JP3611067B2 - 刈払機のハンドル構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この出願に係る発明は、雑草等を刈り取る刈払機を操作するためのハンドル構造に関するものであり、特に容易に格納ができて省スペースとなる刈払機のハンドル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、雑草等を刈り取るために刈払機が使用されている。この刈払機は、図10の刈払機を示す斜視図、および図11のハンドル部材取付部の拡大斜視図に示すように、後端にエンジンeを設けたパイプpの前端に刈刃cが設けられ、エンジンeによってパイプp内に設けられた駆動軸が駆動されて先端の刈刃cを回転させて刈り取り作業を行うものである。
【0003】
上記パイプpの所定位置にはボルトjにより固定された取付部材bが設けられており、この取付部材bから左右にハンドル部材hが設けられている。このハンドル部材hは、パイプpの軸心wと直交するハンドル取付軸心vに沿って左右に所定距離出た位置から斜め上方に向けて曲折され、その先端にグリップ部gが形成されたものである。
【0004】
このハンドル部材hは、数メートルもある雑草を刈り取りながら刈刃cで払い除けるように作業を行うこともあるため、この時に作用する大きな力に抗するために両端のグリップgが肩幅程度の開き角度となるように張り出して設けられており、このハンドル部材hをパイプpに取り付ける取付部材bは、複数本のボルトjによって強固に固定されている。このハンドル部材hのエンジン側には刈払機m全体の重量を作業者が保持するための吊具fが設けられ、この吊具fの周囲には作業者の体に当接するクッション材dが設けられている。iは保護カバーである。
【0005】
このような刈払機mを使用する場合、吊具fに係止した図示しないベルトによって刈払機全体の重量を作業者が保持した状態で、ハンドル部材hの両端に設けられたグリップ部gを持って刈刃c側を左右に揺動させるようにして刈り取り作業を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような刈払機mを販売先等へ搬送する場合、図12の刈払機の梱包状態を示す斜視図に示すように、所定の大きさの箱k等によって梱包することとなるが、搬送費用や搬送効率等を考慮するとできるだけ小さな箱kによって搬送することが好ましい。
【0007】
しかしながら、刈払機mは上記したようにハンドル部材hがパイプpの左右に大きく張り出しているため、箱kの大きさを小さくするためにはハンドル部材hを取り外して梱包する必要がある。このようにハンドル部材hを取外す場合、取付部材bを強固に固定している複数本のボルトjを緩めてハンドル部材hを取外すことにより分解して梱包することとなるが、このハンドル部材hの取り外し作業に時間と労力を要するとともに、搬送先での取付け作業にも時間と労力を要することとなる。
【0008】
一方、このような刈払機mを店頭に展示する場合、左右に大きく張り出したハンドル部材hがあるため、所定のスペースに展示できる台数が限られてしまい、多くの製品を展示できない場合がある。このことは店頭以外の場所に格納する場合でも同様であり、不使用時に刈払機を格納するために広いスペースを要してしまう。
【0009】
このように、刈払機mの左右に大きく張り出したハンドル部材hにより、搬送時にはハンドル部材の組立て作業に労力や時間を要し、展示時等には広いスペースを要してしまう。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決するために、この出願に係る発明は、回動自在に支持したハンドル部材のハンドル取付軸心をパイプ軸心に対して所定角度で交差させるとともに所定角度で曲折している。このようにハンドル部材の取付角度と形状とを設定することにより、ハンドル部材を作業位置に回動させた状態ではグリップ部が所定の開き角度で張り出した状態となるので通常の操作ができ、格納位置に回動させた状態ではハンドル部材がパイプに近接するのでコンパクトに格納することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
この出願に係る発明は、後端にエンジンを設け前端に刈刃を設けて駆動軸を内包したパイプと、該パイプの所定位置に設けた取付部材に固定する左右のハンドル部材とを有する刈払機のハンドル構造において、前記取付部材に左右のハンドル部材を回動自在に支持し、該取付部材のハンドル取付軸心をパイプ軸心に対して左右が前後逆方向に前方又は後方に向けて所定の鋭角で交差するように形成し、該取付部材に前記左右のハンドル部材を作業位置で固定した状態で、該左右のハンドル部材の形状を、取付部材から所定距離離れた位置で前記ハンドル取付軸心のパイプ軸心に対する前方又は後方に向けて所定の鋭角で交差させた方向と逆方向に所定角度で曲折してハンドル部材の曲折方向を逆向きにし、該曲折位置から所定距離離れたパイプとほぼ直交する位置で立ち上げるように斜め上方に向けて曲折して作業者が作業できる開き角度とし、該左右のハンドル部材の端部にグリップ部を形成している。このように、ハンドル取付軸心をパイプ軸心に対して所定角度で交差させ、ハンドル部材を所定位置でハンドル取付軸心の交差方向と逆方向に曲折するとともに、この位置から所定距離離れた位置で立ち上げるように所定方向に曲折してグリップ部を形成すれば、ハンドル部材を前方又は後方に回動させると、作業位置ではグリップを通常の位置にでき、格納位置ではグリップをパイプに近接させることができる。また、取付部材のハンドル取付軸心を、パイプ軸心に対して左右が前後逆方向の所定角度で交差するように形成しているので、左右のハンドル部材を同一形状に曲折した同一部材にすることができる。
【0013】
また、上記取付部材のハンドル取付軸心を、平面視においてパイプの左側が前方に位置するように交差させれば、パイプの左側に立つ作業者の体を避けるようにハンドル部材を形成することができる。
【0014】
さらに、後端にエンジンを設け前端に刈刃を設けて駆動軸を内包したパイプと、該パイプの所定位置に設けた取付部材に固定する左右のハンドル部材とを有する刈払機のハンドル構造において、前記取付部材に左右のハンドル部材を回動自在に支持し、該取付部材のハンドル取付軸心をパイプ軸心に対して前方又は後方に向けて所定の鋭角で交差するように形成し、該取付部材に前記左右のハンドル部材を作業位置で固定した状態で、該左右のハンドル部材の形状を、取付部材から所定距離離れた位置で前記ハンドル取付軸心のパイプ軸心に対する前方又は後方に向けて所定の鋭角で交差させた方向と逆方向に所定角度で曲折してハンドル部材の曲折方向を逆向きにし、該曲折位置から所定距離離れたパイプとほぼ直交する位置で立ち上げるように斜め上方に向けて曲折して作業者が作業できる開き角度とし、該左右のハンドル部材の端部にグリップ部を形成し、前記取付部材に、ハンドル部材を作業位置に回動させた状態で係止する係止手段を設け、該係止手段を、取付部材とハンドル部材とに設けた凹凸嵌合部と、該取付部材をハンドル部材に押圧する1本の固定部材とで構成すれば、前記したように、ハンドル部材を前方又は後方に回動させると、作業位置ではグリップを通常の位置にでき、格納位置ではグリップをパイプに近接させることができ、また、取付部材に設けてハンドル部材を作業位置に回動させた状態で係止する係止手段を、取付部材とハンドル部材とに設けた凹凸嵌合部と、該取付部材をハンドル部材に押圧する1本の固定部材とで構成しているので、1本の固定部材を操作することにより凹凸嵌合部を嵌合又は解除させてハンドル部材を作業位置で確実に固定又は回動させることが容易に行える。
【0016】
【実施例】
以下、この出願に係る発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1はこの出願に係る発明の第1実施例のハンドル構造Nを具備した刈払機Mを示す斜視図であり、図2は図1のハンドル部材の取付部を示す拡大斜視図、図3は同拡大平面図である。なお、以下の説明では、上述した図8の刈払機mと同一の構成には同一符号を付して説明する。
【0017】
図示するように、刈払機Mとしては、後端にエンジンeを設けたパイプpの前端に刈刃cが設けられ、エンジンeによってパイプp内に設けられた駆動軸が駆動されて先端の刈刃cが回転させられる。このパイプpの所定位置には取付部材Bが設けられており、この取付部材Bから左右にハンドル部材Hが設けられている。なお、fは刈払機M全体の重量を保持する吊具であり、吊具fの周囲には作業者の体に当接するクッション材dが設けられている。
【0018】
上記ハンドル部材Hは、パイプpの所定位置に設けられた取付部材Bに回動自在に支持されており、この第1実施例では取付部材Bのハンドル取付軸心vを、パイプ軸心wに対して左右が前後逆方向の同一所定角度αを成して交差するように取着されている。
【0019】
そして、この左右のハンドル部材Hは、取付部材Bに支持部Haを作業位置Rで固定された状態で、取付部材Bから所定距離離れた曲折位置sをハンドル取付軸心vが前後逆方向となる所定角度で曲折され、この曲折位置sから左右方向に所定距離離れた曲折位置tから立ち上がるように斜め上側方へ向けて所定角度で曲折され、その先端にグリップ部gが設けられている。
【0020】
このようにハンドル取付軸心vをパイプ軸心wと所定角度で交差させたのは、ハンドル部材Hを回動させたときにグリップ部gがパイプ側に回動するようにするためであり、曲折位置sで逆方向に曲折させたのは、両グリップ部gをパイプpとほぼ直交する位置に戻すためであり、曲折位置bで立ち上げるように曲折させたのは、作業者が従来と同様に両グリップ部gを持って作業ができるような開き角度にするためである。つまり、2段に曲折することにより、ハンドル取付軸心vを傾斜させて回動可能に設けたハンドル部材Hのグリップ部gを、作業位置Rで従来と同等位置にし、格納位置Rでパイプpに近接させるためである。
【0021】
また、この第1実施例では、上記取付部材Bのハンドル取付軸心vを、平面視においてパイプpの左側が前方に向けて交差するようにしており、このようにパイプpの左側のハンドル部材Hを前方へ向けることにより、ハンドル部材Hの曲折位置sがパイプpの左側部に立つ作業者の体を避けるようにして作業性を向上させている。
【0022】
さらに、この第1実施例では、ハンドル取付軸心vをパイプ軸心wに対して左右が前後逆方向に所定角度を成して交差するように取着しているため、左右のハンドル部材Hを同一の部材で構成することが可能となる。このように、同一のハンドル部材Hを製造して左右のハンドル部材Hを共用することにより製造および組立の効率化を図ることができる。
【0023】
図4は上述したハンドル部材を支持する取付部材を示す拡大平面図であり、図5は同拡大正面図、図6は図4のA−A断面図である。これらの図面に基づいて上記取付部材Bを詳細に説明する。
【0024】
図示するように、取付部材Bは、上記パイプpを上下方向から挟持する上固定材1と下固定材2とが左右のボルト3によって所定位置に強固に固定され、この上固定材1の上部にキャップ材4を設けることにより、上固定材1とキャップ材4の間で上記ハンドル部材Hが支持されている。この上固定材1とキャップ材4のハンドル部材Hを支持する部分は、ハンドル取付軸心vがパイプ軸心wと所定角度αで交差すような傾斜角度に形成されている。このキャップ材4は、固定部材たる1本のノブナット5によって上固定材1に取付けられており、1本のノブナット5を締めればハンドル部材Hを作業位置R又は格納位置Rで容易に固定することが可能で、緩めればハンドル部材Hの回動が容易に可能となる。なお、9は駆動軸である。また、上記パイプpと上固定材1および下固定材2との間に防振ゴムを設けてもよい。
【0025】
また、この第1実施例では、ハンドル部材Hの取付部側端部に鍔部6を設け、上記上固定材1にこの鍔部6と係合する溝部7を設けることにより、キャップ材4を緩めれば回動は可能であるが、鍔部6が溝部7に係合して抜けることはないようにしている。
【0026】
この取付部材Bのハンドル取付軸心vをパイプ軸心wに対して交差させる所定角度αと、ハンドル部材Hの曲折位置sと曲折位置tとの曲折角度としては、例えば所定角度αを20度〜40度程度にし、曲折位置sと曲折位置tとの曲折角度を110度〜150度程度にすれば、ハンドル部材Hを作業位置Rに回動させた時にグリップ部材gの位置を従来と同等位置にでき、格納位置Rに回動させた時にエンジンe幅以内となるようにできるので、好ましい。なお、これらの所定角度は様々な組合せが可能であり、刈払機Mの大きさや能力によって決定すればよい。また、上記以外の組合せも可能であり、左右で異なっても良く、上記角度に限定されるものではない。
【0027】
さらに、この実施例では、取付部材Bに、ハンドル部材Hを作業位置Rに回動させた状態で係止する係止手段Lが設けられており、この係止手段Lによってハンドル部材Hを作業位置Rで強固に固定できるようにしている。この係止手段Lは、キャップ材4に設けられた突起4aと、ハンドル部材Hに設けられた孔Haとから成る凹凸嵌合部と、キャップ材4を上固定材1に固定するノブナット5とによって構成されており、ハンドル部材Hを作業位置Rに回動させてキャップ材4を上固定材1に固定すれば、突起4aが孔Haに嵌合してハンドル部材Hを作業位置Rで強固に係止することができる。この実施例では係止手段Lの凹凸嵌合部を突起4aと孔Haによって構成しているが、鍔部6を係止するような構成であってもよく、この構成に限定されるものではない。
【0028】
このような係止手段Lを設けることにより、例えば、数mの雑草を刈り取りながら払い除けて作業する場合のように、払い除ける時にパイプpの先端に大きな荷重が作用してパイプpが撓んだとしても、強固に係止されたハンドル部材Hによって刈り取り作業を続けることができる。
【0029】
さらに、上固定材1とキャップ材4との間には、キャップ材4をハンドル部材Hに押圧するノブナット5と同軸上に弾性部材たる圧縮バネ8が設けられており、この圧縮バネ8のバネ力をノブナット5の押圧力に抗する方向に作用させている。したがって、ノブナット5を緩めればキャップ材4が浮き上がって隙間が形成されるので、キャップ材4によるハンドル部材Hの固定を容易に解除してハンドル部材Hの回動作業を容易に行える。
【0030】
図7は、上記構成による刈払機のハンドル構造Nを具備した刈払機Mの梱包状態を示す斜視図であり、上記したように構成された第1実施例のハンドル構造Nによれば、所定位置で曲折されたハンドル部材Hをハンドル取付軸心vとパイプ軸心wとが所定角度で交差するように取着しているため、ノブナット5を緩めて左右のハンドル部材Hを前後方向に回動させれば、作業位置Rではグリップ部gが通常の位置となり、格納位置Rではグリップ部gがパイプpに近接した位置となる。したがって、ハンドル部材Hをパイプpに近接する位置まで回動させた格納位置Rでは、刈払機Mの幅方向の突出部材がなくなり、幅寸法をエンジンe幅と同等のコンパクトに形成することができる。
【0031】
このようにして格納状態をコンパクトに形成すれば、箱kに梱包して搬送する場合でもハンドル部材Hを取外すことなく梱包できるので、分解や組立作業がなくなって作業性が向上するとともに、設置スペースも少なくなる。
【0032】
図8はこの出願に係る発明の第2実施例のハンドル構造Nを示すハンドル部材取付部の拡大斜視図であり、この第2実施例では、取付部材Bのハンドル取付軸心vが、左右両方共、パイプ軸心wに対して前方に向けて所定角度αで交差するように取着されている。そして、上記第1実施例と同様に、取付部材Bにハンドル部材Hを作業位置Rで固定された状態で、取付部材Bから所定距離離れた曲折位置sをハンドル取付軸心vと逆方向に所定角度で曲折され、この曲折位置sから左右方向に所定距離離れた曲折位置tより立ち上げるように所定角度で斜め上方に向けて曲折され、その先端にグリップ部gが形成されている。なお、この場合には左右のハンドル部材Hは勝手反対に曲折された物が用いられる。
【0033】
このように両方のハンドル部材Hのハンドル取付軸心vを前方に向けて所定角度αで傾斜させたとしても、両方のハンドル部材Hを前方に回動させれば、上記第1実施例と同様に、作業位置Rではグリップ部gを通常の位置にし、格納位置Rではグリップ部gをパイプpに近接させてコンパクトに形成することができる。
【0034】
図9はこの出願に係る発明の第3実施例のハンドル構造Nを示すハンドル部材取付部の拡大斜視図であり、この第3実施例では、取付部材Bのハンドル取付軸心vが、左右両方共、パイプ軸心wに対して後方に向けて所定角度αで交差するように取着されている。この第3実施例も上記第2実施例と同様にハンドル部材Hが曲折されており、このように両方のハンドル部材Hのハンドル取付軸心vを後方に向けて傾斜させたとしても、両方のハンドル部材Hを後方に回動させれば、上記第2実施例と同様に、作業位置Rではグリップ部gを通常の位置にし、格納位置Rではグリップ部gをパイプpに近接させてコンパクトに形成することができる。
【0035】
なお、上記いずれの実施例も、左右のハンドル部材Hを同一の所定角度で曲折した例を示しているが、左右のハンドル部材Hの交差角度や曲折角度、あるいは曲折位置は変えてもよく、刈払機Mの大きさや使用条件等に応じて適宜設定すればよい。また、上記実施例では円形のハンドル部材Hを例にしているが、ハンドル部材Hは円形以外の多角形であってもよい。
【0036】
【発明の効果】
この出願に係る発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0037】
ハンドル部材のハンドル取付軸心をパイプ軸心に対して所定角度で交差するように取着するとともに、ハンドル部材を所定位置で曲折して所定形状としたことにより、ハンドル部材を作業位置に回動させると通常の刈り取り作業ができ、格納位置に回動させるとグリップ部をパイプに近接させてハンドル部材を取付部材から取外すことなくコンパクトに格納することができるので、これにより、搬送時等におけるハンドル部材の分解組立作業をなくすことが可能となる。
【0038】
また、上記取付部材のハンドル取付軸心を、パイプ軸心に対して左右が前後逆方向に所定角度で交差するように取着したことにより、左右を同一形状に曲折したハンドル部材で左右兼用することができるので、単一の部材を製造して生産効率を向上させることが可能となる。
【0039】
さらに、取付部材のハンドル取付軸心を、平面視においてパイプの左側が前方に向けて交差するようにすれば、パイプの左側に立つ作業者の体を避けるようにハンドル部材を形成することができ、作業性を向上させることが可能となる。
【0040】
また、取付部材に、ハンドル部材が作業位置に回動した位置で係止する係止手段を設け、この係止手段を凹凸嵌合部と1本の固定部材とで構成すれば、ハンドル部材を作業位置で確実に固定することができるとともに、ハンドル部材を作業位置で固定する作業や、固定を解除して格納する作業が1本の固定部材の操作で容易に行えるので、作業時に大きな力が作用しても確実に作業位置を保持することが可能になるとともにハンドル部材の回動作業を迅速に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願に係る発明の第1実施例のハンドル構造を具備した刈払機を示す斜視図である。
【図2】図1のハンドル部材の取付部を示す拡大斜視図である。
【図3】図1のハンドル部材の取付部を示す拡大平面図である。
【図4】図1の取付部材を示す拡大平面図である。
【図5】図1の取付部材を示す拡大正面図である。
【図6】図4のA−A断面図である。
【図7】図1のハンドル構造を具備した刈払機の梱包状態を示す斜視図である。
【図8】この出願に係る発明の第2実施例のハンドル構造を示すハンドル部材取付部の拡大斜視図である。
【図9】この出願に係る発明の第3実施例のハンドル構造を示すハンドル部材取付部の拡大斜視図である。
【図10】従来のハンドル構造の刈払機を示す斜視図である。
【図11】図10に示す従来のハンドル部材の取付部の拡大斜視図である。
【図12】図10に示すハンドル構造を具備した刈払機の梱包状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…上固定材
2…下固定材
3…ボルト
4…キャップ材
4a…突起(係止手段)
5…ノブナット(固定部材)
6…鍔部
7…溝部
8…圧縮バネ
c…刈刃
d…クッション材
e…エンジン
f…吊具
g…グリップ部
p…パイプ
s…曲折位置
t…曲折位置
v…ハンドル取付軸心
w…パイプ軸心
α…所定角度
,B,B…取付部材
H…ハンドル部材
Ha…孔(係止手段)
…作業位置
…格納位置
,N,N…ハンドル構造
M…刈払機

Claims (3)

  1. 後端にエンジンを設け前端に刈刃を設けて駆動軸を内包したパイプと、該パイプの所定位置に設けた取付部材に固定する左右のハンドル部材とを有する刈払機のハンドル構造において、
    前記取付部材に左右のハンドル部材を回動自在に支持し、該取付部材のハンドル取付軸心をパイプ軸心に対して左右が前後逆方向に前方又は後方に向けて所定の鋭角で交差するように形成し、該取付部材に前記左右のハンドル部材を作業位置で固定した状態で、該左右のハンドル部材の形状を、取付部材から所定距離離れた位置で前記ハンドル取付軸心のパイプ軸心に対する前方又は後方に向けて所定の鋭角で交差させた方向と逆方向に所定角度で曲折してハンドル部材の曲折方向を逆向きにし、該曲折位置から所定距離離れたパイプとほぼ直交する位置で立ち上げるように斜め上方に向けて曲折して作業者が作業できる開き角度とし、該左右のハンドル部材の端部にグリップ部を形成したことを特徴とする刈払機のハンドル構造。
  2. 取付部材のハンドル取付軸心を、平面視においてパイプの左側が前方に位置するように交差させたことを特徴とする請求項1記載の刈払機のハンドル構造。
  3. 後端にエンジンを設け前端に刈刃を設けて駆動軸を内包したパイプと、該パイプの所定位置に設けた取付部材に固定する左右のハンドル部材とを有する刈払機のハンドル構造において、
    前記取付部材に左右のハンドル部材を回動自在に支持し、該取付部材のハンドル取付軸心をパイプ軸心に対して前方又は後方に向けて所定の鋭角で交差するように形成し、該取付部材に前記左右のハンドル部材を作業位置で固定した状態で、該左右のハンドル部材の形状を、取付部材から所定距離離れた位置で前記ハンドル取付軸心のパイプ軸心に対する前方又は後方に向けて所定の鋭角で交差させた方向と逆方向に所定角度で曲折してハンドル部材の曲折方向を逆向きにし、該曲折位置から所定距離離れたパイプとほぼ直交する位置で立ち上げるように斜め上方に向けて曲折して作業者が作業できる開き角度とし、該左右のハンドル部材の端部にグリップ部を形成し、前記取付部材に、ハンドル部材を作業位置に回動させた状態で係止する係止手段を設け、該係止手段を、取付部材とハンドル部材とに設けた凹凸嵌合部と、該取付部材をハンドル部材に押圧する1本の固定部材とで構成したことを特徴とする刈払機のハンドル構造。
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