JP5517295B2 - 切断処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ショベル系掘削機のアームの先端部に装着され、切断対象物の把持作業と切断作業とが実行可能な切断処理装置に関するものである。
従来、ショベル系掘削機のアームの先端部に着脱自在に装着されるアタッチメントとしての切断処理装置が実用化されている。この切断処理装置は、アームの先端部に装着される1対のフレーム部材と、これらフレーム部材の間に配置されて揺動可能に軸支された可動刃と、1対のフレーム部材の先端部分に形成された受部とを備え、この可動刃を下方揺動させてこの可動刃と受部との間に樹木や木製廃材等の切断対象物を挟み込んで切断作業を行うものである。可動刃の受部側の外縁部には複数の刃が形成され、可動刃が揺動駆動されると、受部に支持された切断対象物に複数の刃が喰い込んで複数の刃による切断が行われるよう構成されている。
樹木や木製廃材等の切断作業は、切断対象物の運搬・ハンドリング、切断、切断対象物の噛み込み除去、運搬・ハンドリング、車両への積み込みの手順で行われる。切断の前後における運搬・ハンドリング工程では、受部による掻き均しや掻き寄せ等について同一の油圧ショベルによって行われている。
図16に示すように、特許文献1の切断装置は、ホルダー51先部に付設された略湾曲状の左右1対の受片52と、この受片間に嵌合可能な可動刃54と、この可動刃54を開閉駆動可能な流体圧シリンダ58と、受片52の途中部に固着されたフォーク53と、可動刃54の背部に形成され且つフォーク53と協働して切断対象物を把持可能なフォーク部57とを備えている。この切断装置においては、流体圧シリンダ58の作動によって切断対象物を切断でき、フォーク53とフォーク部57の間に切断対象物を把持して所定の場所に移動させることができる。
切断装置の分野において、可動刃を複数回転させるのではなく、可動刃の一定角度の回転により切断対象物を切断(一発切断)する切断装置には、押し切り式と挽き切り式の2つの切断方式が存在している。押し切り式切断装置は可動刃に設けられた上刃が切断対象物を押し切り、挽き切り式切断装置は可動刃に設けられた裏刃(真刃)が切断対象物を挽き切るように構成されている。このような一発切断タイプの切断装置は、回転中心位置の選定により切断方式を分類できることが知られている。つまり、可動刃の回転中心が切断刃の刃底円より外側(下側)にある場合、押し切り式切断装置、可動刃の回転中心が切断刃の刃底円より内側(上側)にある場合、挽き切り式切断装置に分類されている。
特許3553514号公報
特許文献1の切断装置は、切断対象物を切断可能であり、可動刃54の背部を利用して切断対象物を把持可能であるため、1台の油圧ショベルにより、切断対象物を切断してから、フォーク53とフォーク部57により切断対象物を把持することが可能である。しかし、この切断装置では、受片52の先端部がアーム軸線に対して先端側程上方へ移行するように湾曲しているため、可動刃により切断するためには、切断対象物を湾曲状の受片52間に載せた後、切断対象物の逃げを防止可能な切断位置(湾曲下端位置)に切断対象物を一旦移動させる必要が有り、切断対象物の受片52上への載置に加え、逃げを防止可能な位置への移動の2工程を要する。また、図17に示すように、受片52による整地や均し作業等を行う場合、受片下部が地面(床面)と干渉し受片52の先端部分による掻き均しや掻き寄せを行うことが困難であり、作業効率を高めることができない。
ショベル系掘削機のアームの先端部に着脱自在に装着されるアタッチメントは、通常、梱包等により作業現場へ運搬搬送されるため、コンパクト化が要求されている。
押し切り式切断装置では、挽き切り式切断装置に比べて回転軸支部分が切断刃の下方位置に設けられるため、アタッチメント自体の外形形状が大型化する虞が有る。しかも、特許文献1の切断装置のように切断対象物を把持するためにアタッチメントにフォーク等を設ける場合、更に外形形状が大型化し、梱包性や搬送作業性に支障を来す虞が有る。
本発明の目的は、切断対象物を短時間で作業効率良く切断可能な切断処理装置、受部先端部分による掻き均し若しくは掻き寄せ作業可能な切断処理装置、及びフォークにより切断対象物を把持可能にしながらフォークの未使用時には小型化可能な切断処理装置等を提供することである。
請求項1の切断処理装置は、ショベル系掘削機のアームの先端部に連結され且つ切断対象物を受ける受部を備えた本体フレームと、前記受部に対して相対的に上下揺動可能に前記本体フレームの軸支部に軸支された可動刃と、この可動刃を揺動駆動するための切断用流体圧シリンダとを備えた切断処理装置において、前記受部は、前記アーム軸線に対して先端側程下方へ移行するように直線的に傾斜した直線状受面とこの直線状受面の基端部から上方に延びる湾曲状受面とを備え、前記軸支部に対して前記受部と反対側に位置する前記本体フレームの上部に設けられ前記可動刃の背部と協働して切断対象物を把持可能なフォークを備え、前記フォークは前記アーム軸線と平行又は略平行に前記可動刃に近接する方向へ折畳み可能に構成されたことを特徴としている。
この切断処理装置では、受部にアーム軸線に対して先端側程下方へ移行するように直線的に傾斜した直線状受面を設けたため、切断対象物を掛け止め後、切断対象物を逃げ防止可能な位置に移動させることが無く切断できるため、掛け止めのみの1工程で切断対象物を切断できる。しかも、本体フレームが地面(床面)と干渉することなく受部先端部分による掻き均し若しくは掻き寄せ作業等を行うことができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記フォークは、前記本体フレームへ折畳み可能に軸支するフォーク軸支部と、このフォーク軸支部に対してフォーク先端部と反対側に位置するピン穴を有し、フォークが起立状態のとき、前記ピン穴とこのピン穴に対応する前記本体フレームの開口とに挿入可能なピンによりフォークを位置固定することを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記フォークは、フォーク基部と、このフォーク基部に対して前側に倒伏可能なフォーク先端部とを備え、フォーク先端部が倒伏状態のとき、固定軸により前記フォーク先端部をフォーク基部に対して位置固定することを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか1つの発明において、前記可動刃は主切断刃とこの主切断刃と直交又は略直交する方向に所定幅延びる複数の補助切断刃とを有することを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記主切断刃は外縁部に形成された複数の鋸刃状三角刃を有することを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項4の発明において、前記主切断刃は外縁部に形成された複数の波形刃を有することを特徴としている。
請求項1の発明によれば、受部にアーム軸線に対して先端側程下方へ移行するように直線的に傾斜した直線状受面を設けたため、切断対象物を掛け止めのみの1工程で切断対象物を切断でき、受部により掻き均し若しくは掻き寄せ作業等を行うことができ、作業効率を高くすることができる。しかも、可動刃の背部と協働して切断対象物を把持可能なフォークを備え、フォークはアーム軸線と平行又は略平行に前記可動刃に近接する方向へ折畳み可能に構成されたため、切断対象物を把持できると共に、フォークの未使用時には切断処理装置を小型化でき、切断処理装置の梱包性及び搬送作業性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、簡単な構造でフォークの起立状態と折畳み状態とに位置決め固定することができる。
請求項3の発明によれば、可動刃50の背部52と協働して切断対象物を効果的に割ることができる。
請求項4の発明によれば、主切断刃と補助切断刃とに対して個別に駆動源を設ける必要がなく、可動刃の上下揺動動作で切断対象物の縦横同時切断ができ、切断対象物を細かく切断することができる。
請求項5の発明によれば、切断負荷の大きな切断工程初期において、主切断刃と切断対象物との当接領域を小さくすることができ、駆動力を切断の起点に集中することができる。
請求項6の発明によれば、切断対象物の外形形状に拘わらず、効率良く主切断刃と切断対象物とを当接させることができる。
本発明の実施例1に係る油圧ショベルの外観図である。 切断処理装置の斜視図である。 切断処理装置の側面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図3のV−V線断面図である。 回転支持機構と回転駆動部を示す要部断面図である。 切断動作時の切断処理装置の側面図である。 掻き寄せ動作時の切断処理装置の側面図である。 格納動作時の切断処理装置の側面図である。 実施例2に係る切断処理装置の斜視図である。 切断時の可動刃の側面図である。 実施例3に係る切断処理装置の側面図である。 実施例3の図5相当図である。 割り動作時の可動刃の側面図である。 三角刃付きの可動刃の側面図である。 波形刃付きの可動刃の側面図である。 異なる大きさの波形刃付きの可動刃の側面図である。 一枚刃付きの可動刃の側面図である。 従来の切断処理装置の側面図である。 従来の掻き寄せ動作時の切断処理装置の側面図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。尚、ショベル系掘削機の操作者(運転手)から視た前後方向を前後方向とし、図における上下方向を上下方向として説明する。
以下、実施例1に係る切断処理装置について図1〜図9に基づいて説明する。
図1に示すように、ショベル系掘削機である油圧ショベル1は、1対のクローラ2を有する下部走行体3、この下部走行体3の上部に旋回自在に装備されて操作者が乗り込む運転室を有する上部旋回体4とを有している。上部旋回体4の後部には、油圧供給源として油圧ポンプと油圧ポンプを駆動するエンジン(図示略)が配置されている。
油圧ショベル1は、後端を上部旋回体4に回転可能に軸支されたブーム5と、このブーム5を傾動させる油圧式のブームシリンダ6と、ブーム5の前端部に後部が回転可能に軸支されたアーム7と、このアーム7を傾動させる油圧式のアームシリンダ8と、アーム7の先端部に連結され且つ切断対象物Oを切断可能な切断処理装置20とを備えている。
アーム7は、ブーム5の前端部にアーム揺動軸9にて揺動可能に軸支されている。油圧式のアームシリンダ8のシリンダ本体の基端部がブーム5の途中部に回転可能に連結され、アームシリンダ8のピストンロッドの先端部がアーム7の後端部に回動可能に連結されている。アームシリンダ8が伸長又は収縮したとき、アーム7はアーム揺動軸9を揺動中心として揺動する。アーム7の先端部に切断処理装置20のホルダー部30を揺動可能に連結する連結ピン11と、切断処理装置8を連結ピン11を中心として揺動させる油圧式のバケットシリンダ10とが設けられている。バケットシリンダ10のシリンダ本体の基端部がアーム7の上部に回転可能に連結されている。切断処理装置8は、油圧ショベル1に着脱可能なアタッチメントであり、アーム7の先端部(前端部)に連結ピン11と連結ピン12により着脱自在に連結されている。
図1〜図3に示すように、切断処理装置20は、連結ピン11,12によりアーム7に連結されたホルダー部30と、ホルダー部30に後述の回転支持機構と回転駆動部を介して支持された本体フレーム40と、本体フレーム40に上下揺動可能に軸支された可動刃50と、この可動刃50を上下揺動駆動するための油圧式の切断用シリンダ21と、本体フレーム40の略中段前方位置に設けられたストッパフレーム22と、本体フレーム40の上部に設けられた1対のフォーク60等を備えている。尚、説明の便宜上、図1に示すように、バケットシリンダ10の操作によりアーム7の軸線Aと前記回転支持機構の回転軸線Bとが略同一直線となるときを初期状態とし、この初期状態において、以下の説明を行う。
図1〜図3、図6に示すように、ホルダー部30は、1対のブラケット板31を備えている。ブラケット板31の後部には、連結ピン11が貫通する連結ピン孔31aと、連結ピン12が貫通する連結ピン孔31bが夫々形成されている。バケットシリンダ10のピストンロッドの前端部はHリンク13の後端部に連結ピン14で連結され、Hリンク13の前端部は連結ピン孔31bに貫通する連結ピン12により、1対のブラケット板31に連結されている。サイドリンク15の後端が連結ピン14に回動可能に連結され、このサイドリンク15の前端はアーム7の前部に回動可能に連結されている。
以上により、連結ピン11,12とHリンク13とサイドリンク15を含む四節リンク機構が構成され、バケットシリンダ10を図1に示す初期状態から伸長、収縮させることにより、切断処理装置20を連結ピン11を中心として上下方向へ揺動駆動可能に構成している。
図2、図3、図6に示すように、ホルダー部30は、ブラケット板31の前端に垂直状に固着された円板部材70と、円板部材70の前面外周にボルト71により締結固定された環状部材72と、ベアリング75と、環状の内歯ギヤ部材76と、1対の本体フレーム40の後端が固着された本体固定板77と、円板部材70の中央開口79を後方から前方に向かって貫通した状態で円板部材70に固定されたロータリ継手73、円板部材70に固定された油圧モータ74を含む回転駆動部などを有する。
内歯ギヤ部材30はベアリング75を介して環状部材72に回転自在に支持されている。油圧モータ74の出力軸に固定されたピニオン74aが内歯ギヤ部材76の内歯76aに噛合している。内歯ギヤ部材76の前面には、本体固体板77が複数のボルト78によって締結固定されている。本体固定板77の前面に1対の本体フレーム40が固定されている。1対の本体フレーム40とその付属品は、本体固定板77と内歯ギヤ部材76とベアリング75を介して環状部材72にアーム7の軸線Aと平行な軸線Bの回りに回転自在に支持され、油圧モータ74を駆動することで正転又は逆転駆動される。油圧モータ74は、油圧ショベル1の油圧ポンプを含む油圧供給源から油圧を給排される。
つまり、本体フレーム40とその付属品をアーム7に対して回転可能に支持する回転支持機構が、円板部材70と、環状部材72と、ベアリング75と、内歯ギヤ部材76と、本体固定板77とで構成されている。本体フレーム40とその付属品をアーム7に対して回転駆動する回転駆動部が、油圧モータ74と、ピニオン74aと内歯ギヤ部材30等で構成されている。
ホルダー部30には、切断用シリンダ21への油圧の給排を切換えるための複数の電磁方向切換弁(図示略)が設けられ、これら電磁方向切換弁が油路により油圧供給源に接続されている。これら電磁方向切換弁と、油圧モータ74とが、操作者からの指令を受ける油圧ショベル1の制御ユニットにより駆動制御される。
ロータリ継手73は、油圧ショベル1の油圧供給源からの油路を、切断用シリンダ21に接続するためのものである。切断用シリンダ21は油路73a,73bによりロータリ継手73に接続されている。切断用シリンダ21を伸長させる場合は、油路73aから給油して油路73bから排油し、また、収縮させる場合は上記と逆の給排を行う。
図1〜図4に示すように、本体フレーム40は、その後端が本体固定板77に固着され、前記軸線Bと平行に前方へ所定長さ延びている。各本体フレーム40は、その前側下部に形成された受部41と、可動刃50を枢支する枢支軸23(軸支部)を固定する枢支軸受部42と、切断用シリンダ21の後端部を支持する支持軸24を支持する支持軸受部43と、本体フレーム40の上部に設けられた1対のフォーク60等を備えている。本体フレーム40は、1対の板状部材が左右方向に所定間隔空けて平行に対向状に配設され、1又は複数の連結部材44で一体的に連結されている。枢支軸受部42は受部41の後側部位に形成され、支持軸受部43は本体フレーム40の後端付近部の下部に形成されている。
受部41は、その前端から本体フレーム40の長さ方向途中部にかけて湾曲形状に形成され、アーム7の軸線A(軸線B)に対して先端側程下方へ移行するように直線的に傾斜した直線状受面45と、直線状受面45の基端部から上方に延びる湾曲状受面46とを備えている。直線状受面45は、領域Xにおいて本体フレーム40の間に亙って掛け渡され、可動刃50の揺動方向と略直交するように平面領域を形成し、その延長面はアーム7の軸線Aに対して鋭角で交差するように構成されている。直線状受面45の基端部に連なる湾曲状受面46は、領域Yにおいて可動刃50の揺動方向と略直交するように湾曲面領域を形成し、湾曲状受面46の基端部の延長面はアーム7の軸線Aに対して鈍角で交差するように設置されている。それ故、可動刃50は、切断開口幅を確保しつつ、直線状受面45と協働して切断対象物Oを切断することができる。直線状受面45と湾曲状受面46との左右方向略中間部分には、前後方向に延びると共に可動刃50が突入可能な隙間Sが設けられている。
1対のフォーク60は、枢支軸23に対して受部41と反対側に位置する本体フレーム40の上部に夫々設けられ可動刃50の背部52に設けられたフォーク部57と協働して切断対象物Oを把持可能に構成されている。1対の角状のフォーク60には、1対のフォーク60の間に亙って掛け渡されると共に可動刃50の揺動方向と略直交する把持面61と、1対のフォーク60を連結する2本の連結部材62と、枢支軸25(フォーク軸支部)が貫通可能な枢支軸受部63と、枢支軸25に対してフォーク先端部と反対側に位置し枢支軸受部63下方の下端側部分に形成されたピン穴64等が設けられている。
枢支軸25は本体フレーム40の枢支軸受部47間に亙って架着され、フォーク60は枢支軸25回りに揺動可能に構成されている。それ故、フォーク60を使用するとき、フォーク60を起立状態にすると共にピン穴64を本体フレーム40に形成されたピン用開口48に位置合わせしてピン65によりフォーク60を本体フレーム40へ固定する。フォーク60を格納するとき、ピン65をピン用開口48及びピン穴64から取り外した後、フォーク60をアーム軸線Aと平行又は略平行に可動刃50に近接する方向へ操作し折畳み状態にして格納する。
本実施例では、フォーク60が起立状態のとき、アーム軸線Aと略平行且つ枢支軸23を通る線に対して、フォーク60と受部41とは略対称位置(側面視で見てW形状)になるように配置されている。これにより、切断開口幅の確保と把持開口幅の確保を図っている。それ故、ピン用開口48は、前記配置形状となるよう本体フレーム40に対して枢支軸23より上方且つ枢支軸25より後方に配置されている。
可動刃50は、可動刃フレーム51と、可動刃フレーム51の後部に形成され且つフォーク60に対向する位置に形成された背部52と、可動刃フレーム51の後部に形成され且つ切断用シリンダ21と連結される連結腕部53と、可動刃フレーム51と連結腕部53との接続部分に形成された枢支軸23が貫通可能な枢支軸受部54と、連結腕部53に形成されて切断用シリンダ21のピストンロッドがピン26により連結されるロッド連結部55と、可動刃フレーム51に着脱可能な主切断刃56と、背部52に固着された1対のフォーク部57等で構成されている。可動刃フレーム51の下部部分は略円弧状に形成され、その下端縁部に主切断刃56の上縁部が複数のボルト27により固着されている。
図4に示すように、可動刃50は、本体フレーム40に架着された枢支軸23に枢支軸受部54に設けられた軸受23aを介して揺動可能に枢支されている。軸受23aと枢支軸受部42との間には、軸受23aの軸方向の位置を規制するスペーサ23bが設けられている。図3に示すように、主切断刃56は外縁部にV形の複数の鋸刃状三角刃taを備え、刃taの裏刃(真刃)により切断対象物を一発切断可能に形成されている。また、複数の刃taの刃底を結ぶ刃底ラインは所定半径の円弧を形成し、枢支軸23は前記円弧の上方位置(内側)に形成されている。
1対の角状のフォーク部57は、1対のフォーク部57の間に亙って掛け渡されると共に可動刃50の揺動方向と略直交する把持面58と、1対のフォーク部57を連結する2本の連結部材59を備えている。1対のフォーク部57は、背部52を挟んでフォーク60に対向する位置に設置され、2本の連結部材59を介して背部52に固着されている。これにより、フォーク60が起立状態で位置固定されているとき、可動刃50を上方へ揺動することによりフォーク部57の把持面58とフォーク60の把持面61との間に切断対象物を把持することができる。
ストッパフレーム22は、1対のストレート状のストッパ部28と、1対のストッパ部28の前端を連結する前端部29とを備えている。1対のストッパ部28は、枢支軸23により本体フレーム40の内側に夫々配置されている。尚、「外側」、「内側」とは、左右方向における外側、内側、つまり枢支軸23の軸線方向における外側、内側を意味する。前端部29はアーム軸線Aと略平行且つ枢支軸23を通る線上近傍に配置され、枢支軸23から前端部29までの距離は、可動刃50の枢支軸受部54から可動刃50前端までの長さよりも長く形成されている。そのため、可動刃50は、トッパフレーム22が、平面視にてコ字形状にも拘わらず上下揺動可能である。これにより、切断時、切断対象物が主切断刃56に噛み込んだ場合、可動刃50を上方へ揺動し、切断対象物Oをストッパフレーム22に当接させて切断対象物Oの噛み込みを外すことができる。
次に、以上説明した切断処理装置20の動作について説明する。
[切断動作] 切断対象物Oを切断する場合、アーム7等を作動させ、切断処理装置20を切断対象物Oと対向する位置に移動する。切断用シリンダ21を収縮動作し、可動刃50を上方揺動(開動作)させ(図3参照)、切断開口幅を確保する。次に、切断対象物Oが直線状受面45とストッパフレーム22との間に掛け止めされるように切断処理装置20を位置調整し、切断用シリンダ21を伸長動作させる。図7に示すように、可動刃50は枢支軸23回りに直線状受面45に向って下方揺動(閉動作)し、主切断刃56は切断対象物Oを直線状受面45に押し付け、切断対象物Oの切断を行う。また、地面(床面)上に横たわる切断対象物Oを切断する場合、切断対象物Oが直線状受面45に掛け止めされるように切断処理装置20を位置調整し、切断対象物Oの支持位置を調整することなく切断対象物Oの切断を行う。尚、立ち木状態の間伐材を切断する際には、油圧モータ24を駆動して切断処理装置20を90度姿勢変換し、可動刃50を水平姿勢にした状態で切断することができる。
[掻き寄せ/掻き均し動作] 掻き寄せ動作を行う場合、直線状受面45の先端が対象物Oの前方の地面(床面)に接する位置に切断処理装置20を移動する。図8に示すように、直線状受面45の先端を地面に沿って引き寄せることにより、直線状受面45の先端部分と受部41の下部を利用して掻き寄せ動作を行う。掻き均し動作についても同様の操作で行うことができる。また、直線状受面45の先端を対象物の後方の地面(床面)に設置させ、直線状受面45の先端を地面に沿って押し付けることにより、対象物を掻き出すことも可能である。
[把持動作] フォーク60を使用状態(起立状態)に位置決めしてピン65により本体フレーム40に固定する。切断用シリンダ21を伸長動作して可動刃50を枢支軸23回りに直線状受面45に向って下方揺動(閉動作)させ、把持開口幅を確保する。次に、対象物Oがフォーク部57の把持面58とフォーク60の把持面61との間に位置するように切断処理装置20を位置調整し、切断用シリンダ21を収縮動作させる。これにより、対象物Oを把持することができる。切断処理装置20の位置調整に当たり、適宜、油圧モータ24を駆動して切断処理装置20の姿勢変換を行う。また、把持した状態を維持して、油圧ショベル1が所定の載置場所に搬送することも可能である。
[格納動作] 切断処理装置20を梱包等のために格納動作を行う場合、切断用シリンダ21を伸長動作して可動刃50を枢支軸23回りに直線状受面45に向って下方揺動(閉動作)させる。次に、図9に示すように、ピン65をピン用開口48及びピン穴64から取り外し、フォーク60をアーム軸線Aと平行又は略平行に可動刃50に近接する方向へ操作し格納状態(折畳み状態)に位置固定する。ピン65はピン穴64に仮止めしている。この状態で、各油路と連結ピン11,12を外し、切断処理装置20をアーム7から取り外す。これにより、切断処理装置20は使用状態に比べて大幅に寸法を縮小でき、梱包作業や運搬作業が容易になる。
次に、実施例1に係る切断処理装置20の作用、効果について説明する。
この切断処理装置20は、油圧ショベル1のアーム7の先端部に連結され且つ切断対象物を受ける受部41を備えた本体フレーム40と、受部41に対して相対的に上下揺動可能に本体フレーム40の枢支軸23に軸支された可動刃50と、この可動刃50を揺動駆動するための切断用シリンダ21とを備えた切断処理装置20において、受部41は、アーム軸線Aに対して先端側程下方へ移行するように直線的に傾斜した直線状受面45とこの直線状受面45の基端部から上方に延びる湾曲状受面46とを備え、枢支軸23に対して受部41と反対側に位置する本体フレーム40の上部に設けられ可動刃50の背部52と協働して切断対象物を把持可能なフォーク60を備え、フォーク60はアーム軸線Aと平行又は略平行に可動刃50に近接する方向へ折畳み可能に構成されている。
この切断処理装置20によれば、受部41にアーム軸線Aに対して先端側程下方へ移行するように直線的に傾斜した直線状受面45を設けたため、切断対象物Oを掛け止め後1工程で切断対象物Oを切断でき、受部41により掻き均し若しくは掻き寄せ作業等を行うことができ作業効率を増すことができる。しかも、可動刃50の背部52と協働して切断対象物Oを把持可能なフォーク60を備え、フォーク60はアーム軸線Aと平行又は略平行に可動刃50に近接する方向へ折畳み可能に構成されたため、切断対象物Oを把持可能にできる。また、切断開口幅と把持開口幅とを大きく確保した構造であっても、フォーク60の未使用時には切断処理装置20を小型化でき、切断処理装置20の梱包性及び搬送作業性を高めることができる。
フォーク60は、本体フレーム40へ折畳み可能に軸支する枢支軸25と、この枢支軸25に対してフォーク先端部と反対側に位置するピン穴64を有し、フォーク60が起立状態のとき、ピン穴64とこのピン穴64に対応する本体フレーム40のピン用開口48とに挿入可能なピン65によりフォーク60を位置固定するため、ピン65とピン穴64とピン用開口48とによる簡単な構造でフォーク60の起立状態と折畳み状態とに位置固定することができる。
主切断刃56は外縁部に形成された複数の鋸刃状三角刃taを有するため、切断初期において主切断刃56と切断対象物Oとの当接領域を小さくすることができ、駆動力を切断の起点に集中することができる。
次に、実施例2に係る切断処理装置20Aについて図10、図11に基づいて説明する。尚、前記実施例1の切断処理装置20と異なる構成についてのみ説明し、実施例1と同一の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
可動刃50Aには、主切断刃56Aと、この主切断刃56Aと直交又は略直交する方向に所定幅延びる第1〜第3補助切断刃81〜83とが設けられている。
主切断刃56Aの左右両側面には、略同幅とされると共に前方に湾曲する板状の第1〜第3補助切断刃81〜83が、主切断刃56Aの側面と略直交するように合計6枚固着されている。主切断刃56Aの刃先先端は、第1〜第3補助切断刃81〜83の刃先先端と同一高さとなるよう形成されている。尚、本実施例では、第1〜第3補助切断刃81〜83を設けているが、左右の第1補助切断刃81だけでも良く、また、6枚以上の補助切断刃を設けることも可能である。
第1補助切断刃81は、主切断刃56Aの前端部、つまり、アーム7の長さ方向前側位置に固着され、第2補助切断刃82は主切断刃56Aのアーム7の長さ方向中間位置に固着され、第3補助切断刃83は主切断刃56Aのアーム7の長さ方向後側位置に夫々固着されている。また、第1〜第3補助切断刃81〜83の幅は、1対の受部41の離間距離の半分未満である。
直線状受面45Aには、前端側部分に隙間Sから左右幅方向に夫々延びる第1貫通部84と、第1貫通部84より後側で隙間Sから左右幅方向に夫々延びる第1貫通部84と同幅の第2貫通部85とが設けられている。湾曲状受面46Aには、第2貫通部85より後側で隙間Sから左右幅方向に夫々延びる第3貫通部86が設けられている。
切断時、可動刃50Aが枢支軸23を中心に下方に揺動すると、主切断刃56Aの刃先が隙間Sを貫通すると共に、第1〜第3補助切断刃81〜83の刃先が第1〜第3貫通部84〜86を夫々貫通する。それ故、夫々の切断刃に対して個別に駆動源を設ける必要がなく、可動刃50Aの上下揺動動作で切断対象物Oの縦横同時切断ができる。
次に、実施例3に係る切断処理装置20Bについて図12〜図14に基づいて説明する。尚、前記実施例2の切断処理装置20Aと異なる構成についてのみ説明し、実施例2と同一の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
1対の角状のフォーク60Bは、フォーク先端部66aと、フォーク先端部66aを固定軸62Bにより軸支可能なフォーク基部66b等により構成されている。フォーク先端部66aの可動刃50A側の端部には、1対のフォーク先端部66aの間に亙って掛け渡される割り面部67が設けられている。
フォーク基部66bの上部には、略十字状の開口を有する軸支部68が設けられ、フォーク先端部66aを固定軸62Bにより起立状態と前方に倒伏した割り状態とに位置固定可能に構成されている。フォーク基部66bは、枢支軸25により、把持動作用の第1起立状態と、割り動作用の第1起立状態より更に立ち上がった第2起立状態とに姿勢変更可能に構成されている。第2起立状態のとき、フォーク基部66bは、その基端部をピン65によりピン用開口48に固定され、その中段部を本体フレーム40に形成された第2枢支軸受部47Bにより固定されている。
切断処理装置20Bの作用効果について説明する。
把持動作のとき、図12に示すように、フォーク先端部66aは固定軸62Bによりフォーク基部66bに軸支部68を介して起立状態で位置固定され、フォーク基部66bは枢支軸25Bにより枢支軸受部47を介して第1起立状態で位置固定されている。
格納動作のとき、ピン65をピン用開口48及びピン穴64から取り外した後、フォーク60Bをアーム軸線Aと平行又は略平行に可動刃50Aに近接する方向へ枢支軸受部47に枢支された枢支軸25Bを操作し折畳み状態にして格納する。
割り動作のとき、図14に示すように、枢支軸25Bを枢支軸受部47から取り外した後、フォーク60Bを第2起立状態とに姿勢変更し、枢支軸25Bを第2枢支軸受部47Bと枢支軸受部63に挿入固定する。次に、固定軸62Bを軸支部68から取り外した後、フォーク先端部66aを可動刃50Aに近接する方向へ略90度倒伏した状態に姿勢変更し、固定軸62Bによりフォーク基部66bへ位置固定する。以上により、フォーク60Bを第2起立状態にするため、フォーク先端部66aとフォーク部57との開口幅を確保することができ、可動刃50Aの背部52に設けられたフォーク部57と協働して切断対象物Oを効果的に割ることができる。尚、割り動作を優先する場合、フォーク先端部66aに割り面部67に代えて、適宜特殊な爪形状の刃を装着することも可能である。
図15〜図18に基づき、可動刃の変形例について説明する。
図15に示すように、可動刃50Bは、可動刃フレーム51Bと、連結腕部53と、枢支軸受部54と、ロッド連結部55と、主切断刃56B等で構成されている。主切断刃56Bの外縁部には複数の三角刃tbが形成され、複数の三角刃tbの刃底を結んだ形状は円弧状に形成されている。複数の三角刃tbは、ほぼ同じ大きさ・形状の歯に形成されている。
図16に示すように、可動刃50Cに固定された主切断刃56Cの外縁部には、複数の波形刃tcが形成され、これら複数の複数の波形刃tcの刃底を結んだ形状は円弧状に形成されている。複数の波形刃tcは、ほぼ同じ大きさ・形状の歯に形成されている。これにより、切断対象物の外形形状に拘わらず、効率良く主切断刃と切断対象物とを当接させることができる。
図17に示すように、可動刃50Dに固定された主切断刃56Dの外縁部には、複数の波形刃tdが形成されている。複数の波形刃tdの刃底を結んだ形状は円弧状に形成され、複数の波形刃tdは後方のものほど小さくなるように形成されている。これにより、効率良く主切断刃と切断対象物とを当接させることができる。
図18に示すように、可動刃50Eに固定された主切断刃56Eの外縁部には、滑らかに連続する一枚刃teが形成され、一枚刃teの刃底形状は円弧状に形成されている。
次に、前記実施例を部分的に変更した変形例について説明する。
1]前記実施例では、回転支持機構と回転駆動部によって本体フレームをアーム軸線回りに回転可能とした切断処理装置について説明したが、アーム軸線回りの回転機能が必要でない切断処理装置においては、本体フレームをアーム先端にボルト等によって固定しても良い。
2]前記実施例では、1つの可動刃を備えた切断処理装置について説明したが、切断処理装置に複数の可動刃を設けてもよい。
3]前記実施例では、ストッパフレームを備えた例について説明したが、ストッパフレームを省略しても良い。また、ストッパフレームを枢支軸回りに揺動可能にして、専用シリンダにより独立に揺動駆動するように構成してもよい。
4]前記実施例では、枢支軸を刃底ラインの上方位置に形成した例について説明したが、刃底ラインの下方位置に形成することも可能である。また、刃底ラインは円弧状に限ることなく、湾曲状や直線状にすることも可能である。
5]前記実施例では、着脱自在なピンをピン用開口及びピン穴から取り外した後、フォークをアーム軸線と平行又は略平行に可動刃に近接する方向へ折畳み状態にして格納する例を説明したが、切断装置を折畳み状態にして作業現場に搬送後、ピンをピン用開口及びピン穴に固着して切断作業を行うことも可能である。
6]前記実施例では、フォーク基部を第2起立状態にしてフォーク先端部を倒伏させる例について説明したが、同様に、フォーク部の先端部を倒伏可能に構成しても同様の効果を奏することができる。また、割り対象物に応じて、フォーク先端部とフォーク部先端部の双方を倒伏可能に形成することも可能である。
7]その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能で、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
本発明は、ショベル系掘削機のアームの先端部に着脱可能に装着されて、種々の切断対象物を切断可能な切断処理装置に適用可能である。
1 油圧ショベル
7 アーム
10 バケットシリンダ
20,20A,20B 切断処理装置
21 切断用シリンダ
22 ストッパフレーム
23 (可動刃)枢支軸
25 (フォーク)枢支軸
40 本体フレーム
41 受部
42 (可動刃)枢支軸受部
45 直線状受面
46 湾曲状受面
47 (フォーク)枢支軸受部
48 ピン用開口
50,50A〜50E 可動刃
52 背部
56,56A〜56E 主切断刃
57 フォーク部
60,60B フォーク
64 ピン穴
65 ピン
81〜83 補助切断刃
A アーム軸線
O 切断対象物

Claims (6)

  1. ショベル系掘削機のアームの先端部に連結され且つ切断対象物を受ける受部を備えた本体フレームと、前記受部に対して相対的に上下揺動可能に前記本体フレームの軸支部に軸支された可動刃と、この可動刃を揺動駆動するための切断用流体圧シリンダとを備えた切断処理装置において、
    前記受部は、前記アーム軸線に対して先端側程下方へ移行するように直線的に傾斜した直線状受面とこの直線状受面の基端部から上方に延びる湾曲状受面とを備え、
    前記軸支部に対して前記受部と反対側に位置する前記本体フレームの上部に設けられ前記可動刃の背部と協働して切断対象物を把持可能なフォークを備え、
    前記フォークは前記アーム軸線と平行又は略平行に前記可動刃に近接する方向へ折畳み可能に構成されたことを特徴とする切断処理装置。
  2. 前記フォークは、前記本体フレームへ折畳み可能に軸支するフォーク軸支部と、このフォーク軸支部に対してフォーク先端部と反対側に位置するピン穴を有し、
    フォークが起立状態のとき、前記ピン穴とこのピン穴に対応する前記本体フレームの開口とに挿入可能なピンによりフォークを位置固定することを特徴とする請求項1に記載のショベル系掘削機の切断装置。
  3. 前記フォークは、フォーク基部と、このフォーク基部に対して前側に倒伏可能なフォーク先端部とを備え、
    フォーク先端部が倒伏状態のとき、固定軸により前記フォーク先端部をフォーク基部に対して位置固定することを特徴とする請求項1又は2に記載のショベル系掘削機の切断装置。
  4. 前記可動刃は主切断刃とこの主切断刃と直交又は略直交する方向に所定幅延びる複数の補助切断刃とを有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載のショベル系掘削機の切断装置。
  5. 前記主切断刃は外縁部に形成された複数の鋸刃状三角刃を有することを特徴とする請求項4に記載のショベル系掘削機の切断装置。
  6. 前記主切断刃は外縁部に形成された複数の波形刃を有することを特徴とする請求項4に記載のショベル系掘削機の切断装置。
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