JPH10114201A - 段差用車輪 - Google Patents

段差用車輪

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Publication number
JPH10114201A
JPH10114201A JP26821896A JP26821896A JPH10114201A JP H10114201 A JPH10114201 A JP H10114201A JP 26821896 A JP26821896 A JP 26821896A JP 26821896 A JP26821896 A JP 26821896A JP H10114201 A JPH10114201 A JP H10114201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
difference
level
vehicle
conical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26821896A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Wada
正義 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP26821896A priority Critical patent/JPH10114201A/ja
Publication of JPH10114201A publication Critical patent/JPH10114201A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両が段差を記憶・認識しなくとも、走路に存
在する段差を支障無く進み上がれる車輪の提供。 【解決手段】従動輪1の両側に底が従動輪1と同じ円錐
部1aを固定し、路面に存在する段差に斜めに走行して
円錐部1aが段差に接してから従動輪1が段差に円滑に
上がれる構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用の車輪の
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のような円柱形の車輪を用いた車両
では、高い段差に対して斜めから進入することは一般的
に困難であるため、段差に対して車両がなるべく直角に
進入するようにその動作を制御していた。このように、
車両が段差に対して直角に近く進入した場合には、段差
の乗り上げに大変大きな駆動トルクが必要なことが知ら
れている。また、車輪と段差面との接触時の角度の関係
から、車輪半径の半分程度の高さの段差が乗り上げの限
界となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術のように、
車両が段差に対して直角に近く進入するためには、該段
差に進入する前に該段差の存在を認識する必要があり、
そのために走行路中の段差の存在を事前に計算機等に記
憶させておくか、あるいは、車両自身が段差を発見,認
識するための高度な制御技術を必要としていた。
【0004】この発明の課題は、車両が段差を記憶ある
いは認識しなくとも、走路に存在する段差を支障無く通
過できる段差用車輪を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、車両の下部
に取り付けられ、回転により車両を移動させる段差用車
輪において、前記車輪の両側面を円錐状に形成したこと
である。請求項2の発明は、請求項1に記載の段差用車
輪において、前記車輪は底が車輪と同寸法の円錐状部材
を両側面に設けることにより両側面を円錐状に形成する
ことである。
【0006】請求項3の発明は、車両の下部に取り付け
られ、回転により車両を移動させる段差用車輪におい
て、前記車輪は、共通の軸に結合された2つの車輪から
なり、外側の側面に底が車輪と同寸法の円錐状部材が設
けられることにより両側面が円錐状に形成されることで
ある。請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のい
ずれかの項に記載の段差用車輪において、前記車輪は駆
動輪であり、車輪の両側面に設けられる円錐状部は、車
輪とは独立して駆動軸に回転自在に設けられることであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の要点は、車輪の側面を
円錐状に形成し、段差に対して斜めに円錐体を接しさせ
たのち、この円錐面を利用して車輪を段差上部まで徐々
に上昇させることにある。
【0008】
【実施例】図1と図2はこの発明の実施例の構造を、図
3と図4は動作原理を示す。図1は従動輪の実施例を示
し(a) は正面図、(b) は側面図である。従動輪1は、一
方の側面に円錐部1aが固定され、車両本体11に固定
された支持材3に支持されて回動できる従動輪軸2の両
端に、他方の側面が対向するように結合される。
【0009】図2は駆動輪の実施例を示す図である。駆
動輪7は駆動軸6に固定されて支持される構造であり、
円錐部8の底をこの駆動輪7と同じにして2つの円錐部
8が駆動軸6に回動できるように支持され、かつ、駆動
軸6によって軸方向に移動しない構造である。そして、
不図示のアクチュエータによって駆動軸6とこの軸に固
定された駆動輪7は回転駆動される。
【0010】図3はこの発明の動作原理を示す平面図
で、段差22が存在する路面21に図1の段差用車輪4
が矢印方向に進み上がる状況を示している。図4はこの
図3の平面図の段差用車輪4の各状態を正面から見る図
で、(a) は段差22に接する前の図であり、段差用車輪
4が進行することによって段差22の上面の図で右側の
端部に段差用車輪4の左側の円錐部が接すると円錐部は
滑りが生じずに接触部が次第に右方(円錐部の大きくな
る方向)に移行して(b) に示すように円錐部が段差に接
して片側の車輪が浮いた状態になり、更に進行によって
(c) に示すように片側の車輪が段差22に接した状態に
なって(d) の片側の車輪が段差に乗り上げた状態にな
る。他方の車輪も内側の円錐部から前記と同様に乗り上
げられる。
【0011】車輪4が図2に示す駆動輪である場合に
は、段差用車輪4の片側の車輪が浮き上がるとその車輪
4は駆動の機能がなくなり、他の駆動輪によって外側の
円錐部8が段差22を滑ることなく従動する車輪となり
接点が次第に半径が大の所に移行して(b) の円錐部が段
差に接して片側の車輪が浮いた状態になり、更に進行に
よって(c) の片側の車輪が段差に接した状態になり、そ
して(d) の片側の車輪が段差に乗り上げた状態になる。
他方の車輪も同様である。
【0012】上記したようにこの発明によれば段差に円
錐部が接すれば車輪は段差を乗り上げられるため、車輪
半径とほぼ等しい段差を容易に乗り上げることができ
る。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、車輪の側面を円錐状
に形成することにより、車両が段差に対し斜めに進入す
るときでも、車輪は段差を乗り上げることが可能にな
る。さらに、車輪の段差乗り上げ能力の向上を図ること
ができる。すなわち、円錐状の部分から乗り上げること
により、ほぼ、車輪の半径と等しい高さの段差の乗り上
げが可能となる。これは、従来の円柱型車輪と比べてほ
ぼ2倍の高さの段差を乗り上げることが可能であること
を意味する。また、直角に進入した場合と比較し、段差
乗り上げ時の車輪の駆動トルクを低減することが可能に
なる。さらに、円錐面を利用して段差を徐々に昇降させ
るので、車両の受ける衝撃を緩和することができる。ま
た本発明による車輪は、手押し車やおもちゃにも応用し
て用いることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の請求項1の実施例の、(a) は正面
図、(b) は側面図
【図2】この発明の請求項2の実施例を示す断面図
【図3】この発明の動作原理を示す平面図
【図4】この発明の動作原理を示す図で、(a) は円錐部
が段差に接する前の正面図、(b) は円錐部が段差に接し
て浮いた状態の正面図、(c) は車輪が段差に接した状態
の正面図、(d) は車輪が段差に乗り上げた状態の正面図
【符号の説明】
1 従動輪 1a 円錐部 2 従動輪軸 3 支持材 4 段差用車輪 6 駆動軸 7 駆動輪 8 円錐部 11 車両本体 21 路面 22 段差

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の下部に取り付けられ、回転により車
    両を移動させる段差用車輪において、 前記車輪の両側面を円錐状に形成したことを特徴とする
    段差用車輪。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の段差用車輪において、 前記車輪は、底が車輪と同寸法の円錐状部材を両側面に
    設けることにより両側面を円錐状に形成することを特徴
    とする段差用車輪。
  3. 【請求項3】車両の下部に取り付けられ、回転により車
    両を移動させる段差用車輪において、 前記車輪は、共通の軸に結合された2つの車輪からな
    り、外側の側面に底が車輪と同寸法の円錐状部材が設け
    られることにより両側面が円錐状に形成されることを特
    徴とする段差用車輪。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかの項に
    記載の段差用車輪において、 前記車輪は駆動輪であり、車輪の両側面に設けられる円
    錐状部は、車輪とは独立して駆動軸に回転自在に設けら
    れることを特徴とする段差用車輪。
JP26821896A 1996-10-09 1996-10-09 段差用車輪 Pending JPH10114201A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26821896A JPH10114201A (ja) 1996-10-09 1996-10-09 段差用車輪

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26821896A JPH10114201A (ja) 1996-10-09 1996-10-09 段差用車輪

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10114201A true JPH10114201A (ja) 1998-05-06

Family

ID=17455562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26821896A Pending JPH10114201A (ja) 1996-10-09 1996-10-09 段差用車輪

Country Status (1)

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JP (1) JPH10114201A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4754028B1 (ja) * 2010-09-28 2011-08-24 株式会社俵屋 戸車
JP2019139666A (ja) * 2018-02-15 2019-08-22 株式会社豊田自動織機 無人搬送車およびその制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4754028B1 (ja) * 2010-09-28 2011-08-24 株式会社俵屋 戸車
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