JPH10109586A - 中間ステージ付き高所作業台 - Google Patents

中間ステージ付き高所作業台

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JPH10109586A
JPH10109586A JP26296296A JP26296296A JPH10109586A JP H10109586 A JPH10109586 A JP H10109586A JP 26296296 A JP26296296 A JP 26296296A JP 26296296 A JP26296296 A JP 26296296A JP H10109586 A JPH10109586 A JP H10109586A
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stage
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Akira Inuzuka
亮 犬塚
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INUZUKA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多段式鋏状リンク機構により作業ステージを
支持した高所作業台を作業効率の向上、また、昇降階段
の勾配低下のために中間ステージ付きとする。 【解決手段】 台車フレーム4に基台3を乗せて取付け
た高所作業台1は、シリンダ15により伸縮可能な多段
式鋏状リンク機構5,6を介し基台3上に支持した頂上
ステージ11を具え、鋏状リンク機構5,6間の連節ピ
ン9,10のうち、車体前後方向に変位しないピン9に
取り付けた中間ステージ16を有する。上記の伸縮時、
中間ステージ16は連動リンク機構17〜24により水
平に保持され、中間ステージ16と、基台3および頂上
ステージ11との間にそれぞれ、伸縮可能な昇降階段2
5,26を架設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機の機体整備
や塗装、或いは建物壁面の修理や塗装、更には造船所に
おける船体の溶接など、高所での作業に際して使用する
高所作業台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種高所作業台は通常、鋏状リンク機
構により作業用のステージを水平状態に保ち、液圧シリ
ンダの伸縮動作により当該作業用ステージを昇降させる
構成にするのが常套である。
【0003】ところで作業位置が、上記使用例の場合の
ように更に高くなる場合、1個の鋏状リンク機構だけで
は作業用ステージの上昇レベルが不足することから図1
9〜図21に示すように、複数(通常は2個)の鋏状リ
ンク機構111,112を相互に重合してピン113,
114により連節した構成の多段式鋏状リンク機構を介
し基台115上に作業用ステージ116を設け、両鋏状
リンク機構111,112のリンク間に掛け渡した液圧
シリンダ117の伸縮動作により、作業用ステージ11
6を水平状態で昇降させるようにした型式のものを本願
出願人は先に開発済みである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
高所で行うような作業に当たっては、その中間的なレベ
ルでの作業をも要求されることが多いが、従来の高所作
業台にあってはその都度、作業用ステージ116を要求
レベルまで低下させなければならず、作業用ステージ1
16の昇降頻度が高くなると共に、その間、中間レベル
より高いところの作業を完全に中断せざるを得ないこと
とも相俟って、作業効率が著しく悪くなるという問題を
免れなかった。
【0005】また高所作業台にあっては、上昇させた作
業用ステージ116から地面上に工具や材料を取りに行
くとき、作業用ステージ116を一々下降させるので
は、時間的なロスが大きいと共に、他の作業者への影響
も無視できないことから、図19〜図21に示すよう
に、基台115と作業用ステージ116との間に昇降階
段118を掛け渡すのが普通である。
【0006】この昇降階段118は、例えば3連梯子型
式のもので、液圧シリンダ117の伸長により作業用ス
テージ116を上昇させる時、まず作業用ステージ11
6と共に上昇する最上段の梯子が中間段の梯子の上端を
引っかけてこれを連れて上昇させ、次いで中間段の梯子
が最下段の梯子の上端を引っかけてこれを連れて上昇さ
せることにより、昇降階段118は最終的に図21に示
す最伸長状態になるというものである。
【0007】しかして、複数の鋏状リンク機構111,
112を重合させるような高所作業台にあっては、作業
用ステージ116の最上昇レベルが相当に高くなるため
に、限られた投影面積内で基台115と作業用ステージ
116との間に掛け渡す必要がある昇降階段118の傾
斜勾配が必然的に急になってしまい、昇降階段118の
昇り降りが困難になるという問題を生ずるし、同様の理
由から、昇降階段118を3連以上の連続梯子にしなけ
ればならないため、昇降階段118を構成する梯子間の
オーバーラップ量を小さくせざるを得ないという問題も
生ずる。
【0008】本発明は、上記の問題を悉く解消し得るよ
う、中間ステージ付きとした高所作業台を提案すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的のため、第1発
明による中間ステージ付き高所作業台は、請求項1に記
載したごとく、複数の鋏状リンク機構を相互に重合して
連節した多段式鋏状リンク機構を介し基台上に頂上ステ
ージを取付けて具え、この多段式鋏状リンク機構により
水平に保たれた状態で前記頂上ステージを昇降させる液
圧シリンダを設けた高所作業台において、前記複数の鋏
状リンク機構間の連節点に中間ステージを、前記多段式
鋏状リンク機構から水平に張出すよう配置して、且つ、
前記頂上ステージの昇降中、この頂上ステージに対し平
行な状態を保って昇降するよう取り付けて設けたことを
特徴とするものである。
【0010】第2発明による中間ステージ付き高所作業
台は、請求項2に記載したごとく、上記第1発明におけ
る中間ステージを昇降中水平に保つために、以下の構成
とする。つまり、前記複数の鋏状リンク機構間を連節す
るピンのうち、中間ステージ張出し方向の位置が変化し
ない方の連節ピン上に中間ステージを取り付け、鋏状リ
ンク機構を成すリンクの前記基台または頂上ステージに
対する回動角を中間ステージに伝達する連動リンク機構
を設けて、中間ステージが前記昇降中、頂上ステージに
対し平行に保たれるようにする。
【0011】第3発明による中間ステージ付き高所作業
台は、請求項3に記載したごとく、上記第1発明におけ
る中間ステージを昇降中水平に保つために、以下の構成
とする。つまり中間ステージを、前記複数の鋏状リンク
機構間を連節するピンのうち、中間ステージ張出し方向
の位置が変化しない方の連節ピン上に変位不能に取着す
る共に、他方の連節ピン上に摺動可能に支持して、中間
ステージが前記昇降中、頂上ステージに対し平行に保た
れるようにする。
【0012】第4発明による中間ステージ付き高所作業
台は、請求項4に記載したごとく、上記第1発明におけ
る中間ステージを昇降中水平に保つために、以下の構成
とする。つまり中間ステージを、前記複数の鋏状リンク
機構間を連節するピンのうち、中間ステージ張出し方向
の位置が変化しない方の連節ピン上に取り付け、該連節
ピンと中間ステージ上の任意の点とを結ぶ線を固定長の
第1辺とし、該連節ピンに係わる鋏状リンク機構の任意
のリンクと共に回動するアームを固定長の第2辺とする
3角形の第3辺となるよう、該アームの遊端と中間ステ
ージ上の前記任意の点との間にスレーブシリンダを架設
し、前記任意のリンクを含む鋏状リンク機構の任意のリ
ンクと共に回動するアームの遊端と、前記基台または頂
上ステージとの間に、前記3角形と合同をなす3角形が
形成されるよう配置してマスターシリンダを架設し、前
記スレーブシリンダの2室および前記マスターシリンダ
の2室間を、中間ステージが前記昇降中、頂上ステージ
に対し平行に保たれるよう配管する。
【0013】第5発明による中間ステージ付き高所作業
台は、請求項5に記載したごとく、上記第1発明におけ
る中間ステージを昇降中水平に保つために、以下の構成
とする。つまり中間ステージを、前記複数の鋏状リンク
機構間を連節するピンのうち、中間ステージ張出し方向
の位置が変化しない方の連節ピン上に取り付け、鋏状リ
ンク機構を成すリンクの前記基台または頂上ステージに
対する回動角を中間ステージに伝達する索動機構を設け
て、中間ステージが前記昇降中、頂上ステージに対し平
行に保たれるようにする。
【0014】第6発明による中間ステージ付き高所作業
台は、請求項6に記載したごとく、第1発明乃至第5発
明のいずれかにおいて、前記中間ステージと前記頂上ス
テージとの間に、これらの相対レベル変化に追従して伸
縮する昇降階段を掛けたことを特徴とするものである。
【0015】第7発明による中間ステージ付き高所作業
台は、請求項7に記載したごとく、上記第6発明におい
て、前記中間ステージと前記基台との間にも、これらの
相対レベル変化に追従して伸縮する昇降階段を掛けたこ
とを特徴とするものである。
【0016】第8発明による中間ステージ付き高所作業
台は、請求項8に記載したごとく、第7発明において、
中間ステージおよび頂上ステージ間における昇降階段
と、中間ステージおよび基台間における昇降階段の傾斜
方向を相互逆向きにしたことを特徴とするものである。
【0017】第9発明による中間ステージ付き高所作業
台車は、請求項9に記載したごとく、第1発明乃至第8
発明のいずれかに記載の高所作業台を台車フレームに搭
載したことを特徴とするものである。
【0018】第10発明による中間ステージ付き高所作
業台車は、請求項10に記載したごとく、第9発明にお
いて、中間ステージが多段式鋏状リンク機構から台車の
後方、若しくは前方に張出すよう高所作業台を台車フレ
ームに搭載したことを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1〜図5は、本発明の一実
施の形態になる中間ステージ付き高所作業台1を搭載し
た高所作業台車2を示し、この搭載に当たっては、高所
作業台1の基台3を高所作業台車2の台車フレーム4上
に載置して取り付ける。
【0020】先ず、中間ステージ付き高所作業台1を説
明するに、図1に明示するごとく基台3上に下方の鋏状
リンク機構5および上方の鋏状リンク機構6を順次重合
させて設け、下方の鋏状リンク機構5は、2個のリンク
5a,5bをセンターピン5cで相互に回動自在に連節
して構成し、上方の鋏状リンク機構6も、2個のリンク
6a,6bおよびセンターピン6cよりなる同様な構成
とする。
【0021】両鋏状リンク機構5,6はそれぞれ、セン
ターピン5c,6cが車体横方向に延在するよう配置
し、下方の鋏状リンク機構5は、リンク5aの車体後方
に延在する下端を固定ピン7により基台3に枢支し、リ
ンク5bの車体前方に延在する下端を、これに回転自在
に設けたローラ8を介し基台3に矢印で示す水平方向に
変位可能に支持する。そして上方の鋏状リンク機構6
は、車体後方に延在するリンク6aの下端を、車体後方
に延在するリンク5bの上端に中間ピン9を介して連節
すると共に、車体前方に延在するリンク6bの下端を、
車体前方に延在するリンク5aの上端に中間ピン10を
介して連節する。
【0022】上方の鋏状リンク機構6は更に、車体後方
に延在するリンク6bの上端を、頂上ステージ11にピ
ン12を介して枢支すると共に、車体前方に延在するリ
ンク6aの上端を、これに回転自在に設けたローラ13
を介し頂上ステージ11に矢印で示す水平方向に変位可
能に支持する。
【0023】以上のようにして、2個の鋏状リンク機構
5,6を相互に重合連節してなる多段式鋏状リンク機構
を介し基台3上に水平に支持した頂上ステージ11の、
車体横方向両側にはそれぞれ補助作業台14を設け、こ
れら各補助作業台14を頂上ステージ11に対し相対的
に、図2に2点鎖線で示す使用位置から実線で示す格納
位置との間でスライド可能とする。
【0024】鋏状リンク機構5をなすリンク5bと、鋏
状リンク機構6をなすリンク6aとの間に、液圧昇降シ
リンダ15を枢支して架設し、該シリンダ15の伸長に
より多段式鋏状リンク機構5,6を伸長動作させること
で、頂上ステージ11を水平に保ったまま、図1に示す
上昇位置と図4に示す下降位置との間において昇降可能
とする。
【0025】鋏状リンク機構5,6間の相互連節点であ
る中間ピン9,10のうち、頂上ステージ11の昇降中
に車体前後方向の位置が変化せず、従って上下方向のみ
に変位する、車体後方の中間ピン9に中間ステージ16
を枢着し、この中間ステージ16を、頂上ステージ11
の昇降につれて上下動する間、常にこれに対して平行な
状態、つまり水平な状態に保つために、以下のような連
動リンク機構を付加して設ける。
【0026】つまり図1に明示するように、中間ピン9
を支点として回動するように配置して中間ステージ16
にアーム17を固着すると共に、中間ピン5cにベルク
ランクレバー18を枢支して設け、アーム17の遊端と
ベルクランクレバー18の一方端との間に、リンク5b
に平行なリンク19をピン20,21を介し枢支して架
設する。かようにして、ピン5c,9,20,21を連
節点とする平行リンク機構を構成する他、リンク5a,
5bの交角2等分面に関して当該平行リンク機構と面対
称な平行リンク機構が形成されるよう、ベルクランクレ
バー18の他方端におけるピン22と基台3上のピン2
3との間に、リンク5aに平行なリンク24を枢支して
架設する。
【0027】中間ステージ16は、中間ピン9から車体
後方に延在させ、この中間ステージ16と基台3との間
に、図1および図2に明示するように、車体左側から車
体右側に向かって登るように傾斜する昇降階段25を架
設し、該昇降階段25の上方における中間ステージ16
の部分を16aで示すように切欠いて、作業者が階段2
5を使って昇り降りすることができるようにする。
【0028】中間ステージ16と頂上ステージ11との
間には、昇降階段25から車体前方にオフセットした位
置で車体右側から車体左側に向かって登るように傾斜す
る昇降階段26を架設し、これにより作業者が階段26
を使って中間ステージ16と頂上ステージ11との間で
昇り降りすることができるようにする。
【0029】なお昇降階段25,26はそれぞれ、図3
に明示するような2連梯子型式のもので、頂上ステージ
11および中間ステージ16の昇降につれて図3の伸長
状態と、図5の収縮状態との間で伸縮し得るものとす
る。
【0030】上記実施の形態になる高所作業台の作用を
次に説明するに、高所作業台の使用に当たっては、昇降
液圧シリンダ15の伸長により多段式鋏状リンク機構
5,6を、図4の収縮状態から図1のように伸長動作さ
せる。これに伴い頂上ステージ11は、多段式鋏状リン
ク機構5,6により水平状態に保たれて図4の格納レベ
ルから図1の使用レベルに水平状態のまま上昇され、同
時に中間ステージ16も頂上ステージ11の上昇量の半
分の距離だけ上昇される。
【0031】中間ステージ16はこの上昇中、リンク1
9,24を構成要件とする前記の連動リンク機構によ
り、リンク5aの基台3に対する回動角を伝達されて、
上昇中常に、頂上ステージ11に対し平行に、つまり水
平状態に保たれる。
【0032】上記頂上ステージ11および中間ステージ
16の上昇時、これらに引っかけられて昇降階段25,
26はそれぞれ、図5に示す収縮状態から図3に示す如
くに伸長され、これら階段25,26を使って作業者
は、地上と、中間ステージ16と、頂上ステージ11と
の間を自由に往来することができる。
【0033】以上により頂上ステージ11および中間ス
テージ16を上昇させた状態で、作業者は頂上ステージ
11や中間ステージ16上に乗って作業を行うことがで
き、レベルの違う2か所での作業が必要な場合でもこれ
らを同時に行うことができ、作業台のレベル変更操作頻
度を低減させ得ると共に、作業効率の向上を実現するこ
とができる。
【0034】なお、作業中に地上や他のステージ上の工
具や材料が必要になった場合も、昇降階段25,26を
使って地上と、中間ステージ16と、頂上ステージ11
との間を自由に往来することができ、ステージの昇降は
必要でない。
【0035】また、そのための昇降階段25,26が、
中間ステージ16を踊り場として使用する構成のため、
個々の階段が2連梯子程度のもので足りることとなり、
傾斜も従来の半分にすることができ、更に梯子間のオー
バーラップ量も大きく取ることができる。従って、作業
性の更なる向上を実現することができるのに加えて、安
全性の向上をも図ることができる。
【0036】なお上記では連動リンク機構17〜24
を、ピン5cの軸線を含む水平面に関して面対称に配置
したが、ピン6cの軸線を含む水平面に関して面対称に
配置しても同じ作用効果を達成することができる。この
場合、ベルクランクレバー18をピン6c上に枢支し、
ピン23を頂上ステージ11の対応箇所に設けることは
言うまでもない。
【0037】図6および図7は、本発明の他の実施形態
を示し、本実施の形態においては、両鋏状リンク機構
5,6を図1〜図5の場合と車体前後逆向きに配置す
る。つまり、車体前後方向に変位しないピン7,9,1
2が車体前方に位置するよう鋏状リンク機構5,6を配
置する。
【0038】そして中間ステージ16を、鋏状リンク機
構5,6間におけるピン9,10のうち、車体前後方向
に変位しないピン9に枢着すると共に、他方のピン10
に回転自在に設けたローラ31を介し当該ピン10上に
摺動可能に支持し、これにより中間ステージ16が、頂
上ステージ11の昇降中常に、この頂上ステージ11に
平行に、従って水平に保たれた状態で昇降するようにな
す。
【0039】かかる構成によれば、前記実施の形態と同
様な作用効果を達成することができるのに加えて、中間
ステージ16を水平に保つ機構が、前記連動リンク機構
19,24よりも簡単、且つ、安価になるし、強度上も
優れたものになり、実用上大いに有利である。
【0040】図8〜図10は、本発明の更に他の実施形
態を示し、本実施の形態においては図8に明示するよう
に、両鋏状リンク機構5,6を図1〜図5の場合と同じ
向きに配置し、鋏状リンク機構5,6間における連節ピ
ン9,10のうち、車体前後方向に変位せず、従って上
下方向のみに変位する、車体後方の中間ピン9に中間ス
テージ16を枢着する。
【0041】しかして、中間ステージ16を頂上ステー
ジ11の昇降中常に、この頂上ステージ11に平行に、
従って水平に保つに際し、液圧式にこれを行うような構
成とする。つまり、図8および図9(a)に明示するよ
うに、中間ステージ16を取付けたピン9と中間ステー
ジ16上の任意の点41とを結ぶ線を固定長の第1辺と
し、当該ピン9に係わる鋏状リンク機構の任意のリンク
6aと共に回動するアーム42を固定長の第2辺とする
3角形の第3辺となるよう、該アーム42の遊端と中間
ステージ16上の状記任意の点41との間にスレーブシ
リンダ43を回動自在に架設する。
【0042】また図8および図9(b)に明示するよう
に、上記任意のリンク6aに平行な鋏状リンク機構のリ
ンク5aと共に回動するアーム44の遊端と、基台3と
の間に、前記3角形と合同をなす3角形が形成されるよ
う配置してマスターシリンダ45を回動自在に架設す
る。ここで、基台3に対するマスターシリンダ45の枢
支ピン46と、基台3に対するリンク5aの枢支ピン7
とを結ぶ線が前記固定長の第1辺に対応し、アーム44
が前記固定長の第2辺に対応し、マスターシリンダ45
が可変長の前記第3辺に対応する。
【0043】そして図10に示すように、スレーブシリ
ンダ43の伸長室43aと、マスターシリンダ45の伸
長室45aとの間を配管47により接続し、スレーブシ
リンダ43の収縮室43bと、マスターシリンダ45の
収縮室45bとの間を配管48により接続し、中間ステ
ージ16を頂上ステージ11に平行に、従って水平にし
た状態で、これら接続室および関連する配管内に作動液
を封じ込める。
【0044】次に本実施の形態になる高所作業台の作用
を説明する。液圧昇降シリンダ15の伸長で頂上ステー
ジ11を上昇させる間、これに伴ってリンク5aは図9
(b)の実線位置から2点鎖線位置に回動する。これに
よりマスターシリンダ45はアーム44を介して収縮さ
れ、この収縮に伴いスレーブシリンダ43が同じストロ
ーク量だけ逆に収縮される。ところで、マスターシリン
ダ45を可変長の辺とする3角形と、スレーブシリンダ
43を可変長の辺とする3角形とが合同であることか
ら、中間ステージ16を頂上ステージ11の昇降中、こ
れに対し平行に保たれた水平状態で昇降することとな
る。
【0045】かように液圧式で中間ステージ16を昇降
中、水平に保っておく構成は、設計の自由度が高いとと
もに、当該構成の設置スペースを確保し易いという実用
上の利点がある。
【0046】なお上記実施の形態において、アーム44
およびマスターシリンダ45は、ピン12の周りに配置
してリンク6bと頂上リンク11との間に配置しても、
上記したと同じ作用効果を達成することができる。
【0047】図11および図12は、本発明の他の実施
の形態を示し、本実施の形態においては、図1〜図5に
示したと同じ構成の高所作業台1を全体的に、車体前後
方向に逆向きに配置して台車フレーム4上に取付け、こ
れにより、昇降階段25,26を車体後部から車体全部
に移動させる。この場合、中間ステージ16を作業台と
して使用し難い反面、車体後部の張出量が少なくなっ
て、専有スペースの少ない高所作業台車にすることがで
きる。
【0048】図13および図14は、高所作業台1を図
1〜図5に示したとほぼ同じ構成とするが、中間ステー
ジ16と基台3との間における下方の昇降階段を設け
ず、中間ステージ16と頂上ステージ11との間におけ
る上方の昇降階段26のみを設けたものである。
【0049】本実施の形態によれば、ステージ11,1
6への昇り降りに際して、中間ステージ16を地面レベ
ルまで低下させる必要は生ずるものの、図1〜図5のよ
うに下方の昇降階段25を設ける場合に必要な切欠き1
6aが中間ステージ16に不要となり、その分、作業に
使える中間ステージ16の面積を拡大することができ
て、作業をし易くなる。
【0050】特に図14に明示するように、作業を施す
べき相互に直行する壁面51,52のうち、壁面51に
対する作業を頂上ステージ11に乗って行い、壁面52
に対する作業を中間ステージ16に乗って行う場合にお
いて、中間ステージ16に図1〜図5におけるような切
欠き16aが存在しないということは、車体横方向にお
ける壁面52の作業領域を長くし得ることに通じ、その
分、台車1の移動頻度を低減させることができる。
【0051】図15および図16は、本発明の他の実施
の形態を示し、本実施の形態においては、中間ステージ
16を昇降中に水平に保つ機構として以下のごときチェ
ーン・スプロケット型式の索動機構を用いる。つまり、
ピン5c上に回転自在に支持して2連の中間スプロケッ
ト61を設けると共に、ピン9に対し同心に配置して中
間ステージ16に被動スプロケット62を固着し、ピン
7に同心に配置して基台3に固定スプロケット63を固
着する。
【0052】これらスプロケット61,62,63は全
て同じ仕様とし、中間スプロケット61と、被動スプロ
ケット62および固定スプロケット63との間にそれぞ
れ、チェーン64,65を掛け渡す。
【0053】かかる構成になる本実施の形態において
は、液圧シリンダ15の伸縮動作によるステージ11,
16の昇降中に、リンク5aの基台3に対する回動角が
中間ステージ16に伝達され、この中間ステージ16を
水平に保持することができる。
【0054】なお図17および図18に示すように、上
記のスプロケット61,62,63に代えてプーリ7
1,72,73を同様にして設け、チェーン64,65
に代えてロープ74,75を設け、ロープ74を2連の
中間プーリ71および被動プーリ72間に、また、ロー
プ75を2連の中間プーリ71および固定プーリ73間
にそれぞれ掛け渡した、ロープ・プーリ型式の索動機構
を採用することでも、同様の作用効果が得られること勿
論であるが、この際、相互に関連するロープおよびプー
リ間は、スリップを生じないよう71a,72a,73
aで例示する箇所において結合させる必要があることは
言うまでもない。
【0055】上記した図15〜図18の実施形態におい
ては、索動機構を、ピン5cの軸線を含む水平面に関し
て面対称に配置したが、ピン6cの軸線を含む水平面に
関して面対称に配置しても同じ作用効果を達成すること
ができる。この場合、スプロケット61(プーリ71)
をピン6c上に回転自在に支持し、スプロケット63
(プーリ73)をピン12に同心に配置して頂上ステー
ジ11に固設することは言うまでもない。
【0056】ところで前記いずれの実施形態において
も、高所作業台1を台車2のフレーム4上に載置して示
したが、高所作業台1は可動式か、据置き式かと問わ
ず、地上に直接施設しても良い。また昇降階段25,2
6は、何れの場合も2連梯子型式としたが、3連以上の
多連梯子型式のものにすることができ、この場合、ステ
ージ11,16の上昇レベルを更に高いものにし得る点
で大いに有利である。
【0057】
【発明の効果】第1発明による中間ステージ付き高所作
業台は、複数の鋏状リンク機構5,6を相互に重合して
連節した多段式鋏状リンク機構を介し基台3上に頂上ス
テージ11を取付けて具え、この多段式鋏状リンク機構
により水平に保たれた状態で上記頂上ステージ11を昇
降させる液圧シリンダ15を設けた高所作業台を前提と
し、上記複数の鋏状リンク機構5,6間の連節点9に中
間ステージ16を、上記多段式鋏状リンク機構から水平
に張出すよう配置して、且つ、上記頂上ステージ11の
昇降中、この頂上ステージに対し平行な状態を保って昇
降するよう取り付けて設けた構成になるから、作業者が
頂上ステージ11や中間ステージ16上に乗って、レベ
ルの違う2か所での作業を同時に行うことができ、作業
台のレベル変更操作頻度を低減させ得ると共に、作業効
率の向上を実現することができる。
【0058】第2発明による中間ステージ付き高所作業
台は、上記複数の鋏状リンク機構5,6間を連節するピ
ン9,10のうち、中間ステージ張出し方向の位置が変
化しない方の連節ピン9上に中間ステージ16を取り付
け、鋏状リンク機構を成すリンク5aの上記基台3また
は頂上ステージ11に対する回動角を中間ステージ16
に伝達する連動リンク機構17〜24を設けて、中間ス
テージ16が昇降中、頂上ステージ11に対し平行に保
たれるようにしたから、中間ステージ16を昇降中も水
平に保つことができ、従って、中間ステージ16が如何
なるレベルでも水平にされ、作業者が違和感なしに作業
を行うことができる。
【0059】第3発明による中間ステージ付き高所作業
台は、中間ステージ16を、複数の鋏状リンク機構5,
6間を連節するピン9,10のうち、中間ステージ張出
し方向の位置が変化しない方の連節ピン9上に変位不能
に取着する共に、他方の連節ピン10上に摺動可能に支
持して、中間ステージ16がその昇降中、頂上ステージ
11に対し平行に保たれるようにしたから、中間ステー
ジ16が如何なるレベルの時もこれを水平にすることが
できて、作業者が違和感なしに作業を行うことができる
という作用効果を、第2発明のような高価なリンク機構
に依らず、簡単且つ安価な構成により達成することがで
き、加えて、中間ステージ16の支持強度を第2発明に
おけるリンク機構によるよりも高めることができる。
【0060】第4発明による中間ステージ付き高所作業
台は、中間ステージ16を、複数の鋏状リンク機構5,
6間を連節するピン9,10のうち、中間ステージ張出
し方向の位置が変化しない方の連節ピン9上に取り付
け、該連節ピン9と中間ステージ16上の任意の点41
とを結ぶ線を固定長の第1辺とし、該連節ピン9に係わ
る鋏状リンク機構の任意のリンク6aと共に回動するア
ーム42を固定長の第2辺とする3角形の第3辺となる
よう、該アーム42の遊端と中間ステージ16上の前記
任意の点41との間にスレーブシリンダ43を架設し、
前記任意のリンク6aを含む鋏状リンク機構の任意のリ
ンク5aと共に回動するアーム44の遊端と、前記基台
3または頂上ステージとの間に、前記3角形と合同をな
す3角形が形成されるよう配置してマスターシリンダ4
5を架設し、前記スレーブシリンダ43の2室43a,
43bおよび前記マスターシリンダ45の2室45a,
45b間を、中間ステージ16がその昇降中、頂上ステ
ージ11に対し平行に保たれるよう配管したから、中間
ステージ16が如何なるレベルの時もこれを水平にする
ことができて、作業者が違和感なしに作業を行うことが
できるという作用効果を、設計の自由度が高く、且つ、
専有スペースの小さな構成により達成することができ
る。
【0061】第5発明による中間ステージ付き高所作業
台は、中間ステージ16を、複数の鋏状リンク機構5,
6間を連節するピン9,10のうち、中間ステージ張出
し方向の位置が変化しない方の連節ピン9上に取り付
け、鋏状リンク機構を成すリンク5aの基台3または頂
上ステージ11に対する回動角を中間ステージ16に伝
達する索動機構61〜65(71〜75)を設けて、中
間ステージ16が昇降中、頂上ステージ11に対し平行
に保たれるようにしたから、中間ステージ16が如何な
るレベルの時もこれを水平にすることができて、作業者
が違和感なしに作業を行うことができるという作用効果
を達成し得るのに加え、中間ステージ16の水平調整作
業を、前記連動リンク機構よりも簡単に行うことができ
る。
【0062】第6発明による中間ステージ付き高所作業
台は、中間ステージ16と頂上ステージ11との間に、
これらの相対レベル変化に追従して伸縮する昇降階段2
6を掛けたことから、作業者が中間ステージ16と、頂
上ステージ11との間を自由に往来することができ、レ
ベルの違う2か所での作業を、ステージ11,16のレ
ベル変更なしに行うことができ、作業効率の向上を実現
することができる。
【0063】第7発明による中間ステージ付き高所作業
台は、中間ステージ16と基台3との間にも、これらの
相対レベル変化に追従して伸縮する昇降階段25を掛け
たことから、作業中に地上の工具や材料が必要になった
場合も、昇降階段25を使って地上と、中間ステージ1
6との間をも自由に往来することができ、作業効率の更
なる向上を実現することができる。
【0064】また第7発明においては、昇降階段25,
26が、中間ステージ16を踊り場として使用すること
になるため、個々の階段が2連梯子程度のもので足りる
こととなり、傾斜も従来の半分にすることができ、更に
梯子間のオーバーラップ量も大きく取ることができる。
従って、作業性の更なる向上を実現することができるの
に加えて、安全性の向上を図ることができる。
【0065】第8発明による中間ステージ付き高所作業
台は、中間ステージ16および頂上ステージ11間にお
ける昇降階段26と、中間ステージ16および基台3間
における昇降階段25の傾斜方向を相互逆向きにしたこ
とから、中間ステージ16により提供される踊り場の面
積を大きくすることができて、昇降階段25,26間で
の移動を容易にすることができる。
【0066】第9発明による中間ステージ付き高所作業
台車2は、上記第1発明〜第8発明のいずれかに記載の
高所作業台1を台車フレーム4に搭載したから、高所作
業台車において、第1発明〜第8発明と同様な作用効果
を実現することができる。
【0067】第10発明による中間ステージ付き高所作
業台車2は、中間ステージ16が多段式鋏状リンク機構
5,6から台車の後方、若しくは前方に張出すよう高所
作業台1を台車フレーム4に搭載したことから、前者の
場合は、台車後方に張り出した中間ステージ16と、頂
上ステージ11とを用いて、直行壁面51,52に対す
る同時作業が可能になり、後者の場合は、中間ステージ
16が台車後方に張り出さず、車体の全長が長くなるの
を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態になる高所作業台を搭載
した高所作業台車の全体側面図である。
【図2】同高所作業台車の高所作業台のみを上方から見
て示す平面図である。
【図3】同高所作業台の昇降階段を伸長状態で示す側面
図である。
【図4】同高所作業台車を、高所作業台の作業ステージ
が下降した状態で示す、図1と同様な全体側面図であ
る。
【図5】同高所作業台の昇降階段を収縮状態で示す側面
図である。
【図6】本発明の他の実施の形態になる高所作業台を搭
載した高所作業台車の全体側面図である。
【図7】同高所作業台車の高所作業台のみを上方から見
て示す平面図である。
【図8】本発明の更に他の実施の形態になる高所作業台
を搭載した高所作業台車の全体側面図である。
【図9】(a)は、同高所作業台における中間ステージ
の水平保持機構を示す中間ステージ取り付け部の詳細拡
大側面図、(b)は、同中間ステージ用水平保持機構を
示す基台側の詳細拡大側面図である。
【図10】同中間ステージ用水平保持機構をなすマスタ
ーシリンダおよびスレーブシリンダ間の配管図である。
【図11】本発明の更に別の実施の形態になる高所作業
台を搭載した高所作業台車の全体側面図である。
【図12】同高所作業台車の高所作業台のみを上方から
見て示す平面図である。
【図13】本発明の更に別の実施の形態になる高所作業
台を搭載した高所作業台車の全体側面図である。
【図14】同高所作業台車の高所作業台のみを上方から
見て示す平面図である。
【図15】本発明の更に別の実施の形態になる高所作業
台を搭載した高所作業台車の全体側面図である。
【図16】同高所作業台車の高所作業台のみを上方から
見て示す平面図である。
【図17】本発明の更に別の実施の形態になる高所作業
台を搭載した高所作業台車の全体側面図である。
【図18】同高所作業台車の高所作業台のみを上方から
見て示す平面図である。
【図19】従来の高所作業台を搭載した高所作業台車を
例示する全体側面図である。
【図20】同高所作業台車の高所作業台のみを上方から
見て示す平面図である。
【図21】同高所作業台車の昇降階段を伸長状態で示す
側面図である。
【符号の説明】
1 高所作業台 2 台車 3 基台 4 台車フレーム 5 下方の鋏状リンク機構 6 上方の鋏状リンク機構 7 固定ピン 8 ローラ 9 連節ピン 10 連節ピン 11 頂上ステージ 12 固定ピン 13 ローラ 14 補助作業台 15 昇降液圧シリンダ 16 中間ステージ 17 アーム 18 ベルクランクレバー 19 リンク 23 ピン 24 リンク 25 昇降階段 26 昇降階段 31 ローラ 42 アーム 43 スレーブシリンダ 44 アーム 45 マスターシリンダ 47 配管 48 配管 51 壁面 52 壁面 61 中間スプロケット 62 被動スプロケット 63 固定スプロケット 64 チェーン 65 チェーン 71 中間プーリ 72 被動プーリ 73 固定プーリ 74 ロープ 75 ロープ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の鋏状リンク機構を相互に重合して
    連節した多段式鋏状リンク機構を介し基台上に頂上ステ
    ージを取付けて具え、この多段式鋏状リンク機構により
    水平に保たれた状態で前記頂上ステージを昇降させる液
    圧シリンダを設けた高所作業台において、 前記複数の鋏状リンク機構間の連節点に中間ステージ
    を、前記多段式鋏状リンク機構から水平に張出すよう配
    置して、且つ、前記頂上ステージの昇降中、この頂上ス
    テージに対し平行な状態を保って昇降するよう取り付け
    て設けたことを特徴とする中間ステージ付き高所作業
    台。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記中間ステージは
    前記複数の鋏状リンク機構間を連節するピンのうち、中
    間ステージ張出し方向の位置が変化しない方の連節ピン
    上に取り付け、鋏状リンク機構を成すリンクの前記基台
    または頂上ステージに対する回動角を中間ステージに伝
    達する連動リンク機構を設けて、中間ステージが前記昇
    降中、頂上ステージに対し平行に保たれるようにしたこ
    とを特徴とする中間ステージ付き高所作業台。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記中間ステージは
    前記複数の鋏状リンク機構間を連節するピンのうち、中
    間ステージ張出し方向の位置が変化しない方の連節ピン
    上に変位不能に取着する共に、他方の連節ピン上に摺動
    可能に支持して、中間ステージが前記昇降中、頂上ステ
    ージに対し平行に保たれるようにしたことを特徴とする
    中間ステージ付き高所作業台。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記中間ステージは
    前記複数の鋏状リンク機構間を連節するピンのうち、中
    間ステージ張出し方向の位置が変化しない方の連節ピン
    上に取り付け、 該連節ピンと中間ステージ上の任意の点とを結ぶ線を固
    定長の第1辺とし、該連節ピンに係わる鋏状リンク機構
    の任意のリンクと共に回動するアームを固定長の第2辺
    とする3角形の第3辺となるよう、該アームの遊端と中
    間ステージ上の前記任意の点との間にスレーブシリンダ
    を架設し、 前記任意のリンクを含む鋏状リンク機構の任意のリンク
    と共に回動するアームの遊端と、前記基台または頂上ス
    テージとの間に、前記3角形と合同をなす3角形が形成
    されるよう配置してマスターシリンダを架設し、 前記スレーブシリンダの2室および前記マスターシリン
    ダの2室間を、中間ステージが前記昇降中、頂上ステー
    ジに対し平行に保たれるよう配管したことを特徴とする
    中間ステージ付き高所作業台。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記中間ステージは
    前記複数の鋏状リンク機構間を連節するピンのうち、中
    間ステージ張出し方向の位置が変化しない方の連節ピン
    上に取り付け、鋏状リンク機構を成すリンクの前記基台
    または頂上ステージに対する回動角を中間ステージに伝
    達する索動機構を設けて、中間ステージが前記昇降中、
    頂上ステージに対し平行に保たれるようにしたことを特
    徴とする中間ステージ付き高所作業台。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項におい
    て、前記中間ステージと前記頂上ステージとの間に、こ
    れらの相対レベル変化に追従して伸縮する昇降階段を掛
    けたことを特徴とする中間ステージ付き高所作業台。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記中間ステージと
    前記基台との間にも、これらの相対レベル変化に追従し
    て伸縮する昇降階段を掛けたことを特徴とする中間ステ
    ージ付き高所作業台。
  8. 【請求項8】 請求項7において、中間ステージおよび
    頂上ステージ間における昇降階段と、中間ステージおよ
    び基台間における昇降階段の傾斜方向を相互逆向きにし
    たことを特徴とする中間ステージ付き高所作業台。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の
    高所作業台を台車フレームに搭載したことを特徴とする
    中間ステージ付き高所作業台車。
  10. 【請求項10】 請求項9において、中間ステージが多
    段式鋏状リンク機構から台車の後方、若しくは前方に張
    出すよう高所作業台を台車フレームに搭載したことを特
    徴とする中間ステージ付き高所作業台車。
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