JPH10108495A - 自動負荷制限装置 - Google Patents

自動負荷制限装置

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Publication number
JPH10108495A
JPH10108495A JP8254040A JP25404096A JPH10108495A JP H10108495 A JPH10108495 A JP H10108495A JP 8254040 A JP8254040 A JP 8254040A JP 25404096 A JP25404096 A JP 25404096A JP H10108495 A JPH10108495 A JP H10108495A
Authority
JP
Japan
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output
deviation
value
generator
proportional
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Pending
Application number
JP8254040A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Watanabe
重喜 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP8254040A priority Critical patent/JPH10108495A/ja
Publication of JPH10108495A publication Critical patent/JPH10108495A/ja
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  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】水位、鉄管水圧等の突発的な変動による負荷の
急増に対して、発電機が過負荷となることを防止する装
置を提供する。 【解決手段】発電機出力電力を検出して、比例演算器2
3と、プラス側積分動作を防止する上限リミッタと負荷
の絞りすぎを防止する下限リミッタとを有する積分演算
器24とにより、負荷制限器14を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水力発電機のガバナ
と組み合わせて使用する自動負荷制限装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のガバナの構成図である。
図2において、1および2は周波数設定器3への増指令
および減指令、4は周波数検出値、5および6は偏差演
算器、7は速度垂下率演算器、8は偏差演算器、10お
よび11は電力設定器9への増指令および減指令、12
は比例積分微分(PID)演算器、13は低値選択器、
15および16は負荷制限器14への増指令および減指
令、17は偏差演算器、18は開度指令値、19はガイ
ドベーン開度検出値とから構成されている。
【0003】ここで、負荷制限器14への増指令15お
よび減指令16は手動で与えられる。このような構成に
おいて、周波数設定器3の周波数設定値と周波数検出値
4との偏差Δfを偏差演算器5で求め、電力設定器9の
電力設定値と開度検出値19との偏差Δpを偏差演算器
8で求める。そして、この偏差Δpを速度垂下率演算器
7に入力し演算して得られたΔsと偏差Δfとの加算値
を偏差演算器6で求める。この偏差演算器6の加算値を
PID演算器12に入力してPID演算を行い、PID
演算器12の出力は低値選択器13に入力される。低値
選択器13は、PID演算器12の出力と負荷制限器1
4からの過制御抑止のための設定値とを比較し、低い値
を出力する。そして、低値選択器13の出力と開度検出
値19との偏差を開度指令値18として偏差演算器17
で求め、この開度指令値18によりサーボモータを介し
て原動機の入力量を調整して発電機の周波数、出力電力
を周波数設定器3の周波数設定値、電力設定器9の電力
設定値に調整する。
【0004】ここで、発電機の周波数fとサーボモータ
の開度実際値pとの関係、すなわち速度垂下率演算器7
における速度垂下率は、図3に示すものである。図3
は、周波数がf0 、開度実際値がp0 で電力系統と並列
運転中に、周波数がf1 まで上昇したときは開度実際値
がp1 に、また周波数がf2 まで上昇したときは開度実
際値がp2 になるように調整するために速度垂下率演算
器7の速度垂下率としての比例ゲインを単一値に設定し
た、単一速度垂下率特性またはガバナー特性と称されて
いるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】発電機の出力調整を電
力設定器で行う場合、上述のように速度垂下率を掛けた
後PID演算されるため、設定値に対するガイドベーン
開度の追従が遅くなり、水位上昇、鉄管の水圧上昇等に
より発電機出力が急激に上昇し、発電機が過負荷となっ
てしまうことを防止できないという問題があった。
【0006】本発明の課題は、水位、鉄管水圧等の突発
的な変動による負荷の急増に対して、発電機が過負荷と
なることを防止する装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、発電機定格出力設定電力と検出電力との偏差を演算
する第1の偏差演算手段と、該偏差演算手段の出力によ
り発電機の正常運転時は前記負荷制限器の設定を発電機
定格出力相当に制御し、発電機出力が定格を越えた場合
には発電機出力を絞る制御を比例積分動作とする比例積
分演算手段と、該比例積分演算手段の出力を制限する上
下限制限手段と、該上下限制限手段の出力とガイドベー
ン開度上限設定値との偏差を演算する第2の偏差演算手
段と、該偏差演算手段の出力と前記負荷制限器の出力と
の偏差を演算する第3の偏差演算手段とを備え、この第
3の偏差演算手段の出力により前記負荷制限器の設定値
を増減する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例を示す構
成図である。図2に示す従来の構成図との相違点を以下
に述べる。20は上限設定値、21は電力検出値、22
は偏差演算器、23は比例演算器、24は積分演算器、
25および28は定格出力設定値20および下限設定値
26を上下限設定値とするリミッタ、27は加算演算
器、29はガイドベーンの上限開度設定値、30および
31は偏差演算器で構成されており、偏差演算器31の
出力のプラス信号は負荷制限器14の増指令15、マイ
ナス信号は減指令16となっている。
【0009】負荷制限器14の出力側の構成は図2と同
じである。このような構成において、定格出力設定値2
0は発電機定格出力電力(最大値)であり、電力検出値
21との偏差を偏差演算器22で演算する。この偏差を
比例演算器23および積分演算器24で比例積分演算す
る。定格出力設定値20に対して電力検出値21が大き
くなると、マイナス偏差となるため、比例積分演算出力
(加算演算器27の出力)はマイナス信号となり、偏差
演算器30で上限開度設定値29と偏差演算した結果は
上限開度設定値29よりも減少し、偏差演算器31で負
荷制限器14の出力信号と偏差演算した結果はマイナス
信号となり、負荷制限器14に対して減指令16とな
る。
【0010】定格出力設定値20に対して電力検出値2
1が小さくなると、プラス偏差がでるため、比例積分演
算出力も最終的にはプラスとなり、偏差演算器30で上
限開度設定値29と偏差演算した結果は上限開度設定値
29よりも増加し、偏差演算器31で負荷制限器14の
出力信号と偏差演算した結果はプラス信号となり、負荷
制限器14に対して増指令15となる。
【0011】なお、負荷の下げすぎを防止するため下限
設定値26を設定する。また、負荷制限器14は定格出
力相当以上の設定出力は不要のため、リミッタ25の上
限設定値20は定格出力設定値を用いる。さらに、比例
積分演算出力の後段にも同様にリミッタ28を設けてい
る。
【0012】
【発明の効果】水位、鉄管水圧等の突発的な変動により
発電機出力が急激に上昇しても、この出力を検出して比
例積分動作により負荷制限器の設定を下げ、ガイドベー
ン開度を絞り込むため、発電機が過負荷となることを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す構成図
【図2】従来の実施例を示す構成図
【図3】速度垂下率の説明図
【符号の説明】
1,10,15…増指令、 2,11,16…減指令、 3…周波数設定器、 4…周波数検出値、 5,6,8,17,22,30,31…偏差演算器、 7…速度垂下率演算器、 9…電力設定器、 12…比例積分微分演算器、 13…低値選択器、 14…負荷制限器、 18…開度指令値、 19…ガイドベーン開度検出値、 20…定格出力設定値、 21…電力検出値、 23…比例演算器、 24…積分演算器、 25,28…リミッタ、 26…下限設定値、 27…加算演算器、 29…上限開度設定値。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発電機の周波数、出力電力をそれぞれ設定
    値に調整するために、周波数とガイドベーン開度とを検
    出し、これらの検出値と設定値とから求められた開度指
    令値と負荷制限器の設定値とのうち、低い値を選択して
    ガイドベーン開度を制御するようにした自動負荷制限装
    置において、発電機定格出力設定電力と検出電力との偏
    差を演算する第1の偏差演算手段と、該偏差演算手段の
    出力により発電機の正常運転時は前記負荷制限器の設定
    を発電機定格出力相当に制御し、発電機出力が定格を越
    えた場合には発電機出力を絞る制御を比例積分動作とす
    る比例積分演算手段と、該比例積分演算手段の出力を制
    限する上下限制限手段と、該上下限制限手段の出力とガ
    イドベーン開度上限設定値との偏差を演算する第2の偏
    差演算手段と、該偏差演算手段の出力と前記負荷制限器
    の出力との偏差を演算する第3の偏差演算手段とを備
    え、この第3の偏差演算手段の出力により前記負荷制限
    器の設定値を増減するようにしたことを特徴とする自動
    負荷制限装置。
JP8254040A 1996-09-26 1996-09-26 自動負荷制限装置 Pending JPH10108495A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8254040A JPH10108495A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 自動負荷制限装置

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JPH10108495A true JPH10108495A (ja) 1998-04-24

Family

ID=17259409

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JP8254040A Pending JPH10108495A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 自動負荷制限装置

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JP (1) JPH10108495A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008022598A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Meidensha Corp ディジタル式水力発電制御装置

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JP2008022598A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Meidensha Corp ディジタル式水力発電制御装置

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