JPH10109246A - フェーシングドラムの制御機構 - Google Patents

フェーシングドラムの制御機構

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JPH10109246A
JPH10109246A JP28030696A JP28030696A JPH10109246A JP H10109246 A JPH10109246 A JP H10109246A JP 28030696 A JP28030696 A JP 28030696A JP 28030696 A JP28030696 A JP 28030696A JP H10109246 A JPH10109246 A JP H10109246A
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JP
Japan
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feed
shaft
main shaft
feed shaft
facing drum
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JP28030696A
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Keiichi Yamashita
啓一 山下
Mitsuru Katada
充 堅田
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BLUE LINE KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の差動変速機内での各ギヤのバックラッ
シュによる誤差からの刃物台の位置決め精度の不良と各
ギヤの回転からくる騒音等を解決して、高速回転に対応
するフェーシングドラムの制御機構を提供する。 【解決手段】 主軸3の先端にフェーシングドラム4が
取り付けられ、該フェーシングドラム4の端面上を刃物
台6が半径方向へ送り軸21を介して移動可能に係合
し、該送り軸21が主軸3の中に回転自在に貫挿され、
主軸3と送り軸21との回転位相差により刃物台6の位
置を変更しうるフェーシングドラムの制御機構におい
て、刃物台6の固定時には主軸モータ1を駆動させて主
軸3と送り軸21とを常時同速回転させるとともに送り
サーボモータ30を停止状態とし、刃物台6の移動時に
は主軸モータ1の回転と関係なく送りサーボモータ30
を駆動させて送り軸21を必要量移動させるように、主
軸モータ1と送りサーボモータ30を独立させた構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフェーシングドラム
の制御機構に関し、特には刃物台の位置決め精度の向上
と、高速運転に対応するための新規な構成の制御機構で
あって、従来の差動変速機内での各ギヤのバックラッシ
ュによる誤差からの刃物台の位置決め精度の不良と各ギ
ヤの回転からくる騒音等を解決して、高速回転に対応す
るためのものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フェーシングドラムにおける刃物
台の位置を調節する制御機構としては、図4〜図8に示
すものが提供されている。図4は従来の制御機構の全体
正面図、図5は図4の内部構造を示す要部断面平面図、
図6は図5の要部拡大図である。図4に示すように、ス
ライドベース11上にベーススライダ10を介して双方
向矢印A方向に進退可能な主軸箱2が載置され、該主軸
箱2には主軸3を回転駆動するための主軸モータ1及び
図5に示す送り軸21を回転駆動するための送りサーボ
モータ30が設けられている。また、前記スライドベー
ス11には、ベーススライダ10を進退駆動するための
ベーススライダサーボモータ12が設けられている。
【0003】主軸3の外端にはフェーシングドラム4が
取り付けられ、該フェーシングドラム4の端面には図5
に示すように半径方向(双方向矢印B方向)に変更進退
可能な刃物台スライダ5が設けられ、該刃物台スライダ
5上に刃物台6が取り付けられている。この刃物台スラ
イダ6に刃物9が取り付けられる。また、フェーシング
ドラム4と対面してワーク8を把持するワークスタンド
7が設けられている。
【0004】主軸3は主軸モータ1により、主軸ドライ
ブギヤ16及び主軸ギヤ17を介して回転する。また主
軸3の中には送り軸21が回転自在に貫挿され、この送
り軸21の先端にはフェーシングドラム4内において送
り軸ベベルギヤ32が固着されている。この送り軸ベベ
ルギヤ32に刃物台スライダベベルギヤ31が噛合し、
該刃物台スライダベベルギヤ31にはボールネジ15が
共に回転可能に噛合し、該ボールネジ15に刃物台スラ
イダ5がボールネジナット35を介して連結されてい
る。そのため、刃物台スライダ5はフェーシングドラム
4の端面上を双方向矢印B方向へ進退可能である。
【0005】送り軸21は送りサーボモータ30の回転
駆動力を差動変速機18を介して変速機ギヤ22に伝達
し、更に該速機ギヤ22に噛合する送り軸ギヤ20に伝
達することにより回転する。差動変速機18は図6〜図
8に示すように、送りサーボモータ30により回転する
変速機軸29と、該変速機軸29に固着された変速機軸
側ベベルギヤ28と、該変速機軸側ベベルギヤ28に噛
合駆動する遊星ベベルギヤ24,27と、該遊星ベベル
ギヤ24,27に噛合する送り軸側ベベルギヤ23とか
らなり、遊星ベベルギヤ24,27は遊星ベベルギヤ軸
25で変速機ギヤ26に回転可能に軸支され、変速機ギ
ヤ26は主軸ギヤ19と噛合している。なお、変速機軸
側ベベルギヤ28、送り軸側ベベルギヤ23、遊星ベベ
ルギヤ24,27の各ベベルギヤは同形のものである。
【0006】また、送り軸側ベベルギヤ23は変速機軸
29に固着されるとともに、変速機軸29には送り軸側
ベベルギヤ23とともに回転する変速機ギヤ22が固着
されており、変速機ギヤ22には送り軸21に固着され
た送り軸ギヤ20が噛合している。
【0007】上記した差動変速機18の機能は次のとお
りである。ワーク8を切削加工するには、刃物9はフェ
ーシングドラム4の回転中においても該フェーシングド
ラム4の回転軸(これを原点とする)からの正確な位置
決めが必要である。フェーシングドラム4が回転中に刃
物9が原点にある場合及び原点から一定の位置にある場
合には主軸3と送り軸21とが同速で回転する必要があ
る。この場合、送りサーボモータ30は停止しており、
該送りサーボモータ30と連動する変速機軸29及び該
変速機軸29に固着されている変速機軸側ベベルギヤ2
8も回転しない。
【0008】一方、主軸ギヤ19に噛合する変速機ギヤ
26は主軸3の回転によって主軸ギヤ19が回転するこ
とにより回転するとともに、変速機ギヤ26の内方に固
着された遊星ベベルギヤ軸25が変速機ギヤ26と同速
で回転する。したがって、変速機軸側ベベルギヤ28に
噛合する遊星ベベルギヤ24,27は、変速機軸29周
りを遊星ベベルギヤ軸25とともに回転しながら、該遊
星ベベルギヤ軸25周りを自転する。これら変速機軸側
ベベルギヤ28、送り軸側ベベルギヤ23、遊星ベベル
ギヤ24,27の各ベベルギヤは同形であるために、変
速機ギヤ26が一回転する間に遊星ベベルギヤ24,2
7は二回自転し、送り軸側ベベルギヤ23及び変速機ギ
ヤ22も一回転する。
【0009】主軸ギヤ19と変速機ギヤ26を同じ径と
し、送り軸ギヤ20の径を変速機ギヤ22の径の二倍と
すれば、送り軸ギヤ20は主軸ギヤ19が一回転する間
に一回転する。即ち、主軸3が一回転すると送り軸21
も一回転し、主軸3と送り軸21とが同じ速度で回転す
るため、刃物台スライダ5は動かない。したがって、刃
物9は原点から一定距離にあってフェーシングドラム4
上を移動することがない。
【0010】刃物台スライダ5をフェーシングドラム4
上で移動させる場合は、主軸3と送り軸21との回転位
相差を生じさせる必要があり、そのためには送りサーボ
モータ30を刃物台スライダ5の移動、即ち刃物9の送
りに必要な回転数だけ回転させる。送りサーボモータ3
0の回転により変速機軸側ベベルギヤ28が回転し、遊
星ベベルギヤ24,27から送り軸側ベベルギヤ23を
介して変速機ギヤ22へと回転が伝達され、最終的に変
速機ギヤ22と送り軸ギヤ20との回転比が1/2とな
って送り軸21が回転する。この関係は主軸3の回転中
も同じである。
【0011】送りサーボモータ30は刃物9の送りに必
要な回転数だけ回転すればよく、刃物9の送り終了後は
再び停止される。刃物台スライダ5は送りサーボモータ
30の回転指令値と合致して移動せしめられ、該送りサ
ーボモータ30の回転指令値と刃物台スライダ5の移動
量の管理は、工作機械に付帯されているNC制御装置の
内部で自動的に行われる。即ち、切削加工を行っている
回転中のフェーシングドラム4の刃物9の送り管理はN
C制御装置で制御されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】フェーシングドラム4
での刃物台スライダ5の送りは最近NC制御によりコン
トロールする場合が多くなっているが、前記したように
従来、刃物9の送りは差動変速機18を介して行われ、
この差動変速機18は各種ベベルギヤ23,24,2
7,28及びその他のギヤ19,26、20,22を介
して作動する。したがって、各ギヤのバックラッシュが
存在するので、送りサーボモータ30の回転が主軸3の
回転の有無にかかわらず精確に送り軸21に伝達され
ず、フェーシングドラム4の刃物台スライダ5の位置決
めの度が悪くなり、各種ギヤの回転に基づく騒音が発生
し、高速回転には適さず、又差動変速機18が高価であ
るために装置全体として高価になり、さらに複雑化する
という問題点があり、特に高速回転に対応することが求
められている。例えばパイプの開先加工ではフェーシン
グドラム4を機構上高速回転できないために、切削時の
周速が遅くなり、切削工具も限定され、ハイス鋼の工具
等を使用しない切削することができない。また、ねじ加
工等においては位置決め精度が悪いために、繰返し精度
をだすことが困難である。
【0013】そこで、本発明は上記事情に基づき、従来
の差動変速機内での各ギヤのバックラッシュによる誤差
からの刃物台の位置決め精度の不良と各ギヤの回転から
くる騒音等を解決して、高速回転に対応するためのの新
規なフェーシングドラムの制御機構を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、主軸の先端にフェーシングドラムが取り付
けられ、該フェーシングドラムの端面上を刃物台が半径
方向へ送り軸を介して移動可能に係合し、該送り軸が主
軸の中に回転自在に貫挿され、主軸と送り軸との回転位
相差により刃物台の位置を変更しうるフェーシングドラ
ムの制御機構において、主軸と送り軸とを主軸モータに
より常時同速回転させるとともに、主軸モータの回転と
関係なく、送り軸を回転させるための送りサーボモータ
を回転させることにより送り軸を制御する構成を提供す
る。また、刃物台の固定時には主軸モータを駆動させて
主軸と送り軸とを常時同速回転させるとともに、刃物台
の移動時には主軸モータの回転と関係なく送りサーボモ
ータを駆動させて送り軸を必要量移動させる構成、及び
刃物台の固定時には主軸モータを駆動させて主軸と送り
軸とを常時同速回転させるとともに送りサーボモータを
停止状態とし、刃物台の移動時には主軸モータの回転と
関係なく送りサーボモータを駆動させて送り軸を必要量
移動させるように、主軸モータと送りサーボモータを独
立させた構成を提供する。
【0015】更に、主軸の他端に主軸後部受台を固着
し、該主軸後部受台に丸ラックを軸方向へ移動可能に係
合し、該丸ラックの端部に主軸後部受台と共に回転する
回転板を固着し、該回転板の略中心部に回転ユニットを
回転可能に係合し、該回転ユニットの回り止め部材を設
けて回転ユニットにねじ係合するボールネジを設け、該
ボールネジを送りサーボモータにて回転可能にすると共
に、丸ラックに噛合して回転可能な送りギヤを一端に、
他端に送りベベルギヤを有するベベルギヤ軸を主軸後部
受台に回転可能に軸支し、該送りベベルギヤを送り軸の
後部に固着したベベルギヤと噛合せしめた構成、及び刃
物台の位置を変更し得る機構は、送り軸の端部に送りギ
ヤを固着し、この送りギヤに噛合して平ラックがフェー
シングドラム内で刃物台スライダに固定されている構成
を提供する。
【0016】かかるフェーシングドラムの制御機構によ
れば、差動変速機に代わる制御機構を設けることによ
り、各種歯車の噛合を可能な限り減らすことでバックラ
ッシュを低減させ、刃物送りの精度を向上させたもので
ある。また、フェーシングドラム内で刃物台の位置を変
更しうる機構は、構成が単純化されたので、誤差が生じ
ない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるフェーシン
グドラムの制御機構の実施の一形態について図1〜図3
を参照して説明する。図1は実施の一形態を示す要部断
面平面図、図2は図1の要部拡大図、図3は図2の一部
拡大図である。主軸箱2を双方向矢印A方向へ進退させ
るためのスライドベース10等の基本的構成、及び送り
軸21との回転位相差に基づくフェーシングドラム4上
での刃物台スライダ5及び刃物台6の半径方向(双方向
矢印B方向)への摺動機構の構成、並びに主軸モータ1
による主軸3の回転力伝達の構成等は、いずれも前記従
来例と同じ構成であり、同一構成部材には同一符号を付
すとともに、その説明を省略する。即ち、本発明におい
ても主軸3の先端にフェーシングドラム4が取り付けら
れ、該フェーシングドラム4の端面上を刃物台6が半径
方向へ送り軸21を介して移動可能に係合し、該送り軸
21が主軸3の中に回転自在に貫挿され、主軸3と送り
軸21との回転位相差により刃物台6の位置を変更しう
る構成を採用している。なお、従来例と同じく主軸モー
タ1の回転力を主軸ドライブギヤ16、主軸ギヤ17を
介して伝達する機構としたが、図示しない主軸モータプ
ーリ、主軸ベルト、主軸プーリを介して伝達する機構と
してもよい。
【0018】図1〜図3に示すように主軸3の先端にフ
ェーシングドラム4が取り付けられ、該フェーシングド
ラム4の端面上を半径方向(双方向矢印B方向)へ刃物
台6が送り軸21を介して移動可能に取り付けられてい
る。該送り軸21は主軸3の中に回転自在に貫挿され、
主軸3と送り軸21との回転位相差により刃物台6の位
置を変更することができる。この機構は送り軸21の端
部に送りギヤ33を固着し、この送りギヤ33に平ラッ
ク13が噛合してフェーシングドラム4内で刃物台スラ
イダ5に固定されている。
【0019】本発明では、図1に示すように、主軸3と
送り軸21とを主軸モータ1により常時同速回転させる
とともに、主軸モータ1の回転と関係なく、送り軸21
を回転させるための送りサーボモータ30を回転させる
ことにより送り軸21を制御することを特徴とする。よ
って、刃物台6の固定時には主軸モータ1を駆動させて
主軸3と送り軸21とを常時同速回転させるとともに送
りサーボモータ30を停止状態とし、刃物台6の移動時
には主軸モータ1の回転と関係なく送りサーボモータ3
0を駆動させて送り軸21を必要量移動させるように、
主軸モータ1と送りサーボモータ30とを独立させたも
のである。この主軸モータ1と送りサーボモータ30と
を独立させる制御機構として、従来例の差動変速機又は
遊星歯車装置に代わる制御機構を採用したものである。
【0020】主軸3及び送り軸21の回転を同速にし、
かつ、主軸モータ1及び送りサーボモータ30を独立さ
せる機構は以下の構成からなる。即ち、図1,図2に示
すように、主軸3の後部に主軸後部受台50を固着し、
該主軸後部受台50に支持されるベベルギヤ軸54の一
端に送りベベルギヤ52,53をそれぞれ回転自在に固
着し、他端にそれぞれ送りギヤ55を固着し、該送りギ
ヤ55,55には丸ラック56,57を噛合させ、該丸
ラック56,57は主軸後部受台50に設けた透孔に進
退可能に係合している。
【0021】送りベベルギヤ52,53には送り軸21
の後部端に固着したベベルギヤ51と噛合させ、又丸ラ
ック56,57には回転板58を固着する。回転板58
の中心部には透孔を介して回転ユニット59が回転可能
に噛合し、この回転ユニット59は、図2,3に示すよ
うに、回り止め部材61を介して双方向矢印D方向へ進
退可能に、しかもそれ自体は回転しないように設けられ
ている。また、回転ユニット59に噛合してボールネジ
60が設けられ、このボールネジ60は送りサーボモー
タ30と結合してある。
【0022】そこで、図1,2の状態において、主軸モ
ータ1により主軸3を回転駆動すると、主軸3に固着さ
れた主軸後部受台50より送りベベルギヤ52,53を
介して送り軸21も主軸3と同速で回転する。これによ
り刃物台6は送りサーボモータ30の回転制御と無関係
に刃物台6を保持することができる。
【0023】ついで、送りサーボモータ30を回転駆動
すると、ボールネジ60を介して回転板58が双方向矢
印D方向へ進退することが可能となり、これにより送り
ギヤ55,55が丸ラック56,57を移動し、それら
のベベルギヤ軸54,54が回転して送りベベルギヤ5
2,53が回転し、送りベベルギヤ52,53がベベル
ギヤ51を回転させるために、刃物台6の制御ができる
ようになる。かくして、この駆動制御は主軸モータ1の
回転制御と無関係に独立したものとなる。
【0024】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、従来の差
動変速機又は遊星歯車装置に代わる制御機構を設けたか
ら、装置全体の駆動時における騒音の発生、及びバック
ラッシュによる誤差の発生を無くすることができる。
【0025】また、差動変速機又は遊星歯車装置を用い
ないので、装置全体の簡素化が図れ、コンパクトかつコ
スト安価になり、しかも、高速運転にも対応できる。ま
た、フェーシングドラム内で刃物台の位置を変更しうる
機構は、構成が単純化されたので、誤差が生じないため
に精度を一層向上させる。そのため、フェーシングドラ
ムを高速回転させることが可能となり、又機構上機械精
度が出る構成となっているので、従来より高速の切削が
実現することができるとともに超鋼工具を使用した切削
が可能出ある。また、繰返し精度も向上するので、例え
ばパイプの外径/内径のねじ加工も容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるフェーシングドラムの制御機構
の実施の一形態を示す要部断面平面図。
【図2】図1の要部拡大図。
【図3】図2の一部拡大図。
【図4】従来例の全体正面図。
【図5】図4の内部構造の要部断面正面図。
【図6】図5双方向矢印C部分の拡大図。
【図7】差動変速機の側面図。
【図8】図7の断面平面図。
【符号の説明】
1…主軸モータ 2…主軸箱 3…主軸 4…フェーシングドラム 5…刃物台スライダ 6…刃物台 7…ワークスタンド 8…ワーク 9…刃物 10…ベーススライダ 11…スライドベース 12…ベーススライダサーボモータ 13…平ラック 15…ボールネジ 16…主軸ドライブギヤ 17…主軸ギヤ 18…差動装置 19…主軸ギヤ 20…送り軸ギヤ 21…送り軸 22…変速機ギヤ 23…送り軸側ベベルギヤ 24,27…遊星ベベルギヤ 25…遊星ベベルギヤ軸 26…変速機ギヤ 28…変速機軸側ベベルギヤ 29…変速機軸 30…送りサーボモータ 31…刃物台スライダベベルギヤ 32…送り軸ベベルギヤ 33…送りギヤ 50…主軸後部受台 51…ベベルギヤ 52,53…送りベベルギヤ 55…送りギヤ 56,57…丸ラック 58…回転板 59…回転ユニット 60…ボールネジ 61…回り止め部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸の先端にフェーシングドラムが取り
    付けられ、該フェーシングドラムの端面上を刃物台が半
    径方向へ送り軸を介して移動可能に係合し、該送り軸が
    主軸の中に回転自在に貫挿され、主軸と送り軸との回転
    位相差により刃物台の位置を変更しうるフェーシングド
    ラムの制御機構において、主軸と送り軸とを主軸モータ
    により常時同速回転させるとともに、主軸モータの回転
    と関係なく、送り軸を回転させるための送りサーボモー
    タを回転させることにより送り軸を制御することを特徴
    とするフェーシングドラムの制御機構。
  2. 【請求項2】 主軸の先端にフェーシングドラムが取り
    付けられ、該フェーシングドラムの端面上を刃物台が半
    径方向へ送り軸を介して移動可能に係合し、該送り軸が
    主軸の中に回転自在に貫挿され、主軸と送り軸との回転
    位相差により刃物台の位置を変更しうるフェーシングド
    ラムの制御機構において、刃物台の固定時には主軸モー
    タを駆動させて主軸と送り軸とを常時同速回転させると
    ともに、刃物台の移動時には主軸モータの回転と関係な
    く送りサーボモータを駆動させて送り軸を必要量移動さ
    せることを特徴とするフェーシングドラムの制御機構。
  3. 【請求項3】 主軸の先端にフェーシングドラムが取り
    付けられ、該フェーシングドラムの端面上を刃物台が半
    径方向へ送り軸を介して移動可能に係合し、該送り軸が
    主軸の中に回転自在に貫挿され、主軸と送り軸との回転
    位相差により刃物台の位置を変更しうるフェーシングド
    ラムの制御機構において、刃物台の固定時には主軸モー
    タを駆動させて主軸と送り軸とを常時同速回転させると
    ともに送りサーボモータを停止状態とし、刃物台の移動
    時には主軸モータの回転と関係なく送りサーボモータを
    駆動させて送り軸を必要量移動させるように、主軸モー
    タと送りサーボモータを独立させたことを特徴とするフ
    ェーシングドラムの制御機構。
  4. 【請求項4】 主軸の先端にフェーシングドラムが取り
    付けられ、該フェーシングドラムの端面上を刃物台が半
    径方向へ送り軸を介して移動可能に係合し、該送り軸が
    主軸の中に回転自在に貫挿され、主軸と送り軸との回転
    位相差により刃物台の位置を変更しうるフェーシングド
    ラムの制御機構において、主軸の他端に主軸後部受台を
    固着し、該主軸後部受台に丸ラックを軸方向へ移動可能
    に係合し、該丸ラックの端部に主軸後部受台と共に回転
    する回転板を固着し、該回転板の略中心部に回転ユニッ
    トを回転可能に係合し、該回転ユニットの回り止め部材
    を設けて回転ユニットにねじ係合するボールネジを設
    け、該ボールネジを送りサーボモータにて回転可能にす
    ると共に、丸ラックに噛合して回転可能な送りギヤを一
    端に、他端に送りベベルギヤを有するベベルギヤ軸を主
    軸後部受台に回転可能に軸支し、該送りベベルギヤを送
    り軸の後部に固着したベベルギヤと噛合せしめたことを
    特徴とするフェーシングドラムの制御機構。
  5. 【請求項5】 刃物台の位置を変更し得る機構は、送り
    軸の端部に送りギヤを固着し、この送りギヤに噛合して
    平ラックがフェーシングドラム内で刃物台スライダに固
    定されている請求項3記載のフェーシングドラムの制御
    機構。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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