JP3124173B2 - 作業用ハンドルの振動低減機構を有する耕耘機 - Google Patents

作業用ハンドルの振動低減機構を有する耕耘機

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JP3124173B2
JP3124173B2 JP06032113A JP3211394A JP3124173B2 JP 3124173 B2 JP3124173 B2 JP 3124173B2 JP 06032113 A JP06032113 A JP 06032113A JP 3211394 A JP3211394 A JP 3211394A JP 3124173 B2 JP3124173 B2 JP 3124173B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耕耘機の構造に関し、特
に作業用ハンドルの振動を低減させるための構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の耕耘機の全体側面図を図4に示
す。駆動部6にはギアケース8、支持アーム7が設けら
れており、この支持アーム7先端にロータ軸10Jが支
持されている。駆動部6の動力はギアケース8、支持ア
ーム7を介してロータ軸10Jに伝達され、ロータ軸1
0Jに固定されている複数のロータ10を回転駆動させ
て土をすき起こす。ギアケース8に取り付けられたガー
ド9は泥よけである。
【0003】ガード9先端には耕耘機を保管、収納する
場合などのための持ち上げ用ハンドル60が設けられて
いる。また、ネジ軸65、ナット64によって作業用ウ
エイト62も固定されている。この作業用ウエイト62
は耕耘作業時にロータ10を土に押しつけるためのもの
である。
【0004】作業者は作業用ハンドル14を持って耕耘
機を操作し耕耘作業を行なう。作業用ハンドル14はバ
ー12に接続されており、このバー12は接続部13を
介してギアケース8に固定されている。また、ギアケー
ス8には抵抗棒16、移動用車輪18が固定されてお
り、耕耘作業時には図4に示すように抵抗棒16を地面
に接触させてロータ10を押しつける。耕耘機を移動さ
せる場合は、回転軸17を中心として抵抗棒16、移動
用車輪18を180度回転させ移動用車輪18を地面に
接した状態にする。レバー17aは抵抗棒16と移動用
車輪18の回転を固定するための固定レバーである。
【0005】ところで、駆動部の動力によって作業用ハ
ンドル14には振動が発生する。作業用ハンドル14の
このような振動は、作業者の疲労の原因になる。このた
め、従来の耕耘機では、たとえば作業用ハンドル14と
バー12との接続部14L、駆動部6とギヤケース8の
間、ギヤケース8と接続部13の間にゴムなどの弾性部
材を設け、振動をこの弾性部材で吸収して振動を低減さ
せるようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の耕耘機は上記の
ように、作業用ハンドル14の振動を低減させるために
バー12との接続部14Lにゴムなどを設けている。こ
のため、耕耘機のコストが高くなるという問題がある。
また、ゴムなどの弾性部材によって作業用ハンドル14
とバー12とを接続するために、接続が不安定で作業用
ハンドル14にぐらつきが生じてしまい、操作性が悪く
なるという問題もある。
【0007】そこで本発明は、コストを高くせずに作業
用ハンドルの振動を低減することができ、しかも作業用
ハンドルの安定性を確保することができる作業用ハンド
ルの振動低減機構を有する耕耘機の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る作業用ハン
ドルの振動低減機構を有する耕耘機は、駆動部、駆動部
の動力を受けて回転駆動し、土をすき起こすロータ部、
ロータ部の動作を操作するための作業用ハンドル、を備
えた耕耘機において、駆動部の動力によって作業用ハン
ドルに生じる振動波形のそれぞれの波形頂点には、振動
低減用ウエイトが設けられている、ことを特徴としてい
る。
【0009】
【作用】本発明に係る作業用ハンドルの振動低減機構を
有する耕耘機においては、駆動部の動力によって作業用
ハンドルに生じる振動波形のそれぞれの波形頂点には、
振動低減用ウエイトが設けられている。
【0010】このように、振動波形のそれぞれの波形頂
点に振動低減用ウエイトが設けられているため、振動波
形の大きい部分の振動を低減させることができる。
【0011】
【実施例】本発明に係る作業用ハンドルの振動低減機構
を有する耕耘機の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本実施例の耕耘機の全体構成を示す側面図であ
り、図2は作業用ハンドルの部分の平面図である。
【0012】駆動部6にはギヤケース8、支持アーム7
が設けられており、この支持アーム7先端にロータ軸1
0Jが支持されている。ギヤケース8には減速ギヤが内
蔵されており、駆動部6の動力はこの減速ギヤで減速さ
れ、さらに支持アーム7を介してロータ軸10Jに伝達
される。
【0013】ロータ軸10Jには複数のロータ10が固
定されている。そして、ロータ軸10Jが駆動部の動力
を受けて回転することにより複数のロータ10も回転駆
動し、この回転するロータ10で土をすき起こす。な
お、ギヤケース8には泥よけのためのガード9が取り付
けられている。
【0014】またギヤケース8には、耕耘機をたとえば
車輌に載せたり保管する場合のために、持ち上げ用ハン
ドル2が設けられている。そして、この持ち上げ用ハン
ドル2には、作業用ウエイト4が取り付けられている。
この作業用ウエイト4は、耕耘作業時にロータ10を土
に押しつけるためのものである。作業用ウエイト4には
取り付け穴が形成されており、この取り付け穴に持ち上
げ用ハンドル2を貫通させて作業用ウエイト4を取り付
ける。なお、押圧固定ネジ5を締め込むことによって、
作業用ウエイト4を持ち上げ用ハンドル2に固定する。
【0015】ギヤケース8には接続部13を介してバー
12が固定されており、バー12にはさらに作業用ハン
ドル14が接続されている。作業者はこの作業用ハンド
ル14を持って耕耘機を操作し耕耘作業を行なう。耕耘
機を保管等する場合は、ノブボルト32をゆるめ、作業
用ハンドル14を回動軸14Jの部分を中心に矢印91
方向に折り曲げる。そして、作業用ハンドル14の補強
バー15をバー12上に設けられたストッパー19に填
め込み固定する。
【0016】接続部13には図1に示すように、抵抗棒
16が取り付けられている。作業者は耕耘作業時にこの
抵抗棒16を地面に押しつけ、耕耘機の進行を制御しな
がら作業を行なう。なお抵抗棒16は、作業者の身長に
応じ、抵抗棒中心軸16Jを中心に角度切り換えが可能
になっている。
【0017】抵抗棒16には移動用車輪18が固定され
ている。この移動用車輪18はロータ軸10J方向に並
んで2つ設けられている。耕耘作業時には図1に示すよ
うに抵抗棒16が地面に接した状態で作業を行なう。こ
れに対して耕耘機を移動させる場合、抵抗棒16、移動
用車輪18を回転軸17を中心に180度回転させ、移
動用車輪18が地面に接するように位置させる(図示せ
ず)。そして、この状態で耕耘機を移動させる。なお、
レバー17aの操作により、抵抗棒16、移動用車輪1
8を回転、固定する。
【0018】ところで、駆動部の動力によって作業用ハ
ンドル14には振動が発生する。作業用ハンドル14の
このような振動は、作業者の疲労の原因になる。このた
め、作業用ハンドル14の振動波形の波形頂点に、振動
低減用ウエイトを設ける。本実施例では、振動波形とし
て作業用ハンドル14の振動加速度を測定し、図3に示
すような振動加速度波形H1を得る。縦軸が振動加速
度、横軸が作業用ハンドル14の長さ方向の位置を表わ
している。
【0019】図3に示すように、作業用ハンドル14に
おける振動加速度波形H1の波形頂点P1、P2、P3
に、それぞれ振動低減用ウエイトW1、W2、W3が設
けられている。本実施例では、作業用ハンドル14は中
空パイプによって構成されており、図2に示すようにU
字形状をしている。波形頂点P1は作業用ハンドル14
とバー12との接続部分に位置しており、ここに振動低
減用ウエイトW1が設けられている。波形頂点P2、P
3は作業用ハンドル14の両側のバーに位置しており、
振動低減用ウエイトW2、W3は各2つ設けられてい
る。
【0020】また、それぞれの振動低減用ウエイトは、
作業用ハンドル14の中空パイプ内に鉄材を嵌装して設
けられる。このため、振動低減のためにゴムなどの弾性
部材を設ける場合に比べて、コストが高くなることはな
く、しかも作業用ハンドルの剛性、安定性を確保するこ
とができる。なお、振動低減用ウエイトは、作業用ハン
ドル14の中空パイプに鉄材を外装してもよい。
【0021】ここで、駆動部から受ける駆動力F、重量
M、振動加速度aの関係は下式で表わされる。
【0022】 F(駆動力)=M(重量)×a(振動加速度) この重量Mの値を増加させれば、振動加速度aの値を小
さくすることができる。すなわち、振動加速度波形H1
の波形頂点P1、P2、P3近傍は作業用ハンドル14
の振動加速度が大きい部分であり、ここに振動低減用ウ
エイトW1、W2、W3を設けることによって、これら
の部分の振動を低減させることができる。なお、振動低
減用ウエイトW1、W2、W3を設けた後の振動加速度
波形が図3のH2である。
【0023】また、振動低減用ウエイトW1、W2、W
3は、振動加速度波形の波形頂点P1、P2、P3にの
み設けられ、作業用ハンドル14全体に設けるものでは
ない。このため、作業用ハンドル14が過度に重くなる
ことを回避することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る作業用ハンドルの振動低減
機構を有する耕耘機においては、駆動部の動力によって
作業用ハンドルに生じる振動波形のそれぞれの波形頂点
には、振動低減用ウエイトが設けられている。
【0025】このように、振動波形のそれぞれの波形頂
点に振動低減用ウエイトが設けられているため、振動波
形の大きい部分の振動を低減させることができる。ま
た、作業用ハンドルに振動低減用ウエイトを設けるだけ
であるので、たとえば振動吸収用の弾性部材などを設け
る場合に比べて、コストが高くなることはなく、しかも
作業用ハンドルの安定性を確保することができる。
【0026】また、振動低減用ウエイトは、振動波形の
それぞれの波形頂点にのみ設けられ、作業用ハンドル全
体に設けるものではないため、作業用ハンドルが過度に
重くなることを回避することができ、良好な操作性を確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業用ハンドルの振動低減機構を
有する耕耘機の一実施例を示す全体側面図である。
【図2】図1に示す耕耘機の作業用ハンドルの平面図を
示す図である。
【図3】図1に示す耕耘機の作業用ハンドルにおける振
動の振幅を示す図である。
【図4】従来の耕耘機を示す全体側面図である。
【符号の説明】
6・・・・・駆動部 10・・・・・ロータ 14・・・・・作業用ハンドル H1、H2、H3・・・・・振動加速度波形 P1、P2、P3・・・・・波形頂点 W1、W2、W3・・・・・振動低減用ウエイト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 33/00 - 79/02 B62D 51/06 B62K 21/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動部、 駆動部の動力を受けて回転駆動し、土をすき起こすロー
    タ部、 ロータ部の動作を操作するための作業用ハンドル、 を備えた耕耘機において、 駆動部の動力によって作業用ハンドルに生じる振動波形
    それぞれの波形頂点には、振動低減用ウエイトが設け
    られている、 ことを特徴とする作業用ハンドルの振動低減機構を有す
    る耕耘機。
JP06032113A 1994-03-02 1994-03-02 作業用ハンドルの振動低減機構を有する耕耘機 Expired - Fee Related JP3124173B2 (ja)

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