JPH10117896A - ベビーキャリアのショルダーベルト締結構造 - Google Patents

ベビーキャリアのショルダーベルト締結構造

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JPH10117896A
JPH10117896A JP8294353A JP29435396A JPH10117896A JP H10117896 A JPH10117896 A JP H10117896A JP 8294353 A JP8294353 A JP 8294353A JP 29435396 A JP29435396 A JP 29435396A JP H10117896 A JPH10117896 A JP H10117896A
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JP
Japan
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belt
carrier
shoulder belt
baby
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JP8294353A
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English (en)
Inventor
Fumiyo Yamazoe
山添冨美代
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Aprica Kassai KK
Original Assignee
Aprica Kassai KK
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47DFURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
    • A47D13/00Other nursery furniture
    • A47D13/02Baby-carriers; Carry-cots
    • A47D13/025Baby-carriers; Carry-cots for carrying children in seated position

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  • Buckles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 二重の締結構造を確保するとともに、締結時
の操作を容易に行えるようにする。 【解決手段】 ベビーキャリア1においてショルダーベ
ルト6,6′をキャリア本体2に締結するためのショル
ダーベルト締結構造を構成する。この場合に、ショルダ
ーベルト6,6′の上部にリング部材(環状部材)4
0,40′を固定するとともに、一端にリング部材(被
係止部材)45,45′が、他端にワンタッチバックル
(バックル部材)60,60′がそれぞれ設けられた第
1のベルト部材46,46′をリング部材40,40′
内にスライド自在に挿入する。また、リング部材45,
45′に係脱自在に係合し得るフック部材(係止部材)
41,41′と、ワンタッチバックル60,60′が係
脱自在に係合し得るワンタッチバックル(バックル部
材)21,21′とをキャリア本体2の上部に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乳幼児を保持しつ
つ運搬するためのベビーキャリア(子守帯)において、
ショルダーベルトをキャリア本体に締結するためのショ
ルダーベルト締結構造に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】ベビーキャリアは、一般
に、乳幼児を保持するためのキャリア本体と、子守者が
装着するショルダーベルトとから構成されており、これ
らショルダーベルトおよびキャリア本体には、ショルダ
ーベルトをキャリア本体に締結するためのバックルがそ
れぞれ設けられている。
【0003】このような構成になるベビーキャリアの使
用の際には、子守者がショルダーベルトを装着し、乳幼
児をキャリア本体内に収容した状態から、ショルダーベ
ルトのバックルをキャリア本体のバックルに係合させ
る。これにより、ベビーキャリアが組み立てられ、該ベ
ビーキャリア内で乳幼児が支持されることになる。
【0004】しかしながら、前記従来の構成では、ベビ
ーキャリアの組立ておよび分解をバックルの着脱のみで
行うため、ベビーキャリアの使用中に子守者または第三
者が誤ってバックルを操作した結果、乳幼児を収容した
キャリア本体がショルダーベルトから外れて落下するお
それがある。
【0005】そこで、バックルに加えて、キャリア本体
側にフック状の係止部材を、ショルダーベルト側に該係
止部材が係合し得るリング状の被係止部材をそれぞれ設
けたベビーキャリアが本件出願人により提案されている
(特開平8−150051号公報参照)。
【0006】このようなベビーキャリアを組み立てる際
には、まず、乳幼児を収容したキャリア本体の係止部材
を子守者が装着したショルダーベルトの被係止部材に係
合させる。次に、ショルダーベルトおよびキャリア本体
の各バックルを係合させる。
【0007】この場合には、バックルによる締結と、係
止部材および被係止部材による締結との二重の締結状態
が確保されるので、キャリア本体がショルダーベルトか
ら容易に外れないようにすることができる。
【0008】ところが、このベビーキャリアにおいて
は、ショルダーベルト側の被係止部材が、ショルダーベ
ルトを装着した子守者の上体に近接して配置されること
になるため、係止部材を被係止部材に係合させる際に、
被係止部材が見にくく、操作がしにくい場合がある。
【0009】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、二重の締結構造を確保でき、しかも締
結時の操作を容易に行うことができるベビーキャリアの
ショルダーベルト締結構造を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、乳幼
児を保持するためのキャリア本体と、子守者が装着する
ショルダーベルトとを備えたベビーキャリアにおいて、
前記ショルダーベルトを前記キャリア本体に締結するた
めのショルダーベルト締結構造であって、前記ショルダ
ーベルトの上部に環状部材を固定し、一端にリング状ま
たはフック状の被係止部材が、他端にバックル部材がそ
れぞれ設けられた第1のベルト部材を前記環状部材にス
ライド自在に挿入するとともに、前記被係止部材に係脱
自在に係合し得るフック状またはリング状の係止部材を
前記キャリア本体の上部に設け、前記バックル部材が着
脱自在に係合し得るバックル部材を前記キャリア本体の
上部に設けたことを特徴としている。
【0011】請求項2の発明は、請求項1において、一
端が前記ショルダーベルトの上部に固定され、他端が前
記第1のベルト部材の他端側に連結された第2のベルト
部材をさらに設けたことを特徴としている。
【0012】請求項1の発明において、ショルダーベル
トをキャリア本体に締結する際には、まず、子守者がシ
ョルダーベルトを装着し、乳幼児をキャリア本体内に収
容した状態から、第1のベルト部材の一端に設けられ
た、例えばリング状の被係止部材を子守者の上体から離
れる側に引っ張る。
【0013】すると、第1のベルト部材がショルダーベ
ルト上部の環状部材内をスライドして、被係止部材が子
守者の見やすい位置に移動する。次に、キャリア本体上
部に設けられた、例えばフック状の係止部材を被係止部
材に係合させる。これにより、第1の締結状態が確保さ
れる。
【0014】この場合には、ショルダーベルトの締結の
前に、ショルダーベルト側の被係止部材を子守者の上体
から離れる側に引っ張ることによって、被係止部材を子
守者の見やすい位置に移動させることができるので、シ
ョルダーベルト締結時の操作を容易に行えるようにな
る。
【0015】次に、第1のベルト部材の他端に設けられ
たバックル部材を子守者の上体から離れる側に引っ張
る。すると、第1のベルト部材が前記スライド方向とは
逆方向に環状部材内をスライドして、バックル部材がキ
ャリア本体上部のバックル部材側に移動する。
【0016】また、このとき、第1のベルト部材端部の
被係止部材とともにキャリア本体上部の係止部材がショ
ルダーベルト上部の環状部材に接近することにより、キ
ャリア本体がショルダーベルト側に引き寄せられる。こ
の状態から、第1のベルト部材側のバックル部材をキャ
リア本体側のバックル部材に装着する。これにより、第
2の締結状態が確保される。
【0017】このように、請求項1の発明によれば、バ
ックル部材による締結と、係止部材および被係止部材に
よる締結との二重の締結構造を確保できるとともに、シ
ョルダーベルト締結時の操作を容易に行えるようにな
る。
【0018】請求項2の発明では、ショルダーベルトを
キャリア本体に締結する際の操作は請求項1の発明と同
様であるが、この場合においては、バックル装着時に、
係止部材および被係止部材が第2のベルト部材により上
方から覆われるようになっている。このため、ベビーキ
ャリアの使用中には、バックルを外さない限り、係止部
材および被係止部材が外側に露出することはない。これ
により、係止部材が被係止部材から誤って外されるのを
確実に防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様を添付図
面に基づいて説明する。図1ないし図7は本発明の一実
施態様によるショルダーベルト締結構造を備えたベビー
キャリアを説明するための図であり、図1はベビーキャ
リアの展開状態の表面図、図2はその裏面図、図3はシ
ョルダーベルト側のショルダーベルト締結構造を示す
図、図4ないし図6はショルダーベルト締結構造の作用
効果を説明するための図、図7はベビーキャリアの組立
完成前の状態を示す正面図である。
【0020】図1および図2に示すように、ベビーキャ
リア1はキャリア本体2を有している。キャリア本体2
は、乳幼児の腹部,股部および背部をそれぞれ支持する
ための前当て部3,幅の狭い股当て部4および背当て部
5を一体に連設して形成されている。なお、説明の便宜
上、以下、図1,図2の上方および下方をそれぞれベビ
ーキャリア1の上方および下方とする。
【0021】前当て部3の下部両端には、下方に延びる
一対のショルダーベルト6,6′が設けられている。各
ショルダーベルト6,6′の下部には、長さ調節可能な
ベルト部材11,11′を介してワンタッチバックル1
2,12′が装着されている。
【0022】各ショルダーベルト6,6′の上部には、
略D字状のリング部材(環状部材)40,40′が固定
されている。リング部材40,40′内には、第1のベ
ルト部材46,46′(図2では46′側のみ図示)が
スライド自在に挿入されている。第1のベルト部材4
6,46′の一端には、略D字状のリング部材(被係止
部材)45,45′が、他端には、ワンタッチバックル
60,60′がそれぞれ取り付けられている。
【0023】各ショルダーベルト6,6′の上部には、
さらに第2のベルト部材50,50′が設けられてい
る。第2のベルト部材50,50′の一端は、ショルダ
ーベルト6,6′上においてリング部材40,40′の
下方近傍位置に固定されており、また他端は、第1のベ
ルト部材46,46′の他端側に連結されている(図3
参照)。なお、この第2のベルト部材50,50′を省
略した構成とすることも可能である。
【0024】ワンタッチバックル60′は、図3に示す
ように、第1のベルト片46′の端部に取り付けられた
バックル本体61′と、その操作部61′aとから構成
されている。バックル本体61′には、ワンタッチバッ
クル係合用の係合穴61′bが形成されている。
【0025】なお、図3では、ショルダーベルト6′側
のワンタッチバックル60′についてのみ示したが、シ
ョルダーベルト6側のワンタッチバックル60について
も同様の構成を有するので、ここでは説明を省略する。
【0026】キャリア本体2には、互いに交差するベル
ト部材15,15′が取り付けられている。ベルト部材
15,15′の下部は股当て部4の斜め下方に延びてお
り、その先端には、ワンタッチバックル12,12′と
着脱自在に係合し得るワンタッチバックル16,16′
が装着されている。ベルト部材15,15′の上部はキ
ャリア本体2の上部まで延びており、その先端には、シ
ョルダーベルト6,6′側のワンタッチバックル60,
60′が着脱自在に係合し得るワンタッチバックル2
1,21′が装着されている。
【0027】背当て部5の上部両端(両肩部)には、リ
ング部材45,45′に係脱自在に係合し得るフック部
材(係止部材)41,41′が取り付けられている。図
4に示すように、フック部材41′(フック部材41に
ついても同様)のフック部分41′aの係合隙間sは、
対応するリング部材45′の径dよりもわずかに小さく
形成されている。
【0028】これにより、フック部材41′のリング部
材45′への係合時には、フック部分41′aがわずか
に弾性変形することによってフック部材41′がリング
部材45′に係合し、係合後は、リング部材45′がフ
ック部材41′から簡単に外れないようになっている。
【0029】また背当て部5の上部中央には、乳幼児の
頭部を後方から支持するためのヘッドサポート30が着
脱自在に設けられている。
【0030】このように構成されるベビーキャリア1に
おいて、ショルダーベルト6,6′をキャリア本体2に
締結する際には、ベビーキャリア1の表面側(図1)を
子守者側に向けた状態のまま、まずショルダーベルト
6,6′を子守者の両肩に掛け、ショルダーベルト6,
6′下部のワンタッチバックル12,12′をベルト部
材15,15′の各ワンタッチバックル16,16′に
係合させる(図1および図2一点鎖線参照)。
【0031】この状態から、乳幼児を背当て部5の上に
載せ、背当て部5ごと乳幼児を抱き寄せるとともに、リ
ング部材45,45′を子守者の上体から離れる方向に
引っ張る(図4参照)。
【0032】すると、第1のベルト部材46,46′が
ショルダーベルト6,6′上部のリング部材40,4
0′内をスライドして、リング部材45,45′が子守
者の見やすい位置に移動する。次に、キャリア本体2上
部に設けられたフック部材41,41′をリング部材4
5,45′に係合させる(図5参照)。これにより、第
1の締結状態が確保される。
【0033】この場合には、ショルダーベルト6,6′
の締結の前に、ショルダーベルト6,6′側のリング部
材45,45′を子守者の上体から離れる側に引っ張る
ことによって、リング部材45,45′を子守者の見や
すい位置に移動させることができるので、ショルダーベ
ルト締結時の操作を容易に行えるようになる。
【0034】次に、第1のベルト部材46,46′の他
端に設けられたワンタッチバックル60,60′を子守
者の上体から離れる側に引っ張る(図6参照)。する
と、第1のベルト部材46,46′が前記スライド方向
とは逆方向にリング部材40,40′内をスライドし
て、ワンタッチバックル60,60′がキャリア本体2
上部のワンタッチバックル21,21′側に移動する。
【0035】また、このとき、図6に示すように、リン
グ部材45,45′およびフック部材41,41′がリ
ング部材40,40′に接近することにより、キャリア
本体2がショルダーベルト6,6′側に引き寄せられ
る。この状態から、第1のベルト部材46,46′側の
各ワンタッチバックル60,60′をキャリア本体2側
の各ワンタッチバックル21′,21に装着する。これ
により、第2の締結状態が確保される。
【0036】このようにして、各ワンタッチバックル6
0,60′および21,21′による締結と、フック部
材41,41′およびリング部材45,45′による締
結との二重の締結構造を確保できるとともに、ショルダ
ーベルト締結時の操作を容易に行えるようになる。
【0037】また、この場合においては、ワンタッチバ
ックル60,21′および60′,21の装着時には、
フック部材41,41′およびリング部材45,45′
が第2のベルト部材50,50′により上方から覆われ
ている(図7参照)。このため、ベビーキャリア1の使
用中においては、各ワンタッチバックルを外さない限
り、フック部材41,41′およびリング部材45,4
5′が外側に露出しないようになっている。これによ
り、フック部材41,41′がリング部材45,45′
から誤って外されるのを確実に防止できる。
【0038】なお、前記実施態様では、ショルダーベル
ト6,6′側にリング部材45,45′を取り付け、背
当て部5側にフック部材41,41′を取り付けた例を
示したが、これらの取付けを逆にして、フック部材4
1,41′をショルダーベルト6,6′側に、すなわち
第1のベルト片46,46′の端部に取り付けるととも
に、リング部材45,45′を背当て部5側に取り付け
るようにしてもよい。
【0039】また、前記実施態様では、ショルダーベル
トの一端がキャリア本体に固定されたベビーキャリアに
本発明が適用された例を示したが、本発明の適用はこれ
に限定されない。
【0040】図8は、本発明によるショルダーベルト締
結構造が採用されたベビーキャリアの変形例を分解組立
図で示している。同図において、前記実施態様と同一符
号は同一または相当部分を示している。
【0041】このベビーキャリア100は、互いに分離
したキャリア本体101およびショルダーベルト110
とから主として構成されている。
【0042】キャリア本体101の上部両端にはフック
部材41,41′が、上部中央には着脱自在なヘッドサ
ポート30がそれぞれ設けられている。また、キャリア
本体101の上部には、左右両側方に延びるベルト部材
102,102′が設けられている。これらのベルト部
材102,102′は、乳幼児の胸部を周囲から保持す
るためのものである。各ベルト部材102,102′の
先端には、係脱自在な係止ホック103が取り付けられ
ている。
【0043】キャリア本体101の上部表面側には、ベ
ルト片104,104′を介してワンタッチバックル2
1,21′が設けられている。また、キャリア本体10
1の下部の左右両端部105,105′には、ワンタッ
チバックル106,106′が設けられている。
【0044】ショルダーベルト110は、背面側でたす
き掛けされたベルト部材であって、その前面側の上部に
は、略D字状のリング部材40,40′が固定されてい
る。リング部材40,40′内には、第1のベルト部材
46,46′がスライド自在に挿入されており、該第1
のベルト部材46,46′の一端には略D字状のリング
部材45,45′が、他端にはワンタッチバックル6
0,60′がそれぞれ取り付けられている。
【0045】ショルダーベルト110の前面側上部に
は、さらに第2のベルト部材50,50′が設けられて
いる。第2のベルト部材50,50′の一端は、ショル
ダーベルト110上においてリング部材40,40′の
上方近傍位置に固定されており、また他端は、第1のベ
ルト部材46,46′の他端側に連結されている。な
お、この第2のベルト部材50,50′を省略した構成
とすることも可能である。
【0046】ショルダーベルト110の前面側下部に
は、キャリア本体101側のワンタッチバックル10
6,016′に着脱自在に係合し得るワンタッチバック
ル120,120′がベルト片115,115′を介し
て設けられている。
【0047】このように構成されるベビーキャリア10
0を組み立てる際には、まず、子守者がショルダーベル
ト110を装着し、この状態から、ショルダーベルト1
10側の各ワンタッチバックル120,120′をキャ
リア本体101側の各ワンタッチバックル106,10
6′に係合させる(図8一点鎖線参照)。
【0048】次に、キャリア本体101内に乳幼児を収
容して、各ベルト部材102,102′を係止ホック1
03で留める。そして、キャリア本体2ごと乳幼児を抱
き寄せるとともに、ショルダーベルト110上のリング
部材45,45′を子守者の上体から離れる方向に引っ
張る。
【0049】すると、前記実施態様の場合と同様にし
て、第1のベルト部材46,46′がリング部材40,
40′内をスライドして、リング部材45,45′が子
守者の見やすい位置に移動するので、この状態から、キ
ャリア本体2側のフック部材41,41′をリング部材
45,45′に係合させる。これにより、第1の締結状
態が確保される。
【0050】次に、第1のベルト部材46,46′の他
端側のワンタッチバックル60,60′を子守者の上体
から離れる側に引っ張り、ワンタッチバックル60,6
0′をキャリア本体2側のワンタッチバックル21,2
1′に係合させる。これにより、第2の締結状態が確保
される。
【0051】この場合においても、前記実施態様と同様
にして、各ワンタッチバックル60,60′および2
1,21′による締結と、フック部材41,41′およ
びリング部材45,45′による締結との二重の締結構
造を確保できるとともに、ショルダーベルト締結時の操
作を容易に行えるようになる。さらに、フック部材4
1,41′がリング部材45,45′から誤って外され
るのを確実に防止できる。
【0052】また、この場合においても、フック部材4
1,41′およびリング部材45,45′の取付けを逆
にして、フック部材41,41′をショルダーベルト1
10側に、リング部材45,45′をキャリア本体10
1側に取り付けるようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明に係るベ
ビーキャリアのショルダーベルト締結構造では、ショル
ダーベルト上部に固定された環状部材内に第1のベルト
部材をスライド自在に挿入し、該第1のベルト部材の一
端に被係止部材を、他端にバックル部材をそれぞれ設け
るとともに、これら被係止部材およびバックル部材に各
々係合し得る係止部材およびバックル部材をキャリア本
体の上部に設けるようにしたので、二重の締結構造を確
保できるとともに、ショルダーベルトの締結の際に被係
止部材を子守者の見やすい位置に移動させることが可能
となり、これにより、ショルダーベルト締結時の操作を
容易に行えるようになる効果がある。
【0054】また、請求項2の発明に係るベビーキャリ
アのショルダーベルト締結構造では、ショルダーベルト
の上部にさらに第2のベルト部材を設けたので、バック
ル装着時には、係止部材および被係止部材が該第2のベ
ルト部材により上方から覆われるようになる。これによ
り、係止部材が被係止部材から誤って外れるのを確実に
防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様によるショルダーベルト締
結構造が採用されたベビーキャリアの展開状態の表面
図。
【図2】前記展開状態のベビーキャリアの裏面図。
【図3】ショルダーベルト側のショルダーベルト締結構
造を示す図。
【図4】ショルダーベルト締結構造の作用効果を説明す
るための図。
【図5】ショルダーベルト締結構造の作用効果を説明す
るための図。
【図6】ショルダーベルト締結構造の作用効果を説明す
るための図。
【図7】ベビーキャリアの組立完成前の状態を示す正面
図。
【図8】前記実施態様が採用されたベビーキャリアの変
形例を示す分解組立図。
【符号の説明】
1,100 ベビーキャリア 2,101 キャリア本体 21,21′ ワンタッチバックル(バックル部
材) 41,41′ フック部材(係止部材) 6,6′,110 ショルダーベルト 40,40′ リング部材(環状部材) 45,45′ リング部材(被係止部材) 46,46′ 第1のベルト部材 50,50′ 第2のベルト部材 60,60′ ワンタッチバックル(バックル部
材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳幼児を保持するためのキャリア本体
    と、子守者が装着するショルダーベルトとを備えたベビ
    ーキャリアにおいて、前記ショルダーベルトを前記キャ
    リア本体に締結するためのショルダーベルト締結構造で
    あって、 前記ショルダーベルトの上部に環状部材を固定し、 一端にリング状またはフック状の被係止部材が、他端に
    バックル部材がそれぞれ設けられた第1のベルト部材を
    前記環状部材にスライド自在に挿入するとともに、 前記被係止部材に係脱自在に係合し得るフック状または
    リング状の係止部材を前記キャリア本体の上部に設け、 前記バックル部材が着脱自在に係合し得るバックル部材
    を前記キャリア本体の上部に設けた、ことを特徴とする
    ベビーキャリアのショルダーベルト締結構造。
  2. 【請求項2】 一端が前記ショルダーベルトの上部に固
    定され、他端が前記第1のベルト部材の他端側に連結さ
    れた第2のベルト部材をさらに設けた、ことを特徴とす
    る請求項1記載のベビーキャリアのショルダーベルト締
    結構造。
JP8294353A 1996-10-15 1996-10-15 ベビーキャリアのショルダーベルト締結構造 Pending JPH10117896A (ja)

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