JPH10111768A - ライブラリシステム及び論理ボリュームの投入/排出方法 - Google Patents

ライブラリシステム及び論理ボリュームの投入/排出方法

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JPH10111768A
JPH10111768A JP8267244A JP26724496A JPH10111768A JP H10111768 A JPH10111768 A JP H10111768A JP 8267244 A JP8267244 A JP 8267244A JP 26724496 A JP26724496 A JP 26724496A JP H10111768 A JPH10111768 A JP H10111768A
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JP8267244A
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Haruaki Watanabe
治明 渡辺
Toshifumi Nishimura
利文 西村
Akira Yamamoto
山本  彰
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープカートリッジ124の記録媒体を
複数の論理ボリュームに分割するとき、ライブラリシス
テムの外部に対して論理ボリュームを単位として投入/
排出を行う。 【解決手段】 ライブラリ制御装置101は、指定され
た論理ボリュームの内容をライブラリ装置115に収納
されるカートリッジから記録/再生制御装置109及び
記録/再生装置114を介して読み出して投入口122
から投入された別のカートリッジにコピーするよう制御
し、コピー元の論理ボリュームを未使用の状態に変更し
た後、コピー先の別のカートリッジを排出口123から
排出するよう制御する。また収納されるカートリッジ中
の未使用の論理ボリュームを選択し、投入されたカート
リッジからコピー元の論理ボリュームを読み出して選択
された論理ボリュームにコピーするよう制御し、コピー
先の論理ボリュームを使用中の状態に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の記録媒体を
収納し要求された記録媒体の記録/再生を行うライブラ
リシステムに係わり、特にこのライブラリシステムに対
して論理ボリュームを単位としてデータの投入/排出を
行うライブラリシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理システムにおけるデータの記録
媒体として磁気テープカートリッジが知られている。ま
た磁気テープカートリッジを収納する収納棚を複数個備
え、収納されている磁気テープカートリッジを自動的に
記録/再生装置にマウント/デマウントする機構を備え
たライブラリ装置が知られている。ユーザは必要なデー
タが記録されている磁気テープカートリッジを外部から
ライブラリ装置に収納すること(以下この操作を投入と
呼ぶ)により、データの蓄積を行い必要なときに目的と
するデータにアクセスすることができる。またユーザは
データが記録されている磁気テープカートリッジをライ
ブラリ装置から取り出すこと(以下この操作を排出と呼
ぶ)により、別の場所でそのデータを利用することがで
きる。
【0003】特開平5−73221号公報では、1巻の
磁気テープカートリッジを複数個の記憶領域(以下この
記憶領域を論理ボリュームと呼ぶ)に分割し、1個の論
理ボリュームを1巻の磁気テープカートリッジとして上
位装置に提供する技術が開示されている。また特開平6
−131233号公報では、複数の論理ボリュームから
構成される磁気テープカートリッジを収納するライブラ
リ装置において、1巻の磁気テープカートリッジの複数
個の論理ボリュームに対して同時にデータの記録/再生
を行う技術が開示されている。この技術によって上位装
置は、ライブラリ装置に収納されている磁気テープカー
トリッジの論理ボリュームを従来の1巻の磁気テープカ
ートリッジと同様に扱うことができる。ただし論理ボリ
ュームを単位とするデータの投入及び排出に関してはな
にも記述されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によれば、ラ
イブラリ装置への投入単位及びライブラリ装置からの排
出単位は磁気テープカートリッジであるため、論理ボリ
ューム単位の投入/排出ができない。従ってライブラリ
装置に収納されている磁気テープカートリッジ内の特定
の論理ボリュームだけをライブラリ装置から取り出して
別の場所で利用する場合、その論理ボリュームを含む磁
気テープカートリッジを取り出すことになり、ライブラ
リ装置に残しておきたい他の論理ボリュームも取り出し
てしまうという問題があった。
【0005】本発明の目的は、ライブラリ装置へのデー
タの投入/排出を論理ボリューム単位で行う方法及びそ
のライブラリシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、指定された論
理ボリュームの内容をライブラリシステムに収納される
磁気テープカートリッジから読み出してライブラリシス
テムに投入される別の磁気テープカートリッジにコピー
し、コピー元の論理ボリュームを未使用の状態に変更
し、論理ボリュームの内容がコピーされた別の磁気テー
プカートリッジをライブラリシステムから排出する論理
ボリュームの排出方法を特徴とする。
【0007】また本発明は、コピー先の論理ボリューム
として未使用の状態にある論理ボリュームを有するいず
れかの磁気テープカートリッジを選択し、ライブラリシ
ステムに投入される磁気テープカートリッジからコピー
元の論理ボリュームの内容を読み出して選択された磁気
テープカートリッジの未使用状態の論理ボリュームにコ
ピーし、コピー先の論理ボリュームを未使用状態から使
用中の状態に変更する論理ボリュームの投入方法を特徴
とする。
【0008】さらに本発明は、上記の制御を行う制御手
段を設け、論理ボリュームの投入/排出を行うライブラ
リシステムを特徴とする。
【0009】論理ボリュームは、例えば今まで使用され
ていたより記憶容量の小さい磁気テープカートリッジ等
に対応させることができる。ライブラリシステムの上位
装置であるホストコンピュータは、論理ボリュームを単
位記憶媒体としてライブラリシステムのデータにアクセ
スするので、論理ボリューム単位でデータの投入/排出
ができればホストコンピュータが扱う単位記憶媒体に合
致するデータの管理と運用が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
【0011】図1は、本実施形態のシステムの構成図で
ある。システムは上位装置100、ライブラリ制御装置
101、ライブラリ装置115、記録/再生制御装置1
09、記録/再生装置114、入出力装置107及び磁
気テープカートリッジ124から構成される。上位装置
100は、ライブラリ制御装置101及び記録/再生制
御装置109へコマンドを発行する処理装置である。
【0012】ライブラリ制御装置101は、ライブラリ
制御装置101全体を制御する制御プロセッサ127、
制御プロセッサ127と上位装置100との間に介在し
両者の間のデータ転送を制御する上位インタフェース1
02、メモリ103及び下位インタフェース106から
構成される。メモリ103は、記録/再生装置管理情報
104、カートリッジ管理情報105及び動作管理情報
129などの管理情報と制御プログラムを格納する。制
御プロセッサ127はメモリ103に格納されるこれら
の管理情報を参照し、制御プログラムを実行することに
よって、カートリッジ投入処理、マルチボリューム投入
処理、論理ボリューム投入処理、論理ボリューム排出処
理、カートリッジ排出処理及び論理ボリューム排出コマ
ンド受領処理を行う。下位インタフェース106は、制
御プロセッサ127と入出力装置107との間のデータ
転送を制御するインタフェース、制御プロセッサ127
と記録/再生制御装置109との間のデータ転送を制御
するインタフェース及び制御プロセッサ127とライブ
ラリ装置115との間のデータ転送を制御するインタフ
ェースから構成される。なお制御プロセッサ127は、
一般に上位装置100から送られるコマンドに応答し
て、磁気テープカートリッジ124の移動を主とするラ
イブラリ装置115の動作を制御するが、以下本発明に
直接関係しない一般的処理の説明を省略する。
【0013】入出力装置107は、ライブラリ制御装置
101に接続され、ユーザ108がライブラリ制御装置
101に対するコマンドを入力したり、ライブラリ制御
装置101から転送される論理ボリューム識別子を表示
する。
【0014】記録/再生制御装置109は、記録/再生
制御装置109全体を制御する制御プロセッサ111、
制御プロセッサ111と上位装置100との間に介在し
両者の間のデータ転送を制御する上位インタフェース1
10及び下位インタフェース112から構成される。制
御プロセッサ111は、ライブラリ制御装置101の要
求に従って図示しないメモリに格納される制御プログラ
ムを実行することによって、論理ボリュームコピー処
理、マルチボリューム初期化処理及び管理情報記録/再
生処理を行う。下位インタフェース112は、制御プロ
セッサ111とライブラリ制御装置101との間のデー
タ転送を制御するインタフェース及び制御プロセッサ1
11と記録/再生装置114との間のデータ転送を制御
するインタフェースから構成される。記録/再生制御装
置109は複数台あってもよく、複数ある場合の各記録
/再生制御装置109は、下位インタフェース112を
介して同一のライブラリ制御装置101に接続され、ま
た異なる記録/再生装置114に接続される。各記録/
再生制御装置109には各々を識別するための記録/再
生制御装置識別子が付けられていて、ライブラリ制御装
置101の制御プロセッサ127はこの識別子によって
記録/再生制御装置109を識別する。なお制御プロセ
ッサ111は、一般に上位インタフェース110を介し
て上位装置100から送られるコマンドに応答して記録
/再生装置114を駆動し、記録/再生装置114にマ
ウントされる磁気テープカートリッジ124に記録され
る情報の読み書き動作を制御するが、以下本発明に直接
関係しない一般的処理の説明を省略する。
【0015】磁気テープカートリッジ124は、データ
を記録する記録媒体を有し、磁気テープカートリッジ1
24の外面には各々を識別するための磁気テープカート
リッジ識別子125と記録媒体に記憶されているデータ
の記録形式がマルチボリューム構成かシングルボリュー
ム構成かを区別するための種別識別子126が貼付され
ている。磁気テープカートリッジ識別子125と種別識
別子126は、磁気テープカートリッジ124に貼付さ
れる代わりに磁気テープカートリッジ124が保有する
記憶媒体に記録されていてもよい。
【0016】記録/再生装置114は、記録/再生制御
装置109によって制御され、記録/再生制御装置10
9からデータを受け取って磁気テープカートリッジ12
4内の記録媒体に受け取ったデータを記録したり、磁気
テープカートリッジ124内の記録媒体からデータを再
生し記録/再生制御装置109に再生したデータを送っ
たりすることができる。各記録/再生装置114には、
各々を識別するための記録/再生装置識別子が付けられ
ていて、ライブラリ制御装置101の制御プロセッサ1
27と記録/再生制御装置109の制御プロセッサ11
1は、この識別子によって記録/再生装置114を識別
する。記録/再生制御装置109が複数台ある場合に
は、例えば3台の記録/再生装置114を単位として各
々の記録/再生制御装置109に接続される。
【0017】ライブラリ装置115は、上位インタフェ
ース116、制御プロセッサ128、アクセッサ制御部
117、カートリッジID読み取り部118、カートリ
ッジ投入検出部119、アクセッサ120、複数の収納
棚121、投入口122及び排出口123から構成され
る。収納棚121は磁気テープカートリッジ124を収
納する棚である。投入口122と排出口123は、ライ
ブラリ装置115とユーザ108が磁気テープカートリ
ッジ124の受け渡しをする機構であり、ユーザ108
は投入口122に磁気テープカートリッジ124を入れ
ることによりライブラリ装置115に磁気テープカート
リッジ124を渡し、ライブラリ装置115は排出口1
23に磁気テープカートリッジ124を入れることによ
り、ユーザ108に磁気テープカートリッジ124を渡
す。アクセッサ120は、アクセッサ制御部117によ
り制御されて磁気テープカートリッジ124を投入口1
22から記録/再生装置114へ、記録/再生装置11
4から排出口123へ、記録/再生装置114から収納
棚121へ、収納棚121から記録/再生装置114
へ、収納棚121から排出口123へ移動させる。制御
プロセッサ128は、上位インタフェース116を介し
てライブラリ制御装置101の制御プロセッサ127か
ら要求を受領し、それに従ってアクセッサ制御部117
を使用して磁気テープカートリッジ124を目的の機構
(例えば収納棚121)から目的の機構(例えば記録/
再生装置114)へ移動させる。また制御プロセッサ1
28は、投入口122に磁気テープカートリッジ124
が投入されたことを検出したカートリッジ検出部119
からの報告を受けて、カートリッジID読み取り部11
8を使用して投入された磁気テープカートリッジ124
に貼付されている磁気テープカートリッジ125と種別
識別子126を読み取り、ライブラリ制御装置101の
制御プロセッサ127に送信する。
【0018】図2は、1巻の磁気テープカートリッジ1
24に複数の論理ボリュームを格納するマルチボリュー
ム構成の記録形式と、1巻の磁気テープカートリッジ1
24にひとつの論理ボリュームを格納するシングルボリ
ューム構成の記録形式を示す図である。図2(a)に示
すマルチボリューム構成の記録形式では、記録媒体にひ
とつの論理ボリューム管理情報200と複数の論理ボリ
ューム格納領域201が設けられる。論理ボリューム格
納領域201には、各々の論理ボリューム格納領域20
1を識別するための論理ボリューム格納領域識別子が付
けられており、ライブラリ制御装置101の制御プロセ
ッサ127と記録/再生制御装置109の制御プロセッ
サ111は、論理ボリューム格納領域識別子によって各
々の論理ボリューム格納領域201を識別する。論理ボ
リューム管理情報200には、論理ボリューム記憶領域
201と1対1に対応する複数の領域から構成され、そ
の各々には対応する論理ボリューム格納領域201に格
納されている論理ボリュームを識別するための論理ボリ
ューム識別子が格納されている。ただし対応する論理ボ
リューム格納領域201に論理ボリュームが格納されて
いないときは、対応する論理ボリューム識別子格納領域
202には「未使用」が格納される。また論理ボリュー
ム識別子格納領域202も論理ボリューム格納領域20
1と同様にその各々を識別する識別子が付けられてお
り、以下これを論理ボリューム識別子格納領域識別子と
呼ぶ。ただし論理ボリューム識別子が格納される論理ボ
リューム識別子格納領域202の論理ボリューム識別子
格納領域識別子とその論理ボリューム識別子に対応する
論理ボリュームを格納する論理ボリューム格納領域20
1の論理ボリューム格納領域識別子とは等しい。なお磁
気テープカートリッジ124の記録媒体に磁気テープカ
ートリッジ125と種別識別子126を記録する場合に
は、論理ボリューム管理情報200としてこれらの情報
が付加される。
【0019】図2(b)に示すシングルボリューム構成
の記録形式では、記録媒体上にひとつの論理ボリューム
格納領域201が設けられる。シングルボリューム構成
の場合、磁気テープカートリッジ識別子125とその磁
気テープカートリッジ124に格納される論理ボリュー
ムの論理ボリューム識別子とは等しい。またその論理ボ
リューム格納領域201の論理ボリューム格納領域識別
子は0である。なおシングルボリューム構成の磁気テー
プカートリッジ124もマルチボリューム構成の磁気テ
ープカートリッジ124の記録形式に合わせて論理ボリ
ューム管理情報200を設け、単一の論理ボリューム識
別子格納領域202を記録してもよい。
【0020】図3は、メモリ103上に格納されている
記録/再生装置管理情報104のデータ構造を示す図で
ある。記録/再生装置管理情報104は、1個の記録/
再生制御装置識別子格納領域300と複数の記録/再生
装置識別子格納領域301と複数の使用状況格納領域3
02から構成される記憶領域が、記録/再生制御装置1
09の数だけ設けられる。記録/再生装置識別子格納領
域301と使用状況格納領域302とは1対1の対応を
とる。記録/再生装置識別子格納領域301は記録/再
生装置識別子を格納し、対応する使用状況格納領域30
2はその記録/再生装置114に現在磁気テープカート
リッジ124がマウントされているか否かを示す情報を
格納する。使用状況格納領域302に「使用中」が格納
されているときは、その記録/再生装置114に現在磁
気テープカートリッジ124がマウントされていること
を示し、「未使用」が格納されているときは、その記録
/再生装置114に磁気テープカートリッジ124がマ
ウントされていないことを示している。記録/再生制御
装置識別子格納領域300は、記録/再生制御装置識別
子を格納する。記録/再生制御装置識別子格納領域30
0からリンクされる各記録/再生装置識別子格納領域3
01は、記録/再生制御装置識別子格納領域300内の
記録/再生制御装置識別子によって識別される記録/再
生制御装置109に接続する記録/再生装置114の記
録/再生装置識別子を格納するので、記録/再生制御装
置識別子格納領域300にリンクする記録/再生装置識
別子格納領域301をたどることによってその記録/再
生制御装置109に接続するすべての記録/再生装置1
14の識別子を取得することができる。また逆に記録/
再生装置識別子格納領域301からその上位の記録/再
生制御装置識別子格納領域300にリンクするので、記
録/再生装置識別子格納領域301にリンクする記録/
再生制御装置識別子格納領域300をたどることによっ
てその記録/再生装置114に接続する上位の記録/再
生制御装置109の識別子を取得することができる。ま
た同様に記録/再生装置識別子格納領域301と対応す
る使用状況格納領域302との間にも、記録/再生装置
識別子格納領域301から使用状況格納領域302への
リンクと使用状況格納領域302から記録/再生装置識
別子格納領域301へのリンクが設けられる。従って制
御プロセッサ127は、使用状況格納領域302を検索
して現在「未使用」状態の使用状況格納領域302を取
得することができ、その使用状況格納領域302に対応
する記録/再生装置識別子格納領域301及び記録/再
生制御装置識別子格納領域300をたどることによって
現在未使用の記録/再生装置114の識別子とその記録
/再生装置114を接続する記録/再生制御装置109
の識別子を取得することができる。
【0021】図4は、メモリ103に格納されるカート
リッジ管理情報105のデータ構造を示す図である。カ
ートリッジ管理情報105は、1個の収納棚識別子格納
領域400、1個の磁気テープカートリッジ識別子格納
領域401、1個の磁気テープカートリッジ使用状況格
納領域402及び複数個の論理ボリューム情報403を
1組の管理情報としてライブラリ装置115の収納棚1
21の数だけの管理情報を設ける。収納棚識別子格納領
域400は収納棚121の識別子を格納する。磁気テー
プカートリッジ識別子格納領域401は、収納棚識別子
格納領域400内の収納棚識別子に対応する収納棚12
1に磁気テープカートリッジ124が収納されている場
合は収納されている磁気テープカートリッジ124の磁
気テープカートリッジ識別子125を格納し、収納棚1
21に磁気テープカートリッジ124が収納されていな
い場合は収納されていないことを示す「未使用」を格納
する。磁気テープカートリッジ使用状況格納領域402
は、磁気テープカートリッジ識別子格納領域401内の
磁気テープカートリッジ識別子125に対応する磁気テ
ープカートリッジ124が現在記録/再生装置114に
マウント中の状態か否かを示す値を格納する。「使用
中」は現在マウント中の状態であることを示し、「未使
用」は現在マウントされていないことを示す。なお磁気
テープカートリッジ識別子格納領域401に「未使用」
が格納されているときは、磁気テープカートリッジ使用
状況格納領域402に格納されている値は無効である。
論理ボリューム情報403は、論理ボリューム格納領域
識別子格納領域404、論理ボリューム識別子格納領域
405及び排出コマンド受領フラグ格納領域406から
構成される。ただし磁気テープカートリッジ識別子格納
領域401に「未使用」が格納されている時は、論理ボ
リューム情報403は無効である。論理ボリューム格納
領域識別子格納領域404は、論理ボリューム格納領域
識別子を格納する。論理ボリューム識別子格納領域40
5は、その論理ボリューム格納領域に格納される論理ボ
リュームの識別子を格納する。排出コマンド受領フラグ
格納領域406は、論理ボリューム識別子格納領域40
5内の論理ボリューム識別子に対応する論理ボリューム
について、上位装置100又はユーザ108から排出要
求(又は排出コマンド)を受領したかどうかを示す排出
コマンド受領フラグを格納する。排出コマンド受領フラ
グが「受領済み」の時は排出要求(又は排出コマンド)
を受領したことを示し、「未受領」の時は受領していな
いことを示す。
【0022】図5は、メモリ103に格納される動作管
理情報129のデータ構造を示す図である。動作管理情
報129は、収納棚識別子格納領域500、記録/再生
制御装置識別子格納領域501、管理情報記録/再生用
記録/再生装置識別子格納領域502、コピー元記録/
再生装置識別子格納領域503、コピー先記録/再生装
置識別子格納領域504、コピー元磁気テープカートリ
ッジ識別子格納領域505、コピー先磁気テープカート
リッジ識別子格納領域506、コピー元/先論理ボリュ
ーム格納領域識別子格納領域507、磁気テープカート
リッジ識別子格納領域508から構成される。収納棚識
別子格納領域500は、処理の対象とする磁気テープカ
ートリッジ124を収納する収納棚121の識別子を格
納する。記録/再生制御装置識別子格納領域501は、
磁気テープカートリッジ124をマウントする記録/再
生装置114を制御する記録/再生制御装置109の識
別子を格納する。管理情報記録/再生用記録/再生装置
識別子格納領域502は、マルチボリューム構成の磁気
テープカートリッジ124の記録媒体上に論理ボリュー
ム管理情報200を記録又は再生するときに使用する記
録/再生装置114の識別子を格納する。コピー元記録
/再生装置識別子格納領域503及びコピー先記録/再
生装置識別子格納領域504は、それぞれコピー元及び
コピー先となる記録/再生装置の識別子を格納する。コ
ピー元磁気テープカートリッジ識別子格納領域505及
びコピー先磁気テープカートリッジ識別子格納領域50
6は、それぞれコピー元及びコピー先となる磁気テープ
カートリッジ124の識別子を格納する。コピー元/先
論理ボリューム格納領域識別子格納領域507は、コピ
ーの対象となる論理ボリュームが格納される論理ボリュ
ーム格納領域の識別子を格納する。磁気テープカートリ
ッジ識別子格納領域508は、ライブラリ装置115の
投入口122又は排出口123から投入された又は排出
すべき磁気テープカートリッジ124の識別子を格納す
る。
【0023】図6は、ライブラリ制御装置101の制御
プロセッサ127が記録/再生制御装置109の制御プ
ロセッサ111に対して処理要求を行うときに、記録/
再生制御装置109の制御プロセッサ111に渡す情報
を格納する記録/再生制御装置処理要求テーブル607
のデータ構造を示す図である。制御プロセッサ111
は、記録/再生制御装置処理要求テーブル607を受領
すると、格納されている情報に従って、論理ボリューム
コピー処理、マルチボリューム初期化処理又は管理情報
記録/再生処理を行う。記録/再生制御装置処理要求テ
ーブル607は、要求処理格納領域600、コピー元記
録/再生装置識別子格納領域601、コピー元論理ボリ
ューム格納領域識別子格納領域602、コピー先記録/
再生装置識別子格納領域603、コピー先論理ボリュー
ム格納領域識別子格納領域604、論理ボリューム識別
子格納領域識別子格納領域605、論理ボリューム識別
子格納領域606及び記録/再生装置識別子格納領域6
08から構成される。要求処理格納領域600は、制御
プロセッサ127が記録/再生制御装置109の制御プ
ロセッサ111に要求する処理名、すなわち「論理ボリ
ュームコピー処理」、「マルチボリューム初期化処
理」、「管理情報記録処理」又は「管理情報再生処理」
を格納する。コピー元記録/再生装置識別子格納領域6
01及びコピー先記録/再生装置識別子格納領域603
は、それぞれコピー元及びコピー先となる記録/再生装
置114の識別子を格納し、第1の磁気テープカートリ
ッジ124に記録されている論理ボリュームを第2の磁
気テープカートリッジ124に記録する場合、第1の磁
気テープカートリッジ124がマウントされている記録
/再生装置114の識別子をコピー元記録/再生装置識
別子格納領域601に格納し、第2の磁気テープカート
リッジ124がマウントされている記録/再生装置11
4の識別子をコピー先記録/再生装置識別子格納領域6
03に格納する。コピー元論理ボリューム格納領域識別
子格納領域602及びコピー先論理ボリューム格納領域
識別子格納領域604は、論理ボリューム格納領域識別
子を格納し、第1の磁気テープカートリッジ124の論
理ボリュームが格納されている論理ボリューム格納領域
201の識別子をコピー元論理ボリューム格納領域識別
子格納領域602に格納し、第2の磁気テープカートリ
ッジ124の論理ボリュームが格納される論理ボリュー
ム格納領域201の識別子をコピー先論理ボリューム格
納領域識別子格納領域604に格納する。論理ボリュー
ム識別子格納領域識別子格納領域605は、論理ボリュ
ーム識別子格納領域の識別子を格納する。論理ボリュー
ム識別子格納領域606は、論理ボリュームの識別子を
格納する。記録/再生装置識別子格納領域608は、磁
気テープカートリッジ124の論理ボリューム管理情報
200を記録/再生するときや磁気テープカートリッジ
124をマルチボリューム構成に初期化するとき使用す
る記録/再生装置114の識別子を格納する。
【0024】以下に制御プロセッサ111が記録/再生
制御装置処理要求テーブル607を受領したときの動作
について説明する。制御プロセッサ111は、ライブラ
リ制御装置101の制御プロセッサ127から記録/再
生制御装置処理要求テーブル607を受領すると、要求
処理格納領域600に格納されている処理名を調べ、
「論理ボリュームコピー処理」が格納されている場合は
論理ボリュームコピー処理を開始し、「マルチボリュー
ム初期化処理」が格納されている場合はマルチボリュー
ム初期化処理を開始し、「管理情報記録処理」又は「管
理情報再生処理」が格納されている場合は「管理情報記
録/再生処理」を開始する。
【0025】論理ボリュームコピー処理は、コピー元記
録/再生装置識別子格納領域601に格納されている記
録/再生装置識別子に対応する記録/再生装置114を
制御してコピー元論理ボリューム格納領域識別子格納領
域602に格納されている論理ボリューム格納領域識別
子に対応する論理ボリューム格納領域201に格納され
ている論理ボリュームを読み出し、読み出した論理ボリ
ュームをコピー先記録/再生装置識別子格納領域603
に格納されている記録/再生装置識別子に対応する記録
/再生装置114を制御してコピー先論理ボリューム格
納領域識別子格納領域604に格納されている論理ボリ
ューム格納領域識別子に対応する論理ボリューム格納領
域201に記録する。記録が終了するとライブラリ制御
装置101の制御プロセッサ127に完了報告を行う。
【0026】マルチボリューム初期化処理は、記録/再
生装置識別子格納領域608に格納されている記録/再
生装置識別子に対応する記録/再生装置114を駆動し
て磁気テープカートリッジ124の記録媒体に論理ボリ
ューム管理情報200を記録し、論理ボリューム格納領
域201を作成する。ただし論理ボリューム管理情報2
00の中のすべての論理ボリューム識別子格納領域20
2には「未使用」を格納する。処理が終了すると、ライ
ブラリ制御装置101の制御プロセッサ127に完了報
告を行う。
【0027】管理情報記録/再生処理は、要求処理格納
領域600に格納されている処理名を調べ、「管理情報
記録処理」であった場合は、記録/再生装置識別子格納
領域608に格納されている記録/再生装置識別子に対
応する記録/再生装置114にマウントされている磁気
テープカートリッジ124について論理ボリューム識別
子格納領域識別子格納領域605に格納されている論理
ボリューム識別子格納領域識別子に対応する論理ボリュ
ーム識別子格納領域202に論理ボリューム識別子格納
領域606に格納されている論理ボリューム識別子を記
録し、ライブラリ制御装置101の制御プロセッサ12
7に完了報告を行う。また「管理情報再生処理」であっ
た場合は、記録/再生装置識別子格納領域608に格納
されている記録/再生装置識別子に対応する記録/再生
装置114にマウントされている磁気テープカートリッ
ジ124について論理ボリューム管理情報200が記録
されているかどうかを調べる。記録されている場合は、
完了報告と共にライブラリ制御装置101の制御プロセ
ッサ127に記録されている論理ボリューム管理情報2
00を報告する。また記録されていない場合は、完了報
告と共にライブラリ制御装置101の制御プロセッサ1
27に論理ボリューム管理情報200が記録されていな
いことを報告する。
【0028】図7は、ライブラリ制御装置101の制御
プロセッサ127がライブラリ装置115の制御プロセ
ッサ128に対して処理要求を行うときに、制御プロセ
ッサ128に渡す情報が格納されたライブラリ装置処理
要求テーブル700のデータ構造を示す図である。ライ
ブラリ装置処理要求テーブル700は、移動元属性格納
領域701、移動元識別子格納領域702、移動先属性
格納領域703及び移動先識別子格納領域704から構
成される。移動元属性格納領域701は、磁気テープカ
ートリッジ124をライブラリ装置115の第1の機構
から第2の機構へ移動させるときの第1の機構名を格納
する。ここで機構とは、記録/再生装置114、収納棚
121、投入口122又は排出口123のいずれかであ
る。例えば磁気テープカートリッジ124を収納棚12
1から記録/再生装置114に移動させる時は、移動元
属性格納領域701には「収納棚」が格納される。移動
元識別子格納領域702は、移動元属性格納領域701
に格納されている機構の識別子を格納する。移動先属性
格納領域703は、第2の機構名を格納する。移動先識
別子格納領域704は、移動先属性格納領域703に格
納されている機構の識別子を格納する。
【0029】以下に制御プロセッサ128がライブラリ
装置処理要求テーブル700を受領したときの動作につ
いて説明する。制御プロセッサ128はライブラリ制御
装置101の制御プロセッサ127からライブラリ装置
処理要求テーブル700を受領すると、アクセッサ制御
部117を駆動して磁気テープカートリッジ124を移
動元属性格納領域701と移動元識別子格納領域702
に格納される情報によって一意に定まるライブラリ装置
115の第1の機構から移動先属性格納領域703と移
動先識別子格納領域704によって一意に定まるライブ
ラリ装置115の第2の機構へ移動させる。移動が終了
すると、ライブラリ制御装置101の制御プロセッサ1
27に完了報告を行う。
【0030】図8は、論理ボリューム排出コマンド受領
処理の処理の流れを示すフローチャートである。制御プ
ロセッサ127は、上位インタフェース102を介して
上位装置100からまたは入出力装置107及び下位イ
ンタフェース106を介してユーザ108から論理ボリ
ューム排出コマンドと排出対象となる論理ボリュームの
論理ボリューム識別子を受領すると、論理ボリューム排
出コマンド受領処理を開始する。ステップ800では、
カートリッジ管理情報105を調べて受領した論理ボリ
ューム識別子が格納されている論理ボリューム識別子格
納領域405を持つ論理ボリューム情報403を取得
し、その排出コマンド受領フラグ格納領域406に「受
領済み」を格納する。ステップ801では、受領した論
理ボリューム識別子を表示するように入出力装置107
に要求して処理を終了する。
【0031】ユーザ108は、表示された論理ボリュー
ム識別子と同一の識別子を磁気テープカートリッジ識別
子125としてもつ磁気テープカートリッジ124を用
意し、この磁気テープカートリッジ124を投入口12
2に投入することができる。なおステップ801の処理
の代わりに、上位装置100が上位装置100に接続さ
れる図示しない入出力装置上に排出対象となる論理ボリ
ューム識別子を表示してもよい。
【0032】図9は、ユーザ108が磁気テープカート
リッジ124を投入口122に投入したときに制御プロ
セッサ127が実行するカートリッジ投入処理の処理の
流れを示すフローチャートである。ユーザ108が磁気
テープカートリッジ124を投入すると、カートリッジ
投入検出部119がこの投入を検出し、ライブラリ装置
115の制御プロセッサ128は、カートリッジID読
み取り部118を介して投入された磁気テープカートリ
ッジ124の磁気テープカートリッジ識別子125と種
別識別子126を読み取り、ライブラリ制御装置101
の制御プロセッサ127へこれらの情報を報告する。こ
の報告を受けて制御プロセッサ127はカートリッジ投
入処理を開始する。ステップ900では、受領した磁気
テープカートリッジ識別子125を動作管理情報129
の磁気テープカートリッジ識別子格納領域508に格納
し、受領した種別識別子126から投入された磁気テー
プカートリッジ124がマルチボリューム構成かシング
ルボリューム構成かを判定する。マルチボリューム構成
であると判定した場合はステップ901に進み、シング
ルボリューム構成であると判定した場合はステップ90
2に進む。なお磁気テープカートリッジ識別子125と
種別識別子126を磁気テープカートリッジ124の論
理ボリューム管理情報200の一部として記録する場合
には、投入された磁気テープカートリッジ124を記録
/再生装置114にマウントして論理ボリューム管理情
報200中に記録された磁気テープカートリッジ識別子
125と種別識別子126を読み取る処理を行う。すな
わち図10について説明する磁気テープカートリッジ1
24のマウントと管理情報の読み取り(ステップ100
0〜ステップ1007)に相当する処理をステップ90
0に先立って行う。
【0033】ステップ901では、マルチボリューム投
入処理を実行して終了する。マルチボリューム投入処理
については後述する。
【0034】ステップ902では、カートリッジ管理情
報105を調べて受領した磁気テープカートリッジ識別
子125と同一の論理ボリューム識別子が格納されてい
る論理ボリューム識別子格納領域405を持つ論理ボリ
ューム情報403を取得し、その排出コマンド受領フラ
グ格納領域406を調べる。「受領済み」が格納されて
いる場合はステップ903に進み、それ以外はステップ
904に進む。
【0035】ステップ903では、論理ボリューム排出
処理を実行して終了する。論理ボリューム排出処理につ
いては後述する。
【0036】ステップ904では、論理ボリューム投入
処理を実行して終了する。論理ボリューム投入処理につ
いては後述する。
【0037】図10は、マルチボリューム投入処理の処
理の流れを示すフローチャートである。
【0038】ステップ1000では、カートリッジ管理
情報105を調べて、磁気テープカートリッジ識別子格
納領域401に「未使用」が格納されている400〜4
06からなる管理情報の組を1個取得する。取得した組
の収納棚識別子格納領域400に格納されている収納棚
識別子を動作管理情報129の収納棚識別子格納領域5
00に格納する。
【0039】ステップ1001では、記録/再生装置管
理情報104を調べて、使用状況格納領域302に「未
使用」が格納されている記録/再生装置識別子格納領域
301を1個選択して格納される記録/再生装置識別子
を取得し、さらに選択した記録/再生装置識別子の記録
/再生装置114に接続している記録/再生制御装置1
09の記録/再生制御装置識別子を取得し、動作管理情
報129の管理情報記録/再生用記録/再生装置識別子
格納領域502に取得した記録/再生装置の識別子を格
納し、記録/再生制御装置識別子格納領域501に取得
した記録/再生制御装置識別子を格納する。
【0040】ステップ1003では、ステップ1001
で取得した記録/再生装置識別子が格納されている記録
/再生装置識別子格納領域301に対応する使用状況格
納領域302に「使用中」を格納する。
【0041】ステップ1004では、ライブラリ装置処
理要求テーブル700の移動元属性格納領域701に
「投入口」を格納し、移動先属性格納領域703に「記
録/再生装置」を格納し、移動先識別子格納領域704
に動作管理情報129の管理情報記録/再生用記録/再
生装置識別子格納領域502に格納されている記録/再
生装置識別子を格納して作成したライブラリ装置処理要
求テーブル700をライブラリ装置115の制御プロセ
ッサ128に送信し、マウント要求を行う。
【0042】ステップ1005では、ライブラリ装置1
15の制御プロセッサ128からの完了報告を待ち、完
了報告を受領した場合はステップ1006へ進む。
【0043】ステップ1006では、記録/再生制御装
置要求テーブル607の要求処理格納領域600に「管
理情報再生処理」を格納し、記録/再生装置識別子格納
領域608に動作管理情報129の管理情報記録/再生
用記録/再生装置識別子格納領域502に格納されてい
る記録/再生装置識別子を格納して作成した記録/再生
制御装置要求テーブル607を、記録/再生制御装置識
別子格納領域501に格納されている記録/再生制御装
置識別子に対応する記録/再生制御装置109の制御プ
ロセッサ111に送信し、磁気テープカートリッジ12
4に記録されている論理ボリューム管理情報200の読
み取り要求を行う。
【0044】ステップ1007では、記録/再生制御装
置109の制御プロセッサ111からの完了報告を待
ち、完了報告を受領した場合はステップ1008に進
む。
【0045】ステップ1008では、論理ボリューム管
理情報200があった場合にはステップ1009に進
み、無かった場合にはステップ1012に進む。
【0046】ステップ1009では、動作管理情報12
9の収納棚識別子格納領域500に格納されている収納
棚識別子に対応するカートリッジ管理情報105の磁気
テープカートリッジ識別子格納領域401に、動作管理
情報129の磁気テープカートリッジ識別子格納領域5
08に格納されている磁気テープカートリッジ識別子1
25を格納し、磁気テープカートリッジ使用状況格納領
域402に「未使用」を格納し、ステップ1006での
要求で得た論理ボリューム管理情報200の論理ボリュ
ーム識別子格納領域202に格納されている論理ボリュ
ーム識別子を論理ボリューム識別子格納領域405に格
納し、排出コマンド受領フラグ格納領域406に「未受
領」を格納する。
【0047】ステップ1010では、移動元属性格納領
域701に「記録/再生装置」を格納し、移動元識別子
格納領域702に動作管理情報129の管理情報記録/
再生用記録/再生装置識別子格納領域502に格納され
ている記録/再生装置識別子を格納し、移動先属性格納
領域703に「収納棚」を格納し、移動先識別子格納領
域704に動作管理情報129の収納棚識別子格納領域
500を格納して作成したライブラリ装置処理要求テー
ブル700をライブラリ装置115の制御プロセッサ1
28に送信し、磁気テープカートリッジ124を記録/
再生装置114から収納棚121に移動するように要求
する。
【0048】ステップ1011では、ライブラリ装置1
15の制御プロセッサ128からの完了報告を待ち、完
了報告を受領した場合は処理を終了する。
【0049】ステップ1012では、要求処理格納領域
600に「マルチボリューム初期化処理」を格納し、記
録/再生装置識別子格納領域608に動作管理情報12
9の管理情報記録/再生用記録/再生装置識別子格納領
域502に格納されている記録/再生装置識別子を格納
して作成した記録/再生制御装置処理要求テーブル60
7を、動作管理情報129の記録/再生制御装置識別子
格納領域501に格納されている記録/再生制御装置識
別子に対応する記録/再生制御装置109の制御プロセ
ッサ111に送信し、新規にマルチボリューム構成を作
成するように要求する。
【0050】ステップ1013では、記録/再生制御装
置109の制御プロセッサ111からの完了報告を待
ち、完了報告が行われた場合はステップ1014に進
む。
【0051】ステップ1014では、動作管理情報12
9の収納棚識別子格納領域500に格納されている収納
棚識別子に対応するカートリッジ管理情報105の磁気
テープカートリッジ識別子格納領域401に動作管理情
報129の磁気テープカートリッジ識別子格納情報領域
508に格納されている磁気テープカートリッジ識別子
125を格納し、磁気テープカートリッジ使用状況格納
領域402に「未使用」を格納し、論理ボリューム情報
403の論理ボリューム識別子格納領域405に「未使
用」を格納し、排出コマンド受領フラグ格納領域406
に「未受領」を格納する。ステップ1014の処理が終
了すると、ステップ1010に進む。
【0052】図11は、論理ボリューム排出処理903
の処理の流れを示すフローチャートである。
【0053】ステップ1100では、記録/再生装置管
理情報104から同じ記録/再生制御装置109に接続
していて現在磁気テープカートリッジ124がマウント
されていない記録/再生装置114を2個選択し、それ
ぞれの記録/再生装置114の記録/再生装置識別子を
取得し、一方を動作管理情報129のコピー元記録/再
生装置識別子格納領域503に格納し、他方をコピー先
記録/再生装置識別子格納領域504に格納する。さら
に選択した記録/再生装置114に接続している記録/
再生制御装置109の識別子を取得し、動作管理情報1
29の記録/再生制御装置識別子格納領域501に格納
する。
【0054】ステップ1102では、ステップ1100
で選択した記録/再生装置114に対応する使用状況格
納領域302に「使用中」を格納し、選択した記録/再
生装置114を使用中にする。
【0055】ステップ1103では、まず動作管理情報
129のコピー先磁気テープカートリッジ識別子格納領
域506に磁気テープカートリッジ識別子格納領域50
8に格納されている磁気テープカートリッジ識別子12
5を格納する。次にカートリッジ管理情報105から動
作管理情報129の磁気テープカートリッジ識別子格納
領域508に格納されている磁気テープカートリッジ識
別子125と等しい論理ボリューム識別子が格納されて
いる論理ボリューム識別子格納領域405を取得し、そ
の論理ボリューム識別子格納領域405に対応する収納
棚識別子格納領域400と磁気テープカートリッジ識別
子格納領域401を取得し、取得した収納棚識別子格納
領域400に格納されている収納棚識別子を動作管理情
報129の収納棚識別子格納領域500に格納し、取得
した磁気テープカートリッジ識別子格納領域401に格
納されている磁気テープカートリッジ識別子125を動
作管理情報129のコピー元磁気テープカートリッジ識
別子格納領域505に格納する。
【0056】ステップ1104では、ステップ1103
で取得した磁気テープカートリッジ格納領域401に対
応する磁気テープカートリッジ使用状況格納領域402
に「使用中」を格納する。
【0057】ステップ1105では、まず移動元属性格
納領域701に「投入口」を格納し、移動先属性格納領
域703に「記録/再生装置」を格納し、移動先識別子
格納領域704に動作管理情報129のコピー先記録/
再生装置識別子格納領域504に格納されている記録/
再生装置識別子を格納して作成したライブラリ装置処理
要求テーブル700をライブラリ装置115の制御プロ
セッサ128に送信し、投入口122にあるユーザ10
8が投入した磁気テープカートリッジ124を記録/再
生装置114に移動するように(マウントするように)
要求する。次に移動元属性格納領域701に「収納棚」
を格納し、移動元識別子格納領域702に動作管理情報
129の収納棚識別子格納領域500に格納されている
収納棚識別子を格納し、移動先属性格納領域703に
「記録/再生装置」を格納し、移動先識別子格納領域7
04に動作管理情報129のコピー元記録/再生装置識
別子格納領域503に格納されている記録/再生装置識
別子を格納して作成したライブラリ装置処理要求テーブ
ル700をライブラリ装置115の制御プロセッサ12
8に送信し、ステップ1103で取得した磁気テープカ
ートリッジ識別子に対応する磁気テープカートリッジ1
24を収納棚121から記録/再生装置114に移動す
るように(マウントするように)要求する。
【0058】ステップ1106では、ライブラリ装置1
15の制御プロセッサ128からの完了報告を待ち、完
了報告が受領した場合はステップ1107に進む。
【0059】ステップ1107では、要求処理格納領域
600に「論理ボリュームコピー処理」を格納し、コピ
ー元記録/再生装置識別子格納領域601に動作管理情
報129のコピー元記録/再生装置識別子格納領域50
3に格納されている記録/再生装置識別子を格納し、コ
ピー元論理ボリューム格納領域識別子格納領域602に
ステップ1103で取得した論理ボリューム識別子格納
領域405に対応する論理ボリューム格納領域識別子格
納領域404に格納されている論理ボリューム格納領域
識別子を格納し、コピー先記録/再生装置識別子格納領
域603に動作管理情報129のコピー先記録/再生装
置識別子格納領域504に格納されている記録/再生装
置識別子を格納し、コピー先論理ボリューム格納領域識
別子格納領域604に0を格納して作成した記録/再生
制御装置処理要求テーブル607を、動作管理情報12
9の記録/再生制御装置識別子格納領域501に格納さ
れている記録/再生制御装置識別子に対応する記録/再
生制御装置109の制御プロセッサ111に送信し、排
出対象の論理ボリュームをユーザ108が投入した磁気
テープカートリッジ124の記録媒体に記録するように
要求する。
【0060】ステップ1108では、記録/再生制御装
置識別子に対応する記録/再生制御装置109の制御プ
ロセッサ111からの完了報告を待ち、完了報告を受領
した場合はステップ1113に進む。
【0061】ステップ1113では、要求処理格納領域
600に「管理情報記録処理」を格納し、論理ボリュー
ム識別子格納領域識別子格納領域605にステップ11
03で取得した論理ボリューム識別子格納領域405に
対応する論理ボリューム格納領域識別子格納領域404
に格納されている論理ボリューム格納領域識別子を格納
し、論理ボリューム識別子格納領域606に「未使用」
を格納し、記録/再生装置識別子格納領域608に動作
管理情報129のコピー元記録/再生装置識別子格納領
域503に格納されている記録/再生装置識別子を格納
して作成した記録/再生制御装置処理要求テーブル60
7を、動作管理情報129の記録/再生制御装置識別子
格納領域501に格納されている記録/再生制御装置識
別子に対応する記録/再生制御装置109の制御プロセ
ッサ111に送信し、排出対象の論理ボリュームがもと
もと格納されていた論理ボリューム格納領域201を現
在使われていないことを示すように磁気テープカートリ
ッジ124の論理ボリューム管理情報200を更新する
ように要求する。すなわち論理ボリューム管理情報20
0中の対応する論理ボリューム識別子格納領域202内
の論理ボリューム識別子を未使用状態に変更する。
【0062】ステップ1114では、記録/再生制御装
置109の制御プロセッサ111からの完了報告を待
ち、完了報告を受領した場合はステップ1109に進
む。
【0063】ステップ1109では、まず移動元属性格
納領域701に「記録/再生装置」を格納し、移動元識
別子格納領域702にコピー先記録/再生装置識別子格
納領域504に格納されている記録/再生装置識別子を
格納し、移動先属性格納領域703に「排出口」を格納
して作成したライブラリ装置処理要求テーブル700を
ライブラリ装置115の制御プロセッサ128に送信
し、ユーザ108が投入した磁気テープカートリッジ1
24を排出口123に移動するように要求する。次に移
動元属性格納領域701に「記録/再生装置」を格納
し、移動元識別子格納領域702にコピー元記録/再生
装置識別子格納領域503に格納されている記録/再生
装置識別子を格納し、移動先属性格納領域703に「収
納棚」を格納し、移動先識別子格納領域704に動作管
理情報129の収納棚識別子格納領域500に格納され
ている収納棚識別子を格納して作成したライブラリ装置
処理要求テーブル700をライブラリ装置115の制御
プロセッサ128に送信し、収納棚121から移動した
磁気テープカートリッジ124を元の収納棚121に戻
すように要求する。
【0064】ステップ1110では、ライブラリ装置1
15の制御プロセッサ128からの完了報告を待ち、完
了報告を受領した場合ステップ1111に進む。
【0065】ステップ1111では、動作管理情報12
9のコピー元記録/再生装置識別子格納領域503とコ
ピー元記録/再生装置識別子格納領域504に格納され
ているそれぞれの記録/再生装置識別子が格納されてい
る記録/再生装置識別子格納領域301に対応する使用
状況格納領域302に「未使用」を格納し、使用してい
た記録/再生装置114を使われていない状態にする。
【0066】ステップ1112では、動作管理情報12
9の磁気テープカートリッジ識別子格納領域508に格
納されている磁気テープカートリッジ識別子125が格
納されている論理ボリューム識別子格納領域405に
「未使用」を格納し、その論理ボリューム識別子格納領
域405に対応する排出コマンド受領フラグ格納領域4
06に「未受領」を格納して、排出対象の論理ボリュー
ムが格納されていた論理ボリューム格納領域201には
論理ボリュームが格納されていないようにカートリッジ
管理情報105を更新し、最後に磁気テープカートリッ
ジ識別子格納領域401がコピー元磁気テープカートリ
ッジ識別子であるところの磁気テープカートリッジ使用
状況格納領域402に「未使用」を格納して処理を終了
する。
【0067】なお磁気テープカートリッジ識別子125
と種別識別子126を論理ボリューム管理情報200の
一部として記録する場合には、先に磁気テープカートリ
ッジ124のマウントと管理情報の読み取りを行うため
に、投入される磁気テープカートリッジ124をマウン
トする記録/再生装置114の選択及び投入される磁気
テープカートリッジ124のマウント処理は行われな
い。また投入された磁気テープカートリッジ124の論
理ボリューム管理情報200内の論理ボリューム識別子
格納領域202が「未使用」である場合には、ステップ
1113の処理で「未使用」にされた元の論理ボリュー
ム識別子(すなわち投入された磁気テープカートリッジ
124の磁気テープカートリッジ識別子125)をこの
論理ボリューム識別子格納領域202に書き込む。
【0068】図12は、論理ボリューム投入処理904
の処理の流れを示すフローチャートである。
【0069】ステップ1200では、記録/再生装置管
理情報104から同じ記録/再生制御装置109に接続
している現在使われていない記録/再生装置114を2
個選択し、それぞれの記録/再生装置114の識別子を
取得し、一方を動作管理情報129のコピー元記録/再
生装置識別子格納領域503に格納し、他方をコピー先
記録/再生装置識別子格納領域504に格納する。さら
に選択した記録/再生装置114に接続している記録/
再生制御装置109の識別子を取得し、動作管理情報1
29の記録/再生制御装置識別子格納領域501に格納
する。
【0070】ステップ1202では、ステップ1200
で選択した記録/再生装置114に対応する使用状況格
納領域302に「使用中」を格納し、選択した記録/再
生装置114を使用中にする。
【0071】ステップ1203では、まず動作管理情報
129の磁気テープカートリッジ識別子格納領域508
に格納されている磁気テープカートリッジ識別子125
をコピー元磁気テープカートリッジ識別子格納領域50
5に格納する。次にカートリッジ管理情報105の論理
ボリューム識別子格納領域405を調べて、コピー元磁
気テープカートリッジ識別子格納領域505に格納され
た磁気テープカートリッジ識別子125と同じ識別子を
論理ボリューム識別子としてもつような磁気テープカー
トリッジがあるか否かチェックする。もしあれば論理ボ
リューム識別子が重複するのでエラーとする。このよう
な磁気テープカートリッジがなければ、カートリッジ管
理情報105中の磁気テープカートリッジ使用状況格納
領域402が「未使用」であるような磁気テープカート
リッジ124の中から論理ボリューム識別子格納領域4
05が「未使用」である磁気テープカートリッジ124
を取得し、そのような磁気テープカートリッジ124の
中から1個の磁気テープカートリッジ124と、その磁
気テープカートリッジ124の現在使われていない論理
ボリューム格納領域201を取得する。ここで磁気テー
プカートリッジ124を選択する際に、ライブラリ制御
装置101に磁気テープカートリッジ124が使用され
た回数を計測する手段を持ち、使用された回数が少ない
磁気テープカートリッジ124を選択するような選択手
段を用いても良い。また磁気テープカートリッジ124
に記録されている論理ボリュームの個数が少ないものを
選択する選択手段を用いてもよい。
【0072】選択した磁気テープカートリッジ124に
ついて、磁気テープカートリッジ識別子格納領域401
に格納される磁気テープカートリッジ識別子125を動
作管理情報129のコピー先磁気テープカートリッジ識
別子格納領域506に格納する。次にカートリッジ管理
情報105から選択した磁気テープカートリッジ124
の磁気テープカートリッジ識別子125に対応する収納
棚識別子格納領域400に格納されている収納棚識別子
を取得して、動作管理情報129の収納棚識別子格納領
域500に格納する。
【0073】ステップ1204では、ステップ1203
で取得した磁気テープカートリッジ124が現在使用中
であることをことを示すために、カートリッジ管理情報
105の対応する磁気テープカートリッジ使用状況格納
領域402に「使用中」を格納する。
【0074】ステップ1205では、まず移動元属性格
納領域701に「投入口」を格納し、移動先属性格納領
域703に「記録/再生装置」を格納し、移動先識別子
格納領域704に動作管理情報129のコピー元記録/
再生装置識別子格納領域503に格納されている記録/
再生装置識別子を格納して作成したライブラリ装置処理
要求テーブル700を、ライブラリ装置115の制御プ
ロセッサ128に送信し、投入口122にあるユーザ1
08が投入した磁気テープカートリッジ124を記録/
再生装置114にマウントするように要求する。次に移
動元属性格納領域701に「収納棚」を格納し、移動元
識別子格納領域702に動作管理情報129の収納棚識
別子格納領域500に格納されている収納棚識別子を格
納し、移動先属性格納領域703に「記録/再生装置」
を格納し、移動先識別子格納領域704に動作管理情報
129のコピー先記録/再生装置識別子格納領域504
に格納されている記録/再生装置識別子を格納して作成
したライブラリ装置処理要求テーブル700を、ライブ
ラリ装置115の制御プロセッサ128に送信し、ステ
ップ1203で選択した磁気テープカートリッジ124
を記録/再生装置114にマウントするように要求す
る。
【0075】ステップ1206では、ライブラリ装置1
15の制御プロセッサ128からの完了報告を待ち、完
了報告を受領した場合、ステップ1207に進む。
【0076】ステップ1207では、要求処理格納領域
600に「論理ボリュームコピー処理」を格納し、コピ
ー元記録/再生装置識別子格納領域601に動作管理情
報129のコピー元記録/再生装置識別子格納領域50
3に格納されている記録/再生装置識別子を格納し、コ
ピー元論理ボリューム格納領域識別子格納領域602に
0を格納し、コピー先記録/再生装置識別子格納領域6
03に動作管理情報129のコピー先記録/再生装置識
別子格納領域504に格納されている記録/再生装置識
別子を格納し、コピー先論理ボリューム格納領域識別子
格納領域604にステップ1203で取得した論理ボリ
ューム格納領域201に対応する論理ボリューム格納領
域識別子格納領域404内の論理ボリューム格納領域識
別子を格納して作成した記録/再生制御装置処理要求テ
ーブル607を、動作管理情報129の記録/再生制御
装置識別子格納領域501に格納されている記録/再生
制御装置識別子に対応する記録/再生制御装置109の
制御プロセッサ111に送信し、ユーザ108が投入し
た磁気テープカートリッジ124に記録されている論理
ボリュームを収納棚121に収納されていて「未使用」
状態の磁気テープカートリッジ124の「未使用」の論
理ボリューム格納領域201に記録するように要求す
る。
【0077】ステップ1208では、記録/再生制御装
置109の制御プロセッサ111からの完了報告を待
ち、完了報告を受領した場合、ステップ1213に進
む。
【0078】ステップ1213では、要求処理格納領域
600に「管理情報記録処理」を格納し、論理ボリュー
ム識別子格納領域識別子格納領域605にステップ12
03で取得した論理ボリューム格納領域201の論理ボ
リューム識別子格納領域識別子を格納し、論理ボリュー
ム識別子格納領域606に動作管理情報129の磁気テ
ープカートリッジ識別子格納領域508に格納されてい
る磁気テープカートリッジ識別子125を格納し、記録
/再生装置識別子格納領域608に動作管理情報129
のコピー先記録/再生装置識別子格納領域504に格納
されている記録/再生装置識別子を格納して作成した記
録/再生制御装置処理要求テーブル607を、動作管理
情報129の記録/再生制御装置識別子格納領域501
に格納されている記録/再生制御装置識別子に対応する
記録/再生制御装置109の制御プロセッサ111に送
信し、ステップ1203で取得した磁気テープカートリ
ッジ124の論理ボリューム管理情報200のステップ
1203で取得した論理ボリューム格納領域201に対
応する論理ボリューム識別子格納領域202にユーザ1
08が投入した磁気テープカートリッジ124に記録さ
れていた論理ボリュームの論理ボリューム識別子を記録
するように要求する。
【0079】ステップ1214では、記録/再生制御装
置109の制御プロセッサ111からの完了報告を待
ち、完了報告を受領した場合、ステップ1209に進
む。
【0080】ステップ1209では、まず移動元属性格
納領域701に「記録/再生装置」を格納し、移動元識
別子格納領域702に動作管理情報129のコピー元記
録/再生装置識別子格納領域503に格納されている記
録/再生装置識別子を格納し、移動先属性格納領域70
3に「排出口」を格納して作成したライブラリ装置処理
要求テーブル700をライブラリ装置115の制御プロ
セッサ128に送信して、ユーザ108が投入した磁気
テープカートリッジ124を排出口123に移動するよ
うに要求する。
【0081】次に移動元属性格納領域701に「記録/
再生装置」を格納し、移動元識別子格納領域702に動
作管理情報129のコピー先記録/再生装置識別子格納
領域504に格納されている記録/再生装置識別子を格
納し、移動先属性格納領域703に「収納棚」を格納
し、移動先識別子格納領域704に動作管理情報129
の収納棚識別子格納領域500に格納されている収納棚
識別子を格納して作成したライブラリ装置処理要求テー
ブル700をライブラリ装置115の制御プロセッサ1
28に送信して、収納棚121から移動してユーザ10
8が投入した磁気テープカートリッジ124に記録され
ていた論理ボリュームを記録した磁気テープカートリッ
ジ124を元の収納棚121に戻すように要求する。
【0082】ステップ1210では、ライブラリ装置1
15の制御プロセッサ128からの完了報告を待ち、完
了報告を受領した場合ステップ1211に進む。
【0083】ステップ1211では、動作管理情報12
9のコピー元記録/再生装置識別子格納領域503及び
コピー先記録/再生装置識別子格納領域504に格納さ
れている記録/再生装置識別子に対応する記録/再生装
置114の記録/再生装置管理情報104の使用状況格
納領域302に「未使用」を格納する。
【0084】ステップ1212では、ステップ1203
で取得した論理ボリューム格納領域201に対応するカ
ートリッジ管理情報105の論理ボリューム識別子格納
領域405に動作管理情報129の磁気テープカートリ
ッジ識別子格納領域508に格納されている磁気テープ
カートリッジ識別子を格納し、排出コマンド受領フラグ
格納領域406に「未受領」を格納し、最後に対応する
磁気テープカートリッジ使用状況格納領域402に「未
使用」を格納して処理を終了する。
【0085】なお投入される磁気テープカートリッジ1
24にはコピー元の論理ボリュームが残るが、運用の都
合によってはこのコピー元論理ボリュームの内容を削除
してもよい。また磁気テープカートリッジ識別子125
と種別識別子126を論理ボリューム管理情報200の
一部として記録する場合には、先に磁気テープカートリ
ッジ124のマウントと管理情報の読み取りを行うため
に、投入される磁気テープカートリッジ124をマウン
トする記録/再生装置114の選択及び投入される磁気
テープカートリッジ124のマウント処理は行われな
い。また投入された磁気テープカートリッジ124の論
理ボリューム管理情報200内の論理ボリューム識別子
格納領域202に論理ボリューム識別子が格納されてい
る場合には、運用上の都合に応じて、そのまま残すかま
たはステップ1213の処理で「未使用」に変更する。
【0086】図13は、カートリッジ排出処理の処理の
流れを示す制御プロセッサ127のフローチャートであ
る。制御プロセッサ127は、入出力装置107、下位
インタフェース106を介してユーザ108からの磁気
テープカートリッジ排出要求を受領すると、磁気テープ
カートリッジ識別子125によって指定された磁気テー
プカートリッジ124を排出口123まで移動するため
にカートリッジ排出処理を開始する。なお入出力装置1
07からカートリッジ排出要求を入力する代わりに上位
装置100に接続される図示しない入出力装置からこの
要求を入力し、上位装置100から上位インタフェース
102を介して制御プロセッサ127へカートリッジ排
出コマンドを発行してもよい。
【0087】ステップ1300では、まず要求とともに
受領した磁気テープカートリッジ識別子125を動作管
理情報129の磁気テープカートリッジ識別子格納領域
508に格納する。次にカートリッジ管理情報105の
受領した磁気テープカートリッジ識別子125に対応す
る磁気テープカートリッジ使用状況402に「使用中」
を格納する。
【0088】ステップ1301では、カートリッジ管理
情報105を調べて受領した磁気テープカートリッジ識
別子125に対応する磁気テープカートリッジ124が
収納棚121の収納棚識別子を取得し、動作管理情報1
29の収納棚識別子格納領域500に格納する。
【0089】ステップ1302では、移動元属性格納領
域701に「収納棚」を格納し、移動元識別子格納領域
702に動作理情報129の収納棚識別子格納領域50
0に格納されている収納棚識別子を格納し、移動先属性
格納領域703に「排出口」を格納して作成したライブ
ラリ装置処理要求テーブル700を、ライブラリ装置1
15の制御プロセッサ128に送信して、排出対象の磁
気テープカートリッジ124を排出口123まで移動す
るように要求する。
【0090】ステップ1303では、ライブラリ装置1
15の制御プロセッサ128からの完了報告を待ち、完
了報告を受領した場合はステップ1304に進む。
【0091】ステップ1304では、動作管理情報12
9の収納棚識別子格納領域500に格納されている収納
棚識別子500に対応する収納棚121のカートリッジ
管理情報105の磁気テープカートリッジ識別子格納領
域401に「未使用」を格納し、対応する磁気テープカ
ートリッジ使用状況格納領域402に「未使用」を格納
して処理を終了する。
【0092】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、複数
の論理ボリュームが格納される磁気テープカートリッジ
を収納するライブラリシステムにおいて、ライブラリ装
置から論理ボリューム単位の投入/排出処理を行うこと
ができる。従って別の場所や装置で使用するために論理
ボリュームをライブラリ装置から排出するときに、他の
ライブラリ装置に残しておきたい論理ボリュームも一緒
に排出することがなくなり、ライブラリシステムの運用
上の利便性が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のライブラリシステムの構成図であ
る。
【図2】実施形態の磁気テープカートリッジの記録形式
を示す図である。
【図3】実施形態の記録/再生装置管理情報104のデ
ータ構造を示す図である。
【図4】実施形態のカートリッジ管理情報105のデー
タ構造を示す図である。
【図5】実施形態の動作管理情報129のデータ構造を
示す図である。
【図6】実施形態の記録/再生制御装置処理要求テーブ
ル607(ライブラリ制御装置が記録/再生制御装置に
処理を要求するときに使用するテーブル)のデータ構造
を示す図である。
【図7】実施形態のライブラリ装置処理要求テーブル7
00(ライブラリ制御装置がライブラリ装置に処理を要
求するときに使用するテーブル)のデータ構造を示す図
である。
【図8】実施形態の制御プロセッサ127が行う論理ボ
リューム排出コマンドの処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図9】実施形態の制御プロセッサ127が行うカート
リッジ投入処理の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図10】実施形態の制御プロセッサ127が行うマル
チボリューム投入処理の処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図11】実施形態の制御プロセッサ127が行う論理
ボリューム排出処理の処理の流れを示すフローチャート
である。
【図12】実施形態の制御プロセッサ127が行う論理
ボリューム投入処理の処理の流れを示すフローチャート
である。
【図13】実施形態の制御プロセッサ127が行うカー
トリッジ排出処理の処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
101:ライブラリ制御装置、109:記録/再生制御
装置、114:記録/再生装置、115:ライブラリ装
置、124:磁気テープカートリッジ、201:論理ボ
リューム格納領域、405:論理ボリューム識別子格納
領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体上に複数の論理ボリュームを設け
    るカートリッジを複数個収納し、外部に対してカートリ
    ッジの投入/排出を行い、カートリッジに記録されるデ
    ータの記録/再生を行うライブラリシステムから該ライ
    ブラリシステム内の制御装置の制御によって単一の論理
    ボリュームを排出する方法であって、 指定された論理ボリュームの内容を収納されるカートリ
    ッジから読み出して該ライブラリシステムに投入される
    別のカートリッジにコピーし、コピー元の論理ボリュー
    ムを未使用の状態に変更し、論理ボリュームの内容がコ
    ピーされた別のカートリッジを該ライブラリシステムか
    ら排出することを特徴とする論理ボリュームの排出方
    法。
  2. 【請求項2】記録媒体上に複数の論理ボリュームを設け
    るカートリッジを複数個収納し、外部に対してカートリ
    ッジの投入/排出を行い、カートリッジに記録されるデ
    ータの記録/再生を行うライブラリシステムへ該ライブ
    ラリシステム内の制御装置の制御によって単一の論理ボ
    リュームを投入する方法であって、 コピー先の論理ボリュームとして未使用の状態にある論
    理ボリュームを有するいずれかのカートリッジを選択
    し、該ライブラリシステムに投入されるカートリッジか
    らコピー元の論理ボリュームの内容を読み出して選択さ
    れたカートリッジの未使用状態の論理ボリュームにコピ
    ーし、コピー先の論理ボリュームを未使用状態から使用
    中の状態に変更することを特徴とする論理ボリュームの
    投入方法。
  3. 【請求項3】記録媒体上に複数の論理ボリュームを設け
    るカートリッジを複数個収納し、外部に対してカートリ
    ッジの投入/排出を行い、カートリッジに記録されるデ
    ータの記録/再生を行うライブラリシステムに対して該
    ライブラリシステム内の制御装置の制御によって単一の
    論理ボリュームを投入/排出する方法であって、 指定された論理ボリュームの内容を収納されるカートリ
    ッジから読み出して該ライブラリシステムに投入される
    別のカートリッジにコピーし、コピー元の論理ボリュー
    ムを未使用の状態に変更し、論理ボリュームの内容がコ
    ピーされた別のカートリッジを該ライブラリシステムか
    ら排出し、 コピー先の論理ボリュームとして未使用の状態にある論
    理ボリュームを有するいずれかのカートリッジを選択
    し、該ライブラリシステムに投入されるカートリッジか
    らコピー元の論理ボリュームの内容を読み出して選択さ
    れたカートリッジの未使用状態の論理ボリュームにコピ
    ーし、コピー先の論理ボリュームを未使用状態から使用
    中の状態に変更することを特徴とするライブラリシステ
    ムの論理ボリューム投入方法。
  4. 【請求項4】記録媒体上に複数の論理ボリュームが設け
    られるカートリッジを複数個収納するライブラリ装置
    と、外部に対してカートリッジを投入/排出する手段
    と、カートリッジをマウントしてデータの記録/再生を
    行う記録/再生装置と、該ライブラリ装置と該記録/再
    生装置を制御する制御装置とを有し、該ライブラリ装置
    から単一の論理ボリュームを排出するライブラリシステ
    ムであって、 該制御装置は、指定された論理ボリュームの内容を収納
    されるカートリッジから該記録/再生装置を介して読み
    出して該ライブラリ装置に投入される別のカートリッジ
    にコピーするよう制御する手段と、コピー元の論理ボリ
    ュームを未使用の状態に変更する手段と、論理ボリュー
    ムの内容がコピーされた別のカートリッジを該ライブラ
    リシステムから排出するよう制御する手段とを有するこ
    とを特徴とするライブラリシステム。
  5. 【請求項5】記録媒体上に複数の論理ボリュームが設け
    られるカートリッジを複数個収納するライブラリ装置
    と、外部に対してカートリッジを投入/排出する手段
    と、カートリッジをマウントしてデータの記録/再生を
    行う記録/再生装置と、該ライブラリ装置と該記録/再
    生装置を制御する制御装置とを有し、該ライブラリ装置
    へ単一の論理ボリュームを投入するライブラリシステム
    であって、 該制御装置は、コピー先の論理ボリュームとして未使用
    の状態にある論理ボリュームを有するいずれかのカート
    リッジを選択する手段と、該ライブラリ装置に投入され
    るカートリッジから該記録/再生装置を介してコピー元
    の論理ボリュームの内容を読み出して選択されたカート
    リッジの未使用状態の論理ボリュームにコピーするよう
    制御する手段と、コピー先の論理ボリュームを未使用状
    態から使用中の状態に変更する手段とを有することを特
    徴とするライブラリシステム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016503844A (ja) * 2012-10-17 2016-02-08 トランスオーシャン イノベーション ラブス リミテッド 水中掘削構動作のための海中プロセッサ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016503844A (ja) * 2012-10-17 2016-02-08 トランスオーシャン イノベーション ラブス リミテッド 水中掘削構動作のための海中プロセッサ
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