JPH10108520A - 刈払機のハンドル構造 - Google Patents

刈払機のハンドル構造

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JPH10108520A
JPH10108520A JP8266104A JP26610496A JPH10108520A JP H10108520 A JPH10108520 A JP H10108520A JP 8266104 A JP8266104 A JP 8266104A JP 26610496 A JP26610496 A JP 26610496A JP H10108520 A JPH10108520 A JP H10108520A
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axis
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Tadahiro Ookubo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右に大きく張り出したハンドル部材が展示
時等に広いスペースを必要とするとともに、搬送すると
きにハンドル部材を分解する必要があるので取外し作業
や取付け作業に時間と労力を要する。 【解決手段】 回動自在に支持したハンドル部材Hのハ
ンドル取付軸心vをパイプ軸心wに対して所定角度αで
交差させるとともに所定角度で曲折している。このよう
にハンドル部材Hの取付角度と形状とを設定することに
より、ハンドル部材Hを作業位置R1 に回動させた状態
ではグリップ部gが所定の開き角度で張り出した状態と
なるので通常の操作ができ、格納位置R2 に回動させた
状態ではハンドル部材Hがパイプpに近接するのでコン
パクトに格納することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願に係る発明は、雑草
等を刈り取る刈払機を操作するためのハンドル構造に関
するものであり、特に容易に格納ができて省スペースと
なる刈払機のハンドル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、雑草等を刈り取るために刈払
機が使用されている。この刈払機は、図10の刈払機を
示す斜視図、および図11のハンドル部材取付部の拡大
斜視図に示すように、後端にエンジンeを設けたパイプ
pの前端に刈刃cが設けられ、エンジンeによってパイ
プp内に設けられた駆動軸が駆動されて先端の刈刃cを
回転させて刈り取り作業を行うものである。
【0003】上記パイプpの所定位置にはボルトjによ
り固定された取付部材bが設けられており、この取付部
材bから左右にハンドル部材hが設けられている。この
ハンドル部材hは、パイプpの軸心wと直交するハンド
ル取付軸心vに沿って左右に所定距離出た位置から斜め
上方に向けて曲折され、その先端にグリップ部gが形成
されたものである。
【0004】このハンドル部材hは、数メートルもある
雑草を刈り取りながら刈刃cで払い除けるように作業を
行うこともあるため、この時に作用する大きな力に抗す
るために両端のグリップgが肩幅程度の開き角度となる
ように張り出して設けられており、このハンドル部材h
をパイプpに取り付ける取付部材bは、複数本のボルト
jによって強固に固定されている。このハンドル部材h
のエンジン側には刈払機m全体の重量を作業者が保持す
るための吊具fが設けられ、この吊具fの周囲には作業
者の体に当接するクッション材dが設けられている。i
は保護カバーである。
【0005】このような刈払機mを使用する場合、吊具
fに係止した図示しないベルトによって刈払機全体の重
量を作業者が保持した状態で、ハンドル部材hの両端に
設けられたグリップ部gを持って刈刃c側を左右に揺動
させるようにして刈り取り作業を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
刈払機mを販売先等へ搬送する場合、図12の刈払機の
梱包状態を示す斜視図に示すように、所定の大きさの箱
k等によって梱包することとなるが、搬送費用や搬送効
率等を考慮するとできるだけ小さな箱kによって搬送す
ることが好ましい。
【0007】しかしながら、刈払機mは上記したように
ハンドル部材hがパイプpの左右に大きく張り出してい
るため、箱kの大きさを小さくするためにはハンドル部
材hを取り外して梱包する必要がある。このようにハン
ドル部材hを取外す場合、取付部材bを強固に固定して
いる複数本のボルトjを緩めてハンドル部材hを取外す
ことにより分解して梱包することとなるが、このハンド
ル部材hの取り外し作業に時間と労力を要するととも
に、搬送先での取付け作業にも時間と労力を要すること
となる。
【0008】一方、このような刈払機mを店頭に展示す
る場合、左右に大きく張り出したハンドル部材hがある
ため、所定のスペースに展示できる台数が限られてしま
い、多くの製品を展示できない場合がある。このことは
店頭以外の場所に格納する場合でも同様であり、不使用
時に刈払機を格納するために広いスペースを要してしま
う。
【0009】このように、刈払機mの左右に大きく張り
出したハンドル部材hにより、搬送時にはハンドル部材
の組立て作業に労力や時間を要し、展示時等には広いス
ペースを要してしまう。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために、この出願に係る発明は、回動自在に支持し
たハンドル部材のハンドル取付軸心をパイプ軸心に対し
て所定角度で交差させるとともに所定角度で曲折してい
る。このようにハンドル部材の取付角度と形状とを設定
することにより、ハンドル部材を作業位置に回動させた
状態ではグリップ部が所定の開き角度で張り出した状態
となるので通常の操作ができ、格納位置に回動させた状
態ではハンドル部材がパイプに近接するのでコンパクト
に格納することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】この出願に係る発明は、後端にエ
ンジンを設け前端に刈刃を設けて駆動軸を内包したパイ
プの所定位置に設けた取付部材に、ハンドル部材を回動
自在に支持し、この取付部材のハンドル取付軸心をパイ
プ軸心に対して所定角度で交差するように形成し、この
取付部材に前記ハンドル部材を作業位置で固定した状態
で、このハンドル部材を、取付部材から所定距離離れた
位置で前記ハンドル取付軸心の交差方向と逆方向に所定
角度で曲折し、この曲折位置から所定距離離れた位置で
立ち上げるように所定方向に曲折して端部にグリップ部
を形成している。このように、ハンドル取付軸心をパイ
プ軸心に対して所定角度で交差させ、ハンドル部材を所
定位置でハンドル取付軸心の交差方向と逆方向に曲折す
るとともに、この位置から所定距離離れた位置で立ち上
げるように所定方向に曲折してグリップ部を形成すれ
ば、ハンドル部材を前方又は後方に回動させると、作業
位置ではグリップを通常の位置にでき、格納位置ではグ
リップをパイプに近接させることができる。
【0012】上記取付部材のハンドル取付軸心を、パイ
プ軸心に対して左右が前後逆方向の所定角度で交差する
ように形成すれば、左右のハンドル部材を同一形状に曲
折した同一部材にすることができる。
【0013】また、上記取付部材のハンドル取付軸心
を、平面視においてパイプの左側が前方に位置するよう
に交差させれば、パイプの左側に立つ作業者の体を避け
るようにハンドル部材を形成することができる。
【0014】さらに、取付部材に、ハンドル部材を作業
位置に回動させた状態で係止する係止手段を設ければ、
ハンドル部材を作業位置で確実に固定することができ
る。
【0015】また、係止手段を、取付部材とハンドル部
材とに設けた凹凸嵌合部と、該取付部材をハンドル部材
に押圧する1本の固定部材とで構成すれば、1本の固定
部材を操作することにより凹凸嵌合部を嵌合又は解除さ
せてハンドル部材の固定又は回動を容易に行うことがで
きる。
【0016】
【実施例】以下、この出願に係る発明の一実施例を図面
に基づいて説明する。図1はこの出願に係る発明の第1
実施例のハンドル構造N1 を具備した刈払機Mを示す斜
視図であり、図2は図1のハンドル部材の取付部を示す
拡大斜視図、図3は同拡大平面図である。なお、以下の
説明では、上述した図8の刈払機mと同一の構成には同
一符号を付して説明する。
【0017】図示するように、刈払機Mとしては、後端
にエンジンeを設けたパイプpの前端に刈刃cが設けら
れ、エンジンeによってパイプp内に設けられた駆動軸
が駆動されて先端の刈刃cが回転させられる。このパイ
プpの所定位置には取付部材B1 が設けられており、こ
の取付部材B1 から左右にハンドル部材Hが設けられて
いる。なお、fは刈払機M全体の重量を保持する吊具で
あり、吊具fの周囲には作業者の体に当接するクッショ
ン材dが設けられている。
【0018】上記ハンドル部材Hは、パイプpの所定位
置に設けられた取付部材B1 に回動自在に支持されてお
り、この第1実施例では取付部材B1 のハンドル取付軸
心vを、パイプ軸心wに対して左右が前後逆方向の同一
所定角度αを成して交差するように取着されている。
【0019】そして、この左右のハンドル部材Hは、取
付部材B1 に支持部Haを作業位置R1 で固定された状
態で、取付部材B1 から所定距離離れた曲折位置sをハ
ンドル取付軸心vが前後逆方向となる所定角度で曲折さ
れ、この曲折位置sから左右方向に所定距離離れた曲折
位置tから立ち上がるように斜め上側方へ向けて所定角
度で曲折され、その先端にグリップ部gが設けられてい
る。
【0020】このようにハンドル取付軸心vをパイプ軸
心wと所定角度で交差させたのは、ハンドル部材Hを回
動させたときにグリップ部gがパイプ側に回動するよう
にするためであり、曲折位置sで逆方向に曲折させたの
は、両グリップ部gをパイプpとほぼ直交する位置に戻
すためであり、曲折位置bで立ち上げるように曲折させ
たのは、作業者が従来と同様に両グリップ部gを持って
作業ができるような開き角度にするためである。つま
り、2段に曲折することにより、ハンドル取付軸心vを
傾斜させて回動可能に設けたハンドル部材Hのグリップ
部gを、作業位置R1 で従来と同等位置にし、格納位置
2 でパイプpに近接させるためである。
【0021】また、この第1実施例では、上記取付部材
1 のハンドル取付軸心vを、平面視においてパイプp
の左側が前方に向けて交差するようにしており、このよ
うにパイプpの左側のハンドル部材Hを前方へ向けるこ
とにより、ハンドル部材Hの曲折位置sがパイプpの左
側部に立つ作業者の体を避けるようにして作業性を向上
させている。
【0022】さらに、この第1実施例では、ハンドル取
付軸心vをパイプ軸心wに対して左右が前後逆方向に所
定角度を成して交差するように取着しているため、左右
のハンドル部材Hを同一の部材で構成することが可能と
なる。このように、同一のハンドル部材Hを製造して左
右のハンドル部材Hを共用することにより製造および組
立の効率化を図ることができる。
【0023】図4は上述したハンドル部材を支持する取
付部材を示す拡大平面図であり、図5は同拡大正面図、
図6は図4のA−A断面図である。これらの図面に基づ
いて上記取付部材B1 を詳細に説明する。
【0024】図示するように、取付部材B1 は、上記パ
イプpを上下方向から挟持する上固定材1と下固定材2
とが左右のボルト3によって所定位置に強固に固定さ
れ、この上固定材1の上部にキャップ材4を設けること
により、上固定材1とキャップ材4の間で上記ハンドル
部材Hが支持されている。この上固定材1とキャップ材
4のハンドル部材Hを支持する部分は、ハンドル取付軸
心vがパイプ軸心wと所定角度αで交差すような傾斜角
度に形成されている。このキャップ材4は、固定部材た
る1本のノブナット5によって上固定材1に取付けられ
ており、1本のノブナット5を締めればハンドル部材H
を作業位置R1 又は格納位置R2 で容易に固定すること
が可能で、緩めればハンドル部材Hの回動が容易に可能
となる。なお、9は駆動軸である。また、上記パイプp
と上固定材1および下固定材2との間に防振ゴムを設け
てもよい。
【0025】また、この第1実施例では、ハンドル部材
Hの取付部側端部に鍔部6を設け、上記上固定材1にこ
の鍔部6と係合する溝部7を設けることにより、キャッ
プ材4を緩めれば回動は可能であるが、鍔部6が溝部7
に係合して抜けることはないようにしている。
【0026】この取付部材B1 のハンドル取付軸心vを
パイプ軸心wに対して交差させる所定角度αと、ハンド
ル部材Hの曲折位置sと曲折位置tとの曲折角度として
は、例えば所定角度αを20度〜40度程度にし、曲折
位置sと曲折位置tとの曲折角度を110度〜150度
程度にすれば、ハンドル部材Hを作業位置R1 に回動さ
せた時にグリップ部材gの位置を従来と同等位置にで
き、格納位置R2 に回動させた時にエンジンe幅以内と
なるようにできるので、好ましい。なお、これらの所定
角度は様々な組合せが可能であり、刈払機Mの大きさや
能力によって決定すればよい。また、上記以外の組合せ
も可能であり、左右で異なっても良く、上記角度に限定
されるものではない。
【0027】さらに、この実施例では、取付部材B
1 に、ハンドル部材Hを作業位置R1 に回動させた状態
で係止する係止手段Lが設けられており、この係止手段
Lによってハンドル部材Hを作業位置R1 で強固に固定
できるようにしている。この係止手段Lは、キャップ材
4に設けられた突起4aと、ハンドル部材Hに設けられ
た孔Haとから成る凹凸嵌合部と、キャップ材4を上固
定材1に固定するノブナット5とによって構成されてお
り、ハンドル部材Hを作業位置R1 に回動させてキャッ
プ材4を上固定材1に固定すれば、突起4aが孔Haに
嵌合してハンドル部材Hを作業位置R1 で強固に係止す
ることができる。この実施例では係止手段Lの凹凸嵌合
部を突起4aと孔Haによって構成しているが、鍔部6
を係止するような構成であってもよく、この構成に限定
されるものではない。
【0028】このような係止手段Lを設けることによ
り、例えば、数mの雑草を刈り取りながら払い除けて作
業する場合のように、払い除ける時にパイプpの先端に
大きな荷重が作用してパイプpが撓んだとしても、強固
に係止されたハンドル部材Hによって刈り取り作業を続
けることができる。
【0029】さらに、上固定材1とキャップ材4との間
には、キャップ材4をハンドル部材Hに押圧するノブナ
ット5と同軸上に弾性部材たる圧縮バネ8が設けられて
おり、この圧縮バネ8のバネ力をノブナット5の押圧力
に抗する方向に作用させている。したがって、ノブナッ
ト5を緩めればキャップ材4が浮き上がって隙間が形成
されるので、キャップ材4によるハンドル部材Hの固定
を容易に解除してハンドル部材Hの回動作業を容易に行
える。
【0030】図7は、上記構成による刈払機のハンドル
構造N1 を具備した刈払機Mの梱包状態を示す斜視図で
あり、上記したように構成された第1実施例のハンドル
構造N1 によれば、所定位置で曲折されたハンドル部材
Hをハンドル取付軸心vとパイプ軸心wとが所定角度で
交差するように取着しているため、ノブナット5を緩め
て左右のハンドル部材Hを前後方向に回動させれば、作
業位置R1 ではグリップ部gが通常の位置となり、格納
位置R2 ではグリップ部gがパイプpに近接した位置と
なる。したがって、ハンドル部材Hをパイプpに近接す
る位置まで回動させた格納位置R2 では、刈払機Mの幅
方向の突出部材がなくなり、幅寸法をエンジンe幅と同
等のコンパクトに形成することができる。
【0031】このようにして格納状態をコンパクトに形
成すれば、箱kに梱包して搬送する場合でもハンドル部
材Hを取外すことなく梱包できるので、分解や組立作業
がなくなって作業性が向上するとともに、設置スペース
も少なくなる。
【0032】図8はこの出願に係る発明の第2実施例の
ハンドル構造N2 を示すハンドル部材取付部の拡大斜視
図であり、この第2実施例では、取付部材B2 のハンド
ル取付軸心vが、左右両方共、パイプ軸心wに対して前
方に向けて所定角度αで交差するように取着されてい
る。そして、上記第1実施例と同様に、取付部材B2
ハンドル部材Hを作業位置R1 で固定された状態で、取
付部材B2 から所定距離離れた曲折位置sをハンドル取
付軸心vと逆方向に所定角度で曲折され、この曲折位置
sから左右方向に所定距離離れた曲折位置tより立ち上
げるように所定角度で斜め上方に向けて曲折され、その
先端にグリップ部gが形成されている。なお、この場合
には左右のハンドル部材Hは勝手反対に曲折された物が
用いられる。
【0033】このように両方のハンドル部材Hのハンド
ル取付軸心vを前方に向けて所定角度αで傾斜させたと
しても、両方のハンドル部材Hを前方に回動させれば、
上記第1実施例と同様に、作業位置R1 ではグリップ部
gを通常の位置にし、格納位置R2 ではグリップ部gを
パイプpに近接させてコンパクトに形成することができ
る。
【0034】図9はこの出願に係る発明の第3実施例の
ハンドル構造N3 を示すハンドル部材取付部の拡大斜視
図であり、この第3実施例では、取付部材B3 のハンド
ル取付軸心vが、左右両方共、パイプ軸心wに対して後
方に向けて所定角度αで交差するように取着されてい
る。この第3実施例も上記第2実施例と同様にハンドル
部材Hが曲折されており、このように両方のハンドル部
材Hのハンドル取付軸心vを後方に向けて傾斜させたと
しても、両方のハンドル部材Hを後方に回動させれば、
上記第2実施例と同様に、作業位置R1 ではグリップ部
gを通常の位置にし、格納位置R2 ではグリップ部gを
パイプpに近接させてコンパクトに形成することができ
る。
【0035】なお、上記いずれの実施例も、左右のハン
ドル部材Hを同一の所定角度で曲折した例を示している
が、左右のハンドル部材Hの交差角度や曲折角度、ある
いは曲折位置は変えてもよく、刈払機Mの大きさや使用
条件等に応じて適宜設定すればよい。また、上記実施例
では円形のハンドル部材Hを例にしているが、ハンドル
部材Hは円形以外の多角形であってもよい。
【0036】
【発明の効果】この出願に係る発明は、以上説明したよ
うな形態で実施され、以下に記載するような効果を奏す
る。
【0037】ハンドル部材のハンドル取付軸心をパイプ
軸心に対して所定角度で交差するように取着するととも
に、ハンドル部材を所定位置で曲折して所定形状とした
ことにより、ハンドル部材を作業位置に回動させると通
常の刈り取り作業ができ、格納位置に回動させるとグリ
ップ部をパイプに近接させてハンドル部材を取付部材か
ら取外すことなくコンパクトに格納することができるの
で、これにより、搬送時等におけるハンドル部材の分解
組立作業をなくすことが可能となる。
【0038】また、上記取付部材のハンドル取付軸心
を、パイプ軸心に対して左右が前後逆方向に所定角度で
交差するように取着すれば、左右を同一形状に曲折した
ハンドル部材で左右兼用することができるので、単一の
部材を製造して生産効率を向上させることが可能とな
る。
【0039】さらに、取付部材のハンドル取付軸心を、
平面視においてパイプの左側が前方に向けて交差するよ
うにすれば、パイプの左側に立つ作業者の体を避けるよ
うにハンドル部材を形成することができ、作業性を向上
させることが可能となる。
【0040】また、取付部材に、ハンドル部材が作業位
置に回動した位置で係止する係止手段を設ければ、ハン
ドル部材を作業位置で確実に固定することができ、作業
時に大きな力が作用しても確実に作業位置を保持するこ
とが可能となる。
【0041】さらに、係止手段を凹凸嵌合部と1本の固
定部材とで構成すれば、ハンドル部材を作業位置で固定
する作業や、固定を解除して格納する作業が1本の固定
部材の操作で容易に行えるので、ハンドル部材の回動作
業を迅速に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願に係る発明の第1実施例のハンドル構
造を具備した刈払機を示す斜視図である。
【図2】図1のハンドル部材の取付部を示す拡大斜視図
である。
【図3】図1のハンドル部材の取付部を示す拡大平面図
である。
【図4】図1の取付部材を示す拡大平面図である。
【図5】図1の取付部材を示す拡大正面図である。
【図6】図4のA−A断面図である。
【図7】図1のハンドル構造を具備した刈払機の梱包状
態を示す斜視図である。
【図8】この出願に係る発明の第2実施例のハンドル構
造を示すハンドル部材取付部の拡大斜視図である。
【図9】この出願に係る発明の第3実施例のハンドル構
造を示すハンドル部材取付部の拡大斜視図である。
【図10】従来のハンドル構造の刈払機を示す斜視図で
ある。
【図11】図10に示す従来のハンドル部材の取付部の
拡大斜視図である。
【図12】図10に示すハンドル構造を具備した刈払機
の梱包状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…上固定材 2…下固定材 3…ボルト 4…キャップ材 4a…突起(係止手段) 5…ノブナット(固定部材) 6…鍔部 7…溝部 8…圧縮バネ c…刈刃 d…クッション材 e…エンジン f…吊具 g…グリップ部 p…パイプ s…曲折位置 t…曲折位置 v…ハンドル取付軸心 w…パイプ軸心 α…所定角度 B1,B2,B3 …取付部材 H…ハンドル部材 Ha…孔(係止手段) R1 …作業位置 R2 …格納位置 N1,N2,N3 …ハンドル構造 M…刈払機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後端にエンジンを設け前端に刈刃を設け
    て駆動軸を内包したパイプと、該パイプの所定位置に設
    けた取付部材に固定するハンドル部材とを有する刈払機
    のハンドル構造において、 前記取付部材にハンドル部材を回動自在に支持し、該取
    付部材のハンドル取付軸心をパイプ軸心に対して所定角
    度で交差するように形成し、該取付部材に前記ハンドル
    部材を作業位置で固定した状態で、該ハンドル部材を、
    取付部材から所定距離離れた位置で前記ハンドル取付軸
    心の交差方向と逆方向に所定角度で曲折し、該曲折位置
    から所定距離離れた位置で立ち上げるように所定方向に
    曲折して端部にグリップ部を形成したことを特徴とする
    刈払機のハンドル構造。
  2. 【請求項2】 取付部材のハンドル取付軸心を、パイプ
    軸心に対して左右が前後逆方向の所定角度で交差するよ
    うに形成したことを特徴とする請求項1記載の刈払機の
    ハンドル構造。
  3. 【請求項3】 取付部材のハンドル取付軸心を、平面視
    においてパイプの左側が前方に位置するように交差させ
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の刈払機
    のハンドル構造。
  4. 【請求項4】 取付部材に、ハンドル部材を作業位置に
    回動させた状態で係止する係止手段を設けたことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の刈払機のハ
    ンドル構造。
  5. 【請求項5】 係止手段を、取付部材とハンドル部材と
    に設けた凹凸嵌合部と、該取付部材をハンドル部材に押
    圧する1本の固定部材とで構成したことを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか1項に記載の刈払機のハンドル構
    造。
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