JPH1011634A - 取引カートリッジ、取引処理装置、取引処理システムおよび取引処理方法 - Google Patents

取引カートリッジ、取引処理装置、取引処理システムおよび取引処理方法

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JPH1011634A
JPH1011634A JP18117496A JP18117496A JPH1011634A JP H1011634 A JPH1011634 A JP H1011634A JP 18117496 A JP18117496 A JP 18117496A JP 18117496 A JP18117496 A JP 18117496A JP H1011634 A JPH1011634 A JP H1011634A
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JP
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transaction
cartridge
cash
data
btr
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JP18117496A
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English (en)
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Nobuaki Komata
順昭 小俣
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Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、取引媒体を効率よく保管し、しか
も取引媒体の出入れ処理を自動化して取扱い性能を高め
た取引カートリッジ、取引処理装置、取引処理システム
および取引処理方法を提供することを目的とする。 【解決手段】この発明は、取引媒体を収納許容して取引
処理装置に接続する取引カートリッジであって、上記取
引媒体を取引処理する取引データを記憶する記憶手段
と、上記取引処理装置への接続時に、記憶手段に記憶さ
せた取引データに基づいて取引媒体の受渡しを行う受渡
し手段とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種商店等に設
置される電子式金銭登録機(ECR)、自動預金支払機
(ATM)、自動支払機(CD)、自動両替機(BT
R)のような取引処理装置に接続利用される取引カート
リッジに関し、さらに詳しくは紙幣や硬貨等の取引媒体
を効率よく管理する取引カートリッジ、取引処理装置、
取引処理システムおよび取引処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ATM、CD、BTR等の取引処
理装置は利用価値が高くなるに連れて処理性能の向上が
図られている。ところが、この種の取引処理装置は、時
折小額利用する一般客に適している反面、毎日多額利用
する得意客には不具合が生じていた。
【0003】例えば、小売店等の商店は毎日、営業開始
に備えて予めBTRを利用して釣銭用の両替取引を要
し、またATMを利用して多額の売上金の入金取引を要
していた。特に、図10に示すように、BTR101に
あっては、得意客102が要請する釣銭金額が得られる
迄、両替ボタンを頻繁に入力操作する必要があり、この
入力操作が煩わしく、このような同じ入力操作を毎日繰
返して行うため面倒で非能率的となっていた。さらに、
この場合は、一般客より多くの金額を取扱うためBTR
やATMを長く占有し、さらに人手によって多額を出入
れ操作するためセキュリティ上においても不安が生じる
問題を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、取
引媒体を効率よく保管し、しかも取引媒体の出入れ処理
を自動化して取扱い性能を高めた取引カートリッジ、取
引処理装置、取引処理システムおよび取引処理方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
取引媒体を収納許容して取引処理装置に接続する取引カ
ートリッジであって、上記取引媒体を取引処理する取引
データを記憶する記憶手段と、上記取引処理装置への接
続時に、上記記憶手段に記憶させた取引データに基づい
て取引媒体の受渡しを行う受渡し手段とを備えたことを
特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、取引媒体を収納許
容する取引カートリッジを接続して取引処理する取引処
理装置であって、上記取引カートリッジの接続時に、同
カートリッジに記憶されている取引データを受信するデ
ータ受信手段と、このデータ受信手段が受信した取引デ
ータに基づいて取引動作する取引制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1記載の取
引カートリッジと請求項2記載の取引処理装置を備えて
構成した取引処理システムであることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、取引媒体の取引デ
ータを記憶する取引カートリッジを設け、この取引カー
トリッジを取引処理装置に接続すると共に、この接続さ
れた取引カートリッジの取引データに基づいて取引媒体
を取引処理する取引処理方法であることを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明によれば、取引カートリッジを取引処
理装置に接続して取引処理するとき、取引カートリッジ
の記憶手段が記憶する予め設定された取引データに基づ
いて受渡し手段が取引媒体を自動的に受渡して取引処理
する。
【0010】
【発明の効果】この結果、取引カートリッジを取引処理
装置に接続するだけで同カートリッジの取引データが取
引処理装置に自動的に読取られ、この取引データに基づ
いて取引媒体の受渡しが自動的に行われる。このため、
取引利用者は多くのデータの入力操作を要せず、短時間
に取引処理できる。また、取引媒体は取引カートリッジ
と取引処理装置との間を接続部間で自動的に搬送処理さ
れるため、外部に取出さずに搬送処理できるためセキュ
リティ上においても信頼性の高い取引利用が図れる。
【0011】例えば、BTRの場合は、両替ボタンの入
力操作を省略できるため取引操作が簡単化し、毎日両替
取引を要する商店等にあっては能率的で確実にサービス
性が向上する。特に、取引カートリッジを接続すると同
時に取引開始するため、利用者がいちいち取引内容を考
慮して入力操作するような面倒な入力操作を省略できる
ため、BTRやATMでの占有時間を大幅に短縮して能
率の良い取引利用が図れる。
【0012】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1は小売店11と金融機関12との取引性能
を高めたシステム構成図を示し、小売店11に設置され
た入金機13は商品販売時の紙幣14や硬貨15の売上
金を入金管理し、このときの売上金データは入金機コン
トローラ(パーソナルコンピュータ)16でデータ管理
し、また同データを非接触カード17に記憶させてデー
タ管理できるようにしている。
【0013】この入金機13には現金カートリッジ18
を着脱許容して設けており、これら双方の接続時には入
金機13または現金カートリッジ18の相互から現金を
受渡し許容している。この現金の受渡し時には取引デー
タを記憶する非接触カード17をセットした状態で金融
機関12側の機器と接続して取引利用する。
【0014】例えば、金融機関12に設置されたBTR
19と両替取引する場合は、この現金カートリッジ18
をBTR19にそのまま接続して両替取引する。この接
続時にBTR19は予めパソコン16によって設定され
た両替要請データを非接触カード17から読取ることに
基づいて、現金カートリッジ18から高額紙幣を取込
み、両替すべき低額紙幣や低額硬貨を現金カートリッジ
18に返送する自動受渡し処理を行う。このように現金
カートリッジ18を、小売店11側の入金機13と金融
機関12側のBTR19との双方に着脱許容して現金を
それぞれ自動受渡しする共通利用化を図ったシステム構
成を有している。
【0015】またこの場合、現金カートリッジ18の取
引データは非接触カード17が自動的に読取って一括し
てデータ管理するため、利用客は多くのデータの入力操
作を要しなくなり、また現金の受渡しを自動的に行い、
しかも現金を外部に取出さずに搬送処理できるためセキ
ュリティ上においても信頼性の高い取引利用が図れる。
【0016】図2は現金カートリッジ18をBTR19
に接続した内部構成図の一例を示し、現金カートリッジ
18は内部に紙幣処理部20と硬貨処理部21とを上下
に分割して構成し、また上部の接続対応面側には非接触
カード17を収納するカード収納部22を形成してい
る。
【0017】紙幣処理部20は、両替された千円札等の
釣銭用の紙幣を収納する釣紙幣スタッカ20aと、返却
された識別不能な紙幣を収納する返却スタッカ20b
と、両替すべき万円札等の高額紙幣を収納する高額紙幣
スタッカ20cとを有し、カートリッジ紙幣搬入ライン
20dとカートリッジ紙幣搬出ライン20eで接続して
紙幣を一枚ずつ挟持して搬入出し、側面に開口する紙幣
接続口20f,20gより一枚ずつ受渡し許容してい
る。
【0018】硬貨処理部21は、両替すべきバラ硬貨1
5aを収納するバラ硬貨スタッカ21aと、両替された
指定金種の筒状硬貨15bを収納する筒状硬貨収納部2
1bとを有し、これらを側面に開口する硬貨接続口21
c,21dより受渡し許容している。
【0019】一方、BTR19は現金カートリッジ18
の非接触カード17と対応する接続対応位置にリーダラ
イタ23を配設し、このリーダライタ23で取引データ
を非接触に読取り書込み処理し、このデータを制御部2
4で入出力制御する。
【0020】現金カートリッジ18の紙幣接続口20f
と連通する内方には、これより搬入された紙幣を一時的
に受入れる入金スタッカ25を配設し、さらにこれより
BTR紙幣搬入ライン26を介して紙幣を取込み、内部
に配設した紙幣識別部27で識別した後、リジェクトス
タッカ28と、万円札スタッカ29と、千円札スタッカ
30とのいずれかに収納する。さらに、千円札スタッカ
30からはBTR紙幣搬出ライン31を介して千円札を
繰出し許容し、繰出し時には2枚出し検知器32で検知
確認した千円札を紙幣接続口20gより放出して現金カ
ートリッジ18側に搬送許容している。
【0021】さらに、現金カートリッジ18の硬貨接続
口21cと連通する内方には、これより搬入されたバラ
硬貨15aを一時的に受入れるバラ硬貨入金スタッカ3
3を配設し、さらにこれよりBTR硬貨搬入ライン34
を介してバラ硬貨を取込み、内部に配設した硬貨識別部
35で識別した後、10円硬貨スタッカ36と、100
円硬貨スタッカ37と、500円硬貨スタッカ38と、
その他の硬貨スタッカ39とのいずれかに収納する。ま
た、筒状硬貨を受渡す硬貨接続口21dの対向位置には
金種別に放出可能な筒状硬貨待機部40を有し、これよ
りBTR硬貨搬出ライン41を介して両替指定された筒
状硬貨15bを現金カートリッジ18側に受渡し許容し
ている。
【0022】ところで、現金カートリッジ18とBTR
19との接続に際しては、通常単独では現金を受渡しす
る相互の接続口を図示しないシャッタで閉鎖し、接続対
応時にのみ開口し、かつ適正な着脱動作に連動させて図
示しないロック機構を動作させる仕組みとなしている。
【0023】図3は非接触カード17とリーダライタ2
3との通信対応状態を示し、現金カートリッジ18をB
TR19に接続して相互が近接して対応したとき、リー
ダライタ23の送信コイル23aに交流電流を流すこと
で、非接触カード17の電力コイル17aに誘導起電力
を発生させて同カード17は必要な電力を得る。これに
より、送受信用のカードデータコイル17bと、リーダ
ライタ23側の送信コイル23aおよび受信コイル23
bとの間で取引データの非接触の通信を開始する。これ
は相互の送信コイルに変調した電流を流すと電磁誘導に
より受信コイルに誘導起電力が発生し、これを復調する
ことにより必要なデータの送受信を行うものである。
【0024】図4は小売店舗内で現金を受渡し利用した
ときの制御回路ブロック図を示し、現金カートリッジ1
8のCPU18aはROM18bに格納されたプログラ
ムに沿って各回路装置を制御し、その制御データをRA
M18cで読出し可能に記憶する。
【0025】通常は、この現金カートリッジ18を入金
機13に接続して、入金機13から売上金を取込み許容
し、また両替金を入金機13に入金セットする受渡し許
容状態にあり、受渡し搬送部18dを駆動して予め定め
られた設定データに基づいて設定金額を入金機13との
間で受渡し処理する。
【0026】一方、入金機13のデータ管理に際しては
パソコン16と接続し、パソコン16のCPU16aが
ROM16bに格納したプログラムに沿って各回路装置
を制御し、その制御データをRAM16cで読出し可能
に記憶し、キーボード16dから入力された入力データ
を受付けてパソコン16でデータ管理している。この入
金機13と現金カートリッジ18との間で紙幣や硬貨を
受渡す際は、入金機13の受渡し搬送部13aを駆動し
て識別部13bで現金をチェックしながら現金カートリ
ッジ18との間で受渡し処理する。
【0027】この現金の受渡し時には、同パソコン16
上の会計処理ソフトから管理データを非接触カード17
に入力させて非接触カード17で単独にデータを持たせ
た後、この非接触カード17を現金カートリッジ18に
セットし、このカードデータに基づいて受渡し動作を実
行する。またこの場合、土日祝日、平日別等の数種類の
パターンに分けて記憶させておき、効率の良いパターン
で運用を図れるようにしている。
【0028】このように、小売店舗内で現金カートリッ
ジ18を利用した場合は、入金機13への釣銭供給と入
金機13からの売上金の集金とを現金に触れることなく
受渡すことができ、また非接触カード17を用いて接続
部間のデータ交信を一括してできる。
【0029】このように構成された現金カートリッジ1
8を小売店舗内で利用したときの情報入力処理動作を図
5のフローチャートを参照して説明する。今、入金機1
3から現金カートリッジ18へ現金を受渡す際、商店名
称やID情報をキーボード16dから入力操作すると、
CPU16aはその入力データを照合確認し(ステップ
n1 〜n3 )、適正であれば、それまでの売上げた集金
額情報を入力させ、集金した金額と一致すれば(ステッ
プn4 〜n5 )、続いて、両替要請金額を入力させて集
金額情報との照合確認をとり、確認すれば(ステップn
6 〜n8 )、入力設定された両替要請情報を非接触カー
ド17に記憶させてデータの受渡しが完了する(ステッ
プn9 〜n10)。
【0030】次に、小売店舗内で入金機13から現金カ
ートリッジ18に現金を受渡した集金処理動作を図6の
フローチャートを参照して説明する。今、入金機13に
現金カートリッジ18を接続したことを確認すると(ス
テップn11)、続いて、現金カートリッジ18の初期セ
ット時の内部金額を確認し、残額のない適正な初期セッ
トと判定すれば、入金機13からの受渡し動作を開始し
(ステップn12〜n13)、この受渡し時にジャム(紙詰
り)等の障害発生が無く、設定された金額が移し替えら
れると、この受渡し動作を終了する(ステップn14〜n
15)。
【0031】ところで、現金カートリッジ18への受渡
し時に現金カートリッジ18内に残金があれば、係員に
アラーム音を発信して残金のない空箱の現金カートリッ
ジ18をセットするよう報知する(ステップn16)。
【0032】また、現金の受渡し搬送時に障害発生が生
じた場合は、直ちにこの集金動作を停止してアラーム音
を発信し、搬送障害の発生を係員に知らせる(ステップ
n17〜n18)。
【0033】図7は金融機関店舗内で現金を受渡し利用
したときの制御回路ブロック図を示し、現金カートリッ
ジ18をBTR19に接続して両替取引するとき、現金
カートリッジ18の取引データは非接触カード17を介
してBTR19のリーダライタ23と通信接続され、こ
の取引データに基づいて定められた両替金額が受渡し処
理される。
【0034】BTR19のCPU19aはROM19b
に格納されたプログラムに沿って各回路装置を制御し、
その制御データをRAM19cで読出し可能に記憶し、
入力操作部19dは接客部に設けられて顧客の両替設定
情報やID情報を入力操作させる。また、BTR19と
現金カートリッジ18との間で受渡しする際、BTR1
9の受渡し搬送部19eを駆動して識別部19fで現金
をチェックしながら受渡し処理する。
【0035】また現金カートリッジ18とBTR19と
の接続時には、同現金カートリッジ18に備えられた非
接触カード17のカードデータを読取り、これをホスト
コンピュータ71で照合確認してから受渡し動作を実行
する。
【0036】このように金融機関店舗内で現金カートリ
ッジ18を利用した場合も、BTR19に接続して現金
を相互に受渡すことで、現金に触れることなく両替要請
する金額を受渡すことができ、また非接触カード17を
用いて接続部間のデータ交信を一括してできる。
【0037】この金融機関店舗内で現金カートリッジ1
8を用いて両替取引したときの処理動作を図8および図
9のフローチャートを参照して説明する。この両替取引
に際して、先ず、BTR19に現金カートリッジ18を
接続し、かつロックして適正に接続されたことを確認す
ると(ステップn21)、CPU19aは、接続された現
金カートリッジ18に非接触カード17がセットされて
いるかを確認し、非接触カード17がセットされていれ
ば、同カード17から取引利用する商店の名称やID情
報等の取引データを読出し(ステップn22〜n24)、こ
の読出したID情報を照合確認するため取引利用客にI
D情報を入力させ、これを照合確認すると(ステップn
25〜n26)、高額両替用の現金情報を読出し、続いて両
替すべき低額の現金情報を読出し、両替取引が可能な口
座残高を有しているか、また両替取引が可能な集金額を
有しているかを確認し(ステップn27〜n30)、両替取
引が可能であることを確認すると、現金カートリッジ1
8からBTR19への取込み動作を開始し、搬送障害が
発生せずに設定された金額を全て取込むと(ステップn
31〜n33)、この両替要請された現金をBTR19から
自動的に繰出して現金カートリッジ18へと搬送し、搬
送障害が発生せずに設定された両替金額の受渡しが完了
すると(ステップn34〜n36)、この両替取引動作が終
了したことを知らせる。また、BTR19と現金カート
リッジ18とのロックを解除して、BTR19から現金
カートリッジ18を取外す。これにより、現金カートリ
ッジ18には予め設定された両替要請金額が現金カート
リッジ19に自動的に収納される(ステップn37〜n3
8)。
【0038】ところで、現金カートリッジ18をBTR
19に接続した時に不安定な接続であればロック動作せ
ず、このロック確認ができなければ、係員にアラーム音
を発信して現金カートリッジ18を確実に接続するよう
に知らせる(ステップn39)。
【0039】また、ID情報が一致せず本人を確認でき
ない場合は、対応がとれないためアラーム音を発信して
係員に知らせる(ステップn40)。
【0040】さらに、口座残高が照合確認できない場合
や売上げた集金情報が照合確認できない場合は、アラー
ムを発信する(ステップn41〜n42)。
【0041】また、現金の受渡し時に障害発生が生じる
と、この受渡し動作を停止してアラーム音を発信し、搬
送障害の発生を係員に知らせる(ステップn43〜n4
4)。
【0042】上述のように、現金カートリッジを入金機
やBTRに接続するだけで同カートリッジの取引データ
が入金機やBTRに自動的に読取られて現金の受渡しが
自動的に行われる。このため、金融機関店舗内での両替
取引時には多くの設定データの入力操作を要せず、短時
間に取引処理できる。また、両替取引される現金は、現
金カートリッジと入金機あるいは現金カートリッジとB
TRとの接続部間で自動的に搬送処理されるため、この
現金を外部に取出さずに搬送処理でき、セキュリティ上
においても信頼性の高い取引利用が図れる。特に、BT
Rの場合は、両替ボタンの入力操作を省略できるため取
引操作が簡単化し、毎日両替取引を要する小売店舗にあ
っては能率的で確実にサービス性が向上する。また、現
金カートリッジをBTRに接続すると同時に取引開始す
るため、利用者がいちいち取引内容を考慮して入力操作
するような面倒な入力操作を省略できるため、BTRで
の占有時間を大幅に短縮して能率の良い取引利用が図れ
る。
【0043】この発明と、上述の一実施例の構成との対
応において、この発明の取引カートリッジは、実施例の
現金カートリッジ18に対応し、以下同様に、取引処理
装置は、BTR19に対応し、取引媒体は、紙幣14、
硬貨15,15a,15bに対応し、記憶手段は、非接
触カード17に対応し、受渡し手段は、CPU18aお
よび受渡し搬送部18dに対応し、データ受信手段は、
リーダライタ23に対応し、取引制御手段は、制御部2
4およびCPU19aに対応するも、この発明は上述の
一実施例の構成のみに限定されるものではない。例え
ば、ATMに適用した場合は、ATMと接続して取引デ
ータと現金とを自動的に受渡しするように構成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の小売店と金融機関との現金の取引
性能を高めたシステム構成図。
【図2】 この発明の現金カートリッジとBTRとの接
続状態を示す内部構成図。
【図3】 この発明の非接触カードの送受信状態を示す
説明図。
【図4】 この発明の現金カートリッジを入金機に接続
したときの制御回路ブロック図。
【図5】 この発明の現金カートリッジを入金機に接続
したときの情報入力設定時の処理動作を示すフローチャ
ート。
【図6】 この発明の入金機から現金カートリッジへと
現金を移し替えた集金処理動作を示すフローチャート。
【図7】 この発明の現金カートリッジをBTRに接続
したときの制御回路ブロック図。
【図8】 この発明の現金カートリッジを用いて金融機
関店舗内で両替取引した処理動作を示すフローチャー
ト。
【図9】 この発明の図8に続くフローチャート。
【図10】 従来の両替取引状態を示す概略説明図。
【符号の説明】
11…小売店 12…金融機関 13…入金機 14…紙 幣 15,15a,15b…硬 貨 16…入金機コントローラ 17…非接触カード 18…現金カートリッジ 19…BTR 13a,18d,19e…受渡し搬送部 18a,19a…CPU 23…リーダライタ 24…制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取引媒体を収納許容して取引処理装置に接
    続する取引カートリッジであって、上記取引媒体を取引
    処理する取引データを記憶する記憶手段と、上記取引処
    理装置への接続時に、上記記憶手段に記憶させた取引デ
    ータに基づいて取引媒体の受渡しを行う受渡し手段とを
    備えた取引カートリッジ。
  2. 【請求項2】取引媒体を収納許容する取引カートリッジ
    を接続して取引処理する取引処理装置であって、上記取
    引カートリッジの接続時に、同カートリッジに記憶され
    ている取引データを受信するデータ受信手段と、上記デ
    ータ受信手段が受信した取引データに基づいて取引動作
    する取引制御手段とを備えた取引処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の取引カートリッジと請求項
    2記載の取引処理装置を備えて構成した取引処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】取引媒体の取引データを記憶する取引カー
    トリッジを設け、この取引カートリッジを取引処理装置
    に接続すると共に、この接続された取引カートリッジの
    取引データに基づいて取引媒体を取引処理する取引処理
    方法。
JP18117496A 1996-06-21 1996-06-21 取引カートリッジ、取引処理装置、取引処理システムおよび取引処理方法 Pending JPH1011634A (ja)

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