JPH10107172A - 配線基板とそれを用いた半導体装置 - Google Patents

配線基板とそれを用いた半導体装置

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JPH10107172A JP8258723A JP25872396A JPH10107172A JP H10107172 A JPH10107172 A JP H10107172A JP 8258723 A JP8258723 A JP 8258723A JP 25872396 A JP25872396 A JP 25872396A JP H10107172 A JPH10107172 A JP H10107172A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リードと半導体チップとの接続信頼性および実
装信頼性が高い半導体装置の提供。 【解決手段】半導体チップまたは半導体チップを搭載し
た基板と、半導体チップを実装基板に電気的に接続する
ための配線基板を備え、該配線基板が半導体チップ端子
と電気的に接続された配線層と、実装基板と電気的に接
続するためのボール状端子を備えた半導体装置におい
て、前記配線基板の配線層上に半導体チップと実装基板
との熱応力緩和のための緩衝層を備え、該緩衝層がポリ
ジメチルシロキサンを主骨格とするシリコーンエラスト
マ硬化物により構成されており、前記ポリジメチルシロ
キサンの重量平均分子量が90,000以上、硬化前の
シリコーンエラストマの150℃,1時間加熱により発
生するガス中の−〔(CH3)2SiO〕n−(但し、nは
5以下)成分が加熱減量分の0.1重量%以下である半
導体装置にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高密度実装やマル
チ半導体チップモジュールに用いられる配線基板および
それを用いた半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子デバイスの小型化,高性能化
に伴い、用いられる半導体装置も高集積度,高密度、お
よび、処理速度の高速化が要求されている。
【0003】実装密度の向上にはピン挿入型から表面実
装型へ、また、多ピン化の対応には、DIP(Dual I
nline Packager)からQFP(Quad Flat Packag
e)やPGA(Pin Grid Array)などのパッケージが
開発された。
【0004】しかし、QFPはパッケージの周辺部のみ
に実装基板との接続リードが集中し、リード自体も細く
変形し易いため、多ピン化に対しては実装が困難になり
つつある。また、PGAは実装基板と接続するための端
子が細長く、かつ、密集しているため高速化が難しく、
また、ピン挿入型であるから表面実装できず、高密度実
装において不利である。
【0005】最近ではこれらの課題を解決し、高速化を
実現するため半導体チップを金ワイヤボンディングによ
り電気的接続したキャリア基板の実装面全体に、ボール
状の接続端子を有するBGA(Ball Grid Array)パ
ッケージが登場した(USPNo.5,148,26
5)。
【0006】上記構造のパッケージは、実装基板と接続
するための端子がボール状はんだで形成されていること
から、QFPのようなリード変形がなく、また、実装面
全体に端子が分散されていることから端子間ピッチを大
きくとることができ、表面実装が容易である。また、P
GAに比べ接続リードの長さが短いために、インダクタ
ンス成分が小さく、信号速度が速くなり高速対応が可能
となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記BGAパッケージ
は、実装の際に実装基板と半導体チップ間の熱膨張差に
より生ずる熱応力を緩和するために、半導体チップと実
装基板との間に緩衝層と呼ばれる弾性体を用いている。
具体的にはポリイミドなどの支持体上に形成された配線
層上にシリコーン等の低弾性のエラストマを形成し、半
導体チップの支持、放熱のための基板を搭載した構造と
なる。
【0008】上記の緩衝層の形成方法は、メタルマスク
による印刷やシート状のエラストマの貼り付け等の方法
がある。印刷方法で行う場合、原料となるエラストマ成
分は印刷後に加熱硬化しなければならない。その際、従
来の熱硬化型シリコーンエラストマでは、印刷してから
加熱硬化するまでの間にエラストマ成分が配線層上にに
じみ出し、半導体チップの接続リードの表面を汚染す
る。
【0009】また、加熱硬化時にガスが発生し、そのガ
ス成分中に含まれるシロキサン成分が前記リード表面を
汚染する。
【0010】その結果半導体チップとリードとを接続す
る際に両者の確実な電気的接続が不可能になる。
【0011】また、印刷でエラストマ部を形成するには
適切な粘度のエラストマ材を使用しないと、エラストマ
形状のコントロールが難しい。特に、高粘度材ではエラ
ストマ表面の平坦性が保てず、半導体チップ貼付後に空
隙が生じてリフロー時に剥離や破裂が生じる。
【0012】本発明の目的は、上記のエラストマ層形成
時に生ずる問題を解決した、高信頼性の配線基板および
半導体装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する本
発明の主旨は次のとおりである。
【0014】〔1〕 半導体チップと、実装基板とを電
気的に接続するための配線基板であって、半導体チップ
端子と電気的に接続するための配線層と、実装基板と電
気的に接続するためのボール状端子を有する配線基板に
おいて、前記配線層上に半導体チップと実装基板との熱
応力緩和のための緩衝層を備え、該緩衝層が、ポリジメ
チルシロキサンを主骨格とするシリコーンエラストマ硬
化物により構成されており、前記ポリジメチルシロキサ
ンの重量平均分子量(Mw)が90,000以上、硬化
前のシリコーンエラストマの150℃,1時間加熱によ
り発生するガス中の−〔(CH3)2SiO〕n−(但し、
nは5以下)成分が加熱減量分の0.1重量%以下であ
ることを特徴とする配線基板。
【0015】〔2〕 半導体チップまたは半導体チップ
を搭載した基板と、半導体チップを実装基板に電気的に
接続するための配線基板を備え、該配線基板が半導体チ
ップ端子と電気的に接続された配線層と、実装基板と電
気的に接続するためのボール状端子を備えた半導体装置
において、前記配線基板の配線層上に半導体チップと実
装基板との熱応力緩和のための緩衝層を備え、該緩衝層
がポリジメチルシロキサンを主骨格とするシリコーンエ
ラストマ硬化物により構成されており、前記ポリジメチ
ルシロキサンの重量平均分子量(Mw)が90,000
以上、硬化前のシリコーンエラストマの150℃,1時
間加熱により発生するガス中の−〔(CH3)2SiO〕n
−(但し、nは5以下)成分が加熱減量分の0.1重量
%以下であることを特徴とする半導体装置。
【0016】〔3〕 前記緩衝層を構成するシリコーン
エラストマの硬化前の粘度が1,000Pa・s以下で
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明が対象とする半導体チップ
は、ロジック、メモリ、ゲートアレイ等のシリコンウエ
ハ上に、所定のプロセスで形成された半導体回路を持つ
シリコン半導体チップである。
【0018】半導体チップの支持,放熱のための基板は
銅、アルミニウム、鉄、ニッケル、タングステン、その
他の金属またはこれらを組合せた合金、または、アルミ
ナ等のセラミック材料で構成される。基板の一方の面に
熱放散性を高めるためフィン状に加工されたものでもよ
い。
【0019】実装基板と半導体チップとの電気的接続
は、配線フィルム(キャリア基板)を介して接続され
る。上記配線フィルムの配線端子は、実装基板の端子に
対応して設けた多数のはんだボールからなるボール状端
子を有し、これにより実装基板と電気的に接続される。
【0020】一方、半導体チップの配線フィルムへの電
気的接続は、アルミニウム,金などのボンディングワイ
ヤで接続される。
【0021】上記配線フィルムは、ポリイミド等の耐熱
性,機械的特性に優れたエンジニアリングプラスチック
が用いられ、その配線は、金,銅,アルミニウムまたは
その最表面上に金メッキを施したもので形成される。こ
の配線フィルムは、電気的特性を考慮し、配線の他にグ
ランド層や電源層を持つ場合もある。
【0022】前記ボール状端子は、加熱により溶融して
電気的接続できる導電材料からなり、錫,亜鉛,鉛を含
むはんだ合金、銀、銅または金、あるいはそれらを金で
被覆しボール状に形成したものである。また、加熱せず
に接触,振動させることで電気的接続することができる
ものでもよい。上記以外にモリブデン,ニッケル,銅,
白金,チタンなどの1種以上を組合せた合金、もしく
は、2つ以上の多重膜とした構造のボール状端子でもよ
い。
【0023】半導体装置と実装基板との熱応力を緩和す
るための本発明の緩衝層は、加熱硬化型のシリコーンで
構成されている。主成分を構成するベースポリマには、
通常ビニル基が両末端に結合しているものを使用する
が、側鎖に導入されている場合もある。また、主鎖のケ
イ素に結合している有機基はメチル基,フェニル基,ト
リフルオロプロピル基等が用いられる。
【0024】架橋剤には1分子中にSi−H基を3個以
上もつポリマが用いられる。硬化触媒には白金化合物が
用いられる。
【0025】この他に、アセチレンアルコール類や環状
メチルビニルシロキサン,シロキサン変性アセチレンア
ルコール類等の硬化抑制剤、アエロジル,石英フィラ,
酸化鉄,アルミニウムナ等の補強材、ヒドロシリル基,
オキシラン基,アルコキシシリル基を官能基としてもつ
シロキサン化合物等の接着性向上剤を配合することがで
きる。
【0026】図1に、シリコーンエラストマ材印刷後、
4時間放置した後のエラストマ成分のにじみ出し量と、
シリコーンエラストマ主成分を構成するベースポリマの
重量平均分子量との関係を示す。X軸に重量平均分子量
(Mw)、Y軸に4時間後のにじみ出し量を示す。
【0027】Mwの増加に伴いにじみ出し量が減少して
いることが確認された。この図よりMwが9,000以
上のエラストマ材を用いることによりにじみ出し量を
0.3mm以下に抑えることができる。これによって、
本発明の緩衝層の主成分を構成するポリジメチルシロキ
サンのMwを90,000以上とすることで、エラスト
マ成分のにじみ出しによるリード汚染が抑制できる。
【0028】次に、加熱硬化時に発生するガス量と、リ
ードの半導体チップに対する接合性について検討を行っ
た結果を図2に示す。X軸に150℃,1時間加熱時の
重量減少に伴う発生ガス中の−〔(CH3)2SiO〕n−
(但し、nは5以下)成分の加熱減量分に対する重量
比、Y軸に配線リードを半導体チップに接合する際の接
合成功率を示す。
【0029】発生ガス中に占める−〔(CH3)2SiO〕
n−(但し、nは5以下)成分が加熱減量分の0.1重量
%を超えると、リードの接合成功率が急激に低下するこ
とが分かる。
【0030】加熱硬化時に発生するガスはトルエン、キ
シレン等の溶媒系ガスも含まれる。しかし、リード汚染
に直接関与するものはヘキサメチルジシロキサン、ヘプ
タメチルトリシロキサン、シクロトリメチルシロキサ
ン、ヘキサメチルナノメチルテトラシロキサン、シクロ
テトラシロキサンオクタメチル、シクロペンタシロキサ
ンデカメチル等の−〔(CH3)2SiO〕n−(但し、n
は5以下)で示されるシロキサン化合物である。従っ
て、これらのシロキサン化合物の加熱硬化時の発生量を
0.1重量%以下に低減したエラストマ材を適用するこ
とで、リードの接合信頼性が向上する。
【0031】本発明の応力の緩衝層は、メタルマスクま
たはスクリーンマスクを用いた印刷法により形成され
る。この際、印刷後のエラストマ形状はエラストマ材の
粘度に大きく影響される。
【0032】そこでエラストマ材の粘度とエラストマ形
状について検討を行った結果を図3に示す。
【0033】X軸に硬化前エラストマ材の粘度、Y軸に
平坦度を示す。粘度は回転粘度計RS100 Rheo
Stress(ハーケ社製)を用い、35mmφ/4
度のコーンプレートにより測定した。粘度ηは回転数1
/sの値を採用した。
【0034】また、図3から明らかなように平坦度は、
形成されたエラストマ層の最高点と平坦面の高さとの差
(b)を、平坦面の高さ(a)で割った値を採用した。
この結果、粘度1,000Pa・s以下で急激に突起度
(b/a)が減少していることが分かる。従って、粘度
1,000Pa・s以下のエラストマ材を用いることで
突起の少ない平坦性に優れた緩衝層を形成することがで
きる。
【0035】上記により、エラストマ成分のにじみ出し
および加熱硬化時の揮発成分によるリード汚染が改善さ
れ、半導体チップとの接続信頼性を向上することができ
る。
【0036】また、形成後のエラストマ緩衝層の平坦性
が向上し、半導体チップと配線フィルム(配線基板)と
の貼合わの際の密着性が向上して、ボイド等の発生が抑
制されるので、リフロー性が向上する。
【0037】
【実施例】
〔実施例 1〕図4は本実施例の配線基板の製造工程を
示す模式断面図である。エポキシ系接着剤の付いた幅3
8mm×厚さ150μmの長尺状ポリイミドフィルム
(ユーピレックス,宇部興産製)にパンチング加工を施
し、半導体チップとの接続のための窓を形成した(工程
a)。
【0038】次に、上記ポリイミドフィルム1に厚さ1
8μmの電解銅箔2を150℃のローラーで加熱圧着し
た(工程b)。
【0039】上記電解銅箔2上に感光性レジスト3(P
−RS300S,東京応化製)を塗布した後、90℃/
30分ベークした(工程c)。
【0040】次いで、配線パターンを露光,現像して、
エッチングマスクを形成した(工程d)。
【0041】40℃の塩化鉄水溶液中で電解銅箔2をエ
ッチング後、レジストを剥離して銅配線を形成し、この
銅配線最表面上に金を電気メッキし、配線部4を形成し
た(工程e)。
【0042】次に、配線部パターンが形成された配線基
板上にスクリーンマスクを重ね、Mwが110,00
0、硬化時のシロキサン化合物揮発成分量が0.1重量
%以下、粘度が390Pa・sの液状付加型シリコーン
エラストマ(東レダウ製試作品)を、ウレタンゴム製ス
キージを用いて印刷し150℃で1時間硬化してエラス
トマ層(緩衝層)5を形成し、本発明の配線基板を作製
した。
【0043】〔実施例 2〕図5は本実施例の半導体装
置の模式断面図である。実施例1で作製した配線基板の
エラストマ上に、スクリーン印刷でシリコーン系接着材
(KE1820,信越化学製)を塗布後、位置合わせを
行い半導体チップ6を搭載し、180℃1分で貼付け
た。
【0044】配線基板から突き出た接続リード7を、超
音波印加により半導体チップ6のアルミニウムパッド上
に接続した。接続部をシリコーン系封止材8(TSJ3
150,東芝シリコーン製)で封止し、150℃,4時
間の加熱硬化を行った。
【0045】配線基板のはんだボール接続部にフラック
スを塗布し、0.6mmφの共晶はんだ(Pb:63重
量%,Sn:37重量%)ボールを載せ、240℃,5
秒のIRリフロー加熱によりはんだボール接続端子9を
形成した。
【0046】以上のプロセスで作製された半導体装置を
85℃,85%RH中で48時間吸湿させた後、240
℃,5秒のリフロー試験を実施した。また、リードを半
導体チップに接合する際の接合成功率も評価し、これら
の結果を表1に示す。
【0047】〔実施例 3〕図6は本実施例の半導体装
置の模式断面図である。エポキシ系接着剤の付いた幅3
8mm×厚さ75μmの長尺状ポリイミドフィルム(ユ
ーピレックス,宇部興産製)にパンチング加工を施し、
半導体チップとの接続のための窓を形成した。
【0048】次に、上記ポリイミドフィルムに厚さ18
μmの電解銅箔を150℃のローラーで加熱圧着した。
次いで、上記電解銅箔上に感光性レジスト(P−RS3
00S,東京応化製)を塗布後、90℃,30分ベーク
した。これにパターンを露光現像してエッチングマスク
を形成した。
【0049】次いで、40℃の塩化鉄水溶液中で電解銅
箔をエッチングし、レジストを剥離して銅配線を形成し
た。この銅配線表面に金を電気メッキし配線部を形成し
た。
【0050】この配線パターンが形成された配線基板上
にメタルマスクを重ね、Mwが120,000、硬化時
のシロキサン化合物揮発成分量が0.1重量%以下、粘
度が900Pa・sの液状付加型シリコーンエラストマ
(東レダウ製,試作材)をウレタンゴム製スキージを用
いて印刷し、150℃で1時間硬化しエラストマ層5を
形成した。
【0051】このエラストマ層5上にスクリーン印刷で
シリコーン系接着材(KE1820,信越化学製)を塗
布後、位置合わせを行い半導体チップ6を180℃,1
分で貼付けた。
【0052】配線層から突き出た接続リード7は超音波
を印加して半導体チップのアルミニウムパッド上に接続
した。接続端子部をシリコーン系封止材8(TSJ31
50,東芝シリコーン製)で封止し、150℃,4時間
加熱硬化させた。配線基板のはんだボール接続部にフラ
ックスを塗布し0.6mmφの共晶はんだボール(Pb
63,Sn37)を載せ、240℃,5秒のIRリフロ
ー加熱によりはんだボール接続端子9を形成した。
【0053】以上により作製した半導体装置を、85
℃,85%RH中で48時間吸湿させた後、240℃,
5秒のリフロー試験を実施した。また、リードを半導体
チップに接合する際の接合成功率も評価し、結果を表1
に示す。
【0054】〔実施例 4〕図7は本実施例の半導体装
置の模式断面図である。実施例3と同様の方法でシリコ
ーンエラストマを形成した配線基板を作製した。
【0055】この配線基板のエラストマ上にスクリーン
印刷でシリコーン系接着材(KE1820,信越化学
製)を塗布後、予め、半導体チップ6が搭載された半導
体支持基板10と位置合わせを行った後、180℃,1
分で貼付けた。
【0056】配線基板から突き出た接続リード7を超音
波を印加し半導体チップのアルミニウムパッド上に接続
した。接続端子部をシリコーン系封止材8(TSJ31
50,東芝シリコーン製)で封止し、150℃,4時間
加熱硬化させた。配線基板のはんだボール接続部にフラ
ックスを塗布し0.6mmφの共晶はんだボール(Pb
63,Sn37)を載せ、240℃,5秒のIRリフロ
ー加熱によりはんだボール接続端子9を形成した。
【0057】以上により作製された半導体装置を、85
℃,85%RH中で48時間吸湿させた後、240℃,
5秒のリフロー試験を実施した。また、リードを半導体
チップに接合する際の接合成功率も評価し、結果を表1
に示す。
【0058】〔比較例 1〕Mwが48,000、硬化
時のシロキサン化合物揮発成分量が0.1重量%以下、
粘度が600Pa・sの液状付加型シリコーンエラスト
マ(JCR6126,東レダウ製)を用い、実施例2と
同様にして半導体装置を作製した。
【0059】この半導体装置を、85℃,85%RH中
で48時間吸湿させた後、240℃,5秒のリフロー試
験を実施した。また、リードを半導体チップに接合する
際の接合成功率も評価し、結果を表1に示す。
【0060】〔比較例 2〕硬化時のシロキサン化合物
揮発成分量が0.3%、粘度が600Pa・sの液状付
加型シリコーンエラストマ(TSE3221改良品,東
芝シリコーン製)を用い、実施例2と同様にして半導体
装置を作製した。
【0061】この半導体装置を、85℃,85%RH中
で48時間吸湿させた後、240℃,5秒のリフロー試
験を実施した。また、リードを半導体チップに接合する
際の接合成功率も評価し、結果を表1に示す。
【0062】〔比較例 3〕Mwが12,000、硬化
時のシロキサン化合物揮発成分量が0.1重量%以下、
粘度が2,000Pa・sの液状付加型シリコーンエラ
ストマ(東レダウ製試作品)を用い、実施例3と同様に
して半導体装置を作製した。
【0063】この半導体装置を、85℃,85%RH中
で48時間吸湿させた後、240℃,5秒のリフロー試
験を実施した。また、リードを半導体チップに接合する
際の接合成功率も評価し、結果を表1に示す。
【0064】
【表1】
【0065】前記各実施例の半導体装置は、比較例の半
導体装置と比べてリード汚染が無いため接合成功率が高
い。また、平坦性が良く、貼り付け後にボイドができに
くいのでリフロー試験による不良の発生がない。
【0066】
【発明の効果】本発明の応力緩衝のエラストマ層を備え
た半導体装置は、エラストマ層の形成時のエラストマ成
分のにじみ出しや、加熱硬化時の揮発成分による汚染が
ないため、半導体チップとリードの接続信頼性が高く、
また、エラストマ層の平坦性が良いために実装時のリフ
ローによる配線部の剥離、膨れおよび破裂などがなく実
装することができる。
【0067】また、温度サイクルでの不良がなくなるた
め信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリコーンエラストマを構成するベースポリマ
の重量平均分子量(Mw)と,にじみ出し量(mm)と
の関係を示すグラフである。
【図2】シロキサン化合物の加熱硬化時の発生ガス量
と、リードの半導体チップに対する接合成功率との関係
を示すグラフである。
【図3】エラストマ材の粘度と平坦度との関係を示すグ
ラフである。
【図4】実施例1の配線基板の作製工程の模式断面図で
ある。
【図5】実施例2の半導体装置の断面模式図である。
【図6】実施例3の半導体装置の断面模式図である。
【図7】実施例4の半導体装置の断面模式図である。
【符号の説明】
1…ポリイミドフィルム、2…電解銅箔、3…感光性レ
ジスト、4…配線部、5…エラストマ層(緩衝層)、6
…半導体チップ、7…接続リード、8…封止材、9…は
んだボール接続端子、10…半導体支持基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 州志 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 瀬川 正則 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 服部 理恵 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 小角 博義 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 石井 利昭 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 西村 朝雄 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 坪崎 邦宏 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 宮崎 忠一 東京都小平市上水本町五丁目20号1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 御田 護 茨城県日立市助川町三丁目1番1号 日立 電線株式会社電線工場内 (72)発明者 岡部 則夫 茨城県日立市助川町三丁目1番1号 日立 電線株式会社電線工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップと、実装基板とを電気的に
    接続するための配線基板であって、半導体チップ端子と
    電気的に接続するための配線層と、実装基板と電気的に
    接続するためのボール状端子を有する配線基板におい
    て、 前記配線層上に半導体チップと実装基板との熱応力緩和
    のための緩衝層を備え、該緩衝層が、ポリジメチルシロ
    キサンを主骨格とするシリコーンエラストマ硬化物によ
    り構成されており、 前記ポリジメチルシロキサンの重量平均分子量(Mw)
    が90,000以上、硬化前のシリコーンエラストマの
    150℃,1時間加熱により発生するガス中の−〔(CH
    3)2SiO〕n−(但し、nは5以下)成分が加熱減量分
    の0.1重量%以下であることを特徴とする配線基板。
  2. 【請求項2】 前記緩衝層を構成するシリコーンエラス
    トマの硬化前の粘度が1,000Pa・s以下である請
    求項1に記載の配線基板。
  3. 【請求項3】 半導体チップまたは半導体チップを搭載
    した基板と、半導体チップを実装基板に電気的に接続す
    るための配線基板を備え、該配線基板が半導体チップ端
    子と電気的に接続された配線層と、実装基板と電気的に
    接続するためのボール状端子を備えた半導体装置におい
    て、 前記配線基板の配線層上に半導体チップと実装基板との
    熱応力緩和のための緩衝層を備え、該緩衝層がポリジメ
    チルシロキサンを主骨格とするシリコーンエラストマ硬
    化物により構成されており、 前記ポリジメチルシロキサンの重量平均分子量(Mw)
    が90,000以上、硬化前のシリコーンエラストマの
    150℃,1時間加熱により発生するガス中の−〔(CH
    3)2SiO〕n−(但し、nは5以下)成分が加熱減量分
    の0.1重量%以下であることを特徴とする半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 前記緩衝層を構成するシリコーンエラス
    トマの硬化前の粘度が1,000Pa・s以下である請
    求項3に記載の半導体装置。
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