JPH10112134A - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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Publication number
JPH10112134A
JPH10112134A JP26221796A JP26221796A JPH10112134A JP H10112134 A JPH10112134 A JP H10112134A JP 26221796 A JP26221796 A JP 26221796A JP 26221796 A JP26221796 A JP 26221796A JP H10112134 A JPH10112134 A JP H10112134A
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speed
turntable
output
rotation
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Application number
JP26221796A
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English (en)
Inventor
Asayuki Matsumura
朝之 松村
Masahiro Mitani
晶宏 三谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成と単純な動作で、第2の情報再生
装置の再生データのリズムピッチとタイミングを時間遅
れなく第1の情報再生装置に合わせられる情報再装置を
提供する。 【解決手段】 出力制御信号発生装置21のモータ22
によってリング24を配したターンテーブル23を所定
の速度で回転させ、リング24の穴を検出する検出器2
5の出力を回転速度検出部26に入力して、この出力を
速度比較装置19で基準信号発生部20の出力と比較し
て、ターンテーブル23の回転が、所定の速度か、人手
により遅れたかまたは早くなったかを検出し、その検出
結果に基づいて、CPUシステムコントローラ14によ
りFIFOメモリ39からのデータの読み出し速度を制
御して情報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
クプレーヤなど、記録媒体から情報を再生する際の再生
速度が変更可能な情報再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、例えばディスク状の記録媒体から
情報を再生する従来の情報再生装置について、コンパク
トディスクプレーヤを例に挙げて説明する。
【0003】図15は従来の情報再生装置であるコンパ
クトディスクプレーヤのブロック図である。この図を用
いて、一般的なデジタル信号の流れを簡単に説明する。
スピンドルモータ1の回転により、ディスク2が回転
し、その近くに設けられた光ピックアップ3がディスク
2に刻まれたデジタル信号を読み取る。その信号の1つ
はRF信号と呼ばれアナログ波形成形ブロック4に、も
う1つはサーボ信号と呼ばれサーボ信号処理ブロック5
に入る。
【0004】サーボ信号はディスク2上に刻まれた情報
であるピットを連続して正確に読み取るための検出信号
である。一方、RF信号は、アナログ波形成形ブロック
4を通ると情報に応じたパルス列波形になり、さらに、
PLLブロック6でインパルス波形に変換され、同期検
出ブロック7の出力によって、クロック周波数に対応し
たパルス列波形となりデジタル信号処理ブロック8に入
力される。このクロック周波数は、コンパクトディスク
の場合一定値と定められており、具体的には4.321
8MHzであるが、説明の便宜上f1Hzとする。
【0005】デジタル信号処理ブロック8でデジタル処
理された情報は、RAMブロック9に一度メモリされ、
その後、デジタル信号処理ブロック8の中の水晶発振子
に対応したクロック周波数でその情報は読み出され、D
/Aコンバータブロック10に入力されてアナログ波形
に変換され、左(L)チャンネル信号、右(R)チャン
ネル信号となって出力端子に現れる。
【0006】また、最近では、クロック周波数f1をわ
ずかに変化させて再生する装置もある。今、仮にクロッ
ク周波数f1の変化分を△f1とし、クロック周波数が
(f1+△f1)Hzになったとすると、ディスク2か
らの情報の読み取り速度もその変化分に応じた割合で変
化させ、同様に、読み取られたデジタル信号をアナログ
信号に変換する際の標本化周波数も変化させる。そうす
れば、出力のリズムピッチを通常の出力のそれと比べて
変化させることができる。その割合を△Pとすれば、そ
の数値は次式で導かれる。
【0007】 △P=((f1+△f1)/f1)×100(%) このようなコンパクトディスクプレーヤを用いて、今読
み取られて出力されているディスクと、次に読み取られ
出力されるディスクのリズムピッチの変化に気づかれる
ことなく連続演奏する方法が、ディスコ、クラブ等で行
われている。これについて以下に説明する。
【0008】図16は、図15に示す情報再生装置を2
台用い、それら2台の情報再生装置にわたって連続的に
演奏する従来の連続演奏システムの接続を示している。
101、102は各々コンパクトディスクプレーヤ(以
下、CDプレーヤと略す)A、Bを示しており、そられ
の前面には、それぞれスライドスイッチ101a、10
2aが設けられ、そのスライドスイッチ101a、10
2aの移動により、上記に説明した原理によって、各々
のCDプレーヤA101、CDプレーヤB102の出力
のリズムピッチを変えられるように構成されている。
【0009】103はミキサであり、CDプレーヤA1
01、CDプレーヤB102の出力信号をミックスする
役割を果たし、さらに、ミキサ103に設けられた調節
器103a、103bにより、各々のCDプレーヤA1
01、CDプレーヤB102のミキサ103からの出力
レベルを可変できるように構成されている。
【0010】104はモニタ用のヘッドホンであり、C
DプレーヤA101、CDプレーヤB102のミックス
された出力を、調節器103a、103bに関係なく聞
くことができる。ミキサ103の出力は増幅器105に
入力され、増幅された信号は、スピーカ106によって
音響信号に変換され、音波が空間に放射される。
【0011】以上のように構成された従来の連続演奏シ
ステムの動作を以下に説明する。まず、CDプレーヤA
101にて第1の楽曲を再生させる。この出力は増幅器
105で増幅され、スピーカ106で音となる。そし
て、その間にヘッドホン104にて、その第1の楽曲を
モニターしながら、次に再生する第2の楽曲をCDプレ
ーヤB102を操作してヘッドホン104で同時にモニ
ターをしながら、スライドスイッチ102aを操作して
第1の楽曲とリズムピッチを合わせる。そして、リズム
ピッチを合わせた後は、CDプレーヤB102のスター
ト、ストップを繰り返し、タイミングを合わせて、第1
の楽曲が終了すると同時に、CDプレーヤB102のス
タートボタンを押し、第2の楽曲を再生する。あるい
は、第1の楽曲と第2の楽曲のタイミングがあった時点
でミキサ103の調節器103aを絞ることで第一の楽
曲を終了し、同時に調節器103bを開くことで第2の
楽曲をスタートさせる。そうすれば、音が途切れること
なく連続再生することができる。
【0012】しかし、この構成では、上記のような操作
を人が行うため、タイミングも含めて第1の楽曲と第2
の楽曲とのリズムピッチを合わせるためには、熟練した
高度な技術が必要となる。
【0013】このような問題点を解決するための装置
が、例えば特願平08−062345に提案されてい
る。この装置は、複数の情報ブロックが記録された記録
媒体から情報を読み取る可変速度読み取り手段と、読み
取った情報を出力する出力手段と、システム動作の制御
手段と、前記可変速度読み取り手段とは別個に設けられ
た回転体の回転速度を検出する検出手段と、前記検出手
段から出力した検出信号とを比較する比較手段とを備え
て構成されている。またこれは、前記比較手段から出力
した情報に基づいて、前記読み取り手段が記録媒体から
情報を読み取る速度を決定するように配してなるもので
ある。
【0014】そして、この装置は、上記した構成によ
り、回転している回転体の回転速度を制御するだけで情
報ブロックからの読み取り速度を変えることができる。
すなわち出力情報のリズムピッチやタイミングを変える
ことができるものである。これを利用して、本装置は第
2の情報再生装置の再生データのリズムピッチとタイミ
ングを第1の情報再生装置のものと合わせるようにして
いる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の情報再生装置では、前者の場合は、音が途切
れることなく第1の情報再生装置から後続する第2の情
報再生装置にわたって連続再生するために、熟練した高
度な技術が必要となるという問題点を有していた。
【0016】また、後者の特願平08−062345に
提案されている情報再生装置の場合は、回転体の回転速
度を制御するだけで、つまりスピンドルモータの回転数
を変化させることにより情報ブロックからの読み取り速
度が変えられるが、このスピンドルモータの回転数を変
化させるため、スピンドルモータへの印加電圧を変えて
も、その目的とする回転数に変わるまでに時間がかかっ
てしまい、この制御では時間遅れを生じてしまうという
問題点を有していた。
【0017】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、簡単な構成と単純な動作により、第1の情報再生
装置に後続する第2の情報再生装置の情報ブロックのリ
ズムピッチとタイミングを、時間遅れなく第1の情報再
生装置の情報ブロックに合わせることができる情報再生
装置を提供する。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の情報再生装置は、検出手段が回転速度に対
応して出力する情報に基づいて、記憶手段からの情報を
引き出す速度を可変させるので、回転体の回転速度の制
御のみにより、時間遅れなく出力速度を変更する。
【0019】以上により、簡単な構成と単純な動作によ
り、第1の情報再生装置に後続する第2の情報再生装置
の情報ブロックのリズムピッチとタイミングを、時間遅
れなく第1の情報再生装置の情報ブロックに合わせるこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の情報再
生装置は、記録情報を読み取るとともに、その読み取り
速度が変更可能な可変速度読み取り手段と、前記可変速
度読み取り手段により読み取った前記記録情報を保管情
報として保管する記憶手段と、前記記憶手段からその保
管情報を引き出して出力する出力手段と、前記可変速度
読み取り手段内とは別に回転可能に設けられた回転体の
回転速度を検出する検出手段と、装置全体の作動を制御
する制御手段とを備え、前記制御手段を、検出手段から
の回転体の回転速度情報に基づいて、前記出力手段によ
る記憶手段からの保管情報の引き出し速度を可変制御し
て、前記再生速度を変更するよう構成する。
【0021】この構成によると、検出手段が回転速度に
対応して出力する情報に基づいて、記憶手段からの情報
を引き出す速度を可変させるので、回転体の回転速度の
制御のみにより、時間遅れなく出力速度を変更する。
【0022】請求項2に記載の情報再生装置は、請求項
1に記載の検出手段により回転速度が検出される回転体
を、回転軸に接続されその回転軸を中心にして回転可能
に設けられたターンテーブルとする構成とする。
【0023】この構成によると、回転体であるターンテ
ーブルを手で早く回したり止めたりすることにより、そ
のターンテーブルの回転速度を検出手段が検出し、この
検出情報に基づいて出力情報のリズムピッチやタイミン
グを変更する。
【0024】請求項3に記載の情報再生装置は、請求項
1に記載の検出手段により回転速度が検出される回転体
を、回転軸に接続されその回転軸を中心にして回転可能
に設けられた第1のターンテーブルに対して前記回転軸
を中心にして摺動回転可能に配した第2のターンテーブ
ルとする構成とする。
【0025】この構成によると、第2のターンテーブル
を軽く回転させることができるので、上記効果に加え
て、出力信号の制御が容易に行え、回転体の駆動機構に
ダメージを与えない。
【0026】請求項4に記載の情報再生装置は、記録情
報を読み取るとともに、その読み取り速度が変更可能な
可変速度読み取り手段と、前記可変速度読み取り手段に
より読み取った前記記録情報を保管情報として保管する
記憶手段と、前記記憶手段からその保管情報を引き出し
て出力する出力手段と、前記可変速度読み取り手段内と
は別に、回転軸に接続されその回転軸を中心にして回転
可能に設けられた第1のターンテーブルの回転速度を検
出する第1の検出手段と、前記第1のターンテーブルに
対して前記回転軸を中心にして摺動回転可能に配した第
2のターンテーブルの回転速度を検出する第2の検出手
段と、前記第1の検出手段と第2の検出手段とからの各
回転速度情報を比較する比較手段と、装置全体の作動を
制御する制御手段とを備え、前記制御手段を、比較手段
からの比較情報に基づいて、前記出力手段による記憶手
段からの保管情報の引き出し速度を可変制御して、前記
再生速度を変更するよう構成とする。
【0027】この構成によると、回転体である第1のタ
ーンテーブルの回転を基準にして、第2のターンテーブ
ルが第1のターンテーブルに対して相対的に変化したこ
とを検出するので、第1のターンテーブルの回転にむら
があっても、それをキャンセルして検出する。
【0028】請求項5に記載の情報再生装置は、請求項
1から請求項3のいずれかに記載の検出手段を、所定の
距離だけ離して配設した2つの検出手段で構成し、前記
2つの検出手段からの各回転速度情報に基づいて、回転
体の回転方向を検出する位相検出手段を備え、制御手段
を、前記位相検出手段からの回転方向情報に基づいて、
再生中の位置から逆戻しするかどうかを決定するよう構
成する。
【0029】請求項6に記載の情報再生装置は、請求項
4に記載の第1および第2の検出手段を所定の距離だけ
離して配設し、前記第1および第2の検出手段からの各
回転速度情報に基づいて、第2のターンテーブルの回転
方向を検出する位相検出手段を備え、制御手段を、前記
位相検出手段からの回転方向情報に基づいて、再生中の
位置から逆戻しするかどうかを決定するよう構成する。
【0030】これらの構成によると、位相検出手段から
出力した情報に基づいて、再生位置を逆に戻すかどうか
を決定して、回転体の回転速度を制御するだけで、記憶
手段から出力する出力情報のリズムピッチやタイミング
を変える、さらに回転体の回転方向を通常演奏方向と反
対に回すことにより、出力情報の逆転再生や後送り(巻
き戻し)を行う。
【0031】請求項7に記載の情報再生装置は、請求項
1から請求項3のいずれかに記載の回転体および請求項
4から請求項6のいずれかに記載の第2のターンテーブ
ルを、その回転速度が任意に変更可能に構成する。
【0032】この構成によると、回転体は回転速度を任
意に変更することにより、装置を回転体の回転速度の変
更に対応させる。以下、本発明の実施の形態を示す情報
再生装置について、図1から図14を用いて具体的に説
明する。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1の情報再生装置
を説明する。
【0033】図1は本実施の形態の情報再生装置である
コンパクトディスクプレーヤ(以下、CDプレーヤと略
称する)のブロック図である。機能的に従来例と同等の
ものには同一の符号を用い、その説明は省略する。
【0034】従来例と違うところは、記憶手段としての
記憶装置40、制御手段としてのCPUシステムコント
ローラ14、サーボ信号処理ブロック15、PLLブロ
ック16、デジタル信号処理ブロック18、出力制御信
号発生装置21、基準信号発生部20、比較手段として
の速度比較装置19である。
【0035】記憶装置40は、従来例で説明したよう
に、RAM9と、別のFIFOメモリ39で構成されて
いる。FIFOメモリ39は、Fast−In,Fas
t−Outメモリのことで、先にメモリされたデータか
ら順次出力されるメモリのことである。
【0036】デジタル信号処理ブロック18は、信号処
理回路18a、周波数制御回路18b,クロック発生回
路18c、アドレス検出回路18dより構成されてい
る。信号処理回路18aには、変調された信号を元の信
号に戻す復調回路と、ドロップアウトやその他の原因で
発生した符号誤りを検出訂正し、訂正しきれない場合に
は隣接する前後の信号から類推して補償を行う誤り訂正
回路とがある。また、信号処理回路18aには、周波数
制御回路18bからのクロックVCKと、PLLブロッ
ク16のクロックPCKとが同じ周波数となるように、
スピンドルモータ1を回す誤差信号(Ps)を出力する
役割もある。このように、信号処理回路18aに入った
信号は、復調回路、誤り訂正回路と通過するが、この過
程でジッター(デジタル信号の時間軸方向の揺れ)を吸
収するため、あるいは誤り訂正を行わせるため、一旦R
AM9にデータを書き込みあるいは読み取るように構成
されている。
【0037】この時、RAM9へのデータの書き込みは
PLLブロック16のクロックPCKにより決まり、R
AM9からのデータの読み出しはクロックVCKにより
決まるが、十分長い時間単位でみれば両者は同じ速度で
ある。
【0038】次に、信号処理回路18aにて復調および
誤り訂正を行った後の信号(データ)をFIFOメモリ
39にメモリさせる。この時のクロックをVCK’とす
る。このクロックVCK’はクロック発生回路18cよ
り出力された基準クロックXCKを基に、周波数制御回
路18bでクロックVCKに変換され、さらに信号処理
回路18aに送られ、同回路内で分周されたものであ
る。
【0039】次に、FIFOメモリ39からデータを出
力するクロックはXCK’で行わせる。XCK’はクロ
ック発生回路18cの基準クロックXCKを分周させた
クロックのことである。アドレス検出回路18dは、F
IFOメモリ39のデータ蓄積量を監視しているもの
で、この検出値により、周波数制御回路18bのクロッ
クVCKの周波数を制御する。CPUシステムコントロ
ーラ14は、ディスク2のTOC情報やプログラム機能
により、再生速度やFIFOメモリ39へのデータの書
き込み、読み出しをより円滑に行わせる制御機能を有す
る。
【0040】出力制御信号発生装置21は、回転駆動源
であるモータ22と、可変できる電源27と、モータ2
2上に設けられた回転体であるターンテーブル23と、
ターンテーブル23の外周に設けれたリング24と、検
出器25と、検出手段としての回転速度検出部26とに
より構成されている。電源27は、その電圧を変えるこ
とでモータ22の回転数を変化させることができる。
【0041】図2(a)にターンテーブル23付近の断
面図を示しており、このターンテーブル23は、モータ
22の軸22aに固定されているため、モータ軸22a
が回転することにより回転する。リング24は、図2
(b)に示すように、一定間隔で全周に穴24aが開い
ている。検出器25は、実際には一般に透過認識型の受
発光素子が使用され、この受発光素子の光をリング24
の穴24aで透過させ、穴なし部分で遮断することによ
り、ターンテーブル23の回転数を電気的に出力する。
【0042】上記構成において、スピンドルモータ1,
サーボ信号処理ブロック15,信号処理回路18a等に
より可変速度読み取り手段を構成し、クロック発生回路
18c,アドレス検出回路18d,D/Aコンバータ1
0等により出力手段を構成している。
【0043】以上のように構成されたCDプレーヤにつ
いて、その動作を以下に説明する。従来例の図15およ
び図16で説明したように、CDを連続演奏するために
は、2台のCDプレーヤが必要で、まず、1曲目の楽曲
をCDプレーヤA101で再生している(再生中)とし
て、2曲目の楽曲を別のCDプレーヤB102で再生す
るものとする。ここで、図4(a)および図4(b)の
ように、再生中の1曲目のリズムピッチはa1であり、
2曲目のリズムピッチはb1であったとする。一般にリ
ズムピッチとは、その曲のテンポであり、独自のもので
あるから、リズムピッチa1とb1は一致しない場合が
多い。
【0044】そこで、図16のCDプレーヤB102と
して本発明のものを用いると以下のようになる。まず、
図1における出力制御信号発生装置21のモータ22を
所定の速度で回転させる。するとターンテーブル23、
リング24が回転するので、図2(b)のリング24の
穴24aの有無の検知を検出器25が行い、回転速度検
出部26で波形成形された信号を出力する。この出力信
号を図3(a)に示す。同図のように、出力された信号
はパルス波形(矩形波)であり、この1パルスの幅(周
期)をT1とする。この信号を速度比較装置19に入力
する。そして速度比較装置19内で基準信号発生部20
からの信号の1パルス幅T0と比較を行う。今、出力制
御信号発生装置21からの1パルス幅T1を定常の速度
とし、これを基準とすることで、あらかじめ基準信号発
生部20の1パルス幅をT0=T1と設定できる。そし
て速度比較装置19からの出力は、T0/T1=1とな
るので、通常のFIFOメモリ39からの出力速度を行
う制御指令をCPUシステムコントローラ14へ送る。
そして、この状態が図4(a),(b)のようであった
とする。
【0045】すると、図4(b)に示すように、2曲目
のリズムピッチb1は、1曲目のリズムピッチa1より
遅いため、リズムピッチb1を速くする必要がある。そ
こで出力制御信号発生装置21の電源27の電圧を上げ
ることでモータ22の回転数を上げる。するとリング2
4の回転も速くなり、この回転速度が速くなったことを
検出器25で検知する。すると、回転速度検出部26の
出力波形は、図3(b)に示すように、1パルス幅T2
はT0よりも短くなるので、速度比較装置19からの出
力は、(T0/T2)>1となり、通常のFIFOメモ
リ39からの出力速度より速く行う制御指令をCPUシ
ステムコントローラ14へ送る。ここで、たとえば、T
0/T2=1.2であれば、20%速く楽曲を演奏させ
ることになる。そして、2曲目のリズムピッチb1を1
曲目のリズムピッチa1に合うように電源27の電圧を
調整することで、図5(a)および図5(b)に示すよ
うに、2曲目のリズムをリズムピッチb2に変えること
ができる。同図で、リズムピッチa1とリズムピッチb
2とはほとんど等しくリズムピッチは合っているが、1
曲目と2曲目のタイミングが、時間t1だけずれてい
る。
【0046】次に、出力制御信号発生装置21の回転し
ているターンテーブル23を手で軽く触れてやる。する
とターンテーブル23の回転速度はわずかに遅くなるの
で、検出器25または回転速度検出部26の出力は、図
3(c)のように、1パルス幅T3は図3(b)に示す
1パルス幅T2より大きくなる。そして、この出力が速
度比較装置19に入ると、T3/T0で計算された数値
が、CPUシステムコントローラ14に送られる。する
と、また2曲目のリズムは図5(b)に示すリズムピッ
チb2よりも遅く変化するが、ターンテーブル23を触
れている手を放すことで、前述の一連のシステム動作に
て、2曲目のリズムはリズムピッチb2に戻る。そし
て、このことで楽曲のタイミングを変えることができ、
このターンテーブル23に触れるという動作を何回か行
うことで、図6(a)および図6(b)のように、1曲
目と2曲目のタイミングを合わせることができる。そし
て、その後に図16のミキサ103の調節器103a,
103bを用いて、図6(c)のように、ある時間t2
で1曲目の演奏の出力を終了し、時間t3で2曲目の演
奏を出力するように行うと、t2,t3の時間がほば同
時であるので、1曲目から2曲目へリズムピッチを変え
ることなく、スムーズに連続演奏をつなげることができ
る。
【0047】ここで、FIFOメモリ39へのデータの
書き込みの仕方であるが、その一例を図7を用いて以下
に説明する。図7(a)はターンテーブル23の回転速
度の時間的変化、図7(b)はスピンドルモータ1の回
転速度の時間的変化、図7(c)はFIFOメモリ39
の記録容量の時間的変化を示している。
【0048】図7において、時間“0”から“S2”ま
では、上記説明中、一番最初の状態つまり図4(b)に
示すCDプレーヤBの2曲目出力がリズムピッチb1で
あった時である。この時、ターンテーブル23の回転速
度は、“V2”であり、この回転速度“V2”が、前述
の説明のようにリズムピッチb1を決めている。
【0049】この時、スピンドルモータ1の回転速度
は、時間“0”から“S1”までは高速の“v4”で回
転し、ディスク2から読み取られたデータは、信号処理
回路18aを経て、FIFOメモリ39に高速で書き込
まれる。ところが、FIFOメモリ39からのデータの
読み出しは通常の速度であり、書き込まれる速度のほう
がはるかに大きいので、図7(c)のように、時間
“0”から“S1”までは、FIFOメモリ39の記録
量が増加し、時間“S1”では、記録できる最大の量N
1に達する。そして、時間“S1”の後は、スピンドル
モータ1の回転速度が“v4”から“v2に下がり、F
IFOメモリ39への書き込み速度と読み出し速度が等
しくなるように制御される。
【0050】次に、時間“S2”にターンテーブル23
の回転速度を“V2”から“V3”へ速くする。この時
が、図5(b)に示すように、FIFOメモリ39から
の読み出しつまり2曲目出力のリズムピッチがb2にな
った時で、この状態はターンテーブル23の回転速度が
決定している。ターンテーブル23の回転速度が“V
3”に速くなったことをCPUシステムコントローラ1
4が認識し、スピンドルモータ1へ回転速度を“v2”
から“v3”に変えるよう制御する。その後、ディスク
2から、その速度に対応した速さでデータが読み取ら
れ、信号処理回路18aを経て、FIFOメモリ39に
書き込まれる。
【0051】この時の“v3”の値は、FIFOメモリ
39から読み出される速度と書き込まれる速度が等しく
なる速度で決定されているので、FIFOメモリ39の
記録容量は、図7(c)のように、最大の量N1のまま
である。
【0052】次に、時間“S3”から“S4”まではタ
ーンテーブル23に指を触れて回転速度を遅くした時を
示している。つまり、ターンテーブル23の回転速度が
“V1”に遅くなると、FIFOメモリ39からのデー
タの出力速度は、その値に応じて遅くなる。つまり、F
IFOメモリ39の記録されたデータはすでに容量いっ
ぱいであるため、FIFOメモリ39からのデータの読
み出しが遅くなると、FIFOメモリ39への書き込み
の方も容量を越えないよう遅くする必要がある。そのた
め、スピンドルモータ1の回転速度を“v3”から“v
1”へ下げてFIFOメモリ39へのデータ書き込み速
度を遅くする。
【0053】その後、時間“S4”でターンテーブル2
3に触れていた指を離すと、ターンテーブル23の回転
速度は“V3”に戻り、このためFIFOメモリ39か
らの出力速度も変わるので、前述の説明と同様に、スピ
ンドルモータ1の回転速度は“v3”に変わる。この時
もFIFOメモリ39への書き込み速度と読み出し速度
は同じ速度なので記録容量は、“N1”のままである。
【0054】以上のように本実施の形態によれば、回転
体であるターンテーブル23の回転速度で、FIFOメ
モリ39からの情報の出力速度を制御することにより、
1曲目の楽曲のリズムピッチに、2曲目の楽曲のリズム
ピッチを時間遅れなく容易に合わせることができ、また
ターンテーブルに手を触れて一時的にリズムピッチを変
えることにより、リズムのタイミングも合わせることが
できる。
【0055】また、基準信号発生部20で実際に信号を
発生させているが、速度比較装置19に入力する情報と
して、基準となる周期を単なる数値として認識するよう
な構成になっていても、同等の動作が可能である。した
がってこの場合は基準信号発生部20は基準数値の発生
部であってもよい。
【0056】また、2曲目の再生機器に本実施例を用い
たが、1曲目で使用したCDプレーヤAでも本実施例を
用いることにより、3曲目以降も順次同様に連続再生が
できることはいうまでもない。
【0057】また、情報再生装置としてCDプレーヤを
用いたが、デジタル信号のデータであれば、すべてこの
原理が成立するので、たとえば、テープ記録媒体や半導
体メモリなどに記録された信号の再生装置でもよい。ま
た、アナログ信号の場合、A/D変換をし、この装置に
入れれば同様の効果を得ることはいうまでもない。
【0058】さらに、検出器25として、透過認識型の
受発光素子を使用したが、リング24を銀色状の反射効
率のよい材質であれば、反射認識型の受発光素子を用い
ても同様の効果は得られる。また同様に、光以外にリン
グ24の内周、外周またはターンテーブル23の適当な
場所に強磁性材料を等間隔にバーコードのように配して
着磁しておき、これに近接した磁気ヘッドで磁気的に検
出することもできる。このように回転の検出は光学的手
段に限定されず他の方法でも行うことができ、以降の実
施の形態でも同様である。 (実施の形態2)本発明の実施の形態2の情報再生装置
を説明する。
【0059】図8は本実施の形態の情報再生装置である
CDプレーヤにおける出力制御信号発生装置内のターン
テーブル付近の断面図を示している。実施の形態1の情
報再生装置として説明したCDプレーヤと違うところ
は、(第1の)ターンテーブル23の上にシート28を
介して第2のターンテーブル29を摺動自在に設け、そ
の外周にリング30を設けている点である。
【0060】シート28は、ターンテーブル23に接
着、固定してあり、反対側の第2のターンテーブル29
側の表面は、摩擦が小さい滑らかな状態になっており、
第2のターンテーブル29がターンテーブル23に対し
て摺動自在であり、モータ軸22aを中心に回転しやす
くなっている。また、リング30は、実施の形態1で記
述したリング24と同様に、全周に穴が設けられてい
る。なお、このCDプレーヤの全体の構成は、ターンテ
ーブル23および第2のターンテーブル29を含む回転
体の部分を除き実施の形態1のCDプレーヤの構成を示
す図1と同様であるので、全体構成に対する詳しい説明
は省略する。
【0061】以上のように構成された回転体を有するC
Dプレーヤについて、その動作を以下に説明する。図8
において、モータ22によりターンテーブル23が回転
し、シート28を介して第2のターンテーブル29が回
転する。すると、リング30も回転するので、その回転
速度を検出器25が検知する。以下、信号の流れおよび
その動作は、実施の形態1のCDプレーヤと同じであ
る。
【0062】ここで、再生している楽曲のタイミングを
変える場合、第2のターンテーブル29の回転を手で遅
くしたり、速く回したりすることで行える。そして、こ
の第2のターンテーブル29は、表面摩擦の小さなシー
ト28の上にあるため、実施の形態1のターンテーブル
23を回す場合と比べて容易に回転を変えることができ
る。つまり、再生している楽曲のタイミングを容易に変
えることができる。
【0063】また、実施の形態1のCDプレーヤのよう
に、ターンテーブル23を直接回さないことで、回転駆
動機構にダメージを与えないので、使用による故障も無
く信頼性も向上させることができる。また、回転体とし
て、ピッチコントロール機能付きのアナログレコードプ
レーヤ(たとえば、松下製、商品品番SL−1200M
K3)を用いても同様な効果が得られる。 (実施の形態3)本発明の実施の形態3の情報再生装置
を説明する。
【0064】図9は本実施の形態の情報再生装置である
CDプレーヤのブロック図を示している。図9におい
て、実施の形態1のCDプレーヤと違うところは、出力
制御信号発生装置31の中に基準信号発生部33を設け
ている点である。なお、図10は同実施の形態における
出力制御信号発生装置31内の回転体付近の断面図、図
11は同回転体の上面図を示している。これらの図を用
いて、本実施の形態のCDプレーヤについて、以下に説
明する。
【0065】図10において、回転駆動手段であるモー
タ22の軸22aに設けられたターンテーブル23の下
部にリング24が設けられている。また、ターンテーブ
ル23の上にシート28を設け、その上部に第2のター
ンテーブル29を摺動自在に配し、その下部にはリング
30が設けられている。これらの関係は、実施の形態1
および実施の形態2で説明したCDプレーヤと同様であ
る。また、リング24,30には、図2と同様な回転速
度検出のための穴が全周に各々同一の数だけ設けられて
いる。
【0066】リング24の穴を検知するために検出器3
2が設けられ、リング30の穴を検知するために検出器
34が設けられている。検出器32は、ターンテーブル
23の回転速度検出を行い、検出器34は第2のターン
テーブル29の回転速度検出を行う。そして、検出器3
2の出力は、図9の基準信号発生部33に入り波形成形
される。また検出器34の出力も同様に検出手段として
の回転速度検出部35に入り波形形成される。そして各
々の出力は、速度比較装置19に入力される。そして、
これ以降の構成および信号の流れは、実施の形態1と同
じなので説明は省略する。
【0067】以上のように構成された回転体を有するC
Dプレーヤについて、その動作を以下に説明する。検出
器32で検知されたターンテーブル23の回転速度は、
モータ22の駆動を直接受けているので、これを基準と
する。そして、第2のターンテーブル29の回転速度
は、通常の場合、シート28を介してターンテーブル2
3より駆動を伝達されるので、ターンテーブル23の回
転速度と同じである。このとき、ターンテーブル23の
回転速度の検知により出力される基準信号発生部33か
らの出力のパルス波形の周期T4は、第2のターンテー
ブル29の回転速度の検知により出力される回転速度検
出部35からの出力のパルス波形の周期T5と同一であ
る。この状態は、実施の形態1で説明した図3(a)と
同じである。そして、再生している楽曲のリズムピッチ
やタイミングを変えるために、第2のターンテーブル2
9を手で触れて制御を行う動作は、実施の形態2と同じ
である。
【0068】ここで、基準とする周期T4をターンテー
ブル23とすることで、モータ22の回転むら成分や時
間経過による回転数の変動(一般に、ドリフトと呼ばれ
ている)の影響により、通常に再生している楽曲のリズ
ムピッチが変わってしまわないようにしている。すなわ
ち上記のような回転むらや回転数の変動をキャンセルす
ることができる。そのうえで、第2のターンテーブル2
9の回転を手で早くまたは遅くすることにより、再生し
ている楽曲のリズムピッチやタイミングを変えられるの
で、より正確な制御が可能になる。 (実施の形態4)本発明の実施の形態4の情報再生装置
を説明する。
【0069】図12は本実施の形態の情報再生装置であ
るCDプレーヤのブロック図を示している。図12にお
いて、実施の形態1のCDプレーヤと違うところは、タ
ーンテーブル23の回転速度を検知するため、出力制御
信号発生装置38の中に第1の検出器25aと第2の検
出器25bを設け、これらの出力を各々第1の検出手段
としての第1の回転速度検出部50および第2の検出手
段としての第2の回転速度検出部36へ入力し、その各
々の出力を、位相検出手段としての位相検出装置37に
入力し、さらにその出力を制御手段としてのCPUシス
テムコントローラ43に入力している点である。図12
のように、第1、第2の検出器25a、25bは所定の
間隔で離されて設置されている。記憶手段としての記憶
装置42は、前述のRAM9とデータを蓄える大容量R
AM41から構成されている。
【0070】以上のように構成されたCDプレーヤにつ
いて、その動作を以下に説明する。いま、第1の回転速
度検出部50からの出力をチャンネル1、第2の回転速
度検出部36からの出力をチャンネル2とする。通常に
再生している楽曲の場合、前述のようにターンテーブル
23は定常速度で回転している。そして、このときのチ
ャンネル1とチャンネル2の出力を図13(a)に示
す。
【0071】チャンネル1とチャンネル2の周期は同一
のリング24の穴24aを検知するので、ともにT6で
全く同じである。ところが第1の検出器25aと第2の
検出器25bは所定の間隔で離されているので、その位
置によりチャンネル2の方がチャンネル1に比べて時間
ΔT7だけ遅れる。
【0072】この状態、つまり、チャンネル2の方がチ
ャンネル1に比べて遅れていることを位置検出装置37
の中で検出し、この情報をCPUシステムコントローラ
43へ送る。するとCPUシステムコントローラ43の
中で、このときは通常の演奏状態で再生するよう制御す
る。
【0073】つぎに、再生している楽曲を少し戻したい
場合、ターンテーブル23を通常回転方向と逆に手で回
転させる。すると、チャンネル1とチャンネル2の出力
の状態は図13(b)のようになり、今度はチャンネル
1の方が時間ΔT7だけ遅れる。このようにチャンネル
1の方がチャンネル2に比べて遅れていることを位相検
出装置37の中で検出し、この情報をCPUシステムコ
ントローラ43へ送る。するとCPUシステムコントロ
ーラ43の中で、再生している楽曲はその再生位置を逆
に戻すよう制御する。よって、ターンテーブル23を通
常とは逆に回転させることにより、再生している楽曲の
巻き戻し再生を行うことができる。
【0074】ここで、さらに通常再生、早送り再生、逆
転再生について、大容量RAM41のアドレス管理方法
について図14を用いて説明する。まず、通常および早
送り再生時について説明する。
【0075】今大容量RAM41には、Rendブロッ
ク46からFtopブロック45に向かって音楽情報
(データ)が記憶されているとする。D/Aコンバータ
ブロック10にはアドレスReadDATAブロック4
9からFFDATA44方向に読んだ情報がCPUシス
テムコントローラ43の指示する転送速度で転送され再
生される。このとき、大容量RAM41内で一番古い情
報すなわちRendブロック46を消去し、Rendブ
ロック46のあった場所に新しい先読み情報を書き込み
これを新しいFtopブロック45とする。これらの処
理をくり返すことで連続的に再生できる。また、逆転再
生は、通常再生時とは逆方向に読んだ情報を転送するこ
とで実現できる。すなわち、D/Aコンバータブロック
10にはReadDATAブロック49からREVDA
TA47に向かって読んだDATAをCPUシステムコ
ントローラ43の指示する速度で転送し、逆転再生を行
う。このとき同時にFtopブロック45を消去し、こ
こにRendブロック46の情報の1つ前の情報を書き
込み、これを新しいRendブロック46とすること
で、連続的に逆転再生を行うことができる。
【0076】以上のように、大容量RAM41からの情
報転送を制御することで、上記の早送り再生、スロー再
生、逆転再生が可能になる。また、この2つの検出器2
5a,25bと位相検出装置37は、実施の形態2、3
でも構成を追加するだけで各々の形態でも同様の効果が
得られる。
【0077】また、チャンネル1とチャンネル2の位相
関係は、第1の検出器25aと第2の検出器25bの距
離により変わるので、通常演奏の場合が実施の形態4と
反対になる場合があるが、効果は、全く同じであること
はいうまでもない。
【0078】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、検出手段
が回転速度に対応して出力する情報に基づいて、記憶手
段からの情報を引き出す速度を可変させるので、回転体
の回転速度の制御のみにより、時間遅れなく出力速度を
変更することができる。
【0079】また、回転体であるターンテーブルを手で
早く回したり止めたりすることにより、そのターンテー
ブルの回転速度を検出手段が検出し、この検出情報に基
づいて出力情報のリズムピッチやタイミングを変更する
ことができる。
【0080】また、第2のターンテーブルを軽く回転さ
せることができるので、上記効果に加えて、出力信号の
制御が容易に行え、回転体の駆動機構にダメージを与え
ないようにすることができる。
【0081】また、回転体である第1のターンテーブル
の回転を基準にして、第2のターンテーブルが第1のタ
ーンテーブルに対して相対的に変化したことを検出する
ので、第1のターンテーブルの回転にむらがあっても、
それをキャンセルして検出することができる。
【0082】また、位相検出手段から出力した情報に基
づいて、再生位置を逆に戻すかどうかを決定して、回転
体の回転速度を制御するだけで、記憶手段から出力する
出力情報のリズムピッチやタイミングを変えることがで
きるとともに、回転体の回転方向を通常演奏方向と反対
に回すことにより、容易に出力情報の逆転再生や後送り
(巻き戻し)を行うことができる。
【0083】また、回転体の回転速度を任意に変更する
ことにより、装置を回転体の回転速度の変更に対応させ
ることができる。以上により、簡単な構成と単純な動作
により、第1の情報再生装置に後続する第2の情報再生
装置の情報ブロックのリズムピッチとタイミングを、時
間遅れなく第1の情報再生装置の情報ブロックに合わせ
ることができるとともに、本装置を2台用いて、後から
再生する曲のリズムピッチとタイミングを前の曲のもの
と合わせる操作を連続的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の情報再生装置の構成を
示すブロック図
【図2】同実施の形態におけるターンテーブル付近の構
成図
【図3】同実施の形態における回転速度検出部の出力波
形図
【図4】同実施の形態における出力のピッチの説明図
【図5】同実施の形態における出力のタイミングの説明
【図6】同実施の形態における出力の切り替えタイミン
グの説明図
【図7】同実施の形態におけるFIFOメモリの動作説
明図
【図8】本発明の実施の形態2の情報再生装置のターン
テーブル付近の構成図
【図9】本発明の実施の形態3の情報再生装置の構成を
示すブロック図
【図10】同実施の形態におけるターンテーブル付近の
構成図
【図11】同実施の形態におけるターンテーブル付近の
上面図
【図12】本発明の実施の形態4の情報再生装置の構成
を示すブロック図
【図13】同実施の形態における出力波形の位相の説明
【図14】同実施の形態における出力のタイミング説明
【図15】従来の情報再生装置の構成を示すブロック図
【図16】同従来例の情報再生装置の連続出力システム
の構成図
【符号の説明】
14,43 CPUシステムコントローラ 15 サーボ信号処理ブロック 18 デジタル信号処理ブロック 19 速度比較装置 20,33 基準信号発生部 21,31,38 出力制御信号発生装置 22 モータ 23 ターンテーブル 29 第2のターンテーブル 24,30 リング 24a 穴 25,32,34 検出器 25a 第1の検出器 25b 第2の検出器 26,35 回転速度検出部 36 第2の回転速度検出部 50 第1の回転速度検出部 27 電源 28 シート 37 位相検出装置 39 FIFOメモリ 40,42 記憶装置 41 大容量RAM

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録情報を読み取るとともに、その読み
    取り速度が変更可能な可変速度読み取り手段と、前記可
    変速度読み取り手段により読み取った前記記録情報を保
    管情報として保管する記憶手段と、前記記憶手段からそ
    の保管情報を引き出して出力する出力手段と、前記可変
    速度読み取り手段内とは別に回転可能に設けられた回転
    体の回転速度を検出する検出手段と、装置全体の作動を
    制御する制御手段とを備え、前記制御手段を、検出手段
    からの回転体の回転速度情報に基づいて、前記出力手段
    による記憶手段からの保管情報の引き出し速度を可変制
    御して、前記再生速度を変更するよう構成した情報再生
    装置。
  2. 【請求項2】 検出手段により回転速度が検出される回
    転体を、回転軸に接続されその回転軸を中心にして回転
    可能に設けられたターンテーブルとする請求項1に記載
    の情報再生装置。
  3. 【請求項3】 検出手段により回転速度が検出される回
    転体を、回転軸に接続されその回転軸を中心にして回転
    可能に設けられた第1のターンテーブルに対して前記回
    転軸を中心にして摺動回転可能に配した第2のターンテ
    ーブルとする請求項1に記載の情報再生装置。
  4. 【請求項4】 記録情報を読み取るとともに、その読み
    取り速度が変更可能な可変速度読み取り手段と、前記可
    変速度読み取り手段により読み取った前記記録情報を保
    管情報として保管する記憶手段と、前記記憶手段からそ
    の保管情報を引き出して出力する出力手段と、前記可変
    速度読み取り手段内とは別に、回転軸に接続されその回
    転軸を中心にして回転可能に設けられた第1のターンテ
    ーブルの回転速度を検出する第1の検出手段と、前記第
    1のターンテーブルに対して前記回転軸を中心にして摺
    動回転可能に配した第2のターンテーブルの回転速度を
    検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手段と第2
    の検出手段とからの各回転速度情報を比較する比較手段
    と、装置全体の作動を制御する制御手段とを備え、前記
    制御手段を、比較手段からの比較情報に基づいて、前記
    出力手段による記憶手段からの保管情報の引き出し速度
    を可変制御して、前記再生速度を変更するよう構成した
    情報再生装置。
  5. 【請求項5】 検出手段を、所定の距離だけ離して配設
    した2つの検出手段で構成し、前記2つの検出手段から
    の各回転速度情報に基づいて、回転体の回転方向を検出
    する位相検出手段を備え、制御手段を、前記位相検出手
    段からの回転方向情報に基づいて、再生中の位置から逆
    戻しするかどうかを決定するよう構成した請求項1から
    請求項3のいずれかに記載の情報再生装置。
  6. 【請求項6】 第1および第2の検出手段を所定の距離
    だけ離して配設し、前記第1および第2の検出手段から
    の各回転速度情報に基づいて、第2のターンテーブルの
    回転方向を検出する位相検出手段を備え、制御手段を、
    前記位相検出手段からの回転方向情報に基づいて、再生
    中の位置から逆戻しするかどうかを決定するよう構成し
    た請求項4に記載の情報再生装置。
  7. 【請求項7】 回転体および第2のターンテーブルを、
    その回転速度が任意に変更可能に構成した請求項1から
    請求項6のいずれかに記載の情報再生装置。
JP26221796A 1996-10-03 1996-10-03 情報再生装置 Pending JPH10112134A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0999553A1 (en) * 1998-11-02 2000-05-10 Alessandro Cortellesi Portable apparatus for storing, handling and listening to pieces of music

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0999553A1 (en) * 1998-11-02 2000-05-10 Alessandro Cortellesi Portable apparatus for storing, handling and listening to pieces of music

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