JP4581716B2 - 歯間清掃具およびその製造方法 - Google Patents

歯間清掃具およびその製造方法 Download PDF

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本発明は、隣り合う歯の隙間(以下、「歯間部」という。)に挿入し、食物の残りかすや歯垢を除去するために使用される歯間清掃具に関する。
従来、歯間清掃具としては、2つ折りにした極細の金属製ワイヤ間にナイロンなどの合成樹脂製フィラメントを挟み込み、前記ワイヤを捻り合わせて前記フィラメントを放射方向へ螺旋状に突出させたブラシを、合成樹脂製のハンドル部の先端に固定した歯間ブラシが一般的であった。この歯間ブラシを製造するには、ワイヤを捻って作る螺旋状ブラシの製造工程と、そのブラシを樹脂にインサート成形する全く別の工程とが必要であり、より効率的な製造方法が求められていた。また、この歯間ブラシは、ブラシを歯間部に挿入可能とするため極細の金属製ワイヤが使用されているため、使用時に折れ曲がり易く、さらには繰り返し使用することでワイヤが破断することがあった。さらに、ワイヤを捻り合わせたブラシは、断面形状が一定(ほぼ円形)であるため、歯間部の形状(略三角形状の隙間)にフィットしにくいという難点があった。また、金属のワイヤを用いた歯間ブラシは、歯間部にブラシを出し入れして清掃する際に、金属ワイヤが歯牙に触れたり擦れたりすることにより、不快感を感じて使用を敬遠するひともあった。
上記のような金属ワイヤを用いた歯間ブラシの他に、合成樹脂製の歯間清掃具も種々提案されている。例えば、合成樹脂製本体の軸方向に、ポリエステル、ナイロンなどの合成繊維を貫通させて、一端のテーパー部と他端の垂直面に植毛部を設けた口腔清掃補助用具が提案されている(特許文献1参照。)。しかし、この口腔清掃補助用具の場合、本体の軸方向に繊維を貫通させていることから構造が複雑で量産性に欠け、製品が高価なものになる。また、合成樹脂製軸部の外面に毛を接着した歯間清掃具も提案されている。例えば、弾性プラスチック材料でつくられたブレードに静電的引力を介して着毛部を接触させた歯部清掃具(特許文献2参照。)や、持ち柄部分と先端芯とを一体成形したナイロンなどの樹脂成形品の先端芯の外周面にフィラメントを電着植毛手段によって植毛を施した歯間ブラシ(特許文献3参照。)が提案されている。しかし、これらは、合成樹脂製の軸部の表面に毛(フィラメント)を接着したものであるため、歯間部へ挿入して使用する際、摩擦によって毛が脱落しやすく耐久性に欠けるという問題がある。また、合成樹脂製の軸部に、突部を有する成形品や編織品を外嵌した歯間清掃具も提案されている。例えば、持ち柄部と先端芯とを一体成形した樹脂成形品の先端芯の外周に、放射方向に突出するシリコンゴム成形品を外嵌固着した歯間ブラシ(特許文献3参照。)、歯の隙間に差し込み可能な先鋭突部と、グリップ部と、前記両部を連結する連結部とを備え、前記連結部に、常温でゴム弾性を有する合成樹脂からなり外周面に多数の突状ブラシ部が形成されたクリーニング部材を装着したブラシ楊枝(特許文献4参照。)、ポリアミド、ポリオレフィンなどのプラスチック材料からなる棒状の支持体の表面が熱可塑性エラストマーなどの軟らかいプラスチック材料からなるインサートまたはコーティングで覆われた歯間クリーナー(特許文献5参照。)、歯間部に挿入し得る太さの棒状の芯材に筒状繊維編物または筒状繊維織物を覆い被せて装着するか、糸状繊維を螺旋状に巻き付けて装着することにより芯材の外周面に凹凸を形成した歯間清掃用具(特許文献6参照。)などが提案されている。しかし、これら軸部の外面を成形品や筒状物などで覆った歯間清掃具では、フィラメンを放射状に設けたタイプの歯間ブラシを較べてプラーク除去力に劣り、さらに前記成形品などが脱落し易く、また脱落を防止するためには構造が複雑となるという問題がある。さらに、合成樹脂製軸部の外周面に毛や突起を一体成形した歯間清掃具も提案されている。例えば、軸体の外周面にヒレ状または毛状体の突起が合成樹脂により一体に成形された歯間清掃具(特許文献7参照。)、ナイロン、軟質ポリプロピレンなどの合成樹脂製で歯間に挿入する側の周囲に突起が一体成形された歯間カス除去具(特許文献8参照。)、頭部とそれに続く清掃部とからなり、清掃部の軸部外面にミクロフライス加工やミクロ射出加工により掃毛が一体に形成された根管または歯間用の清掃器具(特許文献9参照。)などが提案されている。しかし、このように軸部と一体成形した突起や毛は微細なものは形成し難く、また軸部と同一材料で成形されるため硬さの調整が困難であり、さらに、射出成形で形成される毛の場合には通常のフィラメントの製造工程における延伸処理などもなされていないため、毛にこしがなく、耐久性にも問題がある
特開昭61−37153号公報 特開平8−191845号公報 特開2000−120号公報 特開2000−24009号公報 特表2001−506514号公報 特開2003−245287号公報 特開2000−166945号公報 特開2001−314426号公報 特開2002−345852号公報
本発明は、従来の歯間清掃具が抱える上記のような種々の問題に鑑み、折れにくく、耐久性に優れ、清掃効果も高く、かつ歯間部にフィットしやすく使用感に優れ、しかも構造が簡単で製造も容易な歯間清掃具を提供せんとするものである。
本発明に係る歯間清掃具は、基部と軸部とを合成樹脂にて一体成形するとともに、合成樹脂製のフィラメントまたはフィラメント束からなるブラシ毛を、前記一体成形に用いる成形型における軸部形成用キャビティを軸部の径方向に貫通する状態で前記成形型の分割面に挟み込んだ状態で、前記成形空間内に成形用溶融樹脂を充填することで、合成樹脂製のフィラメントまたはフィラメント束からなるブラシ毛を、前記軸部の径方向に貫通させ、その両端部が前記軸部から放射方向へ突出した状態で設けてブラシ部としてなるものである。前記歯間清掃具の基部は、ハンドル部を一体成形して基部がハンドル部を兼ねるようにしてもよいし、ブラシ部とは別途製造したハンドル部にブラシ部を着脱自在に設けてもよい。また、前記ブラシ部とハンドル部とは同軸上、即ち、ブラシ部からハンドル部にかけて直線状に形成してもよいし、ブラシ部とハンドル部とが所定の角度で屈曲した形状、例えばブラシ部に対してハンドル部が直交する形状であってもよい。

前記歯間清掃具においては、軸部の軸長方向の複数箇所に前記ブラシ毛を設けてブラシ部としたり、ブラシ毛を前記軸部の軸長方向に沿って連続して設けてブラシ部とすることが好ましい。
また、軸長方向の複数箇所にブラシ毛を設けてブラシ部とした歯間清掃具にあっては、ブラシ毛を軸部から異なる方向へ突出させる、ブラシ毛を、水平な軸部から左右斜め下方の2方向へ突出させる、隣接して設けたブラシ毛の突出方向を所定の角度毎に変化させる、さらには複数のブラシ毛を軸部の軸長方向に沿って螺旋状に並んだ状態で設けることも好ましい態様である。
また、ブラシ毛を軸部の軸長方向に沿って連続して設けてなる歯間清掃具にあっては、前記と同様にブラシ毛を水平な軸部から左右斜め下方の2方向へ突出させる、連続して設けたブラシ毛の角度を変化させる、前記ブラシ毛の角度を軸部の軸長方向に沿って連続して変化させる、さらにはブラシ毛を軸部の軸長方向に沿って螺旋状に並んだ状態で設けることも好ましい実施の態様である。
さらに、前記軸部の軸長方向に沿って複数列のブラシ毛を設けてブラシ部としてもよい。また、ブラシ部を構成する軸部を、基部側の基端側から先端側に向かって先細に形成することも好ましい。
また、本発明に係る歯間清掃具の製造方法は、基部成形用キャビティおよび該基部成形用キャビティの端部から連続する軸部成形用キャビティからなる成形空間を有し、前記基部成形用キャビティおよび軸部成形用キャビティがその軸長方向に沿って分割された成形型を用い、合成樹脂製のフィラメントまたはフィラメント束からなるブラシ毛を、前記軸部形成用キャビティを軸部の径方向に貫通する状態で前記成形型の分割面に挟み込んだ状態で前記成形空間内に成形用溶融樹脂を充填し、前記ブラシ毛が軸部を径方向に貫通した状態で成形してブラシ部を形成することを特徴とする。さらに、前記基部成形用キャビティに連続してハンドル部成形用キャビティを有する金型によりブラシ部とハンドル部とを一体成形してもよい。
前記の場合、フィラメントまたはフィラメント束を、前記成形型の分割面に形成した案内用溝部に配置した状態で分割面に挟み込むことが好ましい。
また、本発明の歯間清掃具の製造方法においては、前記成形型を、軸部成形用キャビティの軸長方向で複数に分割した成形型、さらには前記各分割型の軸長方向に沿った分割面の角度を変化させた成形型を用い、各分割型の軸長方向に沿った分割面に前記フィラメントまたはフィラメント束を挟み込んだ状態で成形することができる。
さらに、前記軸長方向で分割されて隣接する分割型の軸長方向に沿った分割面の角度を順次変化させてなる成形型を用い、各分割型の分割面に前記フィラメントまたはフィラメント束を挟み込んだ状態で成形することで、軸部の軸長方向にそってブラシ毛が所定の角度毎変化した方向へ突出したブラシ部を形成することができる。
また、前記軸部成形用キャビティの軸長方向に沿った分割面の角度を、前記軸長方向に沿って連続的に変化させてなる成形型を用い、前記軸長方向に沿った分割面に前記フィラメントまたはフィラメント束を挟み込んだ状態で成形することもできる。
本発明に係る歯間清掃具は、合成樹脂にて基部に一体成形した軸部にフィラメントまたはフィラメント束からなるブラシ毛を前記軸部を貫通して設けてブラシ部としてなるので、ブラシ部の軸部からブラシ毛が脱落することがなく、またブラシ毛として通常の製法で延伸処理などを経て製造されるフィラメントやフィラメント束を用いてなるので、ブラシ毛のこしが強く、耐久性に優れる。また、細いブラシ毛を用いることができ、清掃効果に優れている。さらに、軸部は合成樹脂で成形するので、歯間部の形状にフィットする断面形状、例えば断面三角形状などの任意の形状とすることができる。また、インサート成形により、合成樹脂による基部および軸部の成形と同時に軸部へブラシ毛を設けることができるので、従来より少ない工程で、かつ短い製造時間で、歯間清掃具の製造をすることができる。さらに、金属のワイヤを用いた歯間ブラシでおこる、金属ワイヤが歯牙に触れたり擦れたりすることによる強い不快感を大幅に低減することができる。これにより、不快感のために使用を敬遠していた人々にも受容される歯間清掃具を提供することができる。また、ブラシ部を適切な樹脂を選んで製造することができるので、使用している時に、金属ワイヤのブラシのようにブラシの軸部が簡単に折れ曲がることがないようにすることができる。同じく、適切な樹脂を選ぶことにより、繰り返し使用において金属ワイヤの場合のような破断が殆ど発生することのない歯間清掃具を提供することができる。
上記のような本発明に係る歯間清掃具においては、軸部および基部の成形時に、基部に連なるハンドル部を一体成形することで歯間清掃具を簡単に製造することができる。また、別途製造したハンドル部を着脱自在に設けたものでは、ブラシ部を交換してハンドル部を繰り返し使用することができる。
ブラシ部とハンドル部を同軸上に設けた歯間ブラシでは、ブラシ部を歯間部に対して直線的に挿入し、かつ直線的に摺動させやすく、効果的な歯間部の清掃が可能となる。一方、ブラシ部とハンドル部とを所定の角度屈曲させた歯間ブラシでは、例えば口腔内の奥方の歯間部の清掃が容易となる。
軸部の軸長方向の複数箇所に前記ブラシ毛を設ける、またはブラシ毛を前記軸部の軸長方向に沿って連続して設けて、軸長方向のブラシ毛の数を増やす、といったことで清掃効果を向上させることができる。
複数箇所にブラシ毛を設けた歯間清掃具にあっては、各ブラシ毛を軸部から異なる方向へ突出させることにより、軸部の周囲全体で清掃効果を高めることができる。特に、水平な軸部から左右斜め下方の2方向へブラシ毛を突出させたものでは、隣接する2本の歯の歯頸部、即ち歯と歯茎との境目にブラシ毛の先端部が届き易く、効果的な清掃を行うことができる。
複数箇所にブラシ毛を設けた歯間清掃具にあっては、前記隣接して設けたブラシ毛の突出方向を所定の角度毎に変化させて複数のブラシ毛を軸部の軸長方向に沿って螺旋状に並んだ状態で設ける、また、ブラシ毛を軸部の軸長方向に沿って連続して設けてなる歯間清掃具にあっては、連続して設けたブラシ毛の角度を変化させる、前記ブラシ毛の角度を軸部の軸長方向に沿って連続して変化させる、さらには連続して設けたブラシ毛を軸部の軸長方向に沿って螺旋状に並んだ状態で設けることで、軸部の軸周りの広い範囲にブラシ毛が突出すると同時に植毛の密度が高まり、さらに高い清掃効果を得ることができる。
さらに、軸部の軸長方向に沿って複数列のブラシ毛を設けることでも清掃効果を高めることができる。
また、軸部を、基部側から先端に向かって先細となるように形成することで、歯間部へのブラシ部の挿入が容易になる。
本発明に係る歯間清掃具の製造方法によれば、合成樹脂にてハンドル部と軸部とを成形する際に、成形型の分割面にフィラメントまたはフィラメント束を軸部成形用キャビティを貫通する状態で挟み込むだけで軸部からブラシ毛が突出した歯間清掃具を、これまでより少ない工程で、短い製造時間で製造することができる。
前記歯間清掃具の成形に際し、前記フィラメントまたはフィラメント束を、前記成形型の分割面に形成した案内用溝部に配置した状態で分割面に挟み込むことで、軸部を確実に貫通する正しい位置にブラシ毛を設けてブラシ部を形成することができる。
基部成形用キャビティに連続してハンドル部形成用キャビティを有する成形型を用いることで、ハンドル付きの歯間清掃具を一度の成形で製造することができる。
前記成形型を軸部形成用キャビティの軸長方向で複数に分割する、さらに前記各分割型の軸長方向に沿った分割面の角度を変化させた成形型を用い、各分割型の前記軸長方向に沿った分割面に前記フィラメントまたはフィラメント束を挟み込んだ状態で成形することにより、複数のブラシ毛が、軸部から異なる方向へ突出した歯間清掃具を製造することができる。
さらに、前記軸長方向で分割されて隣接する分割型における軸長方向に沿った分割面の角度を順次変化させてなる成形型を用い、各分割型の分割面に前記フィラメントまたはフィラメント束を挟み込んだ状態で成形する、または前記軸部成形用キャビティの軸長方向に沿った分割面の角度を、前記軸長方向に沿って径方向に連続的に変化させてなる成形型を用い、前記分割面に前記フィラメントまたはフィラメント束を挟み込んだ状態で成形することにより、ブラシ毛が軸部の軸長方向に螺旋状に設けられた歯間清掃具を製造することができる。
図1は、本発明に係る歯間清掃具1の実施例を示す平面図であり、図2(a)〜(c)はその要部の斜視図であり、図3(a)〜(c)は図1におけるI−I線断図である。歯間清掃具1は、合成樹脂の射出成形により一体成形されたハンドル部2とブラシ部3とからなる。ブラシ部3は、軸部4と、その基端側に軸部4に向かって先細となるように一体成形された基部5とよりなり、基部5の基端側はハンドル部2に段差なく連続して一体に成形されている。軸部4には、合成樹脂製のフィラメントまたはフィラメント束からなるブラシ毛6が、軸部4をその径方向に貫通し、軸部4の両側面から放射方向へ突出した状態で、軸部4の軸長方向に沿って複数カ所に設けられている。
歯間清掃具1は、合成樹脂にてハンドル部2並びにブラシ部3の軸部4および基部5が成形されるため、軸部4の断面形状を、例えば図3(a)に示す円形断面の他、図3(b)に示す略三角形状、図3(c)に示す小判形、その他、任意の形状とすることができる。特に、図3(b)に示すような略三角形状の断面とすれば、歯間部の隙間の形状にフィットしやすく、清掃効果が高く、また、歯間清掃具1の挿入により歯間部の隙間を広げる心配もない。
歯間清掃具1の大きさであるが、ハンドル部2は、使用者が持ちやすい大きさであればよく、例えば太さは3〜15mm程度、好ましくは5〜10mm程度、また、長さは10〜150mm程度、好ましくは15〜100mm程度がよい。さらに、ハンドル部2に他のハンドルを装着して使用するようにしてもよい。さらに、電動歯間ブラシ、電動歯ブラシまたは口腔用電動器具に装着して使用可能としてもよい。軸部4は、歯間部に挿入可能な太さおよび長さであればよく、例えば太さは0.1〜2.5mm、好ましくは0.3〜1.2mm程度、長さは1〜30mm、好ましくは3〜16mm程度である。なお、図1に示す歯間清掃具1では、ブラシ部3の軸部4がハンドル部2に連なる基部5側の基端側から先端側まで同じ太さになっているが、例えば図4に示すように、先端側に向かうほど先細に形成することで、歯間部への挿入が容易になり、使い勝手がよい。
ハンドル部2並びにブラシ部3の軸部4および基部5の成形材料には特に限定はなく、例えばポリエステル、ポリアミド、ポリスチレン、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンおよびポリアセタール、さらにはポリオレフィン系、ポリスチレン系もしくはポリエステル系エラストマーなどの合成樹脂が挙げられ、ブラシ部3の軸部4を歯間部に挿入した時に曲がりにくい材料を用いることが好ましい。なお、軸部4を補強するために、内部に金属製や剛性の高い合成樹脂からなる芯材をインサート成形してもよい。また、図1に示す実施例の歯間清掃具1では、ブラシ部3はハンドル部2と同軸上、即ちハンドル部2とブラシ部3とが直線状に形成されているが、ブラシ部3をハンドル部2の軸線に対して所定角度屈曲させて傾斜した状態に設けてもよく、例えば、図5に示すように、ハンドル部2に対してブラシ部3が直角に折れ曲がった形状としてもよい。また、ブラシ部3の軸部4自体を、その軸長方向に湾曲させて形成してもよい。
ブラシ部3の軸部4を貫通して設けられるブラシ毛6の材質に特に限定はなく、例えば、PET、PBT、PTTなどのポリエステル樹脂、ナイロン、アラミドなどのポリアミド樹脂などからなるマルチフィラメントやモノフィラメントを使用することができる。前記フィラメントの太さについても特に限定はなく、2μm程度の極細のフィラメントから300μm程度の太さのものまで各種のものを使用することができるが、特に、10〜100μm程度のものが好ましい。2μmよりも細くなると、耐久性が悪くなり、また清掃力も低下する傾向にあり、300μmよりも太くなると、使用感が悪くなる傾向にある。
軸部4から突出するブラシ毛6の長さにも特に限定はないが、通常、0.5〜10mm程度であり、0.6〜4mm程度がさらに好ましい。なお、ブラシ毛6の長さは均一である必要はなく、例えば図6に示すように、基部5側に位置する軸部4の基端側から先端側に向かって次第にブラシ毛6の長さが短くなるようにしてもよい。この場合には、軸部4の先端側の、ブラシ毛6を含めた断面の幅が細くなるので、歯間部への挿入が容易となる。さらに、図4に示すように軸部4の太さを先細とするとともに図6に示すようにブラシ毛6の長さに変化をつけるようにしてもよい。
また、図7(a)、(b)に示すように、軸部4の軸長方向に沿ってブラシ毛6を連続して設けてもよい。このようにブラシ毛6を連続して設けることで軸方向のブラシ毛6の密度が高くなり清掃効果が向上する。
さらに、図8(a)、(b)に示すように、軸部4を貫通して複数列のブラシ毛6を設けてもよい。これにより清掃効果を向上させることができる。
図9(a)、(b)に示すものは、本発明に係る歯間清掃具1の他の実施の形態を示すものである。この歯間清掃具1は、ブラシ毛6を軸部4から同一方向に突出させるのではなく、軸部4の軸長方向に沿って設けた複数のブラシ毛6が軸部4から異なる方向へ、例えば、図例の如く、軸部4の軸長方向に隣接して設けたブラシ毛6を互いに交差する方向に突出するように設けたものである。このようにブラシ毛6を軸部4から異なる方向へ突出させることで、軸部4周囲で清掃効果が向上する。さらに、軸部4の軸長方向に沿って複数箇所にブラシ毛を設けた歯間清掃具にあっては、図10(a)、(b)に示すように、軸部4の軸長方向に隣接して設けたブラシ毛6の突出方向を所定の角度毎に変化させて複数のブラシ毛6・・・を軸部4の軸長方向に沿って螺旋状に並んだ状態で設けたり、あるいは、ブラシ毛6を軸部4の軸長方向に沿って連続して設けてなる歯間清掃具にあっては、連続して設けたブラシ毛の角度を変化させる、前記ブラシ毛の角度を軸部の軸長方向に沿って連続して変化させることにより、軸部の軸周りの広い範囲にブラシ毛が突出すると同時に植毛の密度が高まり、清掃効果が向上し、さらには図11に示すように、連続して設けたブラシ毛6を軸部4の軸長方向に沿って螺旋状に並んだ状態で設けることにより、歯間清掃具1がどのような姿勢でも効果的に歯間部を清掃することができる。なお、軸部4を貫通してその両側に突出するブラシ毛6の長さは同じである必要はなく、例えば図12に示すように、ブラシ毛6の一端側6aを他端側6bに較べて大きく突出させるようにしてもよい。
また、図12に示す実施例や図13に示す実施例のように、ブラシ部3の水平な軸部4から左右斜め下方の2方向へブラシ毛6aを大きく突出させ、他端側のブラシ毛6aの突出量を小さくすることで、歯頸部(図14に示すA部)にブラシ毛6aが届き易くなり、汚れがたまりやすい歯と歯茎との境目を効果的に清掃することができる。この場合、図12に示すように、水平な軸部4に対して垂直方向にブラシ毛が植毛されていてもよい。要するに、歯間部の略三角形状の隙間の頂点にブラシ毛6が大きく突出するように植毛されていることで、歯間部の隅々まで効果的に清掃することができる。
上記の実施例においては、いずれもハンドル部2にブラシ部3が一体成形されているが、例えば図15、図16に示すように、ブラシ部3をハンドル部2とは別に成形して着脱自在に設けてもよい。図15に示すものは、ハンドル部2に対してブラシ部3を同軸上、即ち直線状に着脱自在に設けたものであり、ハンドル部2の先端に設けた取付孔7に、基部5の端面に突設した嵌合突部5aを嵌合してハンドル部2に対してブラシ部3の基部5が滑らかに連続する状態で着脱可能に装着されるものである。また、図16に示すものは、ハンドル部2に対してブラシ部3を直角に装着するものであり、ハンドル部2の先端に設けた取付環8に、基部5に設けた嵌合溝部5bを嵌着してハンドル部2に対してブラシ部3を着脱自在に設けたものである。前記ブラシ部3とハンドル部2との嵌合構造には特に限定はない。例えば、図15(b)は図15(a)のII−II線断面図であるが、これら図15(a)、(b)に示すように、ブラシ部3の嵌合溝部に突起9を設けてハンドル部2とブラシ部3との嵌合強度を強固なものとしたり、図15(c)に示すように取付孔7および嵌合突部5aの断面形状を多角形状としたり、図16(b)に示すようにハンドル部2の取付環8およびブラシ部3の嵌合溝部5bの断面形状を多角形状とするなどして、ブラシ部3の回転を防止したりすることが好ましい。
さらに、例えば図17に示すように、歯間に挿入するデンタルフロスD.F.の両端を緊張状態に保持した略弓形の保持部Hを有するハンドル部2Aに、ブラシ部3を一体に設けた歯間清掃具1Aとすることもできる。一般に、同一個人の口腔内であっても、歯間空隙の大きさは部位によってさまざまであり、歯間ブラシで清掃するのに適している部位もあれば、デンタルフロスでないと挿入して清掃できないくらいに隣り合う歯同士のコンタクトが強い部位もある。この点、図17に示すように、デンタルフロスと歯間ブラシとを一体に設けた歯間清掃具1Aなら、一つの清掃具で全体の歯間部を清掃することができる。
次に、上記のような本発明に係る歯間清掃具を製造する方法について説明する。図18は、歯間清掃具1を成形するための成形型10の説明図であり、図19は図18におけるIII−III線断面の説明図である。成形型10は、歯間清掃具1のハンドル部2を成形するためのハンドル部成形用キャビティ12と、該ハンドル部成形用キャビティ12の端部から連続して形成された、軸部4と基部5からなるブラシ部3を成形するためのブラシ部成形用キャビティ13からなる成形空間11を有する。ブラシ部成形用キャビティ13は、軸部成形用キャビティ13Aに連続して、基部成形用キャビティ13Bがハンドル部成形用キャビティ12に対して段差無く連続した状態に形成されている。成形型10は、図19に示すように、ブラシ部成形用キャビティ13がその軸長方向に沿って上下に分割された分割型10Aおよび10Bからなる。分割型10A、10Bのそれぞれの分割面P.L.には、軸部4を貫通してブラシ毛を設けるためにフィラメントまたはフィラメント束をセットするための案内用溝部14が、軸部成形用キャビティ13Aの両側に、その軸長方向に沿って所定の間隔で複数形成されている。
この成形型10を用いて歯間清掃具1を成形するには、まず、上下の分割型10A、10Bに形成された案内用溝部14にブラシ毛6としてのフィラメントまたはフィラメント束をセットして、軸部成形用キャビティ13Aをその径方向に貫通した状態で上下の分割型10A、10Bの分割面に挟み込む。次いで、成形型10の成形材料充填口15から溶融樹脂材料を成形空間11内に充填する。こうして、フィラメントまたはフィラメント束からなるブラシ毛6が軸部4の径方向に貫通した歯間清掃具1が成形される。成形後は、上下の分割型10A、10Bを開いて成形品を取り出す。なお、リールなどに巻き取られた長いフィラメントを用いて製造する場合には、金型より成形品を取り出す前に、または取り出した後に、軸部4から突出した状態で設けられたブラシ毛6を所定の長さに切断して製品とする。一方、予め所定の長さに切断したフィラメントを用いて製造する場合には、金型から取り出した成形品がそのまま製品となる。
図20は、複数の歯間清掃具1を同時に成形するための成形装置の説明図である。この成形装置では、歯間清掃具1を成形するための複数の成形空間11を、各成形空間11におけるブラシ部成形用キャビティ13が直線上に平行に重なるように、千鳥状に配置してある。この成形装置により複数の歯間清掃具1・・・を同時に成形するには、複数の成形空間11・・・におけるブラシ部成形用キャビティ13・・・の軸長方向に対して直交する方向に、ブラシ毛6を設けるためのフィラメントまたはフィラメント束Fを、一定のテンションをかけた状態で分割型間に挟み込み、成形材料充填口15から各成形空間11・・・内へ溶融樹脂を充填することで、軸部4を、その径方向にブラシ毛6となるフィラメントまたはフィラメント束Fを貫通した状態で複数の歯間清掃具1・・・が同時に成形される。このとき、前記フィラメントまたはフィラメント束Fの一端または両端側に、保持片16を一体成形しておけば、成形後、フィラメントまたはフィラメント束Fにより連結された状態で同時に成形される複数の歯間清掃具1・・・を保持片16にて一度に取り出すことができる。また、フィラメントまたはフィラメント束Fを保持片16に連結しておけば、成形に際してフィラメントまたはフィラメント束Fを金型の所定の位置に簡単かつ確実に挟み込むことができる。
図21は、軸部4からブラシ毛6が異なる方向へ突出する歯間清掃具1を成形するための成形型を示すものである。この成形型100では、軸部成形用キャビティ13が、その軸長方向で複数に分割され、各分割型101〜107が、軸部4の軸長方向に沿って2分割されているとともに、各分割型は、分割面の角度を変化させて形成されている。そして、各分割型101〜107の分割面にフィラメントまたはフィラメント束を挟み込み、成形空間11内に成形材料の溶融樹脂を充填すれば、軸部4から異なる方向へブラシ毛6を突出した歯間清掃具1を製造することができる。例えば、分割型101、103、105および107として図22(a)に示すものを用い、分割型102、104および106として図22(b)に示すものを用いて歯間清掃具1を成形れば、図9(a)、(b)に示す、軸部4の軸長方向に設けられた複数のブラシ毛6が交差する方向へ突出した歯間清掃具1が得られる。また、分割型101、104および107として図22(a)に示すものを用い、分割型102および105として図22(b)に示すものを用い、分割型103および106として図22(c)に示すものを用いて成形すれば、軸部4の軸長方向に順次その角度が変化して複数のブラシ毛6が軸部4の軸長方向へほぼ螺旋状に並んだ状態で設けられた歯間清掃具1が得られる。なお、このように軸方向に垂直に分割された複数の割型を用いて分割面を変化させるかわりに、割型を用いることなく一体の金型に角度の異なる分割面を形成することにより、ブラシ毛6が異なる方向へ突出する歯間清掃具を製造することができる。
また、図23に示すものは、歯間清掃具1を成形するための成形型の他実施例を示す。この成形型200は、軸部成形用キャビティ13を、その周方向で6分割された分割型201〜206から形成し、各分割型間にフィラメントまたはフィラメント束を挟み込んだ状態で成形材料を充填して歯間清掃具1を成形することで、軸部4の軸長方向に連続して軸部4から異なる方向に突出するブラシ毛6が設けられた歯間清掃具1が得られる。さらに、前記各分割型201〜206の分割面の角度を軸部4の軸長方向に沿って周方向に回転するように連続的に変化させた金型を用いれば、軸部4の軸長方向に螺旋状に連続してブラシ毛6が設けられた歯間清掃具1を得ることができる。
歯間清掃具の1実施例の平面図。 (a)〜(c)は歯間清掃具のブラシ部の斜視図。 (a)〜(c)は図1の歯間清掃具のブラシ部のI−I線断面形状の例を示す断面図。 歯間清掃具の他実施例の平面図。 歯間清掃具の他実施例の平面図。 歯間清掃具の他実施例の平面図。 (a)は歯間清掃具の他実施例の平面図、(b)は同じくブラシ部の斜視図。 (a)は歯間清掃具の他実施例のブラシ部の斜視図、(b)は同じく断面図。 (a)は歯間清掃具の他実施例のブラシ部の斜視図、(b)は同じく断面図。 (a)は歯間清掃具の他実施例のブラシ部の斜視図、(b)は同じく断面図。 歯間清掃具の他実施例のブラシ部の斜視図。 歯間清掃具の他実施例のブラシ部の断面図。 歯間清掃具の他実施例のブラシ部の断面図。 歯間部の説明図。 歯間清掃具の他実施例を示し、(a)は部分断面図、(b)はハンドル部にブラシ部を装着した状態のII−II線断面の説明図、(c)はブラシ部とハンドル部との嵌合部の別実施例を示す断面説明図。 歯間清掃具の他実施例を示し、(a)は要部の側面図、(b)は同じく分解斜視図。 歯間清掃具のさらに他実施例を示す側面図。 歯間清掃具の成形用金型の説明図。 図18に示す成形用金型におけるIII−III線断面の説明図。 複数の歯間清掃具を同時成形するための成形用金型の説明図。 歯間清掃具の成形用金型の他実施例の要部の説明図。 (a)〜(c)は歯間清掃具の成形用金型における分割型の断面説明図。 歯間清掃具の成形用金型の他実施例の要部の断面説明図。
符号の説明
1 歯間清掃具
2 ハンドル部
3 ブラシ部
4 軸部
5 基部
6 ブラシ毛

Claims (24)

  1. 基部と軸部とを合成樹脂にて一体成形するとともに、合成樹脂製のフィラメントまたはフィラメント束からなるブラシ毛を、前記一体成形に用いる成形型における軸部形成用キャビティを軸部の径方向に貫通する状態で前記成形型の分割面に挟み込んだ状態で、前記成形空間内に成形用溶融樹脂を充填することで、合成樹脂製のフィラメントまたはフィラメント束からなるブラシ毛を、前記軸部の径方向に貫通させ、その両端部が前記軸部から放射方向へ突出した状態で設けてブラシ部としてなる歯間清掃具。
  2. 前記基部にハンドル部を一体成形してなる請求項1記載の歯間清掃具。
  3. 前記基部にハンドル部を着脱自在に設けてなる請求項1記載の歯間清掃具。
  4. 前記ブラシ部とハンドル部とが同軸上にある請求項2または請求項3記載の歯間清掃具。
  5. 前記ブラシ部とハンドル部とが所定角度屈曲した状態で設けられている請求項2または3記載の歯間清掃具。
  6. 前記軸部の軸長方向の複数箇所に前記ブラシ毛を設けてブラシ部としてなる請求項1〜5のいずれかに記載の歯間清掃具。
  7. 前記複数箇所に設けたブラシ毛を軸部から異なる方向へ突出させてなる請求項6記載の歯間清掃具。
  8. ブラシ毛を、水平な軸部から左右斜め下方の2方向へ突出させてなる請求項7記載の歯間清掃具。
  9. 隣接して設けたブラシ毛の突出方向を所定の角度毎に変化させてなる請求項7記載の歯間清掃具。
  10. 複数のブラシ毛を軸部の軸長方向に沿って螺旋状に並んだ状態で設けてなる請求項7記載の歯間清掃具。
  11. 前記ブラシ毛を前記軸部の軸長方向に沿って連続して設けてブラシ部としてなる請求項1〜5のいずれかに記載の歯間清掃具。
  12. 前記連続して設けたブラシ毛を、水平な軸部から左右斜め下方の2方向へ突出させてなる請求項11記載の歯間清掃具。
  13. 前記連続して設けたブラシ毛の角度を変化させてなる請求項11記載の歯間清掃具。
  14. 前記連続して設けたブラシ毛の角度を軸部の軸長方向に沿って連続して変化させてなる請求項11記載の歯間清掃具。
  15. 前記連続して設けたブラシ毛を軸部の軸長方向に沿って螺旋状に並んだ状態で設けてなる請求項11記載の歯間清掃具。
  16. 前記軸部の軸長方向に沿って複数列のブラシ毛を設けてブラシ部としてなる請求項1〜15のいずれかに記載の歯間清掃具。
  17. 前記軸部を、基部側の基端部から先端部に向かって先細に形成してなる請求項1〜16のいずれかに記載の歯間清掃具。
  18. 基部成形用キャビティおよび該基部成形用キャビティの端部から連続する軸部成形用キャビティからなる成形空間を有し、前記基部成形用キャビティおよび軸部成形用キャビティがその軸長方向に沿って分割された成形型を用い、合成樹脂製のフィラメントまたはフィラメント束からなるブラシ毛を、前記軸部形成用キャビティを軸部の径方向に貫通する状態で前記成形型の分割面に挟み込んだ状態で前記成形空間内に成形用溶融樹脂を充填し、前記ブラシ毛が軸部を径方向に貫通した状態で成形してブラシ部を形成することを特徴とする歯間清掃具の製造方法。
  19. 前記基部成形用キャビティに連続してハンドル部成形用キャビティを有する成形型を用いてなる請求項18記載の歯間清掃具の製造方法。
  20. 前記フィラメントまたはフィラメント束を、前記成形型の分割面に形成した案内用溝部に配置した状態で成形型の分割面に挟み込んで成形する請求項18または請求項19記載の歯間清掃具の製造方法。
  21. 前記成形型を、軸部成形用キャビティの軸長方向で複数に分割し、前記各分割型の軸長方向に沿った分割面に前記フィラメントまたはフィラメント束を挟み込んだ状態で成形する請求項18〜20のいずれかに記載の歯間清掃具の製造方法。
  22. 前記各分割型の軸長方向に沿った分割面の角度を変化させた成形型を用いてなる請求項21記載の歯間清掃具の製造方法。
  23. 前記軸長方向で分割されて隣接する分割型の軸長方向に沿った分割面の角度を順次変化させた成形型を用い、各分割型の軸長方向の分割面に前記フィラメントまたはフィラメント束を挟み込んだ状態で成形する請求項22記載の歯間清掃具の製造方法。
  24. 前記軸部成形用キャビティの軸長方向に沿った分割面の角度を、前記軸長方向に沿って連続的に変化させてなる成形型を用い、前記軸長方向に沿った分割面に前記フィラメントまたはフィラメント束を挟み込んだ状態で成形する請求項18〜20のいずれかに記載の歯間清掃具の製造方法。
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