JPH1011404A - マルチプロセッサ装置を構成するための集積回路装置及びその接続方法及びマルチチップモジュール - Google Patents

マルチプロセッサ装置を構成するための集積回路装置及びその接続方法及びマルチチップモジュール

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JPH1011404A
JPH1011404A JP8167611A JP16761196A JPH1011404A JP H1011404 A JPH1011404 A JP H1011404A JP 8167611 A JP8167611 A JP 8167611A JP 16761196 A JP16761196 A JP 16761196A JP H1011404 A JPH1011404 A JP H1011404A
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circuit device
chip
multiprocessor
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JP8167611A
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Inventor
Norihiko Kuroishi
範彦 黒石
Tetsuo Kawada
哲郎 河田
Kenichi Kawachi
賢一 河内
Nobuaki Miyagawa
宣明 宮川
Reiji Aihara
玲二 相原
Mitsumasa Koyanagi
光正 小柳
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集積回路装置を容易に相互接続可能で、か
つ、配線長のばらつきを抑え、安定した高性能のマルチ
プロセッサ装置を構成可能な集積回路装置およびその接
続方法およびマルチチップモジュールを提供する。 【解決手段】 プロセッサエレメント1.1〜1.n
は、プロセッサ間通信バス2.1.1〜2.2m.4m
―1によりL字型に接続され、2m個のプロセッサグル
ープを構成する。2m個のプロセッサグループ3.1〜
3.2mが、一つのプロセッサチップに配置される。さ
らに、複数の同一のプロセッサチップがそれぞれ方向を
変えてマルチチップモジュールに配置され、隣接するプ
ロセッサチップ間を通信バスによって接続される。両端
は、同一プロセッサチップ上の入出力端子を折り返し接
続する。これにより、全てのプロセッサエレメントをリ
ング状に接続した一方向リングバスマルチプロセッサシ
ステムを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のプロセッサ
が接続されたマルチプロセッサシステムに関するもので
あり、特に、一方向の通信が可能なプロセッサ間通信バ
スでリング上に接続されたリングバスマルチプロセッサ
システムを構成するための集積回路およびその接続方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のプロセッサを用いたマルチプロセ
ッサシステムとして、種々の構成形態が考えられてい
る。その一つとして、複数のプロセッサをリング状に接
続したリングバス方式がある。図6は、リングバス方式
のマルチプロセッサシステムの概念図である。図中、1
1.1〜11.nはプロセッサである。図6に示したマ
ルチプロセッサシステムでは、n個の各プロセッサ1
1.1〜11.nは、一方向の通信が可能なプロセッサ
間通信バスにより、隣接するプロセッサ11.iとプロ
セッサエレメント11.i+1間が接続され、さらにプ
ロセッサ11.nとプロセッサ11.1とが同様に一方
向通信が可能なプロセッサ間通信バスで接続され、リン
グ状の接続がなされている。
【0003】このようなマルチプロセッサシステムを構
成するにあたって、複数のプロセッサを1枚の十分大き
なボード上に全て配置することが考えられる。しかし、
実装効率の面から好ましくなく、例えば、特開平6−3
24995号公報に記載されているように、複数のプロ
セッサが搭載されたプロセッサボードをプラグイン方式
で接続することが考えられている。これにより実装効率
は向上するが、各プロセッサ間の配線長にばらつきが生
じ、システムクロック等の伝搬遅延のばらつきに敏感な
信号を安定して供給するためには動作周波数を低下させ
るなど、システムの性能を向上させることが難しい。
【0004】図7は、従来のマルチプロセッサシステム
の一例を示す概略構成図である。図中、12.a.1〜
12.a.n−1はプロセッサ間通信バス、13,1
3.1〜13.2mはプロセッサグループ、14,1
4.1〜14.kはプロセッサボードである。図7に
は、例えば、特願平7−145945号に記載されてい
る構成例を示している。
【0005】この例では、k枚のプロセッサボード1
4.1〜14.k上にはそれぞれ2m個のプロセッサグ
ループ13.1〜13.2mが配置され、各プロセッサ
グループにn個ずつのプロセッサ11.1〜11.nが
配置されて、それぞれ線形にプロセッサ間通信バス1
2.a.1〜12.a.n−1で接続されている。それ
ぞれのプロセッサボード上のプロセッサグループ13.
1〜13.2mでは、U字状にプロセッサ11.1〜1
1.nを配置し、偶数組のプロセッサグループをプロセ
ッサボード上に実装している。そして、それぞれのプロ
セッサボードをバックプレーンボードにより接続してい
る。これにより、2kmn個のプロセッサをリング状に
接続したリングパスマルチプロセッサシステムを構成す
る。
【0006】この方法によれば、各プロセッサ間の接続
線の長さのばらつきが比較的小さく、システムクロック
等の伝搬遅延のばらつきに敏感な信号も比較的安定して
供給することができ、システムの安定性、性能向上に貢
献することができる。
【0007】しかしながら、それぞれのプロセッサを1
つのチップとしてチップ間で接続を行なうこの方法で
は、更なるシステムの性能向上、低コスト化の要求には
応えることができない。そこで、近年のLSI技術、実
装技術の発達に伴って、このプロセッサボード上の各プ
ロセッサを同一のシリコンチップ上に配置し、更にこの
シリコンチップを複数個接続するために、例えばマルチ
チップモジュール技術を用いて集積化することが考えら
れる。マルチチップモジュールの技術は、例えば、特開
平7−135295号公報に記載されている半導体集積
回路装置等でも用いている。
【0008】図8は、マルチチップモジュール技術を用
いた従来のマルチプロセッサシステムの一例の説明図で
ある。シリコンチップ上に複数のプロセッサを配置する
際に、まず図8(A)に示すように複数のプロセッサか
らなるプロセッサグループを構成する。そして、各プロ
セッサグループを平行に、且つ逆方向に信号が伝搬する
ように、偶数個のプロセッサグループを図8(B)に示
すように並べ、1つのプロセッサチップを構成する。図
8(B)に示した例では、2つのプロセッサグループを
上下に配置し、上段のプロセッサグループでは図中左か
ら右の方向へ信号が伝搬し、下段のプロセッサグループ
では図中右から左の方向へ信号が伝搬するように構成し
ている。
【0009】さらにこのようなプロセッサチップを基板
上に複数個配置し、図8(C)に示すようなマルチチッ
プモジュールを構成する。図8(C)において、ハッチ
ングを施して示した矩形がそれぞれプロセッサチップで
あり、同一の構成のものである。プロセッサチップが図
8(B)に示すような構成の場合、図8(C)に矢線で
示したように接続すれば、各プロセッサはリング状に接
続され、リングバスマルチプロセッサシステムを構築す
ることができる。また、この図8(C)に示した例で
は、各プロセッサグループ間の接続距離もそれほどばら
つきがなく接続できている。
【0010】このように、マルチチップモジュール技術
を用いることによって、小型のシステムを作成すること
ができ、その際の接続距離を短くし、信号等の安定化を
図り、システムの性能向上、低コスト化を実現すること
ができる。
【0011】図9は、マルチチップモジュール技術を用
いた従来のマルチプロセッサシステムの別の例の説明図
である。図8に示した例では、4つのプロセッサグルー
プをリング状に接続した例を示したが、さらに多くのプ
ロセッサグループを接続することを考える。特殊な実装
技術が必要無い低コストな2次元実装技術を用いるとす
ると、図8(B)に示したような2つのプロセッサグル
ープを搭載したプロセッサチップを用いるとき、4つの
プロセッサチップを配置し、接続する場合は例えば図9
に示すようになる。更に多数個のプロセッサチップを接
続し、プロセッサエレメント数を増やしたい場合に、こ
の接続形態では1次元方向にのみモジュールサイズが増
加し、ボード上に実装する際に制約を受ける可能性が大
きくなり、マルチチップモジュールとして有効に面積を
活用できない。
【0012】図10は、マルチチップモジュール技術を
用いた従来のマルチプロセッサシステムのさらに別の例
の説明図である。15.1,15.2はプロセッサチッ
プ群、16は配線である。多数個のプロセッサチップを
配置する場合、例えば図10に示すように並べることも
考えられる。このようなプロセッサチップの配置では、
ボード上に実装する際の制約が少なくなり、有効に面積
を活用できる。しかし、プロセッサチップ群15.1と
プロセッサチップ群15.2を接続するための配線16
がどうしても長くなってしまうという問題がある。この
ような配線長のばらつきは、上述のようにシステムクロ
ック等の伝搬遅延のばらつきに敏感な信号に対する安定
性を低下させることになり、システムの性能の劣化を招
くことになる。
【0013】また、前述した問題を避けるためにマルチ
チップモジュール内部で3次元実装技術を用いる方法
や、実装場所に応じた複数の種類のシリコンチップを用
意する方法も考えられるが、どちらの方法もコストアッ
プにつながる。
【0014】一方、特公平7−86791号公報に記載
されているマルチプロセッサボードでは、各チップモジ
ュールが隣接するチップモジュールと接続される端子を
長方形の隣接する2辺に配置し、各チップモジュールを
回転させながら配置して4つのチップモジュールをリン
グ状に接続している。このようなチップモジュールの端
子の配置を用いれば、図10に示したようなプロセッサ
チップの配置を行なった場合に配線16を他の配線と同
程度に短縮可能である。また、4つのチップモジュール
とも同一のものでよく、このボードのコストを低減でき
る。
【0015】しかしこの文献に記載されているチップモ
ジュールには1つのプロセッサグループしか配置できな
いので、4つのプロセッサグループからなるマルチプロ
セッサシステムに限定されてしまう。それ以上のプロセ
ッサの接続を行なうために、上述の文献では、複数のボ
ードを用いて3次元的な接続によって多数のチップモジ
ュールを接続しているが、上述のようにコストアップを
招くとともに、配線長にばらつきが生じてシステムの安
定性及び性能向上に支障を来たすという問題がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、マルチプロセッサ装置を構
成するにあたり、2次元平面内で同じパターンの任意個
の集積回路装置を容易に相互接続可能であり、かつ、各
集積回路装置間の接続に要する配線長のばらつきを抑
え、安定した高性能のマルチプロセッサ装置を構成可能
な集積回路装置、およびその接続方法、およびマルチチ
ップモジュールを提供することを目的とするものであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、マルチプロセッサ装置を構成するための集積回路装
置において、複数のプロセッサエレメントを一方向のみ
通信可能なプロセッサ間通信バスにより全体として屈曲
した形状となるように接続したプロセッサグループを偶
数個有し、隣接して配置される前記プロセッサグループ
を互いに通信方向が逆向きになるように同一のシリコン
チップ上に配置したことを特徴とするものである。
【0018】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のマルチプロセッサ装置を構成するための集積回路装置
において、前記プロセッサグループには、i番目のプロ
セッサグループには2i―1個のプロセッサエレメント
が含まれていることを特徴とするものである。
【0019】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のマルチプロセッサ装置を構成するための集積回路装置
において、全体の形状が略四角形であり、隣接する2辺
に前記各プロセッサグループの端部の前記プロセッサエ
レメントの入出力端子が設けられ、前記プロセッサグル
ープは全体として略L字型であることを特徴とするもの
である。
【0020】請求項4に記載の発明は、マルチプロセッ
サ装置を構成するための集積回路装置の接続方法におい
て、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のマルチプ
ロセッサ装置を構成するための集積回路装置を複数個平
面上に配置する際に、ある集積回路装置の前記プロセッ
サグループの端部の前記プロセッサエレメントの入力端
子または出力端子が、隣接して配置される集積回路装置
の前記プロセッサグループの端部の前記プロセッサエレ
メントの出力端子または入力端子と向き合うように、前
記集積回路装置を90度単位で回転させて配置し、集積
回路装置間を配線することを特徴とするものである。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のマルチプロセッサ装置を構成するための集積回路装置
の接続方法において、複数個の前記集積回路装置は、全
て同じマスクパターンを用いて製造されたものであるこ
とを特徴とするものである。
【0022】請求項6に記載の発明は、請求項4に記載
のマルチプロセッサ装置を構成するための集積回路装置
の接続方法において、初段及び最終段に配置された前記
集積回路装置において、隣接する集積回路装置が存在し
ない側の入力端子と出力端子を相互に接続することを特
徴とするものである。
【0023】請求項7に記載の発明は、マルチチップモ
ジュールにおいて、請求項1ないし3のいずれか1項に
記載のマルチプロセッサ装置を構成するための集積回路
装置を、請求項4ないし6のいずれか1項に記載のマル
チプロセッサ装置を構成するための集積回路装置の接続
方法に従って、基板上に配置し接続したものであること
を特徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の基本的構成を示
す概念図である。図中、1.1〜1.nはプロセッサエ
レメント、2.1.1〜2.2m.4mはプロセッサ間
通信バス、3.1〜3.2mはプロセッサグループ、
4.1〜4.2はプロセッサチップである。ここでは、
図6に示す一方向リングバスマルチプロセッサシステム
を構成する。
【0025】プロセッサエレメント1.1〜1.nは、
図1(A)に示すように、プロセッサチップ上において
プロセッサ間通信バス2.1.1〜2.2m.4mによ
りL字型に接続され、2m個のプロセッサグループを構
成する。この例では、i番目のプロセッサグループは2
i−1個のプロセッサエレメントにより構成されてい
る。各プロセッサグループを構成するプロセッサエレメ
ントは直列にプロセッサ間通信バスによって接続されて
おり、両端のプロセッサエレメントが他のプロセッサグ
ループと接続される。もちろん、各プロセッサグループ
を構成するプロセッサエレメントの数は任意であり、i
番目のプロセッサグループを構成するプロセッサエレメ
ントの数は2i−1個よりも多くても少なくてもよい。
また、プロセッサグループの形状が略L字型であればよ
く、図1(A)に示すようにプロセッサグループを構成
するプロセッサエレメントがL字をなす2直線上に整列
している必要はない。例えば、複数列にプロセッサエレ
メントが並び、ジグザグにプロセッサ間通信バスにより
接続されていてもよく、複数列のプロセッサエレメント
が全体としてL字型をなし、両端に入力端、出力端が配
置されればよい。
【0026】プロセッサ間通信バス2.1.1〜2.2
m.4mは一方向のみの通信が可能であり、通信方向を
矢印で示している。隣接するプロセッサグループにおけ
る通信方向が逆方向となるように、各プロセッサエレメ
ントはプロセッサ間通信バスにより接続されている。
【0027】このような2m個のプロセッサグループ
3.1〜3.2mは、図1(B)に示すように一つのプ
ロセッサチップに配置される。さらに、複数のプロセッ
サチップがマルチチップモジュールに配置され、通信バ
スによって接続されている。図1(C)では、マルチチ
ップモジュールの一部のみを示しており、2つのプロセ
ッサチップ4.1,4.2の接続を示している。プロセ
ッサチップ4.1,4.2とも、図1(B)に示した同
じプロセッサチップであり、プロセッサチップ4.1は
図1(B)に示したそのままの向きで配置され、プロセ
ッサチップ4.2は時計方向に90゜回転させて配置し
ている。
【0028】プロセッサチップ4.1とプロセッサチッ
プ4.2が対向する部分において、プロセッサチップ
4.1の出力端子とプロセッサチップ4.2の入力端
子、プロセッサチップ4.1の入力端子とプロセッサチ
ップ4.2の出力端子がそれぞれ対向するので、対応す
る入出力端子を接続すればよい。両端のプロセッサチッ
プについては、同一プロセッサチップ上の入出力端子を
折り返し接続する。これにより、全てのプロセッサチッ
プのプロセッサグループを通るリングを構成することが
でき、一方向リングバスマルチプロセッサシステムを構
成することができる。
【0029】図1に示した例では、i番目のプロセッサ
グループを構成するプロセッサエレメントの数を2i−
1個としたので、図1(B)に示すようにプロセッサチ
ップは略正方形に構成しており、図1(C)に示すよう
にプロセッサチップを回転させて配置してもレイアウト
的には変わりはない。しかし、プロセッサチップの形状
は略正方形に限らない。例えば、長方形であってもよ
く、各プロセッサグループの入出力端が隣接する2辺に
来るように配置されていればよい。さらに、矩形以外の
多角形であってもよく、各プロセッサグループの入出力
端が対向する2辺にないように配置しておけばよい。プ
ロセッサチップが矩形以外の多角形の場合、各プロセッ
サグループは略L字型に限らず、その多角形に応じた形
状を取ることができる。
【0030】図2は、本発明の第1の具体例の説明図で
ある。この具体例では、16個のプロセッサエレメント
1.1〜1.16がリング状に接続されている。各プロ
セッサグループ内のプロセッサエレメントはそれぞれ1
個及び3個であり、各プロセッサチップ上には2組のプ
ロセッサグループが配置されており、1個のプロセッサ
チップ上には合計4個のプロセッサエレメントが実装さ
れている。図中、ハッチングを施している部分が各プロ
セッサグループである。
【0031】更に、4個のプロセッサチップが接続さ
れ、マルチチップモジュールを構成している。各プロセ
ッサチップ4.1〜4.4は同一のチップであり、プロ
セッサチップ4.1を基準としてそれぞれ時計方向に1
80゜、270゜、90゜回転させて配置している。そ
して、プロセッサチップ4.1とプロセッサチップ4.
2の対向する部分、プロセッサチップ4.2とプロセッ
サチップ4.3の対向する部分、プロセッサチップ4.
3とプロセッサチップ4.4の対向する部分において、
それぞれプロセッサグループ間を接続している。さら
に、プロセッサチップ4.1とプロセッサチップ4.4
の他のプロセッサチップと対向しない側のプロセッサグ
ループの入出力端は、それぞれのプロセッサチップに配
置されているプロセッサグループ間で接続し、リングを
構成している。
【0032】プロセッサチップ4.2上のプロセッサエ
レメント1.2から送信された信号は、プロセッサチッ
プ4.2上のプロセッサ間通信バス2.2.2を通じて
隣接するプロセッサエレメント1.3によって受信され
る。また、プロセッサエレメント1.3から送信された
信号は、同じくプロセッサチップ4.2上のプロセッサ
間通信バス2.2.3を通じて隣接するプロセッサエレ
メント1.4により受信される。このようにして、プロ
セッサグループ内のプロセッサエレメントは、隣接する
プロセッサエレメントへ一方向にのみ通信を行なうこと
が可能となっている。
【0033】一方、プロセッサチップ4.1上のプロセ
ッサエレメント1.1から送信された信号は、プロセッ
サチップ間のプロセッサ間通信バス2.1.1を通じ
て、隣接するプロセッサチップ4.2上のプロセッサエ
レメント1.2によって受信される。以下同様にして、
最終端のプロセッサチップ4.4上のプロセッサエレメ
ント1.8から送信された信号はプロセッサ間通信バス
2.4を通じて同じプロセッサチップ4.4上の他方の
プロセッサグループ内のプロセッサエレメント1.9に
より受信される。プロセッサチップ4.1上のプロセッ
サエレメント1.16から送信された信号はプロセッサ
間通信バス2.8を通じて同じプロセッサチップ4.1
上のプロセッサエレメント1.1によって受信される。
以上の過程により、プロセッサエレメント1.1〜1.
16全てが互いにデータ交換を行なうことが可能であ
る。
【0034】図3は、本発明の第2の具体例の説明図で
ある。この具体例では、図2に示した第1の具体例と同
様に、各プロセッサグループ内のプロセッサエレメント
はそれぞれ1個及び3個であり、2組のプロセッサグル
ープが配置されたプロセッサチップを用いており、1個
のプロセッサチップ上には合計4個のプロセッサエレメ
ントが実装されている。第2の具体例では、このような
プロセッサチップを6個実装したマルチチップモジュー
ルを示しており、24個のプロセッサエレメントがリン
グ状に接続されたリングバスマルチプロセッサシステム
を構成している。なお、図3では各プロセッサチップ内
のプロセッサグループやプロセッサエレメントについて
は図示を省略した。
【0035】図4は、本発明の第3の具体例の説明図で
ある。この具体例では、図4(A)に示すように、1
個、3個、5個、7個のプロセッサエレメントによりそ
れぞれのプロセッサグループを構成している。そして、
このような4個のプロセッサグループを1つのプロセッ
サチップ上に配置している。
【0036】図4(B)では、図4(A)に示した4個
のプロセッサグループを有するプロセッサチップを4
個、マルチチップモジュール内に実装した例である。4
個のプロセッサチップは同一のものであり、図2でも説
明したようにそれぞれ回転させて配置している。そし
て、隣接するプロセッサチップ間の接続は対応するプロ
セッサグループ間の入出力端を接続する。また、プロセ
ッサチップ4.1のプロセッサチップ4.2と対向しな
い入出力端では、プロセッサチップ4.1内の隣接する
プロセッサグループ間で接続を行なう。プロセッサチッ
プ4.4のプロセッサチップ4.3と対向しない入出力
端では、プロセッサチップ4.4内のプロセッサグルー
プのうちの両端の2つと、その間の2つをそれぞれ接続
する。これにより、全てのプロセッサエレメントがリン
グ状に接続され、64個のプロセッサエレメントを有す
るリングバスマルチプロセッサシステムが構成できる。
【0037】図5は、本発明の第4の具体例の説明図で
ある。この具体例では、上述の図4(A)に示したよう
に1個、3個、5個、7個のプロセッサエレメントによ
り構成された4つのプロセッサグループを1つのプロセ
ッサチップ上に配置し、このプロセッサチップを6個実
装した例を示している。このようなプロセッサチップを
6個実装したマルチチップモジュールにより、96個の
プロセッサエレメントがリング状に接続されたリングバ
スマルチプロセッサシステムを構成することができる。
【0038】上述の各具体例では、1つのプロセッサチ
ップに配置されるプロセッサグループが2個の場合と4
個の場合について示したが、これに限らず、2m個であ
ってよい。また、マルチチップモジュールに実装するプ
ロセッサチップの個数は2個、4個、6個に限らず、任
意の個数であってよい。
【0039】上述の各具体例を含め、いずれの場合につ
いても配線長は短く、ばらつきは少ない。そのため、シ
ステムクロック等の伝搬遅延のばらつきに敏感な信号も
比較的安定して供給することができ、システムの安定性
を向上させ、性能を向上させることができる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、複数のプロセッサエレメントを1つのシリコ
ンチップ上に集積化し、更に複数のプロセッサチップを
マルチチップモジュール等を用いてベアチップ間で直接
接続するようにしたので、従来のように全てのプロセッ
サエレメントをオフチップにて相互接続した場合に比較
し、より低いコストで高い性能を達成することができ
る。
【0041】また、プロセッサチップ間の通信バスの接
続を隣接チップとの間のみにすることができる。これに
より、プロセッサエレメント間及びプロセッサチップ間
の信号伝搬遅延時間に格差を生じさせず、よってシステ
ムクロックなど遅延時間のばらつきに敏感な信号の供給
も問題なく行なうことができる。従って、安定した稼働
と高い性能が期待できるマルチプロセッサシステムを構
成することが可能になる。さらに、プロセッサチップ間
の配線長は必要最小限であるため、システムの性能を高
めることができる。
【0042】さらに、全てのプロセッサチップの構成は
すべて同じであり、かつ、2次元で実装が行なえるの
で、プロセッサチップおよびマルチチップモジュールの
設計、製造コストを抑えることができるなど、本発明に
よれば種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本的構成を示す概念図である。
【図2】 本発明の第1の具体例の説明図である。
【図3】 本発明の第2の具体例の説明図である。
【図4】 本発明の第3の具体例の説明図である。
【図5】 本発明の第4の具体例の説明図である。
【図6】 リングバス方式のマルチプロセッサシステム
の概念図である。
【図7】 従来のマルチプロセッサシステムの一例を示
す概略構成図である。
【図8】 マルチチップモジュール技術を用いた従来の
マルチプロセッサシステムの一例の説明図である。
【図9】 マルチチップモジュール技術を用いた従来の
マルチプロセッサシステムの別の例の説明図である。
【図10】 マルチチップモジュール技術を用いた従来
のマルチプロセッサシステムのさらに別の例の説明図で
ある。
【符号の説明】
1.1〜1.n…プロセッサエレメント、2.1.1〜
2.2m.4m…プロセッサ間通信バス、3.1〜3.
2m…プロセッサグループ、4.1〜4.2…プロセッ
サチップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮川 宣明 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 相原 玲二 広島県東広島市鏡山1−4−2 広島大学 内 (72)発明者 小柳 光正 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉(番地な し) 東北大学内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセッサエレメントを一方向の
    み通信可能なプロセッサ間通信バスにより全体として屈
    曲した形状となるように接続したプロセッサグループを
    偶数個有し、隣接して配置される前記プロセッサグルー
    プを互いに通信方向が逆向きになるように同一のシリコ
    ンチップ上に配置したことを特徴とするマルチプロセッ
    サ装置を構成するための集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記プロセッサグループにおいて、i番
    目のプロセッサグループには2i―1個のプロセッサエ
    レメントが含まれていることを特徴とする請求項1に記
    載のマルチプロセッサ装置を構成するための集積回路装
    置。
  3. 【請求項3】 全体の形状が略四角形であり、隣接する
    2辺に前記各プロセッサグループの端部の前記プロセッ
    サエレメントの入出力端子が設けられ、前記プロセッサ
    グループは全体として略L字型であることを特徴とする
    請求項1に記載のマルチプロセッサ装置を構成するため
    の集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    のマルチプロセッサ装置を構成するための集積回路装置
    を複数個平面上に配置する際に、ある集積回路装置の前
    記プロセッサグループの端部の前記プロセッサエレメン
    トの入力端子または出力端子が、隣接して配置される集
    積回路装置の前記プロセッサグループの端部の前記プロ
    セッサエレメントの出力端子または入力端子と向き合う
    ように、前記集積回路装置を90度単位で回転させて配
    置し、集積回路装置間を配線することを特徴とするマル
    チプロセッサ装置を構成するための集積回路装置の接続
    方法。
  5. 【請求項5】 複数個の前記集積回路装置は、全て同じ
    マスクパターンを用いて製造されたものであることを特
    徴とする請求項4に記載のマルチプロセッサ装置を構成
    するための集積回路装置の接続方法。
  6. 【請求項6】 初段及び最終段に配置された前記集積回
    路装置において、隣接する集積回路装置が存在しない側
    の入力端子と出力端子を相互に接続することを特徴とす
    る請求項4に記載のマルチプロセッサ装置を構成するた
    めの集積回路装置の接続方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    のマルチプロセッサ装置を構成するための集積回路装置
    を、請求項4ないし6のいずれか1項に記載のマルチプ
    ロセッサ装置を構成するための集積回路装置の接続方法
    に従って、基板上に配置し接続したものであることを特
    徴とするマルチチップモジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010079912A (ja) * 1997-10-10 2010-04-08 Altera Corp プロセッサアレイ及びその形成方法
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