JPH10116425A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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Publication number
JPH10116425A
JPH10116425A JP26850996A JP26850996A JPH10116425A JP H10116425 A JPH10116425 A JP H10116425A JP 26850996 A JP26850996 A JP 26850996A JP 26850996 A JP26850996 A JP 26850996A JP H10116425 A JPH10116425 A JP H10116425A
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JP
Japan
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holding member
base
drive coil
coil
objective lens
Prior art date
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Application number
JP26850996A
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English (en)
Inventor
Motoharu Fukuda
元治 福田
Tomohiro Murayama
知寛 村山
Hiroshi Kawakami
寛 川上
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】安価な磁石を用いても磁束密度を高くするとが
でき、駆動力を向上でき、また小形化にも有効とする。 【解決手段】保持部材21は対物レンズ20を保持し、
板ばね13は、ベース10上に、保持部材21が光軸方
向と、光軸とほぼ直交する方向とに変位自在なように、
保持部材21をベース上に浮いた状態で支持する。フォ
ーカスコイル23は保持部材21に取り付けられてい
る。トラッキングコイル55a、55bはフォーカスコ
イル23の環状内に配設されている。そして内ヨーク5
0a、50bはトラッキングコイルの中空部を一部が通
過してベースに固定されている。磁石18a、18b
は、コイルの外側でヨークに対向して配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスクに対
する情報の記録、あるいは光ディスクに記録されている
情報を読み取る光ヘッド装置に適用して有効な光ピック
アップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば光ディスクドライブ装置のよう
に、光ディスクを記録媒体として情報の記録や再生を行
うシステムには、光ヘッド装置が利用される。光ヘッド
装置は、光ディスクに対してレーザ光を照射することに
より、情報の記録を行ったり、また光ディスクから反射
してきた反射光を受けとり、情報の読み取りを行ってい
る。この光ヘッド装置は、光ディスクの記録トラックに
対して正確にレーザ光を照射するために、フォーカス制
御手段、トラッキング制御手段を備えている。
【0003】図6には、従来提案されている光ヘッド装
置の斜視図を示している。図7には、上記光ヘッド装置
の平面を示している。図8には、上記光ヘッド装置の一
部分解斜視図を示している。
【0004】以下、これらの図を参照して説明する。1
0は例えば上から平面的にみて四角形のベースであり、
このベース10の上面の一辺側には、間隔をおいて台座
としての保持部11、12が固定されている。そしてこ
の保持部11、12には、上面側からみてコ字形の板ば
ね13の左右の脚部14a、14bが取り付けられてい
る。板ばね13は、ベース10に間隔をおいて上下方向
に平行に延在しており、平面的にみてコ字形を成し、脚
部14a、14bと、脚部先端側の連接部14cを形成
している。
【0005】脚部14a、14bは、それぞれ平行な2
枚の平板部(a1、a2)、(b1、b2)と、各平板
部(a1、a2)、(b1、b2)の間に位置し、脚先
端部に折り曲げ部を有した左右の垂直片c1、c2とを
有する。平板部(a1、a2)、(b1、b2)は、図
示矢印Z方向(フォーカス)方向への変位が可能であ
り、左右の垂直片c1、c2は、遊端側が図示矢印Y方
向(トラッキング方向)へ変位可能である。この左右の
垂直片c1、c2の間には、後述するレンズホルダユニ
ットが取り付けられる。20は対物レンズである。
【0006】さらにベース10には、一対の外ヨーク1
7a、17bが対向して固定されている。外ヨーク7a
は板ばね13の脚部14a、14bの基端部側で、この
基端部の間に配置されている。また外ヨーク17bは、
連接部14cのすぐ内側に配設されている。
【0007】外ヨーク17a、17bは、例えば長方形
であり、互いの対向面には、同様な形状の磁石18a、
18bがそれぞれ貼り合わせられている。さらに、ベー
ス10には、上記磁石18aに間隔をおいて内ヨーク1
9aが固定され、磁石18bの内側にも内ヨーク19b
が固定されている。磁石18a、18bからはそれぞれ
内ヨーク19a、19bに向かって平行の磁束が出てい
る。
【0008】内ヨーク19a、19bの間には、略四辺
形で厚みを有する板状の保持部材21が配置される。こ
の保持部材21のY方向の各側部には、それぞれ取付け
片21a、21bが設けられている。
【0009】取付け片21a、21bは、保持部材21
本体との間に、後述するフォーカスコイル23を配置す
るための隙間を有して形成されている。そしてその取付
け片21a、21bの外側は、先に説明した垂直片c
1、c2の揺動先端に取付けられる。
【0010】保持部材21には、その側部を取り囲むよ
うにフォーカスコイル23が巻回されている。フォーカ
スコイル23は、四角形に巻回されており、図8に示す
ように保持部材21に形成された係止部24、25、2
6、27(27は図に現れず)に係止されて取付けられ
る。またこのとき、フォーカスコイル23と保持部材2
1との間には、内ヨーク19a,19bが挿通する隙間
が形成されるように、切り込み部28、29が形成され
ている。
【0011】さらにフォーカスコイル23の周囲には絶
縁材を介して、例えば4か所にトラッキングコイル3
1、32、33、34が取付けられている。ここで保持
部材21は、対物レンズ40を保持しており、この対物
レンズ40の下部からはレーザ光が照射される。
【0012】ここで図7、図8に示すように、トラッキ
ングコイル31〜34は、上記したようにフォーカスコ
イル23の外側に貼り付けられており、トラッキングコ
イル31〜34の一部が、破線で示す平行磁束35を横
切っている。平行磁束35は、近似的には磁石18a、
18bと対応する内ヨーク19a、19bとの間のギャ
ップにのみに存在すると考えてよい。そこでギャップ幅
t1を求めてみると、 t1=フォーカスコイル23の厚み+トラッキングコイ
ルの厚み+クリアランス である。トラッキング方向の駆動力を得るために磁束が
コイルに関係する部分は、図8において斜線を示した部
分だけである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では光
ディスク装置において高速アクセスが要求されるように
なっている。このためには、光ヘッド装置において対物
レンズの駆動には、高速アクセスを実現できるように高
い駆動力が求められている。
【0014】従来の装置であると、対物レンズの駆動に
高い駆動力を発揮しようとすると、トラッキングコイル
の厚みを増さざるを得ない。すると、図7に示したギャ
ップ幅t1が増大し、磁束密度が低下してまい、結果的
にはフォーカス方向へ感度を落としてしまい、思うよう
に駆動力を向上しにくいという問題がある。これを少し
でも改善するためには、高価な高保磁力の磁石を用いざ
るを得なくなる。
【0015】そこでこの発明の目的とするところは、安
価な磁石を用いても磁束密度を高くすることができ、駆
動力を向上でき、また小形化にも有効な光ピックアップ
装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は、対物レンズ
を保持した保持部材と、ベースと、前記保持部材が前記
対物レンズの光軸方向である第1の方向と、前記光軸と
ほぼ直交する方向である第2の方向とに変位自在なよう
に、前記保持部材を前記ベース上に支持する支持手段
と、前記第1の方向に開口を有した環状に形成され、前
記保持部材に取り付けられた第1の駆動コイルと、前記
第2の方向に開口を有した環状に形成され、前記第1の
駆動コイルの環状内に配設され、かつ前記第1の駆動コ
イルに固定された第2の駆動コイルと、前記第2の駆動
コイルの中空部を一部が通過して前記ベースに固定され
たヨークと、前記ヨークに対向して前記第1の駆動コイ
ルの外側に配置された磁石とを具備したことを特徴とす
る。
【0017】上記の手段により、第2の駆動コイルが第
1の駆動コイルの内周側に位置し、しかも、第2の駆動
コイルの中空部にヨークの一部が挿通した構成であるた
めに、磁石とヨークとの距離を従来に比べて近接させる
ことができる。そして第2の駆動コイルによる駆動力を
増す場合はその第2の方向の長さを増加すればよく、こ
のとき磁石との間隙(ギャップ)に影響はない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1はこの発明の一実施の形態
を示す斜視図、図2は平面図、図3は一部分解斜視図で
ある。
【0019】10は例えば上から平面的にみて四角形の
ベースであり、このベース10の上面の一辺側には、間
隔をおいて台座としての保持部11、12が固定されて
いる。そしてこの保持部11、12には、平面的にみて
コ字形の板ばね13の左右の脚部14a、14bが取り
付けられている。板ばね13は、ベース10に間隔をお
いて平行に延在しており、平面的にみてコ字形を成し、
脚部14a、14bと、脚部先端側の連接部14cを形
成している。
【0020】脚部14a、14bは、それぞれ平行な2
枚の平板部(a1、a2)、(b1、b2)と、各平板
部(a1、a2)、(b1、b2)の間に位置し、脚先
端部に折り曲げ部を有した左右の垂直片c1、c2とを
有する。平板部(a1、a2)、(b1、b2)は、図
示矢印Z方向(フォーカス)方向への変位が可能であ
り、左右の垂直片c1、c2は、遊端側が図示矢印Y方
向(トラッキング方向)へ変位可能である。この左右の
垂直片c1、c2の間には、後述するレンズホルダユニ
ットが取り付けられる。20は対物レンズである。
【0021】さらにベース10には、一対の外ヨーク1
7a、17bが対向して固定されている。外ヨーク7a
は板ばね13の脚部14a、14bの基端部側で、この
基端部の間に配置されている。また外ヨーク17bは、
連接部14cのすぐ内側に配設されている。外ヨーク1
7a、17bは、例えば長方形であり、互いの対向面に
は、同様な形状の磁石18a、18bがそれぞれ貼り合
わせられている。
【0022】さらに、ベース10には、上記磁石18a
に間隔をおいて内ヨーク50aが固定され、磁石18b
の内側にも内ヨーク50bが固定されている。磁石18
a、18bからはそれぞれ内ヨーク50a、50bに向
かって平行の磁束が出ている。 ここで、内ヨーク50
a、50bの構造について説明することにする。2つの
内ヨーク50a、50bは同じ形状で対称であるから片
方を説明する。
【0023】内ヨーク50aは、四角形であり、開口を
図示矢印Y方向と直交するへ向けて、ベース10から起
立するように配置されている。しかし、この内ヨーク5
0aは組み立て前は上部の連結部分53aと、この連結
部分53aの両端を取付けるためのポスト部分51a、
52aとを有する。また内ヨーク50bも同様にポスト
部分51b、52bと連結部分53bを有する。
【0024】内ヨーク50a、50bが上記のように構
成されているのは、連結部分53a、53bをそれぞれ
トラッキングコイル55a、55bの各中空部に挿通さ
せ、ポスト部分51a、52aの間の空間をトラッキン
グコイルが矢印Y方向へ揺動可能であるようにするため
である。
【0025】トラッキングコイル56a、56bは、開
口が図示矢印Y方向(トラッキング制御移動方向)とな
るように環状に巻回され、後述するように、保持部材の
側壁に切り込むように形成された切り込み部に接着固定
されている。またこのトラッキングコイル56a、56
bは、その外側に位置するフォーカスコイル23の内周
面にも接着固定される。
【0026】即ち、内ヨーク50a、50bの間には、
略四辺形で厚みを有する板状の保持部材21が配置され
る。この保持部材21のY方向の各側部には、それぞれ
取付け片21a、21bが設けられている。
【0027】取付け片21a、21bは、保持部材21
本体との間に、後述するフォーカスコイル23を配置す
るための隙間を有して形成されている。そしてその取付
け片21a、21bの外側は、先に説明した垂直片c
1、c2の揺動先端に取付けられる。
【0028】保持部材21には、その側部を取り囲むよ
うにフォーカスコイル23が巻回されている。フォーカ
スコイル23は、四角形に巻回されており、図3に示す
ように保持部材21に形成された係止部24、25、2
6、27(27は図に現れず)に係止されて取付けられ
る。またこのとき、フォーカスコイル23と保持部材2
1との間には、内ヨーク50a,50b及びこれらをそ
れぞれ取り巻くトラッキングコイル55a、55bが配
置されるように、空間を形成した切り込み部28、29
が形成されている。そしてこの切り込み部28、29の
底面に、トラッキングコイル55a、55bが予め接着
固定される。
【0029】組み立て時には、トラッキングコイル55
a、55bの中空部に連結部分53a、53bを挿入
し、次にフォーカスコイル23を保持部材の回りに装着
する。またトラッキングコイル56a、56bは、その
外側に位置するフォーカスコイル23の内周面にも接着
固定される。そしてこの状態のユニットを、ベース10
側に装着する。
【0030】上記のように内ヨーク50a、50bが配
設され、またトラッキングコイル56a、56bが配設
された場合、対応する磁石18a、18bと内ヨーク5
0a、50bとの間隔は、図2に示すようになる。
【0031】即ち、ポスト部分と磁石との間隔t2は t2=フォーカスコイルの厚み+クリアランス また、連続部分と磁石との間隔t3は t3=フォーカスコイルの厚み+トラッキングコイルの
厚み+クリアランス となる。
【0032】ここでトラッキング駆動力を増す場合に
は、トラッキングコイル55a、55bのトラッキング
方向(Y方向)の長さを増すだけでよく、トラッキング
コイルの厚さを増さなくてよい。よって磁石との間隙で
あるギャップが広がることを抑えることができ、ヨーク
と磁石の間隙を狭めることができて磁束密度の低下はな
い。
【0033】上記したこの発明の装置によると、従来と
同じ磁石、同じ厚さ、同じ平面積の光ピックアップ装置
では、従来に比べてトラッキング駆動力を大きくするこ
とができる。この場合、トラッキングコイルのトラッキ
ング方向駆動力発生に寄与するために、磁束にかかって
いるトラッキングコイル部分は、そのコイル全体の1/
4〜1/3程度の面積である。このように従来と同じ条
件であっても、この装置はトラッキング駆動力を大きく
することができる。
【0034】なお上記の構成例では、連結部分の回りに
配置されるトラッキングコイルは、単体として構成さ
れ、連結部分の長手方向中央に配置している。しかしこ
れに限らず、トラッキングコイルの巻回部分を対で構成
し、連結部分の端にそれぞれの巻回部分を配した構成で
もよい(図3(B)参照)。
【0035】上記した保持部材21に対して、フォーカ
スコイル23、トラッキングコイル55a、55bを取
り付け、さらに、内ヨーク50a、50bの連結部分5
3a、53bをトラッキングコイルの中空部に挿入し
て、組み立てる場合、次のような機能が得られる。
【0036】即ち、図3からわかるように、連結部分5
3aの長手方向の端部には、それぞれ平面的にみて厚み
方向へ切り欠いたL形の切り欠き部61、62が形成さ
れ、これに対応して、ポスト部分51a、52aにも、
厚み方向へ逆方向へ切り欠いた切り欠き部63、64が
形成されている。この結果、組み立て時には、互いの切
り欠き部による凹凸が嵌め合いとなり、連結される。こ
こで双方は磁性体であり磁気的に接着機能を持つため
に、自動的に結合が可能である。勿論、接着剤を用いて
接着するようにしてもよい。連結部分53aとポスト部
分51a、52aについて説明したが、連結部分53b
とポスト部分51b、52bも同様な関係である。
【0037】さらに上記の構成において、トラッキング
コイル55a、55bは、フォーカスコイル23の環状
内に配置され、かつフォーカスコイル23の内側と、保
持部材21の切り欠き部に接着固定される。この結果、
コイルの機械的な補強効果が得られる。また2次共振を
高周波領域にシフトすることができる。具体的には、サ
ーボ系が発振を起こす10KHzから30KHzにシフ
トさせることが可能となる。よってサーボの安定性を確
保することができる。
【0038】上記した光ヘッド装置は、レンズ保持部材
を板ばねによりベース上に浮上させておく方式である
が、レンズ保持部材を軸で回転自在に支持し、磁気的に
浮上させる方式の光ヘッド装置に対してもこの発明は適
用できる。
【0039】図4はこの発明の他の実施の形態の斜視図
であり、図5はその分解斜視図である。70は円形状の
ベースであり、このベース70の中心には軸71が起立
して設けられている。軸71には、外形がほぼ円柱状の
保持部材80が回転自在、かつ軸方向に並進自在に取り
付けられている。軸方向はフォーカス方向(Z方向)で
あり、回転方向はトラッキング方向(Y方向)である。
この保持部材80にはZ方向へ光軸を有する対物レンズ
81が取り付けられている。
【0040】また円形ベース70の円形外周の対向する
エッジから、それぞれ軸方向と平行に起立して、外ヨー
ク73a、73bが設けられている。さらにこの外ヨー
ク73a、73bの内周側には磁石74a、74bが貼
り付けられている。
【0041】さらに、磁石74a、74bの各内側に
は、内ヨーク75a、75bが設けられる。内ヨーク7
5aの構成も、先の実施の形態のようにポスト部76
a、77a、連続部78aで構成されている。また他方
の内ヨーク75bもポスト部76b、77b、連続部7
8bで構成されている。
【0042】上記の保持部材80の円形方向外周には、
対向する位置に中心方向へ切り込まれた切り欠き部82
a、82bが形成されている。この切り欠き部82a、
82bには、開口をZ軸方向と平行な方向へ有するよう
に巻回されたフォーカスコイル91a、91bが嵌め込
まれている。フォーカスコイル91a、91bの形状は
ほぼ切り欠き部82a、82bの形状と同じであり、外
周が保持部材80の円形外周に揃っている。
【0043】このフォーカスコイル91a、91bの中
空部にはそれぞれ、トラッキングコイル92a、92b
が挿入され一体化される。トラッキングコイル92a、
92bはトラッキング方向(図示矢印Y方向)と平行な
方向へ開口を有するように巻回されており、その中空部
には、上述した連続部78a、78bがトラッキング及
びフォーカス制御分の移動余裕を持つように間隙を有し
て挿通する。
【0044】これによりトラッキングコイル92a、9
2bにトラッキング制御電流が流れると、保持部材80
はZ方向へ移動制御され、またフォーカスコイル91
a、91bにフォーカス制御電流が流れるとY方向へ移
動制御される。
【0045】このように構成された光ヘッド装置におい
ても、フォーカスコイルの環状内にトラッキングコイル
が配置される構成であるために、従来と同じ磁石、同じ
厚さの部品を用いても従来に比べてトラッキング駆動力
を大きくすることができる。またトラッキング駆動力を
大きくしようとすれば、Y方向の長さを大きくすればよ
くギャップの大きさに影響を与えることがなく、確実に
磁力を向上できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
安価な磁石を用いても磁束密度を高くするとができ、駆
動力を向上でき、また小形化にも有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す斜視図。
【図2】この発明の一実施の形態を示す平面図。
【図3】この発明の一実施の形態を示す分解斜視図。
【図4】この発明の他の実施の形態を示す斜視図。
【図5】この発明の他の実施の形態を示す分解斜視図。
【図6】従来提案されている光ヘッド装置を示す斜視
図。
【図7】図6の光ヘッド装置の平面図。
【図8】図6の光ヘッド装置の分解斜視図。
【符号の説明】 10…ベース 11、12…台座 13…板ばね 17a、17b…外ヨーク 18a、18b…磁石 20…対物レンズ 21、80…保持部材 23、91a、91b…フォーカスコイル 28、29、82a、82b…切り欠き部 50a、50b、75a、75b…内ヨーク 55a、55b、92a、92b…トラッキングコイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物レンズを保持した保持部材と、 ベースと、 前記保持部材が前記対物レンズの光軸方向である第1の
    方向と、前記光軸とほぼ直交する方向である第2の方向
    とに変位自在なように、前記保持部材を前記ベース上に
    支持する支持手段と、 前記第1の方向に開口を有した環状に形成され、前記保
    持部材に取り付けられた第1の駆動コイルと、 前記第2の方向に開口を有した環状に形成され、前記第
    1の駆動コイルの環状内に配設され、かつ前記第1の駆
    動コイルに固定された第2の駆動コイルと、 前記第2の駆動コイルの中空部を一部が通過して前記ベ
    ースに固定されたヨークと、 前記ヨークに対向して前記第1の駆動コイルの外側に配
    置された磁石とを具備したことを特徴とする光ピックア
    ップ装置。
  2. 【請求項2】対物レンズを保持した保持部材と、 ベースと、 前記保持部材が前記対物レンズの光軸方向である第1の
    方向と、前記光軸とほぼ直交する方向である第2の方向
    とに変位自在なように、前記保持部材を前記ベース上に
    支持する支持手段と、 前記第1の方向に開口を有した環状に形成され、前記保
    持部材の周囲を取り囲むように前記保持部材に取付けら
    れた第1の駆動コイルと、 前記第2の方向に平行となる前記保持部材の側壁に切り
    込むように形成された切り込み部と、 前記第2の方向に開口を有する環状に形成され、前記切
    り込み部と前記第1の駆動コイルとの間で前記切り込み
    部と前記第1の駆動コイルに固定された第2の駆動コイ
    ルと、 前記第2の駆動コイルの中空部を一部が通過して前記ベ
    ースに固定されたヨークと、 前記ヨークに対向して前記第1の駆動コイルの外側に配
    置された磁石とを具備したことを特徴とする光ピックア
    ップ装置。
  3. 【請求項3】対物レンズを保持した保持部材と、 ベースと、 前記保持部材が前記対物レンズの光軸方向である第1の
    方向と、前記光軸とほぼ直交する方向である第2の方向
    とに変位自在なように、前記保持部材を前記ベース上に
    支持する支持手段と、 前記第2の方向に沿って前記保持部材の側壁に切り込む
    ように形成された切り込み部と、 前記第1の方向に開口を有した環状に形成され、前記切
    り込み部に嵌め込むように前記保持部材に取付けられた
    第1の駆動コイルと、 前記第2の方向に開口を有した環状に形成され、前記第
    1の駆動コイルの環状内で前記第1の駆動コイルの内壁
    に固定された第2の駆動コイルと、 前記第2の駆動コイルの中空部を一部が通過して前記ベ
    ースに固定されたヨークと、 前記ヨークに対向して前記第1の駆動コイルの外側に配
    置された磁石とを具備したことを特徴とする光ピックア
    ップ装置。
JP26850996A 1996-10-09 1996-10-09 光ピックアップ装置 Pending JPH10116425A (ja)

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JP26850996A Pending JPH10116425A (ja) 1996-10-09 1996-10-09 光ピックアップ装置

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JP (1) JPH10116425A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010046053A (ko) * 1999-11-10 2001-06-05 이형도 광픽업의 대물렌즈 구동장치

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KR20010046053A (ko) * 1999-11-10 2001-06-05 이형도 광픽업의 대물렌즈 구동장치

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