JPH10117161A - ダイバシティ受信機 - Google Patents

ダイバシティ受信機

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JPH10117161A
JPH10117161A JP8287700A JP28770096A JPH10117161A JP H10117161 A JPH10117161 A JP H10117161A JP 8287700 A JP8287700 A JP 8287700A JP 28770096 A JP28770096 A JP 28770096A JP H10117161 A JPH10117161 A JP H10117161A
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満 中島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シングル受信機の組み合わせにより空間ダイ
バシティ受信機を構成する。 【解決手段】 このダイバシティ受信機は、2台のシン
グル受信機20、20aと、これらを互いに接続する接
続ケーブル70、70aとによって構成されている。各
受信機20、20aは、それぞれの受信信号が所定のレ
ベルを越えている、例えばスケルチレベルを越えている
場合には、それぞれの受信信号から得られる可聴周波信
号を、各出力端子27、27aから出力する。もし、上
記受信信号がスケルチレベル以下である場合には、切換
スイッチ3、3aが切り換わり、相対する受信機20
a、20の受信信号から得られる可聴周波信号を出力す
る。なお、上記接続ケーブル70、70aを取り外すこ
とによって、各受信機20、20aは、それぞれ独立し
たシングル受信機として機能する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばワイヤレス
・マイクロホン装置等のワイヤレス・システムに使用さ
れ、送信機から送られてくる電波を複数のアンテナで受
信する空間ダイバシティ受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般のワイヤレス装置における受信機
は、送信機から送られてくる電波を1本のアンテナで受
信する所謂シングル受信機であるが、より信頼性の高い
通信を実現できる受信機として、2本以上のアンテナで
電波を受信する空間ダイバシティ方式の受信機(以下、
単にダイバシティ受信機と称す。)が知られている。こ
のダイバシティ受信機の従来例を、図11に示す。
【0003】同図に示すように、この受信機は、複数、
例えば2本のアンテナ101、101aを有しており、
これら各アンテナ101、101aは、それぞれに対応
する2つの受信部102、102aに接続されている。
各受信部102、102aは、それぞれ、各アンテナ1
01、101aから得られる受信信号を中間周波信号に
変換し、更にこの中間周波信号から可聴周波信号を再現
して、これを切換スイッチ103に供給する。切換スイ
ッチ103は、各受信部102、102aが再現する上
記各可聴周波信号のうち、どちらか一方をスピーカ10
4に供給するように切り換わるもので、その切換動作
は、比較器105によって制御される。比較器105
は、各アンテナ101、101aから各受信部102、
102aに供給される受信信号の信号レベル、例えばキ
ャリア(搬送波)のレベルを比較し、そのレベルの大き
い方の受信信号から得られる可聴周波信号をスピーカ1
04に供給するよう上記切換スイッチ103を制御す
る。
【0004】即ち、このダイバシティ受信機によれば、
上記2本のアンテナ101、101aのうち、受信状態
の良い方のアンテナ101又は101aによって受信が
行われることになる。従って、上述したシングル受信機
に比べて、デッド・ポイントの影響、即ち音切れを軽減
できる等、通信の信頼性を向上させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のダ
イバシティ受信機は、常に、2本のアンテナ101、1
01aと2つの受信部102、102aとを備えた構
成、即ち2台のシングル受信機を内蔵したのと略等価な
構成であるため、機器自体が非常に高価なものになる。
従って、例えば、このダイバシティ受信機しか保有して
いない者が、シングル受信機でも十分に事足りる場所
(十分に信頼性の高い通信を実現できる場所)で通信を
行う場合、わざわざ高価なダイバシティ受信機を使用す
ることになり、非常に不経済であるという問題がある。
また、他の場所で同時に通信を行う場合には、更に別の
受信機を用意しなければならなくなる。
【0006】そこで、本発明は、上記問題を解決するた
めに、複数のシングル受信機を組み合わせることによっ
て空間ダイバシティ受信機を構成すると共に、必要に応
じて上記各シングル受信機をそれぞれ独立したシングル
受信機としても機能させることのできるダイバシティ受
信機を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、アン
テナ入力端子から入力された受信信号を中間周波信号に
変換し、この中間周波信号から可聴周波信号を再現する
受信部と、上記可聴周波信号を出力させる出力端子と、
上記アンテナ入力端子及び上記出力端子とは別に設けら
れた外部信号入力端子と、切換制御信号に応じて、上記
アンテナ入力端子から上記受信部を経て上記出力端子に
至る信号線路を閉路状態とする第1の状態と、上記信号
線路を途中で切断すると共に、この信号線路の切断部の
上記出力端子側に位置する切断端部を上記外部信号入力
端子に接続する第2の状態と、に切り換わる第1の切換
手段と、上記受信信号の信号レベルを監視して、該信号
レベルが予め定めたレベルを越えたときに上記第1の切
換手段が上記第1の状態に切り換わり、上記信号レベル
が上記予め定めたレベル以下になったときに上記第1の
切換手段が上記第2の状態に切り換わるように、上記切
換制御信号を生成する切換制御信号生成手段と、をそれ
ぞれ備えた複数の受信機と、これら複数の受信機のうち
任意の受信機の上記外部信号入力端子が、該任意の受信
機以外の受信機のうちの1台における上記信号線路の切
断部の上記出力端子側に位置する切断端部(即ち、第1
の切換手段の出力側)に接続され、上記任意の受信機に
おける上記信号線路の切断部の上記出力端子側に位置す
る切断端部(即ち、第1の切換手段の出力側)が、該任
意の受信機以外の受信機のうちの1台の上記外部信号入
力端子に接続され、かつ上記全ての受信機が一連に繋が
る状態に、上記各受信機間を接続する接続手段と、を具
備するものである。
【0008】本請求項1に記載の発明によれば、各受信
機において、それぞれのアンテナ入力端子から入力され
た受信信号の信号レベルが予め定めたレベルを越えてい
る場合には、第1の切換手段は第1の状態にあり、即ち
アンテナ入力端子から受信部を経て出力端子に至る信号
線路は閉路状態にある。従って、各受信機は、それぞれ
のアンテナ入力端子から入力された受信信号を受信部で
中間周波信号に変換し、更にこの中間周波信号から可聴
周波信号を再現して、これを出力端子から出力する。
【0009】ここで、各受信機のうち、任意の受信機の
アンテナ入力端子から入力された受信信号の信号レベル
が上記予め定めたレベル以下になると、第1の切換手段
は第2の状態となる。即ち、第1の切換手段は、この任
意の受信機の上記信号線路を途中で切断(開放)すると
共に、この信号線路の切断部の出力端子側に位置する切
断端部、つまりはこの第1の切換手段自体の出力側を、
外部信号入力端子に接続する。これによって、任意の受
信機の第1の切換手段の出力側は、外部信号入力端子及
び接続手段を介して、他の1台の受信機の第1の切換手
段の出力側に接続されることになる。従って、上記他の
受信機のアンテナ入力端子から入力された受信信号の信
号レベルが予め定めたレベルを越えている場合には、こ
の他の受信機の第1の切換手段の出力側に出力される信
号が、上記任意の受信機の第1の切換手段の出力側にも
供給されることになる。よって、上記任意の受信機及び
上記他の受信機の各出力端子からは、共に、上記他の受
信機のアンテナ入力端子から入力された受信信号から得
られる可聴周波信号が出力される。
【0010】一方、上記他の受信機のアンテナ入力端子
から入力された受信信号の信号レベルが上記予め定めた
レベル以下の場合には、この他の受信機の第1の切換手
段の出力側が、この他の受信機の外部信号入力端子及び
接続手段を介して、更に他の1台の受信機の第1の切換
手段の出力側に接続されることになり、上記と同様の動
作が繰り返される。
【0011】そして、全ての受信機は、接続手段によっ
て一連に接続されているので、各受信機のうち、少なく
とも1台の受信機において、アンテナ入力端子から入力
される受信信号の信号レベルが予め定めたレベルを越え
ていさえすれば、全ての受信機の出力端子から可聴周波
信号が出力される。なお、全ての受信機の上記受信信号
の信号レベルが予め定めたレベル以下である場合には、
いずれの受信機からも可聴周波信号は出力されない。
【0012】上記のように、本請求項1に記載の発明に
よれば、任意の受信機において、そのアンテナ入力端子
から入力される受信信号の信号レベルが予め定めたレベ
ル以下であっても、即ちアンテナの受信状態が悪くて
も、この任意の受信機の出力端子からは、他の受信機の
受信信号から得られる可聴周波信号が出力される。従っ
て、上述した図11に示すような複数のアンテナ10
1、101aと受信部102、102aとを有するダイ
バシティ受信機と同様の作用を奏する。更に、各受信機
の出力端子から、それぞれ可聴周波信号が出力されるの
で、各出力端子にスピーカを接続した場合、1つのスピ
ーカ104しか持たない上記図11のダイバシティ受信
機に比べて、大きな出力(音量)を得ることができる。
【0013】また、各受信機を接続している接続手段を
取り外すことによって、各受信機は、それぞれ独立した
シングル受信機として機能する。この場合、各受信機
は、それぞれのアンテナ入力端子から入力される受信信
号の信号レベルが予め定めたレベルを越えている場合
に、この受信信号から得られる可聴周波信号を出力端子
から出力する。一方、上記受信信号の信号レベルが上記
予め定めたレベル以下である場合には、可聴周波信号を
出力せず、即ち一般に知られているスケルチ回路が動作
した(スケルチスイッチがOFFした)のと等価な状態
になる。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明のダイバシティ受信機において、上記各受信機の
上記各第1の切換手段が、上記信号線路中に設けられ、
上記第1の状態においては上記信号線路を閉成状態と
し、上記第2の状態においては上記信号線路を開放する
状態に、上記信号線路を開閉するスケルチスイッチ手段
と、このスケルチスイッチ手段の出力側と上記外部信号
入力端子との間に設けられ、この間を、上記第1の状態
においては開放し、上記第2の状態においては短絡する
状態に開閉動作する副スイッチ手段と、によって構成さ
れたものである。
【0015】即ち、上記第1の切換手段として、その一
部にスケルチスイッチ手段を利用しており、このスケル
チスイッチ手段に、これとは逆の開閉動作を行う副スイ
ッチ手段を組み合わせることによって、上記第1の切換
手段を構成している。なお、上記切換制御信号を生成す
る切換制御信号生成手段は、上記予め定めたレベルをス
ケルチレベルとし、このスケルチレベルを基準に上記切
換制御信号を生成する。
【0016】請求項3に記載の発明は、アンテナ入力端
子から入力された受信信号を中間周波信号に変換し、こ
の中間周波信号から可聴周波信号を再現する受信部と、
上記可聴周波信号を出力させる出力端子と、上記アンテ
ナ入力端子から上記受信部を経て上記出力端子に至る信
号線路中に設けられ、切換制御信号に応じて、上記信号
線路を閉路状態とする第3の状態と、上記信号線路を途
中で切断する第4の状態と、に切り換わる第2の切換手
段と、上記受信信号の信号レベルを監視して、該信号レ
ベルが予め定めたレベルを越えたときに上記第2の切換
手段が上記第3の状態に切り換わり、上記信号レベルが
上記予め定めたレベル以下になったときに上記第2の切
換手段が上記第4の状態に切り換わるように、上記切換
制御信号を生成する切換制御信号生成手段と、をそれぞ
れ備えた複数のシングル受信機と、これら複数の受信機
にそれぞれ対応して設けられ、それぞれに対応する上記
受信機から上記切換制御信号が供給される制御端子と、
第1及び第2の端子と、上記制御端子に上記第2の切換
手段を上記第3の状態に切り換える上記切換制御信号が
供給されたときに上記第1及び第2の端子間を開放し、
上記制御端子に上記第2の切換手段を上記第4の状態に
切り換える上記切換制御信号が供給されたときに上記第
1及び第2の端子間を短絡する状態に切り換わる第3の
切換手段と、を備えた複数の第1の切換スイッチ手段
と、上記複数の受信機のうち任意の受信機の上記第2の
切換手段の出力側が、該任意の受信機に対応する上記第
1の切換スイッチ手段の上記第1の端子と、該任意の受
信機以外の受信機のうちの1台に対応する上記第1の切
換スイッチ手段の上記第2の端子とに接続され、かつ上
記各受信機がそれぞれに対応する上記各第1の切換スイ
ッチ手段を介して一連に繋がる状態に、上記各受信機及
び上記各第1の切換スイッチ手段間を各々接続すると共
に、上記各受信機からそれぞれに対応する上記各第1の
切換スイッチ手段の上記各制御端子に上記各切換制御信
号を伝送させる伝送路を有する接続手段と、を具備する
ものである。
【0017】本請求項3に記載の発明によれば、各受信
機において、それぞれのアンテナ入力端子から入力され
た受信信号の信号レベルが予め定めたレベルを越えてい
る場合には、第2の切換手段は第3の状態にあり、即ち
アンテナ入力端子から受信部を経て出力端子に至る信号
線路は閉路状態にある。従って、各受信機は、それぞれ
のアンテナ入力端子から入力された受信信号を受信部で
中間周波信号に変換し、更にこの中間周波信号から可聴
周波信号を再現して、これを出力端子から出力する。
【0018】ここで、各受信機のうち、任意の受信機の
アンテナ入力端子から入力された受信信号の信号レベル
が上記予め定めたレベル以下になると、第2の切換手段
は第4の状態になり、即ちこの任意の受信機のアンテナ
入力端子から受信部を経て出力端子に至る信号線路を途
中で切断する状態に切り換わる。これと同時に、この任
意の受信機に対応して設けられた第1の切換スイッチ手
段の第3の切換手段が、その第1及び第2の端子間を短
絡する。これによって、この任意の受信機の第3の切換
手段の出力側は、接続手段、及びこの任意の受信機に対
応して設けられた上記第1の切換スイッチ手段を介し
て、他の1台の受信機の第2の切換手段の出力側に接続
されることになる。従って、上記他の受信機のアンテナ
入力端子から入力された受信信号の信号レベルが予め定
めたレベルを越えている場合には、この他の受信機の第
2の切換手段の出力側に出力される信号が、上記任意の
受信機の第2の切換手段の出力側にも供給されることに
なる。よって、上記任意の受信機及び上記他の受信機の
各出力端子からは、共に、上記他の受信機のアンテナ入
力端子から入力された受信信号から得られる可聴周波信
号が出力される。
【0019】一方、上記他の受信機のアンテナ入力端子
から入力された受信信号の信号レベルが上記予め定めた
レベル以下の場合には、この他の受信機の第2の切換手
段の出力側は、接続手段、及びこの他の受信機に対応し
て設けられた第1の切換スイッチ手段を介して、更に他
の1台の受信機の第2の切換手段の出力側に接続される
ことになり、上記と同様の動作が繰り返される。
【0020】そして、全ての受信機は、各第1の切換ス
イッチ手段を介して一連に繋がっているので、各受信機
のうち、少なくとも1台の受信機において、アンテナ入
力端子から入力される受信信号の信号レベルが予め定め
たレベルを越えていさえすれば、全ての受信機の出力端
子から可聴周波信号が出力される。なお、全ての受信機
の上記受信信号の信号レベルが予め定めたレベル以下で
ある場合には、いずれの受信機からも可聴周波信号は出
力されない。
【0021】よって、本請求項3に記載の発明の受信機
は、上述の請求項1に記載の発明と同様のダイバシティ
受信機としての作用を奏する。また、各受信機を接続し
ている接続手段及び各第1の切換スイッチ手段を取り外
すことによって、上記請求項1に記載の発明と同様に、
各受信機を、それぞれ独立したシングル受信機として機
能させることができる。
【0022】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明のダイバシティ受信機において、上記各受信機の
上記各第2の切換手段が、スケルチスイッチ手段によっ
て構成されたものである。
【0023】即ち、上記第2の切換手段として、スケル
チスイッチ手段を利用している。なお、上記切換制御信
号を生成する切換制御信号生成手段は、上記予め定めた
レベルをスケルチレベルとし、このスケルチレベルを基
準に上記切換制御信号を生成する。
【0024】請求項5に記載の発明は、アンテナ入力端
子から入力された受信信号を中間周波信号に変換し、こ
の中間周波信号から可聴周波信号を再現する受信部と、
上記可聴周波信号を出力させる出力端子と、上記受信信
号の信号レベルを監視して、該信号レベルが予め定めた
レベルを越えているときに第1のレベルの切換制御信号
を生成し、上記信号レベルが上記予め定めたレベル以下
にあるときに第2のレベルの切換制御信号を生成する切
換制御信号生成手段と、を備え、上記アンテナ入力端子
から上記受信部を経て上記出力端子に至る信号線路が途
中で切断された状態にあり、この信号線路の切断部の上
記アンテナ入力端子側に位置する切断端部に第1の中間
端子を有し、上記出力端子側に位置する切断端部に第2
の中間端子を有するシングル受信機を複数設け、これら
複数の受信機にそれぞれ対応して設けられ、それぞれに
対応する上記受信機から上記切換制御信号が供給される
制御端子と、入力側端子と、出力側端子と、第3の端子
と、上記制御端子に供給される上記切換制御信号が上記
第1のレベルを有するときに上記入力側端子及び出力側
端子間を短絡し、上記制御端子に供給される上記切換制
御信号が上記第2のレベルを有するときに上記第3の端
子及び上記出力側端子間を短絡する状態に切り換わる第
4の切換手段と、を備えた複数の第2の切換スイッチ手
段と、上記各受信機とそれぞれに対応する上記各第2の
切換スイッチ手段との間において、上記第1の中間端子
と上記入力側端子とを接続し、上記第2の中間端子と上
記出力側端子とを接続すると共に、上記各受信機からそ
れぞれに対応する上記各第2の切換スイッチ手段の上記
各制御端子に上記各切換制御信号を伝送させる伝搬路を
有し、かつ、上記各第2の切換スイッチ手段のうち任意
の第2の切換スイッチ手段の上記第3の端子が、該任意
の第2の切換スイッチ手段以外の第2の切換スイッチ手
段のうちの1つの上記出力側端子に接続され、かつ上記
各第2の切換スイッチ手段が一連に繋がる状態に、上記
各第2の切換スイッチ手段間を接続する接続手段と、を
具備するものである。
【0025】本請求項5に記載の発明によれば、各受信
機において、それぞれのアンテナ入力端子から入力され
た受信信号の信号レベルが予め定めたレベルを越えてい
る場合には、切換制御信号生成手段は、第1のレベルを
有する切換制御信号を生成する。この状態においては、
各受信機に対応して設けられた各第2の切換スイッチ手
段の第4の切換手段は、それぞれの入力側端子及び出力
側端子間を接続した状態、ひいては各受信機内の第1及
び第2の中間端子間を接続した状態となる。これによっ
て、各受信機は、それぞれのアンテナ入力端子から入力
された受信信号を受信部で中間周波信号に変換し、更に
この中間周波信号から可聴周波信号を再現して、これを
出力端子から出力する。
【0026】ここで、各受信機のうち、任意の受信機の
アンテナ入力端子から入力された受信信号の信号レベル
が上記予め定めたレベル以下になると、切換制御信号生
成手段は第2のレベルを有する切換制御信号を生成す
る。この状態においては、上記任意の受信機に対応して
設けられた第2の切換スイッチ手段の第4の切換手段
が、その第3の端子及び出力側端子間を短絡する。これ
によって、この任意の受信機の第2の中間端子は、接続
手段、及びこの任意の受信機に対応して設けられた上記
第2の切換スイッチ手段を介して、他の第2の切換スイ
ッチ手段のうちの1つの出力側端子に接続され、ひいて
はこの他の第2の切換スイッチ手段に対応する受信機の
第2の中間端子に接続されることになる。従って、上記
他の第2の切換スイッチ手段に対応する受信機のアンテ
ナ入力端子から入力された受信信号の信号レベルが予め
定めたレベルを越えている場合には、上記他の第2の切
換スイッチ手段に対応する受信機の第2の中間端子に出
力される信号が、上記任意の受信機の第2の中間端子に
も供給されることになる。よって、上記任意の受信機
と、上記他の第2の切換スイッチ手段に対応する受信機
との各出力端子からは、共に、上記他の第2の切換スイ
ッチ手段に対応する受信機のアンテナ入力端子から入力
された受信信号から得られる可聴周波信号が出力され
る。
【0027】一方、上記他の第2の切換スイッチ手段に
対応する受信機のアンテナ入力端子から入力された受信
信号の信号レベルが、上記予め定めたレベル以下の場合
には、この受信機の第2の中間端子は、接続手段、及び
上記他の第2の切換スイッチ手段を介して、更に他の第
2の切換スイッチ手段の出力側端子に接続され、ひいて
はこの更なる他の第2の切換スイッチ手段に対応する受
信機の第2の中間端子に接続されることになり、上記と
同様の動作が繰り返される。
【0028】そして、全ての第2の切換スイッチ手段
は、接続手段によって一連に繋がれており、即ち全ての
受信機が一連に繋がっているので、各受信機のうち、少
なくとも1台の受信機において、アンテナ入力端子から
入力される受信信号の信号レベルが予め定めたレベルを
越えていさえすれば、全ての受信機の出力端子から可聴
周波信号が出力される。なお、全ての受信機において、
上記受信信号の信号レベルが予め定めたレベル以下であ
る場合には、いずれの受信機からも可聴周波信号は出力
されない。
【0029】よって、本請求項5に記載の発明の受信機
は、上述した請求項1及び2に記載の発明と同様のダイ
バシティ受信機としての作用を奏する。また、各受信機
を接続している接続手段及び各第2の切換スイッチ手段
を取り外すことによって、上記請求項1及び3に記載の
発明と同様に、各受信機を、それぞれ独立したシングル
受信機として機能させることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】まず、本発明に係るダイバシティ
受信機の実施の形態を説明する前に、一般に良く知られ
ているシングル受信機、例えばスーパーヘテロダイン方
式のFM受信機について、その一例を図2乃至図4を参
照して説明する。このシングル受信機の概略構成を、図
2に示す。
【0031】同図に示すように、この受信機120は、
アンテナ入力端子21に接続された1本のアンテナ1か
ら入力される受信信号(高周波信号)を、高周波増幅部
(RF部)22によって増幅した後、これを混合部(M
IX部)23において局部発振器24からの局部発振信
号と混合して中間周波(IF)信号に変換している。そ
して、IF検波部25において、上記中間周波信号を検
波して可聴周波信号を再現し、これを低周波増幅部(A
F増幅部)26によって増幅した後、出力端子27を介
してスピーカ4に供給している。ここで、上記受信機1
20の各構成要素のうち、IF検波部24について、更
にその詳細を図3及び図4を参照して説明する。
【0032】図3は、IF検波部25の構成回路の一例
である。同図に示すように、このIF検波部25におい
ては、混合部23からIF入力端子200を介して供給
される中間周波信号を、2つのIF増幅器201、20
2によって二段増幅し、この信号に含まれるAM成分を
振幅制限器203によって除去した後、検波器204に
よって検波している。そして、この検波によって再現さ
れた可聴周波信号を、バッファアンプ205、直流カッ
トコンデンサ206、スケルチスイッチ207及び直流
カットコンデンサ208を介して、AF出力端子209
へと出力し、即ちAF増幅部26に供給している。
【0033】ところで、上記スケルチスイッチ207の
開閉動作は、スケルチ制御回路220からのスケルチ制
御信号によって制御される。即ち、スケルチ制御回路2
20は、まず、上述した後段側のIF増幅器202の入
力側及び出力側から中間周波信号を取り出し、これをキ
ャリア検波器221、222によってそれぞれキャリア
検波し、更にこの検波によって得たキャリア信号を、合
成回路223において合成している。
【0034】ここで、上記キャリア信号を合成して得ら
れる合成回路223の出力電圧(図3のP点における電
圧レベル)Vと、アンテナ1から供給される受信信号の
信号レベル、即ちアンテナ入力レベル(受信電界強度)
Eとの関係を、図4に示す。同図に示すように、合成回
路223の出力電圧Vは、アンテナ入力レベルEが所定
の範囲内にあるとき、このアンテナ入力レベルEと略比
例関係にある。なお、アンテナ入力レベルEが或る値以
下の場合(上記所定の範囲よりも小さい場合)は、合成
回路223の出力電圧Vは最小値VL (例えば略零)と
なり、この場合、受信機120は非受信状態にある。一
方、アンテナ入力レベルEが或る値以上になると(上記
所定の範囲を越えると)、合成回路223の出力電圧V
は飽和し、この状態においては、受信機120の受信感
度は最高となる。
【0035】上記合成回路223の出力電圧Vは、可変
抵抗器224によって分圧された後、スイッチング回路
225に供給される。このスイッチング回路225は、
エミッタ接地されたスイッチングトランジスタ226
と、このスイッチングトランジスタ226のコレクタ端
子と回路電源VCCとの間に接続された抵抗器227とに
よって構成されており、このうちスイッチングトランジ
スタ226のベース端子に、上記可変抵抗器224によ
る分圧電圧が供給される。なお、このスイッチング回路
225のスイッチング動作を安定させるために、上記合
成回路223の出力は、交流雑音除去用のコンデンサ2
28を介して接地されている。
【0036】更に、上記スイッチング回路225の出
力、即ちスイッチングトランジスタ226のコレクタ出
力は、抵抗器229を介して反転回路230に供給され
る。この反転回路230は、上記スイッチング回路22
5と同様に、エミッタ接地されたトランジスタ231
と、このトランジスタ231のコレクタ端子と回路電源
CCとの間に接続された抵抗器232とによって構成さ
れており、このうちトランジスタ231のベース端子
に、上記スイッチング回路225の出力が供給される。
【0037】そして、上記反転回路230の出力、即ち
トランジスタ231のコレクタ出力が、上述したスケル
チ制御信号としてスケルチスイッチ207に供給され
る。なお、スケルチスイッチ207の開閉動作を安定さ
せるために、トランジスタ231のコレクタ端子は、雑
音除去用のコンデンサ232を介して接地されている。
また、スケルチスイッチ207には、その駆動用電源と
して、回路電源VCCを抵抗器210、211によって分
圧した電圧が、抵抗器212、213を介して上記スケ
ルチスイッチ207の入出力端子に供給されている。な
お、上記抵抗器210、211の接続点と接地との間に
設けられているコンデンサ214は、雑音除去用のコン
デンサである。
【0038】上記のように構成されたスケルチ制御回路
220においては、合成回路223の出力電圧Vが、予
め定めたレベル、所謂スケルチレベルVSQよりも大きく
なると、スイッチングトランジスタ226がON状態と
なり、これによってこのスイッチングトランジスタ22
6のコレクタ出力、即ちスイッチング回路225の出力
がLレベルとなる。このスイッチング回路225の出力
は、反転回路230によって反転され、即ちHレベルと
なって、スケルチスイッチ207に供給される。この状
態においては、スケルチスイッチ207はON状態とな
り、即ちIF入力端子200からAF出力端子209に
至る信号線路を閉成状態とし、これによってこのIF検
波部25において中間周波信号を検波して得た可聴周波
信号が、AF出力端子209から出力される。
【0039】一方、合成回路223の出力電圧Vが、上
記スケルチレベルVSQ以下の場合には、スイッチングト
ランジスタ226がOFF状態となる。この場合、スイ
ッチング回路225の出力はHレベルとなり、このHレ
ベルの信号を反転回路230によって反転したLレベル
の信号が、スケルチスイッチ207に供給される。この
状態においては、スケルチスイッチ207はOFF状態
となり、即ちIF入力端子200からAF出力端子20
9に至る信号線路を切断(開放)した状態となり、これ
によってAF出力端子209からは可聴周波信号が出力
されなくなる。なお、上記可変抵抗器224を調整する
ことによって、上記スケルチレベルVSQが変化すること
については言うまでもない。
【0040】上記シングル受信機120の構造を踏まえ
た上で、本発明に係るダイバシティ受信機の第1の実施
の形態について、その一例を図1、図5及び図6を参照
して説明する。
【0041】図1は、本第1の実施の形態の概略構成を
示す図である。同図に示すように、このダイバシティ受
信機は、上述した図2に示すシングル受信機120とは
若干異なる構成のシングル受信機20、20aを複数、
例えば2台有しており、これら各シングル受信機20、
20aは、接続ケーブル70、70aによって互いに接
続されている。なお、各シングル受信機20、20a
は、例えば互いに同一規格のものである。
【0042】ここで、上記各シングル受信機20、20
aのうちの一方、例えばシングル受信機20についてそ
の構造を説明する。このシングル受信機20は、1本の
アンテナ1が接続されるアンテナ入力端子21を有して
おり、このアンテナ入力端子21を介して上記アンテナ
1から受信機20内に入力される受信信号は、まず受信
部28に供給される。受信部28は、詳しく図示しない
が、上述した図2における高周波増幅部22と、混合部
23、局部発振器24及びIF検波部25と等価な回路
から成るもので、上記アンテナ1からの受信信号を中間
周波信号に変換し、この中間周波信号から可聴周波信号
を再現する。この受信部28によって再現された可聴周
波信号は、後述する切換スイッチ3を経て低周波増幅部
26に供給され、ここで増幅された後、出力端子27か
らこの受信機20外へと出力される。なお、受信機20
の外部においては、出力端子27にスピーカ4が接続さ
れており、スピーカ4は、上記出力端子27を介して供
給される可聴周波信号に応じて拡声する。更に、この受
信機20は、上記アンテナ入力端子21及び出力端子2
7とは別に、外部に通ずる外部信号入力端子61を有し
ている。
【0043】ところで、上記切換スイッチ3は、受信部
28の出力側と低周波増幅部26の入力側との間に設け
られている。そして、上記のように受信部28が再現す
る可聴周波信号を低周波増幅部26に供給するか、即ち
低周波増幅部26の入力側を受信部28の出力側に接続
するか、若しくは上記受信部28と低周波増幅部26と
の間の接続を切断(開放)すると共に低周波増幅部26
の入力側を上記外部信号入力端子61に接続するか、の
いずれかの状態に切り換わるものである。なお、この切
換スイッチ3の切換動作は、受信部28から供給される
切換制御信号によって次のように制御される。
【0044】即ち、受信部28は、アンテナ1から供給
される受信信号の信号レベル、例えばキャリアのレベル
を監視している。そして、このキャリアレベルが予め定
めたレベルを越えているときに、上記切換スイッチ3が
受信部28の出力側と低周波増幅部26の入力側とを接
続するように切り換わり、一方、上記キャリアレベルが
予め定めたレベル以下のときは、上記切換スイッチ3が
外部信号入力端子61と低周波増幅部26の入力側とを
接続するように切り換わるように、上記切換制御信号を
生成する。
【0045】従って、このシングル受信機20によれ
ば、アンテナ1から供給される受信信号の信号レベルが
予め定めたレベルを越えているときは、上記受信信号を
受信部28によって中間周波信号に変換し、更にこの中
間周波信号から再現した可聴周波信号が、低周波増幅部
26に供給され、ひいては出力端子27を経てスピーカ
4に供給される。一方、上記受信信号の信号レベルが予
め定めたレベル以下のときは、外部信号入力端子61に
印加されている信号が、低周波増幅部26に供給される
ことになる。
【0046】上記から判るように、このシングル受信機
20単体については、上述した図2に示す一般のシング
ル受信機に対して、切換スイッチ3と、その付帯要素、
例えば上記切換制御信号を生成する手段、及び外部信号
入力端子61を付加したのと略等価な構成である。ま
た、この受信機20には、上記付帯要素として、外部に
通ずる補助外部端子62も上記外部信号入力端子61に
近接して設けられており、この補助外部端子62は、上
記切換スイッチ3出力側、即ち低周波増幅部26の入力
側に接続されている。
【0047】なお、上述したように、他方のシングル受
信機20aについては、上記シングル受信機20と同一
規格であるので、シングル受信機20aにおける上記シ
ングル受信機20の各構成要素に対応する部分には、各
図面符号の最後にaという文字を添えた符号を付して、
その詳細な説明を省略する。
【0048】そして、上記各シングル受信機20、20
aの各外部信号入力端子61、61aが、それぞれ接続
ケーブル70、70aを介して、互いの受信機20a、
20の補助外部端子62a、62に、ひいては切換スイ
ッチ3a、3の出力側に接続されている。
【0049】次に、上記図1のように構成された受信機
全体の動作について説明する。例えば、今、各アンテナ
1、1aから各シングル受信機20、20aに供給され
る受信信号の信号レベルが、上述した予め定めたレベル
を越えているとする。この場合、受信機20において
は、切換スイッチ3が、受信部28の出力側と低周波増
幅部26の入力側とを接続した状態にある。これと同様
に、受信機20aにおいても、切換スイッチ3aが、受
信部28aの出力側と低周波増幅部26aの入力側とを
接続した状態にある。従って、各受信機20、20a
は、それぞれのアンテナ1、1aから供給された受信信
号を、それぞれの受信部28、28aで中間周波信号に
変換し、更にこの中間周波信号から可聴周波信号を再現
して、これをそれぞれの出力端子27、27aから出力
する。
【0050】ここで、各受信機20、20aのうち、一
方の受信機、例えば受信機20に接続されているアンテ
ナ1の受信電界強度が低下し、これによってアンテナ1
からの受信信号の信号レベルが上記予め定めたレベル以
下になったとする。この場合、受信機20の切換スイッ
チ3は、低周波増幅部26の入力側を外部信号入力端子
61に接続する状態に切り換わり、これによって上記低
周波増幅部26の入力側は外部信号入力端子61及びケ
ーブル70を介して、他方の受信機20aの補助外部端
子62aに、ひいてはこの他方の受信機20aの切換ス
イッチ3aの出力側に接続されることになる。従って、
この場合は、受信機20a側の受信部28aから出力さ
れる可聴周波信号が、各受信機20、20aの両方の出
力端子27、27aから出力される。このことは、受信
機20側の受信信号の信号レベルが上記予め定めたレベ
ルよりも大きく、受信機20a側の受信信号の信号レベ
ルが上記予め定めたレベル以下の場合にも同様である。
【0051】また、各受信機20、20aの両方の受信
電界強度が低下し、これによって各アンテナ1、1aか
ら得られる受信信号の信号レベルが予め定めたレベル以
下になったとする。この場合、各受信機20、20aの
各切換スイッチ3、3aは、それぞれの低周波増幅部2
6、26aの入力側を各外部信号入力端子61、61a
に接続する状態に切り換わる。従って、いずれの受信機
20、20aの出力端子27、27aからも可聴周波信
号は出力されず、即ち非受信状態となる。
【0052】上記のように、本第1の実施の形態によれ
ば、各受信機20、20aに接続されたアンテナ1、1
aのうち、どちらか一方の受信電界強度が低下して受信
不可能な状態になったとしても、どちらか一方の受信電
界強度が十分な大きさであれば、即ち受信信号の信号レ
ベルが予め定めたレベルを越えていさえすれば、両方の
受信機20、20aの出力端子27、27aから可聴周
波信号が出力され、即ち受信可能な状態となる。従っ
て、上述した図11に示すような複数のアンテナ10
1、101aと受信部102、102aとを有するダイ
バシティ受信機と略同様の作用を奏し、即ちダイバシテ
ィ受信機として機能する。
【0053】ただし、上記図11に示すダイバシティ受
信機が、2つのアンテナ101、101aのうち、良好
に受信している方のアンテナ出力を用いるのに対して、
本第1の実施の形態のダイバシティ受信機は、これとは
異なる動作をする。即ち、各アンテナ1、1aの受信電
界強度(受信感度)がそれぞれ或るレベルを越えていれ
ば(各アンテナ1、1aから得られる受信信号の信号レ
ベルがそれぞれ予め定めたレベル以上であれば)、各受
信機20、20aは、それぞれのアンテナ1、1aから
得られる受信信号を処理することになる。
【0054】また、本第1の実施の形態においては、各
受信機20、20aの各出力端子27、27aからそれ
ぞれ可聴周波信号が出力される。従って、これら各出力
端子27、27aに接続されたスピーカ4、4aから、
上記可聴周波信号に応じた音声がそれぞれ拡声されるの
で、1つのスピーカ104しか持たない上記図11のダ
イバシティ受信機に比べて、大きな出力(音量)を得る
ことができる。
【0055】そして、各受信機20、20aを、それぞ
れ分散して離して配置することによって、ダイバシティ
受信機全体としての電波の受信エリアを拡げることがで
き、即ち送信機側の使用エリアを拡張することができ
る。
【0056】更に、各受信機20、20aを接続してい
る接続ケーブル70、70aを取り外すことによって、
各受信機20、20aは、それぞれ独立したシングル受
信機として機能する。従って、各受信機20、20aを
組み合わせてダイバシティ受信機として機能させるの
か、若しくは各受信機20、20aをそれぞれ独立した
シングル受信機として機能させるのかを、用途に応じて
自由に選択することができる。
【0057】ところで、上記図1に示すような構成を実
現するためには、例えば図5に示すような回路を構成す
ればよい。即ち、同図は、各受信機20、20aの各受
信部28、28a内におけるIF検波部を示す回路図
で、上述した図3に示すシングル受信機のIF検波部2
5に対して若干の回路を組み合わせたものである。
【0058】例えば、受信機20側の受信部28につい
て説明すると、この受信部28内のIF検波部は、上記
図3の回路に対して、上述した外部信号入力端子61と
補助外部端子62とを設け、更に、音声スイッチ240
と、この音声スイッチ240用の開閉制御回路250、
直流カットコンデンサ241、及び抵抗器242を設け
たものである。なお、これ以外の構成については、上記
図3の回路と同様であるので、同等部分には同一符号を
付して、その詳細な説明を省略する。
【0059】即ち、音声スイッチ240は、例えばスケ
ルチスイッチ207と同一規格の部品によって構成され
ている。この音声スイッチ240は、スケルチスイッチ
207の出力側と外部信号入力端子62との間に設けら
れており、この間を、上記開閉制御回路250からの制
御信号に従って開閉する。なお、この音声スイッチ24
0と外部信号入力端子61との間には直流カットコンデ
ンサ241が設けられている。また、この音声スイッチ
240の出力側、つまりはスケルチスイッチ207の出
力側に、補助外部端子62が接続されている。更に、こ
の音声スイッチ240には、その駆動用電源として、上
記スケルチスイッチ207と同様に、回路電源VCCを抵
抗器210、211によって分圧した電圧が、抵抗器2
42、213を介してその入出力端子に供給されてい
る。
【0060】一方、開閉制御回路250は、一端がスケ
ルチ制御回路220の出力、即ちトランジスタ231の
ベース端子に接続された抵抗器251と、この抵抗器2
29の他端がベース端子に接続されたエミッタ接地のト
ランジスタ252と、このトランジスタ252のコレク
タ端子及び回路電源VCC間に接続された抵抗器253と
によって構成されている。即ち、この開閉制御回路25
0は、上述した反転回路230と同様の構成を有してお
り、即ちスケルチ制御回路の出力を、更に反転させて、
これを上記音声スイッチ240に供給する。従って、音
声スイッチ240は、スケルチスイッチ207と全く反
対の開閉動作を行う。
【0061】なお、このIF検波部の回路構成について
も、各受信機20、20a共に、同じ構成であるので、
受信機20aにおける上記受信機20の各構成要素に対
応する部分には、各図面符号の最後にaという文字を添
えた符号を付して、この受信機20a側については、I
F検波部の詳細な説明を省略する。
【0062】上記ように構成されたIF検波部において
は、各受信機20、20aの受信電界強度が、スケルチ
レベルを越えている場合には、各スケルチスイッチ20
7、207aがON状態となり、各音声スイッチ24
0、240はOFF状態となる。従って、この場合は、
各受信機20、20aのIF検波部で検波して得た可聴
周波信号が、各AF出力端子209、209a、ひいて
は出力端子27、27aからそれぞれ出力される。
【0063】また、各受信機20、20aのうち、一方
の受信機、例えば受信機20の受信電界強度がスケルチ
レベル以下になった場合は、スケルチスイッチ207が
OFF状態となり、音声スイッチ240がONされる。
これによって、スケルチスイッチ207の出力側、ひい
てはAF出力端子209は、直流カットコンデンサ20
8、音声スイッチ240、直流カットコンデンサ24
1、外部信号入力端子61、ケーブル70、受信機20
aの補助外部端子62aを介して、受信機20aのスケ
ルチスイッチ207aの出力側に接続される。従って、
この場合は、受信機20a側のIF検波部によって検波
して得た可聴周波信号が、それぞれのAF出力端子20
9、209a、ひいては出力端子27、27aから出力
される。このことは、他方の受信機a20の受信電界強
度がスケルチレベル以下になった場合についても同様で
ある。
【0064】そして、両方の受信機20、20aの受信
電界強度がスケルチレベル以下の場合には、両方の受信
機20、20aのスケルチスイッチ207、207aが
OFF状態となり、各音声スイッチ240、240aが
共にON状態となる。従って、いずれの受信機20、2
0aからも可聴周波信号は出力されず、即ち非受信状態
となる。
【0065】上記のように、この図5に示す回路構成に
おいては、図1の切換スイッチ3、3aとして、その一
部にスケルチスイッチ207、207aを利用してお
り、このスケルチスイッチ207、207aに、これと
は逆の開閉動作を行う音声スイッチ240、240aを
組み合わせることによって、上記切換スイッチ3、3a
を構成している。従って、上記のような多大な効果を奏
する受信機20、20a、及びこれらの組み合わせから
成るダイバシティ受信機を、非常に簡単な構成で実現で
きる。
【0066】なお、上述したように、このダイバシティ
受信機においては、各受信機20、20aの受信状態が
それほど良くなくても、それぞれの受信電界強度がスケ
ルチレベルを越えていさえすれば、各受信機20、20
aで受信して得た可聴周波信号が、それぞれ出力され
る。即ち、上述した図11に示す従来のダイバシティ受
信機とは異なり、各受信機20、20aのうち、受信電
界強度の大きい(受信状態の良い)方の出力を選択する
というわけではない。従って、各受信機20、20aの
受信感度(SN比)が、上記従来のダイバシティ受信機
に比べて劣るという場合が十分に有り得る。しかし、近
年のワイヤレス・システムでは、例えば一般によく知ら
れているコンパンダ方式等の圧伸技術のように、送信機
側において音声信号を圧縮し、受信機側において受信信
号を伸長するという、SN改善技術を採用しているの
で、上記SN比の差異については実用上、殆ど問題にな
らない。
【0067】なお、本第1の実施の形態においては、中
間周波信号のキャリアレベルを監視し、このキャリアレ
ベルを予め定めたレベル、例えばスケルチレベルと比較
した結果に基づいて切換スイッチ3、3aを制御した
が、これに限らない。例えば中間周波信号に含まれるの
ノイズレベルを監視し、このノイズレベルに応じて上記
切換スイッチ3、3aを制御してもよい。
【0068】また、スーパーヘテロダイン方式のFM受
信機に本技術を応用した場合について説明したが、これ
に限らず、例えばAM受信機に応用してもよい。
【0069】更に、受信部28、28aと低周波増幅部
26、26aとの間に切換スイッチ3、3aを設けた
が、これに限らない。例えば低周波増幅部26、26a
の出力側と出力端子27、27aの間等、各受信機2
0、20aのアンテナ入力端子21、21aから出力端
子27、27aに至る信号線路の途中であれば、上記以
外の場所に切換スイッチ3、3aを設けてもよい。
【0070】なお、本第1の実施の形態における切換ス
イッチ3、3aが、特許請求の範囲に記載の第1の切換
手段に対応する。また、図5においては、スケルチスイ
ッチ207、207aと音声スイッチ240、240a
とによって上記切換スイッチ3、3aをそれぞれ構成し
ており、このうち音声スイッチ240、240aが、特
許請求の範囲に記載の副スイッチ手段に対応する。そし
て、スケルチ制御回路220、220aと、開閉制御回
路250、250aとの組み合わせが、特許請求の範囲
に記載の切換制御信号生成手段に対応する。
【0071】更に、上記においては、2台のシングル受
信機20、20aによってダイバシティ受信機を構成し
たことについて説明したが、ダイバシティ受信機を構成
するシングル受信機の数は3台以上としてもよい。例え
ば、3台のシングル受信機20、20a、20bによっ
てダイバシティ受信機を構成したものを図6に示す。
【0072】同図に示す構成によれば、各シングル受信
機20、20a、20bのうちの1台、例えば受信機2
0の外部信号入力端子61と、この受信機20以外の受
信機20a、20bのうちの1台、例えば受信機20a
の補助外部端子62a(切換スイッチ3aの出力側)と
を、ケーブル70によって接続している。また、受信機
20aの外部信号入力端子61aと、残りの1台の受信
機20bの補助外部端子62b(切換スイッチ3bの出
力側)とを、ケーブル70aによって接続している。更
に、受信機20bの外部信号入力端子61bと、受信機
20の補助外部端子62(切換スイッチ3の出力側)と
を、ケーブル70bによって接続している。
【0073】上記のように接続することによって、各受
信機20、20a、20bのうち任意の受信機、例えば
受信機20の外部信号入力端子61が、この任意の受信
機20以外の受信機20a、20bのうちの1台、例え
ば受信機20aの切換スイッチ3aの出力側に接続され
る。そして、上記任意の受信機20の切換スイッチ3の
出力側が、この受信機20以外の受信機20a、20b
のうちの1台、例えば受信機20bの外部信号入力端子
61bに接続される。これについては、受信機20a、
20bについても同様である。従って、全ての受信機2
0、20a、20bが一連に繋がった状態になる。
【0074】上記のように、各受信機20、20a、2
0bが一連に接続されているので、各受信機20、20
a、20bのうち、いずれかの受信信号の信号レベルが
予め定めたレベルを越えていさえすれば、全ての受信機
20、20a、20bの出力端子27、27a、27b
から可聴周波信号を出力される。即ち、複数台のシング
ル受信機から成るダイバシティ受信機が実現される。
【0075】次に、本発明に係るダイバシティ受信機の
第2の実施の形態について図7及び図8を参照して説明
する。図7は、本第2の実施の形態の概略構成を示す図
である。同図に示すように、本第2の実施の形態は、例
えば2台のシングル受信機20、20aと、これら各シ
ングル受信機20、20aにそれぞれ対応して設けられ
た2つの切換スイッチ装置8、8aと、上記各シングル
受信機20、20a及び各切換スイッチ装置8、8aを
互いに接続する接続ケーブル71とによってダイバシテ
ィ受信機を構成したものである。なお、各シングル受信
機20、20aは、例えば互いに同一規格のものであ
り、各切換スイッチ装置8、8aについても、互いに同
一規格のものである。
【0076】即ち、本第2の実施の形態は、例えばシン
グル受信機20について説明すると、上述した図1(第
1の実施の形態)におけるシングル受信機20の切換ス
イッチ3を、受信機20に内蔵された内蔵開閉スイッチ
30と、これとは別個に設けた外付けの切換スイッチ装
置8とによって構成したものである。このうち、内蔵開
閉スイッチ30は、受信機20のアンテナ入力端子21
から出力端子27に至る信号線路中、例えば受信部28
の出力側と低周波増幅部26の入力側との間に設けられ
ており、この間を、受信部28からの切換制御信号に従
って開閉する。受信部28は、アンテナ入力端子から入
力される受信信号の信号レベルが予め定めたレベルを越
えたときに上記内蔵開閉スイッチを閉成して、上記信号
線路を閉路状態とする。一方、上記受信信号の信号レベ
ルが予め定めたレベル以下の場合には、上記内蔵開閉ス
イッチを開放して、上記信号線路を切断(開路)状態と
する。なお、この内蔵開閉スイッチ30が、特許請求の
範囲に記載の第2の切換手段に対応する。
【0077】これに対して、切換スイッチ装置8は、上
記受信機20の受信部28から上記切換制御信号が供給
される制御端子81と、2つの接続端子82、83と、
上記制御端子81に供給される切換制御信号に従って上
記内蔵開閉スイッチ30とは反対の開閉動作で接続端子
82、83間を開閉する開閉スイッチ84と、によって
構成されている。そして、この切換スイッチ装置8と上
記受信機20とは、受信機20内の受信部28から切換
スイッチ装置8の制御端子81へ上記切換制御信号を伝
送させるケーブル72と、受信機20内の内蔵開閉スイ
ッチ30の出力側と切換スイッチ装置8の接続端子8
2、83のうちの一方、例えば端子82とを接続するケ
ーブル73とによって、互いに接続されている。なお、
この切換スイッチ装置が、特許請求の範囲に記載の第1
の切換スイッチ手段に対応する。また、接続端子82、
83が、それぞれ特許請求の範囲に記載の第1及び第2
の端子に対応する。そして、開閉スイッチ84が、第2
の切換手段に対応する。
【0078】なお、他方のシングル受信機20a及び切
換スイッチ装置8aについては、上記シングル受信機2
0及び切換スイッチ装置8の各構成要素に対応する部分
にaという文字を添えた符号を付して、その詳細な説明
を省略する。
【0079】そして、本第2の実施の形態においては、
切換スイッチ装置8の有する接続端子82、83のうち
の他方の端子83と、切換スイッチ装置8aの有する接
続端子82a、83aのうちの一方の端子82aとを、
ケーブル74によって接続している。同様に、切換スイ
ッチ装置8aの他方の端子83aと、切換スイッチ装置
8の一方の端子82とを、ケーブル74aによって接続
している。これによって、受信機20の内蔵開閉スイッ
チ30の出力側は、ケーブル73、74aを介して切換
スイッチ装置8aの接続端子83aに接続され、駆動電
圧20aの内蔵開閉スイッチ30aの出力側は、ケーブ
ル73a、74を介して切換スイッチ装置8の接続端子
83に接続されることになる。
【0080】上記のように構成されたダイバシティ受信
機においては、各受信機20、20aの受信信号の信号
レベルが予め定めたレベルを越えている場合には、それ
ぞれの内蔵開閉スイッチ30、30aが閉成状態にあ
り、各切換スイッチ装置8、8の各開閉スイッチ84、
84aは開成状態にある。従って、各受信機20、20
a内にそれぞれ入力される各受信信号から得た可聴周波
信号が、それぞれの出力端子から出力される。
【0081】そして、各受信機20、20aのうち、一
方の受信機、例えば受信機20に接続の受信信号が上記
予め定めたレベル以下になった場合には、受信機20の
内蔵開閉スイッチ30が開成し、この受信機20に対応
する切換スイッチ装置8の開閉スイッチ84が閉成す
る。これによって受信機20内の内蔵開閉スイッチ30
の出力側は、ケーブル73、切換スイッチ装置8、ケー
ブル74、73aを介して、他方の受信機20a内の内
蔵開閉スイッチ30aの出力側に接続される。従って、
この場合は、受信機20a側の可聴周波信号が、両方の
受信機20、20aの出力端子27、27aから出力さ
れる。このことは、受信機20側の受信信号が上記予め
定めたレベルよりも大きく、受信機20a側の受信信号
が上記予め定めたレベル以下の場合にも同様である。
【0082】なお、各受信機20、20aの両方の受信
信号の信号レベルが予め定めたレベル以下になった場合
には、いずれの受信機20、20aの出力端子27、2
7aからも可聴周波信号は出力されず、即ち非受信状態
となることについては、言うまでもない。
【0083】上記のように、本第2の実施の形態によれ
ば、上述した第1の実施の形態と同様の作用を奏する。
また、各切換スイッチ装置8、8a、及び接続ケーブル
71を取り外すことによって、各受信機20、20a
は、それぞれ独立したシングル受信機として機能する。
【0084】なお、上記図7を実際の回路で構成するに
は、例えば上述した図5に示すIF検波部の回路におい
て、スケルチスイッチ207、207aを内蔵開閉スイ
ッチ30、30aに対応させ、音声スイッチ240、2
40aを切換スイッチ装置8、8aに対応させる。そし
て、音声スイッチ240、240aを、各受信機20、
20aの外部に設け、これらを接続ケーブル71で接続
するよう構成すればよい。
【0085】また、上記においては、2台のシングル受
信機20、20aによってダイバシティ受信機を構成し
たが、このダイバシティ受信機を構成するシングル受信
機は3台以上としてもよい。例えば、3台のシングル受
信機20、20a、20bによってダイバシティ受信機
を構成したものを図8に示す。
【0086】即ち、同図に示す構成によれば、各シング
ル受信機20、20a、20bのうちの1台、例えば受
信機20に対応する切換スイッチ装置8の接続端子83
と、この受信機20以外の受信機20a、20bのうち
の1台、例えば受信機20aの内部開閉スイッチ30a
の出力側とを、ケーブル74によって接続している。ま
た、受信機20aに対応する切換スイッチ装置8aの接
続端子83aと、残りの1台の受信機20bの内部開閉
スイッチ30bの出力側とを、ケーブル74aによって
接続している。更に、受信機20bに対応する切換スイ
ッチ装置8bの接続端子83bと、受信機20の内部開
閉スイッチ30の出力側とを、ケーブル74bによって
接続している。
【0087】上記のように接続することによって、各受
信機20、20a、20bのうち任意の受信機、例えば
受信機20の内蔵開閉スイッチ30の出力側が、この任
意の受信機20に対応する切換スイッチ装置8の一方の
接続端子82と、この任意の受信機20以外の受信機2
0a、20bのうちの1台、例えば受信機20bに対応
する切換スイッチ装置8bの他方の接続端子83bとに
接続される。これについては、受信機20a、20bに
ついても同様である。従って、全ての受信機20、20
a、20bが。それぞれに対応する各切換スイッチ装置
8、8a、8bを介して一連に繋がった状態になる。
【0088】従って、各受信機20、20a、20bの
うち、いずれかの受信信号の信号レベルが予め定めたレ
ベルを越えていさえすれば、全ての受信機20、20
a、20bの出力端子27、27a、27bから可聴周
波信号を出力させることができる。即ち、複数台のシン
グル受信機から成るダイバシティ受信機が実現すること
ができる。
【0089】次に、本発明に係るダイバシティ受信機の
第3の実施の形態について図9及び図10を参照して説
明する。図9は、本第3の実施の形態の概略構成を示す
図である。同図に示すように、本第3の実施の形態は、
上述した図1に示す第1の実施の形態において、各受信
機20、20a毎に設けた切換スイッチ3、3aを、各
受信機20、20aの外部に設けたのと等価な構成であ
る。即ち、2台のシングル受信機20、20aと、上記
切換スイッチ3、3aを有する切換スイッチ装置9、9
aと、上記各シングル受信機20、20a及び各切換ス
イッチ装置9、9aを互いに接続する接続ケーブル75
とによってダイバシティ受信機を構成したものである。
【0090】例えば受信機20について説明すると、上
述した図1の受信機20から切換スイッチ3を取り外
し、代わりに、上記切換スイッチ3の入出力側に対応す
る部分に、外部と通ずる2つの中間端子63、64を設
けたものである。
【0091】一方、切換スイッチ装置9については、内
部に切換スイッチ3を内蔵しており、この切換スイッチ
3に対して上記受信機20の受信部28から切換制御信
号を供給するための制御端子91を有している。また、
この切換スイッチ装置9は、上記制御端子91の他に、
入力側端子92と、出力側端子93と、第3の端子94
との3つのを有している。そして、切換スイッチ3は、
上記切換制御信号に従って、受信機20の受信信号の信
号レベルが予め定めたレベルを越えているときに入力側
端子92及び出力側端子93間を短絡し、上記信号レベ
ルが予め定めたレベル以下のときに第3の端子94及び
出力側端子93間を短絡するように切り換わる。なお、
ここでは、切換スイッチ3は、特許請求の範囲に記載の
第4の切換手段に対応し、切換スイッチ装置9が、第2
の切換スイッチ手段に対応する。
【0092】そして、上記受信機20と切換スイッチ装
置9との間では、受信部28から制御端子91へ上記切
換制御信号を伝送させるケーブル76と、受信部28の
出力側に接続された中間端子63と入力側端子92とを
接続するケーブル77と、低周波増幅部64の入力側に
接続された中間端子64と出力側端子93とを接続する
ケーブル78とによって、互いに接続されている。
【0093】なお、他方のシングル受信機20a及び切
換スイッチ装置9aについては、上記シングル受信機2
0及び切換スイッチ装置9の各構成要素に対応する部分
にaという文字を添えた符号を付して、その詳細な説明
を省略する。
【0094】そして、上記各切換スイッチ装置9、9a
の各第3の端子94、94aが、それぞれケーブル7
9、79aを介して、互いの切換スイッチ装置9a、9
の出力側端子93a、93に接続されている。
【0095】上記のように本第3の実施の形態は、上述
した図1(第1の実施の形態)における切換スイッチ
3、3aを外付けにしたものである。従って、上記第1
の実施の形態と同様の作用を奏する。また、各切換スイ
ッチ装置9、9a、及び接続ケーブル75を取り外すこ
とによって、各受信機20、20aは、それぞれ独立し
たシングル受信機として機能する。
【0096】なお、上記図9を実際の回路で構成するに
は、例えば上述した図5に示すIF検波部の回路におい
て、スケルチスイッチ207、207a及び音声スイッ
チ240、240aの組み合わせから成る回路を切換ス
イッチ装置9、9aに対応させる。そして、これらスケ
ルチスイッチ207、207a及び音声スイッチ24
0、240aを各受信機20、20aの外部に設け、こ
れらを接続ケーブル75で接続するよう構成すればよ
い。
【0097】また、本第3の実施の形態においても、3
台以上のシングル受信機によってダイバシティ受信機を
構成してもよい。例えば、3台のシングル受信機20、
20a、20bによってダイバシティ受信機を構成した
ものを図10に示す。
【0098】即ち、同図に示す構成によれば、各切換ス
イッチ装置9、9a、9bのうちの1台、例えば切換ス
イッチ装置9の第3の端子94と、この切換スイッチ装
置9以外の切換スイッチ装置9a、9bのうちの1台、
例えば切換スイッチ装置9aの出力側端子93aとを、
ケーブル79によって接続している。また、切換スイッ
チ装置9aの第3の端子94aと、残りの1台の切換ス
イッチ装置9bの出力側端子93bとを、ケーブル79
aによって接続している。更に、切換スイッチ装置9b
の第3の端子94bと、切換スイッチ装置9の出力側端
子93とを、ケーブル79bによって接続している。こ
のような接続を行うことによって、各切換スイッチ装置
9、9a、9b、ひいては各受信機20、20a、20
bは、一連に繋がった状態となり、即ち上述した図6と
等価な構成となる。
【0099】
【発明の効果】上記のように、本発明のうち請求項1に
記載の発明によれば、複数のシングル受信機を接続手段
で接続することによって、ダイバシティ受信機と同様の
作用を奏する受信機を構成している。従って、従来のよ
うに高価なダイバシティ受信機を用意しなくても、安価
なシングル受信機を必要台数だけ用意しておき、これら
を組み合わせることによって、信頼度の高い通信を実現
できる。また、各シングル受信機を組み合わせて使用す
るか、若しくは各シングル受信機をそれぞれ独立して使
用するかを、用途に応じて選択できるので、各シングル
受信機を効率よく、かつ経済的に運用することができる
という効果がある。
【0100】更に、各受信機の出力端子から、それぞれ
可聴周波信号が出力されるので、各出力端子にスピーカ
を接続した場合、例えば図11に示すような1つの出力
(スピーカ104)しか持たない従来のダイバシティ受
信機に比べて、より大きな出力(音量)を得ることがで
きるという効果がある。また、各受信機を、それぞれ分
散して配置することによって、電波の受信エリアを拡げ
ることができ、即ち送信機側の使用エリアを拡張できる
という効果もある。
【0101】請求項2に記載の発明によれば、第1の切
換手段として、その一部にスケルチスイッチ手段を利用
しており、このスケルチスイッチ手段に、これとは逆の
開閉動作を行う副スイッチ手段を組み合わせることによ
って、上記第1の切換手段を構成している。従って、上
記スケルチスイッチ手段とは全く別の構成要素によって
第1の切換手段を形成する場合に比べて、より簡単な構
造で上記第1の切換手段を構成できるという効果があ
る。これは、例えば、スケルチスイッチ手段(スケルチ
回路)を備えた従来型のシングル受信機を有する場合
に、この受信機に上記副スイッチ手段を設けるという簡
単な改造を施すだけで本請求項2に記載の発明を構成す
るシングル受信機を実現できるという効果を奏する。
【0102】請求項3に記載の発明によれば、複数のシ
ングル受信機を、接続手段及び第1の切換スイッチ手段
を介して接続することによって、ダイバシティ受信機と
同様の作用を奏する受信機を構成している。従って、上
記請求項1に記載の発明と同様の効果を奏する。
【0103】請求項4に記載の発明によれば、各受信機
の各第2の切換手段としてスケルチスイッチ手段を利用
している。従って、上記スケルチスイッチ手段とは全く
別の構成要素によって第2の切換手段を形成する場合に
比べて、より簡単な構造で上記第2の切換手段を構成で
きるという効果がある。これは、上記請求項2に記載の
発明と同様に、例えば、スケルチスイッチ手段(スケル
チ回路)を備えた従来型のシングル受信機を有する場合
に、この受信機に簡単な改造を施すだけで本請求項4に
記載の発明を構成するシングル受信機を実現できるとい
う効果を奏する。
【0104】請求項5に記載の発明によれば、複数のシ
ングル受信機を、接続手段及び第2の切換スイッチ手段
を介して接続することによって、ダイバシティ受信機と
同様の作用を奏する受信機を構成している。従って、上
記請求項1及び3に記載の発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダイバシティ受信機の第1の実施
の形態を示す概略ブロック図である。
【図2】同第1の実施の形態を説明するための参考図
で、一般に知られているスーパーヘテロダイン方式のF
M受信機の概略ブロック図である。
【図3】図2に示す受信機のIF検波部の電気回路図で
ある。
【図4】図1に示す受信機の受信信号の信号レベルと、
図2におけるP点の電圧レベルとの関係を示すグラフで
ある。
【図5】同第1の実施の形態のIF検波部の電気回路図
である。
【図6】同第1の実施の形態の別の例を示す概略ブロッ
ク図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す概略ブロック
図である。
【図8】同第2の実施の形態の別の例を示す概略ブロッ
ク図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す概略ブロック
図である。
【図10】同第3の実施の形態の別の例を示す概略ブロ
ック図である。
【図11】従来のダイバシティの概略ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1、1a アンテナ 3、3a 切換スイッチ(第1の切換手段) 4、4a スピーカ 20、20a 受信機 21、21a アンテナ入力端子 27、27a 出力端子 28、28a 受信部 61、61a 外部信号入力端子 70、70a 接続ケーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナ入力端子から入力された受信信
    号を中間周波信号に変換し、この中間周波信号から可聴
    周波信号を再現する受信部と、 上記可聴周波信号を出力させる出力端子と、 上記アンテナ入力端子及び上記出力端子とは別に設けら
    れた外部信号入力端子と、 切換制御信号に応じて、上記アンテナ入力端子から上記
    受信部を経て上記出力端子に至る信号線路を閉路状態と
    する第1の状態と、上記信号線路を途中で切断すると共
    に、この信号線路の切断部の上記出力端子側に位置する
    切断端部を上記外部信号入力端子に接続する第2の状態
    と、に切り換わる第1の切換手段と、 上記受信信号の信号レベルを監視して、該信号レベルが
    予め定めたレベルを越えたときに上記第1の切換手段が
    上記第1の状態に切り換わり、上記信号レベルが上記予
    め定めたレベル以下になったときに上記第1の切換手段
    が上記第2の状態に切り換わるように、上記切換制御信
    号を生成する切換制御信号生成手段と、をそれぞれ備え
    た複数の受信機と、 これら複数の受信機のうち任意の受信機の上記外部信号
    入力端子が、該任意の受信機以外の受信機のうちの1台
    における上記信号線路の切断部の上記出力端子側に位置
    する切断端部に接続され、上記任意の受信機における上
    記信号線路の切断部の上記出力端子側に位置する切断端
    部が、該任意の受信機以外の受信機のうちの1台の上記
    外部信号入力端子に接続され、かつ上記全ての受信機が
    一連に繋がる状態に、上記各受信機間を接続する接続手
    段と、を具備するダイバシティ受信機。
  2. 【請求項2】 上記各受信機の上記各第1の切換手段
    が、 上記信号線路中に設けられ、上記第1の状態においては
    上記信号線路を閉路状態とし、上記第2の状態において
    は上記信号線路を開放する状態に、上記信号線路を開閉
    するスケルチスイッチ手段と、 このスケルチスイッチ手段の出力側と上記外部信号入力
    端子との間に設けられ、この間を、上記第1の状態にお
    いては開放し、上記第2の状態においては短絡する状態
    に開閉動作する副スイッチ手段と、によって構成された
    請求項1に記載のダイバシティ受信機。
  3. 【請求項3】 アンテナ入力端子から入力された受信信
    号を中間周波信号に変換し、この中間周波信号から可聴
    周波信号を再現する受信部と、 上記可聴周波信号を出力させる出力端子と、 上記アンテナ入力端子から上記受信部を経て上記出力端
    子に至る信号線路中に設けられ、切換制御信号に応じ
    て、上記信号線路を閉路状態とする第3の状態と、上記
    信号線路を途中で切断する第4の状態と、に切り換わる
    第2の切換手段と、 上記受信信号の信号レベルを監視して、該信号レベルが
    予め定めたレベルを越えたときに上記第2の切換手段が
    上記第3の状態に切り換わり、上記信号レベルが上記予
    め定めたレベル以下になったときに上記第2の切換手段
    が上記第4の状態に切り換わるように、上記切換制御信
    号を生成する切換制御信号生成手段と、をそれぞれ備え
    た複数の受信機と、 これら複数の受信機にそれぞれ対応して設けられ、それ
    ぞれに対応する上記受信機から上記切換制御信号が供給
    される制御端子と、第1及び第2の端子と、上記制御端
    子に上記第2の切換手段を上記第3の状態に切り換える
    上記切換制御信号が供給されたときに上記第1及び第2
    の端子間を開放し、上記制御端子に上記第2の切換手段
    を上記第4の状態に切り換える上記切換制御信号が供給
    されたときに上記第1及び第2の端子間を短絡する状態
    に切り換わる第3の切換手段と、を備えた複数の第1の
    切換スイッチ手段と、 上記複数の受信機のうち任意の受信機の上記第2の切換
    手段の出力側が、該任意の受信機に対応する上記第1の
    切換スイッチ手段の上記第1の端子と、該任意の受信機
    以外の受信機のうちの1台に対応する上記第1の切換ス
    イッチ手段の上記第2の端子とに接続され、かつ上記各
    受信機がそれぞれに対応する上記各第1の切換スイッチ
    手段を介して一連に繋がる状態に、上記各受信機及び上
    記各第1の切換スイッチ手段間を各々接続すると共に、
    上記各受信機からそれぞれに対応する上記各第1の切換
    スイッチ手段の上記各制御端子に上記各切換制御信号を
    伝送させる伝送路を有する接続手段と、を具備するダイ
    バシティ受信機。
  4. 【請求項4】 上記各受信機の上記各第2の切換手段
    が、スケルチスイッチ手段によって構成された請求項3
    に記載のダイバシティ受信機。
  5. 【請求項5】 アンテナ入力端子から入力された受信信
    号を中間周波信号に変換し、この中間周波信号から可聴
    周波信号を再現する受信部と、 上記可聴周波信号を出力させる出力端子と、 上記受信信号の信号レベルを監視して、該信号レベルが
    予め定めたレベルを越えているときに第1のレベルの切
    換制御信号を生成し、上記信号レベルが上記予め定めた
    レベル以下にあるときに第2のレベルの切換制御信号を
    生成する切換制御信号生成手段と、を備え、 上記アンテナ入力端子から上記受信部を経て上記出力端
    子に至る信号線路が途中で切断された状態にあり、この
    信号線路の切断部の上記アンテナ入力端子側に位置する
    切断端部に第1の中間端子を有し、上記出力端子側に位
    置する切断端部に第2の中間端子を有する受信機を複数
    設け、 これら複数の受信機にそれぞれ対応して設けられ、それ
    ぞれに対応する上記受信機から上記切換制御信号が供給
    される制御端子と、入力側端子と、出力側端子と、第3
    の端子と、上記制御端子に供給される上記切換制御信号
    が上記第1のレベルを有するときに上記入力側端子及び
    出力側端子間を短絡し、上記制御端子に供給される上記
    切換制御信号が上記第2のレベルを有するときに上記第
    3の端子及び上記出力側端子間を短絡する状態に切り換
    わる第4の切換手段と、を備えた複数の第2の切換スイ
    ッチ手段と、 上記各受信機とそれぞれに対応する上記各第2の切換ス
    イッチ手段との間において、上記第1の中間端子と上記
    入力側端子とを接続し、上記第2の中間端子と上記出力
    側端子とを接続すると共に、上記各受信機からそれぞれ
    に対応する上記各第2の切換スイッチ手段の上記各制御
    端子に上記各切換制御信号を伝送させる伝搬路を有し、
    かつ、上記各第2の切換スイッチ手段のうち任意の第2
    の切換スイッチ手段の上記第3の端子が、該任意の第2
    の切換スイッチ手段以外の第2の切換スイッチ手段のう
    ちの1つの上記出力側端子に接続され、かつ上記各第2
    の切換スイッチ手段が一連に繋がる状態に、上記各第2
    の切換スイッチ手段間を接続する接続手段と、を具備す
    るダイバシティ受信機。
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JP2016146629A (ja) * 2012-09-21 2016-08-12 シュアー アクイジッション ホールディングス インコーポレイテッドShure Acquisition Holdings,Inc. 分配システムにおいてrf信号を受信する装置と同信号をrfエンティティに分配する装置

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