JPH10116660A - フレキシブル回路基板及びフレキシブル回路基板の接続方法 - Google Patents
フレキシブル回路基板及びフレキシブル回路基板の接続方法Info
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- JPH10116660A JPH10116660A JP8268898A JP26889896A JPH10116660A JP H10116660 A JPH10116660 A JP H10116660A JP 8268898 A JP8268898 A JP 8268898A JP 26889896 A JP26889896 A JP 26889896A JP H10116660 A JPH10116660 A JP H10116660A
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- Japan
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- terminal
- fpc
- wiring layer
- wiring
- circuit board
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/11—Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
- H05K1/118—Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits specially for flexible printed circuits, e.g. using folded portions
Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コネクタ及びアダプタの形状自由度を向上さ
せて小型化を可能とするフレキシブル回路基板及びフレ
キシブル回路基板の接続方法を提供する。 【解決手段】 FPC1は第1絶縁層41、第2配線層
42、第2絶縁層43、第2配線層44及び第3絶縁層
45が順次積層して構成されている。そして、第2絶縁
層43、第2配線層44及び第3絶縁層45の各端部が
切欠かれており、配線層42,44が一部づつ露出して
FPC1の長手方向に離隔する端子11,12が形成さ
れている。このFPC1を端子11,12が外側となる
ように折り曲げ、端子11,12が凸部となる接続部を
形成した後、ハウジング50の第1箱部52に端子11
を挿入すると共に、第2箱部57に端子12を挿入し、
押さえ具60を箱部52,57に嵌め込み、箱部52,
57内の弾性体端子58,59との間で挟圧して、FP
C1をハウジング50内に固定する。
せて小型化を可能とするフレキシブル回路基板及びフレ
キシブル回路基板の接続方法を提供する。 【解決手段】 FPC1は第1絶縁層41、第2配線層
42、第2絶縁層43、第2配線層44及び第3絶縁層
45が順次積層して構成されている。そして、第2絶縁
層43、第2配線層44及び第3絶縁層45の各端部が
切欠かれており、配線層42,44が一部づつ露出して
FPC1の長手方向に離隔する端子11,12が形成さ
れている。このFPC1を端子11,12が外側となる
ように折り曲げ、端子11,12が凸部となる接続部を
形成した後、ハウジング50の第1箱部52に端子11
を挿入すると共に、第2箱部57に端子12を挿入し、
押さえ具60を箱部52,57に嵌め込み、箱部52,
57内の弾性体端子58,59との間で挟圧して、FP
C1をハウジング50内に固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブル回路
基板(Flexible Printed Circuits.以下、「FPC」と
いう)と他の基板及び電線等とを接続するフレキシブル
回路基板及びその接続方法に関する。
基板(Flexible Printed Circuits.以下、「FPC」と
いう)と他の基板及び電線等とを接続するフレキシブル
回路基板及びその接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】先ず、従来技術におけるFPCと基板と
の接続方法について説明する。図9は従来のフレキシブ
ル回路基板の接続方法(第1従来技術)を示す模式図で
ある。図9に示すように、FPC22の表面端部には、
複数本の端子24が同一ピッチで設けられており、各端
子24はFPC22上の配線(図示せず)に接続されて
いる。この端子24のピッチと同一となるように、端子
28がリジッド基板21の表面上に設けられており、各
端子28は基板21上の配線(図示せず)に接続されて
いる。基板21の上方には固定部材29が配置されてい
る。端子24が対応する端子28と整合するように、F
PC22と基板21上とを配置した後、固定部材29に
より両者を嵌合して、FPC22を基板21に固定す
る。これにより、各端子24は対応する端子28と電気
的に接続される。
の接続方法について説明する。図9は従来のフレキシブ
ル回路基板の接続方法(第1従来技術)を示す模式図で
ある。図9に示すように、FPC22の表面端部には、
複数本の端子24が同一ピッチで設けられており、各端
子24はFPC22上の配線(図示せず)に接続されて
いる。この端子24のピッチと同一となるように、端子
28がリジッド基板21の表面上に設けられており、各
端子28は基板21上の配線(図示せず)に接続されて
いる。基板21の上方には固定部材29が配置されてい
る。端子24が対応する端子28と整合するように、F
PC22と基板21上とを配置した後、固定部材29に
より両者を嵌合して、FPC22を基板21に固定す
る。これにより、各端子24は対応する端子28と電気
的に接続される。
【0003】図10は従来のフレキシブル回路基板の接
続方法(第2従来技術)を示す模式図である。この従来
技術では、基板側にFPC接続用の部材(コネクタ)が
設けられている。図10に示すように、基板21上にコ
ネクタ(接続部材)23が固定されている。コネクタ2
3の上面には凹部23aが形成されており、この凹部2
3aの内面には、複数本の端子(図示せず)が等間隔に
設けられている。FPC22の端部には、コネクタ23
に設けられた端子と同一ピッチとなるように、複数本の
端子24が設けられている。FPC22は、凹部23a
に挿入することにより、FPC22の端子24とコネク
タ23の端子とが整合するように、適切な厚さ及び幅と
なっている。従って、このようなFPC22をコネクタ
23の凹部23aに嵌入することにより、FPC22上
の各端子24はコネクタ23の各端子と夫々接触し、F
PC22上の各配線と基板21上の各配線とが電気的に
接続される。
続方法(第2従来技術)を示す模式図である。この従来
技術では、基板側にFPC接続用の部材(コネクタ)が
設けられている。図10に示すように、基板21上にコ
ネクタ(接続部材)23が固定されている。コネクタ2
3の上面には凹部23aが形成されており、この凹部2
3aの内面には、複数本の端子(図示せず)が等間隔に
設けられている。FPC22の端部には、コネクタ23
に設けられた端子と同一ピッチとなるように、複数本の
端子24が設けられている。FPC22は、凹部23a
に挿入することにより、FPC22の端子24とコネク
タ23の端子とが整合するように、適切な厚さ及び幅と
なっている。従って、このようなFPC22をコネクタ
23の凹部23aに嵌入することにより、FPC22上
の各端子24はコネクタ23の各端子と夫々接触し、F
PC22上の各配線と基板21上の各配線とが電気的に
接続される。
【0004】次に、図11を参照して第3の従来技術に
ついて説明する。図11は従来のフレキシブル回路基板
の接続方法(第3従来技術)を示す斜視図である。この
従来技術では、メータハウジング31の表面にFPC3
0が固定されており、このFPCの接続端部はメータハ
ウジング31の表面に設けられた凹部32内に屈曲して
進入している。コネクタ33は複数個の端子部37と、
この各端子部37に接続された導線38と、端子部37
を収納するハウジング36とを有する。そして、メータ
ハウジング31の凹部32にはコネクタ33を係止する
ための係止部35が形成されており、コネクタ33には
係止部35に係合される係合部40が形成されている。
これにより、コネクタ33を凹部32内に挿入すると、
係合部40が係止部35に係止されてコネクタ33が凹
部32内に固定される。そして、コネクタ33の端子部
37がメータハウジング31のFPC30の接続端部の
各配線と接続される。
ついて説明する。図11は従来のフレキシブル回路基板
の接続方法(第3従来技術)を示す斜視図である。この
従来技術では、メータハウジング31の表面にFPC3
0が固定されており、このFPCの接続端部はメータハ
ウジング31の表面に設けられた凹部32内に屈曲して
進入している。コネクタ33は複数個の端子部37と、
この各端子部37に接続された導線38と、端子部37
を収納するハウジング36とを有する。そして、メータ
ハウジング31の凹部32にはコネクタ33を係止する
ための係止部35が形成されており、コネクタ33には
係止部35に係合される係合部40が形成されている。
これにより、コネクタ33を凹部32内に挿入すると、
係合部40が係止部35に係止されてコネクタ33が凹
部32内に固定される。そして、コネクタ33の端子部
37がメータハウジング31のFPC30の接続端部の
各配線と接続される。
【0005】なお、上述の各従来技術で使用されるFP
Cのコネクタとの接続部には、以下のようなものがあ
る。図12は、FPCの一例を示す図であり、(a)は
平面図、(b)は正面断面図である。図12に示すよう
に、第1絶縁層41上に、8本の配線42が長手方向に
沿って形成され、導体パターンが形成されている。各配
線42を覆うように第2絶縁層43が形成されている。
図12(b)に示すように、第1絶縁層41、配線42
及び第2絶縁層43の各端部41a,42a,43aの
位置は異なっている。第1絶縁層41の端部41aよ
り、配線42の端部42aは、FPC22内部側に位置
しており、また配線42の端部42aに比して、第2絶
縁層43の端部43aは、更に一層内部側となってい
る。このため、図12(a)に示すように、配線42の
一部はその上の絶縁層が除去されて露出しており、この
露出部が端子24として機能する。
Cのコネクタとの接続部には、以下のようなものがあ
る。図12は、FPCの一例を示す図であり、(a)は
平面図、(b)は正面断面図である。図12に示すよう
に、第1絶縁層41上に、8本の配線42が長手方向に
沿って形成され、導体パターンが形成されている。各配
線42を覆うように第2絶縁層43が形成されている。
図12(b)に示すように、第1絶縁層41、配線42
及び第2絶縁層43の各端部41a,42a,43aの
位置は異なっている。第1絶縁層41の端部41aよ
り、配線42の端部42aは、FPC22内部側に位置
しており、また配線42の端部42aに比して、第2絶
縁層43の端部43aは、更に一層内部側となってい
る。このため、図12(a)に示すように、配線42の
一部はその上の絶縁層が除去されて露出しており、この
露出部が端子24として機能する。
【0006】図12に示すFPCにおいては、8本の配
線42で導体パターンが形成されているが、配線の本数
が更に多数であると共に、各配線のピッチが極めて狭い
場合には、接続端子24において、接触不良を起こす虞
れがある。そこで、各配線間は十分な間隔をとる必要が
あるため、従来のFPCは図13に示すようにその端部
が極めて幅広なものとなっている。
線42で導体パターンが形成されているが、配線の本数
が更に多数であると共に、各配線のピッチが極めて狭い
場合には、接続端子24において、接触不良を起こす虞
れがある。そこで、各配線間は十分な間隔をとる必要が
あるため、従来のFPCは図13に示すようにその端部
が極めて幅広なものとなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来技術
には、以下に示す問題点がある。即ち、図13に示すよ
うにFPCの配線が多数本である場合は、ある程度以上
には端子部のピッチ22aを狭くすることができないの
で、図10に示すコネクタ23及び図11に示すコネク
タ33等が幅広のものとなり、形状選択の自由度が少な
いという問題点がある。特に導体パターンの電気伝導度
が低い場合は、FPC22の配線42及び端子24を細
くすることが困難であるため、図13に示すように幅広
になりやすい。
には、以下に示す問題点がある。即ち、図13に示すよ
うにFPCの配線が多数本である場合は、ある程度以上
には端子部のピッチ22aを狭くすることができないの
で、図10に示すコネクタ23及び図11に示すコネク
タ33等が幅広のものとなり、形状選択の自由度が少な
いという問題点がある。特に導体パターンの電気伝導度
が低い場合は、FPC22の配線42及び端子24を細
くすることが困難であるため、図13に示すように幅広
になりやすい。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、コネクタ及びアダプタの形状自由度を向上
させて小型化を可能とするフレキシブル回路基板及びフ
レキシブル回路基板の接続方法を提供することを目的と
する。
のであって、コネクタ及びアダプタの形状自由度を向上
させて小型化を可能とするフレキシブル回路基板及びフ
レキシブル回路基板の接続方法を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフレキシブ
ル回路基板は、複数の配線層と複数の絶縁層とを交互に
積層して構成され、この積層方向に前記配線層と絶縁層
とが順次一部切欠かれて各層がその長手方向に一部づつ
露出していることを特徴とする。前記配線層は1又は複
数の配線を有することであってもよい。
ル回路基板は、複数の配線層と複数の絶縁層とを交互に
積層して構成され、この積層方向に前記配線層と絶縁層
とが順次一部切欠かれて各層がその長手方向に一部づつ
露出していることを特徴とする。前記配線層は1又は複
数の配線を有することであってもよい。
【0010】本発明に係るフレキシブル回路基板の接続
方法は、複数の配線層と複数の絶縁層とを交互に積層し
て構成され、この積層方向に前記配線層と絶縁層とが順
次一部切欠かれて各層がその長手方向に一部づつ露出し
ているフレキシブル回路基板を前記配線層の露出部でそ
の配線層が外側になるように折り曲げ、前記配線層の露
出部が凸部となる接続部を形成し、この接続部をコネク
タ又はアダプタに挿入することによりフレキシブル回路
基板を前記コネクタ又はアダプタと接続することを特徴
とする。
方法は、複数の配線層と複数の絶縁層とを交互に積層し
て構成され、この積層方向に前記配線層と絶縁層とが順
次一部切欠かれて各層がその長手方向に一部づつ露出し
ているフレキシブル回路基板を前記配線層の露出部でそ
の配線層が外側になるように折り曲げ、前記配線層の露
出部が凸部となる接続部を形成し、この接続部をコネク
タ又はアダプタに挿入することによりフレキシブル回路
基板を前記コネクタ又はアダプタと接続することを特徴
とする。
【0011】前記凸部はその一方の面に前記配線層が露
出しているものであってもよい。また、前記凸部はその
両方の面に前記配線層が露出しているものであってもよ
い。
出しているものであってもよい。また、前記凸部はその
両方の面に前記配線層が露出しているものであってもよ
い。
【0012】前記コネクタは、一方の端部に前記凸部が
嵌入され、他方の端部に電線の端子が挿入固定された複
数段の箱部を有し、各箱部の内面には前記電線の端子に
電気的に接続され前記配線層の各配線と個別的に接触す
る端子が設けられているものであってもよい。
嵌入され、他方の端部に電線の端子が挿入固定された複
数段の箱部を有し、各箱部の内面には前記電線の端子に
電気的に接続され前記配線層の各配線と個別的に接触す
る端子が設けられているものであってもよい。
【0013】前記アダプタは、一方の端部に前記凸部が
嵌入され、他方の端部に相手方コネクタが嵌合される複
数段の箱部を有し、各箱部の内面には前記配線層の各配
線と個別的に接触する端子が設けられているものであっ
てもよい。
嵌入され、他方の端部に相手方コネクタが嵌合される複
数段の箱部を有し、各箱部の内面には前記配線層の各配
線と個別的に接触する端子が設けられているものであっ
てもよい。
【0014】本発明に係るフレキシブル回路基板におい
ては、絶縁層と配線とが交互に積層されて構成されてお
り、また、積層方向に配線層と絶縁層とが順次一部切欠
かれて、各層の一部が露出している。例えば、FPCの
両面が絶縁層からなり、配線層が2層である場合は、第
1絶縁層、第1配線層、第2絶縁層、第2配線層及び第
3絶縁層が順次積層され、この順に各層の一部が露出し
ている。また、配線層が3層である場合は、第1絶縁
層、第1配線層、第2絶縁層、第2配線層、第3絶縁
層、第3配線層及び第4絶縁層が順次露出している。こ
のような多層構造とすることにより、FPCの幅が抑制
される。これにより、FPCが小型化されると共に、こ
の基板が接続されるコネクタ及びアダプタ等の形状自由
度が向上する。
ては、絶縁層と配線とが交互に積層されて構成されてお
り、また、積層方向に配線層と絶縁層とが順次一部切欠
かれて、各層の一部が露出している。例えば、FPCの
両面が絶縁層からなり、配線層が2層である場合は、第
1絶縁層、第1配線層、第2絶縁層、第2配線層及び第
3絶縁層が順次積層され、この順に各層の一部が露出し
ている。また、配線層が3層である場合は、第1絶縁
層、第1配線層、第2絶縁層、第2配線層、第3絶縁
層、第3配線層及び第4絶縁層が順次露出している。こ
のような多層構造とすることにより、FPCの幅が抑制
される。これにより、FPCが小型化されると共に、こ
の基板が接続されるコネクタ及びアダプタ等の形状自由
度が向上する。
【0015】配線層は、例えば1又は複数の配線を有す
るものとすることができる。これにより、各配線が各配
線層に分散して配置されて、上述のようにFPCが小型
化される。
るものとすることができる。これにより、各配線が各配
線層に分散して配置されて、上述のようにFPCが小型
化される。
【0016】本発明に係るフレキシブル回路基板の接続
方法においては、上述のFPCを配線層の露出部で、そ
の配線層が外側となるように折り曲げる。そうすると、
配線層の露出部が凸部となり接続部が形成される。この
接続部をコネクタ又はアダプタに挿入することにより、
FPCはコネクタ又はアダプタと接続される。このよう
に、FPCの配線層が複数層からなる場合であっても、
FPCを折り曲げることにより、容易にFPCとコネク
タ又はアダプタとを容易に接続することができる。
方法においては、上述のFPCを配線層の露出部で、そ
の配線層が外側となるように折り曲げる。そうすると、
配線層の露出部が凸部となり接続部が形成される。この
接続部をコネクタ又はアダプタに挿入することにより、
FPCはコネクタ又はアダプタと接続される。このよう
に、FPCの配線層が複数層からなる場合であっても、
FPCを折り曲げることにより、容易にFPCとコネク
タ又はアダプタとを容易に接続することができる。
【0017】この場合に、凸部はその一方の面に配線層
が露出したものでもよく、またその両方の面に配線層が
露出したものであってもよい。両方の面に配線層が露出
した場合は、配線層の露出部が確実にコネクタ又はアダ
プタ内の端子等と電気的に接触する。一方の面に配線層
を露出した場合は、コネクタ又はアダプタの形状自由度
が更に一層向上する。
が露出したものでもよく、またその両方の面に配線層が
露出したものであってもよい。両方の面に配線層が露出
した場合は、配線層の露出部が確実にコネクタ又はアダ
プタ内の端子等と電気的に接触する。一方の面に配線層
を露出した場合は、コネクタ又はアダプタの形状自由度
が更に一層向上する。
【0018】このコネクタを複数段の箱部を有するもの
とした場合は、各箱部にFPCの凸部が嵌入される。そ
うすると、FPCの各凸部(配線層の露出部)は、箱部
内に設けられた端子に接触し、配線層の各配線と各端子
とが個別的に接触する。これにより、FPCの各配線と
コネクタの各端子とが電気的に接続される。
とした場合は、各箱部にFPCの凸部が嵌入される。そ
うすると、FPCの各凸部(配線層の露出部)は、箱部
内に設けられた端子に接触し、配線層の各配線と各端子
とが個別的に接触する。これにより、FPCの各配線と
コネクタの各端子とが電気的に接続される。
【0019】同様に、アダプタを複数段の箱部を有する
ものとしてもよい。この場合も、配線層の各配線と各端
子とが個別的に接触し、FPCの各配線とコネクタの各
端子とが電気的に接続される。
ものとしてもよい。この場合も、配線層の各配線と各端
子とが個別的に接触し、FPCの各配線とコネクタの各
端子とが電気的に接続される。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について、
添付の図面を参照して具体的に説明する。
添付の図面を参照して具体的に説明する。
【0021】図1は本発明の実施例に係るフレキシブル
回路基板を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正
面断面図である。なお、図1(b)については、厚さを
実際のFPCのものより強調して描いてある。図1にお
いて、図12と同一物には同一符号を付してその詳細な
説明を省略する。図1に示すように、FPC1は第1絶
縁層41、第1配線層42、第2絶縁層43、第2配線
層44及び第3絶縁層45が順次積層して構成されてい
る。第2絶縁層43、第2配線層44及び第3絶縁層4
5の各端部が切欠かれており、配線層42,44が一部
ずつ露出してFPC1の長手方向に離隔する端子(配線
層の露出部)11,12が形成されている。第1配線層
42及び第2配線層44には導体パターンが形成され、
いずれの配線層の導体パターンも4本の配線から構成さ
れている。
回路基板を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正
面断面図である。なお、図1(b)については、厚さを
実際のFPCのものより強調して描いてある。図1にお
いて、図12と同一物には同一符号を付してその詳細な
説明を省略する。図1に示すように、FPC1は第1絶
縁層41、第1配線層42、第2絶縁層43、第2配線
層44及び第3絶縁層45が順次積層して構成されてい
る。第2絶縁層43、第2配線層44及び第3絶縁層4
5の各端部が切欠かれており、配線層42,44が一部
ずつ露出してFPC1の長手方向に離隔する端子(配線
層の露出部)11,12が形成されている。第1配線層
42及び第2配線層44には導体パターンが形成され、
いずれの配線層の導体パターンも4本の配線から構成さ
れている。
【0022】このように構成されたフレキシブル回路基
板においては、配線層が第1配線層42及び第2配線層
44に2段に分割されているため、FPC1の幅が抑制
される。これにより、FPC1が小型化されると共に、
このFPC1が接続されるコネクタ及びアダプタ等の形
状自由度が向上する。
板においては、配線層が第1配線層42及び第2配線層
44に2段に分割されているため、FPC1の幅が抑制
される。これにより、FPC1が小型化されると共に、
このFPC1が接続されるコネクタ及びアダプタ等の形
状自由度が向上する。
【0023】次に、本発明の実施例に係るフレキシブル
回路基板の接続方法について説明する。
回路基板の接続方法について説明する。
【0024】第1実施例方法 図2は本発明の実施例に係るフレキシブル回路基板の接
続方法を示す図であり、(a)は曲げられたFPCを示
す平面図であり、(b)は曲げられたFPC及びハウジ
ンクを示す縦断面図、(c)はハウジング内に固定され
た端子の形状を示す斜視図である。図2に示すように、
ハウジング(コネクタ)50側から見て、端子11,1
2が凸部となると共に、絶縁層露出部13が凹部となる
ようにFPC1を折り曲げた後、ハウジング50に挿入
する。ハウジング50の本体51はエンジニアリングプ
ラスティック等の合成樹脂又は金属からなる部材であ
り、下段に第1箱部52が設けられていると共に、上段
に第2箱部57が設けられている。なお、本体51が金
属製の場合には、本体51と導通部とを絶縁分離する構
造が必要となる。第1箱部52及び第2箱部57には、
夫々、FPC1の端子11,12が挿入される。
続方法を示す図であり、(a)は曲げられたFPCを示
す平面図であり、(b)は曲げられたFPC及びハウジ
ンクを示す縦断面図、(c)はハウジング内に固定され
た端子の形状を示す斜視図である。図2に示すように、
ハウジング(コネクタ)50側から見て、端子11,1
2が凸部となると共に、絶縁層露出部13が凹部となる
ようにFPC1を折り曲げた後、ハウジング50に挿入
する。ハウジング50の本体51はエンジニアリングプ
ラスティック等の合成樹脂又は金属からなる部材であ
り、下段に第1箱部52が設けられていると共に、上段
に第2箱部57が設けられている。なお、本体51が金
属製の場合には、本体51と導通部とを絶縁分離する構
造が必要となる。第1箱部52及び第2箱部57には、
夫々、FPC1の端子11,12が挿入される。
【0025】第1箱部52の内壁に4個の端子53が固
定されており、各端子53の基端53aから電線54が
第1箱部52の外部へ延びている。また、各端子53の
先端53bには、導電性の1対の弾性体端子58が上下
に適長間隔をおいて対向するように形成されており、F
PC1の端子11が第1箱部52に挿入された場合に、
この弾性体端子58の弾性力によりFPC1の端子11
が挟持されて第1箱部52内に保持されるようになって
いる。各弾性体端子58の配列ピッチはFPC1の端子
11と同一である。端子53の上面には、ランス53c
が設けられており、端子53をハウジング50内に挿入
すると、このランス53cが第1箱部52の内面に設け
られた係止部(図示せず)に係止されて、端子53が第
1箱部52から抜け出ないようになっている。
定されており、各端子53の基端53aから電線54が
第1箱部52の外部へ延びている。また、各端子53の
先端53bには、導電性の1対の弾性体端子58が上下
に適長間隔をおいて対向するように形成されており、F
PC1の端子11が第1箱部52に挿入された場合に、
この弾性体端子58の弾性力によりFPC1の端子11
が挟持されて第1箱部52内に保持されるようになって
いる。各弾性体端子58の配列ピッチはFPC1の端子
11と同一である。端子53の上面には、ランス53c
が設けられており、端子53をハウジング50内に挿入
すると、このランス53cが第1箱部52の内面に設け
られた係止部(図示せず)に係止されて、端子53が第
1箱部52から抜け出ないようになっている。
【0026】第1箱部52と同様に、第2箱部57の内
壁には4個の端子55がランス(図示せず)により固定
されており、端子55の基端55aに電線56が接続さ
れている。端子55の先端55bには、導電性の弾性体
端子59が上下1対対向するように形成されており、こ
の弾性体端子59によりFPC1の端子12が挟持され
て固定されるようになっている。各弾性体端子59のピ
ッチは、端子12と同一である。このように、ハウジン
グ50には、上段と下段の2段に、各4列の端子55,
53が挿入されて固定されている。
壁には4個の端子55がランス(図示せず)により固定
されており、端子55の基端55aに電線56が接続さ
れている。端子55の先端55bには、導電性の弾性体
端子59が上下1対対向するように形成されており、こ
の弾性体端子59によりFPC1の端子12が挟持され
て固定されるようになっている。各弾性体端子59のピ
ッチは、端子12と同一である。このように、ハウジン
グ50には、上段と下段の2段に、各4列の端子55,
53が挿入されて固定されている。
【0027】本実施例方法においては、矢印91にて示
すように、ハウジング50の第1箱部52に端子11を
挿入すると共に、第2箱部57に端子12を挿入する。
次に押さえ具60により、FPC1をハウジング50内
に固定する。押さえ具60はコの字状の部材であり、下
板部61と、この下板部61に立設された立板部62
と、この立板62に垂直な上板部63とを有する。矢印
92にて示すように、押さえ具60の下板部61及び上
板部62を、夫々、箱部52,57に嵌め込み、端子1
1,12を押さえ具60と弾性体端子58,59との間
で挟圧する。そうすると、第1箱部52内で各端子11
は弾性体端子58に個別的に密着すると共に、第2箱部
57内で各端子12は弾性体端子59に個別的に密着す
る。これにより、FPC1はハウジング50内に固定さ
れ、FPCの端子11は電線54と導通すると共に,端
子12は電線56と導通する。
すように、ハウジング50の第1箱部52に端子11を
挿入すると共に、第2箱部57に端子12を挿入する。
次に押さえ具60により、FPC1をハウジング50内
に固定する。押さえ具60はコの字状の部材であり、下
板部61と、この下板部61に立設された立板部62
と、この立板62に垂直な上板部63とを有する。矢印
92にて示すように、押さえ具60の下板部61及び上
板部62を、夫々、箱部52,57に嵌め込み、端子1
1,12を押さえ具60と弾性体端子58,59との間
で挟圧する。そうすると、第1箱部52内で各端子11
は弾性体端子58に個別的に密着すると共に、第2箱部
57内で各端子12は弾性体端子59に個別的に密着す
る。これにより、FPC1はハウジング50内に固定さ
れ、FPCの端子11は電線54と導通すると共に,端
子12は電線56と導通する。
【0028】本実施例方法においては、端子が下段の端
子11と上段の端子12とに分離されているため、FP
C1及びハウジンク50の幅を狭くすることができる。
従って、ハウジング50を小型化することができる。
子11と上段の端子12とに分離されているため、FP
C1及びハウジンク50の幅を狭くすることができる。
従って、ハウジング50を小型化することができる。
【0029】第2実施例方法 図3は、本発明の第2実施例方法に係るフレキシブル回
路基板の接続方法を示す断面図である。図3において図
2と同一物には同一符号を付してその詳細な説明を省略
する。本実施例においては、ハウジング50a内に4列
2段に設けられた端子53,55の先端53b、55b
に夫々上下1対の導体端子71,72が設けられてい
る。また、本実施例の押さえ具64は、その下端及び上
端に、夫々、弾性部材65,66が設けられており、こ
の弾性部材65,66を、夫々、端子11,12の裏側
から第1箱部52及び第2箱部57内に押し込むことに
より、端子11,12を弾性部材65,66と導体材7
1,72とにより挟圧する。そうすると、第1箱部52
内で各端子11は夫々導体端子71に個別的に密着する
と共に、第2箱部57内で各端子12は夫々導体端子7
2に個別的に密着する。これにより、FPC1はハウジ
ング50a内に固定され、FPC1の端子11,12は
電線54,56と導通する。
路基板の接続方法を示す断面図である。図3において図
2と同一物には同一符号を付してその詳細な説明を省略
する。本実施例においては、ハウジング50a内に4列
2段に設けられた端子53,55の先端53b、55b
に夫々上下1対の導体端子71,72が設けられてい
る。また、本実施例の押さえ具64は、その下端及び上
端に、夫々、弾性部材65,66が設けられており、こ
の弾性部材65,66を、夫々、端子11,12の裏側
から第1箱部52及び第2箱部57内に押し込むことに
より、端子11,12を弾性部材65,66と導体材7
1,72とにより挟圧する。そうすると、第1箱部52
内で各端子11は夫々導体端子71に個別的に密着する
と共に、第2箱部57内で各端子12は夫々導体端子7
2に個別的に密着する。これにより、FPC1はハウジ
ング50a内に固定され、FPC1の端子11,12は
電線54,56と導通する。
【0030】本実施例方法は、図1及び2に示す第1実
施例方法と同様の効果を奏するのに加え、押さえ具64
に弾性部材65,66を設けたため、ハウジング50a
の構造が単純となる。
施例方法と同様の効果を奏するのに加え、押さえ具64
に弾性部材65,66を設けたため、ハウジング50a
の構造が単純となる。
【0031】なお、上述の第1及び第2実施例方法にお
いては、FPC1の端子は2段設けられ、各段の端子は
4本であったが、段数及び端子数のいずれについてもこ
れに限定されるものではない。
いては、FPC1の端子は2段設けられ、各段の端子は
4本であったが、段数及び端子数のいずれについてもこ
れに限定されるものではない。
【0032】図4乃至6は、本発明の他のFPCを示す
図である。図4乃至6において、図1と同一物には同一
符号を付してその詳細な説明を省略する。図4は段数及
び端子数が図2に示すものと異なるFPCを示す図であ
り、(a)は平面図、(b)は正面断面図、(c)はF
PC変形後の正面図である。なお、図4(b)について
は、厚さを実際のFPCのものより強調して描いてあ
る。
図である。図4乃至6において、図1と同一物には同一
符号を付してその詳細な説明を省略する。図4は段数及
び端子数が図2に示すものと異なるFPCを示す図であ
り、(a)は平面図、(b)は正面断面図、(c)はF
PC変形後の正面図である。なお、図4(b)について
は、厚さを実際のFPCのものより強調して描いてあ
る。
【0033】図4に示すように、FPC1aは、第3絶
縁層45上に更に第3配線層46及び第4絶縁層47が
順次形成されており、配線層46が一部露出してFPC
1の長手方向に離隔する端子15が形成されている。各
配線層42,44,46における配線の本数は、夫々、
5本であり、FPC1a全体の配線の本数は15本とな
っている。図4(c)に示すように端子11,12,1
5が凸部となると共に、絶縁層露出部13,14が凹部
となるように、FPC1aを曲げて、ハウジングに挿入
する。
縁層45上に更に第3配線層46及び第4絶縁層47が
順次形成されており、配線層46が一部露出してFPC
1の長手方向に離隔する端子15が形成されている。各
配線層42,44,46における配線の本数は、夫々、
5本であり、FPC1a全体の配線の本数は15本とな
っている。図4(c)に示すように端子11,12,1
5が凸部となると共に、絶縁層露出部13,14が凹部
となるように、FPC1aを曲げて、ハウジングに挿入
する。
【0034】また、FPCの各端子(配線)の幅は、端
子毎に異なってもよい。図5は、両端の端子(配線)の
幅が広いFPCを示す平面図である。図5(a)に示す
ように、FPC1b両端部の端子11a,12a及び絶
縁層端部13aは、中央部の端子11b,12b及び絶
縁層中央部13bに比して、幅が広くなっている。本実
施例においては、図5(b)に示すように、幅広の端子
11a、12aの幅方向中央を通る仮想線が頂部となる
ように折り曲げて使用することができる。これにより、
FPC1bが挿入されるハウジングを、更に一層小型化
することが可能となる。また、このような幅広の端子を
通電電流が大きい回路パターンに適用しても効果的であ
る。
子毎に異なってもよい。図5は、両端の端子(配線)の
幅が広いFPCを示す平面図である。図5(a)に示す
ように、FPC1b両端部の端子11a,12a及び絶
縁層端部13aは、中央部の端子11b,12b及び絶
縁層中央部13bに比して、幅が広くなっている。本実
施例においては、図5(b)に示すように、幅広の端子
11a、12aの幅方向中央を通る仮想線が頂部となる
ように折り曲げて使用することができる。これにより、
FPC1bが挿入されるハウジングを、更に一層小型化
することが可能となる。また、このような幅広の端子を
通電電流が大きい回路パターンに適用しても効果的であ
る。
【0035】更に、図6は、端子より絶縁層露出部の長
さが長いFPCを示す図であり、(a)は平面図、
(b)はFPC変形後の正面断面図である。図6(a)
に示すように、第1絶縁層41の端部において、第1配
線層42により形成される端子11の略半分が欠落し
て、第1絶縁層41の端部が端子11から前方に延出し
ている。また、第2配線層44により形成される端子1
2の長さも、第2絶縁層43により形成される絶縁層部
13よりも短くなっている。
さが長いFPCを示す図であり、(a)は平面図、
(b)はFPC変形後の正面断面図である。図6(a)
に示すように、第1絶縁層41の端部において、第1配
線層42により形成される端子11の略半分が欠落し
て、第1絶縁層41の端部が端子11から前方に延出し
ている。また、第2配線層44により形成される端子1
2の長さも、第2絶縁層43により形成される絶縁層部
13よりも短くなっている。
【0036】このようなFPC1cを曲げると、図6
(b)に示すように端子11,12は、夫々、湾曲部
(凸部)11c,12cの上面のみに存在することな
る。これにより、コネクタハウジングにおいては、下面
に当接する端子を設ける必要がないため、ハウジング形
状の自由度が更に一層向上する。
(b)に示すように端子11,12は、夫々、湾曲部
(凸部)11c,12cの上面のみに存在することな
る。これにより、コネクタハウジングにおいては、下面
に当接する端子を設ける必要がないため、ハウジング形
状の自由度が更に一層向上する。
【0037】図7は本実施例のFPCと従来のFPCと
を接続するためのハウジング(アダプタ)を示す断面図
である。図7において、図2と同一物には同一符号を付
してその詳細な説明は省略する。図7に示すように、ハ
ウジング50bの箱部52,57には、夫々導電性端子
90,92が挿入されて固定されている。端子90,9
2は箱部52,57の反対側に凹部91,93を有し、
この凹部91,93には、従来のFPC22の端子24
が挿入されて電気的に接続される。また、端子90,9
2の箱部52,57側の端部には、夫々導電性の弾性体
端子94,95が端子90,92に一体的に形成されて
いる。
を接続するためのハウジング(アダプタ)を示す断面図
である。図7において、図2と同一物には同一符号を付
してその詳細な説明は省略する。図7に示すように、ハ
ウジング50bの箱部52,57には、夫々導電性端子
90,92が挿入されて固定されている。端子90,9
2は箱部52,57の反対側に凹部91,93を有し、
この凹部91,93には、従来のFPC22の端子24
が挿入されて電気的に接続される。また、端子90,9
2の箱部52,57側の端部には、夫々導電性の弾性体
端子94,95が端子90,92に一体的に形成されて
いる。
【0038】このように構成されたハウジング50bの
端子90,92に従来のFPC22を挿入して接続する
と共に、箱部52,57に図2に示す本実施例のFPC
1を挿入することにより、FPC1とFPC22とを電
気的に接続することができる。なお、図7に示す端子9
0,92は凹部91,93を有するもの、即ち雌型のも
のであったが、端子90,92を雄型のものとし、FP
C22に雌型のコネクタを設けて、FPC22と端子9
0,92とを接続してもよい。
端子90,92に従来のFPC22を挿入して接続する
と共に、箱部52,57に図2に示す本実施例のFPC
1を挿入することにより、FPC1とFPC22とを電
気的に接続することができる。なお、図7に示す端子9
0,92は凹部91,93を有するもの、即ち雌型のも
のであったが、端子90,92を雄型のものとし、FP
C22に雌型のコネクタを設けて、FPC22と端子9
0,92とを接続してもよい。
【0039】図8は本実施例のFPCと従来の電線とを
接続するためのハウジング(アダプタ)を示す断面図で
ある。図8において、図2と同一物には同一符号を付し
てその詳細な説明は省略する。図8に示すように、ハウ
ジング50cの箱部52,57には、導電性端子82が
嵌入されて固定されており、端子82には突出部82a
が設けられている。また、端子82の箱部52,57側
の面には、弾性体端子58,59が端子82と一体成形
により設けられている。
接続するためのハウジング(アダプタ)を示す断面図で
ある。図8において、図2と同一物には同一符号を付し
てその詳細な説明は省略する。図8に示すように、ハウ
ジング50cの箱部52,57には、導電性端子82が
嵌入されて固定されており、端子82には突出部82a
が設けられている。また、端子82の箱部52,57側
の面には、弾性体端子58,59が端子82と一体成形
により設けられている。
【0040】電線54,56の一端は雌形コネクタ81
に内設された端子に接続されており、雌形コネクタ81
をハウジング50cに嵌合することにより、電線54,
56が端子82に接続される。従って、FPC1(図2
参照)の端子部を箱部52,57に挿入することによ
り、FPC1と電線54,56とが接続される。
に内設された端子に接続されており、雌形コネクタ81
をハウジング50cに嵌合することにより、電線54,
56が端子82に接続される。従って、FPC1(図2
参照)の端子部を箱部52,57に挿入することによ
り、FPC1と電線54,56とが接続される。
【0041】なお、端子82,90、92を種々の形状
のものとすることにより、RPC(Rigid Printed Circ
uit:印刷基板)等のFPC及び電線以外のものを、ハ
ウジングを介してFPCと接続してもよい。また、第1
及び第2実施例方法の押さえ具を使用せず、FPCをハ
ウジンクに挿入後、FPCの端子とハウジンクの端子と
を圧着、溶接又は溶着してもよい。
のものとすることにより、RPC(Rigid Printed Circ
uit:印刷基板)等のFPC及び電線以外のものを、ハ
ウジングを介してFPCと接続してもよい。また、第1
及び第2実施例方法の押さえ具を使用せず、FPCをハ
ウジンクに挿入後、FPCの端子とハウジンクの端子と
を圧着、溶接又は溶着してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るフレ
キシブル回路基板は、複数層の配線層と複数層の絶縁層
とを交互に積層して構成されているので、小型化するこ
とができる。
キシブル回路基板は、複数層の配線層と複数層の絶縁層
とを交互に積層して構成されているので、小型化するこ
とができる。
【0043】また、本発明に係るフレキシブル回路基板
の接続方法によれば、複数層の配線層を有するフレキシ
ブル回路基板を曲げて配線層の露出部をコネクタ又はア
ダプタに挿入して接続するので、接続部材の形状自由度
を向上させることができると共に、接続部材を小型化す
ることができる。
の接続方法によれば、複数層の配線層を有するフレキシ
ブル回路基板を曲げて配線層の露出部をコネクタ又はア
ダプタに挿入して接続するので、接続部材の形状自由度
を向上させることができると共に、接続部材を小型化す
ることができる。
【図1】本発明の実施例に係るフレキシブル回路基板を
示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面断面図で
ある。
示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面断面図で
ある。
【図2】本発明の実施例方法に係るフレキシブル回路基
板の接続方法を示す図であり、(a)は曲げられたFP
Cを示す平面図であり、(b)は曲げられたFPC及び
ハウジンクを示す断面図、(c)は端子形状を示す斜視
図である。
板の接続方法を示す図であり、(a)は曲げられたFP
Cを示す平面図であり、(b)は曲げられたFPC及び
ハウジンクを示す断面図、(c)は端子形状を示す斜視
図である。
【図3】本発明の第2実施例方法に係るフレキシブル回
路基板の接続方法を示す断面図である。
路基板の接続方法を示す断面図である。
【図4】段数及び端子数が異なるFPCを示す図であ
る。
る。
【図5】(a),(b)は両端の端子(配線)の幅が広
いFPCを示す平面図である。
いFPCを示す平面図である。
【図6】端子より絶縁層露出部の長さが長いFPCを示
す図であり、(a)は平面図、(b)はFPC変形後の
正面断面図である。
す図であり、(a)は平面図、(b)はFPC変形後の
正面断面図である。
【図7】本実施例のFPCと従来のFPCとを接続する
ためのハウジングを示す断面図である。
ためのハウジングを示す断面図である。
【図8】本実施例のFPCと従来の電線とを接続するた
めのハウジング(アダプタ)を示す断面図である。
めのハウジング(アダプタ)を示す断面図である。
【図9】フレキシブル回路基板の接続方法(第1従来技
術)を示す模式図である。
術)を示す模式図である。
【図10】フレキシブル回路基板の接続方法(第2従来
技術)を示す模式図である。
技術)を示す模式図である。
【図11】フレキシブル回路基板の接続方法(第3従来
技術)を示す正面図である。
技術)を示す正面図である。
【図12】FPCの一例を示す図であり、(a)は平面
図、(b)は正面断面図である。
図、(b)は正面断面図である。
【図13】FPCの端子部分を示す平面図である。
1,1a,1b,1c,22,30;FPC 11,11a,11b,12,12a,12b,15,
24,28,82,90,92;端子 11c,12c;湾曲部 13,14;絶縁層露出部 13a;絶縁層端部 13b;絶縁層中央部 21;基板 22a,41a,42a,43a;端部 23,33,34;コネクタ 23a,32;凹部 29;固定部材 31,50,50a,50b;ハウジング 38;電線 37;端子部 41;第1絶縁層 42;第1配線層 43;第2絶縁層 44;第2配線層 45;第3絶縁層 46;第3配線層 47;第4絶縁層 53,55;固定部材 53a,55a;基端 53b,55b;先端 54,56;電線 52,57;箱部 58,59,94,95;弾性体端子 60,64;押さえ具 61;下板部 62;立板部 63;上板部 65,66;弾性部材 71,72;導体端子 81;雌形コネクタ 82a;突出部
24,28,82,90,92;端子 11c,12c;湾曲部 13,14;絶縁層露出部 13a;絶縁層端部 13b;絶縁層中央部 21;基板 22a,41a,42a,43a;端部 23,33,34;コネクタ 23a,32;凹部 29;固定部材 31,50,50a,50b;ハウジング 38;電線 37;端子部 41;第1絶縁層 42;第1配線層 43;第2絶縁層 44;第2配線層 45;第3絶縁層 46;第3配線層 47;第4絶縁層 53,55;固定部材 53a,55a;基端 53b,55b;先端 54,56;電線 52,57;箱部 58,59,94,95;弾性体端子 60,64;押さえ具 61;下板部 62;立板部 63;上板部 65,66;弾性部材 71,72;導体端子 81;雌形コネクタ 82a;突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 明石 一弥 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内
Claims (7)
- 【請求項1】 複数の配線層と複数の絶縁層とを交互に
積層して構成され、この積層方向に前記配線層と絶縁層
とが順次一部切欠かれて各層がその長手方向に一部づつ
露出していることを特徴とするフレキシブル回路基板。 - 【請求項2】 前記配線層は1又は複数の配線を有する
ことを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル回路基
板。 - 【請求項3】 複数の配線層と複数の絶縁層とを交互に
積層して構成され、この積層方向に前記配線層と絶縁層
とが順次一部切欠かれて各層がその長手方向に一部づつ
露出しているフレキシブル回路基板を前記配線層の露出
部でその配線層が外側になるように折り曲げ、前記配線
層の露出部が凸部となる接続部を形成し、この接続部を
コネクタ又はアダプタに挿入することによりフレキシブ
ル回路基板を前記コネクタ又はアダプタと接続すること
を特徴とするフレキシブル回路基板の接続方法。 - 【請求項4】 前記凸部はその一方の面に前記配線層が
露出していることを特徴とする請求項3に記載のフレキ
シブル回路基板の接続方法。 - 【請求項5】 前記凸部はその両方の面に前記配線層が
露出していることを特徴とする請求項3に記載のフレキ
シブル回路基板の接続方法。 - 【請求項6】 前記コネクタは、一方の端部に前記凸部
が嵌入され、他方の端部に電線の端子が挿入固定された
複数段の箱部を有し、各箱部の内面には前記電線の端子
に電気的に接続され前記配線層の各配線と個別的に接触
する端子が設けられていることを特徴とする請求項3乃
至5のいずれか1項に記載のフレキシブル回路基板の接
続方法。 - 【請求項7】 前記アダプタは、一方の端部に前記凸部
が嵌入され、他方の端部に相手方コネクタが嵌合される
複数段の箱部を有し、各箱部の内面には前記配線層の各
配線と個別的に接触する端子が設けられていることを特
徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載のフレキ
シブル回路基板の接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8268898A JPH10116660A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | フレキシブル回路基板及びフレキシブル回路基板の接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8268898A JPH10116660A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | フレキシブル回路基板及びフレキシブル回路基板の接続方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10116660A true JPH10116660A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17464810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8268898A Pending JPH10116660A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | フレキシブル回路基板及びフレキシブル回路基板の接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10116660A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009031631A1 (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-12 | Fujikura Ltd. | コネクタ |
JP2013004175A (ja) * | 2011-06-10 | 2013-01-07 | Shinko Electric Ind Co Ltd | 接続端子及びその製造方法、並びにソケット |
-
1996
- 1996-10-09 JP JP8268898A patent/JPH10116660A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009031631A1 (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-12 | Fujikura Ltd. | コネクタ |
JPWO2009031631A1 (ja) * | 2007-09-06 | 2010-12-16 | 株式会社フジクラ | コネクタ |
JP4686633B2 (ja) * | 2007-09-06 | 2011-05-25 | 株式会社フジクラ | コネクタ |
US8052464B2 (en) | 2007-09-06 | 2011-11-08 | Fujikura Ltd. | Connector |
JP2013004175A (ja) * | 2011-06-10 | 2013-01-07 | Shinko Electric Ind Co Ltd | 接続端子及びその製造方法、並びにソケット |
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