JP2005083060A - 掴み機能付きブレーカ装置およびそれを備えた作業機械 - Google Patents

掴み機能付きブレーカ装置およびそれを備えた作業機械 Download PDF

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Abstract

【課題】 塊状の破砕物を容易に掴むことができ、しかもチゼルに影響されずに掴み作業を行うことができる掴み機能付きブレーカ装置およびそれを備えた作業機械を提供する。
【解決手段】ブレーカ18と、チゼル18aを突出させた状態でブレーカ18を収納している本体ケース19と、この本体ケース19に設けられる掴み装置とを有し、この掴み装置が、本体ケース19の左右両側に配置され各基端部が本体ケース19のチゼル側端部に設けられた回転軸21,29に枢支される一対の把持アーム16,17と、各把持アーム16,17を、本体ケース19のチゼル側端部としての本体ケース先端部から突出して互いに当接する掴み位置と本体ケース先端部から後退して本体ケース19の左右の壁面19e,19fに当接する格納位置との間で上下方向に揺動させる把持アーム駆動機構27,33とから構成されている掴み機能付きブレーカ装置である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、破砕作業に好適な掴み機能付きブレーカ装置およびそれを備えた作業機械に関するものである。
従来、一つの作業機で、破砕対象を破砕するとともにその破砕物の除去や搬送を行うことができるように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記作業機は、図13(a)に示すように、油圧ショベルやバックホーのアーム60の先端部に削岩装置61を備えており、この削岩装置61のケース61aはリンク機構62a,62bを介して揺動シリンダ63に連結されている。64はリンク機構62aとケース61aの後端部とを連結している連結ピンであり、65はアーム60の先端部とケース61aの後端部とを連結している連結ピンである。
また、ケース61aには把持爪66がピン67を介して回動自在に枢支されており、この把持爪66の後端66aは、駆動シリンダ68のロッドに連結されている。従って、その駆動シリンダ68を伸縮させることにより把持爪66を矢印A方向に開閉することができ、把持爪66を閉じ方向に動作させると、ケース61aの後面61bと把持爪66との間に破砕物を把持することができるようになっている。
なお、把持爪66は図13(b)に示すように、左右一対設けられ、2本のロッド69によって接続されている。また、図中、61cはブレーカのチゼルである。
実開平5−27152号公報(第(5)−(6)頁、図1)
しかしながら、従来の作業機では、削岩装置61の後面61bを静止面として利用し把持爪66で掬い上げた破砕物をその後面61bとの間に挟み込むように構成されているため、道路の舗装を解体する場合のように薄い層状のものを剥離除去するには適しているものの、塊状の破砕物は掴みにくいという問題がある。また、把持爪66はケース61aから下方に突出しない範囲で開閉動作するため、チゼル61cの軸心C3を垂直に立てるとチゼル61cが邪魔して破砕物に把持爪66が届かないという不都合もあった。
本発明は以上のような従来の削岩機における課題を考慮してなされたものであり、塊状の破砕物を容易に掴むことができ、しかもチゼルに影響されずに掴み作業を行うことができる掴み機能付きブレーカ装置およびそれを備えた作業機械を提供するものである。
本発明は、ブレーカと、チゼルを突出させた状態でブレーカを収納している本体ケースと、この本体ケースに設けられる掴み装置とを有し、この掴み装置が、本体ケースの左右両側に配置され各基端部が本体ケースのチゼル側端部に設けられた回転軸に枢支される一対の把持アームと、各把持アームを、本体ケースのチゼル側端部としての本体ケース先端部から突出して互いに当接する掴み位置と本体ケース先端部から後退して上記本体ケースの左右の壁面に沿う格納位置との間で上下方向に揺動させる把持アーム駆動手段とから構成されている掴み機能付きブレーカ装置である。
本発明において、上記把持アームはチゼルから前後方向に外れた位置で掴み動作するように構成することが好ましい。その場合、側面から見てブレーカのチゼル中心軸と把持アームの中心軸とが鋭角に交差する状態でブレーカと把持アームとを配置すれば、把持アームがチゼルから外れた位置で掴み動作するようになる。
また、本体ケースの後端部に作業アームの先端部が連結される第一連結部と、その作業アームのバケットリンクが連結される第二連結部を有する場合、これら第一および第二連結部の各中心を結ぶ直線に対しブレーカのチゼル中心軸が略直交する状態でチゼルを設けることが好ましい。この構成によれば、ブレーカ装置を前後に反転させると、作業アームの掴み位置をチゼルを基準としてその前側または後側のいずれかに切り換えることができ、掴み作業の作業性を向上させることができる。一方、ブレーカ装置を前後に反転させてもチゼルの姿勢は変化しないため、破砕作業も効率良く行える。
本発明において、上記把持アーム駆動手段として、油圧シリンダと、この油圧シリンダと把持アームとを連結する複数のリンクとを有し、油圧シリンダのチューブ側端部を本体ケースの後端部に連結し、油圧シリンダのロッド先端部を複数のリンクのリンク連結点と連結すれば、把持アームを上下方向に揺動させることができる。
本発明において、上記ブレーカに供給する駆動圧の一部を、油圧シリンダにおける把持アーム持ち上げ側油路に合流させる油路を設ければ、格納状態の把持アームを本体ケースの左右の壁面に向けて押圧し固定することができ、ブレーカ作業時に把持アームが振動して騒音の発生することを防止することができる。
本発明は、下部走行体上に上部旋回体を旋回自在に搭載し、この上部旋回体の作業アームの先端部に、上記構成を有する掴み機能付きブレーカ装置を備えた作業機械である。
本発明によれば、塊状の破砕物を容易に掴むことができ、しかもチゼルに影響されずに掴み作業を行うことができるという長所を有する。
以下、図面に示した実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る掴み機能付きブレーカ装置を備えた軌道用作業機の側面図を示したものである。
同図において、軌道用作業機1は、クローラ2a,2bを装着した下部走行体3とその下部走行体3上に旋回自在に搭載された上部旋回体4とを備えている。
上部旋回体4の前部左側にはキャビン5が、後部にはエンジン(図示しない)を格納したエンジンルーム6がそれぞれ配置され、キャビン5の右側には作業アタッチメント7が装備されている。
この作業アタッチメント7は、起伏動作するブーム8とそのブーム8の先端部に連結され機体前後方向に揺動するアーム9と、そのアーム9の先端部に連結され前後方向に揺動可能に設けられたブレーカ装置10とから構成され、ブーム8はブームシリンダ11によって起伏し、アーム9はアームシリンダ12によって揺動し、ブレーカ装置10は駆動シリンダ13によって揺動するようになっている。
下部走行体3の前部には上下方向に揺動する一対の前側アーム14a,14bが備えられ、この前側アーム14a,14bの先端部にそれぞれ前車輪15a,15bが備えられている。
前側アーム14a,14bは図示しない油圧シリンダによって昇降するようになっており、油圧シリンダを伸長させると、前輪15a,15bをレールRa,Rb上に載せることができるようになっている。なお、図示しないが下部走行体3の後部にも上記と同様に一対のアーム、後輪および油圧シリンダが備えられており、前車輪15a,15bの昇降動作と連動するようになっている。
図2は、図1に示したブレーカ装置10を拡大して示した正面図であり、把持アームを格納した状態を示している。
同図において、18は従来公知の油圧ブレーカであり、18aはそのチゼルである。
この油圧ブレーカ18はその左右両側に平行に配置されている二枚の側板19a,19bによって保持されている。以下、二枚の側板19a,19bを総称する場合は本体ケース19と呼ぶ。
詳しくは、本体ケース19の下部は連結板19cで接続されており、この連結板19cの貫通孔19dに油圧ブレーカ18を挿通させるとともに、チゼル18aを突出させた状態でその油圧ブレーカ18を固定している。
側板19aには外向きに突出して設けられた一対のブラケット20a,20bが前後に固定されており、このブラケット20a,20bの下部に、連結ピン21を介して左側把持アーム16の基端部が連結されている。
左側把持アーム16は、平行な状態で前後に配置された二枚のアームプレート16a,16bからなり、その先端部には鋸刃状部16cが形成されている。
また、左側把持アーム16における連結ピン21取付部近傍には第一連結ピン22を介して第一リンク23が連結されている。
この第一リンク23はさらにリンク連結ピン24を介し第二リンク25と逆V字状に連結され、この第二リンク25の端部は、第二連結ピン26を介して上述した一対のブラケット20a,20bに連結されている。
上記リンク連結ピン24は、左側アーム駆動シリンダ27のロッド27a先端部とも連結されており、左側アーム駆動シリンダ27のチューブ側ボス27bは、側板19a上部から外向きに突設されたブラケット28に連結されている。
一方、右側把持アーム17は左側把持アーム16と左右対称に側板19bに設けられおり基本的に把持アーム16と同じ構成となっている。
図中、29は右側把持アーム17の回転中心となる連結ピン、30は第一リンク、31は第二リンク、32は両リンクを連結しているリンク連結ピン、33は右側アーム駆動シリンダ、34は右側アーム駆動シリンダ33を側板19bの上部に固定するためのブラケット、33bは連結ピンである。また、36a,36b(手前側のみ図示)は、ブラケット20a,20bと左右逆向きにして側板19bに設けられた一対のブラケットである。
図3は上記左側把持アーム16を連結ピン21を中心とし、また右側把持アーム17を連結ピン29を中心としてそれぞれ下向きに回転させた状態を示している。
同図に示すように、両アーム駆動シリンダ27,33を伸長させると、まず第二リンク25,31が連結ピン24,37を回転中心として回転する。
第二リンク25,31の回転によってその第二リンク25,31に連結されている第一リンク23,30が両把持アーム16,17を下向きに押し下げ、両把持アーム16,17は連結ピン21,29を回転中心として回転するように構成されているため、結局、第一リンク23,30と把持アーム16,17とを連結している第一連結ピン22,38は、連結ピン21,29の周囲を回転し、同図に示すように両把持アーム16,17の鋸刃状部16aおよび17dが互いに当接する位置まで回転することができる。
このように、上記アーム駆動シリンダ27,33、リンク23,25、リンク30,31は把持アーム駆動手段として機能し、両把持アーム16,17を、本体ケース19先端部から突出して互いに当接する掴み位置と本体ケース19先端部から後退して本体ケース19の左右の壁面19e,19fに沿う格納位置との間で上下方向に揺動させるようになっている。
図4は上記両リンク30,31の分解斜視図を示したものである。
同図において、第一リンク30はプレート状に形成されており、上下両側にピンを挿入するための貫通孔が形成されている。下端部30aは二枚のアームプレート17a,17bの間に挿入され、連結ピン38でアームプレート17a,17bと連結される。一方、上端部30bの前後方向両側には一対の第二リンク31の下端部31aを対応させて配置し、連結ピン32で連結する。
第二リンク31の上端部31bは、一対のブラケット36a,36bの上側貫通孔36cに対応して配置され、連結ピン37で連結される。
図5は図4に示した方法で組み立られたブレーカ装置10の右側面図を示したものである。
図5において、ブレーカ18の中心軸C1と把持アーム17を回動させるアーム駆動シリンダ33の中心軸C2とは角度θを持って交差している。
それにより、両把持アーム16,17はチゼル18aの後方(運転者から見て手前側)に外れた位置で掴み動作を行うことができる。また、掴み作業を行う場合には両把持アーム16,17が本体ケース19の下端より突出するため、把持アーム17を鉛直方向に降下させて掴み作業を行うことが可能になる。
なお、同図に示すようにアームプレート17a,17bは前後方向に配置された接続板17cによって接続されている。
この接続板17cは、図6の正面図に示すように、アームプレート17bの鋸刃状部17dに沿って縦方向に設けられており、鋸刃状部17dの各突起に対応して横板17eが棚板状に形成され接続板17cと接続されている。この横板17eは把持アーム17の剛性を高めるとともに掴まれた破砕物の落下を防止ように機能する。なお、図6では内部の構造が分かりやすいように一方のアームプレート17aを取り外した状態で示している。
図7は、上記構成を有するブレーカ装置10を動作させる制御回路を示したものである。
同図において、エンジン40の出力軸は第一油圧ポンプ41と第二油圧ポンプ42が接続されており、第一油圧ポンプ41から吐出される圧油は、ブレーカ操作ペダル43の操作によって遮断位置aから連通位置bに切り換わるブレーカコントロール弁44を通じ、油圧ブレーカ18の入口ポート18bに供給される。
この入口ポート18bに圧油が供給されると、チゼル18aが駆動する。なお、油圧ブレーカ18の出口ポート18cはタンク45に接続されている。
一方、第二油圧ポンプ42から吐出される圧油は、把持アーム操作ペダル46の操作によって中立位置cからd位置またはe位置に切り換わる把持アームコントロール弁47、油路48を通じ、左側アーム駆動シリンダ27のヘッド側油室27aおよび右側アーム駆動シリンダ33のヘッド側油室33cにそれぞれ供給される。
それにより、左側把持アーム16は矢印B方向に回転し、右側把持アーム17は矢印C方向に回転する。このとき、左側アーム駆動シリンダ27のロッド側油室27dから排出される圧油は油路49、把持アームコントロール弁47を通じてタンク45に戻される。右側アーム駆動シリンダ33のロッド側油室33dから排出される圧油も油路49を流れる戻り油と合流する。
一方、把持アームコントロール弁47が中立位置cからe位置に切り換えられると、圧油は油路49を通じて両アーム駆動シリンダ27,33の各ロッド側油室27dおよび33dに供給され、それにより、左側把持アーム16が矢印B方向と反対方向に、右側把持アーム17が矢印C方向と反対方向に回転し、それにより、両把持アーム16,17が本体ケース19の側壁19a,19bに沿った状態で格納される。
また、ブレーカコントロール弁44とブレーカ18とを接続している油路50から分岐油路51が分岐しており、この分岐油路51には逆止弁52と流量調整弁53が介設され油路49と接続されている。
すなわち、この分岐油路51は、ブレーカ18の駆動時にそのブレーカ18に供給する圧油の一部をアーム駆動シリンダ27,33のロッド側油室27d,33dに供給し、各把持アーム16,17を本体ケース19の側壁19e,19f(図2参照)に向けて押圧するように機能する。それにより、ブレーカ18駆動時には両把持アーム16,17が固定されて振動しないため、ブレーカ装置10から騒音の発生することがない。
図8は上記制御回路の変形例を示したものである。
なお、図7と同じ構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図8の制御回路において図7と異なる点は把持アームコントロール弁47′の構成にある。
この把持アームコントロール弁47′は、中立位置fの戻り油路がブロックされておらず、絞り54を介してタンク45と連通している。
この構成によれば、ブレーカ18の駆動時においてそのブレーカ18に供給する圧油の一部が両アーム駆動シリンダ27,33のロッド側油室27d,33dに供給されるが、ヘッド側油室27c,33c内の圧油はロッド側油室27d,33d内の圧が高まることによって排出され上記絞り54を通じてタンク45に戻される。
従って、図7の構成に比べると、より低い作動圧で各把持アーム16,17を本体ケース19の側壁に押し付けることができるようになる。
図9および図10は上記ブレーカ装置の把持アーム16,17によって破砕物FGを掴んでいる状態を示したものであり、図9はブレーカ装置10を機体の前方から見たものであり、図10は運転席から見たものである。
図10に示すように、両把持アーム16,17は従来のように前後方向に開閉する把持アームと異なり、左右方向に開閉するように構成されているため、破砕物FGが両把持アーム16,17やチゼル18aによって隠れることがなく、簡単に掴むことができるようになっている。しかも、両把持アーム16,17は掴み動作時に本体ケース19から下向きに大きく突出させることができるため、両把持アーム16,17を鉛直方向に降下させて破砕物FGをすばやく掴むことが可能になる。
図11は、破砕物FGをトラックTRの荷台にダンプする作業を示したものである。
両把持アーム16,17によって掴まれた破砕物FGは、軌道用作業機1の上部旋回体4を旋回させつつ作業アタッチメント7を持ち上げる、いわゆる持ち上げ旋回動作によって荷台の高さまで移動され、両把持アーム16,17を開くことによってその荷台上にダンプされる。
なお、上記実施形態ではブレーカ装置10を軌道用作業機1のアーム先端に装着し、トンネル工事を行う場合を例に取り説明したが、これに限らず、ブレーカ装置10は油圧ショベルのアーム先端に装着することができる。この場合、構造物の解体作業等を行うことができる。
また、図12は、ブレーカ装置10を前後に反転させて作業アタッチメント7に装着した状態を示している。
ブレーカ装置10における本体ケース19の後端部には、作業アタッチメント7の先端部に対して連結ピン(図示しない)で連結される第一連結部55と、作業アタッチメント7のバケットリンク9aに対して同じく連結ピンで連結される第二連結部56がそれぞれ設けられている。
これら第一および第二連結部55,56に挿入された各連結ピンの中心を結ぶ直線C4に対し、本実施形態ではチゼル中心軸C1が略直交する状態で配置されている。
軌道用作業機1の近傍で破砕作業を行う場合、作業アタッチメント7は逆V字状に折り曲げられる。この状態で把持アーム16,17による掴み作業を行う場合には、把持アーム16,17はチゼル18aの前側に配置されている方が作業性が良い。一方、軌道用作業機1から離れた位置で破砕作業を行う場合には作業アタッチメント7は直線に近づくように前後に延ばされるため、この場合は、把持アーム16,17はチゼル18aの後側に配置されている方が作業性が良い。
従って、作業環境に応じてブレーカ装置10を前後に反転させることができる構成にしておくと、把持アーム16,17の掴み位置をチゼル18aを基準としてその前側または後側のいずれかに切り換えることができ、掴み作業の作業性を向上させることができる。
一方、ブレーカ装置10を前後に反転させてもチゼル18aの姿勢は変化しないため、破砕作業が主体であってもその作業は従来通り、効率良く行うことができる。
本発明に係る軌道用作業機の正面図である。 図1に示すブレーカ装置の把持アーム格納状態を示す正面図である。 把持アーム使用状態を示す図2相当図である。 把持アームのリンク部分の分解斜視図である。 ブレーカ装置の側面図である。 把持アームの構造を示す正面図である。 ブレーカ装置を駆動する油圧制御回路である。 図7の変形例を示す油圧制御回路図である。 把持アームを機体前方から見た説明図である。 把持アームを運転席側から見た説明図である。 軌道作業機によるダンプ動作を示す説明図である。 ブレーカ装置を反転して作業アタッチメントに装着した場合を示す説明図である。 (a)は従来の掴み機能を有するブレーカ装置を示す側面図、(b)はその正面図である。
符号の説明
1 軌道用作業機
2a,2b クローラ
3 下部走行体
4 上部旋回体
5 キャビン
6 エンジンルーム
7 作業アタッチメント
8 ブーム
9 アーム
10 ブレーカ装置
16,17 把持アーム
18 油圧ブレーカ
18a チゼル
19 本体ケース
19a,19b 側板
21,29 連結ピン
23,25 リンク
27,33 アーム駆動シリンダ

Claims (7)

  1. ブレーカと、チゼルを突出させた状態で上記ブレーカを収納している本体ケースと、この本体ケースに設けられる掴み装置とを有し、この掴み装置が、上記本体ケースの左右両側に配置され各基端部が上記本体ケースのチゼル側端部に設けられた回転軸に枢支される一対の把持アームと、各把持アームを、上記本体ケースのチゼル側端部としての本体ケース先端部から突出して互いに当接する掴み位置と上記本体ケース先端部から後退して上記本体ケースの左右の壁面に沿う格納位置との間で上下方向に揺動させる把持アーム駆動手段とから構成されていることを特徴とする掴み機能付きブレーカ装置。
  2. 上記把持アームは上記チゼルから前後方向に外れた位置で掴み動作するように構成されている請求項1記載の掴み機能付きブレーカ装置。
  3. 側面から見て上記ブレーカのチゼル中心軸と上記把持アームの中心軸とが鋭角に交差する状態で上記ブレーカと上記把持アームとを配置することにより、上記把持アームが上記チゼルから外れた位置で掴み動作するように構成した請求項2記載の掴み機能付きブレーカ装置。
  4. 上記本体ケースの後端部に作業アームの先端部が連結される第一連結部と、その作業アームのバケットリンクが連結される第二連結部が設けられ、これら第一および第二連結部の各中心を結ぶ直線に対し上記ブレーカのチゼル中心軸が略直交する状態で上記チゼルが設けられている請求項3記載の掴み機能付きブレーカ装置。
  5. 上記把持アーム駆動手段として、油圧シリンダと、この油圧シリンダと上記把持アームとを連結する複数のリンクとを有し、上記油圧シリンダのチューブ側端部が上記本体ケースの後端部に連結され、上記油圧シリンダのロッド先端部が上記複数のリンクのリンク連結点と連結されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の掴み機能付きブレーカ装置。
  6. 上記ブレーカに供給する駆動圧の一部を、上記油圧シリンダにおける把持アーム持ち上げ側油路に合流させる油路が設けられ、格納状態の上記把持アームを上記本体ケースの左右の壁面に向けて押圧するように構成されている請求項5記載の掴み機能付きブレーカ装置。
  7. 下部走行体上に上部旋回体を旋回自在に搭載し、この上部旋回体の作業アームの先端部に、上記請求項1〜6のいずれか1項に記載の掴み機能付きブレーカ装置が備えられていることを特徴とする作業機械。
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