JPH07236304A - 作業用ハンドル折り曲げ機構を有する耕耘機 - Google Patents

作業用ハンドル折り曲げ機構を有する耕耘機

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JPH07236304A
JPH07236304A JP3375494A JP3375494A JPH07236304A JP H07236304 A JPH07236304 A JP H07236304A JP 3375494 A JP3375494 A JP 3375494A JP 3375494 A JP3375494 A JP 3375494A JP H07236304 A JPH07236304 A JP H07236304A
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Shigeo Yamamoto
茂生 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耕耘作業時における安全性を確保することが
でき、しかも作業用ハンドルの固定作業、折り曲げ作業
を容易に行なうことができ、さらに折り曲げ状態におけ
る作業用ハンドルのぐらつきを防止することができる耕
耘機の提供を目的としている。 【構成】 耕耘機の接続バーに対し、ピン41によって
作業用ハンドル14が接続されている。耕耘機を保管、
収納する場合、作業用ハンドル14を矢印91方向に折
り曲げる。ハンドルブランケット40と、接続バー11
とをノブボルト50が貫通し、ブランケット固定ナット
40Nに螺入されて接続バー11と作業用ハンドル14
とが固定されている。ノブボルト50をゆるめた場合で
も、ハンドルブランケット40の底面部40Mが接続バ
ー11に接していることによって、作業用ハンドル14
が矢印93方向に回動することはない。なお、折り曲げ
た状態の作業用ハンドル14はストッパー19(図5)
に嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耕耘機の構造に関し、特
に作業用ハンドルの折り曲げ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の耕耘機の全体側面図を図6に示
す。駆動部6にはギアケース8、支持アーム7が設けら
れており、この支持アーム7先端にロータ軸10Jが支
持されている。駆動部6の動力はギアケース8、支持ア
ーム7を介してロータ軸10Jに伝達され、ロータ軸1
0Jに固定されている複数のロータ10を回転駆動させ
て土をすき起こす。ギアケース8に取り付けられたガー
ド9は泥よけである。
【0003】作業者は作業用ハンドル14の握り部14
Tを持って耕耘機を操作し、握り部14Tを矢印93方
向に押さえロータ10を土に押しつけて耕耘作業を行な
う。作業用ハンドル14は接続ボルト72によって接続
バー11に接続されている。耕耘作業時には、作業用ハ
ンドル14と接続バー11は、図6に示すように直線上
に位置する。接続バー11はさらに連結部13に接続さ
れ、この連結部13はギアケース8に固定されている。
【0004】ギアケース8には抵抗棒16、移動用車輪
18が固定されており、耕耘作業時には図6に示すよう
に抵抗棒16を地面に接触させてロータ10を押しつけ
る。耕耘機を移動させる場合は、回転軸17を中心とし
て抵抗棒16、移動用車輪18を180度回転させ移動
用車輪18を地面に接した状態にする。レバー17aは
抵抗棒16と移動用車輪18との回転を固定するための
固定レバーである。
【0005】ところで、耕耘機を保管、収納等するよう
な場合、図6に示すように、作業用ハンドル14と接続
バー11とが直線上に位置したままであれば、突出して
延びる作業用ハンドル14のために、広い収納スペース
が必要となる。このため、接続ボルト72を軸として作
業用ハンドル14を矢印91方向に回動して折り曲げ
る。
【0006】作業用ハンドル14と接続バー11との従
来の接続構造を図7、図8に基づいて詳述する。まず、
図7においてAは平面図、Bは側面図である。接続バー
11先端にはブラケット71が溶接されており、このブ
ラケット71が有する2枚のプレート部には掴み部71
Wが形成されている(図7B参照)。この掴み部71W
は、円筒パイプによって形成されている作業用ハンドル
14が填り込む大きさに半円形状に切り欠かかれてい
る。
【0007】他方、作業用ハンドル14には2枚の押え
部70が溶接されている。この作業用ハンドル14の2
枚の押え部70間のスペース70Sに、接続バー11の
ブラケット71を挿入する。すなわち、2枚の押え部7
0でブラケット71を挟み込んで位置させる。図8Aは
この状態を示している。なお図8A、Bは、図7Aの矢
視VIII−VIII方向からの断面図である。図8Aに示すよ
うに、ブラケット71の掴み部71Wには、作業用ハン
ドル14が填り込んで位置する。
【0008】ここで、作業用ハンドル14の2枚の押え
部70には、図7Bに示すように長穴70aが形成され
ている。他方、接続バー11のブラケット71近傍には
ボルト穴11aが形成されている。図8Aに示すよう
に、作業用ハンドル14と接続バー11とを接続させた
状態で、作業用ハンドル14の押え部70に形成された
長穴70aと、接続バー11に形成されたボルト穴11
aを通してノブボルト72を貫通させる。
【0009】掴み部71Wに作業用ハンドル14が填り
込んだ状態においては、図8Aに示すように、接続バー
11のボルト穴11aは長穴70aの先端側の端部に位
置し、ノブボルト72も長穴70aのこの端部を貫通す
ることになる。貫通したノブボルト72は、ナット73
Nに螺入され、接続バー11と作業用ハンドル14との
接続が固定される。なお、ナット73Nには押え板73
が溶接されており、図8Aの状態にある接続バー11と
作業用ハンドル14とを十分に固定するようになってい
る。
【0010】このように、ノブボルト72の締め込みに
よって、接続バー11と作業用ハンドル14とを直線上
に位置させて固定し、耕耘作業を行なう(図6参照)。
図8Aに示されるように、ノブボルト72の締め込み、
および掴み部71Wと作業用ハンドル14の填り込みの
2箇所で保持されることによって、接続バー11と作業
用ハンドル14とは直線上に固定される。
【0011】そして、作業用ハンドル14を矢印91方
向に折り曲げる場合は、ノブボルト72をゆるめる。こ
れによって、接続バー11と作業用ハンドル14との接
続固定は解除され、作業用ハンドル14は矢印92方向
(図8A)にスライド移動が可能になる。すなわちノブ
ボルト72に対し、押え部70の長穴70aの長さ分だ
け作業用ハンドル14を移動させることができるように
なる。
【0012】作業用ハンドル14を移動させた状態が図
8Bである。この作業用ハンドル14の移動によって、
ブラケット71の掴み部71Wから作業用ハンドル14
が抜け、作業用ハンドル14はノブボルト72を中心と
して回動可能になる。この状態で、作業用ハンドル14
を矢印91方向に折り曲げ、耕耘機を保管、収納する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の耕耘機には次の
ような問題があった。まず上述のように、接続バー11
と作業用ハンドル14とは、ノブボルト72の締め込み
によって固定されている。ここで、接続バー11、作業
用ハンドル14には、耕耘作業によって振動が伝わり、
この振動のためにノブボルト72にゆるみが生じること
がある。ノブボルト72がゆるんだ場合、図8Bに示す
ようにブラケット71の掴み部71Wから作業用ハンド
ル14が抜けてしまい、接続バー11と作業用ハンドル
14との固定が解除される。
【0014】固定が解除されると、作業用ハンドル14
は矢印91方向だけでなく、矢印93方向にも回動可能
な状態になる。耕耘作業時には、作業者は作業用ハンド
ル14を矢印93方向に押しつけて作業を行なってお
り、作業用ハンドル14の固定が不用意に解除されると
危険であり、安全性に欠けるという問題がある。
【0015】また、耕耘機を保管、収納するにあたっ
て、作業用ハンドル14を折り曲げる場合は、まずノブ
ボルト72をゆるめ、作業用ハンドル14を一旦、矢印
92方向(図8A)に引き上げた後、作業用ハンドル1
4を矢印91方向に回動させる必要がある。
【0016】また、耕耘作業を行なう際、折り曲げられ
た状態の作業用ハンドル14を延して固定する場合は、
逆に一旦作業用ハンドル14を矢印94方向(図8A)
に押しつけ、図8Bの状態で保持しながらノブボルト7
2を締めつける必要がある。このように、保管、収納時
の作業用ハンドル14の折り曲げ作業、耕耘作業時の固
定作業に手間がかかるという問題もある。
【0017】さらに保管、収納時において、作業用ハン
ドル14を折り曲げた状態では作業用ハンドル14が不
安定で、衝撃などが加わった場合、作業用ハンドル14
のぶつかりによって接続バー11等が損傷するおそれが
ある。また、作業用ハンドル14のぐらつきは安全性に
も欠けることになる。
【0018】そこで本発明は、耕耘作業時における安全
性を確保することができ、しかも作業用ハンドルの固定
作業、折り曲げ作業を容易に行なうことができ、さらに
折り曲げ状態における作業用ハンドルのぐらつきを防止
することができる作業用ハンドル折り曲げ機構を有する
耕耘機の提供を目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る作業用ハ
ンドル折り曲げ機構を有する耕耘機は、駆動部、駆動部
の動力を受けて回転駆動し、土をすき起こすロータ部、
駆動部に設けられた接続バー、接続軸によって接続バー
に接続され、接続バーに対して回動可能に取り付けられ
た作業用ハンドルであって、ロータ部の動作を操作する
ための作業用ハンドル、を備えた耕耘機において、作業
用ハンドルには、接続バーと接し、耕耘作業時における
ハンドル加圧方向への回動を阻止する阻止面が形成さ
れ、作業用ハンドルはハンドル加圧方向と逆方向のハン
ドル折り曲げ方向にのみ回動可能であり、作業用ハンド
ルに形成された阻止面と接続バーとが接した状態で、接
続バーと作業用ハンドルとを固定する固定具が設けられ
ている、ことを特徴としている。
【0020】請求項2に係る作業用ハンドル折り曲げ機
構を有する耕耘機は、請求項1の作業用ハンドル折り曲
げ機構を有する耕耘機において、折り曲げ方向に折り曲
げられた作業用ハンドルに嵌合し、作業用ハンドルの折
り曲げ状態を保持する保持片が設けられている、ことを
特徴としている。
【0021】
【作用】請求項1に係る作業用ハンドル折り曲げ機構を
有する耕耘機においては、作業用ハンドルには、接続バ
ーと接し、耕耘作業時におけるハンドル加圧方向への回
動を阻止する阻止面が形成されている。そして、作業用
ハンドルはハンドル加圧方向と逆方向のハンドル折り曲
げ方向にのみ回動可能である。
【0022】したがって、耕耘作業時の振動の影響によ
って、仮に固定ボルト等にゆるみが生じたたとしても、
作業用ハンドルがハンドル加圧方向に回動してしまうこ
とはない。
【0023】また、作業用ハンドルに形成された阻止面
と接続バーとが接した状態で、接続バーと作業用ハンド
ルとを固定する固定具が設けられている。
【0024】したがって、固定具によって接続バーと作
業用ハンドルとを固定し、または当該固定を解除するこ
とによって接続バーに対し作業用ハンドルをハンドル折
り曲げ方向に回動可能にすることができる。
【0025】請求項2に係る作業用ハンドル折り曲げ機
構を有する耕耘機においては、折り曲げ方向に折り曲げ
られた作業用ハンドルに嵌合し、作業用ハンドルの折り
曲げ状態を保持する保持片が設けられている。
【0026】したがって、保持片よって作業用ハンドル
の折り曲げ状態を確実に保持することができる。
【0027】
【実施例】本発明に係る作業用ハンドル折り曲げ機構を
有する耕耘機の一実施例を図面に基づいて説明する。図
1は本実施例の耕耘機の全体構成を示す側面図である。
駆動部6にはギヤケース8、支持アーム7が設けられて
おり、この支持アーム7先端にロータ軸10Jが支持さ
れている。ギヤケース8には減速ギヤが内蔵されてお
り、駆動部6の動力はこの減速ギヤで減速され、さらに
支持アーム7を介してロータ軸10Jに伝達される。
【0028】ロータ軸10Jには複数のロータ10が固
定されている。そして、ロータ軸10Jが駆動部の動力
を受けて回転することにより複数のロータ10も回転駆
動し、この回転するロータ10で土をすき起こす。な
お、ギヤケース8には泥よけのためのガード9が取り付
けられている。
【0029】また、ギヤケース8には連結部13を介し
て接続バー11が固定されており、接続バー11にはさ
らに作業用ハンドル14が接続されている。接続バー1
1には、作業用ハンドル14との接続部分を覆うためカ
バー12が取り付けられている。作業者は作業用ハンド
ル14の握り部14Tを持って耕耘機を操作し、握り部
14Tをハンドル加圧方向である矢印93方向に押さえ
ロータ10を土に押しつけて耕耘作業を行なう。なお、
図2は接続バー11、作業用ハンドル14、カバー12
の平面図である。
【0030】連結部13には図1に示すように、抵抗棒
16が取り付けられている。作業者は耕耘作業時にこの
抵抗棒16を地面に押しつけ、耕耘機の進行を制御しな
がら作業を行なう。なお抵抗棒16は、作業者の身長に
応じ、抵抗棒中心軸16Jを中心に角度切り換えが可能
になっている。
【0031】抵抗棒16には移動用車輪18が固定され
ている。この移動用車輪18はロータ軸10J方向に並
んで2つ設けられている。耕耘作業時には図1に示すよ
うに抵抗棒16が地面に接した状態で作業を行なう。こ
れに対して耕耘機を移動させる場合、抵抗棒16、移動
用車輪18を回転軸17を中心に180度回転させ、移
動用車輪18が地面に接するように位置させる(図示せ
ず)。そして、この状態で耕耘機を移動させる。なお、
レバー17a操作により、抵抗棒16、移動用車輪18
を回転、固定する。
【0032】ところで、耕耘機を保管、収納等するよう
な場合、図1に示すように、作業用ハンドル14と接続
バー11とが直線上に位置したままであれば、突出して
延びる作業用ハンドル14のために、広い収納スペース
が必要となる。このため、ピン41を軸として作業用ハ
ンドル14をハンドル折り曲げ方向である矢印91方向
に回動して折り曲げる。
【0033】作業用ハンドル14と接続バー11との接
続構造を図3、図4に基づいて詳述する。作業用ハンド
ル14は、中央部にハンドルブラケット40を備えてい
る。このハンドルブラケット40は図3に示すようにコ
の字形状に構成されており、両側面部に作業用ハンドル
14が溶接されている。ハンドルブラケット40の端部
にはブランケット軸穴40aが形成されている。なお、
ハンドルブラケット40の底面部40Mが本発明におけ
る阻止面であり、作業用ハンドル14にはこのような阻
止面が形成されている。
【0034】他方、接続バー11は中空の角柱で構成さ
れており、先端部に接続バー軸穴11aが形成されてい
る。接続バー11の先端部近傍はハンドルブラケット4
0に包み込まれるように挿入される。そして、接続バー
11に形成された接続バー軸穴11aと、ハンドルブラ
ケット40に形成されたブランケット軸穴40aを通し
て接続軸であるピン41が貫通する。
【0035】ピン41先端には係止溝41Gが形成され
ており、貫通したピン41にはワッシャー46が取り付
けられた後、係止溝41Gに止めリング45が填め込ま
れる。こうして、ピン41は接続バー軸穴11aとブラ
ンケット軸穴40aとを貫通した状態で抜け止めされ、
接続バー11と作業用ハンドル14が接続される。この
接続状態を示すものが図4Aである。なお、図4Aにお
いて一方の側に位置する作業用ハンドル14は断面とし
て表わされている。
【0036】接続された接続バー11と作業用ハンドル
14とは、固定具としてのノブボルト50によって固定
される。図3に示すように、接続バー11の平面部、底
面部には接続バー固定穴11bが形成されている。ま
た、ハンドルブラケット40の底面部40Mには、接続
バー11の接続バー固定穴11bに対応する位置に、ブ
ランケット固定穴40bが形成されている。
【0037】この接続バー11に形成された接続バー固
定穴11b、およびハンドルブラケット40に形成され
たブランケット固定穴40bをノブボルト50が貫通す
る。ノブボルト50には、図4Aに示すようにワッシャ
ー51、スペーサー52、スプリング53、ワッシャー
54が取り付けられる。
【0038】そして、接続バー11の平面部に形成され
た接続バー固定穴11bを貫通した状態で、接続バー1
1の内側からノブボルト50には抜け止めリング55が
填め込まれる。この抜け止めリング55によって、ノブ
ボルト50をゆるめた場合でも、ノブボルト50が接続
バー11から抜け落ちるのを防止できる。
【0039】ハンドルブラケット40の底面部40Mに
形成されたブランケット固定穴40bの裏面にはブラン
ケット固定ナット40Nが溶接されている(図4A参
照)。接続バー11の底面部に形成された接続バー固定
穴11b、およびハンドルブラケット40の底面部40
Mに形成されたブランケット固定穴40bを貫通したノ
ブボルト50は、ブランケット固定ナット40Nに螺入
される。
【0040】そして、ノブボルト50の締め込みによっ
て、接続バー11と作業用ハンドル14との接続は固定
される。なお、ノブボルト50を締め込んだ場合、スプ
リング53によって平均的に締め込み力が加わるように
なっている。
【0041】このように、ノブボルト50の締め込みに
よって、接続バー11と作業用ハンドル14とを直線上
に位置させて固定し、耕耘作業を行なう(図1参照)。
耕耘機を保管、収納する際には、ノブボルト50をゆる
め、作業用ハンドル14を矢印91方向に折り曲げる。
ノブボルト50をゆるめ、ブランケット固定ナット40
Nから抜いた状態が図4Bである。
【0042】図4Bに示すように、ハンドルブラケット
40、作業用ハンドル14は、ピン41を中心として矢
印91方向に回動可能になる。ここで、ノブボルト50
をゆるめた場合であっても、ハンドルブラケット40の
底面部40Mが接続バー11の底面に接しているため、
作業用ハンドル14の矢印93方向への回動が阻止さ
れ、作業用ハンドル14は矢印91方向にのみ回動する
ことになる。
【0043】このため、作業用ハンドル14を矢印93
方向に加圧しながら耕耘作業を行なっている際、仮にノ
ブボルト50にゆるみが生じたとしても、不用意に作業
用ハンドル14が矢印93方向に回動することはなく、
安全性を確保することができる。また、ノブボルト50
の締め込み、またはゆるめることによって接続バー11
に対して作業用ハンドル14とを固定したり、作業用ハ
ンドル14を折り曲げることができる。このため、作業
用ハンドル14の固定作業、折り曲げ作業を容易に行な
うことができる。
【0044】なお、ハンドルブラケット40の底面部4
0Mが本発明における阻止面を構成している。しかし、
阻止面はこれに限られるものではなく、接続バー11と
接することによって、耕耘作業時における作業用ハンド
ル14のハンドル加圧方向(矢印93方向)への回動を
阻止するものであれば他の構造を用いてもよい。
【0045】また、固定具もノブボルト50に限るもの
ではなく、接続バー11と作業用ハンドル14とを固定
できるものであれば他の構成を採用してもよい。上記の
実施例ではノブボルト50は接続バー11の平面部、底
面部、ハンドルブラケット40の底面部40Mを貫通し
て作業用ハンドル14を固定しているが、側面方向から
貫通して固定することもできる。
【0046】なお、上述のように接続バー11には、作
業用ハンドル14との接続部分を覆うためカバー12が
取り付けられている。図4においては、説明の都合上、
このカバー12は省略されているが、図1、図2に示す
ようにノブボルト50はカバー12の上側から取り付け
られる。
【0047】カバー12には保持片としてのストッパー
19が固定されている。作業用ハンドル14を矢印91
方向に折り曲げた場合、作業用ハンドル14の補強バー
15(図2)が嵌合するようになっている。補強バー1
5は、双方の作業用ハンドル14の間に溶接固定されて
おり、作業用ハンドル14を補強しているバーである。
【0048】ストッパー19の詳細を図5に示す。図5
Aは側面図、図5Bは平面図である。ストッパー19は
金属プレートに曲げ加工を施して形成されており、弾性
を有している。このストッパー19は、ストッパー台1
9Dによってカバー12に固定されている。図5Bに示
すようにストッパー台19Dはネジ19Hによってカバ
ー12に取り付けられている。
【0049】作業用ハンドル14をピン41を中心に矢
印91方向に折り曲げると、補強バー15はストッパー
19の曲り突出部19Tに接する。そして、この状態か
らさらに作業用ハンドル14を押しつけると、この力を
受けてストッパー19が撓み、補強バー15がストッパ
ー19の湾曲部に嵌合する。
【0050】このように、作業用ハンドル14の補強バ
ー15がストッパー19に嵌合するため、作業用ハンド
ル14の折り曲げ状態を確実に保持することができる。
これによって、作業用ハンドル14を折り曲げた場合
の、作業用ハンドル14のぐらつきを防止することがで
き、折り曲げ状態を安定させることができる。
【0051】なお、本発明における保持片は上記のスト
ッパー19に限るものではなく、作業用ハンドル14の
折り曲げ状態を確実に保持できるものであれば他の構造
を採用してもよい。また、本実施例では補強バー15に
嵌合しているが、作業用ハンドル14に直接嵌合するよ
うにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】請求項1に係る作業用ハンドル折り曲げ
機構を有する耕耘機においては、作業用ハンドルには、
接続バーと接し、耕耘作業時におけるハンドル加圧方向
への回動を阻止する阻止面が形成されている。そして、
作業用ハンドルはハンドル加圧方向と逆方向のハンドル
折り曲げ方向にのみ回動可能である。
【0053】すなわち、耕耘作業時の振動の影響によっ
て、仮に固定ボルト等にゆるみが生じたたとしても、作
業用ハンドルがハンドル加圧方向に回動してしまうこと
はない。このため、耕耘作業時における安全性を確保す
ることができる。
【0054】また、作業用ハンドルに形成された阻止面
と接続バーとが接した状態で、接続バーと作業用ハンド
ルとを固定する固定具が設けられている。
【0055】すなわち、固定具によって接続バーと作業
用ハンドルとを固定し、または当該固定を解除すること
によって接続バーに対し作業用ハンドルをハンドル折り
曲げ方向に回動可能にすることができる。このため、作
業用ハンドルの固定作業、折り曲げ作業を容易に行なう
ことができる。
【0056】請求項2に係る作業用ハンドル折り曲げ機
構を有する耕耘機においては、折り曲げ方向に折り曲げ
られた作業用ハンドルに嵌合し、作業用ハンドルの折り
曲げ状態を保持する保持片が設けられている。
【0057】すなわち、保持片よって作業用ハンドルの
折り曲げ状態を確実に保持することができる。このた
め、作業用ハンドルを折り曲げた場合、作業用ハンドル
のぐらつきを防止することができ、折り曲げ状態を安定
させることができる。したがって、耕耘機の運搬時、保
管時などに、作業用ハンドルが不意に動き、手などが挟
まれる危険性もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業用ハンドル折り曲げ機構を有
する耕耘機の一実施例を示す全体側面図である。
【図2】図1に示す耕耘機における作業用ハンドル、カ
バーの平面図である。
【図3】図1に示す耕耘機における作業用ハンドルと接
続バーと接続の詳細を示す斜視図である。
【図4】図1に示す耕耘機における作業用ハンドルと接
続バーと接続の詳細を示す側面図である。
【図5】図1に示す耕耘機におけるストッパー部分の詳
細を示す図であり、Aは側面図、Bはその平面図であ
る。
【図6】従来の耕耘機を示す全体側面図である。
【図7】図5に示す耕耘機作業用ハンドルと接続バーと
接続の詳細を示す図であり、Aは平面図、Bは側面図で
ある。
【図8】図5に示す耕耘機作業用ハンドルと接続バーと
接続の詳細を示す側面図である。
【符号の説明】
6・・・・・駆動部 10・・・・・ロータ 11・・・・・接続バー 14・・・・・作業用ハンドル 19・・・・・ストッパー 40・・・・・ハンドルブランケット 40M・・・・・底面部 41・・・・・ピン 50・・・・・ノブボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動部、 駆動部の動力を受けて回転駆動し、土をすき起こすロー
    タ部、 駆動部に設けられた接続バー、 接続軸によって接続バーに接続され、接続バーに対して
    回動可能に取り付けられた作業用ハンドルであって、ロ
    ータ部の動作を操作するための作業用ハンドル、 を備えた耕耘機において、 作業用ハンドルには、接続バーと接し、耕耘作業時にお
    けるハンドル加圧方向への回動を阻止する阻止面が形成
    され、作業用ハンドルはハンドル加圧方向と逆方向のハ
    ンドル折り曲げ方向にのみ回動可能であり、 作業用ハンドルに形成された阻止面と接続バーとが接し
    た状態で、接続バーと作業用ハンドルとを固定する固定
    具が設けられている、 ことを特徴とする作業用ハンドル折り曲げ機構を有する
    耕耘機。
  2. 【請求項2】請求項1の作業用ハンドル折り曲げ機構を
    有する耕耘機において、 折り曲げ方向に折り曲げられた作業用ハンドルに嵌合
    し、作業用ハンドルの折り曲げ状態を保持する保持片が
    設けられている、 ことを特徴とする作業用ハンドル折り曲げ機構を有する
    耕耘機。
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