JP2015217135A - 歯間清掃具 - Google Patents

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麻里子 舩戸
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Abstract

【課題】折り返したワイヤ間にフィラメントを挟み込んだうえワイヤを捻じりフィラメントを植毛する歯間ブラシにおいて、円錐型や棒型のブラシでは清掃できないインプラントと歯周組織の間の「狭隙部位」においても良好な清掃性や深部到達性を有する歯間ブラシを提供する。【解決手段】ブラシ部先端と末端部分の「ブラシ部のフィラメント全長7」がブラシ部中心付近の「ブラシ部のフィラメント全長7」よりも短く、ワイヤ軸方向に2つ以上の凸型形状を有さない形状で、ブラシ中央付近のフィラメントの長さ7を適正範囲に調整することにより、良好な清掃性や深部到達性を達成する。【選択図】図3

Description

本発明は、ワイヤ間にフィラメントを挟み込み、捻じることでフィラメントをワイヤ周りに植毛したブラシ部を備える歯間ブラシに係り、特に、インプラント周囲粘膜炎のようなインプラント施術部位における歯周疾患を予防、改善するための歯間ブラシに関する。
近年、咀嚼性や装着感に優れているインプラントを通常の義歯替わりに選択する人が増加しつつある。インプラントは、骨組織に直接フィクスチャーと呼ばれる人工支体物を埋入し、その上部にアバットメントや上部構造補綴物などを装着する技術である。インプラントを全歯部位で行うことは少なく、多くの場合は、天然歯とインプラントが口腔内で共存している状態にある。
一方、インプラントの課題点としては、インプラント周囲炎が存在する。インプラントは、人工物が骨組織に直接埋入するだけでなく、その人工物が口腔内に露出している構造を有しており、加えて、天然歯の歯周周囲組織とは異なり、細菌の進入を防止するなどの口腔衛生保持の効果を有する歯根膜がインプラントと接する歯周組織には存在しないことから、歯周組織に発生した感染症が骨組織に急激な骨吸収などの重篤な影響を与えることから、インプラント周辺の歯周組織における歯周疾患の予防は非常に重要とされている。更に、インプラントは歯周組織に外科的施術を行い、大きな人工物を生体内に埋入することから、通常の外科手術と同様、外科措置した組織、すなわちインプラント周囲の歯周組織は損傷組織が治癒した再に現れる「瘢痕組織」のような構造を有している。この構造においては、免疫力が弱く、且つ繊維芽細胞量や血液供給量が通常の歯周組織より少ないことから、一度炎症を生じると症状を改善し、回復させることが困難とされている。
従って、インプラント施術者においては、より厳密な口腔清掃が要求される。インプラント周囲の歯周組織における炎症は、インプラント周囲粘膜炎を前症とし、インプラント周囲炎に進行するといわれている。一般的に、インプラント周囲粘膜炎は症状改善が比較的容易であるが、インプラント周囲炎まで進行すると治癒しにくいとされている。このインプラント周囲粘膜炎は、フィクスチャーとアバットメントの接合部位周辺から生じることが多いとされ、その部位は天然歯の炎症発症部位より歯槽骨に近い深い位置に存在することが多い。この部位における炎症発生の主な原因の一つとして、インプラントと歯周組織の接触上部部分におけるデンタルプラークの存在が知られている。前述の通り、インプラント周囲には歯根膜が存在しないため、デンタルプラーク中の細菌の歯周組織深部への進入が容易であることから、通常より深部の前記部位におけるプラークの除去やプラークの生成防止は、インプラントにおける口腔衛生保持の観点から非常に重要な予防対策となる。しかし、通常の歯間ブラシでは、当該部位における清掃を行うことができず、フロスを用いた清掃もあるが、高齢者などには使用が難しく、フロス片がインプラントに引っかかり残存し障害を引き起こすリスクがあるなどの課題を有している。この課題を解決する手段の技術提案は歯ブラシで僅かになされているが(特許文献1、2)、何れも前記部位を清掃することができず、未だ解決されていない。
特開平5−168528号公報 特開平8−266338号公報
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、清掃効果及び深部到達性を向上させた簡便に使用できる歯間ブラシ、特に、インプラントを埋設している部分におけるインプラント間、もしくはインプラントと天然歯の間の歯間部(以下「インプラント部位の歯間部」ともいう。)の清掃に最適で、通常の歯間清掃では十分な清掃効果が得られない、インプラントと歯周組織の間の「狭隙部位」(以下、単に「狭隙部位」ということがある。)においても十分な清掃性を得ることができる歯間清掃具を提供する点にある。
本発明者は、上述の課題を解決するべく鋭意検討した結果、歯間ブラシ部中央付近に一定以上のフィラメント長7(ワイヤ端からフィラメント先端部までの長さ。)を有し、かつ凹部を有さないブラシ形状の歯間ブラシが、多くの歯間ブラシに採用されている円錐型や棒型のブラシでは清掃できない「狭隙部位」においても良好な清掃性や深部到達性を有する点を見出し、本発明を完成するに至った。
本願発明の歯間ブラシは、ワイヤからなる芯材にフィラメントを植設してなる歯間清掃用のブラシ部と、ブラシ部を支持する持ち手としてのハンドル部とを備えている。
ブラシ部は、ワイヤを二つ折りにしてその間に複数本のフィラメントを配置させた状態で、該ワイヤを捩じって、ワイヤからなる芯材に複数のフィラメントを放射状に挟持し、その後フィラメントを所望の長さにカットして植毛部を形成してなる周知の構成のものである。芯材の基端部には屈曲させてなるアンカー部が設けられ、このアンカー部をハンドル本体基材に埋設することで、例えば歯間にブラシ部を挿入した状態で、ブラシ部を回転させても、ブラシ部がハンドル部から脱落しないように構成されている。なお、ブラシ部の全長(フィラメントを植設しているブラシ部軸方向の長さ)は、大臼歯の歯間部への挿入性および本願効果との関係を考慮すると9〜14mmが好ましく、9〜13mmがより好ましく、10〜12mmが最も好ましい。
本発明におけるブラシ部形状は下記の3点の特徴を全て満足する。すなわち、本願発明のブラシ部は、1.ブラシ部全長(「ブラシ部先端部からブラシ部末端部までの長さ」を意味する。)を1とした時の先端部から0.30〜0.70(好ましくは0.35〜0.50)の位置に相当するブラシ部部分(以下、「中央ブラシ部領域」とも言う。)を「X」とした場合、「X]における最長の「ブラシ部のフィラメント全長(ブラシ部ワイヤ軸の垂直面におけるブラシ部のフィラメント先端部が形成するブラシ部横断面の直径。ブラシ部横断面が円形でない場合は、前記フィラメント先端部が形成するブラシ部横断面の外接円の直径を意味する。)」が4.0〜9.0mm(好ましくは4.5〜9.0mm、より好ましくは5.5〜9.0mm、更に好ましくは5.8〜8.5mm、最も好ましくは5.8〜8.0mm)の範囲にある。2. 「X]からブラシ部先端部若しくはブラシ部末端部方向において、「ブラシ部のフィラメント長7」は同等か短くなるかの何れかである。という2つの特徴を満足する。ここでいう、「2. Xからブラシ部先端部若しくはブラシ部末端部方向において、ブラシ部のフィラメント長7は同等か短くなるかの何れか」の意味を説明すると、まず、全長を比較するフィラメントは、ブラシ部のワイヤ軸を含む同一の面に存在し、かつ同じ方向にフィラメント先端部を有する、隣接するフィラメントである。
より詳しくは、本願効果は、歯間ブラシを通過させる「インプラント部位の歯間部」の穴の大きさによって最適な最長の「ブラシ部のフィラメント全長」が多少相違する。ISO16409の表1に記載のブラシサイズにおいて、「ブラシサイズ2(通過孔径:0.9mm以上1.0mm以下)」は5.0mm〜6.0mm、(好ましくは、5.3mm〜5.7mm)、「ブラシサイズ3(通過孔径:1.1以上1.2mm以下)」は5.3mm〜6.3mm(好ましくは5.5mm〜5.9mm)、「ブラシサイズ4(通過孔径:1.3以上1.5mm以下)」は5.5mm〜6.5mm(好ましくは5.8mm〜6.2mm)、および「ブラシサイズ5(通過孔径:1.6mm以上1.8mm以下)」の場合の最適な最長の「ブラシ部のフィラメント全長」は6.0〜8.0mmである。「ブラシサイズ0(通過径:0.6mm以下)」および「ブラシサイズ1(通過径:0.7mm以上0.8mm以下)」については、本願発明の効果を十分に得られるだけの「ブラシ部のフィラメント全長」を確保しようとすると、より径の小さいフィラメントを使用する必要があり、十分な所期効果を得ることができない可能性があるため好ましくない。また、「ブラシサイズ6(通過径:1.9mm以上2.3mm以上)」および「ブラシサイズ7(通過径:2.4mm以上)」については、「ブラシ部のフィラメント全長」が長くなりすぎて本願発明の効果を十分に得られない可能性があるため好ましくない。
前記の歯間ブラシのブラシ部大きさの各グレードにおける「ブラシ部のフィラメント全長」の範囲より短い場合は、フィラメント先端が深い「狭隙部位」まで到達できない可能性があるため、十分な清掃効果が期待できない。また長すぎる場合においても、「狭隙部位」内でのフィラメントの動きが悪くなり、フィラメント先端が深い「狭隙部位」まで到達できない可能性があるため、十分な清掃効果が期待できない。
ブラシ末端部とブラシ先端部における「ブラシ部のフィラメント全長」は、最長の「ブラシ部のフィラメント全長」より短ければよいが、好ましくは85%以下の長さであり、更に好ましくは30%以上85%以下、最も好ましくは、45%以上85%以下である。ブラシ部先端部、若しくは末端部の「ブラシ部のフィラメント全長」が最長の「ブラシ部のフィラメント全長」と同等若しくはそれ以上である場合、本願発明の所期の清掃性効果が得られないため好ましくない。その理由として、ブラシ先端部付近の「ブラシ部のフィラメント全長」が長い場合は、歯間ブラシを「インプラント部位の歯間部」に挿入したときにブラシ先端部付近のフィラメントがインプラントと歯周組織の間の「狭隙部位」に入り込みにくくなり、先端部以降の部分のフィラメントの「狭隙部位」に入り込みに対して阻害要因にもなりうるため、「狭隙部位」へのフィラメント進入が十分でなく所期の効果が得られなかったり、歯間部の鼓形空隙に挿入した際に空隙部におけるフィラメント密度が高くなりすぎるため、ブラシ部を十分な長さまで「インプラント部位の歯間部」へ挿入できないため所期の効果が得られなかったりすることが挙げられる。
また、ブラシ末端部付近またはブラシ先端部付近の「ブラシ部のフィラメント全長」が長い場合、歯間清掃時に行うブラシ部を「インプラント部位の歯間部」へ挿入したのちに引抜くという反転動作の際、「インプラント部位の歯間部」に挿入されているフィラメントのブラシ部軸(ワイヤ軸方向)に対する傾倒が、ブラシ部の動きに併せた反転が起こりにくくなり、「狭隙部位」だけでなく「インプラント部位の歯間部」においても十分な清掃性が得られないほか、歯間部の鼓形空隙に挿入した際に空隙部におけるフィラメント密度が高くなりすぎるため、ブラシ部を十分な長さまで「インプラント部位の歯間部」へ挿入できないために清掃性が不十分になることなどが挙げられる。
すなわち、本発明の歯間ブラシは、被清掃部位において挿入してから引き抜くという反転動作を繰り返すことから、「X」の両端であるブラシ部先端部分及びブラシ部末端部分の「ブラシ部のフィラメント全長」は前記「X]における最長の「ブラシ部のフィラメント全長」より短い特徴が必要であり、ブラシ部の形状は、ブラシ部軸方向(ワイヤ軸方向)に垂直な面において、左右対称形であっても左右非対称形であっても良い。また、連玉形のような大きな2つ以上の凸部形状を有するブラシ形状の場合、「インプラント部位の歯間部」に挿入したときの先端部以降の部分のフィラメントの「狭隙部位」に入り込みを助勢する作用がフィラメント密度の減少に伴って失われる恐れがあるため、本願効果を得られないため好ましくない。
本願効果をより向上させるための最適なフィラメントを固定するブラシ部軸径としては、0.35〜0.70mm、より好ましくは0.40〜0.55mmである。ブラシ部軸を構成するワイヤとしては、例えばステンレスやCo合金などの金属製ワイヤを採用できる。ワイヤの直径
は、0.20〜0.45mm程度に設定できる。また、天然歯における鼓形空隙に比べ、インプラントにおける鼓形空隙は空隙形状が異なったり、歯間部空隙が狭いことが多いため、清掃性を確保するために適正な大きさのブラシ部を挿入すると、通常の歯周組織より損傷を受け易いインプラント周辺部の歯周組織を損傷したり、インプラントの素材によっては、清掃行為によるインプラントの摩擦損傷を生じる可能性があることから、ナイロンのような熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂、エストラマー、ゴム、シリコンなどで被覆処理したワイヤでブラシ部軸を形成することが好ましい。
本願効果をより向上させるための最適なフィラメントの太さは形状により規定される。フィラメント横断面が円形若しくは略円形形状の場合は直径が0.025〜1.10mmであり、より好ましくは0.05〜0.076mmである。フィラメント横断面が楕円形の場合、長径直径が0.025〜1.10mm(より好ましくは0.05〜0.076mm)であり、フィラメント横断面が、三角形若しくは略正三角形の場合は、頂点より向かい合う辺へ下ろした垂線の長さが0.025〜1.10mm(より好ましくは0.05〜0.076mm)である。一方、フィラメントの横断面が正方形(略正方形を含む)、二等辺三角形(略二等辺三角形を含む)、菱形(略菱形を含む)、平行四辺形(略平行四辺形を含む)については、同等の横断面積を有する円形を作成し、その直径が0.025〜1.10mmであり、より好ましくは0.05〜0.076mmである。
通常より深部の狭隙部位における清掃効果をより高めるためには、植毛されるフィラメントの断面積を小さくし、かつ、必要最小限のフィラメント剛性を維持できる形状である必要があり、具体的には、三角形状の断面積や三角形状の辺部がフィラメント軸に向かって湾曲している形状が最も好ましい。その他の多角形状においても、従来の円形断面のフィラメントに比べて、ブラシ部における高いフィラメント充填密度を得ることができ、間隙部に挿入した際のフィラメントの傾倒を抑制する作用や清掃作用を有するフィラメント総数の増加などによる深部における清掃性向上をさせることが可能となる。
フィラメントの素材としては、例えばナイロン(ポリアミド)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)及びこれらの複合糸などを好適に採用できるが、獣毛などの天然毛を用いることもできる。また、インプラント周辺部の歯周組織は、通常の歯周組織より損傷を受け易いため、特に「狭隙部位」における損傷のリスクを低下させるため、フィラメントについてもエラストマーやゴム、シリコンで被覆した、いわゆる「芯鞘構造」を有するフィラメントを使用することも好適な態様の一つである。また、歯間ブラシ用のフィラメント径は小さいため芯鞘構造にし難い場合は、ブラシ部を形成した後にフィラメント先端付近のみを被覆処理することも好適な態様として挙げられる。さらに、フィラメントの先端部が半球状になるように先丸加工を施したり、フィラメントの先端部に球状部を形成したりすることも好ましい実施の形態である。
以上にしてなる本願発明に係る歯間ブラシによれば、1.ブラシ部全長(「ブラシ部先端部からブラシ部末端部までの長さ」を意味する。)を1とした時の先端部から0.30〜0.70(好ましくは0.35〜0.50)の位置に相当するブラシ部部分(以下、「中央ブラシ部領域」とも言う。)を「X」とした場合、「X]における最長の「ブラシ部のフィラメント全長(ブラシ部ワイヤ軸の垂直面におけるブラシ部のフィラメント先端部が形成するブラシ部横断面の直径。ブラシ部横断面が円形でない場合は、前記フィラメント先端部が形成するブラシ部横断面の外接円の直径を意味する。)」が4.0〜9.0mm(好ましくは4.5〜9.0mm、より好ましくは5.5〜9.0mm、更に好ましくは5.8〜8.5mm、最も好ましくは5.8〜8.0mm)の範囲にある。2. 「X]からブラシ部先端部若しくはブラシ部末端部方向において、「ブラシ部のフィラメント長7」は同等か短くなるかの何れかである。の2つの条件を満足させることにより、歯間ブラシのフィラメントを効果的にインプラントと歯周組織の間の「狭隙部位」へ進入させ、且つその深部にまで到達させることができることを見出した。このことにより、インプラント周囲粘膜炎の主原因の一つであるデンタルプラークやその生成原因となる物質や細菌の除去を、特にフィクスチャーとアバットメントの接合部の深部近くまで効果的に除去することが可能となり、インプラント周囲粘膜炎の発症防止または症状改善を実現でき、結果的に、インプラント欠損等の重大なリスクを有するインプラント周囲炎の発症を防止することができる。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明に係る歯間ブラシの構成を示す説明図であり、図中符号1は歯間ブラシ(全体)、2はブラシ部、3はフィラメント、4はワイヤ、5はハンドル部をそれぞれ示している。
歯間ブラシ1は、図1および図2に示すように、折り返したワイヤ4の間に複数(多数)のフィラメント3,…を挟み込んだうえ、このワイヤ4を捻じることで該ワイヤ4の外周面上に複数のフィラメント3,…を放射状に植毛し、毛切りによる整形を施してなるブラシ部2を備えたものであり、本発明では、少なくともブラシ部中央付近の「ブラシ部のフィラメン全長」が5.0〜8.5mm、好ましくは5.5〜8.0mm、より好ましくは5.5〜7.5mmであり、加えて、ブラシ先端部及びブラシ末端部の「ブラシ部のフィラメント長7」がブラシのワイヤ軸方向の周辺部位における「ブラシ部のフィラメント長7」よりも短い形状に毛切り整形したブラシ部2を有する歯間ブラシ1である。これにより、インプラントと歯周組織の間の「狭隙部位」における良好な清掃性や深部到達性を有することを特徴としている。このインプラントと歯周組織の間の「狭隙部位」における良好な清掃性や深部到達性は、ブラシ部中央付近の「ブラシ部のフィラメント長7」が同等の長さであっても、図1に示す方向から見たブラシ部の外観形状が、円錐型、円柱錘形、円筒型の場合や、連玉型のように2つ以上の凸部を有する形状の場合には本願効果が得られず、また、バレル型形状であっても、ブラシ部中央付近の「ブラシ部のフィラメント全長」が本願発明で規定するよりも短い長さの場合には本願効果は得られない。
図1に示す本例では、合成樹脂製の棒状ハンドル部5の先端部にブラシ部2のワイヤ基部を埋設して保持させたものであり、ブラシ部2とハンドル部5の保持方法については、作製したブラシ部2をハンドル部5の成形時にインサートして保持させたり、ハンドル部5に取付孔を形成し、高周波加熱や超音波融着などによりワイヤ基部を加熱した状態で取付孔に挿入して保持させる方法などが採用できる。また、固定するのではなくハンドル部5の取付孔にブラシ部2を着脱自在に装着するものでもよい。また、ハンドル部5の先端部がL字状に屈曲してそこからブラシ部2が突出するように設けてもよい。その他の例としては、ブラシ部2のブラシ基部を短軸状のハンドルに埋設固定した使い捨てタイプのものや、ブラシ部2のブラシ基部を短軸基台に埋設固定したものを長軸ホルダーに脱着自在に装着するもの、長軸ホルダーの先端部を屈曲させたもの、長軸ホルダーが電動歯間ブラシであるものなど、種々の形態とすることが可能である。
ブラシ部2を構成しているフィラメント3及びワイヤ4の素材は、いずれも従来から公知のものを広く採用できる。フィラメント3は、合成樹脂製モノフィラメントのほか芯鞘構造の複合構造のフィラメントも使用出来る。 フィラメントの素材としては、例えばナイロン、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)及びこれらの樹脂の混合物などを好適に採用できるが、獣毛などの天然毛を用いることもできる。フィラメント内部に微粒子や化学物質などを添加してもよい。また、インプラント周辺部の歯周組織は、通常の歯周組織より損傷を受け易いため、特に「狭隙部位」における損傷のリスクを低下させるため、フィラメントについてもエラストマーやゴム、シリコンで被覆した、いわゆる「芯鞘構造」を有するフィラメントを使用することも好適な態様の一つである。また、歯間ブラシ用のフィラメント径は小さいため芯鞘構造にし難い場合は、ブラシ部を形成した後にフィラメント先端付近のみを被覆処理することも好適な態様として挙げられる。さらに、フィラメントの先端部が半球状になるように先丸加工を施したり、フィラメントの先端部に球状部を形成したりすることも好ましい実施の形態である。フィラメントの太さとしては、フィラメントの直径が1〜4mil(1mil=0.0254mm)であることが好ましく、2〜3milが最も好ましい。この場合において、フィラメントの横断面形状が円形でない場合の最適な太さは、前記の通りフィラメントの横断面の形状により決定することが好ましい。フィラメントの横断面の形状は円形だけでなく三角形や四角形などの多角形も使用でき、多角形形状のフィラメントをフィラメント円周方向に捻り、多角形の頂点に相当する部分がフィラメントの軸方向にフィラメントの外接円の円周付近に螺旋状を形成するフィラメントも使用することができる。ワイヤ4は、SUS304、SUS316等のステンレス鋼線等が好適に採用でき、例えばマンガンを多く含むステンレス鋼線が好ましく、その他、コバルト合金等を用いることも好ましい。
フィラメント3をワイヤ4に植毛する方法についても、従来から公知の方法を広く適用することができる。例えば、所定長さのフィラメントを数十万本束ねた原束に、所定間隔で溝を形成したピッカーを押し当て、溝にフィラメントを一定本数ずつ引っ掛けることにより取り出し、ワイヤ間に挟み込んで捻じるピック式や、複数本のフィラメントを一束に束ねた連続する毛束をリールに巻いた巻装体を複数並設し、これら複数の巻装体から同時に繰り出した毛束群をワイヤ間に供給したうえ毛束をワイヤ間に均等に分散させ、その後、ワイヤを捻じるリール式などを採用できる。
ワイヤ4の間に植毛されるフィラメント3,…は、図2の(a)から(c)に示すように、ワイヤ4の捻じり方向に沿って螺旋状に植毛され、挟み込むフィラメントの本数やワイヤの捻じり条件によってフィラメント3の配列が1列または2列以上に制御される。例えば、ブラシを構成する平均的なフィラメントの本数としては200〜700本(好ましくは250〜600本)であり、これらのフィラメントをワイヤに挟み込んで、フィラメント挟持部分のワイヤの捻じり数(巻き数)を10〜20回とすることにより、ワイヤの捻じり数の単位あたり(1回あたり)の植毛本数を10〜55本、好ましくは15〜40本、より好ましくは20〜35本として、フィラメントの配列を制御することができる。
本願発明で使用出来るブラシ部は、前述の通り、1.ブラシ部全長(「ブラシ部先端部からブラシ部末端部までの長さ」を意味する。)を1とした時の先端部から0.30〜0.70(好ましくは0.35〜0.50)の位置に相当するブラシ部部分(以下、「中央ブラシ部領域」とも言う。)を「X」とした場合、「X]における最長の「ブラシ部のフィラメント全長(ブラシ部ワイヤ軸の垂直面におけるブラシ部のフィラメント先端部が形成するブラシ部横断面の直径。ブラシ部横断面が円形でない場合は、前記フィラメント先端部が形成するブラシ部横断面の外接円の直径を意味する。)」が4.0〜9.0mm(好ましくは4.5〜9.0mm、より好ましくは5.5〜9.0mm、更に好ましくは5.8〜8.5mm、最も好ましくは5.8〜8.0mm)の範囲にある。2. 「X]からブラシ部先端部若しくはブラシ部末端部方向において、「ブラシ部のフィラ
メント長7」は同等か短くなるかの何れかである。の2つの条件を満足した形状を有する。より詳細には、歯間ブラシのフィラメントをインプラントと歯周組織の間の「狭隙部位」に効果的に進入させ、その深部にまで到達させるためには、適正な「ブラシ部のフィラメント長」、歯間部清掃行為において「インプラント部位の歯間部」に適正なフィラメント充填状態の実現(歯間ブラシの挿入時に適正な圧力をフィラメントに与えることで、フィラメントの「狭隙部位」への進入を助勢する)及び歯間ブラシを反復運動させる清掃行為中におけるフィラメント傾倒のスムーズな反転などを考慮する必要がある。従って、歯間ブラシを通過させる「インプラント部位の歯間部」の穴の大きさによって最適な条件が多少相違する。具体的には、ISO16409の表1に記載のブラシサイズにおいて、「ブラシサイズ2(通過孔径:0.9mm以上1.0mm以下)」における最適な最長の「ブラシ部のフィラメント長」は、5.0mm〜6.0mm、(好ましくは、5.3mm〜5.7mm)、「ブラシサイズ3(通過孔径:1.1以上1.2mm以下)」における最適な最長の「ブラシ部のフィラメント長」は、5.3mm〜6.3mm(好ましくは5.5mm〜5.9mm)、「ブラシサイズ4(通過孔径:1.3以上1.5mm以下)」における最適な最長の「ブラシ部のフィラメント長」は、5.5mm〜6.5mm(好ましくは5.8mm〜6.2mm)、および「ブラシサイズ5(通過孔径:1.6mm以上1.8mm以下)」における最適な最長の「ブラシ部のフィラメント全長」は6.0〜8.0mmである。「ブラシサイズ0(通過径:0.6mm以下)」および「ブラシサイズ1(通過径:0.7mm以上0.8mm以下)」については、本願発明の効果を十分に得られるだけの「ブラシ部のフィラメント全長」を確保しようとすると、より径の小さいフィラメントを使用する必要があり、十分な所期効果を得ることができない可能性があるため好ましくない。また、「ブラシサイズ6(通過径:1.9mm以上2.3mm以上)」および「ブラシサイズ7(通過径:2.4mm以上)」については、「ブラシ部のフィラメント全長」が長くなりすぎて本願発明の効果を十分に得られない可能性があるため好ましくない。また、図1に示す方向から見たブラシ部の外観形状に2つ以上の凸部形状がある場合、「インプラント部位の歯間部」に挿入したときの先端部以降の部分のフィラメントの「狭隙部位」に入り込みを助勢する作用がフィラメント密度の減少に伴って失われる恐れがあるため、本願効果を得られないため好ましくない。
本願発明の代表的なブラシ部形状を図で以って示す。 図1においては、ブラシ部2の全長は約12mmであり、ブラシ部中央付近6の4mm前後がフラットであり、ブラシ部中央付近6からブラシ部先端側及びブラシ部末端側においては、直線的にフィラメントを切除し、バレル形状としている。ブラシ部中央付近6における「ブラシ部のフィラメント全長」は6mmであり、同部位のフィラメント長7は、2.7〜2.8mmの範囲である。図1におけるブラシ部中央付近6のフラット部分が短く、その前後を湾曲的にフィラメントを切除した図3に示した形状も好適な例である。本願発明のブラシ部2の形状は、図4に示すようにブラシ部2の中央付近からワイヤ軸の軸に垂直な面において、左右が対称となる形状が最も好ましいが、図5や図6に示すように、ブラシ部2の中央付近からワイヤ軸の軸方向において左右が対称でない形状も使用出来る。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
次に、ブラシ部のサンプルを用いた清掃効果の試験結果について説明する。
(刷掃性試験) 下顎第一大臼歯をインプラントとした顎モデルを用い、以下の手順に従い、清掃性および歯肉縁下へのブラシの到達性を評価した。 インプラント模型歯を取り外し、縁下部分含めて擬似歯間モデルの歯間面を形成することとなる側のインプラント部位に擬似プラーク(商品名「オクルード」、Pascal Company Inc.)を塗布し、再び前記の顎モデルに装着して形成した擬似歯間部を、下記実施例1〜4、比較例1〜3のブラシサンプルにおける試験に供した。試験は、評価するブラシを顎モデルが固定された摺動ブラシ試験機に装着し、ブラシ部全長に相当する長さをストローク長として、評価ブラシを歯間部へ頬側から舌側に向けて挿入および引き抜きを1回ずつ行い、擬似プラークの刷掃を行った。評価は図10に示すとおりインプラント模型歯46の近心および遠心の擬似歯間部(図で黒丸で示す所)で行った。なお、45および47の歯は通常模型歯を使用した。図11に試験後のインプラント模型歯画像を示す。濃厚色部分が擬似プラーク付着部である。刷掃処理後、インプラント模型歯を顎モデルから取り外し、近心および遠心の歯間面側を写真撮影した後に、画像解析処理を行い、擬似プラークの除去率を算出した。 さらに、インプラント歯の歯肉縁下に該当する部分について、図12のように歯根部側の画像(以下、「歯根部画像」ともいう。)の画像を切り出し画像解析処理を行い、擬似プラークの除去率を算出した。また清掃効果が確認された最深部位(以下、「ブラシ到達最深部位」ともいう。)までの距離(以下、「ブラシ到達距離」ともいう。)を測定した。
加えて、上記で解析した歯根部画像を、インプラント歯の臼部及び歯根部の正中線で更に2分割して得られた画像(以下、頬側に相当する画像を「頬側歯根部画像」と、舌側に相当する画像図13を「舌側歯根部画像」ともいう。)についても、それぞれの擬似プラーク除去率を画像解析により算出した。
(ブラシサンプル) ブラシ部の外観形状は、図7に示すバレル型、図8に示すテーパー型、図9に示すストレート型の三種類を用いた。ブラシ部先端における外径Aについては、バレル型では3〜5mm(「ブラシ部のフィラメント長」は約1.5〜2.5mm)、テーパー型では3mm(「ブラシ部のフィラメント長」は約1.5mm)、ストレート型では4mm(「ブラシ部のフィラメント長」は約2mm)に設定した。ブラシ部末端における外径Cについては、バレル型では3〜5mm(「ブラシ部のフィラメント長」は約1.5〜2.5mm)、テーパー型では5〜6mm(「ブラシ部のフィラメント長」は約2.5〜3mm)、ストレート型では4mm(「ブラシ部のフィラメント長」は約2mm)に設定した。さらに、ブラシ部のワイヤ方向の中央部分における外径Bについては、バレル型では4〜8mm(「ブラシ部のフィラメント長」は約2〜4mm)、テーパー型では3mm(「ブラシ部のフィラメント長」は約1.5mm)、ストレート型では4mm(「ブラシ部のフィラメント長」は約2mm)に設定した。なお、ブラシ部の先端から末端までの長さ(ブラシ部の全長)は全て12mmとした。また、いずれのサンプルもフィラメント径が3ミルのナイロン素材のフィラメントを用いた。これらを表1に示す。
(試験結果) 表1に示したとおり、本願発明の実施例1〜6は優れたインプラント歯の歯肉縁下に該当する部分において優れた擬似プラークの除去率(表1における「縁下除去率」)をしました。一方、比較例1〜6においては、従来の歯間ブラシが対象とする清掃部位である歯間部の擬似プラークの除去率(表1における「歯間部除去率」)が本願実施例と同等のものがあるにも拘わらず、「縁下除去率」は低かった。 本願発明の目的は、前述したとおり、「狭隙部位」における清掃効果の向上だけでなく、「狭隙部位」におけるブラシ部フィラメントの深部到達性も向上させることで、インプラント周囲粘膜炎の主原因の一つであるデンタルプラークやその生成原因となる物質や細菌の除去を、特にフィクスチャーとアバットメントの接合部の深部近くまで効果的に除去する歯間清掃具を提供することにある。従って、表1における「縁下除去率」が良いだけでなく、「縁下到達距離」も長いほうが好ましい。表1の結果より「中央ブラシ部領域」における最長の「ブラシ部のフィラメント全長」が8mmに近いほど「縁下到達距離」も長くなることがわかった。加えて、ブラシ部先端部から「中央ブラシ部領域X」における最長の「ブラシ部のフィラメント全長」(図7,8および9におけるB)が存在する位置までのワイヤ軸方向の長さをD(図7、8および9におけるD)としたときの、ブラシ部全長に対するDの比率(表1における「先端部からのD位置」)は、インプラント歯の歯肉縁下部のプラーク除去性、特に、「舌側歯根部画像」に示す部位におけるプラーク除去性に影響を与えることが判った。すなわち、ブラシ部全長に対するDの比率は、「中央ブラシ部領域X」における最長の「ブラシ部のフィラメント全長」(図7、8および9におけるB)が4.8〜7.9のとき、32〜65のときに、インプラント歯の歯肉縁下部のプラーク除去性、特に「舌側歯根部画像」に示す部位におけるプラーク除去性を、従来の歯間ブラシと比較し向上させることができることがわかった。
本発明の代表的実施形態に係る歯間ブラシの全体構成を示す説明図。 ブラシ部の製造手順を示す説明図。 バレル形状の別態様を示す説明図。 左右対称の形状例を示す説明図。 左右非対称の形状例を示す説明図。 左右非対称の形状例を示す説明図。 評価に用いた歯間ブラシのブラシ部形状(バレル型)を示す説明図。 評価に用いた歯間ブラシのブラシ部形状(テーパー型)を示す説明図。 評価に用いた歯間ブラシのブラシ部形状(ストレート型)を示す説明図。 評価に用いた顎モデルの評価擬似歯間部位を示す説明図。 評価結果の写真画像を画像解析した例を示す説明図。 「歯根部画像」の切り出し例を示す説明図。 「舌側歯根部画像」の切り出し例を示す説明図。
1 歯間ブラシ 2 ブラシ部 3 フィラメント 4 ワイヤ 5 ハンドル部 6 ブラシ部中央付近 7 ブラシ部のフィラメント長

Claims (1)

  1. 折り返したワイヤ間にフィラメントを挟み込んだうえこのワイヤを捻じることで該ワイヤにフィラメントを植毛してなるブラシ部を備えた歯間ブラシにおいて、 前記ブラシ部における、ブラシ部先端部から「最長のブラシ部のフィラメント全長(B)」を有する位置までの長さ(D)のブラシ部全長に対する比率が、ブラシ部全長を1とした場合、0.30〜0.70であり、 かつ、前記ブラシ部における「最長のブラシ部のフィラメント全長(B)」が4.0〜9.0mmであり、 かつ、前記ブラシ部のワイヤ軸を含む同一の面に存在し、かつ同じ方向にフィラメント先端部を有する、隣接するフィラメントにおいて、最長のブラシ部のフィラメント全長(B)を有する位置からブラシ部先端部、若しくはブラシ部末端部のワイヤ軸方向において、「ブラシ部のフィラメント長7」は同等程度か短くなる変化を示し、ブラシ部先端部における「ブラシ部のフィラメント全長」(A)およびブラシ部末端部における「ブラシ部のフィラメント全長」(C)がブラシ部における「最長のブラシ部のフィラメント全長(B)」よりも短い ことを特徴とする歯間ブラシ。
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