JPH1010917A - 加熱定着装置 - Google Patents

加熱定着装置

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JPH1010917A
JPH1010917A JP8178754A JP17875496A JPH1010917A JP H1010917 A JPH1010917 A JP H1010917A JP 8178754 A JP8178754 A JP 8178754A JP 17875496 A JP17875496 A JP 17875496A JP H1010917 A JPH1010917 A JP H1010917A
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JP
Japan
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heating element
heating elements
fixing device
heating
control
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JP8178754A
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Takahiro Uchiyama
高広 内山
Koichi Okuda
幸一 奥田
Michihito Yamazaki
道仁 山崎
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的の一つは、加熱体の発熱量を上
げるために、発熱体の抵抗値を下げた際に、フリッカー
及び高調波歪みを発生させることのない加熱定着装置を
提供することにある。 【解決手段】 ヒータに、積層された抵抗発熱体2a,
2bを備え、一方の抵抗発熱体について位相制御を行う
場合には、他方の抵抗発熱体については、電源電圧波形
の半周期の単位で全ての期間ONまたはOFFするよう
に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置、静
電記録装置等の画像形成装置に用いられる加熱定着装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば画像の加熱定着等のための
被加熱材(記録材)の加熱定着装置としては、所定の温
度に維持された加熱ローラと、弾性層を有して該加熱ロ
ーラーに圧接する加圧ローラによって記録材を挟持搬送
しつつ加熱する熱ローラ方式が多用されている。また、
フラッシュ加熱方式、オーブン加熱方式等の種々の方
式、構成のものが知られており、実用されている。
【0003】しかしながら、最近では、省電力化及び電
源投入時から出力されるまでの時間短縮化等の理由によ
り、特開昭63−313182号公報、特開平2−15
7878号公報等に記されているような、固定支持され
た加熱体と該加熱体に対向圧接しつつ搬送される耐熱性
フィルム(定着フィルム)と、該フィルムを介して記録
材を加熱体に密着させる加圧部材を有し、加熱体の熱を
フィルムを介して記録材へ付与することで、記録材面に
形成担持されている未定着画像を記録材面に加熱定着さ
せる方式、構成の定着装置(フィルム加熱定着方式)が
提案されている。
【0004】このようなフィルム加熱定着装置の一例を
図13に示し、以下に説明する。図13において、10
1はエンドレス状の耐熱性フィルムであり、主として基
層に厚さ20〜80μmのポリイミドフィルムを用い、
その外周面(記録材と対面側)に記録材上のトナー像と
の離型性を保つために、厚さ5〜20μmのPTFEや
PFAの離型層をコートしたものが使われてきた。
【0005】103は加熱体としてのヒータであり、記
録材の搬送方向に直交する方向を長手とする絶縁性、耐
熱性、低熱容量のヒータ基板104と、該ヒータ基板1
04の表面側に長手に沿って印刷して形成された発熱体
105と、上記ヒータ基板104の発熱体形成面側とは
反対側のヒータ基板裏面側に接触させて設けたサーミス
タ等の温度検知素子106を基本構成とする全体として
低熱容量のものであり、上記ヒータ103をステー(フ
ィルム内面ガイド部材)に発熱体形成面側を露呈させて
断熱させて固定支持されている。また、この時ヒータ1
03の温度制御は、温度検知素子106によるヒータ1
03の検知温度が一定になるように発熱体105への通
電を制御している。
【0006】また、円筒形のフィルム101は上記ステ
ー107に対してルーズに嵌め込んで支持してある。
【0007】そして、102は加圧部材としのて加圧ロ
ーラ(圧接ローラ、バックアップローラ)であり、芯金
102aとシリコーンゴム等の離型性の良いゴム弾性層
102bとから成り、ヒータ103と対向圧接させて、
記録材の搬送方向に対し、ヒータを含む駆動系(図示せ
ず)で図中反時計方向に回転駆動される。これにより、
円筒形のフィルム101がヒータ103の下面に密着摺
動して、ステー107の周りを回転する。また、この
時、ヒータ面とフィルム内面の摺動摩擦を低減するため
に、両者の間に耐熱性のグリスを介在させている。
【0008】以上の構成により、フィルム101と加圧
ローラ2との間に記録材が案内され、定着ニップ部を通
過することで、記録材上のトナー像Tは加熱定着され
る。
【0009】このようなフィルム加熱定着方式は、非常
に熱容量が小さく、昇温の速い加熱体を用いることがで
きるため、ヒータ103が所定の温調温度に達するまで
の時間を大きく短縮することができるようになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記フ
ィルム式加熱定着は、ヒータ部の熱容量が小さいため
に、熱ローラ式で一般的なON/OFF制御では温度リ
ップルが大きくなり過ぎて、温調制御が行えない。よっ
て、入力電圧波形は複数波で1ユニットを形成し、1半
波単位で通電のON/OFFを行い、通電割合を変化さ
せる波数制御、あるいは入力電圧波形の1半波内で通電
割合を変化させる位相制御によって温度制御を行ってい
る。ところが、このような温度制御を行った場合、波数
制御においてはフリッカーが、位相制御の場合は高調波
歪みが大幅に悪化してしまい、特に定着で発熱量を上げ
るために発熱体の抵抗値を下げた際、同じ電源につなが
っている機器に影響がでる場合があった。
【0011】そこで、本出願に係る第1ないし第8の発
明の目的は、加熱体の発熱量を上げるために、発熱体の
抵抗値を下げた際に、フリッカー及び高調波歪みを発生
させることのない加熱定着装置を提供することにある。
【0012】また、本出願に係る第9ないし第11の発
明の目的は、上記目的の他、加熱体の温度分布を適切に
制御することのできる加熱定着装置を提供することにあ
る。
【0013】さらに、本出願に係る第12及び第13の
発明の目的は、上記目的の他、加熱体のフィルム面側を
正確に温度制御させ、定着性を向上させることのできる
加熱定着装置を提供することにある。。
【0014】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
によれば、上記目的は、耐熱性フィルムの一面側に加熱
体を、他面側に被加熱材を密着させ、上記耐熱性フィル
ムを介して加熱体の熱エネルギーを被加熱材に付与する
加熱定着装置において、上記加熱体は、加熱体の厚み方
向に積層した複数の発熱体を有し、少なくとも一つの発
熱体に対しては所定の位相角により通電の開始と停止を
切り替える位相制御を行う期間が設けられており、他の
発熱体に対しては該位相制御を行う期間内には電源電圧
波形の半周期のほぼ全期間に亘って通電もしくは停止を
行うように設定されていることにより達成される。
【0015】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明において、発熱体に対する
通電は、電源電圧波形の半周期単位で通電と停止を切り
替える制御と、電源電圧波形の半周期内の位相角により
通電と停止を切り替える位相制御との組み合わせにより
行われることにより達成される。
【0016】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記目的は、上記第1の発明において、発熱体に対
する通電は、電源電圧波形の半周期単位の所定の波数を
一つのユニットとし、該ユニット内における電源電圧波
形の半周期単位の通電回数を切り替える波数制御と、電
源電圧波形の半周期内の位相角により通電と停止を切り
替える位相制御との組み合わせにより行われることによ
り達成される。
【0017】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明ないし第3の発明のいすれ
か一において、複数の発熱体のうち一つの発熱体のみに
対して位相制御を行うことにより達成される。
【0018】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、上記目的は、上記第1の発明ないし第3の発明のい
ずれか一において、複数の発熱体のうち一つの発熱体の
みに対して、位相制御の位相角は任意に設定自在であ
り、その他の発熱体の位相制御の位相角は、所定値以内
に制限されていることにより達成される。
【0019】また、本出願に係る第6の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明ないし第3の発明のいずれ
か一において、複数の発熱体のうち一つの発熱体のみに
対して、位相制御の位相角は任意に設定自在であり、そ
の他の発熱体の位相制御の位相角は予め定められた値を
とることにより達成される。
【0020】さらに、本出願に係る第7の発明によれ
ば、上記目的は、上記第1の発明ないし第3の発明のい
ずれか一において、複数の発熱体のうち一つの発熱体の
みに対して、位相制御の位相角は任意に設定自在であ
り、その他の発熱体の位相制御の位相角αは、α≦10
°またはα≧170°であることにより達成される。
【0021】また、本出願に係る第8の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明ないし第7の発明のいずれ
か一において、複数の発熱体の制御方法は、交互に入れ
替わることにより達成される。
【0022】さらに、本出願に係る第9の発明によれ
ば、上記目的は、上記第1の発明ないし第8の発明のい
ずれか一において、複数の発熱体は異なる発熱分布を有
することにより達成される。
【0023】また、本出願に係る第10の発明によれ
ば、上記目的は、上記第9の発明において、複数の発熱
体は、加熱体長手方向にて異なる発熱分布を有すること
により達成される。
【0024】さらに、本出願に係る第11の発明によれ
ば、上記目的は、上記第9の発明において、複数の発熱
体は、被加熱材搬送方向にて異なる発熱分布を有するこ
とにより達成される。
【0025】また、本出願に係る第12の発明によれ
ば、上記目的は、上記第1の発明ないし第11の発明の
いずれか一において、複数の発熱体のうち、被加熱材に
最も近接している発熱体の通電制御のみ、電源電圧波形
の半周期内の位相角より通電と停止を切り換える位相制
御で行われることにより達成される。
【0026】さらに、本出願に係る第13の発明によれ
ば、上記目的は、上記第1の発明ないし第12の発明に
おいて、加熱体は温度検知素子を有し、発熱体は該温度
検知素子の出力により通電制御され、該温度検知素子
は、位相制御される発熱体に最も近接した位置に配置し
たことにより達成される。
【0027】つまり、本出願に係る第1の発明において
は、加熱体が、加熱体の厚み方向に積層した複数の発熱
体を有し、少なくとも一つの発熱体に対しては所定の位
相角により通電の開始と停止を切り替える位相制御を行
う期間があるので、温度リップルの少ない温度制御が行
われると共に、他の発熱体に対しては該位相制御を行う
期間内には電源電圧波形の半周期のほぼ全期間に亘って
の通電もしくは停止を行うように設定されているので、
単体の発熱体に対して常に位相制御を行う場合に比べ
て、瞬間的な電流変化量は、該単体の発熱体よりも抵抗
値を大きくした発熱体に対して位相制御しているものと
ほぼ同じものとなり、電流の瞬間的な変化量と大きな関
係がある高調波歪み及びフリッカーを改善する。
【0028】また、本出願に係る第2の発明において
は、上記第1の発明の発熱体に対する通電は、電源電圧
波形の半周期単位で通電と停止を切り替える制御と、電
源電圧波形の半周期内の位相角により通電と停止を切り
替える位相制御との組み合わせにより行われるので、上
記第1の発明のように、高調波歪み及びフリッカーを改
善する。
【0029】さらに、本出願に係る第3の発明において
は、上記第1の発明の発熱体に対する通電は、電源電圧
波形の半周期単位の所定の波数を一つのユニットとし、
該ユニット内における電源電圧波形の半周期毎に通電ま
たは停止を行う波数制御と、電源電圧波形の半周期内の
位相角により通電と停止を切り替える位相制御との組み
合わせにより行われるので、上記第1の発明のように、
高調波歪み及びフリッカーを改善する。
【0030】また、本出願に係る第4の発明において
は、上記第1の発明ないし第3の発明のいすれか一の通
電制御が、複数の発熱体のうち一つの発熱体のみに対し
て位相制御が行われるので、瞬間的な電流変化量は、単
体の発熱体よりも抵抗値を大きくした発熱体に対して位
相制御しているものと同じものとなり、電流の瞬間的な
変化量と大きな関係がある高調波歪み及びフリッカーを
改善する。
【0031】さらに、本出願に係る第5の発明において
は、上記第1の発明ないし第3の発明のいずれか一の通
電制御は、複数の発熱体のうち一つの発熱体のみに対し
て、位相制御の位相角が任意に設定自在であり、その他
の発熱体の位相制御の位相角が、所定値以内に制限され
ているので、瞬間的な電流変化量は、単体の発熱体より
も抵抗値を大きくした発熱体に対して位相制御している
ものとほぼ同じものとなり、電流の瞬間的な変化量と大
きな関係がある高調波歪み及びフリッカーを改善する。
【0032】また、本出願に係る第6の発明において
は、上記第1の発明ないし第3の発明のいずれか一の通
電制御は、複数の発熱体のうち一つの発熱体のみに対し
て、位相制御の位相角が任意に設定自在であり、その他
の発熱体の位相制御の位相角は予め定められた値をとる
ので、瞬間的な電流変化量は、単体の発熱体よりも抵抗
値を大きくした発熱体に対して位相制御しているものと
ほぼ同じものとなり、電流の瞬間的な変化量と大きな関
係がある高調波歪み及びフリッカーを改善する。
【0033】さらに、本出願に係る第7の発明において
は、上記第1の発明ないし第3の発明のいずれか一の通
電制御は、複数の発熱体のうち一つの発熱体のみに対し
て、位相制御の位相角が任意に設定自在であり、その他
の発熱体の位相制御の位相角αは、α≦10°またはα
≧170°であるので、瞬間的な電流変化量は、単体の
発熱体よりも抵抗値を大きくした発熱体に対して位相制
御しているものとほぼ同じものとなり、電流の瞬間的な
変化量と大きな関係がある高調波歪み及びフリッカーを
改善する。
【0034】また、本出願に係る第8の発明において
は、上記第1の発明ないし第7の発明のいずれか一の複
数の発熱体の制御方法は、交互に入れ替わるので、高調
波歪み及びフリッカーを改善しつつ、複数の発熱体の発
熱量が等しくなり、所望の均一な温度分布を得る。
【0035】さらに、本出願に係る第9の発明において
は、上記第1の発明ないし第8の発明のいずれか一の複
数の発熱体は、異なる発熱分布を有するので、各発熱体
を上述のように独立に制御することにより、高調波歪み
及びフリッカーを改善しつつ、所望の温度分布を実現す
る。
【0036】また、本出願に係る第10の発明において
は、上記第9の発明の複数の発熱体は、加熱体長手方向
にて異なる発熱分布を有するので、各発熱体を上述のよ
うに独立に制御することにより、高調波歪み及びフリッ
カーを改善しつつ、加熱部における温度分布の均一化を
実現し、被加熱材の非通過領域における昇温を防ぐ。
【0037】さらに、本出願に係る第11の発明におい
ては、上記第9の発明の複数の発熱体は、被加熱材搬送
方向にて異なる発熱分布を有するので、各発熱体を上述
のように独立に制御することにより、高調波歪み及びフ
リッカーを改善しつつ、該搬送方向の上流側で多くの熱
量を与えることにより、高温高湿環境下にて発生し易い
水蒸気による現像剤の飛び散りを防ぐ。
【0038】また、本出願に係る第12の発明において
は、上記第1の発明ないし第11の発明のいずれか一の
複数の発熱体のうち、被加熱材に最も近接している発熱
体の通電制御のみ、電源電圧波形の半周期内の位相角よ
り通電と停止を切り換える位相制御を行うので、高調波
歪み及びフリッカーを改善しつつ、加熱体のフィルム面
側の温度を安定して制御して、定着性を向上させる。
【0039】さらに、本出願に係る第13の発明におい
ては、上記第1の発明ないし第12の発明の加熱体は温
度検知素子を有し、発熱体は該温度検知素子の出力によ
り通電制御され、該温度検知素子は、位相制御される発
熱体に最も近接した位置に配置したので、加熱体のフィ
ルム面側の温度制御がより一層正確に安定して行われ、
定着性を向上させる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0041】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態を図1ないし図4に基づいて説明する。図2は
本発明の実施形態におけるフィルム加熱定着装置の概略
図である。
【0042】本実施形態の定着装置は、図2に示すよう
に、加熱体としてのヒータ22と、該ヒータ22を支持
する支持体であり、かつ後述するフィルム23の内面ガ
イド部材である樹脂製の長手ステー21と、該ステー2
1に外嵌された円筒形の耐熱性フィルム23と、該フィ
ルム23を介して上記ヒータ22に圧接するように配設
された加圧部材としての加圧ローラ24とを備えてい
る。
【0043】このような定着装置におけるフィルム23
は、熱容量を小さくしてクイックスタート性を向上させ
るために、その膜厚を総厚100μm以下、好ましくは
60μm以下20μm以上に設定した、耐熱性、離型
性、強度、耐久性等のフィルムであり、ステー21の外
周長よりもフィルム23の内周長を例えば3mm程度大
きくすることにより、ステー21に対して余裕をもって
ルーズに外嵌されている。
【0044】また、加圧ローラ24は、ヒータ22との
間でフィルム23を挟んで定着ニップ部を形成し、フィ
ルム23を駆動する回転体であり、中心軸25上にシリ
コーンゴム等の離型性の良いゴム弾性体から成るローラ
部26を備え、該中心軸25の左右端部をそれぞれ左右
軸受け部材(図示せず)に回転自在に軸受されて支持さ
れ、加圧手段(図示せず)により、所定の圧力でフィル
ム23を介してヒータ22に圧接されている。したがっ
て、この加圧ローラ24の回転により、フィルム23が
ステー21の周りをヒータ22とその内周面を密着摺動
させながら回転する。
【0045】また、ヒータ22は、積層された抵抗発熱
体2a,2bを備えており、該発熱体2a,2bとは反
対側に設けられた温度検知素子としてのサーミスタ4の
抵抗値に応じて、制御手段としてのCPU9により、ト
ライアック8a,8bの駆動制御を行うことにより、ヒ
ータ22は所定の温度に発熱状態になる。
【0046】したがって、作像機構部(図示せず)から
搬送されてきた未定着のトナー画像Tを上面に担持した
被加熱材としての記録材Pが、フィルム23を介して形
成されるヒータ22と加圧ローラ24の定着ニップ部に
進入することにより、トナー画像面がフィルム23の外
面に密着してフィルム23と一緒に重なり状態で定着ニ
ップ部を通過していき、その通過過程でヒータ22の熱
をフィルム23を介して受けてトナー画像Tの加熱定着
処理がなされる。なお、図2においてAは記録材Pの移
動方向を示している。
【0047】次に、本実施形態のヒータ22及びヒータ
制御方法について詳しく説明する。図1(a)は表面側
の平面模型図、図1(b)は図1(d)に示す断面Aに
おけるヒータ22の平面模型図、図1(c)は背面側の
平面模型図、図1(d)は断面図を示す。
【0048】本実施形態のヒータ22は、図2に示すフ
ィルム23の移動方向Aに略直交する方向を長手とし、
図1(a)に示すように細長に形成された電気絶縁性、
耐熱性、低熱容量セラミック基板1を備えており、この
セラミック基板1の一方面側(表面側)の基板長手に沿
って、発熱源としての発熱体2aが帯状に形成されてい
る。
【0049】この発熱体2aが形成された側のヒータ表
面は、図1(d)に示すように表面保護層としてのガラ
ス層7により覆われており、図2に示すようにフィルム
23との摺接面となる。
【0050】そして、本実施形態のヒータ22は、2本
の発熱体をヒータの厚み方向に積層してあり、セラミッ
ク基板1の中間には、図1(d)に示すように発熱源と
しての発熱体2bが設けられており、この発熱体2b
は、図1(b)に示すように上記発熱体2aと同様にセ
ラミック基板1の長手に沿って帯状に形成されている。
このセラミック基板1の中間に設けられた発熱体2bの
両端には、給電電極3c’及び3b’が取り付けられて
おり、これらの給電電極3c’及び3b’は、ヒータ表
面に取り付けられた給電電極3c及び3bに、スルーホ
ールを介して接続されている。また、ヒータ表面側の発
熱体2aの両端にも、給電電極3c及び3aが取り付け
られており、各給電電極にトライアック8a,8bを介
して電源6を接続することにより、それぞれの発熱体へ
の電力供給が可能になっている。なお、これらの発熱体
2a,2bの抵抗値は各々20Ωに設定されている。
【0051】一方、セラミック基板1の背面側には、図
1(c)に示すように、温度検知素子としてのサーミス
タ4が接触して設けられており、該サーミスタ4はスル
ーホールを介してヒータ表面の電極5a,5bと接続さ
れている。
【0052】したがって、この電極5a,5bと制御手
段としてのCPU9とを接続することにより、ヒータ2
2の温度は、サーミスタ4の検出情報としてCPU9へ
フィードバックされ、このCPU9が、サーミスタ4の
抵抗値に応じて、トライアック8a,8bの駆動制御を
行うことにより、電源6から発熱体2a,2bへの通電
が制御される。
【0053】図3に本実施形態における2本の抵抗発熱
体2a,2bに対して入力する電圧の波形の一例を示
す。図3では、斜線部分において電圧が印加されること
を表している。
【0054】図3のパターン1−1の電圧波形は、電源
電圧が100Vの時、400Wを出力させるように通電
制御を行った場合の電圧波形を表していて、パターン1
−2は、900Wを出力させるような電圧波形を表して
いる。
【0055】本実施形態における制御は、図3に示すよ
うに、1本の発熱体の通電制御は位相制御を行い、その
他の発熱体は全波ONまたは全波OFFとなるようにす
る。例えば、加熱定着装置が冷えている状態のときは、
パターン1−2のようにヒータBは全波ONし、ヒータ
Aの位相制御の位相角を微妙に変化し、急速に加熱しな
がら温度制御を行う。また、加熱定着装置が温まってい
る状態のときは、パターン1−1のように、ヒータBは
全波OFFし、ヒータAの位相制御の位相角を微妙に変
化し、ある一定温度に温度制御する。
【0056】本実施形態では、20Ωの抵抗値である発
熱体を並列に用いてるため、従来のように1本の発熱体
を用いて本実施形態と同じ発熱量をもつ加熱体を構成す
るならば、10Ωの抵抗値の発熱体が必要となる。そし
て、その10Ωの発熱体において、位相制御を行った場
合の入力電圧波形は図4に示すようになる。図4におけ
るパターン1−3は400W出力時の電圧波形で、パタ
ーン1−4は900W時の電圧波形である。
【0057】本実施形態と従来例を比較すると、本実施
形態の位相制御の電圧投入は、もう一方の発熱体が全O
Nまたは全OFFの状態で行われるため、瞬間的な電流
変化量は、20Ωの発熱体を1本用いて位相制御してい
るものとほぼ同じものとなり、従来例の約半分となる。
よって、電流の瞬間的な変化量と大きな関係がある高調
波歪み及びフリッカーは、大きく改善される。
【0058】上述の如くに定着装置を構成し、かつ通電
制御を行うことにより、高調波歪み及びフリッカーを抑
えると共に、定着性を向上させ、定着を行うことが可能
となる。
【0059】なお、本実施形態中に示した抵抗発熱体の
分岐方法、分岐本数、電圧波形等は一例であり、上記の
ものに限定されるものではなく、抵抗発熱体は2a,2
bは同じ抵抗値である必要はない。
【0060】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態を図5に基づいて説明する。なお、第1の実施
形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0061】本実施形態における制御は、図5に示すよ
うに、1本の発熱体の通電制御は位相制御を行い、その
他の発熱体は半波毎にONまたはOFFとなるようにす
る。
【0062】図5は、本実施形態における、2本の抵抗
発熱体に対し入力する電圧波形の一例を表した図であ
り、斜線部分において電圧が印加されることを表してい
る。
【0063】例えば、加熱定着装置が冷えている状態の
ときは、パターン2−1のようにヒータBの半波毎のO
Nの回数を増加させ、ヒータAの位相制御の位相角を微
妙に変化させることにより、温度制御を行い、また、加
熱定着装置が温まっている状態のときは、パターン2−
1のように、ヒータBの半波毎のONの回数を減少さ
せ、ヒータAの位相制御の位相角を微妙に変化させて、
ある一定温度に温度制御する。
【0064】第1の実施形態と同様に、本実施形態と同
じ発熱量をもつ10Ωの抵抗値の発熱体を位相制御した
ものと比較すると、本実施形態の位相制御の電圧投入
は、もう一方の発熱体が全ONまたは全OFFの状態で
行われるため、瞬間的な電流変化量は、20Ωの発熱体
を1本用いて位相制御しているものとほぼ同じものとな
り、従来例の約半分となる。よって、電流の瞬間的な変
化量と大きな関係がある高調波歪み及びフリッカーは、
大きく改善される。
【0065】上述の如くに定着装置を構成し、かつ通電
制御を行うことにより、高調波歪み及びフリッカーを抑
えると共に、定着性を向上させ、定着を行うことが可能
となる。
【0066】なお、本実施形態中に示した抵抗発熱体の
分岐方法、分岐本数、電圧波形等は一例であり、上記の
ものに限定されるものではなく、抵抗発熱体は2a,2
bは同じ抵抗値である必要はない。
【0067】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態を図6に基づいて説明する。なお、第1の実施
形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0068】本実施形態における制御は、図6に示すよ
うに、1本の発熱体の通電制御は位相制御を行い、その
他の発熱体は電源電圧波形の半波単位で計算される所定
の波数を1ユニットとし、1ユニット毎に通電する半波
の波数を制御するものである。
【0069】図6は、本実施形態における、2本の抵抗
発熱体に対し入力する電圧波形の一例を表した図であ
り、斜線部分において電圧が印加されることを表してい
る。
【0070】例えば、図6のパターン3−1のように、
ヒータBは4半波を1ユニットとし、1ユニット中の3
半波をONした状態で、ヒータAの位相制御の位相角を
変化させ、微妙に温度制御を行っている。パターン3−
2も同様に、4半波の1ユニット中の1半波をONした
状態で、ヒータAの位相制御の位相角を変化させ、微妙
に温度制御を行っている。
【0071】第1の実施形態と同様に、本実施形態と同
じ発熱量をもつ10Ωの抵抗値の発熱体を位相制御した
ものと比較すると、本実施形態の位相制御の電圧投入
は、もう一方の発熱体が全ONまたは全OFFの状態で
行われるため、瞬間的な電流変化量は、20Ωの発熱体
を1本用いて位相制御しているものとほぼ同じものとな
り、従来例の約半分となる。よって、電流の瞬間的な変
化量と大きな関係がある高調波歪み及びフリッカーは、
大きく改善される。
【0072】上述の如くに定着装置を構成し、かつ通電
制御を行うことにより、高調波歪み及びフリッカーを抑
えると共に、定着性を向上させ、定着を行うことが可能
となる。
【0073】なお、本実施形態中に示した抵抗発熱体の
分岐方法、分岐本数、電圧波形等は一例であり、上記の
ものに限定されるものではなく、抵抗発熱体は2a,2
bは同じ抵抗値である必要はない。
【0074】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態を図7に基づいて説明する。なお、第1の実施
形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0075】本実施形態における制御は、1本の発熱体
の通電制御は位相制御で任意の位相角を設定することが
でき、その他の発熱体も位相制御であるが、その位相制
御の位相角αは固定されており、0°付近の値でほぼ全
ONの状態、または、180°付近の値でほぼ全OFF
の状態をとるように制御するものである。
【0076】図7は、本実施形態における、2本の抵抗
発熱体に対し入力する電圧波形の一例を表した図であ
り、斜線部分において電圧が印加されることを表してい
る。
【0077】例えば、図7のパターン4−1のように4
00Wの発熱量が必要な場合、ヒータAは任意の位相角
をとることができ、80%の出力となるように位相制御
され、ヒータBの位相角αは固定でα=175°であ
り、出力は微小な値となる。また、パターン4−2のよ
うに900Wの発熱量が必要な場合、ヒータAは任意の
位相角をとることができ、80%の出力となるように位
相制御され、ヒータBの位相角αは固定でα=5°であ
り、出力はほぼ100%出力の値となる。
【0078】第1の実施形態と同様に、本実施形態と同
じ発熱量をもつ10Ωの抵抗値の発熱体を位相制御した
ものと比較すると、本実施形態の位相制御の電圧投入
は、もう一方の発熱体がほぼ全ONまたは全OFFの状
態で行われるため、瞬間的な電流変化量は、20Ωの発
熱体を1本用いて位相制御しているものとほぼ同じもの
となり、従来例の約半分となる。よって、電流の瞬間的
な変化量と大きな関係がある高調波歪み及びフリッカー
は、大きく改善される。
【0079】上述の如くに定着装置を構成し、かつ通電
制御を行うことにより、高調波歪み及びフリッカーを抑
えると共に、定着性を向上させ、定着を行うことが可能
となる。
【0080】なお、上記構成においては、1本以外の発
熱体の位相角は5°、175°の値をとったが、位相角
αがα≦10°、α≧175°をとっても同様の効果が
得られる。また、上記構成においては、1本以外の発熱
体の位相角は固定されていたが、位相角が微妙に変化す
るものについても同様な効果が得られる。
【0081】なお、本実施形態中に示した抵抗発熱体の
分岐方法、分岐本数、電圧波形等は一例であり、上記の
ものに限定されるものではなく、抵抗発熱体は2a,2
bは同じ抵抗値である必要はない。
【0082】(第5の実施形態)次に、本発明の第5の
実施形態を図8及び図9に基づいて説明する。なお、第
1の実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を
省略する。
【0083】図8(a)は表面側の平面模型図、図8
(b)は図8(d)に示す断面Aにおけるヒータの平面
模型図、図8(c)は背面側の平面模型図、図8(d)
は断面図を示す。
【0084】本実施形態のヒータは、2本の発熱体をヒ
ータの厚み方向に積層してあり、基板1の一方面側(被
加熱材側)の基板長手方向に沿って、帯状に形成した発
熱源としての発熱体82aと、基板1の中間に形成され
た82bがあり、発熱体82aは、ヒータの幅方向の中
央より、記録材の搬送方向の上流側に配置してある。ま
た、発熱体82bは下流側に配置してある。なお、発熱
体82a、82bの抵抗値は各々の20Ωである。
【0085】図9は、本実施形態における、2本の抵抗
発熱体に対し入力する電圧波形の一例を表した図であ
り、斜線部分において電圧が印加されることを表してい
る。図9の電圧波形は電源電圧が100Vの時、600
Wを出力させるように通電制御を行った場合の電圧波形
を表していて、一方が70%の位相制御の時、他方は2
半波中に1半波をONする波数制御となっている。
【0086】本実施形態における制御は以下のようにな
る。
【0087】まず、通常の環境下においては、図9のパ
ターン5−1のように、入力電圧の1周期毎に各ヒータ
の位相制御と波数制御が入れ替わり、発熱体82aをヒ
ータa、発熱体82bをヒータBとすると、ヒータAと
ヒータBの出力は共に60%となり、発熱量は同等とな
る。その結果、ヒータのニップ内での温度分布として
は、記録材搬送方向の上流側と下流側とで同等となる。
【0088】一方、高温高湿環境下においては、加熱定
着装置のスイッチを操作することにより、図9のパター
ン5−2の制御に変更される。パターン5−2において
は、ヒータ上流のヒータAは、2半波中に1半波をON
する波数制御が行われ、出力は50%となる。また、ヒ
ータ下流のヒータBは、位相制御が行われ、出力は70
%となる。その結果、ヒータBの発熱量は、ヒータAの
発熱量より大きくなり、結果的に定着ニップ内での下流
側の温度が上流側に比べ、高くなる。
【0089】上記構成により、定着ニップ上流部で記録
材に与える熱量を少なくすることができ、特に高温高湿
環境下において発生した、記録材から発生した水蒸気に
より、定着器の上流部でトナーが飛び散る現象が防止で
きた。
【0090】なお、本実施形態中に示した抵抗発熱体の
分岐方法、分岐本数、電圧波形等は一例であり、上記の
ものに限定されるものではなく、抵抗発熱体は2a,2
bは同じ抵抗値である必要はない。また、制御に関して
は、例えばヒータへの通電波形をAとBを入れ替えて、
定着ニップ上流側をより加熱できる構成にすることもで
きる。
【0091】(第6の実施形態)次に、本発明の第6の
実施形態を図10及び図11に基づいて説明する。な
お、第1の実施形態との共通箇所には同一符号を付して
説明を省略する。
【0092】図10(a)は表面側の平面模型図、図1
0(b)は図10(d)に示す断面Aにおけるヒータの
平面模型図、図10(c)は背面側の平面模型図、図1
0(d)は断面図を示す。
【0093】本実施形態のヒータは、2本の発熱体をヒ
ータの厚み方向に積層してあり、基板1の一方面側(被
加熱材側)の基板長手方向に沿って形成した発熱源とし
ての発熱体62aと、基板1の中間に形成された62b
があり、発熱体62aは、ヒータの長手方向中央に比
べ、端部が太くなっていて、端部に比べ中央部の発熱量
が大きくなるようになっている。また、発熱体62b
は、長手方向中央に比べ端部が細くなっていて、端部に
比べ中央部の発熱量が小さくなるようになっている。ま
た、発熱体62a、62bの抵抗値は各々の20Ωであ
り、2本のヒータを100%通電した場合、長手幅全域
に亘って均一に発熱が行われるように、2本の発熱体の
幅は設計されている。
【0094】図11は、本実施形態における、2本の抵
抗発熱体に対し入力する電圧波形の一例を表した図であ
り、斜線部分において電圧が印加されることを表してい
る。図9の電圧波形は電源電圧が100Vの時、600
Wを出力させるように通電制御を行った場合の電圧波形
を表していて、一方が20%の位相制御の時、他方は全
波をONする波数制御となっている。
【0095】本実施形態における加熱定着装置は、A3
サイズまで通紙可能であり、通電制御は以下のようにな
る。
【0096】まず、最大サイズであるA3サイズを通紙
した場合においては、通電制御は図11に示すパターン
6−1のようになる。図11の電圧波形は電源電圧が1
00Vの時、600Wを出力させるように通電制御を行
った場合の電圧波形を表していて、入力電圧の1周期毎
に各ヒータの位相制御と波数制御が入れ替って制御さ
れ、発熱体62aをヒータA、発熱体62bをヒータB
とすると、ヒータAとヒータBの出力は共に60%とな
り、発熱量は同等となる。その結果、ヒータの長手幅全
体に亘って均一に発熱が行われ、ヒータ中央部と端部の
温度は同等となる。
【0097】一方、最大サイズであるA3サイズより小
さい通紙幅210mm以下の通紙幅の記録材を通紙した
場合、通電制御は図11に示すパターン6−2のような
制御に変更される。パターン6−2においては、中央部
の発熱量が大きいヒータAは全波ONの波数制御でヒー
タの出力は100%となる。端部の発熱量が大きいヒー
タBは位相制御が行われ出力は20%となる。よってヒ
ータ端部における発熱量は小さくなる。
【0098】上記構成により、最大サイズであるA3サ
イズを通紙した場合は、長手幅全域に亘って均一に発熱
が行われ、十分な定着性が確保できる。また、小さい通
紙幅の記録材を通紙した場合は、非通紙領域である端部
での発熱量を減少させることができ、非通紙域における
加圧ローラ、ヒータステー等の昇温を防止できる。
【0099】なお、本実施形態中に示した抵抗発熱体の
分岐パターン、分岐本数、制御例、モード変更方法は一
例であり、抵抗発熱体は62a,62bは同じ抵抗値で
ある必要はない。
【0100】また、制御に関しては、例えばヒータへの
通電波形をAとBを入れ替えて、下流側にて端部を中央
部に比べより加熱できる構成にすることもできる。
【0101】(第7の実施形態)次に、本発明の第7の
実施形態を図12に基づいて説明する。なお、第1の実
施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0102】図12(a)は表面側の平面模型図、図1
2(b)は図12(d)に示す断面Aにおけるヒータの
平面模型図、図12(c)は図12(d)に示す断面B
におけるヒータの平面模型図、図12(d)は断面図を
示す。
【0103】本実施形態のヒータは、2本の発熱体をヒ
ータの厚み方向に積層してあり、基板1の一方面側(被
加熱材側)の基板長手方向に沿って、帯状に形成した発
熱源としての発熱体2aと、基板1の中間に基板幅方向
に基板長手に沿って、帯状に形成された発熱体2bと、
上記発熱体2aと発熱体2bの中間の発熱体2aに近接
した位置に設けた温度検知素子としてサーミスタ94と
よりなる。また、発熱体2a、2bの抵抗値は各々の2
0Ωである。
【0104】本実施形態における、2本の抵抗発熱体に
対し入力する電圧波形の一例は、第1の実施形態で説明
した図3と同様であり、図のパターン1−1は電圧波形
は電源電圧が100Vの時、400Wを出力させるよう
に通電制御を行った場合の電圧波形を表している。パタ
ーン1−2は900W出力させるように通電制御を行っ
た場合の電圧波形を表している。
【0105】本実施形態においては、図3に示した如
く、発熱体2aをヒータA、もう一方の発熱体2bをヒ
ータBとすれば、被加熱材であるところの記録材に近い
側のヒータAは位相制御、遠い方のヒータBはON、O
FF制御(出力が500W以上のときは全波ON、以下
のときは全波OFF)となっている。
【0106】上記構成により、サーミスタ94を位相制
御を行っている発熱体2aに近くに配置し、温度制御す
ることにより、ヒータの記録材側の面を正確に温調制御
でき、定着性を向上させることができる。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、加熱体が、加熱体の厚み方向に積層し
た複数の発熱体を有し、少なくとも一つの発熱体に対し
ては所定の位相角により通電の開始と停止を切り替える
位相制御を行う期間があるので、温度リップルの少ない
温度制御が行われると共に、他の発熱体に対しては該位
相制御を行う期間内には電源電圧波形の半周期のほぼ全
期間に亘っての通電もしくは停止を行うように設定され
ているので、電流の瞬間的な変化量と大きな関係がある
高調波歪み及びフリッカーを改善することができる。
【0108】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記第1の発明の発熱体に対する通電は、電源電圧波形
の半周期単位で通電と停止を切り替える制御と、電源電
圧波形の半周期内の位相角により通電と停止を切り替え
る位相制御との組み合わせにより行われるので、上記第
1の発明のように、高調波歪み及びフリッカーを改善し
つつ、温度を急激に変化させる場合と安定して維持させ
る場合のいずれに対しても適切な温度制御を行うことが
できる。
【0109】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記第1の発明の発熱体に対する通電は、電源電圧
波形の半周期単位の所定の波数を一つのユニットとし、
該ユニット内における電源電圧波形の半周期単位の通電
回数を切り替える波数制御と、電源電圧波形の半周期内
の位相角により通電と停止を切り替える位相制御との組
み合わせにより行われるので、上記第1の発明のよう
に、高調波歪み及びフリッカーを改善しつつ、温度を急
激に変化させる場合と安定して維持させる場合のいずれ
に対しても、細かな設定温度に対して安定した適切な温
度制御を行うことができる。
【0110】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記第1の発明ないし第3の発明のいすれか一の通電制
御が、複数の発熱体のうち一つの発熱体のみに対して位
相制御が行われるので、電流の瞬間的な変化量と大きな
関係がある高調波歪み及びフリッカーを改善することが
できる。
【0111】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、上記第1の発明ないし第3の発明のいずれか一の通
電制御は、複数の発熱体のうち一つの発熱体のみに対し
て、位相制御の位相角が任意に設定自在であり、その他
の発熱体の位相制御の位相角が、所定値以内に制限され
ているので、電流の瞬間的な変化量と大きな関係がある
高調波歪み及びフリッカーを改善することができる。
【0112】また、本出願に係る第6の発明によれば、
上記第1の発明ないし第3の発明のいずれか一の通電制
御は、複数の発熱体のうち一つの発熱体のみに対して、
位相制御の位相角が任意に設定自在であり、その他の発
熱体の位相制御の位相角は予め定められた値をとるの
で、電流の瞬間的な変化量と大きな関係がある高調波歪
み及びフリッカーを改善する。
【0113】さらに、本出願に係る第7の発明によれ
ば、上記第1の発明ないし第3の発明のいずれか一の通
電制御は、複数の発熱体のうち一つの発熱体のみに対し
て、位相制御の位相角が任意に設定自在であり、その他
の発熱体の位相制御の位相角αは、α≦10°またはα
≧170°であるので、電流の瞬間的な変化量と大きな
関係がある高調波歪み及びフリッカーを改善することが
できる。
【0114】また、本出願に係る第8の発明によれば、
上記第1の発明ないし第7の発明のいずれか一の複数の
発熱体の制御方法は、交互に入れ替わるので、高調波歪
み及びフリッカーを改善しつつ、複数の発熱体の発熱量
が等しくなり、所望の均一な温度分布を得る。
【0115】さらに、本出願に係る第9の発明によれ
ば、上記第1の発明ないし第8の発明のいずれか一の複
数の発熱体は、異なる発熱分布を有するので、各発熱体
を上述のように独立に制御することにより、高調波歪み
及びフリッカーを改善しつつ、所望の温度分布を実現す
ることができる。
【0116】また、本出願に係る第10の発明によれ
ば、上記第9の発明の複数の発熱体は、加熱体長手方向
にて異なる発熱分布を有するので、各発熱体を上述のよ
うに独立に制御することにより、高調波歪み及びフリッ
カーを改善しつつ、加熱部における長手方向での温度分
布を制御でき、被加熱材の非通過領域における昇温を防
ぐことができる。
【0117】さらに、本出願に係る第11の発明によれ
ば、上記第9の発明の複数の発熱体は、被加熱材搬送方
向にて異なる発熱分布を有するので、各発熱体を上述の
ように独立に制御して高調波歪み及びフリッカーを改善
しつつ、被加熱材搬送方向の温度分布が制御でき、該搬
送方向の上流側で多くの熱量を与えることにより、高温
高湿環境下にて発生し易い水蒸気による現像剤の飛び散
りを防ぐことができる。
【0118】また、本出願に係る第12の発明によれ
ば、上記第1の発明ないし第11の発明のいずれか一の
複数の発熱体のうち、被加熱材に最も近接している発熱
体の通電制御のみ、電源電圧波形の半周期内の位相角よ
り通電と停止を切り換える位相制御を行うので、高調波
歪み及びフリッカーを改善しつつ、加熱体のフィルム面
側の温度を安定して制御することができ、定着性を向上
させることができる。
【0119】さらに、本出願に係る第13の発明によれ
ば、上記第1の発明ないし第12の発明の加熱体は温度
検知素子を有し、発熱体は該温度検知素子の出力により
通電制御され、該温度検知素子は、位相制御される発熱
体に最も近接した位置に配置したので、加熱体のフィル
ム面側の温度制御をより一層正確に安定して行うことが
でき、定着性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるヒータの構成
図及び通電制御の回路図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における加熱定着装置
の概略図である。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるヒータへの入
力電圧波形の一形態を表す図である。
【図4】従来例のヒータへの入力電圧波形の一形態を表
す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態におけるヒータへの入
力電圧波形の一形態を表す図である。
【図6】本発明の第3の実施形態におけるヒータへの入
力電圧波形の一形態を表す図である。
【図7】本発明の第4の実施形態におけるヒータへの入
力電圧波形の一形態を表す図である。
【図8】本発明の第5の実施形態におけるヒータの構成
図及び通電制御の回路図である。
【図9】本発明の第5の実施形態におけるヒータへの入
力電圧波形の一形態を表す図である。
【図10】本発明の第6の実施形態におけるヒータの構
成図及び通電制御の回路図である。
【図11】本発明の第6の実施形態におけるヒータへの
入力電圧波形の一形態を表す図である。
【図12】本発明の第7の実施形態におけるヒータの構
成図及び通電制御の回路図である。
【図13】従来例の加熱定着装置の概略図である。
【符号の説明】
2a,2b,62a,62b,82a,82b(発熱
体) 4 サーミスタ(温度検知素子) 6 電源 22 ヒータ(加熱体) 23 フィルム(耐熱性フィルム) P 記録材(被加熱材) T トナー画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05B 3/00 330 H05B 3/00 370 370 G03G 21/00 372

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性フィルムの一面側に加熱体を、他
    面側に被加熱材を密着させ、上記耐熱性フィルムを介し
    て加熱体の熱エネルギーを被加熱材に付与する加熱定着
    装置において、上記加熱体は、加熱体の厚み方向に積層
    した複数の発熱体を有し、少なくとも一つの発熱体に対
    しては所定の位相角により通電の開始と停止を切り替え
    る位相制御を行う期間が設けられており、他の発熱体に
    対しては該位相制御を行う期間内には電源電圧波形の半
    周期のほぼ全期間に亘って通電もしくは停止を行うよう
    に設定されていることを特徴とする加熱定着装置。
  2. 【請求項2】 発熱体に対する通電は、電源電圧波形の
    半周期単位で通電と停止を切り替える制御と、電源電圧
    波形の半周期内の位相角により通電と停止を切り替える
    位相制御との組み合わせにより行われることとする請求
    項1に記載の加熱定着装置。
  3. 【請求項3】 発熱体に対する通電は、電源電圧波形の
    半周期単位の所定の波数を一つのユニットとし、該ユニ
    ット内における電源電圧波形の半周期単位の通電回数を
    切り替える波数制御と、電源電圧波形の半周期内の位相
    角により通電と停止を切り替える位相制御との組み合わ
    せにより行われることとする請求項1に記載の加熱定着
    装置。
  4. 【請求項4】 複数の発熱体のうち一つの発熱体のみに
    対して位相制御を行うこととする請求項1ないし請求項
    3のいずれか一項に記載の加熱定着装置。
  5. 【請求項5】 複数の発熱体のうち一つの発熱体のみに
    対して、位相制御の位相角は任意に設定自在であり、そ
    の他の発熱体の位相制御の位相角は、所定値以内に制限
    されていることとする請求項1ないし請求項3のいずれ
    か一項に記載の加熱定着装置。
  6. 【請求項6】 複数の発熱体のうち一つの発熱体のみに
    対して、位相制御の位相角は任意に設定自在であり、そ
    の他の発熱体の位相制御の位相角は予め定められた値を
    とることとする請求項1ないし請求項3のいずれか一項
    に記載の加熱定着装置。
  7. 【請求項7】 複数の発熱体のうち一つの発熱体のみに
    対して、位相制御の位相角は任意に設定自在であり、そ
    の他の発熱体の位相制御の位相角αは、α≦10°また
    はα≧170°であることとする請求項1ないし請求項
    3のいずれか一項に記載の加熱定着装置。
  8. 【請求項8】 複数の発熱体の制御方法は、交互に入れ
    替わることとする請求項1ないし請求項7のいずれか一
    項に記載の加熱定着装置。
  9. 【請求項9】 複数の発熱体は異なる発熱分布を有する
    こととする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記
    載の加熱定着装置。
  10. 【請求項10】 複数の発熱体は、加熱体長手方向にお
    いて異なる発熱分布を有することとする請求項9に記載
    の加熱定着装置。
  11. 【請求項11】 複数の発熱体は、被加熱材搬送方向に
    おいて異なる発熱分布を有することとする請求項9に記
    載の加熱定着装置。
  12. 【請求項12】 複数の発熱体のうち、被加熱材に最も
    近接している発熱体の通電制御のみ、電源電圧波形の半
    周期内の位相角より通電と停止を切り換える位相制御で
    行われることとする請求項1ないし請求項11のいずれ
    か一項に記載の加熱定着装置。
  13. 【請求項13】 加熱体は温度検知素子を有し、発熱体
    は該温度検知素子の出力により通電制御され、該温度検
    知素子は、位相制御される発熱体に最も近接した位置に
    配置したこととする請求項1または請求項12に記載の
    加熱定着装置。
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