JPH10109215A - 板材の剪断方法および剪断機 - Google Patents

板材の剪断方法および剪断機

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JPH10109215A
JPH10109215A JP26615496A JP26615496A JPH10109215A JP H10109215 A JPH10109215 A JP H10109215A JP 26615496 A JP26615496 A JP 26615496A JP 26615496 A JP26615496 A JP 26615496A JP H10109215 A JPH10109215 A JP H10109215A
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plate
ram
shearing
plate material
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JP26615496A
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Tetsuo Namekawa
徹夫 滑川
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Amada Wasino Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バリの発生を抑制し、しかも、ボウ、ツイス
トも完全に抑制すると共に多種の板材に対応できるよう
にする。 【解決手段】 板材Wを支承するテーブル9に下刃67
を設け、この下刃67に隣接して第1ラム37により移
動自在に設けた逆押え刃35と、この逆押え刃35に対
向し第2ラム33により移動自在な上刃23と、この上
刃23に隣接し下刃67に対向し板材Wを押圧、解放自
在な板押え刃19を設けた。そして、最適な切込量を設
定するラム駆動制御装置75に設けたラム駆動制御部8
1により、逆押え刃35の位置を可変設定するストッパ
61を備えたストッパ装置51を第1ラム37に連接し
て設けた。而して、バリの発生、ボウ、ツイストの発生
を完全に抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板材の剪断方法
および剪断機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属板材の直線刃による切断は、
シャー角のある上刃を上下に駆動し、テーブルに設けら
れた下刃との間で板材を剪断するのが一般的である。
【0003】すなわち、図12および図13に示されて
いるごとく、剪断機101は、テーブル103上にワー
クWが載置され板押え105にて押圧固定される。前記
テーブル103には下刃107が装着されていて、一
方、上刃109は上下動自在な上部テーブル111に設
けられている。
【0004】上記構成により、図13に示されているご
とく、上刃109にはシャー角θが付けられているの
で、ワークWを切断する際は図13の図中に矢印Sの方
向に少しずつ剪断分離されていく。
【0005】また、特開平6−320325号公報ある
いは特開昭57−89515号公報に記載の剪断機が知
られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の上刃109にシャー角θの付いた剪断機101で
は、上刃109にシャー角θがあり一方向から少しずつ
剪断分離されてゆき、剪断の過程でワークWが板押え1
05のみで固定されている。このため、切り落とされた
側のワークWはフリーで上刃109により曲げ変形を受
けた状態で剪断、分離するため図14,図15に示され
ているごとくバリが発生する。さらに、図16に示され
ているごときボウ(曲がり)が発生したり、図17に示
されているごときツイスト(ねじれ)が発生したりす
る。
【0007】ボウ、ツイストの発生を避けるためにはシ
ャー角θをゼロにすればある程度抑えられるが、バリの
発生は破断が伴う加工原理上不可避である。これらの対
策として、特開平6−320325号公報や特開昭57
−89515号公報にて知られている剪断機等の技術は
ある程度有効である。しかし厳密にはバリの発生は、板
厚と材質によって異なってくる。板厚が異なれば適した
切込量も変るし、例えば同じ板厚でも材質が異なれば、
剪断面と破断面の分布も異なるので、板厚及び材質に応
じた剪断終了付近まで上刃109を喰い込ませるのが望
ましい。しかし前記従来技術は、下刃107に対して上
刃109を喰い込ませる位置を調整できるようになって
いないため、板厚及び材質に応じたきめ細やかなバリの
抑制ができないものである。
【0008】この発明の目的は、多種の板材に対応した
バリ発生と、ボウ、ツイストの抑制効果の大きい板材の
剪断方法および剪断機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の板材の剪断方法は、板材の
剪断方法にして、次の工程よりなることを特徴とするも
のである。
【0010】(A) 固定した下刃を備えたテーブル上
に板材を位置決め載置すると共に、板押え刃にて板材を
前記テーブル上に押圧固定する第1工程。
【0011】(B) 前記下刃にクリアランスをほぼゼ
ロにて隣接し上下自在に設けたレーキ角がほぼゼロの逆
押え刃と、この逆押え刃に対向し上下自在に設けたレー
キ角がほぼゼロの上刃にて板材を挾圧した状態のまま板
材の板厚,材質などに応じて所定量上刃にて板材を剪断
する第2工程。
【0012】(C) 前記逆押え刃と板押え刃とによる
押圧固定状態のまま逆板押え刃と下刃のパスラインが同
一になる位置まで上昇せしめて板材を剪断する第3工
程。
【0013】(D)前記上刃を後退せしめると共に、前
記板押え刃を後退せしめる第4工程。
【0014】また、請求項2によるこの発明の剪断機
は、上刃と下刃の協働により板材を剪断加工する剪断機
にして、板材を支承するテーブルに設けた固定の下刃
と、この下刃にクリアランスがほぼゼロにて隣接して第
1ラムにより板材接触端がパスライン位置まで移動自在
の逆押え刃と、この逆押え刃に対向し第2ラムにより上
下自在の上刃と、前記下刃方向に板材を押圧、解放自在
で前記逆押え刃にクリアランスがほぼゼロに隣接する板
押え刃とを設け、前記第1ラム、第2ラムの少なくとも
一方のラム位置を検出するラム位置検出装置を設けると
共に、板材の板厚、材質などの材料条件を入力せしめる
材料条件入力部と、この材料条件入力部に入力された材
料条件に対応した上刃切込量を決定する切込量決定部と
を有するラム駆動制御装置を設けてなることを特徴とす
るものである。
【0015】更に、請求項3によるこの発明の剪断機
は、請求項2の剪断機において、前記ラム制御駆動装置
は、モータと、このモータに連結されたウオーム軸と、
このウオーム軸に噛合したウオームホイールと、このウ
オームホイールの軸芯に螺合したストッパと、より構成
される切込量制御用のストッパ装置を有することを特徴
とするものである。
【0016】上述した請求項1乃至3による板材の剪断
方法および剪断機とすることにより、板材を剪断するの
に第1乃至第4工程にて剪断し、各刃はシャー角をゼロ
として板材の板厚に応じ上下両方向から2工程で剪断加
工を行うので、バリの発生を抑制すると共にボウ、ツイ
ストを完全に抑制し、多種の板材に対応できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】図1,図2および図3を参照するに、剪断
機1を構成するフレーム3は、前部フレーム5と後部フ
レーム7より構成され、前記前部フレーム5には板材W
を載置するテーブル9が設けられ、前板11を介して板
押え装置13が取り付けられている。
【0019】この板押え装置13の詳細構成は、図2,
図3および図5に示されているごとく、前記前板11の
下面に板押え用流体圧作動のシリンダ15が設けられ、
このシリンダ15に内蔵されたピストンロッド17の下
部には図2において紙面に対して直交する方向に延伸し
た板押え刃19が一体的に設けられている。この板押え
刃19は板材Wの搬入に支障のない位置で板押え刃ガイ
ド21にガイドされつつ図3に示されている詳細を後述
する上刃23に向って上下動自在に挾持されている。ま
た、前記板押え刃ガイド21は板押えガイドホルダ25
とガイド固定ブロック27により構成され前記板押え刃
19を位置調整自在に保持し、板材Wの剪断加工時に板
押え刃19が加工反力により図2左方向へ移動してブレ
ードクリアランスが広がらないように規制している。
【0020】更に、前記板押え刃19の下面両側に板押
え刃復帰用スプリング29により常時上方向に付勢され
たリターンピン31が前記テーブル9の板材Wの搬入に
支障のない位置に内蔵されている。
【0021】上記構成により、シリンダ15を作動せし
めピストンロッド17を下降せしめ板押え刃19にてテ
ーブル9上に載置した板材Wを挾持保持する。また、シ
リンダ15への圧力流体を排出すると、板押え刃復帰用
スプリング29の弾撥力によりリターンピン31が突出
し板押え刃19を上昇せしめて元の位置へ復元する。
【0022】前記後部フレーム7には、図3に詳細が示
されているごとく、上刃23を支持した第2ラム33と
逆押え刃35を支持した第1ラム37が設けられ、後部
フレーム7に設けられたスライド案内部39B,39A
にそれぞれ摺動自在に保持されている。前記第1ラム3
7と第2ラム33の駆動源として流体シリンダ41,4
3が前記後部フレーム7の下方および上方に各々設けら
れている。このシリンダ41,43にはピストンロッド
45,47がそれぞれ装着されている。
【0023】更に、前記シリンダ41の下方には加工位
置制御用のストッパ装置51が設けられている。より詳
細には、図4を併せて参照するに、ストッパ装置51
は、図示省略の駆動モータに連結されたウオーム軸53
と、このウオーム軸53と噛合したウオームホイール5
7が各々ケーシング55に回転自在に支承され、このウ
オームホイール57は軸芯部が中空であり、その内側壁
にネジ部59が形成され、この中にストッパ61が螺合
している。ストッパ61の下部は、キー溝63が形成し
てあり、ケーシング55側に設けたキー65が係合し
て、ストッパ61の回り止めとなっている。また、スト
ッパ61の上面は前記シリンダ41内のピストンロッド
45に当接するようになっている。
【0024】上記構成により、モータ(図示省略)の駆
動により、ウオーム軸53が回転しウオームホイール5
7は回転すると、ウオームホイール57の軸芯に螺合し
たストッパ61は上下方向へ移動し、即ちストッパ61
の上面位置を制御することにより、第1ラム37、即ち
逆押え刃35の下降端位置を所望の値に決めることがで
きる。
【0025】前記テーブル9には固定の下刃67が設け
られ、第1ラム37の上死点で逆押え刃35の上面と下
刃67の上面およびテーブル9の上面と一致するように
設けられている。そして、この下刃67と前記板押え刃
19,上刃23,逆押え刃35は、いずれもシャー角は
ゼロであり、下刃67と逆押え刃35,上刃23と板押
え刃19の各々クリアランスはほぼゼロに設定されてい
る。
【0026】前記後部フレーム7には既に公知の構成で
あるバックゲージ装置69が設けられていて、流体圧作
動のシリンダ71の作動により前後進自在なバックゲー
ジ73により所望の位置に板材Wを位置決めすることが
できる。
【0027】上述したごとき構成により、その作用とし
ては、初めに4つの工程について説明する。
【0028】図1および図6乃至図9を参照するに、図
6には第1工程が示されていて、テーブル9上に載置さ
れた板材Wはバックゲージ装置69のバックゲージ73
に突当て位置決めされ、板押え装置13に設けた板押え
刃19をシリンダ15の作動により下降せしめて、テー
ブル9と協働して板材Wを挾圧固定する工程である。
【0029】図7には第2工程が示されていて、シリン
ダ43の作動により第2ラム33を下降せしめ、上刃2
3を下降せしめ板材Wを第1剪断加工工程が施される。
なお、この際、逆押え刃35は一定の背圧で板材Wを拘
束しながら同時に下降させられる。
【0030】図8には第3工程が示されていて、逆押え
刃35がシリンダ41の作動により第1ラム37の上昇
と共に上昇し第2剪断加工工程が施される。なお、この
際、上刃23は一定の背圧で板材Wを拘束しながら同時
に上昇すると共に逆押え刃35の上面は下刃67の上面
の面一まで上昇する。このことにより、バリが成長する
のを押えると共に、バリを内側へ引き戻すことによりカ
エリがなくなる。
【0031】図9には第4工程が示されていて、板押え
装置13に設けた板押え刃19を上昇せしめると共に、
上刃23を上昇せしめて切断終了した製品を排出する。
【0032】上記第1工程により第4工程までが板材W
の剪断加工工程の概要である。
【0033】次に、図11に示されているラム駆動制御
装置75を併せて参照しつつ加工工程である第1工程に
より第4工程について更に詳細に説明する。
【0034】まず、図11に示されたラム駆動制御装置
75の構成は、メモリー(データテーブル)76,切込
量決定部77,切込量駆動制御部79,ラム駆動制御部
81および材料条件入力部83からなっており、切込量
決定部77では材料条件入力部83から板厚,材質を、
メモリー76からデータを入力せしめて切込量を決定
し、この切込量決定部77で決定した切込量が切込量駆
動制御部79,ラム駆動制御部81にそれぞれ入力され
る。そして、ラム駆動制御装置75へはバックゲージ装
置69の突当検出が入力されると共に、第1,第2ラム
37,33の動きを検知するラム位置検出器85A,8
5Bの検知信号は前記ラム駆動制御部81に入力され
る。
【0035】また、ラム駆動制御部81は前記第1,第
2ラム37,33を電磁切換弁87A,87Bを制御し
たり、ストッパ61を備えたストッパ装置51に設けた
モータ89(例えばエンコーダ付き電動モータ)を制御
する。
【0036】上述したラム駆動制御装置75を用いて加
工工程である第1工程より第4工程について更に詳細に
説明する。
【0037】図1および図11を参照するに、第1工程
は、板材Wをテーブル9上に載置し、バックゲージ装置
69にて板材Wを所望位置に位置決めし、板押え刃19
を下降し板材Wをクランプする。板押え動作の終了はプ
レッシャスイッチ(図示省略)などで検知し第2工程に
移行する。
【0038】第2工程は、まず、剪断する板材Wの板厚
および材質により第2工程の剪断加工終了位置を設定す
る。一般的には板厚の70%程度の喰い込み加工し、次
に逆方向に戻すことが考えられるが、板厚や材質によっ
て最適喰い込み量は変ってくる。こうしたデータを実験
等に基づきメモリー76にメモリしておく。そして加工
する板材Wの板厚,材質を材料条件入力部83より入力
(自動検出してもよい)すると、切込量決定部77はメ
モリー76のデータテーブルを参照して、切込量を決定
し、この値を切込量駆動制御部79やラム駆動制御部8
1に送信する。
【0039】ストッパ装置51のモータ89は切込量駆
動制御部79の指令に従って制御され、板厚によって違
ってくる第1工程の剪断加工終了位置を調整、設定でき
るようになっている。より詳細には、図4と図11を参
照するに、ストッパ61の位置調整はモータ89(エン
コーダ付き電動モータ)が設定量まで回転し、ウオーム
軸53を回転させてウオームホイール57を廻し、この
ウオームホイール57に螺合したストッパ61を上下動
して位置設定を行なう。
【0040】そして、シリンダ43を駆動せしめて第2
ラム33を下降方向へ移行させて板材Wに当接し剪断加
工を開始する。この剪断加工の間は第1ラム37を備え
たシリンダ41はシリンダ43の駆動圧より低い一定の
背圧を保持した状態で第2ラム33の下降につれて下降
する。したがって、板材Wはこの間完全に拘束され加工
力による各種の変形を生じない状態でストッパ61に当
接するまで第2工程の剪断工程が行なわれる。なお、ス
トッパ61への当接検出はシリンダ43に設けた圧力検
出器や、ラム位置検出器の信号変化で検出することも可
能だし、別途にドグとリミットスイッチ等を設け、メカ
的に検出してもよい。
【0041】第3工程は、シリンダ41を作動せしめ第
1ラム37を上昇せしめて板材Wを前記第2工程終了位
置から元の位置であるパスラインまで復帰させて第3工
程の剪断加工を終了する。この第3工程の剪断加工中は
第2ラム33を作動せしめるシリンダ43はシリンダ4
1の駆動圧より低い一定の背圧を保持した状態なので第
1ラム37の上昇につれ同量だけ上昇する。したがっ
て、第2工程と同様に板材Wはこの間上刃23と逆押え
刃35とで完全に拘束された状態で第3工程の剪断加工
が行なわれることになる。なお、第2工程,第3工程で
は、シリンダ41,43が駆動時、従動時に圧を変える
必要があるが、特に特殊な回路ではないので詳細な説明
は省略する。
【0042】次に第4工程は、タイマー設定あるいはシ
リンダ41が上昇端に達したことをプレッシャスイッチ
(図示省略)等で検出するなどの手段で加工完了を検知
し、板押え装置13を解除、上刃23を上昇させて加工
を完了する。
【0043】上述したごとき動作により、図10に示さ
れているごとく、上下方向から二工程で剪断加工が行な
われ、かつ板厚,材質に応じ初めの喰い込み量を最適に
調整可能なためバリの発生を極力抑えることができる。
また、剪断加工中の板材Wは常に完全に拘束されている
ため、加工力や切り落とされた側の板材Wの重量による
変形を受けず、すべての刃19,23,35,67はシ
ャー角ゼロであるため、ボウ、ツイストが生じることも
ない。
【0044】なお、この発明は前述した発明の実施の形
態の例に限定されることなく、適宜な変更を行なうこと
により、その他の態様で実施し得るものである。例え
ば、本実施の形態の例では喰い込み量の設定をストッパ
位置の設定によりメカ的に決定したが、図11に見るラ
ム位置検出器85A,85Bの信号によるフィードバッ
クを厳密に見てシリンダをサーボ制御することのみで設
定も可能である。また、流体圧作動のシリンダ41,4
3による剪断機1としたがメカニズム方式の剪断機とし
ても良く、剪断加工の方向性と板材に背圧を与える方式
は限定するものでない。
【0045】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例から理解さ
れるように、請求項1乃至4によるこの発明によれば、
板材の板厚,材質に応じ喰い込み量を可変して最適に制
御せしめると共に、シャー角をゼロとし板材を完全拘束
することにより、ボウ、ツイストを完全に抑制可能と
し、両方向から2つの工程で剪断加工を行うことによ
り、バリの発生を防止することができると共に多種の板
材に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、剪断機の断面説明図
である。
【図2】図1におけるII矢視部の拡大断面説明図であ
る。
【図3】図1におけるIII 矢視部の拡大断面図である。
【図4】図1におけるIV矢視部の拡大断面説明図であ
る。
【図5】図1における左側より見た正面説明図である。
【図6】第1工程を示す作用説明図である。
【図7】第2工程を示す作用説明図である。
【図8】第3工程を示す作用説明図である。
【図9】第4工程を示す作用説明図である。
【図10】板材剪断状態を示す作用説明図である。
【図11】この発明の制御装置を示す説明図である。
【図12】従来例を示し、剪断機の側面断面説明図であ
る。
【図13】図12における左側より見た正面説明図であ
る。
【図14】従来例を示し、剪断時のバリを示す作用説明
図である。
【図15】従来例を示し、カエリを示す説明図である。
【図16】従来例を示し、ボウを示す説明図である。
【図17】従来例を示し、ツイストを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 剪断機 9 テーブル 13 板押え装置 19 板押え刃 23 上刃 33 第2ラム 35 逆押え刃 37 第1ラム 51 ストッパ装置 53 ウオーム軸 57 ウオームホイール 61 ストッパ 67 下刃 75 ラム駆動制御装置 76 メモリー 77 切込量決定部 79 切込量駆動制御部 81 ラム駆動制御部 83 材料条件入力部 85A,85B ラム位置検出器 89 モータ W 板材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材の剪断方法にして、次の工程よりな
    ることを特徴とする剪断方法。 (A) 固定した下刃を備えたテーブル上に板材を位置
    決め載置すると共に、板押え刃にて板材を前記テーブル
    上に押圧固定する第1工程。 (B) 前記下刃にクリアランスをほぼゼロにて隣接し
    上下自在に設けたレーキ角がほぼゼロの逆押え刃と、こ
    の逆押え刃に対向し上下自在に設けたレーキ角がほぼゼ
    ロの上刃にて板材を挾圧した状態のまま板材の板厚,材
    質などに応じて所定量上刃にて板材を剪断する第2工
    程。 (C) 前記逆押え刃と板押え刃とによる押圧固定状態
    のまま逆板押え刃と下刃のパスラインが同一になる位置
    まで上昇せしめて板材を剪断する第3工程。 (D)前記上刃を後退せしめると共に、前記板押え刃を
    後退せしめる第4工程。
  2. 【請求項2】 上刃と下刃の協働により板材を剪断加工
    する剪断機にして、板材を支承するテーブルに設けた固
    定の下刃と、この下刃にクリアランスがほぼゼロにて隣
    接して第1ラムにより板材接触端がパスライン位置まで
    移動自在の逆押え刃と、この逆押え刃に対向し第2ラム
    により上下自在の上刃と、前記下刃方向に板材を押圧、
    解放自在で前記逆押え刃にクリアランスがほぼゼロに隣
    接する板押え刃とを設け、前記第1ラム、第2ラムの少
    なくとも一方のラム位置を検出するラム位置検出装置を
    設けると共に、板材の板厚、材質などの材料条件を入力
    せしめる材料条件入力部と、この材料条件入力部に入力
    された材料条件に対応した上刃切込量を決定する切込量
    決定部とを有するラム駆動制御装置を設けてなることを
    特徴とする剪断機。
  3. 【請求項3】 前記ラム制御駆動装置は、モータと、こ
    のモータに連結されたウオーム軸と、このウオーム軸に
    噛合したウオームホイールと、このウオームホイールの
    軸芯に螺合したストッパと、より構成される切込量制御
    用のストッパ装置を有することを特徴とする請求項2記
    載の剪断機。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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