JPH10117846A - 歯間ブラシおよび歯間ブラシの製造方法 - Google Patents

歯間ブラシおよび歯間ブラシの製造方法

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JPH10117846A
JPH10117846A JP28107796A JP28107796A JPH10117846A JP H10117846 A JPH10117846 A JP H10117846A JP 28107796 A JP28107796 A JP 28107796A JP 28107796 A JP28107796 A JP 28107796A JP H10117846 A JPH10117846 A JP H10117846A
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filament
filaments
wire
brush
interdental brush
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JP28107796A
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Takao Kato
孝夫 加藤
Eiichi Sekino
栄一 関野
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Lion Corp
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、歯間通過時の抵抗感と清掃時の刷
掃実感を良好になるように調整した上で、これらを調整
したことを使用者が容易に色で認識でき、フィラメント
の植毛本数の安定化をなし得るようにした歯間ブラシお
よびその製造方法を提供することを目的としている。 【解決手段】 本発明は、捻りワイヤ32からなるワイ
ヤ部35と、このワイヤ部の捻りワイヤ間に挟持された
複数のフィラメント37、39、41からなるブラシ部
35とを具備してなる歯間ブラシにおいて、前記ブラシ
部が、前記ワイヤ部の長手方向に沿って設けられた複数
のフィラメント群36、38、40からなり、各フィラ
メント群に属するフィラメントの剛性が各フィラメント
群において統一され、フィラメント群毎に異なる剛性の
フィラメントが設けられてなるとともに、フィラメント
群毎に、異なる色のフィラメントが設けられてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯牙の清掃用具の
内、特に、歯牙と歯牙との間(歯間)の清掃に使用され
るいわゆる歯間ブラシ、および歯間ブラシの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に歯間ブラシは、捻りワイヤか
らなるワイヤ部と、このワイヤ部の捻りワイヤ間に挟持
された一定の長さを有する複数のフィラメントからなる
ブラシ部と、前記ワイヤ部を保持するホルダ部とを具備
して構成されている。
【0003】そして、前記フィラメントを保持するワイ
ヤは、通常、直径0.25〜0.35mm程度のステンレ
ス製の金属ワイヤからなり、このワイヤを2つ折りにし
てフィラメントの束を挟み込み、ワイヤを螺旋状に捻る
ことによって捻りワイヤを形成して前記フィラメントの
束を挟持し、この後にフィラメントの束全体をカッター
で一定の長さに毛切りすることで歯間ブラシが製造され
ている。また、前記のように用いられるフィラメント
は、2.5〜4mil(1mil≒0.025mm)程度の太さ
のポリアミド、もしくは、ポリエステル製モノフィラメ
ントからなり、これらのフィラメントが概略250〜4
00本程度捻りワイヤ間に保持固定され、通常、フィラ
メント全体が円筒形や円錐状になるように毛切り加工さ
れている。更に、前記の歯間ブラシは、通常、SS、
S、M、Lの記号で示されるサイズに分類され、フィラ
メント径、フィラメントの本数、フィラメントの束の毛
切り形状や大きさによって特徴付けられ、使用者の歯間
部の大きさによって使い分けられている。
【0004】次に、これら歯間ブラシの製造方法の一例
を図14を用いて説明する。この歯間ブラシの製造方法
は、ワイヤ切出し工程1と、ワイヤ二つ折り工程2と、
フィラメント切出し貯留工程3と、フィラメント挿入工
程4と、フィラメント固定工程5と、フィラメント刈込
み工程6とを有している。
【0005】ワイヤ切出し工程1は、スプールBに巻き
付けた長尺のワイヤ本体7から所定の長さのワイヤ7a
を切り出す工程である。
【0006】ワイヤ二つ折り工程2は、ワイヤ7aの中
央部に棒状の治具8の先端を押し当て、一対のローラ
9、9の間に治具8の先端とともにワイヤ7aの中央部
を押し入れて、ワイヤ7aを折り返し部7bとこの折り
返し部7bで折り返された二本の腕部7c、7cとを備
えるように二つ折り形状に成形する工程である。
【0007】また、図14の貯留容器12は、予め所定
の長さにカットされたフィラメント10aの貯留のため
に設けられたものである。
【0008】フィラメント挿入工程4は、フィラメント
貯留容器12の下部開口から取り出しピッカー13上に
一定ピッチで形成された取り出し溝13aにフィラメン
ト10aを供給し、取り出し溝13aで一定量のフィラ
メント10aを取り出し、ワイヤ7aの二本の腕部7
c、7c間に挿入する取り出しピッカー13とを備える
フィラメント供給装置11を用い、一定量のフィラメン
ト10aをワイヤ7aの二本の腕部7c、7c間に、腕
部7c、7cの延在方向に並べて挿入する工程である。
【0009】フィラメント固定工程5は、同軸線上に対
向配置され、相対回転される一対の締止具16、17を
有する捻り装置15を用い、腕部7aの折り返し部7b
を捻り装置15の一方の締止具16に締止させ、腕部7
aの二本の腕部7c、7cの両先端を捻り装置15の他
方の締止具17に締止させて、一対の締止具16、17
を相対回転させ、腕部7c、7cを螺旋状に捻ることに
より、歯間ブラシ20のワイヤ部21を形成するととも
に、多数のフィラメント10aを放射状に突き出させて
ワイヤ21に固定する工程である。
【0010】フィラメント刈込み工程6は、ワイヤ部2
1に固定された多数のフィラメント10aを刈込んで歯
間ブラシ20のブラシ部22を形成する工程である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、先に説明した
従来の歯間ブラシ20にあっては、以下に説明する問題
点を有していた。歯間ブラシ20のブラシ部22の大き
さは、形式によって多少の差異を有するが、一般的には
円錐状の場合、図14に示す寸法D(先端部側の外径)
/E(基端部側の外径)は、SSサイズのもので2/
2.5mm、Sサイズのもので2.5/3.5mm、Mサ
イズのもので3/4.5mm、Lサイズのもので4.5/
6mmとされている。しかるに、人の歯間部は狭く、こ
の狭い隙間に歯間ブラシを通過させて歯間部を清掃する
のであるから、清掃効果をより高めるためには、ある程
度フィラメント10aの通過抵抗を大きくして刷掃実感
を高める必要があるが、この通過抵抗を過大にし過ぎる
と使用しにくくなり、またフィラメント10aの耐久性
が悪くなる問題がある。
【0012】特に、前記SSサイズやSサイズの歯間ブ
ラシの場合、フィラメント径が小さく、フィラメントの
耐久性が悪くなる傾向が強かった。また、同じサイズの
歯間ブラシにあっても、図14に示す円錐状のブラシ部
22において長いフィラメントの耐久性が短いフィラメ
ントの耐久性よりも劣る問題があった。更に、前記SS
サイズのものは、特に狭い歯間部に使用されるために、
一般にフィラメントが2.5mil(0.0625mm)で
本数も約250本程度であるために、適度の通過抵抗と
良好な刷掃実感の両立ができない問題があった。
【0013】特に従来、このようなSSサイズ等の歯間
ブラシにおいて、刷掃実感を向上させる目的でフィラメ
ントの歯間への適当な通過抵抗を設定する場合、図14
を基に先に説明した従来の製造方法によると、取り出し
ピッカー13の取り出し溝13aの大きさを変えること
によって植毛本数を変えるといった手段しか取り得なか
った。また、このようにフィラメントの植毛本数を変え
た歯間ブラシにあっては、植毛本数を変えて通過抵抗を
調整したことを使用者が容易に把握できるような構造に
されておらず、通過抵抗を調整して使用感を向上させた
という実感を使用者に伝えることができない構造であっ
た。更に、従来の製造方法においては、フィラメント貯
留容器12から取り出しピッカー13の取り出し溝13
aでフィラメントを取り出す方法のために、フィラメン
ト本数がばらつき、植毛本数を一定にすることができな
い問題があった。
【0014】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、歯間の清掃を容易にすることができ、歯間通過時の
通過抵抗を良好になるように調整し、刷掃時の適度な刷
掃実感を実現した上で、この通過抵抗を調整したことを
使用者が容易に色で認識できるとともに、フィラメント
の植毛本数の安定化をなし得るようにした歯間ブラシ、
およびその歯間ブラシを容易に製造することができると
ともに品質の向上を図ることができる歯間ブラシの製造
方法を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明の歯
間ブラシは、捻りワイヤからなるワイヤ部と、このワイ
ヤ部の捻りワイヤ間に挟持された複数のフィラメントか
らなるブラシ部とを具備してなる歯間ブラシにおいて、
前記ブラシ部が、前記ワイヤ部の長手方向に沿って設け
られた複数のフィラメント群からなり、フィラメント群
毎にフィラメントの剛性が異なる構成と、フィラメント
群毎に異なる色のフィラメントが設けられた構成のどち
らか一方が採用されてなるものである。本発明の第2の
発明の歯間ブラシは、捻りワイヤからなるワイヤ部と、
このワイヤ部の捻りワイヤ間に挟持された複数のフィラ
メントからなるブラシ部とを具備してなる歯間ブラシに
おいて、前記ブラシ部が、前記ワイヤ部の長手方向に沿
って設けられた複数のフィラメント群からなり、フィラ
メント群毎にフィラメントの剛性が異なる構成と、フィ
ラメント群毎に異なる色のフィラメントが設けられた構
成の両方が採用されてなるものである。本発明の第3の
発明の歯間ブラシは、1つのフィラメント群に属するフ
ィラメントが同一の径のフィラメントからなり、フィラ
メント群毎に径の異なるフィラメントが集合されてな
る。また、前記いずれかの構造において、異なる剛性の
フィラメント群もしくは異なる径のフィラメント群が異
なる色とされてなるようにしても良い。色違いあるいは
剛性違いのフィラメント群が設けられているので、適度
な通過抵抗と高い刷掃実感を得ることができる。即ち、
剛性の低いフィラメント群の存在により、歯間にブラシ
部をスムーズに挿入することができ、歯と歯肉への当た
りを心地よくできるとともに、剛性の高いフィラメント
群の存在により確かな刷掃実感を得、清掃力を向上でき
る。
【0016】また、第4の発明においてフィラメント群
の存在を色の違いにより視覚的に容易に把握できるので
他の構成の歯間ブラシとの区別が容易にできる。
【0017】本発明の第5の発明の歯間ブラシの製造方
法は、色と剛性の少なくとも一方が違う複数のフィラメ
ント素線を集合したフィラメントの束を、色と剛性の少
なくとも一方違いで複数種類用意し、これら複数種類の
フィラメントの束を隣接させて並べて引出し、前記複数
のフィラメントの束を所定の長さに切断して複数のフィ
ラメントを切り出すとともに、前記複数のフィラメント
の並びを保持し、前記複数のフィラメントを、それらの
並びを保持したままで二つ折りにしたワイヤの間にワイ
ヤの長手方向に並べて挿入し、前記ワイヤを捻ることに
より形成した捻りワイヤでワイヤ部を形成するととも
に、前記複数のフィラメントを前記捻りワイヤの周囲に
放射状に位置させて固定することで、前記複数のフィラ
メントにより、色と剛性の少なくとも一方が異なる複数
のフィラメント群からなるブラシ部を形成することを特
徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。第1実施形態の歯間ブラシ30は、
図1に示すように、ワイヤ部31と、ワイヤ部31の周
囲に放射状に突設されるとともにワイヤ部31の長手方
向に並設される多数のフィラメント37・・・、39・・・、
41・・・からなるブラシ部35と、ワイヤ部31の基端
部を一体的に保持するホルダ部50とを具備して構成さ
れている。なお、ホルダ部50はこの態様に示す如くワ
イヤ部31と一体化されていても良く、また、取り外し
可能な構造、例えば、特開平5-23215号公報、特
開平7-265129号公報、特開平5―506161
号公報に開示された構造、あるいは、実開昭63-66
930号公報に示すようにワイヤ端部にトップを取り付
けてホルダ部に取り外し自在に構成されたものなどのい
ずれの構造でも良いのは勿論である。
【0019】ワイヤ部31は、直径0.25mm〜0.
35mm程度のステンレス製のワイヤ32からなり、こ
のワイヤ32を二つ折りにして、折り返し部33とこの
折り返し部33で折り返された二本の腕部34、34と
を備えるように成形し、その腕部34、34を螺旋状に
捻った捻りワイヤ形状を成している。
【0020】ブラシ部35は、ワイヤ部31を中心とす
る円柱形状を成しており、ブラシ部35を成す多数のフ
ィラメント37・・・、39・・・、41・・・は、その中心
を、ワイヤ部31を成すワイヤ32の捻られた二本の腕
部34、34の間に挟持されており、各フィラメントの
毛丈は等しくされている。
【0021】また、ブラシ部35は、その先端部側を成
す第1のフィラメント群36と、第1のフィラメント群
36に連設される第2のフィラメント群38と、第2の
フィラメント群38に連設される第3のフィラメント群
40とからなっている。第1のフィラメント群36と第
3のフィラメント群40は、それぞれ100本程度ずつ
の直径3milのポリエステル製単繊維であるフィラメン
ト37、41からなり、第2のフィラメント群38は、
100本程度の直径4milのポリエステル製単繊維であ
るフィラメント39からなっている。
【0022】フィラメント37、41は例えば無色であ
り、フィラメント39は例えば赤色に着色されており、
第1のフィラメント群36および第3のフィラメント群
40の色と、第2のフィラメント群38の色とが異なっ
ているとともに、同一の剛性とされた第1のフィラメン
ト群36および第3のフィラメント群40の各フィラメ
ント37、41の剛性よりも、第2のフィラメント群3
8のフィラメント39の剛性の方が高くされている。
【0023】この構成の歯間ブラシ30のブラシ部35
は、剛性の高い第2のフィラメント群38をそれよりも
剛性の低い第1のフィラメント群36と第3のフィラメ
ント群40とで挟んだ構成となっているので、歯間にブ
ラシ部35が挿入される際には、常にまず、柔らかな第
1のフィラメント群36あるいは第3のフィラメント群
40が歯間部分に挿入されることとなる。よって、歯間
ブラシ30のブラシ部35を、歯間の狭い隙間にもスム
ーズに挿入することができる。そして、剛性の高い第2
のフィラメント群38が歯と歯肉を含む歯間部分に触れ
るので、この第2のフィラメント群38により高い刷掃
実感を得、優れた清掃力を得ることができる。
【0024】また、第2のフィラメント群38と第1、
第3のフィラメント群36、40の使い分けは、視覚的
に第2のフィラメント群38と第1、第3のフィラメン
ト群36、40とを明確に区別して使用することが可能
であるので容易に行なうことができる。即ち、使用者
は、鏡等を利用して歯間部分を見ながら歯間磨きを行う
場合に、着色された剛性の高い第2のフィラメント群3
8の部分で強い刷掃実感を視覚的にも確認することがで
きるので、歯間ブラシ使用時の使用感の向上に寄与す
る。
【0025】以上のことから、この歯間ブラシ30によ
れば、歯間の清掃を容易に行なうことができ、使用者の
感じる刷掃実感に優れ、しかも、剛性の異なるフィラメ
ント群の存在を色の違いにより視覚的に知ることができ
る。更に、フィラメント群36、40とフィラメント群
38が色違いになっているので、販売時に店頭に陳列さ
れた場合に他の商品との区別が容易にできるとともに、
視覚的に消費者に対して高い商品価値を訴えることがで
きる。例えば従来、歯間ブラシと言えば、中〜高齢者向
けの製品として認識される傾向があるが、色違いのカラ
フルなフィラメント群36、38、40を有することに
より、若年層向けとしての製品価値を高めることがで
き、若者でも抵抗なく使用することができるようにな
る。また、この歯間ブラシ30では、ワイヤ部31をス
テンレス製のワイヤ32で形成したので、耐食性に富
み、耐久性に優れる。更に、前記のフィラメント群3
6、38、40を有する歯間ブラシ30において、例え
ば、SSサイズの歯間ブラシ30のフィラメント群3
6、38、40の色を白、青、白に設定し、Sサイズの
歯間ブラシ30のフィラメント群36、38、40の色
を白、赤、白に設定し、Mサイズの歯間ブラシ30のフ
ィラメント群36、38、40の色を白、緑、白といっ
たシリーズに決めることで、使用者は色の違いにより歯
間ブラシのサイズ分けを容易に認識できる効果があると
ともに、この色の違いによる識別は、製造者あるいは販
売者が商品識別を行う場合の目安ともなり、歯間ブラシ
のサイズ別の商品管理上の目安にもできる。
【0026】更に、歯間ブラシ30は、以下に説明する
製造方法の一例により容易且つ高品質に製造することが
できる。
【0027】この例の歯間ブラシの製造方法は、図14
を基に先に説明した従来のワイヤ切出し工程1同様のワ
イヤ切出し工程と、ワイヤ二つ折り工程2同様のワイヤ
二つ折り工程と、図5を基に以下に説明するフィラメン
ト供給工程と、図6を基に以下に説明するフィラメント
切出し挿入工程と、図14を基に先に説明した従来のフ
ィラメント固定工程5同様のフィラメント固定工程と、
フィラメント刈込み工程6同様のフィラメント刈込み工
程とを有している。
【0028】図5に示すフィラメント供給工程では、フ
ィラメント供給機構60を用いる。この例のフィラメン
ト供給機構60は、巻軸棚61と、この巻軸棚61の右
隅に設けられ、100本程度の束にされてフィラメント
37・・・の基となる無色のフィラメント素線F1・・・が巻
回された第1スプール62と、巻軸棚61の中央部に設
けられ、100本程度の束にされてフィラメント39・・
・の基となる赤色のフィラメント素線F2・・・が巻回され
た第2スプール63と、巻軸棚61の左隅に設けられ、
100本程度の束にされてフィラメント41・・・の基と
なる無色のフィラメント素線F3・・・が巻回された第3
スプール64とを備えている。また、フィラメント供給
機構60は更に、第1スプール62に巻回されたフィラ
メント素線F1・・・、第2スプール63に巻回されたフ
ィラメント素線F2・・・、第3スプール64に巻回され
たフィラメント素線F3・・・をその順に並んだ状態で引
出すフィラメント引出し機構65と、フィラメント引出
し機構65とスプール62、63、64との間に設けら
れ、フィラメント素線F1・・・、F2・・・、F3・・・がそ
の順で水平方向に隣接して並ぶように案内する案内板6
9を有している。
【0029】フィラメント引出し機構65は、フィラメ
ント素線F1・・・、F2・・・、F3・・・からなるフィラメ
ントの束Fの端部の先端側を挟持、挟持解除自在に設け
られた第1挟持装置66と、フィラメントの束Fの端部
の基端側を挟持、挟持解除自在に設けられた第2挟持装
置67とを備えており、第1挟持装置66、第2挟持装
置67は、それぞれ、フィラメントの束Fの引出し方向
およびその逆方向に移動駆動自在に設けられている。
【0030】図6に示すフィラメント切出し挿入工程で
は、フィラメント切出し挿入機構70を用いる。この例
のフィラメント切出し挿入機構70は、ベルトコンベア
71と切断装置77を具備して構成されており、ベルト
コンベア71は、回転駆動される共有軸72と、共有軸
72から水平方向に離間され、共有軸72に平行に配さ
れた図5の一対の独立軸73、74とを有している。一
対の独立軸73、74は、同一直線上に離間して配置さ
れている。ベルトコンベア71は、共有軸72の一方の
端部と一方の独立軸73との間に掛けられたベルト75
と、共有軸72の他方の端部と他方の独立軸74との間
に掛けられたベルト76とを有する。
【0031】切断装置77は、ベルトコンベア71の共
有軸72側において、一方のベルト75の側縁に沿うよ
うに配置された固定刃78と、図6に2点鎖線で示すよ
うに上下に移動駆動自在で、上方に移動して固定刃78
から離間され、下方に移動して固定刃78と重なり合う
可動刃79とを備えており、固定刃78の刃先78a
は、ベルト75の上面に沿っている。
【0032】また、フィラメント切出し挿入機構70
は、フィラメント引出し機構6で引き出したフィラメン
トの束Fの端部を、切断装置77の固定刃78、および
ベルトコンベア71の一対のベルト75、76に直交し
て載置できる位置に配置されている。
【0033】図5に示すフィラメント供給工程では、第
1スプール62に巻回されたフィラメント素線F1・・
・、第2スプール63に巻回されたフィラメント素線F
2・・・、第3スプール64に巻回されたフィラメント素
線F3・・・を、案内板69により、その順に水平方向に
並ぶように案内しながら、それらからなるフィラメント
の束Fの端部を、フィラメント引出し機構65により、
並びを保持した状態で引出し、フィラメント切出し挿入
機構70の切断装置77の固定刃78およびベルトコン
ベア71の一対のベルト75、76に直交させて載置す
る。
【0034】このフィラメント引出し機構65の動作
を、図7〜図12を用いて以下に詳述する。まず、図7
に示すように、フィラメント素線F1・・・、フィラメン
ト素線F2・・・、フィラメント素線F3・・・からなるフィ
ラメントの束Fの端部の先端は、切断装置77の直前に
位置しており、切断装置77の可動刃79は、固定刃7
8に対して上方(図7紙面に直交する方向)に離間して
いるとする。この状態では、第1挟持装置66は、フィ
ラメントの束Fの端部の先端側を挟持し、第2挟持装置
67はフィラメントの束Fの端部の基端側を挟持する。
【0035】次に、図8に示すように第1挟持装置66
を挟持解除として、切断装置77側に移動させて、フィ
ラメントの束Fの端部の先端に配置するとともに、切断
装置77の固定刃78の側面に当接させて、その刃先7
8aへの橋渡しとする。
【0036】そこで、図9に示すように、第2挟持装置
67を、第1挟持装置66側に移動させて、フィラメン
トの束Fの端部を、フィラメント切出し挿入機構70の
切断装置77の固定刃78およびベルトコンベア71の
一対のベルト75、76に直交させて載置する。この
際、第1挟持装置66が、フィラメントの束Fの端部を
案内するため、先端が引っ掛かることなく、フィラメン
ト素線F1・・・、F2・・・、F3・・・の並びの崩れが防止
される。
【0037】次に、図10に示すように第1挟持装置6
6でフィラメントの束Fを挟持し、第2挟持装置67
を、挟持解除としてフィラメントの束Fの基端側に移動
させた後、図11に示すように、第2挟持装置67でフ
ィラメントの束Fを挟持して、第1挟持装置66を、挟
持解除としてフィラメントの束Fの基端側に移動させ
て、切断装置77の固定刃78の側面から離間させ、そ
の後、第1挟持装置66でもフィラメントの束Fを挟持
する。
【0038】そして、切断装置77の可動刃79を固定
刃78の側面に重なるように、図6の下方に移動させて
固定刃78とともに図11に示すようにフィラメントの
束Fの端部を切断し、図12に示すように多数の所定長
さのフィラメント37・・・、39・・・、41・・・を切り出
す。切出された多数の毛37・・・、39・・・、41・・・
は、ベルトコンベア71に載置されているので、互いの
並びが保持される。
【0039】フィラメント切出し挿入工程では、まず予
め、前述のフィラメント切出し工程および線状部材二つ
折り工程で、図6に示すように二つ折りに形成されたワ
イヤ32を、図5のベルトコンベア71の一対の独立軸
73、74の間に、共有軸72側に二本の腕部34、3
4を向けて配置しておく。
【0040】そこで、図12に示すようにベルトコンベ
ア71の共有軸72を回転駆動することにより、一対の
ベルト75、76を同期回転させて、この一対のベルト
75、76に掛け渡されるように載置された多数のフィ
ラメント37・・・、39・・・、41・・・を、それらの並び
を保持したまま、2本の腕部34、34の間に並べて挿
入し位置決めする。すると、多数のフィラメント37・・
・、39・・・、41・・・の各中心は、ワイヤ32に対して
上方から見て見掛け上直角に交差する。このようにし
て、フィラメント37・・・、39・・・、41・・・の切出し
からワイヤ32への挿入位置決めの間にこれらの並びを
変えることなく移動できる。
【0041】そして、図14のフィラメント固定工程5
同様のフィラメント固定工程では、図6のワイヤ32の
折り返し部33と二本の腕部34、34の両先端とをそ
れぞれ締止するとともに、相対回転させ、図1に示すよ
うに二本の腕部34、34を螺旋状に捻る。これによ
り、歯間ブラシ30のワイヤ部31を形成するととも
に、多数のフィラメント37・・・、39・・・、41・・・を
放射状に突き出させてワイヤ部31に固定する。
【0042】その後、図14のフィラメント刈込み工程
6同様のフィラメント刈込み工程において、多数のフィ
ラメント37・・・、39・・・、41・・・、を刈込んで、歯
間ブラシ30のブラシ部35を円柱形状に仕上げ、各フ
ィラメントの先端を熱で丸めるなどの必要な加工を施
す。
【0043】以上のように、この例の歯間ブラシ30の
製造方法では、フィラメント37・・・、39・・・、41・・
・の本数が製造途中で変るおそれがないので、品質の向
上を図ることができる。また、図5のフィラメントの束
Fの引出し時から、フィラメント37・・・、39・・・、4
1・・・の並びを保持するので、図1に示すフィラメント
群36、38、40を容易に形成することができる。よ
って、前記色違いの剛性違いのフィラメント群36、3
8、40を有する構造の歯間ブラシ30を容易に製造す
ることができる。
【0044】なお、前記歯間ブラシ30では、フィラメ
ント37、39、41をポリエステル製単繊維とした
が、ポリアミド製単繊維等の他のフィラメントで形成し
てもよいのは勿論である。また、前記歯間ブラシ30で
は、ワイヤ部31をステンレス製のワイヤ32で形成し
たが、このワイヤ32をポリアミドやポリウレタン樹
脂、ポリビニルアルコール樹脂(PVA樹脂)で被覆し
たもので形成して防蝕効果を高めるようにしてもよい。
【0045】次に、図2は、本発明の歯間ブラシの第2
実施形態を示す図であり、この歯間ブラシ130は、図
1の歯間ブラシ30において、そのブラシ部35に代え
て、図2のワイヤ部31を中心としてワイヤ部31の先
端側に先細りの円錐形状を成し、先端部を成す第1のフ
ィラメント群136とこれに連設される第2のフィラメ
ント群138とからなるブラシ部135にしたものであ
る。
【0046】例えば、第1のフィラメント群136は、
170本程度の直径2.5milのポリエステル製単繊維で
あるフィラメント137・・・からなり、第2のフィラメ
ント群138は、80本程度の直径3milのポリエステ
ル製単繊維であるフィラメント139・・・からなってい
る。ここでフィラメント137・・・は例えば無色であ
り、フィラメント139・・・は例えば青色に着色され、
フィラメント139の剛性がフィラメント137の剛性
よりも高くされている。
【0047】この形態の歯間ブラシ130では、ブラシ
部135をワイヤ部31の先端側に先細りの円錐形状と
し、先端部側を剛性の低いフィラメント137からなる
第1のフィラメント群136としたので、歯間の狭い隙
間へのブラシ部135の挿入を円滑にすることができ
る。また、ブラシ部135をその先端から基端まで挿入
していくときにブラシ部135から歯間に加わる力を、
徐々に強くなるように連続的に滑らかに変化させること
ができる。更に、毛丈の長い基端部側を剛性の高い第2
のフィラメント群138としたので、基端部での刷掃状
態を強くすることができる上、基端部の耐久性を向上さ
せることができる。
【0048】また、図3は、本発明の歯間ブラシの第3
実施形態を示す図であり、この歯間ブラシ230は、図
2の歯間ブラシ130において、そのブラシ部135に
代えて、図3のワイヤ部31を中心としてワイヤ部31
の先端側に先細りの円錐形状を成し、先端部を成す第1
のフィラメント群236とこれに連設される第2のフィ
ラメント群238と、これに連設される第3のフィラメ
ント群240とからなるブラシ部235にしたものであ
る。
【0049】第1のフィラメント群236は、70本程
度の直径2.5milのポリエステル製単繊維であるフィラ
メント237・・・からなり、第2のフィラメント群23
8は、70本程度の直径3milのポリエステル製単繊維
であるフィラメント239・・・からなり、第3のフィラ
メント群240は、70本程度の直径3.5milのポリエ
ステル製単繊維であるフィラメント241・・・からな
る。フィラメント237・・・は例えば無色であり、フィ
ラメント239・・・は例えば赤色に着色されており、フ
ィラメント241・・・は例えば青色に着色されている。
従って、フィラメント群236、238、240の順に
フィラメントの剛性が高められている。
【0050】この歯間ブラシ230では、ブラシ部23
5をその先端から基端まで挿入していくときにブラシ部
235から歯間に加わる力を、フィラメント群236、
238、240の順により連続的に滑らかに変化させる
ことができ、特にこれらのフィラメント群の順序で徐々
に強くなる刷掃実感を得ることができる。
【0051】また、図4(a)は、本発明の歯間ブラシ
の第4実施形態を示す図であり、この例の歯間ブラシ3
30は、図1の歯間ブラシ30において、ブラシ本体3
5に代えて、図4(a)のワイヤ部31を中心としてワ
イヤ31の先端側に先細りの円錐形状を成し、その先細
り比が先端から基端に向かうに従って大となり、先端部
を成す第1のフィラメント群336と、これに順次連設
される第2のフィラメント群338と、第3のフィラメ
ント群340と、第4のフィラメント群342とからな
るブラシ本体335にしたものである。
【0052】第1のフィラメント群336は、120本
程度の直径3milのポリエステル製単繊維であるフィラ
メント337・・・からなり、第2のフィラメント群33
8は、50本程度の直径4milのポリエステル製単繊維
であるフィラメント339・・・からなり、第3のフィラ
メント群340は、100本程度の直径3milのポリエ
ステル製単繊維であるフィラメント341・・・からな
り、第4フィラメント群342は、50本程度の直径4
milのポリエステル製単繊維であるフィラメント343・
・・からなる。ここで、フィラメント337、341は例
えば無色であり、フィラメント339、343は例えば
緑色に着色されている。
【0053】歯間ブラシ330では、ブラシ部335を
その先端から基端まで挿入していくときにブラシ部33
5から歯間に加わる力を、フィラメント群336、33
8、340、342の順に弱、強、弱、強の順に連続的
に繰り返し変化させることができる。
【0054】図4(b)は本発明の歯間ブラシの第5実
施形態を示す図であり、この例の歯間ブラシ350は、
図4(b)のワイヤ部31の長さ方向中央部に最も長い
フィラメントを配し、その中央部を中心としてワイヤ部
31の先端側に向いて徐々に短いフィラメントを配し、
ワイヤ部31の後端側に向いて徐々に短いフィラメント
を配して構成されている。この例においては、ワイヤ部
31の先端側から順に第1のフィラメント群351(フ
ィラメント径2.5mil)と第2のフィラメント群352
(フィラメント径3mil)と第3のフィラメント群35
3(フィラメント径2.5mil)が配置されて構成されて
いる。
【0055】図4(c)は本発明の歯間ブラシの第6実
施形態を示す図であり、この例の歯間ブラシ360は、
ワイヤ部31の先端側から順に、同一長のフィラメント
からなる第1のフィラメント群361(フィラメント径
2.5mil)と、フィラメント長さが中央部で長く両端部
側に向かうにつれて徐々に減少する概略球形の第2のフ
ィラメント群362(フィラメント径3mil)と、同一
長のフィラメントからなる第3のフィラメント群363
(フィラメント径2.5mil)が配置されて構成されてい
る。
【0056】図4(d)は本発明の歯間ブラシの第7実
施形態を示す図であり、この例の歯間ブラシ370は、
ワイヤ部31の先端側から順に、第1のフィラメント群
371(フィラメント径2.5mil)と、第2のフィラメ
ント群372(フィラメント径3mil)と、第3のフィ
ラメント群373(フィラメント径4.0mil)が配置さ
れて構成され、第1のフィラメント群371と第2のフ
ィラメント群372はワイヤ部31の先端部から順に徐
々に長さが長くなるフィラメントで構成され、第3のフ
ィラメント群373は概略球型になるようにフィラメン
トが配置されて構成されている。
【0057】一方、図13は、歯間ブラシの製造方法の
別の実施形態を示す図であり、この形態の歯間ブラシの
製造方法では、図5の製造方法に用いた第1、第2挟持
装置66、67に代えて、図13に示す一対の回転ロー
ラ166、167を用い、ベルトコンベア71に代え
て、水平方向に二本平行に突出され、突出後退駆動自在
な腕部材172、173を有する搬送装置171を用い
たものである。この歯間ブラシの製造方法では、フィラ
メント引出し機構を一対の回転ローラ166、167で
構成したので、フィラメント引出し機構の構造の単純化
ができる。また、フィラメント固定工程においては、搬
送装置171の腕部材172、173を後退させること
で、広い作業空間を形成することができる。この例の装
置を用いた場合であっても前述の製造方法の場合と同様
に本発明に係る歯間ブラシを製造することができる。
【0058】ところで前述の説明においては、剛性の異
なるフィラメントを径の異なるフィラメントとしたが、
同一の径であって、材料自体の剛性あるいは弾性の異な
るフィラメントを用いることで本発明を実現することも
できる。その場合は、すべてのフィラメントを同一径と
しても、フィラメント群毎に異なる剛性を有するフィラ
メントを用いることで剛性の異なるフィラメント群を構
成することができる。また、剛性の異なるフィラメント
群を配置する場合、ブラシ部の先端部側に剛性の低いフ
ィラメント群をブラシ部の基端部側に剛性の高いフィラ
メント群を配置することで、歯間に挿入し易く、挿入後
は刷掃実感の高い歯間ブラシを提供できる。更に、剛性
の低いフィラメント群と剛性の高いフィラメント群をブ
ラシ部の先端側から交互に配置することによっても同様
な効果を得ることができる。更に、色と径の異なるフィ
ラメントを用意して第4の発明を実施するならば、フィ
ラメント群毎に径が異なり、フィラメント群毎に色と剛
性の少なくとも一方の異なる本発明の歯間ブラシを製造
することができる。
【0059】
【発明の効果】本発明の第1の発明または第2の発明の
歯間ブラシによれば、色違いまたは剛性違いのフィラメ
ント群を複数設けてブラシ部を構成したので、剛性の低
いフィラメント群の存在により歯と歯肉への当たり心地
の良い歯間へのスムーズな挿入操作を実現でき、しか
も、剛性の高いフィラメント群の存在により確実な刷掃
実感を得て歯間部の確実な清掃効果を得ることができ、
フィラメントの耐久性も良好にできる。また、フィラメ
ント群を色違いにすることにより、販売時に店頭に陳列
された場合に他の商品との区別が容易にできるととも
に、視覚的に消費者に対して高い商品価値を訴えること
ができる。また、剛性の異なるフィラメントは、径の異
なるフィラメントを用いることで容易に実現できる。
【0060】次に、本発明の歯間ブラシの製造方法によ
れば、色違いと剛性違いの少なくとも一方違いのフィラ
メントの並びをフィラメント素線の切断後も保持して二
つ折りにしたワイヤの間に挿入してブラシ部を形成する
ので、フィラメントの本数と並びを変えることなく異な
った色あるいは剛性を有するフィラメント群を備えた歯
間ブラシを製造できる。また、切断されたフィラメント
の並びを保持するので、色と剛性の少なくとも一方が異
なるフィラメントを用いて、第1の発明の歯間ブラシを
製造する場合に、切断前に色違いと剛性違いの少なくと
も一方のフィラメントをそれぞれ用意しておくだけで、
色または剛性の少なくとも一方が異なるフィラメント群
を備えた歯間ブラシを容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の歯間ブラシの第1実施形態を示す図
である。
【図2】 本発明の歯間ブラシの第2実施形態を示す図
である。
【図3】 本発明の歯間ブラシの第3実施形態を示す図
である。
【図4】 本発明の歯間ブラシの第4実施形態を示す図
である。
【図5】 本発明の歯間ブラシの製造方法の第1実施形
態を示す図である。
【図6】 図5に示す歯間ブラシの製造方法に用いられ
るフィラメント切出挿入機構を示すX−X線断面矢視図
である。
【図7】 図5に示すフィラメント切出挿入機構、およ
びフィラメントを引き出してフィラメント切出挿入機構
に供給するフィラメント素線引出機構の動作を示す図で
あり、その第一過程を示す。
【図8】 図5に示すフィラメント切出挿入機構、およ
びフィラメントを引き出してフィラメント切出挿入機構
に供給するフィラメント素線引出機構の動作を示す図で
あり、その第二過程を示す。
【図9】 図5に示すフィラメント切出挿入機構、およ
びフィラメント素線を引き出してフィラメント切出挿入
機構に供給するフィラメント引出機構の動作を示す図で
あり、その第三過程を示す。
【図10】 図5に示すフィラメント切出挿入機構、お
よびフィラメント素線を引き出してフィラメント切出挿
入機構に供給するフィラメント引出機構の動作を示す図
であり、その第四過程を示す。
【図11】 図5に示すフィラメント切出挿入機構、お
よびフィラメント素線を引き出してフィラメント切出し
挿入機構に供給するフィラメント素線引出機構の動作を
示す図であり、その第五過程を示す。
【図12】 図5に示すフィラメント切出挿入機構、お
よびフィラメント素線を引き出してフィラメント切出挿
入機構に供給するフィラメント素線引出機構の動作を示
す図であり、その第六過程を示す。
【図13】 本発明に係る歯間ブラシの製造方法の第2
実施形態を示す図である。
【図14】 従来の歯間ブラシの製造方法の一例を示す
図である。
【符号の説明】
30、130、230、330・・・歯間ブラシ 31・・・ワイヤ部 32・・・ワイヤ 35、135、235、335・・・ブラシ部 36、136、236、336・・・第1のフィラメント
群 37、137、237、337・・・フィラメント 38、138、238、338・・・第2のフィラメント
群 39、139、239、339・・・フィラメント 40、240、340・・・第3のフィラメント群 41、241、341・・・フィラメント 342・・・第4のフィラメント群 343・・・フィラメント F1・・・フィラメント素線 F2・・・フィラメント素線 F3・・・フィラメント素線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 捻りワイヤからなるワイヤ部と、このワ
    イヤ部の捻りワイヤ間に挟持された複数のフィラメント
    からなるブラシ部とを具備してなる歯間ブラシにおい
    て、 前記ブラシ部が、前記ワイヤ部の長手方向に沿って設け
    られた複数のフィラメント群からなり、フィラメント群
    毎にフィラメントの剛性が異なる構成と、フィラメント
    群毎に異なる色のフィラメントが設けられた構成のどち
    らか一方が採用されてなることを特徴とする歯間ブラ
    シ。
  2. 【請求項2】 捻りワイヤからなるワイヤ部と、このワ
    イヤ部の捻りワイヤ間に挟持された複数のフィラメント
    からなるブラシ部とを具備してなる歯間ブラシにおい
    て、 前記ブラシ部が、前記ワイヤ部の長手方向に沿って設け
    られた複数のフィラメント群からなり、フィラメント群
    毎にフィラメントの剛性が異なる構成と、フィラメント
    群毎に異なる色のフィラメントが設けられた構成の両方
    が採用されてなることを特徴とする歯間ブラシ。
  3. 【請求項3】 1つのフィラメント群に属するフィラメ
    ントが同一の径のフィラメントからなり、フィラメント
    群毎に径の異なるフィラメントが集合されたことを特徴
    とする請求項1または2記載の歯間ブラシ。
  4. 【請求項4】 異なる剛性のフィラメント群もしくは異
    なる径のフィラメント群が異なる色とされてなることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の歯間ブラ
    シ。
  5. 【請求項5】 色と剛性の少なくとも一方が違う複数の
    フィラメント素線を集合したフィラメントの束を、色違
    いあるいは剛性違いで複数種類用意し、これら複数種類
    のフィラメントの束を隣接させて並べて引出し、前記複
    数のフィラメントの束を所定の長さに切断して複数のフ
    ィラメントを切り出すとともに、前記複数のフィラメン
    トの並びを保持し、前記複数のフィラメントを、それら
    の並びを保持したままで二つ折りにしたワイヤの間にワ
    イヤの長手方向に並べて挿入し、 前記ワイヤを捻ることにより形成した捻りワイヤでワイ
    ヤ部を形成するとともに、前記複数のフィラメントを前
    記捻りワイヤの周囲に放射状に位置させて固定すること
    で、前記複数のフィラメントにより、色と剛性の少なく
    とも一方が異なる複数のフィラメント群からなるブラシ
    部を形成することを特徴とする歯間ブラシの製造方法。
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