制限用回路1201を構成するのはビット線にゲ
ートを接続したトランジスタ1202とビット線のプル
アップ用トランジスタ1203、そして差動対1206
への入力をプルアップするトランジスタ1207からな
る。この3つのトランジスタの働きにより、ビット線電
位はトランジスタ1202のしきい値近傍に安定するよ
うな負帰還がかかる。ビット線がプルアップされている
ため、ビット線電位はトランジスタ1202のしきい値
より少し高い所で安定する。メモリセル1003側と、
ダミーセル1006側とでビット線プルアップ用トラン
ジスタ1203,1205のトランジスタ・サイズを変
えてあるため、メモリセル側のビット線に、電流が流れ
るモードとなったときには、ビット線の安定する電位が
ダミーセル側と微妙に異なり、ダミーセル側の電位のほ
うが若干高くなる。メモリセル側のビット線に電流が流
れないモードになると、ビット線電位は上昇し、ダミー
セル側を少し超えた所で安定する。このようにしてビッ
ト線電位の振幅を抑え、差動入力電圧の極性が反転する
までに必要な時間を縮め、センスアンプの高速化を図っ
たものである。図11と同様に、各ビット線電位の様子
を示すと図13のようになる。図11と比較してメモリ
セル側ビット線振幅1301が小さくなっているため、
高速化されていることが判る。
【0005】従来技術においてはメモリの接続されたビ
ット線の振幅を抑えることに主眼が置かれ、ダミーセル
側の基準電圧1302は、ビット線の振幅の中心付近に
設定されている。また、ビット線電位が入力となるビッ
ト線電位制限回路のゲイン、さらにはビット線電位制限
回路の出力が入力となる差動対のゲインが、消費電力や
面積の関係で有限の値であることにより、ビット線振幅
と後段の各アンプの能力の間には最適化問題が存在す
る。つまり、後段のアンプ機能の能力により、ビット線
振幅はあるレベル以上でないといけないという制限があ
る。逆に高速動作するように設計するには、あるビット
線振幅に対し、後段のアンプ機能を最適化しないといけ
ない。これらを無視して、単にビット線振幅だけを低減
していくと、逆に高速化できなくなったり、下手をする
とセンスアンプが動作しないことも有り得る。またメモ
リセルがどのくらいビット線に接続されているか、つま
りビット容量の大きさにより、ビット線振幅の最適値が
ある。一般的に、連結するメモリ数が少ない時にはビッ
ト線振幅は大きい方が速度的に有利である。またビット
線へのメモリセルの連結のしかたはNOR型、NAND
型がある。このようにメモリの構成によりビット線振幅
の最適値は異なる。
【0006】ところで、近年、メモリ容量は増大する傾
向にあり、チップ面積も増大の傾向にある。しかし、チ
ップ面積はなるべく小さくしたい。そうするとセンスア
ンプの個数は増やせず、むしろ、数を減らして1つのセ
ンスアンプが分担する容量は増大の傾向にあるといえ
る。かかる従来技術において、1つのセンスアンプが受
け持つメモリ容量が増大すると、レイアウト配置で考え
ると自然と判るように、選択されたメモリセルとセンス
アンプの位置が数mmと離れてしまうことが有り得る。
センスアンプと選択されたメモリセルの距離が離れれ
ば、離れる程、プロセス上のバラツキの影響が大きくな
ってくる。具体的には、トランジスタのgm特性が異な
るために、最悪の場合、メモリセル側のビット線の振幅
の外側にダミーセル側の基準電圧がはずれてしまい、検
出不能な状態に陥る可能性があるという問題点があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の半
導体メモリの読み出し回路では、差動対型センスアンプ
のメモリ側のビット線の出力振幅の中心値に、ダミー側
のビット線基準電圧が設定されるが、メモリ側のビット
線の振幅は高速要求により抑えられるために、メモリ容
量が増大すると、ダミー側のビット線基準電圧が、メモ
リ側のビット線の振幅の外にはずれてしまい、メモリの
格納情報を検出できないという問題点があった。
【0008】本発明は、上記のごとき従来技術の問題点
を解決するためになされたものであり、高速要求を満足
しながらメモリ容量が増大しても安定にメモリの格納情
報を検出できる半導体メモリ読み出し回路を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、ダミーセルを複数設け、メモリセルを選
択するアドレス信号をもとに、最適なダミーセルを自動
で選択し、安定に読み出し動作を行うことを要旨とす
る。
【0010】また、本発明は、上記半導体メモリ読み出
し回路において、1つのセンスアンプが受け持つメモリ
セル群を複数に分割し、それぞれの中心にダミーセルを
設け、メモリセルを選択するアドレス信号をもとに、最
適なダミーセルを自動で選択し、安定に読み出し動作を
行うことを要旨とする。
【0011】本発明においては、ダミーセルを複数設け
ることにより、ダミーセルと選択されたメモリセルとの
実質的な距離を低減できるので、高速性を保ちながら安
定に読み出し動作が行える。また、本発明においては、
1つのセンスアンプが受け持つメモリセル群を複数に分
割し、それぞれの中心にダミーセルを配置することによ
り、ダミーセルと選択されたメモリセルとの実質的な距
離を低減できるので、高速性を保ちながら安定に読み出
し動作が行える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態を示す図であり、請求項1に相当する構成である。な
お、後述の各実施の形態を示す図において、後記図1に
おける部位及び部位と同一ないし均等のものは、図1と
同一符号を以って示し、重複した説明を省略する。
【0013】図1に示すように、第1の実施の形態で
は、メモリセル群101の中から任意のメモリセルを選
択するため、ローデコーダー102、カラムデコーダー
103が形成される。読み出しはセンスアンプ104で
行われ、メモリセル群101をいくつかに分担するよう
に、前記センスアンプ104は複数設けられている。そ
れぞれのセンスアンプ104はメモリセルと同じ構成の
第一のダミーセル105を有している。さらにもう一つ
第二のダミーセル106を持ち、メモリセル群101内
でセンスアンプ104とは離れた箇所に設置される。
【0014】また、メモリセルを選択するアドレス信号
のうち、ロー側で、センスアンプ104に近いアドレ
ス、もしくは遠いアドレスかを選択する1ビットのアド
レス信号を入力するアドレス信号入力端子107を持
ち、各センスアンプ内には前記1ビットのアドレス信号
に応じて、第一のダミーセル105、第二のダミーセル
106を選択するダミーセル選択回路が形成されてい
る。
【0015】このダミーセル選択回路の詳細については
一例として図4に示すようなものがある。第一のMOS
スイッチ401と第二のMOSスイッチ402を直列に
接続し、アドレス信号入力部403は第一のMOSスイ
ッチ401のPch側、第二のMOSスイッチ402の
Nch側に入力されている。インバータ407の出力
は、第一のMOSスイッチ401のNch側、第二のM
OSスイッチ402のPch側に入力されている。第一
のMOSスイッチ401のゲート以外の端子の一方は第
一のダミーセル側接続端子404として、もう一方の端
子はセンスアンプ側接続端子405として第二のMOS
スイッチ402のゲート以外の端子の一方と共通として
いる。第二のMOSスイッチ402のゲート以外の端子
のもう一方は、第二のダミーセル側接続端子として用い
る。センスアンプ104の中身は図12の従来の高速化
されたセンスアンプ回路と同等で、上記ダミーセル選択
回路108が付加されたものである。
【0016】次いで、本第1の実施の形態の動作を説明
する。アドレス信号により選択されるメモリセルがセン
スアンプに近い側に位置しているときには、1ビットの
アドレス信号によりダミーセル選択回路108によりセ
ンスアンプ内にある第一のダミーセル105が選択され
る。すると第一のダミーセル105と選択されたメモリ
セルは比較的近い位置に配置されているため、プロセス
上のバラツキの影響はほとんどなくなる。よって正常に
読み出し動作が行われる。また、アドレス信号により選
択されるメモリセルがセンスアンプと遠い側に位置して
いるときには、1ビットのアドレス信号とダミーセル選
択回路108によりセンスアンプ外にある第二のダミー
セル106が選択される。すると第二のダミーセル10
6と選択されたメモリセルは比較的近い位置に配置され
ているため、プロセス上のバラツキの影響はほとんどな
くなる。よって正常に読み出し動作が行われる。
【0017】上述したように、本第1の実施の形態によ
れば、ダミーセルをセンスアンプ104外にも持つこと
により、高速要求によりビット線振幅を抑えられる状況
においても、選択されたメモリセルと比較されるダミー
セルの特性がプロセスバラツキの影響を受けないので、
安定的に読み出し動作が行えるという効果が得られる。
【0018】(第2の実施の形態)また、本発明の第2
の実施の形態については、上記の構成に加えて請求項2
に相当するものがある。この構成は、例えば後記図2の
第2の実施の形態に相当する。第2の実施の形態では、
メモリセル群101の中から任意のメモリセルを選択す
るため、ローデコーダー102、カラムデコーダー10
3が形成される。読み出しはセンスアンプ104で行わ
れ、メモリセル群101をいくつかに分担するように、
前記センスアンプ104は複数設けられている。それぞ
れのセンスアンプ104が分担するメモリセル群201
は、第一の分割されたメモリセル群202と、第二の分
割されたメモリセル群203とに分けられ、第一の分割
されたメモリセル群202の内部で中心に第一のダミー
セル105、第二の分割されたメモリセル群203の内
部で中心に第二のダミーセル106が形成される。第一
の分割されたメモリセル群202と、第二の分割された
メモリセル群203を選択する1ビットのアドレス信号
を入力するアドレス信号入力端子107を持ち、各セン
スアンプ内には前記1ビットのアドレス信号に応じて、
第一のダミーセル105、第二のダミーセル106を選
択するダミーセル選択回路306が形成されている。こ
のダミーセル選択回路の詳細については第1の実施の形
態で示した図4の回路と同等である。
【0019】次いで、本第2の実施の形態の動作を説明
する。アドレス信号により選択されるメモリセルが第一
の分割されたメモリセル群にあるときには、ダミーセル
選択回路108により第一のダミーセル105が選択さ
れる。すると第一のダミーセル105と選択されたメモ
リセルは比較的近い位置に配置されているため、プロセ
ス上のバラツキの影響はほとんどなくなる。よって正常
に読み出し動作が行われる。また、アドレス信号により
選択されるメモリセルが第二の分割されたメモリセル群
にあるときには、ダミーセル選択回路108により第二
のダミーセル106が選択される。すると第二のダミー
セル106と選択されたメモリセルは比較的近い位置に
配置されているため、プロセス上のバラツキの影響はほ
とんどなくなる。よって正常に読み出し動作が行われ
る。
【0020】上述したように、本実施の形態によれば、
センスアンプ104が受け持つメモリセル群201を2
つの領域に分離し、それぞれの中心にダミーセルを設け
たことにより、選択されたメモリセルと比較されるダミ
ーセルの特性がプロセスバラツキの影響を受けなくなる
ので安定的に読み出し動作が行えるという効果が得られ
る。
【0021】(第3の実施の形態)また、本発明の第3
の実施の形態については、上記の2つの構成に加えて請
求項2に相当する他のものがある。この構成は、例えば
後記図3の第3の実施の形態に相当する。第3の実施の
形態では、メモリセル群101の中から任意のメモリセ
ルを選択するため、ローデコーダー102、カラムデコ
ーダー103が形成される。読み出しはセンスアンプ1
04で行われ、メモリセル群101をいくつかに分担す
るように、前記センスアンプ104は複数設けられてい
る。
【0022】夫々のセンスアンプ104が分担するメモ
リセル群201は、第一の分割されたメモリセル群20
2と、第二の分割されたメモリセル群203、第三の分
割されたメモリセル群301と、第四の分割されたメモ
リセル群302とに分けられ、第一の分割されたメモリ
セル群202の内部で中心に第一のダミーセル105、
第二の分割されたメモリセル群203の内部で中心に第
二のダミーセル106が形成される。同様に第三の分割
されたメモリセル群301の内部で中心に第三のダミー
セル303、第四の分割されたメモリセル群302の内
部で中心に第四のダミーセル304が形成される。第
一,第二,第三,第四の分割されたメモリセル群20
2,203,301,302を選択する2ビットのアド
レス信号を入力するアドレス信号入力端子305を持
ち、各センスアンプ内には前記2ビットのアドレス信号
に応じて、第一,第二,第三,第四のダミーセル10
5,106,303,304を選択するダミーセル選択
回路が形成されている。
【0023】このダミーセル選択回路の詳細については
後記図5に一例を示す。2ビットのアドレス信号入力端
子501を持ち、該信号は2ビットデコーダー502に
入力される。2ビットデコーダー502の出力は4つの
NchMOSスイッチ503のゲートに入力される。4
つのNchMOSスイッチ503のゲート以外の端子の
一方は共通で、センスアンプ側接続端子504として使
われ、各々のもう片方の端子はそれぞれ、第一,第二,
第三,第四のダミーセル接続端子504,505,50
6,507として使われている。
【0024】次いで、本第3も実施の形態の動作を説明
する。基本的に第2の実施の形態と同様な動作をする
が、センスアンプ104が受け持つメモリセル群201
が4つに分割されているので、アドレスは2ビットで1
/4個の選択を行っている。構成を説明した通り、それ
ぞれの領域に属するメモリセルが選択されたときに、同
じ領域に属するダミーセルが選択されるため、メモリセ
ルとダミーセルとの距離が離れていないので、特性はプ
ロセスバラツキの影響を受けない。またメモリセル群2
01の分割数が増えたので、選択されたメモリセルと比
較に使われるダミーセルはより近い位置にくることにな
る。またメモリ容量が増大するにしたがって、この分割
数をさらに増やしていけば、同様の効果が得られるのは
当然である。
【0025】上述したように、本実施の形態によれば、
センスアンプ104が受け持つメモリセル群201を4
つに分割し、それぞれの中心にダミーセルを設け、2ビ
ットのアドレス信号により最適なダミーセルを選択する
ようにしたことで、選択されたメモリセルと比較される
ダミーセルが近くに配置されるようにできるので、高速
化要求により、ビット線振幅が低減された場合でも、安
定的に読み出し動作を行えるという効果が得られる。ま
た分割数を増やすことにより、メモリ容量が増大したと
きにも対応できる。
【0026】(第4の実施の形態)また、本発明の第4
の実施の形態については、上記の3つの構成に加えて請
求項2に相当する他のものがある。この構成は、例えば
後記図6の第4の実施の形態に相当する。
【0027】第4の実施の形態では、メモリセル群10
1の中から任意のメモリセルを選択するため、ローデコ
ーダー102、カラムデコーダー103が形成される。
読み出しはセンスアンプ104で行われ、メモリセル群
101をいくつかに分担するように、前記センスアンプ
104は複数設けられている。それぞれのセンスアンプ
104が分担するメモリセル群201は、第一の分割さ
れたメモリセル群202と、第二の分割されたメモリセ
ル群203、第三の分割されたメモリセル群301と、
第四の分割されたメモリセル群302とに分けられ、第
一の分割されたメモリセル群202の内部で中心に第一
のダミーセル105、第二の分割されたメモリセル群2
03の内部で中心に第二のダミーセル106が形成され
る。同様に第三の分割されたメモリセル群301の内部
で中心に第三のダミーセル303、第四の分割されたメ
モリセル群302の内部で中心に第四のダミーセル30
4が形成される。第一,第二,第三,第四の分割された
メモリセル群202,203,301,302を選択す
る2ビットのアドレス信号を入力するアドレス信号入力
端子305を持ち、各センスアンプ内には前記2ビット
のアドレス信号に応じて、第一,第二,第三,第四のダ
ミーセル105,106,303,304を選択するダ
ミーセル選択回路602が形成されている。
【0028】このダミーセル選択回路の詳細については
後記図8に一例を示す。本実施の形態においてはダミー
セル選択回路内の2ビットデコーダー回路部601を複
数のセンスアンプ104で共有し、面積の低減を実現し
ている。2ビットデコーダー回路部601の詳細は図7
に示す。図7の2ビットデコーダー701は、2ビット
のアドレス信号入力端子501を持ち、出力はスイッチ
ングトランジスタ接続部702により各センスアンプ1
04内のスイッチングトランジスタに接続される。図8
には各センスアンプ104内のスイッチングトランジス
タを示す。4つのNchMOSスイッチ503のゲート
端子は図7の2ビットデコーダー701と接続される接
続部801になっていて、4つのNchMOSスイッチ
503のゲート以外の端子の一方は共通で、センスアン
プ側接続端子504として使われ、各々のもう片方の端
子はそれぞれ、第一,第二,第三,第四のダミーセル接
続端子504,505,506,507として使われて
いる。
【0029】次いで、第4の実施の形態の動作を説明す
る。第4の実施の形態は基本的には、前記第3の実施の
形態と同様な動作をする。センスアンプ104が受け持
つメモリセル群201が4つに分割されているので、ア
ドレスは2ビットで1/4個の選択を行っている。構成
を説明した通り、それぞれの領域に属するメモリセルが
選択されたときに、同じ領域に属するダミーセルが選択
されるため、メモリセルとダミーセルとの距離が離れて
いないので、特性はプロセスバラツキの影響を受けな
い。またメモリセル群201の分割数が増えたので、選
択されたメモリセルと比較に使われるダミーセルはより
近い位置にくることになる。またメモリ容量が増大する
にしたがって、この分割数をさらに増やしていけば、同
様の効果が得られるのは当然である。
【0030】上述したように、本第4の実施の形態によ
れば、センスアンプ104が受け持つメモリセル群20
1を4つに分割し、それぞれの中心にダミーセルを設
け、2ビットのアドレス信号により最適なダミーセルを
選択するようにしたことで、選択されたメモリセルと比
較されるダミーセルが近くに配置されるようにできるの
で、高速化要求により、ビット線振幅が低減された場合
でも、安定的に読み出し動作を行えるという効果が得ら
れる。また分割数を増やすことにより、メモリ容量が増
大したときにも対応できるという効果もある。またデコ
ーダー部分601は全てのセンスアンプ104で共用し
ているので、面積低減できるという効果もある。この効
果はメモリ容量が増大するにしたがって大きくなる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、ダミーセルを複数有し、アドレス信号に
応じて最適なダミーセルが自動的に選ばれるので、高速
要求によりビット線振幅が低減された場合でも、安定的
に読み出し動作を行えるという効果を与える。
【0032】請求項2に記載の発明によれば、ダミーセ
ルを複数有し、センスアンプが受け持つメモリセル群を
複数に分割し、それぞれの中心にダミーセルを配置する
ことにより、アドレス信号に応じて最適なダミーセルが
自動的に選ばれるので、高速要求によりビット線振幅が
低減された場合でも、安定的に読み出し動作を行えると
いう効果を与える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における半導体メモリ読み出し回路の第
1の実施の形態を示す図である。
【図2】本発明における半導体メモリ読み出し回路の第
2の実施の形態を示す図である。
【図3】本発明における半導体メモリ読み出し回路の第
3の実施の形態を示す図である。
【図4】本発明における半導体メモリ読み出し回路の第
1、第2の実施の形態におけるダミーセル選択回路図で
ある。
【図5】本発明における半導体メモリ読み出し回路の第
3の実施の形態におけるダミーセル選択回路図である。
【図6】本発明における半導体メモリ読み出し回路の第
4の実施の形態を示す図である。
【図7】本発明における半導体メモリ読み出し回路の第
4の実施の形態におけるダミーセル選択回路のうち2ビ
ットデコーダー回路図である。
【図8】本発明における半導体メモリ読み出し回路の第
4の実施の形態におけるダミーセル選択回路のうちスイ
ッチングトランジスタ回路図である。
【図9】従来の半導体メモリブロック図である。
【図10】従来の半導体メモリ読み出し回路図である。
【図11】従来の半導体メモリ読み出し回路例における
ビット線電位を示す図である。
【図12】従来の高速化した半導体メモリ読み出し回路
図である。
【図13】従来の高速化した半導体メモリ読み出し回路
例におけるビット線電位を示す図である。
【符号の説明】
101 メモリセル群 102 ローデコーダー 103 カラムデコーダー 104 センスアンプ 105 第一のダミーセル 106 第二のダミーセル 107 アドレス信号入力端子 108,306 ダミーセル選択回路 201 1つのセンスアンプが受け持つメモリセル群 202 第一の分割されたメモリセル群 203 第二の分割されたメモリセル群 301 第三の分割されたメモリセル群 302 第四の分割されたメモリセル群 303 第三のダミーセル 304 第四のダミーセル 305 2ビットのアドレス信号入力端子 401 第一のMOSスイッチ 402 第二のMOSスイッチ 403 アドレス信号入力部 404 第一のダミーセル側接続端子 405,504 センスアンプ側接続端子 406 第二のダミーセル側接続端子 407 インバータ 501 2ビットアドレス入力端子 502,601,701 2ビットデコーダー 503 NchMOSスイッチ 505 第一ダミーセル接続端子 506 第二ダミーセル接続端子 507 第三ダミーセル接続端子 508 第四ダミーセル接続端子 602 スイッチングトランジスタ 702,801 スイッチングトランジスタ接続部 901,1006 ダミーセル 1001,1206 差動対 1002 差動対のメモリ側入力 1003 メモリセル 1004 メモリ側ビット線 1005 差動対のダミー側入力 1007 ダミー側ビット線 1008,1205 ダミー側プルアップトランジス
タ 1009,1203 メモリ側プルアップトランジス
タ 1011 メモリ側切り替えスイッチ 1012 ダミー側切り替えスイッチのダミー 1101 メモリ側ビット線電位 1102 ダミー側ビット線電位 1201 ビット線電位制限回路 1202,1204 トランジスタ 1207 メモリ側差動入力をプルアップするトラン
ジスタ 1208 ダミー側差動入力をプルアップするトラン
ジスタ 1301 メモリセル側ビット線電位 1302 ダミーセル側ビット線電位

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダミーセル出力である基準電圧と、メモ
    リセルの書き込み状態に応じた電圧とを比較して読み出
    しを行うメモリ読み出し回路において、 前記ダミーセルを複数有し、 前記メモリセルを選択するアドレス信号に応じて前記ダ
    ミーセルを選択することを特徴とする半導体メモリ読み
    出し回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のメモリ読み出し回路に
    おいて、 自分が受け持つメモリセル群を複数に分割し、それぞれ
    にダミーセルを1つ配置し、 かつ、前記ダミーセルは分割された前記メモリセル群の
    中心部分に配置されたことを特徴とする半導体メモリ読
    み出し回路。
JP16299296A 1996-06-24 1996-06-24 半導体メモリ読み出し回路 Pending JPH1011985A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7376033B2 (en) 2005-05-30 2008-05-20 Spansion Llc Semiconductor device and programming method therefor

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