JP3236245B2 - 情報記録再生装置 - Google Patents
情報記録再生装置Info
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- JP3236245B2 JP3236245B2 JP20138297A JP20138297A JP3236245B2 JP 3236245 B2 JP3236245 B2 JP 3236245B2 JP 20138297 A JP20138297 A JP 20138297A JP 20138297 A JP20138297 A JP 20138297A JP 3236245 B2 JP3236245 B2 JP 3236245B2
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- track
- tracks
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- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクなどの
記録媒体に情報を記録または再生する情報記録再生装置
に関するものである。
記録媒体に情報を記録または再生する情報記録再生装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来例の光ディスク装置の構成を
示したブロック図である。図4において、1は情報記録
媒体であるところの光ディスクである。光ディスク1は
データ信号、ビデオ信号、オーディオ信号など各種情報
信号を記録する媒体として用いられ、これらの情報信号
を記録する際には1本の螺旋状のトラックとして情報信
号が記録される。また、光ディスク1は図示しないモー
タの駆動によって所定の速度で回転する。
示したブロック図である。図4において、1は情報記録
媒体であるところの光ディスクである。光ディスク1は
データ信号、ビデオ信号、オーディオ信号など各種情報
信号を記録する媒体として用いられ、これらの情報信号
を記録する際には1本の螺旋状のトラックとして情報信
号が記録される。また、光ディスク1は図示しないモー
タの駆動によって所定の速度で回転する。
【0003】ピックアップ2は、光ディスク1に記録用
光ビームまたは再生用光ビームを照射し、ディスク1上
に情報信号の記録または再生を行う。ピックアップ2は
図示しない光源の半導体レーザや半導体レーザから射出
されたレーザビームを収束するレンズなどの光学素子、
光ディスク1からの反射光を検出するフォトディテクタ
3を内蔵している。また、このピックアップ2はスライ
ドモータ10を駆動源とする駆動機構(図示せず)の駆
動によって光ディスク1の半径方向(トラック横断方
向)に移動し、光ディスク1の所望のトラックにアクセ
スできるように構成されている。
光ビームまたは再生用光ビームを照射し、ディスク1上
に情報信号の記録または再生を行う。ピックアップ2は
図示しない光源の半導体レーザや半導体レーザから射出
されたレーザビームを収束するレンズなどの光学素子、
光ディスク1からの反射光を検出するフォトディテクタ
3を内蔵している。また、このピックアップ2はスライ
ドモータ10を駆動源とする駆動機構(図示せず)の駆
動によって光ディスク1の半径方向(トラック横断方
向)に移動し、光ディスク1の所望のトラックにアクセ
スできるように構成されている。
【0004】ピックアップ2内のフォトディテクタ3は
複数の受光素子からなっていて、これらの複数の受光素
子の受光信号から情報再生信号、フォーカスエラー信
号、トラッキングエラー信号が生成される。トラッキン
グエラー検出回路4は、フォトディテクタ3の複数の受
光素子うちトラッキング制御用受光素子の受光信号をも
とにアナログ値のトラッキングエラー信号を検出する。
トラッキングエラー検出回路4で検出されたトラッキン
グエラー信号は波形整形回路5で2値化され、デジタル
値のトラック信号が生成される。
複数の受光素子からなっていて、これらの複数の受光素
子の受光信号から情報再生信号、フォーカスエラー信
号、トラッキングエラー信号が生成される。トラッキン
グエラー検出回路4は、フォトディテクタ3の複数の受
光素子うちトラッキング制御用受光素子の受光信号をも
とにアナログ値のトラッキングエラー信号を検出する。
トラッキングエラー検出回路4で検出されたトラッキン
グエラー信号は波形整形回路5で2値化され、デジタル
値のトラック信号が生成される。
【0005】ダウンカウンタ6は波形整形回路5のトラ
ック信号をダウンカウントするためのカウンタである。
ピックアップ2を目的のトラックに移動させる場合、マ
イクロコンピュータ7はピックアップ2が現在位置する
トラックのアドレスと目的のトラックのアドレスの差で
ある移動トラック数を算出し、ダウンカウンタ6に初期
値として設定する。ダウンカウンタ6は設定された初期
値からトラック信号を1つづつダウンカウントしてい
く。トラック信号の1周期は1トラックに対応している
ので、ピックアップ2が目的のトラックに到達したとき
にダウンカウンタ6のカウント値は丁度0となる。
ック信号をダウンカウントするためのカウンタである。
ピックアップ2を目的のトラックに移動させる場合、マ
イクロコンピュータ7はピックアップ2が現在位置する
トラックのアドレスと目的のトラックのアドレスの差で
ある移動トラック数を算出し、ダウンカウンタ6に初期
値として設定する。ダウンカウンタ6は設定された初期
値からトラック信号を1つづつダウンカウントしてい
く。トラック信号の1周期は1トラックに対応している
ので、ピックアップ2が目的のトラックに到達したとき
にダウンカウンタ6のカウント値は丁度0となる。
【0006】スイッチ回路8はダウンカウンタ6のカウ
ント値によって制御され、カウント値が0のときはb側
に接続されてトラッキングエラー信号が駆動アンプ9を
通してスライドモータ10に供給される。即ち、カウン
ト値が0のときは、通常の動作状態である。この場合
は、トラッキングエラー信号に応じてトラッキング制御
を行い、ピックアップ2からの光ビームは光ディスク1
の情報トラック上をトレースする。
ント値によって制御され、カウント値が0のときはb側
に接続されてトラッキングエラー信号が駆動アンプ9を
通してスライドモータ10に供給される。即ち、カウン
ト値が0のときは、通常の動作状態である。この場合
は、トラッキングエラー信号に応じてトラッキング制御
を行い、ピックアップ2からの光ビームは光ディスク1
の情報トラック上をトレースする。
【0007】一方、この状態でダウンカウンタ6に初期
値が設定されると、スイッチ回路8はa側に接続されて
図示しない駆動信号発生部から駆動信号が駆動アンプ9
を通してスライドモータ10に供給される。従って、こ
の場合は、ピックアップ2はスライドモータ10の駆動
によってトラック横断方向に移動し、目的のトラックに
向かって移動していく。そして、ダウンカウンタ6のカ
ウント値が0になってピックアップ2が目的のトラック
に到達すると、スイッチ回路8は再びb側に切り換えら
れ、ピックアップ2からの光ビームは光ディスク1の目
的トラックにトレースする状態となる。
値が設定されると、スイッチ回路8はa側に接続されて
図示しない駆動信号発生部から駆動信号が駆動アンプ9
を通してスライドモータ10に供給される。従って、こ
の場合は、ピックアップ2はスライドモータ10の駆動
によってトラック横断方向に移動し、目的のトラックに
向かって移動していく。そして、ダウンカウンタ6のカ
ウント値が0になってピックアップ2が目的のトラック
に到達すると、スイッチ回路8は再びb側に切り換えら
れ、ピックアップ2からの光ビームは光ディスク1の目
的トラックにトレースする状態となる。
【0008】ここで、ダウンカウンタ6でトラック信号
をカウントする場合、トラック信号は外部から入力され
た非同期の信号であるため、内部回路と同期させる必要
がある。図4の光ディスク装置においては、所定周波数
のクロック信号CLKがダウンカウンタ6に入力され、
トラック信号と内部回路の同期がとられている。クロッ
ク信号としては、トラック信号の最も速い周期でも同期
がとれるように所定周波数の1つのクロック信号が選ば
れている。
をカウントする場合、トラック信号は外部から入力され
た非同期の信号であるため、内部回路と同期させる必要
がある。図4の光ディスク装置においては、所定周波数
のクロック信号CLKがダウンカウンタ6に入力され、
トラック信号と内部回路の同期がとられている。クロッ
ク信号としては、トラック信号の最も速い周期でも同期
がとれるように所定周波数の1つのクロック信号が選ば
れている。
【0009】即ち、ピックアップ2の移動時において、
スライドモータ10は徐々に加速しいくので、ピックア
ップ2の移動速度は移動開始時は遅く、移動終了直前に
最も速くなる。そのため、ピックアップ2が最大トラッ
ク数を移動する際の移動終了直前の速度、つまり、ピッ
クアップ2の最大移動速度おいても同期がとれるように
高い周波数のクロック信号が設定されている。
スライドモータ10は徐々に加速しいくので、ピックア
ップ2の移動速度は移動開始時は遅く、移動終了直前に
最も速くなる。そのため、ピックアップ2が最大トラッ
ク数を移動する際の移動終了直前の速度、つまり、ピッ
クアップ2の最大移動速度おいても同期がとれるように
高い周波数のクロック信号が設定されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際の光デ
ィスク装置の動作では、ピックアップ2は数トラックを
移動する場合が多い。従って、このように数トラックを
移動する場合も、ダウンカウンタ6ではピックアップ2
の最大移動速度に応じて設定された速い周波数のクロッ
ク信号を用いて同期がとられている。
ィスク装置の動作では、ピックアップ2は数トラックを
移動する場合が多い。従って、このように数トラックを
移動する場合も、ダウンカウンタ6ではピックアップ2
の最大移動速度に応じて設定された速い周波数のクロッ
ク信号を用いて同期がとられている。
【0011】しかしながら、通常、図4の光ディスク装
置のダウンカウンタ6、マイクロコンピュータ7などの
制御系の回路はLSI回路として集積化されており、こ
のようなLSI回路においてはクロック周波数が高くな
るほど消費電力が大きくなってしまう。即ち、ダウンカ
ウンタ6では、移動するトラック数に関係なく、常に高
い周波数のクロック信号を用いて同期がとられているの
で、無駄に電力を消費するという問題点があった。
置のダウンカウンタ6、マイクロコンピュータ7などの
制御系の回路はLSI回路として集積化されており、こ
のようなLSI回路においてはクロック周波数が高くな
るほど消費電力が大きくなってしまう。即ち、ダウンカ
ウンタ6では、移動するトラック数に関係なく、常に高
い周波数のクロック信号を用いて同期がとられているの
で、無駄に電力を消費するという問題点があった。
【0012】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、極力
消費電力を低減することが可能な情報記録再生装置を提
供することを目的とする。
消費電力を低減することが可能な情報記録再生装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、情報記録媒体に情報を記録し、または
再生するためのピックアップと、前記ピックアップを前
記記録媒体のトラック横断方向に移動させる手段と、前
記ピックアップの移動時に前記記録媒体のトラックの有
無を示すトラック信号を生成する手段と、前記ピックア
ップの現在位置するトラックのアドレスと目的のトラッ
クのアドレスから前記ピックアップの移動トラック数を
算出する手段と、前記トラック信号を同期用クロックに
同期してカウントする手段と、前記移動トラック数に応
じて前記同期用クロックの周期を変える手段と、前記カ
ウント手段が移動トラック数をカウントし、前記ピック
アップが目的トラックに到達したときにトラッキング制
御に切り換える手段とを有することを特徴としている。
達成するために、情報記録媒体に情報を記録し、または
再生するためのピックアップと、前記ピックアップを前
記記録媒体のトラック横断方向に移動させる手段と、前
記ピックアップの移動時に前記記録媒体のトラックの有
無を示すトラック信号を生成する手段と、前記ピックア
ップの現在位置するトラックのアドレスと目的のトラッ
クのアドレスから前記ピックアップの移動トラック数を
算出する手段と、前記トラック信号を同期用クロックに
同期してカウントする手段と、前記移動トラック数に応
じて前記同期用クロックの周期を変える手段と、前記カ
ウント手段が移動トラック数をカウントし、前記ピック
アップが目的トラックに到達したときにトラッキング制
御に切り換える手段とを有することを特徴としている。
【0014】また、本発明は、上記目的を達成するため
に、情報記録媒体に情報を記録し、または再生するため
のピックアップと、前記ピックアップを前記記録媒体の
トラック横断方向に移動させる手段と、前記ピックアッ
プの移動時に前記記録媒体のトラックの有無を示すトラ
ック信号を生成する手段と、前記ピックアップの現在位
置するトラックのアドレスと目的のトラックのアドレス
から前記ピックアップの移動トラック数を算出する手段
と、前記トラック信号を同期用クロックに同期してカウ
ントする手段と、前記ピックアップの移動トラック数に
基づいて前記ピックアップの最大移動速度を求める手段
と、該最大移動速度に応じて前記同期用クロックの周期
を変える手段と、前記カウント手段が移動トラック数を
カウントし、前記ピックアップが目的トラックに到達し
たときにトラッキング制御に切り換える手段とを有する
ことを特徴としている。
に、情報記録媒体に情報を記録し、または再生するため
のピックアップと、前記ピックアップを前記記録媒体の
トラック横断方向に移動させる手段と、前記ピックアッ
プの移動時に前記記録媒体のトラックの有無を示すトラ
ック信号を生成する手段と、前記ピックアップの現在位
置するトラックのアドレスと目的のトラックのアドレス
から前記ピックアップの移動トラック数を算出する手段
と、前記トラック信号を同期用クロックに同期してカウ
ントする手段と、前記ピックアップの移動トラック数に
基づいて前記ピックアップの最大移動速度を求める手段
と、該最大移動速度に応じて前記同期用クロックの周期
を変える手段と、前記カウント手段が移動トラック数を
カウントし、前記ピックアップが目的トラックに到達し
たときにトラッキング制御に切り換える手段とを有する
ことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の情報
記録再生装置の第1の実施形態の構成を示している。な
お、図1においては図4の従来装置と同一部分は同一符
号を付して説明を省略する。即ち、光ディスク1、ピッ
クアップ2、フォトディテクタ3、トラッキングエラー
検出回路4、波形整形回路5、ダウンカウンタ6、マイ
クロコンピュータ7、スイッチ回路8、駆動アンプ9、
スライドモータ10はいずれも図4で説明したものと同
じある。
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の情報
記録再生装置の第1の実施形態の構成を示している。な
お、図1においては図4の従来装置と同一部分は同一符
号を付して説明を省略する。即ち、光ディスク1、ピッ
クアップ2、フォトディテクタ3、トラッキングエラー
検出回路4、波形整形回路5、ダウンカウンタ6、マイ
クロコンピュータ7、スイッチ回路8、駆動アンプ9、
スライドモータ10はいずれも図4で説明したものと同
じある。
【0016】また、本実施形態では、ピックアップ2が
光ディスク1のトラック横断方向に移動して目的のトラ
ックにアクセスする場合、ダウンカウンタ6の同期用ク
ロック信号を選択するためのセレクタ11が設けられて
いる。セレクタ11は、このピックアップ2の移動時に
詳しく後述するようにマイクロコンピュータ7からの選
択信号に応じて複数のクロック信号CLK1〜CLKn
の中から1つを選択して、ダウンカウンタ6に供給す
る。
光ディスク1のトラック横断方向に移動して目的のトラ
ックにアクセスする場合、ダウンカウンタ6の同期用ク
ロック信号を選択するためのセレクタ11が設けられて
いる。セレクタ11は、このピックアップ2の移動時に
詳しく後述するようにマイクロコンピュータ7からの選
択信号に応じて複数のクロック信号CLK1〜CLKn
の中から1つを選択して、ダウンカウンタ6に供給す
る。
【0017】ピックアップ2が目的のトラックに向けて
移動する場合、マイクロコンピュータ7は前述のように
ピックアップ2が移動を開始する前に、ピックアップ2
の現在位置するトラックアドレスと目的のトラックアド
レスの差を算出し、移動トラック数を算出する。マイク
ロコンピュータ7は得られた移動トラック数をダウンカ
ウンタ6に初期値として設定する。ダウンカウンタ6は
この初期値からトラック信号をカウントし始め、移動ト
ラック数をカウントしてピックアップ2が目的トラック
に到達すると、マイクロコンピュータ7の制御によって
スイッチ回路8がb側に切り換えられ、ピックアップ2
が目的トラックにトレースする状態、即ち、トラッキン
グ制御に切り換えられる。
移動する場合、マイクロコンピュータ7は前述のように
ピックアップ2が移動を開始する前に、ピックアップ2
の現在位置するトラックアドレスと目的のトラックアド
レスの差を算出し、移動トラック数を算出する。マイク
ロコンピュータ7は得られた移動トラック数をダウンカ
ウンタ6に初期値として設定する。ダウンカウンタ6は
この初期値からトラック信号をカウントし始め、移動ト
ラック数をカウントしてピックアップ2が目的トラック
に到達すると、マイクロコンピュータ7の制御によって
スイッチ回路8がb側に切り換えられ、ピックアップ2
が目的トラックにトレースする状態、即ち、トラッキン
グ制御に切り換えられる。
【0018】本実施形態では、この移動トラック数を算
出した後、マイクロコンピュータ7は得られた移動トラ
ック数に基づいてピックアップ2の最大移動速度を推定
し、波形整形回路5からのトラック信号の周波数を予測
する。具体的に説明すると、ピックアップ2の最大移動
速度をV1、光ディスク1のトラックの間隔(幅)をL
1とすると、トラック信号の最高周波数Fは、 F=V1÷L1 …(1) となる。よって、ダウンカウンタ6の同期用クロック信
号の周波数をトラック信号の周波数の2倍とすると、 クロック周波数=2×(V1÷L1) …(2) となる。
出した後、マイクロコンピュータ7は得られた移動トラ
ック数に基づいてピックアップ2の最大移動速度を推定
し、波形整形回路5からのトラック信号の周波数を予測
する。具体的に説明すると、ピックアップ2の最大移動
速度をV1、光ディスク1のトラックの間隔(幅)をL
1とすると、トラック信号の最高周波数Fは、 F=V1÷L1 …(1) となる。よって、ダウンカウンタ6の同期用クロック信
号の周波数をトラック信号の周波数の2倍とすると、 クロック周波数=2×(V1÷L1) …(2) となる。
【0019】また、本実施形態では、予め移動トラック
数を変化させてピックアップ2の移動速度を測定し、マ
イクロコンピュータ7の内部に移動トラック数とピック
アップ2の最大移動速度との変換テーブルを作成してい
る。実際にピックアップ2が移動する場合、マイクロコ
ンピュータ7は移動トラック数を算出した後、変換テー
ブルに基づいてその移動トラック数に対応するピックア
ップ2の最大移動速度を求める。そして、ピックアップ
2の最大移動速度がわかると、(2)式を用いてクロッ
ク周波数を算出する。
数を変化させてピックアップ2の移動速度を測定し、マ
イクロコンピュータ7の内部に移動トラック数とピック
アップ2の最大移動速度との変換テーブルを作成してい
る。実際にピックアップ2が移動する場合、マイクロコ
ンピュータ7は移動トラック数を算出した後、変換テー
ブルに基づいてその移動トラック数に対応するピックア
ップ2の最大移動速度を求める。そして、ピックアップ
2の最大移動速度がわかると、(2)式を用いてクロッ
ク周波数を算出する。
【0020】マイクロコンピュータ7は、クロック周波
数を算出すると、セレクタ11に得られた周波数のクロ
ックを選択するための選択信号を出力する。これによっ
て、セレクタ11は複数のクロック信号CLK1〜CL
Knのうち選択信号によって指示されたクロック周波数
のクロック信号を選択し、ダウンカウンタ6に供給す
る。図2はピックアップ2の移動時のトラッキングエラ
ー信号とトラック信号を示している。図2(a)はトラ
ッキングエラー検出回路4からのトラッキングエラー信
号である。
数を算出すると、セレクタ11に得られた周波数のクロ
ックを選択するための選択信号を出力する。これによっ
て、セレクタ11は複数のクロック信号CLK1〜CL
Knのうち選択信号によって指示されたクロック周波数
のクロック信号を選択し、ダウンカウンタ6に供給す
る。図2はピックアップ2の移動時のトラッキングエラ
ー信号とトラック信号を示している。図2(a)はトラ
ッキングエラー検出回路4からのトラッキングエラー信
号である。
【0021】ここで、例えば、ピックアップ2が10ト
ラックを移動する場合、波形整形回路5からのトラック
信号は、図2(b)に示すように徐々に周波数が高くな
ってピックアップ2が目的トラックに到達したときのパ
ルス幅はt1 となる。この場合のクロック周波数は1/
t1 の2倍以上となり、マイクロコンピュータ7は複数
のクロック信号の中からそれに応じたクロック信号を選
択し、ダウンカウンタ6に供給する。
ラックを移動する場合、波形整形回路5からのトラック
信号は、図2(b)に示すように徐々に周波数が高くな
ってピックアップ2が目的トラックに到達したときのパ
ルス幅はt1 となる。この場合のクロック周波数は1/
t1 の2倍以上となり、マイクロコンピュータ7は複数
のクロック信号の中からそれに応じたクロック信号を選
択し、ダウンカウンタ6に供給する。
【0022】また、ピックアップ2が2トラックを移動
する場合、トラック信号は図2(c)に示すような信号
となり、ピックアップ2が目的トラックに到達したとき
のパルス幅はt2 となる。この場合のクロック周波数は
1/t2 倍以上となり、マイクロコンピュータ7は同様
に複数のクロック信号の中からそれに応じたクロック信
号を選択し、ダウンカウンタ6に供給する。
する場合、トラック信号は図2(c)に示すような信号
となり、ピックアップ2が目的トラックに到達したとき
のパルス幅はt2 となる。この場合のクロック周波数は
1/t2 倍以上となり、マイクロコンピュータ7は同様
に複数のクロック信号の中からそれに応じたクロック信
号を選択し、ダウンカウンタ6に供給する。
【0023】このように本実施形態においては、ピック
アップ2の移動トラック数に基づいてピックアップ2の
最大移動速度を予測し、それに応じてダウンカウンタ6
の同期用クロックの周波数を変化させているので、ダウ
ンカウンタ6の同期用クロックの周波数をピックアップ
2の最大移動速度による最高周波数ではなく、ピックア
ップ2のその時々の移動速度に応じた低いクロック周波
数に設定することができる。従って、常時同期用クロッ
クの周波数をピックアップ2の最大移動速度に応じた最
高周波数に設定するという従来装置に比べて装置の消費
電力を大幅に低減することができる。
アップ2の移動トラック数に基づいてピックアップ2の
最大移動速度を予測し、それに応じてダウンカウンタ6
の同期用クロックの周波数を変化させているので、ダウ
ンカウンタ6の同期用クロックの周波数をピックアップ
2の最大移動速度による最高周波数ではなく、ピックア
ップ2のその時々の移動速度に応じた低いクロック周波
数に設定することができる。従って、常時同期用クロッ
クの周波数をピックアップ2の最大移動速度に応じた最
高周波数に設定するという従来装置に比べて装置の消費
電力を大幅に低減することができる。
【0024】図3は本発明の第2の実施形態の構成を示
している。本実施形態では、セレクタ11の選択信号を
マイクロコンピュータ7で設定するのではなく、移動ト
ラック数をデコーダ12でデコードすることで同期用ク
ロックを選択している。その他の構成は図1と同じであ
る。具体的に説明すると、まず、例えば移動トラック数
を4ビットの信号で設定すると、移動トラック数は1〜
15まで設定することが可能である。この場合の各々の
移動トラック数に応じたクロック周波数をf1〜f15
とし、周波数f1は最も周波数が低く、周波数f15は
最も周波数が高くなる。
している。本実施形態では、セレクタ11の選択信号を
マイクロコンピュータ7で設定するのではなく、移動ト
ラック数をデコーダ12でデコードすることで同期用ク
ロックを選択している。その他の構成は図1と同じであ
る。具体的に説明すると、まず、例えば移動トラック数
を4ビットの信号で設定すると、移動トラック数は1〜
15まで設定することが可能である。この場合の各々の
移動トラック数に応じたクロック周波数をf1〜f15
とし、周波数f1は最も周波数が低く、周波数f15は
最も周波数が高くなる。
【0025】ここで、本来であれば、移動トラック数=
1の時は周波数f1のクロックを選択するようにデコー
ダ12からセレクタ11に出力し、移動トラック数=2
の時は周波数f2のクロック、移動トラック数=3の時
は周波数f3のクロックといった具合に、移動トラック
数に応じたクロック周波数を選択するようにデコーダ1
2とセレクタ11を構成すればよい。但し、このように
各移動トラック数毎にクロックを変えていたのでは、回
路構成が複雑化、大型化するので、本実施形態では次の
ようにデコーダ12を構成している。
1の時は周波数f1のクロックを選択するようにデコー
ダ12からセレクタ11に出力し、移動トラック数=2
の時は周波数f2のクロック、移動トラック数=3の時
は周波数f3のクロックといった具合に、移動トラック
数に応じたクロック周波数を選択するようにデコーダ1
2とセレクタ11を構成すればよい。但し、このように
各移動トラック数毎にクロックを変えていたのでは、回
路構成が複雑化、大型化するので、本実施形態では次の
ようにデコーダ12を構成している。
【0026】まず、移動トラック数(4ビットの場合)
の最上位ビットが1、即ち、8≦移動トラック数≦15
の時は、周波数がf15のクロックを選択し、移動トラ
ック数の最上位ビットが0で、上位から2番目のビット
が1であったら、即ち、4≦移動トラック数≦7の時
は、周波数がf7のクロックを選択するようにする。ま
た、移動トラック数の上位2ビットが00で、上位から
3番目のビットが1であったら、即ち、2≦移動トラッ
ク数≦3の時は、周波数がf3のクロックを選択し、移
動トラック数の上位3ビットが000で、上位から4番
目のビットが1であったら、即ち、移動トラック数=1
の時は、周波数がf1のクロックを選択するようにす
る。
の最上位ビットが1、即ち、8≦移動トラック数≦15
の時は、周波数がf15のクロックを選択し、移動トラ
ック数の最上位ビットが0で、上位から2番目のビット
が1であったら、即ち、4≦移動トラック数≦7の時
は、周波数がf7のクロックを選択するようにする。ま
た、移動トラック数の上位2ビットが00で、上位から
3番目のビットが1であったら、即ち、2≦移動トラッ
ク数≦3の時は、周波数がf3のクロックを選択し、移
動トラック数の上位3ビットが000で、上位から4番
目のビットが1であったら、即ち、移動トラック数=1
の時は、周波数がf1のクロックを選択するようにす
る。
【0027】本実施形態においては、ピックアップ2の
移動トラック数、即ち、ピックアップ2の移動速度に応
じてダウンカウンタ6の同期用クロックの周波数を変え
ているので、図1の実施形態と同様に装置の消費電力を
低減することができる。また、移動トラック数をデコー
ダ12でデコードすることによって同期用クロックの周
波数を選択しているので、マイクロコンピュータ7の処
理負担を軽減することができる。
移動トラック数、即ち、ピックアップ2の移動速度に応
じてダウンカウンタ6の同期用クロックの周波数を変え
ているので、図1の実施形態と同様に装置の消費電力を
低減することができる。また、移動トラック数をデコー
ダ12でデコードすることによって同期用クロックの周
波数を選択しているので、マイクロコンピュータ7の処
理負担を軽減することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ピ
ックアップの移動速度に応じて同期用クロックの周期を
変えるようにしたので、同期用クロックの周波数を常時
ピックアップの最大移動速度に応じて設定するという従
来装置に比べて、装置の消費電力を大幅に低減すること
ができる。特に、通常の動作状態では、ピックアップは
数トラックを移動する場合が多いので、効果的に装置の
無駄な電力の消費を防ぐことができる。
ックアップの移動速度に応じて同期用クロックの周期を
変えるようにしたので、同期用クロックの周波数を常時
ピックアップの最大移動速度に応じて設定するという従
来装置に比べて、装置の消費電力を大幅に低減すること
ができる。特に、通常の動作状態では、ピックアップは
数トラックを移動する場合が多いので、効果的に装置の
無駄な電力の消費を防ぐことができる。
【図1】本発明による情報記録再生装置の第1の実施形
態の構成を示したブロック図である。
態の構成を示したブロック図である。
【図2】図1の実施形態のトラッキングエラー信号及び
トラック信号を示した信号波形図である。
トラック信号を示した信号波形図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の構成を示したブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】従来例の光ディスク装置を示したブロック図で
ある。
ある。
1 光ディスク 2 ピックアップ 3 フォトディテクタ 4 トラッキングエラー検出回路 5 波形整形回路 6 ダウンカウンタ 7 マイクロコンピュータ 8 スイッチ回路 9 駆動アンプ 10 スライドモータ 11 セレクタ 12 デコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/085 G11B 19/02 G11B 21/08
Claims (2)
- 【請求項1】 情報記録媒体に情報を記録し、または再
生するためのピックアップと、前記ピックアップを前記
記録媒体のトラック横断方向に移動させる手段と、前記
ピックアップの移動時に前記記録媒体のトラックの有無
を示すトラック信号を生成する手段と、前記ピックアッ
プの現在位置するトラックのアドレスと目的のトラック
のアドレスから前記ピックアップの移動トラック数を算
出する手段と、前記トラック信号を同期用クロックに同
期してカウントする手段と、前記移動トラック数に応じ
て前記同期用クロックの周期を変える手段と、前記カウ
ント手段が移動トラック数をカウントし、前記ピックア
ップが目的トラックに到達したときにトラッキング制御
に切り換える手段とを有することを特徴とする情報記録
再生装置。 - 【請求項2】 情報記録媒体に情報を記録し、または再
生するためのピックアップと、前記ピックアップを前記
記録媒体のトラック横断方向に移動させる手段と、前記
ピックアップの移動時に前記記録媒体のトラックの有無
を示すトラック信号を生成する手段と、前記ピックアッ
プの現在位置するトラックのアドレスと目的のトラック
のアドレスから前記ピックアップの移動トラック数を算
出する手段と、前記トラック信号を同期用クロックに同
期してカウントする手段と、前記ピックアップの移動ト
ラック数に基づいて前記ピックアップの最大移動速度を
求める手段と、該最大移動速度に応じて前記同期用クロ
ックの周期を変える手段と、前記カウント手段が移動ト
ラック数をカウントし、前記ピックアップが目的トラッ
クに到達したときにトラッキング制御に切り換える手段
とを有することを特徴とする情報記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20138297A JP3236245B2 (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 情報記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20138297A JP3236245B2 (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 情報記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1145521A JPH1145521A (ja) | 1999-02-16 |
JP3236245B2 true JP3236245B2 (ja) | 2001-12-10 |
Family
ID=16440165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20138297A Expired - Fee Related JP3236245B2 (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 情報記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3236245B2 (ja) |
-
1997
- 1997-07-28 JP JP20138297A patent/JP3236245B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1145521A (ja) | 1999-02-16 |
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Legal Events
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