JPH10113793A - 粉末成形装置及びその装置を用いたはす歯歯車の成形方法 - Google Patents

粉末成形装置及びその装置を用いたはす歯歯車の成形方法

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JPH10113793A
JPH10113793A JP21312197A JP21312197A JPH10113793A JP H10113793 A JPH10113793 A JP H10113793A JP 21312197 A JP21312197 A JP 21312197A JP 21312197 A JP21312197 A JP 21312197A JP H10113793 A JPH10113793 A JP H10113793A
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    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/02Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space

Abstract

(57)【要約】 【課題】 はす歯歯車用の粉末成形装置は、圧縮中のパ
ンチの撓みによって上、下パンチに形成したはす歯のリ
ードに位相ずれが生じると、上、下パンチのはす歯とダ
イ又はコアロッドに形成される成形用はす歯の噛み合い
部に無理な力が加わって金型が破損するので、この問題
を簡単かつコスト増の少ない方法で解決する。 【解決手段】 上パンチ1とダイ5を回転可能とする場
合に従来固定されていた下パンチ7も回転可能に支持
し、さらに、ダイ案内用の固定ガイド機構は、成形用は
す歯G1 と同一リードのガイド部20と、そのガイド部
20に係合するカムフォロワ21とで構成してこれ等を
ダイ5と本発明で新たに付加する固定部材22とに対応
して設けたものとなす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末圧縮によっ
て、はす歯歯車を成形する粉末成形装置と、その装置を
用いたはす歯歯車の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上、下パンチ、ダイ及びコアロッドを有
する粉末成形装置を用いてはす歯歯車を成形する場合、
ダイの中で粉末原料を圧縮する圧粉行程、圧粉後の成形
体をダイから押し出す型抜き行程において、はす歯の成
形にかかわる上、下パンチとこれにはす歯で噛み合って
軸方向に相対移動するダイ又はコアロッドを、はす歯の
リードに応じて相対回転させなければならない。
【0003】その相対回転のための手法として、下記の
方法が知られている。 (1) 成形用のはす歯(型面となるはす歯)を有するダイ
又はコアロッドを固定し、上、下パンチを回転させる。 (2) 成形用のはす歯を有するダイ又はコアロッドと上パ
ンチを回転させ、下パンチを固定する。
【0004】図1に、(1) の方法を採用した粉末成形装
置の概要を、図2、図3に(2) の方法を採用した粉末成
形装置の概要をそれぞれ示す。図1、図2は内歯はす歯
歯車用の成形装置であり、コアロッド9の外周に成形用
のはす歯G1 が形成され、さらに、上パンチ1、下パン
チ7の内周部にはす歯G1 と噛み合うはす歯G2 、G3
が各々形成されている。
【0005】また、図3は外歯はす歯歯車用の成形装置
であり、ダイ5の内周部に成形用のはす歯G1 が形成さ
れ、上パンチ1と下パンチ7の外周部にはす歯G1 と噛
み合うはす歯G2 、G3 が各々形成されている。
【0006】なお、図1ではコアロッド9がヨークプレ
ート10に固定され、ベースプレート8上の下パンチ7
がベアリング14を介して回転可能に支持されている。
また、図2では、下パンチ7がベースプレート8上に固
定され、ヨークプレート10上のコアロッド9がベアリ
ング14を介して回転可能に支持されている。図2の1
5は、はす歯G1 部の歯溝に係合したガイドピンであ
り、このガイドピン15に案内されてコアロッド9が昇
降時にはす歯G1 のリードに応じた回転を生じる。
【0007】図3では、下パンチ7が固定され、ダイ5
が回転可能に支持されている。ダイ5は、下パンチ7に
設けたガイド溝16(これははす歯G1 と同一リード)
にガイドピン15を係合させて下パンチ基準でリードの
位相を調整するようにしており、そのダイ5が昇降時に
ガイド溝16に案内されて回転する。
【0008】上パンチ1は、各装置とも、はす歯G2
はす歯G1 に正しく噛み合わせるために回転可能に支持
している。この上パンチ1にも、はす歯G1 と同一リー
ドのガイド溝18を設けてあり、そのガイド溝18に係
合したガイドピン17に案内されて上パンチ1が降下中
に定められた位置、即ち、途中まではアッパープレート
2と共に降下するガイドプレート4がガイドストッパ1
3によって移動規制を受ける位置から回転し始め、はす
歯G1 と噛み合ってダイ5の内に押し込まれる。
【0009】その押し込みにより、上パンチ1、ダイ
5、下パンチ7、コアロッド9の4者間に形成されるキ
ャビティ内の粉末原料Mが圧縮されて成形体Aが出来
る。そして、その成形体Aが、ダイ5とコアロッド9の
圧縮完了点からの強制引き下げ(ダイ5とコアロッド9
の強制引き下げを行う前の降下は自然に起こる)によ
り、ダイ5から押し出される。
【0010】なお、前述の(2) の方法を採用した装置の
中には、上、下パンチの圧縮中の弾性歪みに対応したも
の(特開平7−150204号)もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述の(1) の方法を採
用した装置(例えば図1)は、成形体Aを回転させなが
らダイ5から押し出すので、成形体Aに欠け、割れが生
じる。
【0012】このため、成形体Aを回転させずに押し出
すことのできる(2) の方法の装置(図2、図3)がよく
利用されているが、この装置は、下パンチ7が長かった
り、細かったりすると圧縮時の負荷によりその下パンチ
7が弾性変形して大きく撓み、はす歯G1 とG3 のリー
ドの位相がずれて両はす歯G1 、G3 の噛み合い部やガ
イドピン15、17の係合部に無理な力が作用し、金型
が破損することがある。
【0013】そこで、特開平7−150204号は、
上、下パンチの弾性歪みをセンサで検知し、圧縮中にガ
イドプレートの高さを調整して上パンチの回転補正を行
うようにしている。この装置は、上パンチの回転補正に
より、上、下パンチのはす歯のリードの位相ずれが修正
されてダイのはす歯との噛み合いずれが防止されるので
金型破損の問題は解決されるが、歪みセンサ、ガイドプ
レートの高さ調整機構及び歪みセンサの出力に基づいて
高さ調整機構の駆動源を制御する装置を付加する必要が
あり、成形装置の大型化、複雑化と価格上昇を招く。
【0014】また、圧縮によって撓んだ下パンチは、圧
縮後の圧力解放時に復元し、その撓み復元により成形体
がダイの中で突き上げられて回転するため、成形体の欠
け、割れを完全には無くし得ない。この不具合は、図
2、図3の装置にも見られる。
【0015】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、下パンチの撓みによるはす歯のリード位相のずれ
を簡単でしかもコスト増の少ない方法で吸収して金型の
保護効果を高めること及び、下パンチの撓み復元による
成形体の回転を無くして成形体の欠け、割れを併せて防
止することを課題としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、下記のI、IIの装置を提供する。
【0017】I:内周部に成形用のはす歯を形成したダ
イと、このダイのはす歯と噛み合うはす歯を外周部に形
成した上パンチ及び下パンチと、コアロッドと、ダイを
案内する固定ガイド機構とを有し、前記ダイ、上パンチ
及び下パンチがそれぞれ回転可能に支持され、前記固定
ガイド機構は、前記はす歯と同一リードのガイド部とこ
のガイド部の給粉用カム面及び給粉用カム面とは逆向き
の圧縮、押し出し用カム面に摺動自在に係合するカムフ
ォロワとをダイと固定部材に対応して設けて成り、前記
上パンチがダイにはす歯で噛み合い、回転しながらダイ
の中に押し込まれてダイ、上、下パンチ及びコアロッド
の4者間に形成されたキャビティ内の粉末原料が圧縮さ
れ、さらに、圧縮後の成形体が上、下パンチに対するダ
イ及びコアロッドの軸方向相対移動によってダイから押
し出されるようになっている外歯はす歯歯車成形用の粉
末成形装置。
【0018】II:外周部に成形用のはす歯を形成したコ
アロッドと、ダイと、前記コアロッドのはす歯と噛み合
うはす歯を内周部に形成した上パンチ及び下パンチと、
コアロッドを案内する固定ガイド機構とを有し、前記コ
アロッド、上パンチ及び下パンチがそれぞれ回転可能に
支持され、前記固定ガイド機構は、前記はす歯と同一リ
ードのガイド部とこのガイド部の給粉用カム面及び給粉
用カム面とは逆向きの圧縮、押し出し用カム面に摺動自
在に係合するカムフォロワとをコアロッドと固定部材に
対応して設けて成り、前記上パンチがコアロッドにはす
歯で噛み合い、回転しながらダイの中に押し込まれてダ
イ、上、下パンチ及びコアロッドの4者間に形成された
キャビティ内の粉末原料が圧縮され、さらに、圧縮後の
成形体が上、下パンチに対するダイ及びコアロッドの軸
方向相対移動によってダイから押し出されるようになっ
ている内歯はす歯歯車成形用の粉末成形装置。
【0019】なお、これ等の装置は、固定ガイド機構の
カムフォロワをガイド部のカム面に対して局部当りする
ピンで形成し、さらに、前記ガイド部の給粉用カム面
に、そのカム面と前記ピンとの間に少なくとも圧縮中の
下パンチ撓み量相当分の軸方向隙間を生じさせる逃げ部
を形成すると、下パンチの撓み復元時に、成形体をダイ
及びコアロッドと共に無回転で追従させることが可能に
なり、下パンチの撓み復元による成形体の回転の問題も
同時に解決できる。
【0020】
【作用】上記Iの外歯はす歯歯車用成形装置の特徴部
は、図3の従来装置において固定されていた下パンチ7
を回転可能に支持した点、及び、図3においてダイ5と
下パンチ7との間に設けていたダイ案内用の固定ガイド
機構(図のそれはガイドピン15とガイド溝16から成
る)を、ダイと新たに付加した固定部材(図4の22)
との間に設けた点にある。
【0021】また、IIの内歯はす歯歯車用成形装置の特
徴部は、上、下パンチを回転可能とする場合に従来固定
されていたコアロッドを回転可能に支持した点と、コア
ロッドと固定部材との間にコアロッドの固定ガイド機構
を設けた点にある。
【0022】両装置とも、僅かな部品を追加するだけで
あるので、大型化、構造の複雑化、コストアップを回避
できる。
【0023】以下に、上述した特徴部の作用について述
べる。
【0024】上パンチがダイに押し込まれて粉末原料の
圧縮が始まると、上、下パンチが撓み出す。この撓みに
より、上、下パンチのはす歯のリード位相がずれるとダ
イ又はコアロッドとの噛み合いにずれが出て噛み合い部
に無理な力が加わるが、本発明では、ダイ又はコアロッ
ドに形成されている成形用のはす歯と下パンチのはす歯
の噛み合い面に押付け圧が加わると下パンチが回転して
上、下パンチのはす歯のリード位相のずれが自然に修正
される。従って、はす歯の噛み合い部に無理な力が加わ
ることがなく、また、そのために固定ガイド機構のカム
フォロワ係合部にも無理な力が加わらない。
【0025】また、成形体の押し出し時には、成形体に
対してはす歯で噛み合っているダイ又はコアロッドが固
定ガイド機構に案内されて回転しながら下降するため、
成形体は回転せずにダイから押し出される。
【0026】次に、固定ガイド機構の給粉用カム面に設
ける逃げ部の作用を説明する。粉末原料の圧縮が完了
し、成形体の押し出しが開始されるまでの行程でパンチ
圧力が解放される。その時、圧縮行程で撓んだパンチが
瞬間的に弾性復元する。その一瞬の撓み復元によりダイ
又はコアロッドに対してはす歯で噛み合っている成形体
が下パンチに突き上げられて回転する。
【0027】この回転を防止するために、給粉用カム面
に前述の逃げ部を設けて給粉用カム面とそれに係合させ
るカムフォロワとの間に軸方向隙間を生じさせる。こう
すると、上記の隙間がゼロになるまでの範囲でダイ、コ
アロッドと共に成形体を下パンチの伸びに対して無回転
で追従させることができる。こうして、ダイ、コアロッ
ドと成形体の軸方向相対移動を止めると成形体は回転せ
ず、欠け、割れの防止が確実なものになる。
【0028】
【発明の実施の形態】図4に、この発明の粉末成形装置
の実施形態を示す。これは、外歯はす歯歯車用の成形装
置であって、ダイ5の内周部に成形用のはす歯G1 が形
成され、さらに、上パンチ1と下パンチ7の外周部にダ
イのはす歯G1 と噛み合うはす歯G2、G3 がそれぞれ
形成されている。
【0029】上パンチ1は、アッパープレート2にベア
リング14を介する等して回転可能に取付けられてい
る。また、この上パンチ1には、はす歯G1 と同一リー
ドのガイド溝18が設けられ、そのガイド溝18にガイ
ドピン17が摺動自在に係合している。ガイドピン17
は、ガイドプレート4に支持されている。また、ガイド
プレート4は、シリンダ19等を介してアッパープレー
ト2に吊り下げられている。
【0030】ダイ5は、ダイプレート6にベアリング1
4を用いて回転可能に取付けられている。このダイ5は
円筒状の垂下部5aを有し、その垂下部5aにカムフォ
ロワ21を内側に突出させて取付けてある。
【0031】ダイプレート6は、ベースプレート8に摺
動自在に挿通した連結用支柱12を介してヨークプレー
ト10に接続されている。
【0032】また、下パンチ7は、固定支持されるベー
スプレート8上にベアリング14を用いて回転可能に取
付けられている。ベースプレート8上には、更に、筒状
の固定部材22を取付けてあり、この固定部材22の外
周に設けられているはす歯G1 と同一リードのガイド部
20に前記カムフォロワ21を摺動自在に係合させてダ
イ案内用の固定ガイド機構を構成している。
【0033】下パンチ7の中心に通してダイ5の内部に
入り込ませるコアロッド9は、ヨークプレート10上に
固定されている。
【0034】このように構成した図4の粉末成形装置
は、上ラム3が上死点にあるとき、アッパープレート2
とそれに取付けた上パンチ1、ガイドプレート4等は図
の左半分の位置よりも更に上方にあり、その状態下でキ
ャビティに対する粉末原料Mの投入がなされる。
【0035】次に、上ラム3が駆動されてアッパープレ
ート2とそれに支持された上パンチ1が降下し出す。こ
のとき、ガイドプレート4も一緒に降下するが、このガ
イドプレート4はベースプレート8上のガイドストッパ
13に当った位置(図の左半分がその状態)で止まる。
この位置からガイドピン17に案内されて上パンチ1が
回転し始め、シリンダ19のロッドが押し込まれて上パ
ンチ1のみが降下する。
【0036】この上パンチ1は、回転を開始する位置、
即ち、ガイドプレート4がガイドストッパ13に当った
位置ではす歯G1 の歯溝の延長上にはす歯G2 があるよ
うに位置決めされており、従って、上パンチ1がダイ5
に進入するとき、はす歯G1、G2 は正確に噛み合う。
【0037】この後、上パンチ1の更なる降下で粉末原
料Mが圧縮される。この行程で上、下パンチ1、7が撓
み、それによる両パンチのはす歯のリード位相のずれが
下パンチ7の回転によって補正される。
【0038】なお、上パンチ1はガイドピン17に、ま
た、ダイ5はガイド部20に各々係合しているが、上パ
ンチ1の撓みによってはす歯G2 とG1 の位相がずれる
とそのずれが修正されるところまでダイ5が回転するの
ではす歯G1 とG2 の噛み合い部は勿論、ガイドピン1
7とガイド溝18の係合部、ガイド部20とカムフォロ
ワ21の係合部にも無理な力は加わらない。下パンチ7
は、回転補正されたダイ5のはす歯G1 に無理なく噛み
合う位置に回転する。
【0039】圧縮が完了すると(図の右半分がその状
態)、下ラム11が駆動されてダイ5とコアロッド9が
圧縮完了点から引き下げられ、成形体Aがダイ5から押
し出される。このとき、ダイ5は、はす歯G1 と同一リ
ードのガイド部20に案内されて回転しながら下降し、
従って、成形体Aは回転せずに押し出される。
【0040】その押し出しが完了すると、上パンチ1が
復帰し、成形体Aの取出し後、ダイ5、コアロッド9も
原位置に戻される。そして再給粉がなされ、以上の動作
が繰り返される。
【0041】図5は、内歯はす歯歯車用成形装置の実施
形態である。この装置は、ヨークプレート10上のコア
ロッド9が回転可能に支持され、ダイ5はダイプレート
6に固定されている。成形用のはす歯G1 はコアロッド
9の外周部に形成されており、そのはす歯G1 と噛み合
うはす歯G2 、G3 は回転可能に支持した上、下パンチ
1、7の内周部に形成されている。
【0042】また、コアロッド9に、はす歯G1 と同一
リードのガイド部20が形成され、固定部材22に取付
けたカムフォロワ21がガイド部20に摺動自在に係合
してコアロッド9を案内する固定ガイド機構が構成され
ている。
【0043】その他の構成は、図4の装置と同じである
ので、同一要素に同一符号を付して説明を省く。
【0044】この装置は、成形体Aの押し出し時に、ガ
イド部20による案内作用でコアロッド9が回転して成
形体Aの回転が防止される。また、粉末原料圧縮時の金
型の保護は、上、下パンチ1、7の撓みによるはす歯G
1 、G2 のリードの位相ずれが修正されるところまでコ
アロッド9が回転し、次に、このコアロッド9のはす歯
1 とはす歯G3 の位相ずれが修正されるところまで下
パンチ7が回転して行われる。その他の動作や作用は図
4の装置と同じであるので説明を省く。
【0045】図6は、図5の装置に設けるコアロッド案
内用固定ガイド機構の詳細を示している。コアロッド9
に設けるガイド部20と図5の固定部材22に設けるカ
ムフォロワ21は、図6(a)に示すはす歯同士の組合
せ、図6(b)に示すガイド溝とピンの組合せ、図6
(c)に示すはす歯(突条)とピンの組合せのいずれで
あってもよい。要は、ガイド部20が成形用のはす歯
(図5のG1 )と同一リードの給粉用カム面20aとこ
れとは逆向きの圧縮、押し出し用カム面20bを備え、
カムフォロワ21がその2つのカム面20a、20bに
係合するものであればよい。また、ガイド部20とカム
フォロワ21は、コアロッド9と固定部材22に対応し
て設けてあればよく、図の事例とは逆にガイド部20を
固定部材22に、カムフォロワ21をコアロッド9に各
々設けることもできる。
【0046】そのガイド部20とカムフォロワ21は、
強度面で問題が無ければ1組でも用が足りるが、ガイド
部に加わる負荷の軽減や成形体押し出し時のコアロッド
9の回転バランスなどを考えると複数組を周方向に定ピ
ッチで設けるのが好ましい。
【0047】なお、ここで述べた固定ガイド機構の構成
は、外歯はす歯歯車用成形装置に設けるダイ案内用固定
ガイド機構に対しても適用できる。
【0048】次に、図4の装置のダイ案内用固定ガイド
機構に、下パンチ7の撓み復元による成形体Aの回転防
止機能を付与した事例を図7に示す。図8は、図5の装
置のコアロッド案内用固定ガイド機構に、同様の機能を
付与した事例である。図4、図5では、はす歯G1 、G
2 、G3 及びガイド部20を直線的に表わしたが、この
はす歯G1 、G2 、G3 及びガイド部20は、実際には
図7(a)、図8(a)に示すように同一方向に同一角
度で傾いて螺旋を画いている。
【0049】図7、図8は、ガイド部20を所定のリー
ドを有する溝にしてその溝に丸ピンのカムフォロワ21
を係合させている。なお、ガイド部20は、図7では下
向きの溝面が給粉用カム面20a、上向きの溝面が圧
縮、押し出し用カム面20bとなっており、図8では上
向きの溝面が給粉用カム面20a、下向きの溝面が圧
縮、押し出し用カム面20bとなっている。
【0050】図7の構造では、給粉時に図7(b)の鎖
線位置にあったカムフォロワ21が圧縮完了時に同図の
実線位置に移る。また、図8の構造では給粉時に図8
(b)の鎖線位置にあったガイド部20が、圧縮完了時
に同図の実線位置に移る。
【0051】この図7(b)、図8(b)の圧縮完了位
置でカムフォロワ21と給粉用カム面20aとの間に軸
方向隙間Sを生じさせる逃げ部23を給粉用カム面20
aに設ける。Sの値は、下パンチ7の圧縮時撓み量をδ
として、S≧δの関係が成立するように決定する。ま
た、逃げ部23は、正規の給粉用カム面20aに滑らか
に接続して給粉位置ではカム面20aとカムフォロワ2
1との間の軸方向隙間を無くす。さらに、ヨークプレー
ト10(図7は図示せず)を下ラム(両図とも図示せ
ず)との間に隙間を設けるなどして下パンチ7の伸びに
追従できるようにしておく。
【0052】このようにしておくと、圧縮時に撓んだ下
パンチ7が弾性復元してδ伸びるとき、ダイ5、コアロ
ッド9と共に成形体Aもδ持ち上がり、成形体とこれに
はす歯で噛み合ったダイ5又はコアロッド9の相対変位
が阻止されて成形体の回転が防止される。
【0053】なお、上パンチ1の復元伸びによって上パ
ンチ1にはす歯で噛み合ったダイ5又はコアロッド9が
回転しようとするのを防止するために、上パンチ1を案
内するガイド溝18(図4、図5参照)の給粉用カム面
にも同様の逃げ部を設けてガイドピン17との間に少な
くとも上パンチの撓み量相当の軸方向隙間を生じさせる
ようにしておくのが望ましい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、外歯はす歯歯車用
の成形装置においては、上パンチ、ダイ及び下パンチの
3者を、また、内歯はす歯歯車用の成形装置においては
上パンチ、下パンチ及びコアロッドの3者を各々回転可
能に支持したことにより、圧縮中に下パンチが撓んでも
下パンチが回転して上、下パンチのはす歯のリード位相
のずれが自然に修正されるので、はす歯の噛み合い部、
ダイ又はコアロッドを案内する固定ガイド機構のカムフ
ォロワ係合部に無理な力が働かず、金型の保護効果が高
まる。
【0055】また、圧縮完了後、成形用のはす歯を有す
るダイ又はコアロッドが固定部材との間に設けた固定ガ
イド機構に案内され、はす歯のリードに応じて回転しな
がら降下するので成形体は回転せずにダイから押し出さ
れ、成形体の欠け、割れの防止効果も高まる。
【0056】さらに、ガイド部の給粉用カム面に逃げ部
を設けたものは、圧縮時に撓んだ下パンチが復元すると
き、ダイ、コアロッドと共に成形体が下パンチの復元伸
びに無回転で追従し、下パンチの撓み復元による成形体
の回転も無くなって、欠け、割れ防止の効果が万全なも
のになる。
【0057】このほか、追加部品、及び改良箇所が少な
いため、装置の大型化、構造の複雑化、コストアップも
回避され、安価かつ高信頼性のはす歯歯車用粉末成形装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上、下パンチ回転、コアロッド固定の内歯はす
歯歯車用の従来装置を示す断面図
【図2】上パンチ、コアロッド回転、下パンチ固定の内
歯はす歯歯車用の従来装置を示す断面図
【図3】上パンチ、ダイ回転、下パンチ固定の外歯はす
歯歯車用の従来装置を示す断面図
【図4】本発明の実施形態(外歯はす歯歯車用粉末成形
装置)を示す断面図
【図5】他の実施形態(内歯はす歯歯車用粉末成形装
置)の断面図
【図6】(a)はす歯同士を組合わせた固定ガイド機構
の斜視図 (b)ガイド溝とピンを組合わせた固定ガイド機構の斜
視図 (c)はす歯(突条)とピンを組合わせた固定ガイド機
構の斜視図
【図7】(a)図4の装置の給粉用カム面に逃げ部を設
けた固定ガイド機構の断面図 (b)同上の逃げ部の展開拡大正面図
【図8】(a)図5の装置の給粉用カム面に逃げ部を設
けた固定ガイド機構の断面図 (b)同上の逃げ部の展開拡大正面図
【符号の説明】
1 上パンチ 2 アッパープレート 3 上ラム 4 ガイドプレート 5 ダイ 5a 垂下部 6 ダイプレート 7 下パンチ 8 ベースプレート 9 コアロッド 10 ヨークプレート 11 下ラム 12 連結用支柱 13 ガイドストッパ 14 ベアリング 15、17 ガイドピン 16、18 ガイド溝 19 シリンダ 20 ガイド部 20a 給粉用カム面 20b 圧縮、押し出し用カム面 21 カムフォロワ 22 固定部材 23 逃げ部 G1 成形用のはす歯 G2 上パンチのはす歯 G3 下パンチのはす歯 M 粉末原料 A 成形体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】この図7(b)、図8(b)の圧縮完了位
置でカムフォロワ21と給粉用カム面20aとの間に軸
方向隙間Sを生じさせる逃げ部23を給粉用カム面20
aに設ける。Sの値は、下パンチ7の圧縮時撓み量をδ
(このδを図8(c)に誇張して示す)として、S≧δ
の関係が成立するように決定する。また、逃げ部23
は、正規の給粉用カム面20aに滑らかに接続して給粉
位置ではカム面20aとカムフォロワ21との間の軸方
向隙間を無くす。さらに、ヨークプレート10(図7は
図示せず)を下ラム(両図とも図示せず)との間に隙間
を設けるなどして下パンチ7の伸びに追従できるように
しておく。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】(a)図5の装置の給粉用カム面に逃げ部を設
けた固定ガイド機構の断面図 (b)同上の逃げ部の展開拡大正面図(c)下パンチの圧縮時撓み量を誇張して示す図
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周部に成形用のはす歯を形成したダイ
    と、このダイのはす歯と噛み合うはす歯を外周部に形成
    した上パンチ及び下パンチと、コアロッドと、ダイを案
    内する固定ガイド機構とを有し、 前記ダイ、上パンチ及び下パンチがそれぞれ回転可能に
    支持され、前記固定ガイド機構は、前記はす歯と同一リ
    ードのガイド部とこのガイド部の給粉用カム面及び給粉
    用カム面とは逆向きの圧縮、押し出し用カム面に摺動自
    在に係合するカムフォロワとをダイと固定部材に対応し
    て設けて成り、 前記上パンチがダイにはす歯で噛み合い、回転しながら
    ダイの中に押し込まれてダイ、上、下パンチ及びコアロ
    ッドの4者間に形成されたキャビティ内の粉末原料が圧
    縮され、さらに、圧縮後の成形体が上、下パンチに対す
    るダイ及びコアロッドの軸方向相対移動によってダイか
    ら押し出されるようになっている外歯はす歯歯車成形用
    の粉末成形装置。
  2. 【請求項2】 外周部に成形用のはす歯を形成したコア
    ロッドと、ダイと、前記コアロッドのはす歯と噛み合う
    はす歯を内周部に形成した上パンチ及び下パンチと、コ
    アロッドを案内する固定ガイド機構とを有し、 前記コアロッド、上パンチ及び下パンチがそれぞれ回転
    可能に支持され、前記固定ガイド機構は、前記はす歯と
    同一リードのガイド部とこのガイド部の給粉用カム面及
    び給粉用カム面とは逆向きの圧縮、押し出し用カム面に
    摺動自在に係合するカムフォロワとをコアロッドと固定
    部材に対応して設けて成り、 前記上パンチがコアロッドにはす歯で噛み合い、回転し
    ながらダイの中に押し込まれてダイ、上、下パンチ及び
    コアロッドの4者間に形成されたキャビティ内の粉末原
    料が圧縮され、さらに、圧縮後の成形体が上、下パンチ
    に対するダイ及びコアロッドの軸方向相対移動によって
    ダイから押し出されるようになっている内歯はす歯歯車
    成形用の粉末成形装置。
  3. 【請求項3】 前記カムフォロワをガイド部のカム面に
    対して局部当りするピンで形成し、さらに、前記ガイド
    部の給粉用カム面に、そのカム面と前記ピンとの間に少
    なくとも圧縮中の下パンチ撓み量相当分の軸方向隙間を
    生じさせる逃げ部を形成した請求項1又は2記載の粉末
    成形装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の粉末成形装置を用
    い、前記固定ガイド機構で上、下パンチにはす歯で噛み
    合ったダイ又はコアロッドを案内して回転させながらキ
    ャビティ内に投入した粉末原料の圧縮とダイからの成形
    体の押し出しを行うはす歯歯車の成形方法において、前
    記固定ガイド機構の給粉用カム面とカムフォロワとの間
    に少なくとも圧縮中の下パンチ撓み量相当の軸方向隙間
    を生じさせて圧縮後の圧力解放による下パンチの撓み復
    元時に、ダイ又はコアロッドを無回転で追従させること
    を特徴とするはす歯歯車の成形方法。
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