JPH10108431A - スピンドルモータの軸支持構造 - Google Patents

スピンドルモータの軸支持構造

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Publication number
JPH10108431A
JPH10108431A JP27762196A JP27762196A JPH10108431A JP H10108431 A JPH10108431 A JP H10108431A JP 27762196 A JP27762196 A JP 27762196A JP 27762196 A JP27762196 A JP 27762196A JP H10108431 A JPH10108431 A JP H10108431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
rotor
rotor holder
spindle motor
radial direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP27762196A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Yamaguchi
忠男 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Parts Ind Co Ltd filed Critical Tokyo Parts Ind Co Ltd
Priority to JP27762196A priority Critical patent/JPH10108431A/ja
Publication of JPH10108431A publication Critical patent/JPH10108431A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータホルダと受け部をはじめから一体化し
た、例えば袋型ロータホルダにしても容易に軸の抜け止
めができるようにすると共に径方向の軸のふれを防ぐよ
うにする。 【解決手段】 ロータ(R)に配した軸(4)をステー
タ(S)に配したロータホルダ(1)に軸受(4)を介
して回転自在に支えてなるもので軸の一部に径方向に溝
(4a)を設け、この溝を利用して軸の抜けを防止させ
てなるものであって前記ロータホルダー上面に軸の抜け
止め手段(5)を配してなり、軸の抜け止め手段は少な
くとも軸に当接する部分が樹脂で形成されて一部がステ
ータに固定されたり、軸の抜け止め手段に側圧発生用ば
ね(10)を配して軸を径方向に付勢させるのがよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、情報あるいは音響機
器等に使用されるスピンドルモータの軸支持構造の改良
に係り、特にロータの抜け止めと軸と軸受間のクリアラ
ンスが原因で発生する雑音、振動を防止したものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、小型モータ、特に車載用CDを
駆動するブラシレススピンドルモータなどの軸支持構造
は、衝撃によるロータの浮き上がりを防ぐために抜け止
め手段が必要である。そして、ロータの軸を回転自在に
支えてなる軸受はコスト的に有利な焼結含油金属によっ
て構成されており、この軸受とロータの軸とは適切なク
リアランスをもって嵌合されている。したがって、ロー
タは、ステータとの磁気的吸引、反発作用によって回転
時に半径方向に振動して軸受との衝突を招いて雑音ある
いは振れが発生する。この雑音や振動あるいは軸の振れ
を防止するために、軸と軸受内径とのクリアランスを数
ミクロンまで小さくしたり、軸の一部を径方向から付勢
するようにして側圧を加える必要がある。
【0003】このような構成を取り入れたスピンドルモ
ータの従来の構造は、たとえば、図3に示すようなもの
がある。すなわち、黄銅製のロータホルダ11をステー
タベース22に一体化し、このロータホルダ11に複数
個の電機子コイル6a・・・を巻回してなる電機子鉄心
6を取り付け、ステータベース22に配した印刷配線回
路基板22aに端末を結線し、ターンテーブル7と、界
磁マグネット88を一体化したヨークを兼ねるマグネッ
トケース33からなるロータRを軸44を介して前記ロ
ータホルダ11に配した上下の軸受55、56に回転自
在に支持させてなるものである。そして、軸44の基端
は当て板66aを介して受け部66bにピボット支承さ
れるとともに軸受56との間に径方向に溝切りされてE
リングのような抜け止め手段66cが配され、軸受55
の上面には、バネを利用した側圧機構66dが配されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、抜け止め手段66cを取り付けた後から
受け部66bをカシメなどによって取り付けなくてはな
らないため、取り付け強度の問題もあり作業上からも大
きな問題となっていた。しかも、上下の軸受55、56
の延長上に抜け止め手段66cや側圧機構66dがある
ため、モータ自体を薄型にすること難しい。したがっ
て、薄型にするには上下の軸受55、56を短くしなく
てはならず、性能上から好ましいものではない。
【0005】そこで、この発明では、上記したような問
題の解決、すなわちロータホルダと受け部をはじめから
一体化した、例えば袋型ロータホルダにしても容易に軸
の抜け止めができるようにすると共に径方向の軸のふれ
を防ぐようにしたスピンドルモータの軸支持構造を提供
するのを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るには、軸に配する抜け止め手段は軸の基部でなくても
よいことに着目し、ロータホルダの上面に配することに
よって達成できる。このようにすると、軸は抜け止め手
段に逆らって挿入することによって組立でき、ロータの
抜け止めが容易にできる。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態の一つは、
請求項1に示すようにロータに配した軸をステータに配
したロータホルダに軸受を介して回転自在に支えてなる
ものであって軸の一部に径方向に溝を設け、この溝を利
用して軸の抜けを防止させてなるスピンドルモータの軸
支持構造において、前記ロータホルダ上面に軸の抜け止
め手段を配してなるものである。この発明の実施の形態
の別の一つは、請求項2に示すように前記軸の抜け止め
手段は少なくとも軸に当接する部分が樹脂で形成され、
一部がステータに固定されているものがよい。さらに、
この発明の実施の形態の他の一つは、請求項3に示すよ
うに前記軸の抜け止め手段は軸を径方向に付勢させる側
圧手段も兼ねているものがよい。
【0008】請求項1に示す発明によれば、ロータホル
ダと受け部をはじめから一体化してしまうことができる
ので強度的に問題が無く、性能を悪化させるおそれがな
い。請求項2に示す発明によれば、抜け止め手段はロー
タホルダの上面に配したものでもを抜け止め機能を果た
すことができる。請求項3に示す発明によれば、抜け止
めと側圧を同時に得ることができる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例におけるディ
スク駆動用スピンドルモータの要部断面図である。同図
において、樹脂製のロータホルダ1は磁性基板からなる
ステータベース2に、このステータベース2から立ち上
げた補強用支骨2aを介して内部の中空焼結含油軸受3
とともに一体成形されてステータSを構成している。こ
のロータホルダ1は、さらに軸4の基端をピボット支承
する受け部1aが一体成形され袋型となっている。この
ロータホルダ1の上面には、図2にも示すような摺動性
の良い樹脂製の抜け止め防止部材5が配されている。こ
の抜け止め防止部材5は一部が切り欠かれ、内径を軸4
より小にしたリング部5aとこのリング部5aから一体
に引き下ろされた2本の固定脚部5b,5bからなる。
固定脚部の先端は側外方に拡かれた係止部5c、5cと
なっていてその外方に配したステータコア6によって上
方へ抜けなくなる。このようにした抜け止め防止部材5
は前記軸4の一部に設けた径方向の溝4aにリング部5
aが掛け止められる。このとき径方向の溝4aの径はリ
ング部5aの内径より少し小になっていて軸の径は大と
なっているため、軸の回転に支障を来すおそれはなく一
旦嵌着された軸4は再び上方に抜けてしまうおそれはな
い。したがって、この軸4に支持されたターンテーブル
7、マグネット8およびマグネットケース9からなるロ
ータRが衝撃などによって上方に抜けてしまうのを防ぐ
ことができる。図中、10はリング部5aの外方の一部
に配された側圧発生用ばねでリング部を利用して軸4を
介してロータRが径方向に振れるのを防ぐ働きをするも
のである。上記のように構成されたロータRは、軸4の
基端が丸くなっていて組み込むときリング部5aを押し
広げて容易にでき、樹脂製のロータホルダ1の受け部1
aに直接ピボット支持される。なお、この受け部1aに
は前記ステータベース2の一部が補強骨2aとなるよう
に埋設されている。前記ステータコア6は珪素鋼板等を
複数枚に積層してなるもので、従来と同様な複数個の電
機子コイル6aが巻回され全体としてコアード型ブラシ
レスモータを構成している。この実施例では、さらに樹
脂製のロータホルダ1から一体に延ばされたラビリンス
部材1cがマグネットケース9の内側に設けられてい
る。
【0010】上記実施例では、側圧発生用手段としての
側圧発生用ばね10をリング部5aの径方向に配したも
のを示したが、軸方向の厚みがある程度許容されるもの
であれば上方に配しても良い。また、抜け止め防止部材
5は樹脂製のものを示したが、金属製にして軸に当たる
部分だけを摺動性の良い樹脂にしてもよい。さらにま
た、ロータホルダは樹脂に限定されるものでなく快削黄
銅製のものであっても良い。この場合軸の基端をピボッ
ト支持するために樹脂製の当て板が必要になる。
【0011】
【発明の効果】この発明は上記のように構成したので、
ロータホルダと受け部をはじめから一体化した袋型ロー
タホルダにしても容易に軸の抜け止めができることにな
る。すなわち、抜け止め手段を取り付けた後から受け部
をカシメなどによって取り付けなくてすむため、取り付
け強度の問題を考慮しなくて済み、抜け止め手段は軸で
受けなくて良いので軸の抜け強度を大にしなくて済み、
作業上から有利となる。また、抜け止め手段の外方に軸
を径方向に付勢させる側圧発生用ばねを配したもので
は、側圧発生用手段も兼ねることになるので、低姿勢の
モータを提供できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるディスク駆動用
スピンドルモータの要部断面図である。
【図2】図1における抜け止め防止部材と側圧発生用ば
ねの斜視図である。
【図3】従来のディスク駆動用スピンドルモータの要部
断面図である。
【符号の説明】
1 ロータホルダ 2 ステータベース 3 中空焼結含油軸受 4 軸 5 抜け止め防止部材 6 ステータコア 7 ターンテーブル 8 マグネット 9 マグネットケース 10 側圧発生用ばね R ロータ S ステータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータに配した軸をステータに配したロ
    ータホルダーに軸受を介して回転自在に支えてなるもの
    であって軸の一部に径方向に溝を設け、この溝を利用し
    て軸の抜けを防止させてなるスピンドルモータの軸支持
    構造において、前記ロータホルダー上面に軸の抜け止め
    手段を配したスピンドルモータの軸支持構造。
  2. 【請求項2】 前記軸の抜け止め手段は少なくとも軸に
    当接する部分が樹脂で形成され、一部がステータに固定
    されている請求項1記載のスピンドルモータの軸支持構
    造。
  3. 【請求項3】 前記軸の抜け止め手段は軸を径方向に付
    勢させる側圧発生用手段も兼ねている請求項1または請
    求項2記載のスピンドルモータの軸支持構造。
JP27762196A 1996-09-27 1996-09-27 スピンドルモータの軸支持構造 Pending JPH10108431A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27762196A JPH10108431A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 スピンドルモータの軸支持構造

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JP27762196A JPH10108431A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 スピンドルモータの軸支持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10108431A true JPH10108431A (ja) 1998-04-24

Family

ID=17585979

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27762196A Pending JPH10108431A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 スピンドルモータの軸支持構造

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JP (1) JPH10108431A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8067870B2 (en) * 2008-08-07 2011-11-29 Panasonic Corporation Motor and electronic apparatus having the same

Cited By (1)

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