JP6470831B1 - 樹木伐採機 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断する樹木に曲げモーメントを付加して、樹木を切断する負荷を低減し、低出力の切断機構で樹木を切断することができる樹木伐採機を提供する。
【解決手段】樹木伐採機10は、自走式作業機のアームに装着される本体フレーム20、本体フレーム20に起立状に且つ傾動自在に設けられた傾動フレーム21、傾動フレーム21に設けられ、立向き状態の樹木を把持する把持機構22、把持機構22により樹木を把持した状態で、本体フレーム20に対して傾動フレーム21を傾動駆動して樹木に曲げモーメントを付加する油圧式傾動機構23、本体フレーム20に設けられ、油圧式傾動機構23により曲げモーメントを付加した樹木を、曲げモーメントにより張力が付加された側から切断する切断機構を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は樹木伐採機に関し、特に、樹木に曲げモーメントを付加し、その樹木を切断することができる樹木伐採機に関する。
従来より、自走式作業機のアームに装着されるアタッチメントとして種々の樹木伐採機が実用化されている(例えば、特許文献1,2)。特許文献1の樹木伐採機では、樹木が1つのグラップルにより把持され、そのグラップルの下側で樹木がチェーンソーにより切断され、特許文献2の樹木伐採機では、樹木が上下1対のグラップルにより把持され、それら1対のグラップルの間で樹木が回転刃ドラムにより破砕される。
尚、特許文献1の樹木伐採機では、チェーンソーがケース体に対して回動し得るように装着され、更にケース体が支持体に対して回動し得るように装着されている(図1,図3)。また、特許文献2の樹木伐採機では、回転刃ドラムが油圧シリンダによって前後に移動駆動される(図5,図6)。
特開2003−88258号公報 特開2001−186821号公報
樹木伐採機を用いて比較的太い樹木や硬い樹木を伐採する場合、樹木を切断する負荷(切断力)が大きくなり、依って、樹木切断の作業能率を高めるためには、特許文献1の樹木伐採機のようなチェーンソー等を有する高出力の切断機構が必要となる。
本発明の目的は、樹木に曲げモーメントを付加して、その樹木を切断する負荷(切断力)を低減することができる樹木伐採機を提供すること、低出力の切断機構で樹木を切断することができる樹木伐採機を提供すること、等である。
請求項1の発明は、作業機のアームに装着される本体フレームを有する樹木伐採機において、前記本体フレームに起立状に且つ傾動自在に設けられた傾動フレームと、前記傾動フレームに設けられ、立向き状態の樹木を把持する把持機構と、前記把持機構により樹木を把持した状態で、前記本体フレームに対して前記傾動フレームを傾動駆動して樹木に曲げモーメントを付加する油圧式傾動機構と、前記本体フレームに設けられ、前記油圧式傾動機構により曲げモーメントを付加した樹木を、曲げモーメントにより張力が付加された側から切断する切断機構とを備えたことを特徴とする。
上記構成の樹木伐採機によれば、傾動フレームが本体フレームに起立状に且つ傾動自在に設けられ、この傾動フレームに設けられた把持機構により立向き状態の樹木が把持され、この状態で、油圧式傾動機構により本体フレームに対して傾動フレームが傾動駆動されて、樹木に曲げモーメントが付加される。そして、本体フレームに設けられた切断機構により、その樹木が曲げモーメントにより張力が付加された側から切断されるので、樹木を切断する負荷(切断力)を低減することができ、低出力の切断機構で樹木を切断することができ、樹木切断の作業効率を高めることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記把持機構は、上下に離隔配置された1対の油圧駆動式のグラップルを有することを特徴とする。
上記構成の樹木伐採機によれば、特に下側のグラップルにより、樹木の切断する部位に曲げモーメントを確実に付加することができ、1対のグラップルにより、切断された樹木を確実に安定的に保持することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記切断機構は、切断刃と、切断刃を所定ストローク直線的にガイドするガイド機構と、切断刃を平行移動的に作動させる切断用油圧シリンダとを有することを特徴とする。
上記構成の樹木伐採機によれば、低出力の切断機構とすることができ、その切断機構で樹木を切断することができる。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、前記油圧式傾動機構は、前記本体フレームと前記傾動フレームに両端部が夫々回動自在に連結された傾動用油圧シリンダを有することを特徴とする。
上記構成の樹木伐採機によれば、本体フレームに対する傾動フレームの傾動駆動を強力な駆動力で行い、樹木に曲げモーメントを確実に付加することができる。
本発明の樹木伐採機によれば、樹木に曲げモーメントを付加して、その樹木を切断する負荷(切断力)を低減し、低出力の切断機構で樹木を切断することができる。
本発明の実施例に係る樹木伐採機を備えた自走式作業機の側面図である。 樹木伐採機の要部側面図であり、(a)が傾動フレームが傾動していない状態を示し、(b)が傾動フレームが傾動した状態を示す。 図2(a)のIV−IV線断面図である。樹木伐採機の要部背面図である。 樹木伐採機の要部背面図である。 樹木伐採機の要部横断面図である。 樹木伐採機の切断機構の要部正面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 樹木伐採機のグラップルの平面図である。 樹木伐採機の油圧駆動制御系を示すブロック図である。 樹木を把持した状態の作業行程図である。 樹木に曲げモーメントを付加した状態の作業行程図である。 樹木を切断した状態の作業行程図である。 切断した状態を鉛直姿勢に戻した状態の作業行程図である。
以下、発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。尚、自走式作業機の運転部から視た前後・左右・上下を前後・左右・上下として説明する。
図1に示すように、自走式作業機1は、1対のクローラ2aを有する下部走行体2と、下部走行体2上に旋回可能に設けられた運転部3aを有する上部旋回体3と、上部旋回体3から前方へ延びる作業装置4とを備えている。上部旋回体3の後部には、油圧ポンプと油圧ポンプを駆動するエンジンとを含む油圧発生装置5が搭載されている。
作業装置4は、上部旋回体3に基端部が枢支されたブーム6と、上部旋回体3に対してブーム6を回動させる左右1対の第1油圧シリンダ7と、ブーム6の先端部に基端側部分が枢支されたアーム8と、ブーム6に対してアーム8を回動させる第2油圧シリンダ9と、アーム8の先端部に枢支されアタッチメントとして装着された樹木伐採機10と、アーム8に対して樹木伐採機10を回動させる第3油圧シリンダ11とを備えている。
第1油圧シリンダ7の両端部が上部旋回体3とブーム6に夫々回動自在に連結され、第2油圧シリンダ9の両端部がブーム6とアーム8に夫々回動自在に連結され、第3油圧シリンダ11の両端部がアーム8とリンク12,13の基端部に夫々連結されている。アーム8の先端部に樹木伐採機10のホルダ14が枢支され、リンク12の下端部がアーム8に、リンク13の下端部がホルダ14に夫々回動自在に連結されている。
自走式作業機1は、下部走行体2による走行、上部旋回体3の旋回、及び油圧シリンダ7,9,11によるブーム6とアーム8と樹木伐採機10の回動により、樹木伐採機10を樹木Tの根本近くに移動させ、その樹木Tを樹木伐採機10によって切断し伐採する(図10〜図13)。
樹木伐採機10について説明する。
図1〜図8に示すように、樹木伐採機10は、アーム8にホルダ14を介して装着された本体フレーム20と、本体フレーム20に起立状に且つ傾動自在に設けられた傾動フレーム21と、傾動フレーム21に設けられ、立向き状態の樹木Tを把持する把持機構22と、把持機構22により樹木を把持した状態で、本体フレーム20に対して傾動フレーム21を傾動駆動して樹木に曲げモーメントを付加する油圧式傾動機構23と、本体フレーム20に設けられ、油圧式傾動機構23により曲げモーメントを付加した樹木Tを、曲げモーメントにより張力が付加された側から切断する切断機構24とを備えている。
図2〜図6に示すように、本体フレーム20は、左右1対の前後方向に延びる縦フレーム30と、1対の縦フレーム30の後部同士を連結する左右方向に延びる横フレーム31とを有し、平面視にて前方開のコ字状に形成され、1対の縦フレーム30間に樹木Tを受け入れる。1対の縦フレーム30に切断機構24の1対の切断用油圧シリンダ62が夫々装着され、1対の縦フレーム30間に切断機構24の切断刃60が配置される。ここで、ホルダ14の前部は2股部14aに形成され、その2股部14aが1対の縦フレーム30の上面部に結合されている。
図2〜図4に示すように、傾動フレーム21は、左右方向に所定の厚みを有し、横フレーム31から上方へ延びるように設けられている。横フレーム31には、左右2枚の鉛直の支持板35aからなる連結支持部35が、横フレーム31の上面よりも上方へ突出するように左右1対設けられ、傾動フレーム21の下端部が、これら1対のフレーム支持部35の間に位置し、1対のフレーム連結部35に左右方向に向く軸36a、及びこの軸36aが挿通された軸受け36bを介して回動自在に連結されている。
図2、図8に示すように、把持機構22は、上下に離隔配置された1対の油圧駆動式のグラップル40,41を有する。下側のグラップル41は、上側のグラップル40よりも上下方向の厚みが大きくなるように構成されている。尚、1対のグラップル40,41について、他の構成は基本的に同じであるため、同一符号を付して説明する。
各グラップル40,41は、左右1対の把持部材43と、1対の把持部材43を開閉させる複動型の把持用油圧シリンダ44とを有する。1対の把持部材43は左右対称に形成され、1対の把持部材43の後端部が、夫々傾動フレーム21の前部に設けられた把持連結部45に上下方向に向く1対の軸46を介して回動自在に連結されている。
把持連結部45は、傾動フレーム21の本体部に固定された上下2枚の略水平の支持板45aからなり、各把持部材43の後端部が2枚の支持板45aの間に配置され軸46により枢支されている。1対の把持部材43の後端側には1対のシリンダ連結部43aが夫々設けられ、これら1対のシリンダ連結部43aに、把持用油圧シリンダ44の両端部(シリンダ本体とピストンロッド)が夫々上下方向に向く1対の軸47を介して回動自在に連結されている。
図8の実線は、把持用油圧シリンダ44が収縮駆動され、1対の把持部材43が略最大限開放した状態を示し、この状態で、1対の縦フレーム30間に受け入れた樹木Tを1対の把持部材43間に位置させ、その状態で、把持用油圧シリンダが伸長駆動されると、1対の把持部材43が閉じるように回動されて樹木Tを把持する。
図2、図4に示すように、油圧式傾動機構23は、本体フレーム20と傾動フレーム21に両端部が夫々回動自在に連結された左右1対の複動型の傾動用油圧シリンダ50(チルトシリンダ50)を有する。各傾動用油圧シリンダ50の上端部(ピストンロッド)は、傾動フレーム21の中央部に左右方向に向く軸51を介して連結されている。
各傾動用油圧シリンダ50の下端部(シリンダ本体)は、横フレーム31に設けられた連結支持部35に左右方向に向く軸52を介して連結されている。前記のように、連結支持部35は、左右2枚の鉛直の支持板35aからなり、各傾動用油圧シリンダ50の下端部が、傾動フレームの回動軸36aよりも後側において、これら2枚の支持板35a間に配置され軸52により枢支されている。
図2(a)は、傾動フレーム21が本体フレーム20に対して略鉛直姿勢になっている状態を示し、図2(b)は、傾動フレーム21が本体フレーム20に対して前方へ傾動した姿勢になっている状態を示している。傾動フレーム21が略鉛直姿勢になっている状態で、把持機構22により樹木Tが把持され、その後、傾動用油圧シリンダ50が伸長駆動されると、傾動フレーム21を前方へ傾ける力が把持機構22を介して樹木Tに加わることで、樹木Tに曲げモーメントが付加され、樹木Tの後側部分に張力が付加される。
図5〜図7に示すように、切断機構24は、切断刃60と、切断刃60を所定ストローク直線的にガイドするガイド機構61と、切断刃60を平行移動的に作動させる左右1対の複動型の切断用油圧シリンダ62とを有する。
切断刃60は略矩形板状に形成され、その前端の刃先部60aが1対の縦フレーム30間に位置し、後方へ凹む湾曲形状に形成されている。ガイド機構61においては、左右1対の円筒状の摺動ブロック65が設けられ、切断刃60の左右両端部が1対の摺動ブロック65に結合保持され、これら1対の摺動ブロック65が1対の縦フレーム30に夫々前後方向へ摺動自在にガイド支持され、切断刃60が図5に仮想線で示す非作動位置と実線で示す作動位置とにわたって直線的にガイドされる。
1対の切断用油圧シリンダ62は、夫々、そのシリンダ本体62aが1対の縦フレーム30の後部に取付けられ、それらシリンダ本体62aから前方へ延びる1対のピストンロッド62aの前端部が、1対の摺動ブロック65に挿通され円筒状結合材65aを介して結合され、1対の切断用油圧シリンダ62が伸縮駆動されることで、切断刃60を非作動位置と作動位置とにわたって作動させる。
切断刃60が非作動位置にあるとき、1対の縦フレーム30間に樹木Tを受け入れ、また、把持機構22により樹木Tが把持され、また、油圧式傾動機構23により樹木Tに曲げモーメントが付加され、この状態で、切断刃60が非作動位置から作動位置に作動され、樹木Tを後側から、つまり張力が付加された側から切断する。
自走式作業機1の油圧駆動制御系について説明すると、図9に示すように、自走式作業機1の制御装置70は、運転部3aに設けられた運転操作部71による操作指令を受けて、油圧発生装置5、及び油圧回路72を制御し、操作指令に応じた油圧シリンダ5,7,9,11,44,50,62に油圧発生装置5から油圧回路72を介して油圧を供給し、操作指令に応じたムーブ6、アーム8、樹木伐採機10;把持機構22、傾動駆動機構23、切断機構24を作動させる。
以上説明した樹木伐採機10を備えた自走式作業機1で樹木を伐採する作業行程について説明する。
先ず、図10に示すように、下部走行体2による走行、上部旋回体3の旋回、及び油圧シリンダ7,9,11によるブーム6とアーム8と樹木伐採機10の回動により、樹木伐採機10を樹木Tの根本近くに移動させる。
ここで、樹木伐採機10において、傾動フレーム20を略鉛直姿勢にし(図2(a))、各グラップル40,41の1対の把持部材43を略最大限開放させ(図8実線)、切断刃60を非作動位置に位置させて(図5仮想線)、樹木Tを本体フレーム20の1対の縦フレーム30間に受け入れ、樹木Tを1対の把持部材43間に位置させる。その後、各グラップル40,41において、把持用油圧シリンダ44により、1対の把持部材43が閉じるように回動されて、グラップル40,41により樹木Tが把持される。
次に、図11に示すように、油圧式傾動機構23の1対の傾動用油圧シリンダ50により、本体フレーム20に対して傾動フレーム21が前方へ傾動駆動され、傾動フレーム21を前方へ傾ける力が1対のグラップル40,41を介して樹木Tに加わることで、樹木Tを傾かせ、その根本と下側のグラップル41との間の部分(以下、根本近傍部分という)を前方へ撓ませて、その樹木Tの根本近傍部分に曲げモーメントを付加し、樹木Tの根本近傍部分の後側部分に張力を付加することができる。
次に、切断機構24の1対の切断用油圧シリンダ62により、切断刃60が非作動位置から作動位置に作動され、図12に示すように、この切断刃60により樹木Tの根本近傍部分が後側部分から切断される。切断された樹木Tは、傾いた状態でもグラップル40,41により確実に保持される。
次に、図13に示すように、油圧式傾動機構23の1対の傾動用油圧シリンダ50により、本体フレーム20に対して傾動フレーム21が略鉛直姿勢となるように戻され、これにより、グラップル40,41により保持された樹木Tも略鉛直姿勢になる。その後、下部走行体2による走行や、上部旋回体3の旋回や、ブーム6とアーム8と樹木伐採機10の回動等により、その樹木Tを移動させ、グラップル40,41を開放して、所定の場所に樹木Tを放置することになる。
尚、比較的太い樹木や硬い樹木を切断する場合には、図11に示すように、樹木Tの根本近傍部分に曲げモーメントを付加するが、比較的細い樹木や柔かい樹木を切断する場合には、樹木Tの根本近傍部分に曲げモーメントを付加しないで、その樹木Tを切断刃60により切断することができる。
この樹木伐採機11によれば、傾動フレーム21が本体フレーム20に起立状に且つ傾動自在に設けられ、この傾動フレーム21に設けられた把持機構22により立向き状態の樹木Tを把持し、この状態で、油圧式傾動機構23により本体フレーム20に対して傾動フレーム21を傾動駆動して、樹木Tに曲げモーメントを付加することができる。そして、本体フレーム20に設けられた切断機構24により、その樹木Tを曲げモーメントにより張力が付加された側から切断することができるので、樹木Tを切断する負荷(切断力)を低減することができ、低出力の切断機構24で樹木Tを切断することができ、樹木切断の作業効率を高めることができる。
また、把持機構22は、上下に離隔配置された1対の油圧駆動式のグラップル40,41を有するので、特に下側のグラップル41により、樹木Tの切断する部位に曲げモーメントを確実に付加することができ、1対のグラップル40,41により、切断された樹木Tを確実に安定的に保持することができる。
また、切断機構24は、切断刃60と、切断刃60を所定ストローク直線的にガイドするガイド機構61と、切断刃60を平行移動的に作動させる1対の切断用油圧シリンダ62とを有するので、低出力の切断機構24とすることができ、その切断機構24で樹木Tを切断することができる。
また、油圧式傾動機構24は、本体フレーム20と傾動フレーム21に両端部が夫々回動自在に連結された1対の傾動用油圧シリンダ50を有するので、本体フレーム20に対する傾動フレーム21の傾動駆動を強力な駆動力で行い、樹木Tに曲げモーメントを確実に付加することができる。
尚、アーム8に対して樹木伐採機10を旋回させる旋回装置を設けてもよい。そうすると、曲がった樹木Tにも確実に曲げモーメントを付加し、その樹木Tを切断することができるし、樹木Tの切断だけでなく、倒れた樹木Tを1対のグラップル40,41で把持して他の場所へ移送することも容易になる。
また、例えば、把持機構22においては、1対のグラップル40,41の一方(例えば、上側のグラップル40)を省略してもよいし、切断機構24においては、チェーンソーや電動式丸鋸等の高出力の切断機構とすることもできる。尚、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、その他種々の変更を付加して実施することができる。
1 自走式作業機(作業機)
8 アーム
10 樹木伐採機
20 本体フレーム
21 傾動フレーム
22 把持機構
23 油圧式傾動機構
24 切断機構
40,41 グラップル
50 傾動用油圧シリンダ
60 切断刃
61 ガイド機構
62 切断用油圧シリンダ

Claims (4)

  1. 作業機のアームに装着される本体フレームを有する樹木伐採機において、
    前記本体フレームに起立状に且つ傾動自在に設けられた傾動フレームと、
    前記傾動フレームに設けられ、立向き状態の樹木を把持する把持機構と、
    前記把持機構により樹木を把持した状態で、前記本体フレームに対して前記傾動フレームを傾動駆動して樹木に曲げモーメントを付加する油圧式傾動機構と、
    前記本体フレームに設けられ、前記油圧式傾動機構により曲げモーメントを付加した樹木を、曲げモーメントにより張力が付加された側から切断する切断機構と、
    を備えたことを特徴とする樹木伐採機。
  2. 前記把持機構は、上下に離隔配置された1対の油圧駆動式のグラップルを有することを特徴とする請求項1に記載の樹木伐採機。
  3. 前記切断機構は、切断刃と、切断刃を所定ストローク直線的にガイドするガイド機構と、切断刃を平行移動的に作動させる切断用油圧シリンダとを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の樹木伐採機。
  4. 前記油圧式傾動機構は、前記本体フレームと前記傾動フレームに両端部が夫々回動自在に連結された傾動用油圧シリンダを有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の樹木伐採機。
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