JPH1011548A - メモリカード装着装置 - Google Patents

メモリカード装着装置

Info

Publication number
JPH1011548A
JPH1011548A JP8161814A JP16181496A JPH1011548A JP H1011548 A JPH1011548 A JP H1011548A JP 8161814 A JP8161814 A JP 8161814A JP 16181496 A JP16181496 A JP 16181496A JP H1011548 A JPH1011548 A JP H1011548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory card
contact
connector
electronic device
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8161814A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Kariya
和浩 刈谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP8161814A priority Critical patent/JPH1011548A/ja
Publication of JPH1011548A publication Critical patent/JPH1011548A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】メモリカードと機器の確実な電気的接続を可能
とし、機器側コネクタを外部から接触不可として、塵埃
の堆積や静電気破壊の発生を防止できるメモリカード装
着装置を提供する。 【解決手段】メモリカード11を機器本体1に装着する
と、コネクタ3を保持するスライド板4がD2 方向にス
ライド移動し、上記コネクタ3は退避位置から摺動しな
がら移動し、メモリカード11の接点11a、および、
回路基板2の接点2aと接触する位置に到達する。この
コネクタ3の摺動により上記各接点のクリーニングが行
われ、電気的接続不良の発生を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリカード装着
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、固体メモリを内蔵する着脱自在の
メモリカードを情報記憶部として利用する各種の電子機
器が市販され、一般ユーザに利用されている。この種の
電子機器では、メモリカード装着部にメモリカードが装
着されると,カード側の接点と機器本体側回路基板の接
点が機器側コネクタを介して電気的に接続され、メモリ
カードと電子機器との情報の授受が可能となる。
【0003】なお、上記メモリカード、および、回路基
板の接続用接点は、平面上に配設された多点の金属接点
部を有する。一方、接続用コネクタは、主に押圧方向で
ある厚み方向の導電性を有し、接続側接点の列方向と直
交する線状の微小ピッチの導電部と絶縁層が積層された
弾性変形可能な導電ゴム、例えば、ゼブラゴム等で構成
されている。上記メモリカードは、例えば、イジェクト
釦を操作してメモリカードのロック状態を解除して上記
コネクタの接続を解放し、取り外すことが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記電子機器等におい
ては、メモリカードが常に装着された状態にあるとは限
らず、場合によっては、メモリカードが取り外された状
態にて利用されるか、保管されることもある。そのと
き、塵埃が上記コネクタ表面に付着する可能性がある。
ところが、上記従来の電子機器においては、上記メモリ
カードを装着し、コネクタ部を接続状態にする場合、コ
ネクタの導電接触部を擦る動作等をすることなく、コネ
クタと接点を圧接して接続状態にするだけであり、上記
コネクタ表面の塵埃により不導通状態となる危険性があ
った。
【0005】また、上記従来の電子機器においては、機
器側コネクタは、一般的にメモリカードが取り外された
状態では、外部に露出する状態になっている。したがっ
て、操作時に手等が触れやすい状態にあるため、静電気
破壊が生じる可能性もあった。また、イジェクト釦を押
圧するだけでメモリカードが取り外し可能状態になって
しまうので、メモリカードを不用意に脱落させてしまう
不具合もあった。さらに、ゼブラゴム等の耐用期間が短
いので交換を頻繁に行う必要があった。また、一つの種
類のメモリカードしか対応できなかった。
【0006】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであって、接点上に塵埃が堆積することを
防止したメモリカードと機器とを電気的に接続するメモ
リカード装着装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のメモリカ
ード装着装置は、メモリカードを電子機器の所定箇所に
装着することにより、上記メモリカードの接点と上記電
子機器の接点保持部材に設けられた接点とを電気的に導
通させるメモリカード装着装置であって、上記電子機器
に装着されるメモリカードの接点と上記接点保持部材の
接点のいずれにも接触可能であって、上記接点の表面を
スライド可能な導電ゴムで形成されたコネクタを具備す
る。上記第1のメモリカード装着装置においては、上記
メモリカードを上記電子機器に装着し、上記各接点を接
続状態にするとき、上記コネクタの接触面が上記接点の
表面をスライドする。
【0008】本発明の第2のメモリカード装着装置は、
上記第1のメモリカード装着装置において、上記コネク
タの上記接点との接触面は、メモリカードが装着されて
いないときは、外部に露出しない位置にある。上記第2
のメモリカード装着装置においては、メモリカードが装
着されていない状態では上記コネクタの接触面は外部に
露出しない位置にあって、メモリカードを装着した状態
で、上記露出しない位置からメモリカード側、および/
または、機器側の接点と接続可能な位置に移動する。
【0009】本発明の第3のメモリカード装着装置は、
上記第1、または、第2のメモリカード装着装置におい
て、上記コネクタが複数設けられており、これらのコネ
クタの1つを選択して上記メモリカードの接点と上記機
器側の接点保持部材の接点とに接続させる選択手段をさ
らに具備している。上記第3のメモリカード装着装置に
おいては、上記選択手段を操作することのよって、コネ
クタの1つをメモリカード側の接点と機器側の接点に接
続させ、電気的導通状態にさせることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態を
示すメモリカード装着装置が組み込まれた電子機器10
と装着中のメモリカード11を示す断面図である。図2
は、上記電子機器のメモリカ−ド装着状態での断面図で
あり、図3は、上記電子機器のコネクタ周りの分解斜視
図である。
【0011】上記メモリカ−ド11として固体メモリが
内蔵されたICメモリを用い、その先端部には電子機器
との電気接続用の接点群11aが設けられている。上記
電子機器10の機器本体1の上部には上記メモリカ−ド
11が挿入可能な開口1aが設けられ、開口先端側には
装着状態のメモリカ−ド11の先端部が差し込まれる傾
斜した庇部1bが設けられている。上記機器本体1の内
部に接続用接点群2aを有する接点保持部材としての回
路基板2が固着して取り付けられている。そして、上記
回路基板2の上方に該基板2に沿ってD2 方向にスライ
ド可能なスライド板4が配設されている。
【0012】上記スライド板4は、機器本体に懸架され
ているバネ5によって反D2 方向に付勢されており、バ
ネ5が懸架されている方の前方側に弾性変形可能な導電
ゴムで形成されたコネクタ3が装着されている。また、
その反対側上方端部には斜面カム部4aが設けられてい
る。さらに、上記スライド板4の斜面カム部4aの上側
の位置に機器本体1にスライド自在に支持され、爪部6
aとツマミ部6bを有するロック部材6がバネ7で付勢
された状態で配設されている。
【0013】なお、上記コネクタ3は、図3に示すよう
にスライド板4がスライドするD2方向に沿った線状の
導電部と絶縁層が微小ピッチで積層された導電ゴム、例
えば、ゼブラゴム等で形成されている。上下端面は上,
下方導電接触部3a,3bとなっており、この導電接触
部3a,3bは各々上下方向に電気的に導通している
が、上記微小ピッチ方向は絶縁されている。
【0014】後述するようにメモリカ−ド11が装着さ
れると、上記スライド板4はD2 方向にスライドし、コ
ネクタ3もメモリカード11に圧接した状態で移動し
て、移動後のコネクタ3の上方導電接触部3a位置に装
着されたメモリカ−ド11の接点群11aが位置する。
この接点群11aはD2 方向に直交して配列された多点
の接点群で構成されている。
【0015】一方、回路基板2には、同様に上記スライ
ド板4がD2 方向にスライドしたとき、コネクタ3が回
路基板2上を圧接状態で移動して、その移動したコネク
タ3の下方導電接触部3bの対向位置に接点群2aのパ
ターンが配設されている。この接点群2aもD2 方向に
直交して配列された多点の接点群で構成されている。
【0016】次に、以上のように構成された電子機器1
0にメモリカ−ド11を装着する動作について説明す
る。メモリカ−ド11装着前の状態では、図1に示すよ
うにスライド板4はバネ5の付勢力により反D2 方向に
移動して本体1のストッパ1cに当接しており、コネク
タ3は、本体1の庇部1bの下方に隠された退避位置P
0 に退避している。
【0017】そこで、メモリカ−ド11の接点群11a
側先端部を本体1の開口1aから斜めのD0 方向に庇部
1bの下側へ挿入し、その後、後端部をD1 方向へ押し
下げると、メモリカ−ド4の後端角部11cにより斜面
カム部6aが押圧され、ロック部材6が後退し、続い
て、スライド板4も斜面カム部4aも押圧されてD2 方
向に移動する。
【0018】上記スライド板4の移動中、図2に示すよ
うにコネクタ3は、メモリカ−ド11と回路基板2で挟
持され、弾性変形した状態で摺動する。そして、上方導
電接触部3aがメモリカ−ド11の接点群11aと接触
し、下方導電接触部3bも回路基板2の接点群2aと接
触する接続位置P1 まで移動する。
【0019】メモリカ−ド11が完全な装着状態になる
と、ロック部材6が突出してその爪部6aによりメモリ
カ−ド11をロックした状態になる。この装着状態でメ
モリカ−ド11の接点群11aと回路基板2の接点群2
aとはコネクタ3を介して圧接され、電気的に接続状態
となる。
【0020】メモリカ−ド11を機器本体1から取り外
す場合は、ロック部材6のツマミ部6bを操作してロッ
クを解放し、メモリカ−ド11を外部に取り出すことが
できる。そのとき、スライド板4は、再び反D2 方向に
移動してコネクタ3は退避する。
【0021】以上、説明したように本実施の形態の電子
機器10によれば、メモリカ−ド11の未装着状態では
コネクタ3が機器本体1の庇部1bの下方に退避してい
ることから、上記未装着状態で長期間保管されていても
コネクタ3上に塵埃の堆積を防止できる。また、使用者
がコネクタ3に直接接触できないことから静電気による
誤動作や素子の破壊を防止できる。
【0022】さらに、メモリカ−ド11を装着する場
合、コネクタ3は、その上,下方導電接触部3a,3b
がそれぞれメモリカ−ド11および回路基板2の接点群
11a、2aの表面上を接した状態で摺動し、接続位置
P1 に移動する。したがって、コネクタ接続前に上記コ
ネクタ3の導電接触部とメモリカード11,回路基板2
の接点群上の塵埃やよごれのクリーニングが行われ、接
触不良を防止することができる。またさらに、メモリカ
ード11は装着されているときにロック部材6によりロ
ックされており、不用意に脱落することがない。
【0023】次に、本発明の第2の実施の形態を示すメ
モリカード装着装置について説明する。図4は、上記メ
モリカード装着装置が組み込まれた電子機器20と、装
着可能なメモリカード11を示す断面図である。図5
は、メモリカ−ド装着状態の上記電子機器の断面図であ
る。なお、上記メモリカード11、および、機器本体内
に内蔵される接点保持部材としての回路基板22は、前
記第1の実施形態の装置に適用したものと同等のものを
適用し、それぞれ電気接続用接点群11aと、22aを
有している。
【0024】また、メモリカード接続用のコネクタ23
も前記第1の実施形態の装置に適用したもの同様の導電
ゴムで形成され、その端面はD2 方向に沿った線状の微
小ピッチの導電部からなる上,下方導電接触部23a,
23bを有している。この上,下方導電接触部23a,
23bは各々電気的に導通しているが、上記線状の導通
部の微小ピッチ間には薄い絶縁層が配されている。
【0025】上記電子機器20の機器本体21の上部に
上記メモリカ−ド11が挿入可能な開口21aが設けら
れ、また、開口先端側には装着状態のメモリカ−ド11
の先端部が差し込まれる庇部21bが設けられている。
上記機器本体21の内部に回路基板22が固着して取り
付けられている。そして、上記回路基板22の上方に該
基板22に沿ってD2 方向にスライド可能なスライド板
24が配設されている。
【0026】上記スライド板24は、L字形状の部材で
あって、機器本体に懸架されているバネ25によって反
D2 方向に付勢されており、その先端部に弾性変形可能
な導電ゴムで形成されたコネクタ23が装着されてい
る。また、スライド板24には機器本体1のスライド溝
21cにガイドされるツマミ部24aが設けられてい
る。なお、上記バネ25の付勢力は、比較的弱く、メモ
リカード11が装着されていない状態であって、コネク
タに強い摩擦力が作用しない状態で反D2 方向にスライ
ド板24を引き戻し可能な程度の付勢力とする。
【0027】次に、以上のように構成された電子機器2
0にメモリカ−ド11を装着する動作について説明す
る。メモリカ−ド11装着前の状態では、図4に示すよ
うにスライド板24はバネ25の付勢力により反D2 方
向に移動しており、ツマミ部24aが本体21のガイド
溝21cに当接しており、コネクタ23は本体21の庇
部21bの下方に隠された退避位置P0 に退避してい
る。
【0028】そこで、メモリカ−ド11を、その接点群
11a側先端部が本体21の開口21aから斜めD0 方
向に庇部21bの下側へ進入するように挿入する。続い
て、ツマミ部24aを操作して、スライド板24をD2
方向に移動させる。この移動操作によりメモリカ−ド1
1と回路基板22で挟持されて弾性変形したコネクタ3
が双方の表面を摺動する。そして、上方導電接触部23
aがメモリカ−ド11の接点群11aと接触し、下方導
電接触部23bも回路基板22の接点群22aと接触す
る接続位置P1 まで移動し、図5に示す装着状態とな
る。この装着状態でメモリカ−ド11の接点群11aと
回路基板22の接点群22aとはコネクタ23を介して
電気的に接続された状態となる。
【0029】メモリカ−ド11を機器本体21から取り
外す場合は、スライド板24のツマミ部24aを操作し
て反D2 方向にスライドさせてコネクタ23を解放位置
P0に退避させると、メモリカ−ド11を外部に取り出
すことができる。
【0030】以上、説明したように本実施の形態の電子
機器20によれば、前記第1の実施の形態の装置と同様
にメモリカ−ド11の未装着状態ではコネクタ23が機
器本体21の庇部21bの下方に退避していることから
塵埃の堆積を防止できる。また、コネクタ23に直接接
触できないことから静電気による誤動作や素子の破壊を
防止できる。
【0031】さらに、メモリカ−ド11を装着する場合
も、コネクタ23は、その上,下方導電接触部がそれぞ
れメモリカ−ド11および回路基板22の接点群の表面
上を圧接した状態で摺動しながら接続位置P1 に移動す
るので、コネクタ接続時に上記コネクタ23の導電接触
部とメモリカード,回路基板の接点群11a,22a上
の塵埃やよごれがクリーニングされ、接触不良発生を防
止できる。また、スライド板24が手動操作されるた
め、装着操作が確実であり、機構も簡素化される。
【0032】次に、本発明の第3の実施の形態を示すメ
モリカード装着装置について説明する。図6は、上記メ
モリカード装着装置が組み込まれた電子機器30と、装
着されたメモリカード11を示す断面図であり、図7
は、図6のA−A′断面図である。図8は、上記電子機
器30のメモリカ−ド装着部周りの分解斜視図である。
【0033】なお、上記メモリカード11、および、機
器本体内に内蔵される接点保持部材としての回路基板3
2は、前記第1の実施形態の装置に適用したものと同等
のものを適用し、それぞれ電気接続用接点群11a,3
2aを有している。また、後述する選択手段であるコネ
クタホルダ34には2種類のメモリカード接続用のコネ
クタ33,43が取り付けられており、それらのコネク
タ33,43は、前記第1の実施形態の装置に適用した
ものと同様に導電ゴムで形成され、コネクタホルダ34
の回動方向であるD3 方向と直交する方向線状の微小ピ
ッチの導電部と絶縁層が積層されており、その両端面は
上,下方導電接触部33a,33b、および、43a,
43bを有している。
【0034】上記電子機器30の機器本体31の上部に
上記メモリカ−ド11が挿入可能な開口31aと庇部3
1bが設けられている。上記機器本体31の内部に回路
基板32が固着して取り付けられている。そして、上記
回路基板32の上方には、機器本体31の支持軸31c
に回動自在に支持されたコネクタホルダ34が配設され
ている。
【0035】上記コネクタホルダ34は、2つのアーム
先端部に弾性変形可能な導電ゴムで形成されたコネクタ
33,35が装着されている。また、コネクタホルダ3
4の上部にツマミ部34aが設けられている。
【0036】次に、以上のように構成された電子機器3
0にメモリカ−ド11を装着する動作について説明す
る。メモリカ−ド11装着前の状態では、コネクタホル
ダ34はツマミ34aによって反D3 方向に回動されて
おり、コネクタ33と43は、図7に示すように回路基
板32の接点群32aと接触しない退避位置P0 に退避
している。
【0037】そこで、メモリカ−ド11を、その接点群
11a側先端部を本体31の開口31aから庇部31b
下方に挿入する。続いて、ツマミ部34aを操作して、
コネクタホルダ34をD3 方向に回動させる。この回動
操作によりコネクタ33がメモリカ−ド11と回路基板
32で挟持されながら、弾性変形した状態で双方の表面
を摺動する。そして、上方導電接触部33aがメモリカ
−ド11の接点群11aと接触し、一方、下方導電接触
部33bも回路基板32の接点群32aと接触する接続
位置P1 まで回動し、装着状態となる(図6参照)。こ
の装着状態でメモリカ−ド11の接点群11aと回路基
板32の接点群32aとはコネクタ33を介して電気的
に接続された状態となる。
【0038】メモリカ−ド11を機器本体31から取り
外す場合は、ツマミ部24aを操作してコネクタホルダ
34を反D2 方向に回動させてコネクタ33を退避位置
P0に退避させると、メモリカ−ド11を外部に取り出
すことができる。
【0039】なお、本電子機器30は、上記メモリカー
ド11とは接点仕様の異なるメモリカード11′を適用
可能である。この場合、回路基板32の接点群を上記メ
モリカード11′の接点群に適合する接点群32a′と
する。また、コネクタホルダ34に取り付けられている
コネクタ43もメモリカード11′の接点群に対応した
コネクタとする。そして、メモリカード11′を装着
後、コネクタホルダ34を図7のD4 方向に回動させ
て、コネクタ43を退避位置P0 から接続位置P1 に回
動してさせ、メモリカード11′を電気的接続状態とす
る。
【0040】以上、説明したように本実施の形態の電子
機器30によれば、前記第1の実施の形態の装置と同様
にメモリカ−ド11の未装着状態でコネクタ33,43
上に塵埃の堆積を防止できる。また、コネクタ33,4
3に直接接触できないことから静電気による誤動作や素
子の破壊を防止できる。さらに、メモリカ−ド11を装
着する場合も、コネクタ33,34は、その上,下方導
電接触部がそれぞれメモリカ−ド11および回路基板3
2の接点群の表面上を圧接した状態で摺動した後、接続
位置に移動するので、コネクタ接続時に上記コネクタの
導電接触部とメモリカード,回路基板の接点群上の塵埃
やよごれが取り除かれ、接触不良発生を防止することが
できる。
【0041】また、コネクタホルダ33,43は同一種
類のものでも、種類の異なったものでも適用可能であ
り、同一種類のコネクタを用いれば、片方のコネクタが
使用不能となった場合でも他方のコネクタで代用するこ
とができ、耐用期間が増加する。また、種類の異なった
コネクタ適用すれば、異なった仕様のメモリカードを適
用することが可能になり、利用範囲が拡大する。さら
に、上記実施の形態の装置では、2つのコネクタを取り
付けるように構成したがこれに限らず2つ以上のコネク
タをコネクタホルダに取り付けるように構成してもよ
い。
【0042】
【発明の効果】上述のように本発明の請求項1記載のメ
モリカード装着装置は、コネクタがメモリカ−ドおよび
接点保持部材の接点の表面上を圧接した状態で摺動した
後、接続位置に移動して、コネクタ接続時に上記接点上
の塵埃やよごれが取り除かれるので接触不良発生を防止
することができる。
【0043】本発明の請求項2記載のメモリカード装着
装置は、請求項1記載のメモリカード装着装置の効果に
加えて、メモリカ−ドの未装着状態ではコネクタの接触
面が退避していることから、上記未装着状態で長期間保
管されたとしても塵埃の堆積が防止される。また、使用
者が上記コネクタの接触面に直接接触できないことから
静電気による誤動作や素子の破壊を防止できる。
【0044】本発明の請求項3記載のメモリカード装着
装置は、請求項1、または、請求項2記載のメモリカー
ド装着装置の効果に加えて、複数のコネクタの中から1
つを選択することが可能であって、複数のコネクタを同
一の種類を適用すれば機器の耐用期間が増やすことがで
き、また、異なる仕様の複数のコネクタを適用すれば、
異なる仕様のメモリカードが装着可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すメモリカード
装着装置が組み込まれた電子機器と装着されるメモリカ
ードの断面図。
【図2】図1の電子機器にメモリカードが装着された状
態の断面図。
【図3】図1の電子機器のメモリカード装着部周りの分
解斜視図。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示すメモリカード
装着装置が組み込まれた電子機器と装着されるメモリカ
ードの断面図。
【図5】図4の電子機器にメモリカードが装着された状
態の断面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示すメモリカード
装着装置が組み込まれた電子機器と装着されたメモリカ
ードの断面図。
【図7】図6のA−A′断面図。
【図8】図1の電子機器のメモリカード装着部周りの分
解斜視図。
【符号の説明】
2,22,32……回路基板(接点保持部材) 2a,22a,32a……回路基板の接点群(接点保持
部材の接点) 3 ……コネクタ 3a,3b,23a,23b,33a,33b……コネ
クタの導電接触部(コネクタの接触面) 11 ……メモリカード 11a……メモリカードの接点群 34 ……コネクタホルダ(選択手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリカードを電子機器の所定箇所に装
    着することにより、上記メモリカードに設けられた接点
    と上記電子機器の接点保持部材に設けられた接点とを電
    気的に導通させるメモリカード装着装置であって、 上記電子機器に装着されるメモリカードの接点と上記接
    点保持部材の接点のいずれにも接触可能であって、上記
    接点の表面をスライド可能な導電ゴムで形成されたコネ
    クタを具備することを特徴とするメモリカード装着装
    置。
  2. 【請求項2】 上記コネクタの上記接点との接触面は、
    メモリカードが装着されていないときは、外部に露出し
    ない位置にあることを特徴とする請求項1記載のメモリ
    カード装着装置。
  3. 【請求項3】 上記コネクタが複数設けられており、こ
    れらのコネクタの1つを選択して上記メモリカードの接
    点と上記機器側の接点保持部材の接点とに接続させる選
    択手段をさらに具備していることを特徴とする請求項
    1、または、請求項2記載のメモリカード装着装置。
JP8161814A 1996-06-21 1996-06-21 メモリカード装着装置 Withdrawn JPH1011548A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8161814A JPH1011548A (ja) 1996-06-21 1996-06-21 メモリカード装着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8161814A JPH1011548A (ja) 1996-06-21 1996-06-21 メモリカード装着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1011548A true JPH1011548A (ja) 1998-01-16

Family

ID=15742424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8161814A Withdrawn JPH1011548A (ja) 1996-06-21 1996-06-21 メモリカード装着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1011548A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6932654B2 (en) 2003-07-31 2005-08-23 J.S.T. Mfg. Co., Ltd. Connector
JP2011255536A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Ricoh Elemex Corp 接続装置、及び印刷システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6932654B2 (en) 2003-07-31 2005-08-23 J.S.T. Mfg. Co., Ltd. Connector
JP2011255536A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Ricoh Elemex Corp 接続装置、及び印刷システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3729696B2 (ja) Icカード用コネクタ
US4931622A (en) Electronic card receiving device and ejection mechanism
EP0540308B1 (en) Connector device
JP3683784B2 (ja) カード用コネクタ装置
JP3729697B2 (ja) Icカード用コネクタ
JPH0896089A (ja) Icカード情報処理装置
WO1998033138A1 (en) Module connector having a switching mechanism
JPH03171315A (ja) 小型電子機器
US6247947B1 (en) Memory card connector
CN111814672A (zh) 按键、电子设备、按键的控制方法及装置
US5980294A (en) IC card loading device
JPH1011548A (ja) メモリカード装着装置
US7029298B2 (en) Card edge connector
EP0554071A2 (en) Connector device for an information processing medium
KR930009800B1 (ko) 휴대형 전자기기
TW201308781A (zh) 卡連接器
JP4012660B2 (ja) Icカード用コネクタ
JPH10144391A (ja) メモリカード装着装置
JP3887164B2 (ja) カード用コネクタ装置
JPH1011549A (ja) メモリカード装着装置
JP2008084623A (ja) カードコネクタ
JPH1022008A (ja) メモリカード装着装置
JP3126607U (ja) コネクタ構造
US7384283B2 (en) Fixing member for fixing a circuit board to a housing of an electronic device
JP3765705B2 (ja) Icカード用コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030902