JPH10113589A - 空中散布装置 - Google Patents

空中散布装置

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JPH10113589A
JPH10113589A JP26617096A JP26617096A JPH10113589A JP H10113589 A JPH10113589 A JP H10113589A JP 26617096 A JP26617096 A JP 26617096A JP 26617096 A JP26617096 A JP 26617096A JP H10113589 A JPH10113589 A JP H10113589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
pump
spraying
flow rate
helicopter
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26617096A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Haga
美行 芳賀
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 散布ムラが生じにくく、ヘリコプタ操縦者一
人でも安全かつ良好に散布作業を行うことができる空中
散布装置を提供する。 【解決手段】 無人ヘリコプタの速度を検出する速度セ
ンサ21と、散布剤を吐出するポンプ12と、ポンプか
ら吐出される散布剤の流量を検出する流量センサ23
と、ポンプ12を駆動制御する制御手段(CPU)22
を備え、スイッチ16により動作ONとされると、CP
U22は上記速度が所定値以上か否かを判断し、所定値
以上の場合に、ポンプ12を駆動し、かつ上記流量が速
度に比例した量となるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えば農薬などの
空中散布のために、無人ヘリコプタに搭載されて使用さ
れる空中散布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の空中散布装置の従来構成を図3
を参照して説明する。タンク11に収容された例えば農
薬などの散布剤はポンプ12によって吐出され、吐出さ
れた散布剤はバルブ13を介してノズル14より空中に
散布される。ポンプ12はモータ15によって駆動さ
れ、スイッチ16をONとすることにより、モータ15
が回転してポンプ12が駆動され、かつバルブ13が開
とされる。スイッチ16のON/OFF切換は地上より
遠隔操作されて行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成とさ
れた空中散布装置を搭載した無人ヘリコプタを使用して
散布作業を行う場合、従来においては、ヘリコプタ操
縦者及びスイッチ16をON/OFF操作する散布作業
者の2名で実施するか、あるいはヘリコプタ操縦者が
散布作業者を兼ねて実施する、のいずれかであった。
【0004】しかるに、の場合、人が2人必要である
ため、省力化の点で好ましいものではなく、一方の場
合は省力化の点では改善されるが、ヘリコプタ操縦者が
操縦と同時に適確にスイッチ16をON/OFFしなけ
ればならず、その分操縦の危険性が増大するものとなっ
ていた。また、空中散布装置に対する操作はON/OF
Fのみであるため、ヘリコプタの飛行速度が一定でない
と、散布が不均一となって散布ムラが発生し、つまり操
縦者の腕によって散布ムラが生じ、散布品質に差がでる
ものとなっていた。
【0005】この発明の目的はこれら従来の問題点に鑑
み、ヘリコプタ操縦者一人でも安全に散布作業を行うこ
とができ、かつ操縦者の腕によって散布品質が左右され
ず、散布ムラが生じにくい空中散布装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、無人ヘリコプタの速度を検出する速度センサと、散
布剤を吐出するポンプと、そのポンプから吐出される散
布剤の流量を検出する流量センサと、ポンプを駆動制御
する制御手段とが設けられ、制御手段は動作ONとされ
ると、速度センサより得られる速度が所定値以上か否か
を判断し、その速度が所定値以上の場合にポンプを駆動
し、かつ流量センサより得られる流量がその速度に比例
した量となるように制御する構成とされる。
【0007】請求項2の発明では請求項1の発明におい
て、ポンプの駆動中に上記流量がゼロになると、ポンプ
を停止させる手段が設けられる。請求項3の発明では請
求項1乃至2のいずれかの発明において、制御手段の作
動状況を表示する表示器が設けられる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して実施例により説明する。図1はこの発明の一実施
例をブロック図で示したものである。なお、図3と対応
する部分には同一符号を付してある。速度センサ21は
無人ヘリコプタの速度を検出するもので、GPS、慣性
航法装置、ドップラー航法装置等、またはこれらのハイ
ブリッド装置が用いられる。速度センサ21より出力さ
れる速度信号は中央処理装置(CPU)22に入力され
る。
【0009】タンク11に収容された散布剤を吸込み、
吐出するポンプ12の吐出口側の流路にはバルブ13が
設けられ、さらにバルブ13及びノズル14間の流路に
流量センサ23が設けられる。流量センサ23はポンプ
12から吐出される散布剤の流量を検出して流量信号を
出力し、その出力された流量信号はCPU22に入力さ
れる。
【0010】CPU22はこれら速度信号及び流量信号
に基づいて、ポンプ12を駆動するモータ15の回転を
制御すべく、制御信号をモータ15に送出する。モータ
15の回転数は回転センサ24によって検出され、CP
U22にフィードバックされている。CPU22には例
えばマイクロコンピュータが用いられる。CPU22に
よるモータ15の回転制御は下記のようにして行われ
る。即ち、CPU22はスイッチ16により動作ONと
されると、速度信号の速度が所定値以上か否かを判断
し、その速度が所定値以上の場合にはバルブ13を開と
し、かつモータ15を回転させてポンプ12を駆動し、
流量信号の流量が速度に比例した量となるようにモータ
15を制御する。CPU22によるモータ15及びバル
ブ13の制御状態をまとめると次のようになる。 (1)スイッチ16がOFFの時 ・無条件で、モータ15:停止、バルブ13:閉。 (2)スイッチ16がONで、速度が所定値に満たない
時 ・モータ15:停止、バルブ13:閉。
【0011】・これはホバリング地点の散布量が多くな
ってしまうため、ヘリコプタがホバリング時には散布し
ないようにする処置である。 (3)タンク11がカラの場合 ・モータ15:停止、バルブ13:閉。 ・モータ15を回転させ、回転センサ24から正常な回
転数がフィードバックされているにもかかわらず、流量
信号の流量がゼロの場合、タンク11がカラと判断す
る。 (4)スイッチ16がONで、速度が所定値以上の場合 ・モータ15:回転、バルブ13:開。
【0012】・速度に比例した量の散布剤が散布され
る。図2は、この速度と散布剤吐出量(散布量)との関
係をグラフ化して示したものである。なお、この図2に
おいては上記速度の所定値を2m/sとしている。上記
のような構成を有する空中散布装置を搭載した無人ヘリ
コプタによる散布作業は例えば以下のようにして行うこ
とができる。 (1)ヘリコプタ操縦者はスイッチ16をOFFにして
おき、散布開始位置までヘリコプタを移動させ、スイッ
チ16をONにする。 (2)ヘリコプタを散布コースに従って飛行させる。こ
れにより、飛行速度に対応した量の散布剤が自動的に散
布される。 (3)散布が終了したら、スイッチ16をOFFにす
る。
【0013】つまり、散布開始時及び終了時にスイッチ
16をON/OFFするだけという簡単な操作で、速度
に比例した量の散布剤が自動的に散布されるため、操縦
者一人でも簡易に散布作業を行うことができ、かつ操縦
者の腕によらず、良好に散布することができる。なお、
この図1に示した例ではCPU22の作動状況、つまり
空中散布装置の稼動状況を操縦者に知らせるものとし
て、表示器25が設けられている。表示器25は例えば
ランプ等で構成され、その表示状態はCPU22によっ
て制御される。表示器25をランプとした時の制御例を
以下に示す。
【0014】・消灯…スイッチ16がOFF ・点滅…スイッチ16はONであるが、CPU22がモ
ータ15をOFFとしている。即ち、散布停止状態で、
ヘリコプタの速度が所定値に満たない場合あるいはタン
ク11がカラの場合 ・点灯…散布中の場合 このように表示器25に表示させることにより、空中散
布装置の状況を簡単に視認することができる。なお、こ
の表示器25を用いて、CPU22の自己診断結果等を
表示させる構成とすることも可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
散布量はヘリコプタの速度に比例して決定されるため、
散布ムラが生じにくく、またヘリコプタ操縦者の腕によ
って散布品質が左右されにくいものとなる。また、例え
ばホバリング時には散布が停止されるため、その地点で
散布量が多くなるという問題も発生せず、例えば農薬散
布等に極めて好適なものとなる。なお、このような散布
は散布開始時及び終了時に、単にスイッチをON/OF
F操作するだけで、自動的に行われるものであるため、
操作が簡単であり、ヘリコプタ操縦者一人でも安全かつ
良好に散布作業を行うことができる。
【0016】さらに、請求項2の発明では散布剤がなく
なると、ポンプが自動的に停止され、空転が防止される
ため、余分なエネルギ消費が抑えられる。また、請求項
3の発明では表示器の表示により、散布装置の状況を簡
単に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すブロック図。
【図2】この発明の実施例における速度と散布剤吐出量
との関係の一例を示すグラフ。
【図3】従来の空中散布装置を説明するためのブロック
図。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無人ヘリコプタに搭載される空中散布装
    置であって、 上記無人ヘリコプタの速度を検出する速度センサと、 散布剤を吐出するポンプと、 そのポンプから吐出される散布剤の流量を検出する流量
    センサと、 上記ポンプを駆動制御する制御手段とを備え、 上記制御手段は動作ONとされると、上記速度センサよ
    り得られる速度が所定値以上か否かを判断し、その速度
    が所定値以上の場合に、上記ポンプを駆動し、かつ上記
    流量センサより得られる流量がその速度に比例した量と
    なるように制御することを特徴とする空中散布装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空中散布装置において、 上記ポンプの駆動中に、上記流量がゼロになると、上記
    ポンプを停止させる手段が設けられていることを特徴と
    する空中散布装置。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至2記載のいずれかの空中散
    布装置において、 上記制御手段の作動状況を表示する表示器が設けられて
    いることを特徴とする空中散布装置。
JP26617096A 1996-10-07 1996-10-07 空中散布装置 Withdrawn JPH10113589A (ja)

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Effective date: 20040106