JPH1010866A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1010866A
JPH1010866A JP9067689A JP6768997A JPH1010866A JP H1010866 A JPH1010866 A JP H1010866A JP 9067689 A JP9067689 A JP 9067689A JP 6768997 A JP6768997 A JP 6768997A JP H1010866 A JPH1010866 A JP H1010866A
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JP
Japan
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developing
developer
image forming
forming apparatus
opening
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JP9067689A
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Inventor
Tetsuo Miura
哲郎 三浦
Norio Kikuchi
宣男 菊地
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】現像剤回収作業時間の低減ができるとともに、
オペレータでも容易に回収作業ができ、これによって、
複写作業の効率、換言すれば、複写機の稼動率を低下さ
せないで済むとともに、回収部の構造を簡略化して機内
の汚損を防止し、かつメンテナンスに要する手間を省く
ことのできる現像剤の回収構造を備えた画像形成装置を
得ること。 【構成】現像剤の回収部は、現像ユニット(A)を固定
する手段(2)と、現像ユニット(A)の現像用開口に
位置する主磁極(L)を上記開口から退避させる磁石回
転手段(7)と、現像ユニット(A)に備えられている
現像スリ−ブ(B)を回転駆動する回転駆動手段(4)
と、現像用開口から排出される現像剤を回収する回収容
器(3)と、を備えている。これにより、主磁極(L)
による磁気ブラシの穂立ちを解消した状態で現像スリ−
ブが回転した際の遠心力により、現像用開口から回収容
器(3)に向け現像剤を回収することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機等の画像形成装置
における現像剤回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、複写機やプリンタ等の画
像形成装置にあっては、感光体上に形成された静電潜像
を、例えばトナーとキャリアとを混合した2成分系現像
剤によって可視像処理し、この可視像を複写紙上に転写
した後に定着することで複写物を得るようになってい
る。
【0003】上記画像形成装置の一つに、同一の複写紙
上に異なる色の画像を重ね合わせてカラー画像を得るカ
ラー複写機がある。いま、図6によってその概略構成を
説明すると次の通りである。
【0004】このカラー複写機は、原稿読み取りのため
のスキャナー部21と、このスキャナー部21よりデジ
タル信号として出力される画像信号を電気的に処理する
画像処理部22と、画像処理部22よりの各色の画像記
録情報に基づいて画像を複写紙上に形成するプリンタ部
23とを備えている。
【0005】スキャナー部21は、原稿載置台24上に
載置された原稿を走査方向に移動しながら照明するラン
プ25と、このランプ25により照明された原稿からの
反射光の光路を設定するミラー26、27および28
と、この光路中に配置されていてダイクロイックプリズ
ム31に結像させる結像レンズ29と、原稿からの反射
光を色分解して各波長毎に受光する受光器31R、31
G、31Bとを備えている。スキャナー部21は、ダイ
クロイックプリズム31において、例えば、レッドR、
グリーンG、ブルーBの3種類の色に分解された原稿か
らの反射光、つまり、レッド用CCD31R、グリーン
用CCD31G、ブルー用CCD31Bにそれぞれ入射
されて受光器内で画像情報に応じたデジタル信号に変換
する処理が実行されるようになっている。
【0006】スキャナー部21において変換されたデジ
タル信号は、画像処理部22に出力され、同処理部22
において後述する画像形成用露光に必要な処理が施され
て各色の記録情報、例えば、ブラック(以下、Bkと略
称する)、イエロー(同、Y)、マゼンタ(同、M)、
シアン(同、C)の各色の記録形成用の信号に変換され
る。
【0007】図6には、上述したBk、Y、M、Cの4
色を形成する場合が示されているが、色の数はこれに限
らないこと勿論である。
【0008】画像処理部22からの変換信号は、プリン
タ部23に入力され、それぞれの色に応じた画像露光用
レーザー光出射装置22Bk、32C、32M、32Y
の作動制御に用いられる。
【0009】プリンタ部23は、原稿からの画像光を感
光体上に露光して、この露光により形成された静電潜像
を現像剤によって可視像処理したうえで複写紙上に転写
するための部分である。
【0010】このため、プリンタ部23には、図示の場
合、4組の記録装置33Bk、33C、33M、33Y
が並べて設けてある。
【0011】上記各記録装置はそれぞれ同じ構成である
ので、説明を簡単にするため、いま、C(シアン)用の
記録装置に付いて説明し、他の色については説明を省略
する。なお、各色用について同じ機能を持ち構成部品に
ついては、同符号とし、各色の構成を区別するために符
号には各色を示す添字を付す。
【0012】記録装置において、C(シアン)用の記録
装置33Cには、レーザー光出射装置32Cからの光路
中にドラム状の感光体34Cが配置されている。感光体
34Cの周囲には、回転方向に沿って画像形成処理を実
行するための帯電装置35C、現像装置36C、転写装
置37C等が公知の複写機と同様に設けられている。帯
電装置35Cにより一様に帯電された感光体34Cは、
レーザー光出射装置32Cによる露光によってシアン画
像の潜像が形成され、現像装置36Cによって、その潜
像が可視像処理される。
【0013】上記プリンタ部23には、複写紙の給紙部
が設けてあり、この給紙部からは、給紙コロ38によ
り、例えば2種類のサイズのうちのいずれかを選択され
た複写紙が給送されるようになっている。給送される複
写紙は、その先端をレジストローラ40によって画像先
端との位置合わせをされた上で、感光体34Cの転写位
置を通過する搬送ベルト41に向け搬送される。
【0014】搬送ベルト41上に担持されて感光体34
Cの転写位置に搬送される複写紙は、それぞれ可視像処
理されている感光体34Bk、34C、34M、34Y
に向け順次搬送され、各感光体に対向して設けてある転
写装置37の作用によって、各色の可視画像を静電転写
された後、搬送ベルト41から定着ローラ42に向け搬
送されて定着を受け、排紙ローラ43によって機外に排
出される。
【0015】転写ベルト41は、担持する複写紙を静電
的に吸着することができるようになっており、これによ
り、位置ずれなく同ベルトの移動速度によって複写紙を
搬送できるようになっている。
【0016】搬送ベルト41上に担持された複写紙に可
視画像を転写した後の感光体34Bk、34C、34M
および34Yは、除電装置およびトナー除去用ブラシロ
ーラを備えたクリーニング装置44により残留電荷およ
び残留トナーを除去されて再度の画像形成に供される。
【0017】上記現像装置には、例えば、樹脂製トナー
と鉄粉等の磁性キャリアとを混合した2成分系現像剤を
用いるものがあり、この場合には、磁気ブラシ形成用磁
石を内蔵した回転可能な現像スリーブに磁気ブラシを担
持し、同ブラシ中のトナーを感光体上の静電潜像からの
静電吸着力によって転移させるようになっている。この
ような現像装置の構造としては、図7に示す構造があ
る。
【0018】図7において、現像装置Aは、現像スリー
ブBを配置した現像槽Cと補給トナーを収容した補給槽
Dとを備えて構成されており、補給トナーは、補給槽D
の出口に位置する供給ローラEによって現像スリーブB
の近傍に位置する補給ローラFの表面に擦り付けられ、
補給ローラFの表面に担持されて現像スリーブBに向け
搬送される。上記供給ローラE、補給ローラFおよび補
給ローラFの表面に接触して補給トナーを薄層化するブ
レードGには、補給トナーへの補給バイアス回路Hが接
続されており、この回路Hは、感光体I上に形成された
基準濃度パターンiの濃度変化に応じて補給トナーの帯
電量を補正することができるようになっている。
【0019】上記現像スリーブBの内部には、現像主極
を構成する磁石を始めとして複数の磁石が支持部材Kに
取り付けられており、現像主極は、感光体Iに対向する
位置に配置されて磁気ブラシを感光体Iの静電潜像に接
触させることができるようになっている。
【0020】なお、図7中、符号Jは、補給口を塞ぐ蓋
を固定するための平面を形成するために側方で張り出し
た突起である。
【0021】ところで、現像スリーブに担持されて搬送
される現像剤は、自らの帯電特性が低下した場合、ある
いは、磁気特性上で寿命が来た場合には交換のための現
像装置から取り除かれるようになっている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現像剤
の回収に際しては、例えば、予め複写機外に用意した回
収箱等に複写機内から引き出した現像装置をセットした
上で、現像剤の排出を開始するというなような手順が採
用されているために、オペレータではなくサービスマン
による保守作業とされることが多い。しかも、上記手順
を用いることにより、一旦複写機から外部に引出す等の
処理を必要とすることから、回収に多大な時間を要して
いるのが現状であった。
【0023】従って、サービスマンがその回収作業を終
えるまでは複写機の使用ができず複写作業の効率が低下
してしまうことにもなりかねない。
【0024】また、感光体に付設してあるクリーニング
装置44は、それぞれに感光体上から除去したトナーを
回収するためのタンクを備えた構造であるために、この
回収タンクを設置するためのスペースが必要となると共
に、各トナー回収タンクからのトナーが飛散した場合に
は機内を汚損する原因となる。さらに、各トナー回収タ
ンクでのトナーの回収量が一致していないことにより、
どれが満杯になっているかを逐一監視しなければなら
ず、このためのメンテナンス時間が多くなってしまうと
いう問題もあった。
【0025】本発明の目的は、上述した従来の画像形成
装置における現像剤の回収時の問題に鑑み、現像剤回収
作業時間の低減ができるとともに、オペレータでも容易
に回収作業ができ、これによって、複写作業の効率、換
言すれば、複写機の稼動率を低下させないで済むととも
に、回収部の構造を簡略化して機内の汚損を防止し、か
つメンテナンスに要する手間を省くことのできる現像剤
の回収構造を備えた画像形成装置を得ることにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】この目的を達するため
に、請求項1記載の発明は、潜像担持体と、潜像形成手
段およびこれら部材が内部に配置されている装置本体に
対して取外し可能な現像ユニットと、現像ユニットから
現像剤を回収する現像剤回収部とを備えている画像形成
装置であって、感光体上に形成された静電潜像の可視像
処理を行うための現像装置内に収容されている現像剤の
回収構造を備えた画像形成装置であって、上記現像剤の
回収部は、上記現像ユニットを固定する手段と、上記現
像ユニットの現像用開口に位置する主磁極を上記開口か
ら退避させる磁石回転手段と、上記現像ユニットに備え
られている現像スリ−ブを回転駆動する回転駆動手段
と、上記現像用開口から排出される現像剤を回収する回
収容器と、を備えていることを特徴としている。
【0027】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、上記現像ユニットは、上記装置本
体内で複数備えられていることを特徴としている。
【0028】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の画像形成装置において、上記現像ユニットは、上
記現像剤の回収部に対して上記現像用開口が下向きにな
る状態で保持され、上記主磁極が現像用開口から退避さ
せられているときに上記回転駆動手段により現像スリ−
ブが回転させられることを特徴としている。
【0029】
【作用】請求項1記載の発明では、現像ユニトの現像用
開口に位置する主磁極による磁気ブラシの形成状態を制
御することにより回収容器への現像剤の離脱を容易にす
ることができる。
【0030】請求項2記載の発明では、複数の現像剤を
用いた複数色の画像が形成できる。請求項3記載の発明
では、主磁極による磁気ブラシの形成が行われなくなっ
たときの現像スリ−ブの回転力を利用して、現像剤を現
像用開口から遠心離脱させて回収することができる。
【0031】
【実施例】以下、図1乃至図5において、本発明の実施
例の詳細を説明する。なお、図1乃至図5において、現
像装置の構成部品に関する符号は図7に用いた符号をそ
のまま援用することを前置きしておく。
【0032】図1は、本発明に係る画像形成装置におけ
る現像剤回収装置の実施例を示す視斜図である。
【0033】図1において現像剤回収装置は、画像形成
装置のうちの画像処理部22に対して着脱可能に設けら
れている。このため、図6に示してある複写機の画像処
理部22の側板の一部には、図1に示すように、開口2
2Aが形成してあり、この開口22Aから現像装置が挿
入されるようになっている。
【0034】開口22Aの内部には、複写機の奥側に向
け図示しない壁板で仕切られた空間で構成されている現
像装置収容部1が設けられている。この収容部1の上部
には、収容される現像装置に形成してある現像スリーブ
露出用の開口が下向きに位置するように現像装置を傾斜
させて装填することのできる位置に一対のチャンネル部
材で構成したスライドレール2が固定されている。この
スライドレール2は、図6において符号Jで示す現像装
置側の突起を挿入できるようになっており、挿入された
現像装置を懸垂支持できるようになっている。
【0035】現像装置収容部1の下部には、現像装置A
の現像スリーブ露出用開口と対向する位置に、摺動可能
な回収タンク3が設けてある。この回収タンク3は、図
2示のように、各感光体に付設してある感光体クリーニ
ング装置44および搬送ベルト41に付設してある搬送
手段クリーニング装置45から搬送されてくる回収現像
剤を収容するタンクであり、ケーシングの一部を上述し
た現像スリーブBの一部を露出させる開口に対向させて
欠かれている。
【0036】このタンク3には、各クリーニング装置か
らのトナーの搬送構造が対応させて設けられている。
【0037】図2においてトナー搬送構造は、各クリー
ニング装置44、45のケーシング内に配置してある周
知構造の搬送スクリューと、この搬送スクリューにより
所定方向に移送されるトナーを所定位置で投下するため
に垂直方向に延長された導管46、46Y、46C、4
6Bkとこれら導管を接続されて水平方向に延びるトナ
ー搬送路管47と、このトナー搬送路管47の内部に配
置されていて、上述したトナー回収タンク3の上部に設
けてある排出口47Aに向けトナーを移送する搬送スク
リュー48とで構成されている。
【0038】トナー搬送路管47内に位置する搬送スク
リュー48は、上述した排出口47Aを境にして軸方向
でリード方向が互いに逆方向に設定されて、軸方向一端
に連結されている減速歯車機構49が駆動モータ50に
よって回転駆動される。これにより、トナー搬送路管4
7内に導入された回収トナーは、矢印a、bで示すよう
に排出口47Aに向け移送してトナー回収タンク3に投
下されるようになっている。トナー回収タンク3には、
下面に逆V字状の凹部が形成され、この凹部を画像処理
部22の底面に形成してある逆V字状突起に嵌合させる
ことにより摺動できるようになっている。このような摺
動案内部の形状により、内部に落下してくる現像剤に雪
崩現象を起こさせてブリッジ現象による硬化を防いで回
収量を多くすることができるようになっている。
【0039】この回収タンク3には、例えば、レベルセ
ンサあるいは重量センサが対応して設けてあり、回収し
た現像剤の量を検知して満杯になるとこの状態を警告す
ることができるようになっている。
【0040】この結果、回収タンク3内のトナーが満杯
になると、タンク3を機外に引き出すことができ、これ
によって、再度の回収に備えることができる。
【0041】一方、現像装置収容部1の長手方向におけ
る開口22Aと反対側には、現像装置A内の現像スリー
ブBの回転軸B1を回転させるための回転駆動部4が設
けられている。
【0042】図1において回転駆動部4は、現像スリー
ブB側の回転軸B1に固定してある伝動プーリB2と、
この伝動プーリB2に着脱可能な駆動部材4Aおよび駆
動部材4Aと同軸上に固定してあるプーリ4B並びにこ
のプーリ4Bに掛け回されたベルト4Cにより構成され
ている。
【0043】図3において伝動プーリB2は、内部の円
錐状の窪みB20を形成されており、この窪みB20に
は、駆動部材4Aの先端に位置するゴム等の弾性体で構
成された錘頭部4A1が嵌合できるようになっている。
従って、現像装置Aが収容部1に装填されると、現像ス
リーブBは、回転軸B1が駆動部材4Aの錘頭部4A1
に向け移動し、窪みB20が密着した状態に嵌合するこ
とで駆動部材4Aからの回転伝達を受ける態位とされ
る。なお、図1中、符号B3で示す歯車は現像装置Aが
画像記録位置にあるときの回転駆動を受ける歯車を示し
ている。
【0044】ところで、画像処理部22に形成してある
開口22Aには、この開口22Aを覆うための蓋をなす
面板5が設けられている。
【0045】面板5は、開口周辺に形成してあるネジ孔
22Bに対し固定ボルト6を介して着脱可能なものであ
り、平面部には、現像主極の変位部材7を回転可能に支
持している。
【0046】上記変位部材7は、面板5により軸支され
た回転部材であり、中心部に現像スリーブ側の支軸8を
挿通できる孔を形成されているとともに、面板5をはさ
んで現像スリーブB側に一対の爪74をもち、開口22
Aから外側には径方向に延びる把手7Bが固定された円
盤7Cを備えており、把手7Bを持って円盤7Cを回転
させることによって爪7Aの位相角度を変化させること
ができる。
【0047】この爪7Aには、現像スリーブA内に配置
してある現像主極L(図4参照)を始めとする磁石群を
回転可能に支持している支持部材K(図4参照)の支軸
8が対向している。
【0048】現像装置A側には、現像主極Lの位置決め
を行うための構造が設けられており、この構造は、図1
において、前述した磁石群の支持部材Kに固植された支
軸8をもち、その先端は、面板5の変位部材7側への挿
入を行いやすいように錘頭状とされ、軸方向の途中を後
述する位置決め部材9が圧入されることで一体に設けら
れている。
【0049】上記位置決め部材9は、支軸8に圧入され
る箇所に中空状のボス9Aが形成されており、このボス
9Aの内部に形成された切欠き円部を支軸8の切欠き軸
部に嵌合させることにより支軸8と一体化されることが
できる。軸方向途中にはフランジで構成された面板9B
を備えている。
【0050】そして、この位置決め部材9におけるボス
9Aの先端には、対向するスリットで構成された凹部9
Cが設けてあり、この凹部9Cの位置関係は、現像時、
現像主極Lを感光体に対峙させることができる関係に設
定してある。また、この凹部9Aは、前述した面板5側
に位置する変位部材7の爪7Aと係合できるようになっ
ており、爪7Aの回転により、現像主極の位置を、現像
装置の現像スリーブ露出用開口に対向しない位置、換言
すれば、感光体I(図7参照)と対向しない位置へ変位
させることができる。
【0051】上述したこの位置決め板9には、中央部に
貫通する支軸8の周囲に、支軸を中心とした半径で得ら
れる円弧状長孔9Dが設けてある。この円弧状長孔9D
は、長手方向一端に他の長孔部よりも大径の孔9Eを設
けられており、この大径孔9Eが現像装置の側板に形成
されているネジ孔(図示されず)に対向したときに現像
主極の位置を感光体に対向させる位置とすることができ
るようになっており、この位置で大径の固定ネジ10
を、捩じ込むことで上述した現像主極の位置決めを行え
るようになっている。
【0052】従って、面板5には、上述した固定ネジ1
0を緩めるためのネジ回しを挿入するための孔5Aが円
盤7Cの近傍に形成してある。
【0053】本実施例は以上のような構造であるから、
現像剤の回収を行う現像装置を現像装置収容部1に装填
し、現像スリーブBの回転軸B1を現像装置収容部1側
の回転駆動部4に連結する。
【0054】すなわち、現像装置Aが突起Jスライドレ
ール2上を摺動させられて定位置に押し込まれると、ス
ライドレール2の傾斜により、本実施例の場合には、現
像装置における現像スリーブ露出用開口が下向きに位置
する態位とされるとともに、回転駆動部4の駆動部材4
A先端の錘頭部4A1が現像スリーブBの回転軸B1の
伝動プーリB2と一体化されて回転の駆動を受ける態位
にされる。
【0055】一方、現像装置Aにおける現像スリーブB
は、その内部に位置する現像主極の位置を位置決め板9
により感光体と対向する位置とされているので、現像装
置Aが収容部1に装填された後、面板5を開口に被せる
ことで、変位のための準備が行われる。
【0056】すなわち、現像スリーブ側の支軸8が変位
部材7の中心に形成してある孔に挿通された状態で面板
5が本体に固定されることにより現像装置が所定位置に
設置されることになる。また、これと同時に位置決め部
材9の凹部9Cが変位部材7の爪7Aに係合し、固定ネ
ジ10を緩めることで円盤7Cの把手7Bを持って回転
させることで、その回転を支軸8に伝えて現像主極Lの
位置を図4の状態、つまり、現像に供している時には、
感光体Iに対向している位置から図5に示すように、感
光体Iの代わりに設置されているトナー回収タンク3に
対向しない位置へと変位させる。
【0057】そして、現像主極Lの変位が行われた後
に、現像スリーブBに対する回転駆動を回転駆動部4に
おけるプーリ4Bおよびベルト4Cを介して行う。この
時の回転速度は、現像スリーブBの表面に付着している
現像剤を離脱させることのできる遠心力が得られる速度
とされる。
【0058】従って、現像スリーブB上に付着していた
現像剤は磁石群、特に現像主極の磁気的作用を受けない
状態で遠心力により回収箱3に向け落下する。
【0059】このようにして、現像剤の回収を終えた現
像装置は、面板5を画像処理部22の開口22Aから外
すことで引き出せる態位とされ、所定の設置箇所に挿入
される。
【0060】本実施例によれば、複数の現像装置におけ
る現像剤の回収を1ケ所で行えるようにしてあるので、
回収部の位置を見分けやすく、それだけ回収の際の操作
性を改善することができる。
【0061】
【発明の効果】以上、請求項1記載の発明によれば、現
像ユニトの現像用開口に位置する主磁極による磁気ブラ
シの形成状態を制御することにより回収容器への現像剤
の離脱を容易にすることができるので、現像剤の回収が
簡単な構成により的確に行うことが可能になる。
【0062】請求項2記載の発明では、複数の現像剤を
用いた複数色の画像が形成できるとともに、それら複数
色の現像剤の回収においても、請求項1記載の発明の場
合と同様に的確に実行することが可能になる。
【0063】請求項3記載の発明では、主磁極による磁
気ブラシの形成が行われなくなったときの現像スリ−ブ
の回転力を利用して、現像剤を現像用開口から遠心離脱
させて回収することができるので、回収に要する構成を
簡単なものとすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による現像剤回収構造の全体構
成を説明するための斜視図である。
【図2】図1に示した構造の要部を説明するための模式
図である。
【図3】図1に示した構造の駆動部を示す一部断面図で
ある。
【図4】図1に示した構造の作用を説明するための図1
中、符号IV−IV線で示す方向の矢視図である。
【図5】図1に示した構造の作用を説明するための図1
中、符号V−V線で示す方向の矢視図である。
【図6】画像形成装置の一例を説明するための配置図で
ある。
【図7】図6に示した装置における現像装置の構造を示
す、模式的な断面図である。
【符号の説明】
1 現像装置収容部 2 スライドレール 3 回収タンク 4 回転駆動部 4A 駆動部材 4A1 錘頭部 5 面板 7 変位部材 7A 爪 7C 円盤 8 磁石群側の支軸 A 現像装置 B 現像スリーブ B1 回転軸 B2 伝動プーリ B20 窪み L 現像主極 42 感光体クリーニング装置 43 搬送手段クリーニング装置 46 垂直導管 47 トナー搬送路管 48 トナー搬送スクリュー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
請求項1】潜像担持体に対向する磁石を内部に有する
現像スリーブを備えた現像ユニットと、上記現像ユニッ
トから現像剤を回収する現像剤回収容器とを有する画像
形成装置において、現像剤回収容器が、複写紙を搬送す
る搬送体よりも下方に位置することを特徴とする画像形
成装置。
請求項2】潜像担持体に対向する磁石を内部に有する
現像スリーブを備えた現像ユニットと、上記現像ユニッ
トから現像剤を回収する現像剤回収容器とを有する画像
形成装置において、現像剤回収容器が、上記現像スリー
ブが上記潜像担持体と対向する画像形成装置内の空間と
を仕切った画像形成装置内の別の空間にあることを特徴
とする画像形成装置。
請求項3】請求項1又は2記載の画像形成装置におい
て、現像ユニットの上記磁石を移動させ現像スリーブ上
の現像剤を回収することを特徴とする画像形成装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本発明の目的は、上述した従来の画像形成
装置における現像剤の回収時の問題に鑑み、現像剤回収
作業時間の低減ができるとともに、オペレータでも容易
に回収作業ができ、これによって、複写作業の効率、換
言すれば、複写機の稼動率を低下させないで済むととも
に、回収部の構造を簡略化して機内の汚損を防止し、
たトナー回収時に起りうるトナー飛散による不都合を回
避でき、かつメンテナンスに要する手間を省くことので
きる現像剤の回収構造を備えた画像形成装置を得ること
にある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
0011
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、潜像担持体に対向する磁石
を内部に有する現像スリーブを備えた現像ユニットと、
上記現像ユニットから現像剤を回収する現像剤回収容器
とを有する画像形成装置において、現像剤回収容器が、
上記現像スリーブが上記潜像担持体と対向する画像形成
装置内の空間とを仕切った画像形成装置内の別の空間に
あることを特徴としている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
0012】請求項2記載の発明は、潜像担持体に対向
する磁石を内部に有する現像スリーブを備えた現像ユニ
ットと、上記現像ユニットから現像剤を回収する現像剤
回収容器とを有する画像形成装置において、現像剤回収
容器が、上記現像スリーブが上記潜像担持体と対向する
画像形成装置内の空間とを仕切った画像形成装置内の別
の空間にあることを特徴としている。請求項3記載の発
明は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、現
像ユニットの上記磁石を移動させ現像スリーブ上の現像
剤を回収することを特徴としている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
0013
【作用】請求項1記載の発明では、現像剤回収容器が搬
送体よりも下方に位置するので、回収時にトナー飛散が
生じたとしても、飛散したトナーが搬送体の方へ移動す
ることが回避される。請求項2記載の発明では、現像剤
回収容器の位置が、現像スリーブが潜像担持体と対向す
る画像形成装置内の空間とを仕切った画像形成装置内の
別の空間に設定されているので、回収時にトナー飛散が
生じたとしても、飛散したトナーが、現像スリーブが潜
像担持体と対向する画像形成装置内の空間側に移動する
ことが回避される。請求項3記載の発明では、現像ユニ
ットの磁石を移動させ現像スリーブ上の現像剤を回収す
るので、現像剤の離脱が容易になる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【実施例】以下、図1乃至図5において、本発明の実施
例の詳細を説明する。なお、図1乃至図5において、現
像装置の構成部品に関する符号は図7に用いた符号をそ
のまま援用することを前置きしておく。図1は、本発明
に係る画像形成装置における現像剤回収装置の実施例を
示す視斜図である。図1において現像剤回収装置は、画
像形成装置のうちの画像処理部22に対して着脱可能に
設けられている。このため、図6に示してある複写機の
画像処理部22の側板の一部には、図1に示すように、
開口22Aが形成してあり、この開口22Aから現像装
置が挿入されるようになっている。開口22Aの内部に
は、複写機の奥側に向け図示しない壁板で仕切られた空
間で構成されている現像装置収容部1が設けられてい
る。この収容部1の上部には、収容される現像装置に形
成してある現像スリーブ露出用の開口が下向きに位置す
るように現像装置を傾斜させて装填することのできる位
置に一対のチャンネル部材で構成したスライドレール2
が固定されている。このスライドレール2は、図にお
いて符号Jで示す現像装置側の突起を挿入できるように
なっており、挿入された現像装置を懸垂支持できるよう
になっている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】ところで、画像処理部22に形成してある
開口22Aには、この開口22Aを覆うための蓋をなす
面板5が設けられている。面板5は、開口周辺に形成し
てあるネジ孔22Bに対し固定ボルト6を介して着脱可
能なものであり、平面部には、現像主極の変位部材7を
回転可能に支持している。上記変位部材7は、面板5に
より軸支された回転部材であり、中心部に現像スリーブ
側の支軸8を挿通できる孔を形成されているとともに、
面板5をはさんで現像スリーブB側に一対の爪7をも
ち、開口22Aから外側には径方向に延びる把手7Bが
固定された円盤7Cを備えており、把手7Bを持って円
盤7Cを回転させることによって爪7Aの位相角度を変
化させることができる。この爪7Aには、現像スリーブ
A内に配置してある現像主極L(図4参照)を始めとす
る磁石群を回転可能に支持している支持部材K(図4参
照)の支軸8が対向している。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
0033
【発明の効果】以上、請求項1記載の発明によれば、現
像剤回収容器が搬送体よりも下方に位置するので、回収
時にトナー飛散が生じたとしても、飛散したトナーが搬
送体の方へ移動することが回避され、トナーが搬送体に
付着せず、地汚れのない画像形成を行うことができる。
請求項2記載の発明では、現像剤回収容器の位置が、現
像スリーブが潜像担持体と対向する画像形成装置内の空
間とを仕切った画像形成装置内の別の空間に設定されて
いるので、回収時にトナー飛散が生じたとしても、飛散
したトナーが、現像スリーブが潜像担持体と対向する画
像形成装置内の空間側に移動することが回避され、潜像
担持体等へのトナー付着を防止することができる。請求
項3記載の発明では、現像ユニットの磁石を移動させ現
像スリーブ上の現像剤を回収するので、現像剤の離脱が
容易になり、回収が容易になる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体と、潜像形成手段およびこれら
    部材が内部に配置されている装置本体に対して取外し可
    能な現像ユニットと、現像ユニットから現像剤を回収す
    る現像剤回収部とを備えている画像形成装置であって、 感光体上に形成された静電潜像の可視像処理を行うため
    の現像装置内に収容されている現像剤の回収構造を備え
    た画像形成装置であって、 上記現像剤の回収部は、 上記現像ユニットを固定する手段と、 上記現像ユニットの現像用開口に位置する主磁極を上記
    開口から退避させる磁石回転手段と、 上記現像ユニットに備えられている現像スリ−ブを回転
    駆動する回転駆動手段と、 上記現像用開口から排出される現像剤を回収する回収容
    器と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、 上記現像ユニットは、上記装置本体内で複数備えられて
    いることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の画像形成装置にお
    いて、 上記現像ユニットは、上記現像剤の回収部に対して上記
    現像用開口が下向きになる状態で保持され、上記主磁極
    が現像用開口から退避させられているときに上記回転駆
    動手段により現像スリ−ブが回転させられることを特徴
    とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009015110A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Kyocera Mita Corp トナー回収装置及び画像形成装置
JP2010085485A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8131165B2 (en) 2008-09-29 2012-03-06 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus and waste powder transporting method

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