JP2782771B2 - 作像装置の異常検出装置 - Google Patents

作像装置の異常検出装置

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JP2782771B2 JP1091671A JP9167189A JP2782771B2 JP 2782771 B2 JP2782771 B2 JP 2782771B2 JP 1091671 A JP1091671 A JP 1091671A JP 9167189 A JP9167189 A JP 9167189A JP 2782771 B2 JP2782771 B2 JP 2782771B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、作像装置の異常を検出する装置に関し、詳
しくは、現像器と駆動源との間での異常の発生箇所、及
び、異常の種別を特定し得る装置に関する。
〔従来の技術〕
電子写真方式は、感光体上に形成される静電潜像を、
トナーとキャリアとから成る2成分現像剤中のトナーで
現像し、これを、用紙上に転写し、定着する手法であ
る。
従来、かかる電子写真方式を利用する作像装置とし
て、例えば、複写機、ページプリンタ等の装置が提供さ
れている。
上記装置に於いて、現像プロセスを制御して、再現画
像の画質を最適化するためには、トナー濃度(トナー/
キャリア・比)を所定値近傍に維持しなければならな
い。
このため、現像器の近傍にトナー濃度センサを配置し
て現像器内のトナー濃度を検出し、フィードバックする
制御が行われている。
なお、トナー濃度センサとしては、現像器内の2成分
現像剤の透磁率を検出するセンサが、多用されている。
また、上記2成分現像剤は、作像動作時に於いて、現
像器内のスクリューローラにより、規則的に、撹拌・搬
送される。これにより、トナー濃度センサによる検出値
が、当該現像器内の2成分現像剤の濃度を代表する値
(場所的に偏っていない値)であることが、保証され
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
(1)現像器は、保守・点検、現像色変更、或いは現像
剤の交換等のために、しばしば、作像装置から着脱され
る。該着脱に伴い、現像器内のスクリューローラへの駆
動力伝達機構に、破損等の異常を生じ易い。
このため、駆動力伝達機構の異常の発生箇所を速やか
に検出して、これに対処したいという要請がある。
しかし、該伝達機構の駆動状態を検出するセンサを設
置するのみでは、異常が、駆動力伝達機構の異常である
のか、或いは、センサの異常であるのかを、的確に判別
することはできない。
なお、センサの異常は、作像装置内の磁性トナーによ
る汚れ等により、しばしば発生しがちなトラブルであ
る。
(2)本出願人は、前述のトナー濃度センサによる検出
信号を検討した結果、該信号が、所定の周期で規則的に
脈動していることを見出した。
これは、前記スクリューローラによって、2成分現像
剤が規則的に撹拌・搬送される結果、検出位置での現像
剤の透磁率もまた、規則的に変動するためと考えられ
る。
このことは、上記透磁率の脈動の周期が上記スクリュ
ーローラの回転の周期に一致するとともに、駆動源の回
転の周期とも所定の関係(駆動力伝達機構のギア比等で
定まる関係)にあることを意味する。
したがって、上記透磁率の脈動の周期を、駆動力伝達
機構の作動状態等と比較することにより、異常の種別
(センサの異常であるのか、伝達機構の異常であるのか
の種別)、及び、異常の発生箇所を特定できるものと考
えられる。
(3)本発明は、上述の事情及び知見に基づいてなされ
たものである。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本発明は、感光体表面に形成される静電潜像を2成分
現像剤にて現像する作像装置の異常を検出する装置であ
って、現像器内の2成分現像剤を規則的に撹拌する撹拌
手段と、撹拌手段を駆動する駆動源と、駆動源の駆動を
制御する駆動制御信号を出力する駆動制御手段と、駆動
源から撹拌手段へ駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、
駆動力伝達手段の少なくとも1箇所で、駆動力の伝達状
態を検出する伝達状態検出手段と、現像器内の2成分現
像剤の濃度を検出する濃度検出手段と、撹拌手段の撹拌
動作に伴って生じる濃度検出手段の検出値の規則的な変
動を検出する変動検出手段と、駆動制御信号の状態と、
伝達状態検出手段の検出結果と、変動検出手段の検出結
果との組み合わせに基づき、異常の種別及び発生箇所を
特定する特定手段とを有することを特徴とする。
本発明にかかる作像装置の異常検出装置によると、駆
動源の駆動を制御する駆動制御信号の状態と、駆動力伝
達手段による駆動力の伝達状態を検出する伝達状態検出
手段の検出結果と、濃度検出手段の検出値の規則的な変
動を検出する変動検出手段の検出結果との組み合わせに
基づき、異常の種別及び発生箇所が特定される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を説明する。
**複写機の機構の概略** 第2図は、実施例にかかる複写機の機構の概略を示す
模式図である。
本複写機は、いわゆる原稿台移動形式の複写機であ
り、走査光学系,作像系,用紙処理系から構成される。
〈走査光学系〉 走査光学系は、原稿を載置して走査時に移動する原稿
台・原稿カバー11と、原稿面を照射する露光ランプ13
と、原稿面からの反射光を作像系の感光体ドラム35に導
くセルフォックレンズアレイ17と、原稿面からの反射光
の強度を検出する受光素子15とを有する。
露光走査時に於いて、原稿台・原稿カバー11は、ま
ず、矢印a方向に移動して、定位置に復帰する。該定位
置への復帰は、定位置スイッチ33のONによって検出され
る。
次に、矢印b方向への移動を開始して、露光走査を実
行するとともに、レジストスイッチ31のONタイミング
で、作像系へのレジストタイミング信号を発生する。そ
の後、作像系から送信されるリターン信号に応じて、矢
印a方向への復帰動作を行う。
〈作像系〉 作像系は、セルフォックレンズアレイ17を介して導か
れる画像反射光に応じて静電潜像を形成する感光体ドラ
ム35を中心に構成される。
感光体ドラム35の周囲には、感光体ドラム35の表面を
一様に帯電するための帯電チャージャ21、感光体ドラム
35の表面に形成される静電潜像をトナー現像するための
現像器23、感光体ドラム35の表面に顕像化されるトナー
像を用紙上に転写するための転写チャージャ25、トナー
像を転写された用紙を感光体ドラム35から分離するため
の分離チャージャ27、感光体ドラム35の表面に残留する
トナーを除去するためのクリーニング装置29、感光体ド
ラム35の表面の残留電荷を除去するためのイレースラン
プ19が配置されている。
また、現像器23の上部には、トナーホッパ22が配置さ
れており、該トナーホッパ22内のトナーは、トナー補給
モータ24の回転により、現像器23内に供給される。
一方、現像器23の内部には、第3図及び第4図に示す
ように、現像スリーブ23a、及び、メインモータ37によ
って駆動されるスクリュー23b、23cが配置されており、
トナーホッパ22から供給されるトナーは、まず、スクリ
ュー23cにより、該スクリュー23cの左端側から右端側に
搬送された後、スクリュー23b側に移送され、その後、
スクリュー23bによって、該スクリュー23bの右端側から
左端側に搬送される。以下、同様にして、スクリュー23
c、23bにより現像器内を循環搬送される。なお、スクリ
ュー23bによる搬送中に、トナーの一部が現像スリーブ2
3aの表面に移載される。
また、スクリュー23cの下部には、トナー濃度検出セ
ンサ51が配置されており、トナーとキャリアとから成る
2成分現像剤のトナー/キャリア濃度(T/C)として、
その透磁率を検出している。なお、上述のように、現像
器23内の現像剤は、スクリュー23b、23cによって循環搬
送されている。このため、トナー濃度検出センサ51によ
って検出される現像剤の透磁率は、後に詳述するよう
に、脈動する。
〈用紙処理系〉 用紙処理系では、給紙,搬送,定着,排出が行われ
る。
即ち、用紙収納カセット39から給紙ローラ41によって
引き出された用紙は、レジストローラ対43で一旦停止さ
れた後、走査光学系からのレジストタイミング信号に応
じて感光体ドラム35〜転写チャージャ25間に送られ、ま
ず、トナー像を転写される。
次に、トナー像を転写された用紙は、分離チャージャ
27によって感光体ドラム35から分離され、搬送ベルト45
によって定着装置47に搬送され、トナー像の定着処理を
施される。その後、機外の排紙トレイ49上に排出され
る。
〈メインモータの駆動力伝達機構〉 第5図は、メインモータ37による駆動力の伝達機構を
示す斜視図である。
メインモータ37の出力軸37aには、プーリ61、プーリ6
7が同軸的に取着されている。
プーリ61は、タイミングベルト65を介してプーリ63に
接続され、該プーリ63は、ドッキングギア69と同軸的に
回転する。さらに、ドッキングギア69にはバケットギア
71が噛合し、該バケットギア71は、スリーブローラ軸23
Aと同軸的に回転するスリーブギア73及びアイドルギア7
5に噛合する。さらに、該アイドルギア75は、スクリュ
ー軸23Cと同軸的に回転するスクリューギア77に噛合す
る。このようにして、メインモータ37の回転は、スクリ
ュー23Cに伝達される。
また、スクリュー軸23Cには、マグネット回転円板55a
が同軸的に固着されており、該マグネット回転円板55a
の回転は、近接して配置されたホール素子55bによって
検出され、第1図(後述)に示す信号Vlとして出力され
る。即ち、マグネット回転円板55a及びホール素子55bに
よって、スクリュー23Cの回転速度検出装置が構成され
る。
一方、前記プーリ67は、図示しない駆動力伝達機構、
及びギア81を介して、感光体ドラム35の主軸と同軸的に
回転するギア83に接続されている。
また、メインモータ37の出力軸には、前記スクリュー
23Cの場合と同様に、マグネット回転円板56aが固着され
ており、前記と同様にして配置されたホール素子56bに
よって、その回転が検出されるようにされている。これ
らによりメインモータ37の回転速度検出装置が構成さ
れ、第1図(後述)に示す信号Vhとして出力される。
**制御回路の構成** 第1図は、上記複写機の制御回路の構成を示すブロッ
ク図であり、第6図〜第9図は、第1図中の各信号の状
態を説明する図である。
本制御回路のCPUの各入力ポートには、 ポートP2:トナー濃度センサ51からの補給要求信号Vc
(L:補給要求) ポートP3:トナー濃度センサ51の出力の脈動状態を示す
信号Vg(L:脈動) ポートP4:メインモータ37の回転状態を示す信号Vk(L:
回転) ポートP5:スクリュー23Cの回転状態を示す信号Vo(L:回
転) が、それぞれ入力する。
また、出力ポートP6からは、メインモータ37に対する
駆動制御信号(L:駆動)が出力される。
なお、上記以外の信号の入出力に関しては、一括して
示す。
以下、各信号について詳述する。なお、第6図は、ト
ナー濃度センサ51が脈動状態の信号を発している場合の
各出力を示し、第7図は、信号の脈動が暫時停止してい
る場合の各出力を示している。第6図と第7図の各
(a)〜(d)は互いに対応している。
i)信号Vc(第6図,第7図) トナー濃度センサ51の出力信号Va(現像剤の透磁率を
示す信号:信号Vaの値は、トナー濃度に比例する)は、
前述のように、スクリュー23Cの回転の影響により、第
6図(a)に示すように脈動している。このため、上記
信号Vaは、まず、ローパスフィルタ(CR回路)により平
滑化され、第6図(b)に示す信号Vbとされる。該信号
Vbは、コンパレータにより基準値Veと比較され、濃度信
号Vcとされる。
基準値Veは、トナー不足時に濃度信号Vcの値がローレ
ベル(L)となるように選ばれる。また、CPUは、濃度
信号Vcの値がローレベル(L)となったときに、補給モ
ータ24のドライバに対して補給要求信号を出力する。
ii)信号Vg(第6図,第7図,第9図) まず、トナー濃度センサの出力信号Vaと該信号Vaを平
滑化して得た信号Vbとをコンパレータにより比較して、
パルス信号Vd(Vaの脈動と同一周波数のパルス信号)を
得る。次に、該パルス信号Vdを、周波数/電圧(F/V)
変換して、上記周波数に比例するアナログ電圧信号Vfを
得、これを、コンパレータにより基準値と比較すること
により、信号Vgを得る。
上記よりわかるように、トナー濃度センサの出力信号
Vaの脈動がなくなると、上記アナログ電圧信号Vfの値が
低下し、信号Vgの状態はハイレベル(H)となる。
iii)信号Vk(第8図,第9図) まず、メインモータ37の回転速度検出手段56からの出
力信号Vhを、コンパレータにより、該信号Vhと同一周波
数のパルス信号Viに変換する。次に、該パルス信号Vi
を、周波数/電圧(F/V)変換して、上記周波数に比例
するアナログ電圧信号Vjとし、これを、コンパレータに
よって基準値と比較することにより、信号Vkを得る。
上記よりわかるように、メインモータ37の回転速度が
低下して、上記アナログ電圧信号Vjの値が上記基準値よ
りも低下すると、信号Vkの状態はハイレベル(H)とな
る。
iv)信号Vo(第9図) まず、スクリュー23Cの回転速度検出手段55からの出
力信号Vlを、コンパレータにより、該信号Vlと同一周波
数のパルス信号Vmに変換する。次に、該パルス信号Vm
を、周波数/電圧(F/V)変換して、上記周波数に比例
するアナログ電圧信号Vnとし、これを、コンパレータに
よって基準値と比較することにより、信号Voを得る。
上記よりわかるように、スクリュー23Cの回転速度が
低下して、上記アナログ電圧信号Vnの値が上記基準値よ
りも低下すると、信号Voの状態はハイレベル(H)とな
る。
以上の各信号Vg,Vk,Vo、及びメインモータの駆動制御
信号の状態に基づいて、後に詳述するように、異常検出
処理(第12図)における異常・正常の判定が行われる。
**CPUでの処理の説明** 以下、制御CPUでの処理に即して、本実施例装置の作
動を説明する。
(1)メインルーチン 第10図は、CPUでの処理のメインルーチンを示すフロ
ーチャートである。
CPUは、例えば、電源のONによって処理を開始し、ま
ず、初期設定を行う(S1)。
ステップS3で、1ルーチンの実行時間を規定する内部
タイマをスタートし、ステップS5で信号の入力処理を行
う。
ステップS7では異常の有無を判定し、異常の無い場合
はコピー制御処理を実行し(S9)、一方、異常のある場
合は異常処理を実行する(S11)。コピー制御処理(S
9)については、後に詳述する。
ステップS13は、本CPUで実行される処理であって、上
記で言及されない処理を一括して示すステップである。
例えば、JAMトラブル等の検出処理,表示データの処
理,制御用タイマのカウント処理等である。
ステップS15では、制御信号等の出力処理を実行す
る。
その後、ステップS17で内部タイマの終了を待機した
後、前記ステップS3に戻り、以上の処理(S3〜S17)を
繰り返して実行する。
(2)コピー制御ルーチン 第11図は、前記ステップS9(コピー制御ルーチン)で
の処理の詳細を示すフローチャートである。
〈a〉待機及び開始時 ステップS101〜S107は、コピー動作開始時の処理であ
る。
即ち、コピー動作の開始を指令するための図示しない
プリントキーのONを待機し(ステップS101;YES,and,S10
3;NO→メインンルーチンへリターン)、プリントキーの
ONエッジが検出されると(S103;YES)、メインモータ,
イレースランプ19,及び給紙モータをONし(S105)、ま
た、フラグF1をセットする(S107)。フラグF1は、コピ
ー中であることを示すフラグである。
〈b〉露光走査時 プリントキーのONに対応して、原稿台・原稿カバー11
が第2図中a方向に移動し、定位置に復帰すると(S10
9;YES)、帯電チャージャ21,転写チャージャ25,露光ラ
ンプ13,及びスキャン開始信号をONし、また、フラグF2
をセットする(S111,S113)。フラグF2は、露光走査中
であることを示すフラグである。
さらに、異常検出処理のサブルーチンを実行する(S1
17)。異常検出処理は、第12図の説明にて詳述するよう
に、トナー濃度センサ51,駆動経路,又はメインモータ3
7等の異常を検出し、異常の種類に応じて対処するため
の処理であり、フラグF2がセットされている間、実行さ
れる(S115;YES→S117)。
また、スキャン開始信号のON(S111)により原稿台11
が第2図中b方向に移動して、レジストスイッチ31をON
すると、そのONエッジに対応して(S119;YES)、レジス
トローラ43のクラッチをONする(S123)。これにより、
用紙は、感光体ドラム35〜転写チャージャ25間に送り出
される。
〈c〉復帰動作時 設定された最大スキャン長をスキャンし終えたタイミ
ングで(S125;YES)、フラグF2をリセットし(S127)、
露光ランプをOFFする(S129)。フラグF2がリセットさ
れると(S115;NO)、走査光学系へのリターン信号がON
される(S121)。これにより、原稿台11の第2図中a方
向への移動(復帰動作)が開始される。
〈d〉コピー終了処理 設定された枚数分のコピー動作(最終の復帰動作)が
終了すると(S131;YES)、フラグF1がリセットされ(S1
33)、所定の停止動作処理(S135)が実行される。
(3)異常検出ルーチン 第12図は、異常検出ルーチン(S117)での処理を示す
フローチャートである。
本処理では、各信号Vg,Vk,Voの状態、及びメインモー
タ37への駆動制御信号の状態に基づいて異常の有無が判
定され、異常時には、異常の種類に応じた処理が実行さ
れる。
〈a〉正常時. 入力ポートP3〜P5,及び、出力ポートP6の信号レベル
が全てローレベル(L)である場合は(S201〜S207;YE
S)、正常であると判定される。
メインモータへの駆動信号の出力中に、メインモータ
及びスクリューの回転が検出され、トナー濃度センサの
出力も脈動しているためである。
〈b〉トナー濃度センサ異常時. この場合は、警告表示が行われ、コピー動作が停止さ
れる(S213,S365)。
なお、トナー濃度センサの異常判定には、以下の2態
様がある。
i)信号Vgのみがハイレベル(H)であり、他の信号が
全てローレベル(L)である場合には、トナー濃度セン
サが異常であると判定される(S211)。
メインモータへの駆動信号が出力され、メインモータ
及びスクリューローラが正常に回転しているにもかかわ
らず、トナー濃度センサの出力が脈動していないからで
ある。
ii)信号Vgのみがローレベル(L)であり、他の信号が
全てハイレベル(H)である場合にも、トナー濃度セン
サが異常であると判定される(S363)。
メインモータへの駆動信号が出力されず、メインモー
タ及びスクリューローラが停止しているにもかかわら
ず、トナー濃度センサの出力が脈動しているからであ
る。
〈c〉スクリュー回転センサ異常時. この場合は、コピー動作の実行には支障が無いため、
警告表示のみが行われる(S225,S353)。
なお、スクリュー回転センサの異常判定には、以下の
2態様がある。
i)信号Voのみがハイレベル(H)であり、他の信号が
全てローレベル(L)である場合には、スクリュー回転
センサが異常であると判定される(S223)。
メインモータへの駆動信号が出力され、メインモータ
が正常に回転し、トナー濃度センサの出力が脈動してい
るにもかかわらず、スクリューの回転が検出されないか
らである。
ii)信号Voのみがローレベル(L)であり、他の信号が
全てハイレベル(H)である場合にも、スクリュー回転
センサが異常であると判定される(S351)。
メインモータへの駆動信号が出力されず、メインモー
タが停止し、トナー濃度センサの出力も脈動していない
にもかかわらず、スクリューの回転が検出されるためで
ある。
〈d〉駆動系異常時. メインモータへの駆動信号が出力され、メインモータ
の回転が検出されているにもかかわらず、スクリューの
回転が検出されず、トナー濃度センサの出力も脈動して
いない場合には、メインモータからスクリューへ駆動力
を伝達する駆動系に異常が発生したものと判定される
(S231)。
この場合は、警告表示が行われ、コピー動作が停止さ
れる(S233)。
〈e〉モータ回転センサ異常時. この場合は、コピー動作の実行には支障が無いため、
警告表示のみが行われる(S247,S333)。
なお、モータ回転センサの異常判定には、以下の2態
様がある。
i)信号Vkのみがハイレベル(H)であり、他の信号が
全てローレベル(L)である場合には、モータ回転セン
サが異常であると判定される(S245)。
メインモータへの駆動信号が出力され、スクリューが
正常に回転し、トナー濃度センサの出力が脈動している
にもかかわらず、モータの回転が検出されないためであ
る。
ii)信号Vkのみがローレベル(L)であり、他の信号が
全てハイレベル(H)である場合にも、モータ回転セン
サが異常であると判定される(331)。
メインモータへの駆動信号が出力されず、スクリュー
が停止し、トナー濃度センサの出力も脈動していないに
もかかわらず、モータの回転が検出されるためである。
〈f〉モータ回転センサ、及びトナー濃度センサの異常
時. メインモータへの駆動信号が出力されているにもかか
わらず、メインモータの回転が検出されず、スクリュー
の回転が検出されているにもかかわらず、トナー濃度セ
ンサの出力が脈動していない場合には、モータ回転セン
サ、及びトナー濃度センサが異常であると判定される
(S251)。
この場合は、警告表示が行われ、コピー動作が停止さ
れる(S253)。
〈g〉モータ回転センサ、及びスクリュー回転センサ異
常時. メインモータへの駆動信号が出力されているにもかか
わらず、メインモータの回転が検出されず、スクリュー
の回転が検出されないにもかかわらず、トナー濃度セン
サの出力が脈動している場合には、モータ回転センサ、
及びスクリュー回転センサが異常であると判定される
(S263)。
この場合は、コピー動作には支障が無いため、警告表
示のみが行われる(S265)。
〈h〉モータ異常時. メインモータへの駆動信号が出力されているにもかか
わらず、メインモータの回転及びスクリューの回転が検
出されず、また、トナー濃度センサの出力が脈動しない
場合は、メインモータが異常であると判定される(S27
1)。
この場合は、警告表示が行われ、コピー動作が停止さ
れる(S273)。
〈i〉モータ制御基板異常時. メインモータへの駆動信号が出力されていないにもか
かわらず、メインモータの回転及びスクリューの回転が
検出され、トナー濃度センサの出力が脈動している場合
は、モータ制御基板の異常と判定される(S307)。
この場合は、警告表示が行われ、コピー動作が停止さ
れる(S309)。
〈j〉制御系異常時. この場合は、警告表示が行われ、また、コピー動作が
停止される(S313,S325,S347)。
なお、制御系の異常判定には、以下の3態様がある。
i)メインモータへの駆動信号が出力されていないにも
かかわらず、メインモータ及びスクリューの回転が検出
され、しかも、トナー濃度センサの出力が脈動していな
い場合は、制御系の異常と判定される(S311)。
ii)メインモータへの駆動信号が出力されないにもかか
わらず、メインモータの回転が検出され、スクリューの
回転が検出されないにもかかわらず、トナー濃度センサ
の出力が脈動している場合も、制御系の異常と判定され
る(S323)。
iii)メインモータへの駆動信号が出力されず、したが
って、メインモータの回転が検出されず、トナー濃度セ
ンサの出力も脈動していないにもかかわらず、スクリュ
ーの回転が検出された場合も制御系の異常と判定される
(S345)。
以上述べたようにして、本制御CPUでの処理が実行さ
れ、正常・異常の判定が行われるとともに、異常が発生
した場合には、その種類の判定、及びその対処が行われ
る。
[発明の効果] 本発明にかかる作像装置の異常検出装置によれば、異
常の種別、すなわち、検出手段の異常か、駆動系の異常
かが判別され、さらに、異常の発生箇所がどこであるの
かが詳細に特定されるため、異常の種別及び発生箇所に
応じて速やかに適切な処置を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例にかかる異常検出装置を搭載する複写機
の制御回路の構成を示すブロック図、第2図は該複写機
の機構を示す模式図、第3図は該複写機の現像器の機構
の説明図、第4図は該現像器の内部を示す説明図、第5
図はメインモータ〜現像器間の駆動力伝達機構を示す斜
視図、第6図及び第7図は第1図の信号Va〜Ve間の波形
の関係を示す波形図であり、第6図はトナー濃度センサ
の出力が脈動している場合、第7図は脈動していない場
合をそれぞれ示す。第8図はモータ回転検出センサの出
力信号Vh〜Vi間の波形の関係を示す波形図、第9図はメ
インモータの駆動信号,メインモータの回転状態,スク
リューローラの回転状態,トナー濃度センサの出力状態
に応じて、異常・正常を判定する基準を示す説明図、第
10図は第1図の制御CPUでの処理のメインルーチンを示
すフローチャート、第11図(A)(B)は第10図のコピ
ー制御処理(S9)での処理を示すフローチャート、第12
図(A)(B)は第11図の異常検出処理(S117)での処
理を示すフローチャートである。 Vc:トナー補給要求信号 Vg:トナー濃度脈動信号 Vk:メインモータ回転信号 Vo:スクリュー回転信号
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体表面に形成される静電潜像を2成分
    現像剤にて現像する作像装置の異常を検出する装置であ
    って、 現像器内の2成分現像剤を規則的に撹拌する撹拌手段
    と、 撹拌手段を駆動する駆動源と、 駆動源の駆動を制御する駆動制御信号を出力する駆動制
    御手段と、 駆動源から撹拌手段へ駆動力を伝達する駆動力伝達手段
    と、 駆動力伝達手段の少なくとも1箇所で、駆動力の伝達状
    態を検出する伝達状態検出手段と、 現像器内の2成分現像剤の濃度を検出する濃度検出手段
    と、 撹拌手段の撹拌動作に伴って生じる濃度検出手段の検出
    値の規則的な変動を検出する変動検出手段と、 駆動制御信号の状態と、伝達状態検出手段の検出結果
    と、変動検出手段の検出結果との組み合わせに基づき、
    異常の種別及び発生箇所を特定する特定手段と を有する作像装置の異常検出装置。
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