JP2018097716A - 電子回路装置 - Google Patents

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昭一 宮原
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Abstract

【課題】システムの大きさに柔軟に対応可能な電子回路装置を提供する。【解決手段】電子回路装置は、コア、前記コアに接続されたルータ、前記ルータに接続された第1配線、及び、前記ルータに接続されていない第2配線、を有する複数の半導体チップと、前記複数の半導体チップを挟むようにして配置された一対の基板と、を備え、前記一対の基板は、前記一対の基板に隣接して配置された前記半導体チップの前記第1配線と前記第2配線とを接続する第3配線を有し、前記第1配線、前記第2配線及び前記第3配線によってネットワークが形成されている。【選択図】図2A

Description

本発明は、電子回路装置に関する。
近年の高性能プロセッサにおける多コア化に伴い、サーバ用プロセッサ、High Performance Computing(HPC)用プロセッサ等においては、Network-on-Chip(NoC)やMulti-Processor System on Chip(MPSoC)と呼ばれる技術が使用されている。NoC
では、1チップ内部の複数のコア(コア回路とも称する)がルータを介して相互に接続され、複数のコアによってリング状、メッシュ状及びトーラス状等のネットワークトポロジーが形成されている。NoCでは、ルータが使用されているため、バス接続(バス型トポロジー)に比べてルータを使用する際にオーバーヘッドが発生するが、複数のコアによって並列計算する場合、トータルの性能が高くなる。
特開2014−186509号公報 特開2007−249744号公報 特開平7−13957号公報
システムに搭載されるチップにおいて、1チップ内部に複数のコアを設けた大面積チップの設計を行う場合、以下の問題が生じる。
(1)市場のニーズに合わせて大きなシステム又は小さなシステムに変更するには、チップの再設計が必要となる。
(2)大面積チップは、小面積チップに比べて歩留りが低い。
(3)チップの面積が大きくなるほど、NGチップ(不良品チップ)におけるSi(シリコン)基板の面積的な損失が大きい。
本発明は、システムの大小に柔軟に対応可能な電子回路装置を提供することを目的とする。
1つの態様では、電子回路装置は、コア、前記コアに接続されたルータ、前記ルータに接続された第1配線、及び、前記ルータに接続されていない第2配線、を有する複数の半導体チップと、前記複数の半導体チップを挟むようにして配置された一対の基板と、を備え、前記一対の基板は、前記一対の基板に隣接して配置された前記半導体チップの前記第1配線と前記第2配線とを接続する第3配線を有し、前記第1配線、前記第2配線及び前記第3配線によってネットワークが形成されている。
1つの側面として、システムの大小に柔軟に対応可能な電子回路装置を提供することができる。
図1は、第1実施形態に係る半導体チップの平面図である。 図2Aは、第1実施形態に係る電子回路装置の平面図である。 図2Bは、複数の半導体チップの平面図である。 図3Aは、インターポーザの平面図である。 図3Bは、インターポーザの平面図である。 図4Aは、第1実施形態に係る電子回路装置の平面図である。 図4Bは、第1実施形態に係る電子回路装置の平面図である。 図5は、第2実施形態に係る半導体チップの平面図である。 図6は、第2実施形態に係る半導体チップの断面図である。 図7は、第2実施形態に係る電子回路装置の構成図である。 図8は、第2実施形態に係る電子回路装置の構成図である。 図9は、電子回路装置の最上層及び最下層に配置されるインターポーザの構成図である。 図10は、第3実施形態に係る半導体チップの構成図である。 図11は、入出力回路によるデータの入出力の説明図である。 図12は、入出力回路によるデータの入出力の説明図である。 図13は、各半導体チップにID番号を割り当てた場合の説明図である。 図14は、配線選択の説明図である。 図15Aは、電子回路装置における複数の半導体チップの配置例を示す図である。 図15Bは、複数の半導体チップの平面図である。 図16Aは、電子回路装置における複数の半導体チップの配置例を示す図である。 図16Bは、複数の半導体チップの平面図である。
以下、図面を参照して、実施形態を詳細に説明する。以下の各実施形態の構成は例示であり、本発明は、各実施形態の構成に限定されない。
〈第1実施形態〉
第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る半導体チップ1の平面図である。半導体チップ1は、半導体基板11と、コア12及びルータ13を有する回路部14と、複数の配線15と、複数の配線16と、複数の配線17と、複数の配線18とを備える。配線15、16は、ルータ13に接続されている。配線15、16は、第1配線の一例である。配線17、18は、ルータ13に接続されていない。配線17、18は、第2配線の一例である。コア12、ルータ13、回路部14、配線15〜18は、半導体基板11に設けられている。コア12、ルータ13、回路部14、配線15〜18は、半導体基板11上に設けられていてもよいし、半導体基板11の内部に設けられていてもよい。半導体基板11は、例えば、Si基板である。半導体基板11は、例えば、平面視で4つの辺を有する四角形であるが、図1に示す半導体基板11の形状に限定されず、半導体基板11は、他の形状であってもよい。コア12は、例えば、演算処理回路、プロセッサとも呼ばれるCentral Processing Unit(CPU)又はメモリ等である。また、コア1
2は、例えば、CPUとメモリとが一体化された回路であってもよい。ルータ13は、コア12と通信可能であり、コア12との間でデータの受け渡しを行う。
配線15〜18は、半導体基板11の平面方向に向かって延伸している。図1に示す半導体チップ1の構成例では、配線15が延伸している方向と配線16が延伸している方向とが異なり、配線17が延伸している方向と配線18が延伸している方向とが異なっている。図1に示す半導体チップ1の構成例では、配線15が延伸している方向と配線17が延伸している方向とが同じであり、配線16が延伸している方向と配線18が延伸している方向とが同じである。配線15と配線18とが交差してもよい。配線16と配線17とが交差してもよい。
半導体基板11の4辺のうちの対向する2辺の一方から他方まで配線15、17が延在している。すなわち、半導体基板11の4辺のうちの対向する2辺の一方に、配線15の一端及び配線17の一端が繋がり、半導体基板11の4辺のうちの対向する2辺の他方に、配線15の他端及び配線17の他端が繋がっている。半導体基板11の4辺のうちの対向する2辺の一方から他方まで配線16、18が延在している。すなわち、半導体基板11の4辺のうちの対向する2辺の一方に、配線16の一端及び配線18の一端が繋がり、半導体基板11の4辺のうちの対向する2辺の他方に、配線16の他端及び配線18の他端が繋がっている。配線15の両端及び配線17の両端が繋がっている半導体基板11の2辺と、配線16の両端及び配線18の両端が繋がっている半導体基板11の2辺とが異なっている。
図2Aは、第1実施形態に係る電子回路装置10の平面図である。電子回路装置10は、複数の半導体チップ1と、複数のインターポーザ2とを備える。複数の半導体チップ1は、連続して並んで配置されている。図2Aに示す電子回路装置10の構成例では、複数の半導体チップ1が3×3の2次元アレイ状に配置されている。一対のインターポーザ2が、複数の半導体チップ1を挟むようにして配置され、複数の一対のインターポーザ2が、複数の半導体チップ1を囲むようにして配置されている。
図2Bは、半導体チップ1A及び1Bの平面図である。図2Bに示すように、半導体チップ1Aと半導体チップ1Bとが隣接して配置されている。半導体チップ1Aは、第1半導体チップの一例である。半導体チップ1Bは、第2半導体チップの一例である。半導体チップ1A、1Bの各ルータ13に配線15A、15B、16A及び16Bが接続されている。配線15A、15B、16A、16Bは、第1配線の一例である。半導体チップ1Aの配線16Bと半導体チップ1Bの配線16Aとが接続され、半導体チップ1Aの配線18と半導体チップ1Bの配線18とが接続されている。
図3A及び図3Bは、インターポーザ2の平面図である。インターポーザ2は、基板21と、基板21に設けられた複数の折り返し配線22とを備える。折り返し配線22は、第3配線の一例である。基板21は、例えば、Si基板、樹脂基板又はガラス基板であってもよい。基板21は、例えば、平面視で4つの辺を有する四角形であるが、図3A及び図3Bに示す基板21の形状に限定されず、基板21は、他の形状であってもよい。折り返し配線22の両端が、基板21の4辺のうちの1辺に繋がっている。図3Aに示すように、複数の折り返し配線22を1つのグループとして、1つのグループの折り返し配線22を1つの基板21に配置してもよい。また、図3Bに示すように、複数の折り返し配線22を複数のグループとして、複数のグループの折り返し配線22を1つの基板21に配置してもよい。
図2Aに示すように、インターポーザ2が、電子回路装置10の端部に配置された半導体チップ1に隣接している。一部の折り返し配線22が、配線15と配線17とを接続し、他の一部の折り返し配線22が、配線16と配線18とを接続している。インターポーザ2に隣接して配置された半導体チップ1の配線15と配線17とを、そのインターポーザ2に設けられた折り返し配線22が接続している。インターポーザ2に隣接して配置された半導体チップ1の配線16と配線18とを、そのインターポーザ2に設けられた折り返し配線22が接続している。
隣り合って配置されたルータ13同士が配線15(又は配線16)を介して接続され、電子回路装置10の両端に配置されたルータ13同士が配線17(又は配線18)及び折り返し配線22を介して接続されている。このように、電子回路装置10は、配線15〜18及び折り返し配線22によってネットワークが形成されている。第1実施形態に係る
電子回路装置10のネットワークトポロジーは、2次元トーラスである。例えば、図2Aに示すように、電子回路装置10のネットワークトポロジーは、3×3チップの2次元トーラスであってもよい。また、図2Aに示すネットワークトポロジーの例に限らず、図4Aに示すように、電子回路装置10のネットワークトポロジーは、1×3チップの2次元トーラスであってもよいし、図4Bに示すように、電子回路装置10のネットワークトポロジーは、3×1チップの2次元トーラスであってもよい。図4A及び図4Bは、第1実施形態に係る電子回路装置10の平面図である。
〈第2実施形態〉
第2実施形態について説明する。第1実施形態と同一の構成要素については、第1実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。第2実施形態に係る電子回路装置10のネットワークトポロジーは、3次元トーラスである。図5は、第2実施形態に係る半導体チップ1の平面図である。半導体チップ1は、半導体基板11と、コア12及びルータ13を有する回路部14と、複数の配線15と、複数の配線16と、複数の配線17と、複数の配線18と、複数の貫通配線41と、複数の貫通配線42とを備える。配線15、16及び貫通配線41は、ルータ13に接続されている。配線17、18及び貫通配線42は、ルータ13に接続されていない。
図6は、第2実施形態に係る半導体チップ1の断面図である。貫通配線41、42は、半導体基板11の厚み方向に向かって延伸している。貫通配線41は、マイクロバンプ43及びThrough Silicon Via(TSV)44を有する。マイクロバンプ43は、ルータ1
3に接続されている。複数の半導体チップ1が積層された場合、マイクロバンプ43は、上層の半導体チップ1に接続される。TSV44は、ルータ13に接続されている。複数の複数の半導体チップ1が積層された場合、TSV44は、下層の半導体チップ1に接続される。貫通配線42は、マイクロバンプ45及びTSV46を有する。複数の半導体チップ1が積層された場合、マイクロバンプ45は、上層の半導体チップ1に接続される。複数の半導体チップ1が積層された場合、TSV46は、上層の半導体チップ1に接続される。
図7は、第2実施形態に係る電子回路装置10の構成図であって、電子回路装置10の1層分に含まれる複数の半導体チップ1及び複数のインターポーザ2が示されている。図8は、第2実施形態に係る電子回路装置10の構成図であって、複数の半導体チップ1が積層され、複数のインターポーザ2が積層されていることが図示されている。図8に示す電子回路装置10の構成例では、複数の半導体チップ1が3×3×3の3次元アレイ状に配置されている。インターポーザ2は、第1実施形態と同様である。平面視で同じ位置に設けられている上層の半導体チップ1のTSV44と下層の半導体チップ1のマイクロバンプ43とが接続される。また、平面視で同じ位置に設けられている上層の半導体チップ1のTSV46と、下層の半導体チップ1のマイクロバンプ45とが接続される。
図9は、電子回路装置10の最上層及び最下層に配置されるインターポーザ3の構成図である。インターポーザ3は、基板31と、基板31に設けられた複数の折り返し配線32とを備える。基板31は、例えば、Si基板、樹脂基板又はガラス基板であってもよい。基板31は、例えば、平面視で4つの辺を有する四角形であるが、図9に示す基板31の形状に限定されず、基板31は、他の形状であってもよい。折り返し配線32の両端にはパッドが設けられている。電子回路装置10の最上層に配置されるインターポーザ3については、折り返し配線32の一端が半導体チップ1のマイクロバンプ43に接続され、折り返し配線32の他端が半導体チップ1のマイクロバンプ45に接続される。電子回路装置10の最下層に配置されるインターポーザ3については、折り返し配線32の一端が半導体チップ1のTSV44に接続され、折り返し配線32の他端が半導体チップ1のTSV46に接続される。また、電子回路装置10の最下層に配置されるインターポーザ3
には、電子回路装置10の外部の別回路へ接続するためのInput Output(IO)部や制御部等が設けられてもよい。
図8に示す電子回路装置10の構成例では、半導体チップ1の平面方向に複数の半導体チップ1が配置され、複数の半導体チップ1が積層されている例を示している。図8に示す電子回路装置10の構成例に限らず、半導体チップ1の平面方向に1つの半導体チップ1が配置され、複数の半導体チップ1が積層されてもよい。この場合、半導体チップ1の平面方向にインターポーザ2が配置されず、電子回路装置10の最上層及び最下層にインターポーザ3が配置される。また、半導体チップ1には、配線15〜17を設けず、貫通配線41、42を設ける。
〈第3実施形態〉
第3実施形態について説明する。第1実施形態と同一の構成要素については、第1実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。トーラスをネットワークトポロジーとして採用する場合、しばしばルータ間の配線長を等しくしたいという要請がある。配線長に極端な不均一があると、長い配線の場所で大きなデータ転送遅延が発生して、トータルのパフォーマンスが低下する場合がある。各ルータ13の間の配線長を等しくすることにより、データ転送遅延の発生を抑制することができる。
図10は、第3実施形態に係る半導体チップ1の構成図である。第1実施形態に係る半導体チップ1と比較して、第3実施形態に係る半導体チップ1は、半導体チップ1の4辺に其々2つの入出力回路51を有する。半導体チップ1の其々の辺に設けられた入出力回路51は、外部から入力されたデータを、半導体チップ1の対向する辺に設けられた入出力回路51に渡す。半導体チップ1の対向する辺に設けられた入出力回路51がデータを受け取り、受け取ったデータを外部に出力する。入出力回路51は、外部からデータが入力される入力回路と、データを外部に出力する出力回路とに分離されていてもよい。また、入出力回路51は、入力回路及び出力回路を有していてもよい。入出力回路51は、入力部の一例である。
図11は、入出力回路51によるデータの入出力の説明図である。インターポーザ2に隣接して配置された半導体チップ1の入出力回路51に、インターポーザ2からデータが入力される。例えば、図11のX1方向からX2方向に向かって、インターポーザ2から半導体チップ1の入出力回路51にデータが入力され、図11のY1方向からY2方向に向かって、インターポーザ2から半導体チップ1の入出力回路51にデータが入力される。インターポーザ2には、半導体チップ1にデータを入力する入力配線(入力端子)が設けられている。インターポーザ2の入力配線は、半導体チップ1の入出力回路51に接続される。インターポーザ2の入力配線に電源又はグランド(GND)を接続することにより、インターポーザ2から半導体チップ1の入出力回路51にデータが入力される。
半導体チップ1の4辺に其々2つの入出力回路51を有するため、半導体チップ1が平面視で90°毎に回転して配置され、半導体チップ1がいずれの方向を向いていても、入出力回路51がデータを受け取り、入出力回路51がデータを出力することができる。半導体チップ1がいずれの方向を向いていても、半導体チップ1は、他の半導体チップ1にデータを送ることができる。
図12は、入出力回路51によるデータの入出力の説明図である。図12のX1方向からX2方向に向かって、入出力回路51AにRowデータ“11”が入力され、入出力回路51FからRowデータ“11”が出力される。図12のY1方向からY2方向に向かって、入出力回路51DにColumnデータ“01”が入力され、入出力回路51GからColumnデータ“01”が出力される。データが入力されていない入出力回路51
B、51Cと、データが出力されていない入出力回路51E、51HがOPENになっている。半導体チップ1は、入力されたデータを半導体基板11に設けられている記憶回路(図示せず)に記憶する。半導体チップ1は、入力されたデータをコア12に記憶してもよい。図12に示す例では、半導体チップ1は、Rowデータ“11”及びColumnデータ“01”を記憶回路又はコア12に記憶する。半導体チップ1は、データが入力された方向の反対方向に向かって、入力されたデータを出力する。
半導体チップ1は、記憶回路又はコア12に記憶されたRowデータ“11”及びColumnデータ“01”を半導体チップ1のID番号として管理する。複数の半導体チップ1を2次元的に配置する場合、2次元のID番号を各半導体チップ1に割り当てることで、電子回路装置10内のどの半導体チップ1にデータを送るのか、特定の計算や処理をどの半導体チップ1で行うのかを指示しやすくなる。図13は、各半導体チップ1にID番号を割り当てた場合の説明図である。図13の括弧内の番号が各半導体チップ1に割り当てられたID番号である。図13に示すように、各半導体チップ1に一意のID番号が割り当てられている。各半導体チップ1がID番号を有することで、各半導体チップ1が、電子回路装置10の何行目(RoW)及び何列目(Column)に配置されているかを特定することができる。
例えば、電子回路装置10の電源投入時にインターポーザ2から半導体チップ1にRowデータ及びColumnデータが入力される。半導体チップ1は、複数の入出力回路51のうちの何れに対してColumnデータが入力されたかを判定する。図12に示す例では、半導体チップ1は、入出力回路51A〜51Hのうちの何れかに対してColumnデータが入力されたかを判定する。この場合、半導体チップ1は、Columnデータが入力される対象である入出力回路51B、51D、51F、51Hの何れかに対してColumnデータが入力されたかを判定する。入出力回路51A、51C、51E、51GにはRowデータが入力されるため、半導体チップ1は、入出力回路51A、51C、51E、51Gについては判定の対象から除外する。半導体基板11に設けられている判定回路(図示せず)が、Columnデータの入力の判定を行ってもよいし、コア12がColumnデータの入力の判定を行ってもよい。判定回路又はコア12は、判定部の一例である。
複数の半導体チップ1の入出力回路51に対して同じ方向からColumnデータが入力される。各半導体チップ1は、Columnデータが入力された入出力回路51が配置されている方向を基準の方向(例えば、北方向)として、基準の方向をルータ13に設定する。これにより、半導体チップ1は、所定の方向(例えば、東西南北の何れかの方向)に配置された配線15、16の何れかを用いて、他の半導体チップ1にデータを正常に送信することができる。すなわち、半導体チップ1は、複数の入出力回路51のうちの何れに対してColumnデータが入力されたかを判定する。半導体チップ1は、ルータ13に接続された複数の配線15及び複数の配線16のうちの何れを用いてデータを送信するかについて、判定結果に基づいて複数の配線15及び複数の配線16のうちから選択する。半導体基板11に設けられている選択回路(図示せず)が、データ送信に用いられる配線15、16の選択を行ってもよいし、コア12がデータ送信に用いられる配線15、16の選択を行ってもよい。ルータ13は、選択された配線15、16を用いて、他の半導体チップ1にデータを送信する。選択回路又はコア12は、選択部の一例である。
図14は、配線選択の説明図である。例えば、図14に示すように、半導体チップ1は、複数の入出力回路51A〜51Hのうちの何れに対してColumnデータが入力されたかを判定する。半導体チップ1は、ルータ13から出力されるデータを複数の配線15A、15B及び複数の配線16A、16Bのうちの何れを用いて送信するかについて、判定結果に基づいて複数の配線15A、15B及び複数の配線16A、16Bのうちから選
択する。
図15Aは、電子回路装置10における複数の半導体チップ1の配置例を示す図である。複数の半導体チップ1は、平面視で90°毎に回転させて配置することが可能である。図15Aに示す配置例では、4つの半導体チップ1を1つのグループとして、4つのグループが配置されている。したがって、複数の半導体チップ1が4×4の2次元アレイ状に配置されている。1つのグループに含まれる4つの半導体チップ1が、平面視で其々異なる方向を向いて配置されている。
図15Bは、半導体チップ1C〜1Fの平面図である。図15Bに示す半導体チップ1C〜1Fは、図15Aに示す複数の半導体チップ1のうちの4つである。半導体チップ1C〜1Fが隣接して配置されている。半導体チップ1Cは、第1半導体チップの一例である。半導体チップ1Dは、第2半導体チップの一例である。半導体チップ1C〜1Fの各ルータ13に配線15A、15B、16A及び16Bが接続されている。半導体チップ1Cの配線16Bと半導体チップ1Dの配線17とが接続され、半導体チップ1Cの配線18と半導体チップ1Dの配線15Aとが接続されている。
図15Aに示すように、1つのグループに含まれる4つの半導体チップ1が平面視で其々異なる方向を向くように配置することで、配線15〜18を介して接続された2つのルータ13間の配線長Lを等しくすることができる。例えば、ルータ13Aとルータ13Eとの間の配線長Lとルータ13Cとルータ13Fとの間の配線長Lとが等しい。ルータ13Aとルータ13Eとの間の配線長Lは、第1配線長の一例である。ルータ13Cとルータ13Fとの間の配線長Lは、第2配線長の一例である。また、インターポーザ2の折り返し配線22の長さを調整することにより、配線15〜18及び折り返し配線22を介して接続された2つのルータ間の配線長と、配線15〜18を介して接続された2つのルータ13間の配線長Lとが等しくなるようにしてもよい。第3実施形態によれば、各ルータ13の間の配線長を等しくすることにより、データ転送遅延の発生を抑制することができる。
〈第4実施形態〉
第4実施形態について説明する。第1実施形態と同一の構成要素については、第1実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。図16Aは、電子回路装置10における複数の半導体チップ1の配置例を示す図である。図16Aに示す配置例では、複数の半導体チップ1の向いている方向に規則性がない。例えば、ルータ13Gとルータ13Hとの間の配線長L1と、ルータ13Iとルータ13Jとの間の配線長L2とが等しい。ルータ13Gとルータ13Hとの間の配線長L1は、第1配線長の一例である。ルータ13Iとルータ13Jとの間の配線長L2は、第2配線長の一例である。また、例えば、ルータ13Aとルータ13Eとの間の配線長L3と、ルータ13Cとルータ13Fとの間の配線長L4とが異なる。ルータ13Aとルータ13Eとの間の配線長L3は、第3配線長の一例である。ルータ13Cとルータ13Fとの間の配線長L4は、第4配線長の一例である。
図16Bは、半導体チップ1G〜1Jの平面図である。図16Bに示す半導体チップ1G〜1Jは、図16Aに示す複数の半導体チップ1のうちの4つである。半導体チップ1G〜1Jが隣接して配置されている。半導体チップ1Gは、第1半導体チップの一例である。半導体チップ1Hは、第2半導体チップの一例である。半導体チップ1Iは、第3半導体チップの一例である。半導体チップ1Jは、第4半導体チップの一例である。半導体チップ1G〜1Jの各ルータ13に配線15A、15B、16A及び16Bが接続されている。半導体チップ1Gの配線15Bと半導体チップ1Hの配線16Bとが接続され、半導体チップ1Gの配線17と半導体チップ1Hの配線18とが接続されている。半導体チップ1Iの配線16Bと半導体チップ1Jの配線17とが接続され、半導体チップ1Iの
配線18と半導体チップ1Jの配線15Aとが接続されている。
最長配線設計を越えない範囲で、配線15〜18を介して接続された2つのルータ13間の配線長にバラツキを発生させることで、データ転送時間にバラツキを発生させることができる。2つのルータ13間の配線長が全て等しい場合、データの転送時間が最小転送時間のN倍になる。データの衝突が起こった場合、データの再衝突を避けるため、ランダムな待ち時間の後にデータを再送信する。しかし、データ転送時間にバラツキを発生させることで、データの衝突が発生した直後にデータを再送信しても、データの再衝突が発生する可能性を減らすことができる。第4実施形態によれば、配線15〜18を介して接続された2つのルータ13間の配線長にバラツキを発生させることで、データの再送信の際におけるデータの再衝突の発生を抑制することができる。
各実施形態によれば、システムの大小に応じて電子回路装置10が備える半導体チップ1の数を変更することにより、システムの大小に柔軟に対応することができる。各実施形態に係る電子回路装置10では、複数の半導体チップ1を挟むようにして一対のインターポーザ2を配置し、ルータ13に接続された複数の配線15、16のうちの何れか一つと、ルータ13に接続されていない複数の配線17、18のうちの何れか一つとを折り返し配線22を介して接続する。一対のインターポーザ2の間に配置された複数の半導体チップ1の数を、システムの大小に応じて変更することにより、自由度の高いトーラスネットワークシステムを形成することができる。また、一つの半導体チップ1に対して一つのコア12及び一つのルータ13を設けているので、半導体チップ1のサイズを小さく設計することができる。そのため、設計工程の短縮化及びチップ歩留まりの向上を図ることができる共に、NGチップが発生した場合のSi基板の面積的な損失を減少することができる。なお、各実施形態は、可能な限り組み合わせて実施することができる。
1 半導体チップ
2、3 インターポーザ
10 電子回路装置
11 半導体基板
12 コア
13 ルータ
14 回路部
15、16、17、18 配線
21、31 基板
22、32 折り返し配線
41、42 貫通配線
43、45 マイクロバンプ
44、46 TSV

Claims (9)

  1. コア、前記コアに接続されたルータ、前記ルータに接続された第1配線、及び、前記ルータに接続されていない第2配線、を有する複数の半導体チップと、
    前記複数の半導体チップを挟むようにして配置された一対の基板と、
    を備え、
    前記一対の基板は、前記一対の基板に隣接して配置された前記半導体チップの前記第1配線と前記第2配線とを接続する第3配線を有し、
    前記第1配線、前記第2配線及び前記第3配線によってネットワークが形成されていることを特徴とする電子回路装置。
  2. 前記複数の半導体チップは、隣接して配置された第1半導体チップ及び第2半導体チップを含み、
    前記第1半導体チップの前記第1配線と前記第2半導体チップの前記第1配線とが接続され、
    前記第1半導体チップの前記第2配線と前記第2半導体チップの前記第2配線とが接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電子回路装置。
  3. 前記複数の半導体チップは、隣接して配置された第3半導体チップ及び第4半導体チップを含み、
    前記第3半導体チップの前記第1配線と前記第4半導体チップの前記第2配線とが接続され、
    前記第3半導体チップの前記第2配線と前記第4半導体チップの前記第1配線とが接続されていることを特徴とする請求項2に記載の電子回路装置。
  4. 前記複数の半導体チップは、隣接して配置された第1半導体チップ及び第2半導体チップを含み、
    前記第1半導体チップの前記第1配線と前記第2半導体チップの前記第2配線とが接続され、
    前記第1半導体チップの前記第2配線と前記第2半導体チップの前記第1配線とが接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電子回路装置。
  5. 前記複数の半導体チップは、前記第1配線を複数有し、
    前記複数の半導体チップは、
    データが入力される複数の入力部と、
    前記複数の入力部のうちの何れに対してデータが入力されたかを判定する判定部と、
    前記ルータから出力されるデータを前記複数の第1配線のうちの何れを用いて送信するかについて、前記判定部による判定結果に基づいて前記複数の第1配線のうちから選択する選択部と、
    を有することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の電子回路装置。
  6. 前記複数の半導体チップは、平面視で90°毎に回転させて配置可能であり、
    前記ルータ間の配線長は、第1配線長及び第2配線長を含み、
    前記第1配線長と前記第2配線長とが等しいことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の電子回路装置。
  7. 前記複数の半導体チップは、平面視で90°毎に回転させて配置可能であり、
    前記ルータ間の配線長は、第3配線長及び第4配線長を含み、
    前記第3配線長と前記第4配線長とが異なることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の電子回路装置。
  8. 前記複数の半導体チップが2次元アレイ状に配置され、
    前記一対の基板が複数配置されていることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の電子回路装置。
  9. 前記複数の半導体チップが3次元アレイ状に配置され、
    前記一対の基板が複数配置されていることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の電子回路装置。
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