JPH10113950A - 射出成形用金型装置 - Google Patents

射出成形用金型装置

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JPH10113950A
JPH10113950A JP28588996A JP28588996A JPH10113950A JP H10113950 A JPH10113950 A JP H10113950A JP 28588996 A JP28588996 A JP 28588996A JP 28588996 A JP28588996 A JP 28588996A JP H10113950 A JPH10113950 A JP H10113950A
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JP
Japan
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sprue
runner
fixed
mold
stripper plate
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Application number
JP28588996A
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English (en)
Inventor
Setsuo Baba
節雄 馬場
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NEC Platforms Ltd
Original Assignee
Nitsuko Corp
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Publication date
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Publication of JPH10113950A publication Critical patent/JPH10113950A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形後の型開き時に、スプルーランナbの円
滑な取り出しを可能にして成形を効率化すること、スプ
ルーランナbの取り出し時に、削屑を発生させないよう
にすること。 【解決手段】 ランナストリッパプレート3におけるス
プルーブッシュ嵌合孔の内周隅角縁にラッパ状滑択面1
1を形成し、スプルーランナbの離脱時に削屑の発生を
防止し、またランナストリッパプレート3におけるスプ
ルーブッシュ嵌合孔にスプルーランナbの遊動阻止用保
持部13を形成し、保持部13による拘束作用により型
開きに伴うスプルーランナbを所定位置に安定的に保持
するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形用金型装
置に関するものであり、詳しくは金型におけるランナス
トリッパプレート,スプルーブッシュの構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形用金型装置としては、例
えば図4または図5のように、竪型射出成形機の場合、
パーティング面において接離する固定側部分Aと可動側
部分Bとから構成され、固定側部分Aはスプルーブッシ
ュ1を固定した固定側取付板2と、固定側取付板2に適
度に離反可能でかつスプルーブッシュ1の先端に嵌脱可
能なランナストリッパプレート3と、ランナストリッパ
プレート3に接離可能な固定側型板4とを上方から順次
配設し、また可動側部分Bは可動側型板5と、スペーサ
ブロック6,エジェクタ機構7と、可動側取付板8を上
方から順次に配設し、図5のような型締め状態のもと
に、固定側取付板2と可動側型板5との型面により形成
されるキャビティに射出ユニットにおけるノズル9から
溶融状態のプラスチックを充填するようにし、その後、
図6のように固定側型板4および可動側部分Bを降下す
ると共に、固定側型板4から可動側型板5を離脱して型
開きするようにし、かつその後にエジェクタ機構7によ
り成形品aを突き出すほか、図5のようにスプルーラン
ナbをロボットアーム等の自動取出機10により強制的
に側方へ取り出すようにしている。
【0003】また、従来の射出成形金型装置において
は、ランナストリッパプレート3におけるスプルーブッ
シュ嵌合孔の内周隅角縁には、断面が直角または鋭角な
稜角部が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】成形後に金型からスプ
ルーランナbを取り外す手段として、上記従来技術のよ
うに、成形後の型開き完了時に、ランナストリッパプレ
ート3に付着しているスプルーランナbを機械により自
動的に取り出す以外に、作業者が手作業により取り外す
方法、あるいは自然落下させる方法があるが、手作業に
より取り外す方法は非能率的であるばかりでなく危険性
が高く、自然落下させる方法は落下が不確実な場合があ
る等の不利があり、いずれの場合においても、ランナス
トリッパプレート3からスプルーランナbを取り出す過
程に、スプルーランナbにおけるスプールの表部がラン
ナストリッパプレート3における稜角部に摺過して削屑
が発生し易く、図6のように自動取出機10により取り
出す場合には、特にその傾向が著しく、従って発生した
削屑は、次回の型締め時において金型の構成部材間に挟
み込まれて金型の対接面を汚損もしくは損傷し、あるい
は次回の射出時にコールドスラッグとしてキャビティに
巻き込まれて成形品の外観不良の原因となる等の重大欠
陥がある。
【0005】また、上記従来の成形用金型装置において
は、成形後の型開き完了時に、金型の振動,型開き時の
慣性,射出ユニットのノズルから受ける圧力等が原因
で、スプルーランナbがランナストリッパプレート3か
ら中途半端に外れ、あるいは旋回し易い関係上、スプル
ーランナbの位置が一定せず、従ってロボット等の自動
取出機10によりスプルーランナbを取り出すことが著
しく困難であるほか、取り出しが不完全な状態で次回の
型締めを強行すると、金型が破損するばかりでなく、長
時間にわたり運転を停止して整備作業をしなければなら
ず、しかもこのような事故が夜間の無人運転中において
発生した場合には、運転再開が遅れて生産計画に著しい
支障が生じる。
【0006】そこで本発明の目的は、成形後の型開き完
了時に、ランナストリッパプレート3に対してスプルー
ランナbが変位しない状態に保持し、スプルーランナb
を支障なく取り出すことができるようにすることにあ
り、また、ランナストリッパプレート3からスプルーラ
ンナbを取り出す過程において生じ易いスプールの擦過
傷による削屑の発生を防止し、スプルーランナbを支障
なく取り出すことができるようにすることにあり、要す
るに、円滑な取り出し作業のもとに成形を効率化し、か
つ成形品の歩留まりを向上することができる金型装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、ランナストリッパプレート3におけるスプ
ルーブッシュ嵌合孔の内周隅角縁に丸味を付与してラッ
パ状滑択面を形成し、これによりランナストリッパプレ
ート3からスプルーランナbを離脱させる過程におい
て、スプルーがランナストリッパプレート3の内周隅角
縁に摺擦した場合でも、ランナストリッパプレート3の
ラッパ状滑択面においてスプルーを滑動させて削屑の発
生を防止するようにし、かつ上記ランナストリッパプレ
ート3におけるラッパ状滑択面の内方に、微細な凹凸面
もしくは僅かなアンダカツトによるの遊動阻止用の保持
部を形成し、この保持部による拘束作用により型開きに
伴うスプルーランナbの遊動あるいは落下を防止し、ラ
ンナストリッパプレート3における所定位置に安定的か
つ一時的に保持されるようにする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態について詳細に説明する。
【0009】図1および図3は、それぞれ本発明を適用
した竪型射出成形機の金型装置を例示する射出直後およ
び型開き状態の要部の縦断側面図であって、パーティン
グ面において接離する固定側部分Aと可動側部分Bとか
ら構成され、固定側部分Aはスプルーブッシュ1を固定
した固定側取付板2と、固定側取付板2に適度に離反可
能でかつスプルーブッシュ1の先端に嵌脱可能なランナ
ストリッパプレート3と、ランナストリッパプレート3
に接離可能な固定側型板4とを上方から順次配設し、ま
た、可動側部分Bは可動側型板5と、スペーサブロック
6,エジェクタ機構7と、可動側取付板8を上方から順
次配設し、図1のような型締め状態のもとに、固定側取
付板2と可動側型板5との型面により形成されるキャビ
ティに、射出ユニットにおけるノズル9から溶融状態の
プラスチックを充填した後、型開きしてエジェクタ機構
7により成形品aを突き出すほか、図3のようにスプル
ーランナbをロボットアーム等の自動取出機10により
強制的に側方へ取り出すようにしたことにおいては、上
記従来の金型装置におけると性質的に異なるところはな
い。
【0010】上記金型装置に対する本発明の特殊構成と
しては、前記ランナストリッパプレート3におけるスプ
ルーブッシュ嵌合孔の内周隅角縁に丸味を付与してラッ
パ状滑択面11を形成すると共に、ラッパ状滑択面11
に対応するスプルーブッシュ1における先端外周縁に環
状段部12を形成し、かつ上記ラッパ状滑択面11に隣
接する内方(上方)に微細な凹凸面もしくは僅かなアン
ダカットによる遊動阻止用の保持部13を形成し、スプ
ルーランナbにおけるランナの基部に環状の被捕捉突起
cが形成されるようにする。
【0011】上記構成により、型開き状態において被捕
捉突起cを保持部13の拘束作用により捕捉してスプル
ーランナbの遊動または落下を防止し、ランナストリッ
パプレート3における所定位置に安定的かつ一時的に保
持されるようにし、従ってスプルーランナbをロボット
アーム等の自動取出機10により容易かつ確実に取り出
すことができる。
【0012】また、ランナストリッパプレート3からス
プルーランナbを離脱させる過程において、スプルーが
内周隅角縁に摺擦しても、ランナストリッパプレート3
のラッパ状滑択面11においてスプルーは滑動して削屑
を発生させることはない。
【0013】遊動阻止用の保持部13の形成に当って
は、図4のように、スプルーブッシュ1の先端外周縁に
環状段部を形成することなく、ランナストリッパプレー
ト3における内周隅角縁に環状段部12を形成し、この
環状段部12の隅角縁にラッパ状滑択面11を設けると
共に、ラッパ状滑択面11に隣接する内方(上方)に微
細な凹凸もしくは僅かなアンダカット状の遊動阻止用の
保持部13を形成してもよいのである。
【0014】上記実施形態は、本発明を竪型射出成形機
に適用した場合であるが、本発明は横型射出成形機に適
用しても同様の作用効果が得られるのであり、その他、
前記スプルーブッシュ1の先端付近とランナストリッパ
プレート3との嵌合については、テーパ嵌合に限らずス
トレート嵌合でもよいこと当然である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果が得られる。
【0016】ランナストリッパプレート3におけるスプ
ルーブッシュ嵌合孔にスプルーランナbの遊動を阻止す
る保持部13を形成したから、これにより型開き状態に
おいてスプルーランナbを保持部13の拘束作用により
捕捉して遊動または落下を防止したまま、ランナストリ
ッパプレート3における所定位置に安定的に保持し、従
ってスプルーランナbをロボットアーム等の自動取出機
10により容易かつ確実に取り出すことができ、円滑な
取り出し作業のもとに成形を効率化することができる。
【0017】ランナストリッパプレート3におけるスプ
ルーブッシュ嵌合孔の内周隅角縁に丸味を付与してラッ
パ状滑択面11を設けたから、これによりランナストリ
ッパプレート3からスプルーランナbを取り出す過程に
おいて生じ易いスプールの擦過傷による削屑の発生を防
止してスプルーランナbを支障なく取り出すことがで
き、従って円滑な取り出し作業のもとに成形を効率化す
ると共に、成形品の歩留まりを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の金型装置を示す射出直後
の縦断側面図である。
【図2】図1の金型装置における要部を拡大して示す縦
断側面図である。
【図3】図1の金型装置におけるスプルーランナを取り
出す状態を示す縦断側面図である。
【図4】他の実施形態の要部を示す縦断側面図である。
【図5】従来の金型装置を例示する型締め状態の縦断面
図である。
【図6】図5の金型装置の型開き状態を示す要部の縦断
面図である。
【符号の説明】
1 スプルーブッシュ 2 固定側取付板 3 ランナストリッパプレート 4 固定側型板 11 ラッパ状滑択面 12 環状段部 13 保持部 b スプルーランナ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーティング面において接離する固定側
    部分と可動側部分とから構成され、固定側部分はスプル
    ーブッシュ(1)を固定した固定側取付板(2)と、固
    定側取付板(2)に適度に離反可能でかつスプルーブッ
    シュ(1)の先端に嵌脱可能なランナストリッパプレー
    ト(3)と、ランナストリッパプレート(3)に接離可
    能な固定側型板(4)とを順次配設した型式の射出成形
    用金型装置であって、ランナストリッパプレート(3)
    におけるスプルーブッシュ嵌合孔の内周隅角縁に丸味を
    付与してラッパ状滑択面(11)を形成したことを特徴
    とする射出成形用金型装置。
  2. 【請求項2】 パーティング面において接離する固定側
    部分と可動側部分とから構成され、固定側部分はスプル
    ーブッシュ(1)を固定した固定側取付板(2)と、固
    定側取付板(2)に適度に離反可能でかつスプルーブッ
    シュ(1)の先端に嵌脱可能なランナストリッパプレー
    ト(3)と、ランナストリッパプレート(3)に接離可
    能な固定側型板(4)とを順次配設した型式の射出成形
    用金型装置であって、ランナストリッパプレート(3)
    におけるスプルーブッシュ嵌合孔にスプルーランナ
    (b)の遊動を阻止する保持部(13)を形成したこと
    を特徴とする射出成形用金型装置。
  3. 【請求項3】 ランナストリッパプレート(3)におけ
    るスプルーブッシュ嵌合孔の内周隅角縁に丸味を付与し
    てラッパ状滑択面(11)を形成した請求項2に記載の
    射出成形用金型装置。
  4. 【請求項4】 微細な凹凸面もしくは僅かなアンダカッ
    トによる保持部(13)を採択した請求項2または請求
    項3に記載の射出成形用金型装置。
  5. 【請求項5】 ラッパ状滑択面(11)に隣接する内方
    に保持部(13)を形成すると共に、スプルーブッシュ
    (1)の先端外周縁に環状段部(12)を形成した請求
    項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の射出成形用
    金型装置。
JP28588996A 1996-10-09 1996-10-09 射出成形用金型装置 Pending JPH10113950A (ja)

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JP (1) JPH10113950A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102357998A (zh) * 2011-09-14 2012-02-22 凡嘉科技(无锡)有限公司 简易浇口套的定位结构
US11260568B2 (en) * 2018-05-01 2022-03-01 Kloeckner Desma Elastomertechnik Gmbh Cold runner block

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