JPH10106967A - イオン注入法 - Google Patents

イオン注入法

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JPH10106967A
JPH10106967A JP25518896A JP25518896A JPH10106967A JP H10106967 A JPH10106967 A JP H10106967A JP 25518896 A JP25518896 A JP 25518896A JP 25518896 A JP25518896 A JP 25518896A JP H10106967 A JPH10106967 A JP H10106967A
Authority
JP
Japan
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resist
ion implantation
temperature
irradiation
baking
Prior art date
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Withdrawn
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JP25518896A
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English (en)
Inventor
Kazumi Matsumoto
和己 松本
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】イオン注入時のウェハー上のレジストから発生
するアウトガスを抑制することにより、イオン注入装置
内のイオン注入時の真空悪化やレジストから発生するア
ウトガス成分による汚れを抑制する。 【解決手段】シリコンウェハー1上に、酸化シリコン
膜、窒化膜あるいはWSi、MoSi、PolyーSi
等の半導体製造プロセスにおいて形成された層2を介
し、イオン注入する領域を形成するためにパターニング
し、140℃以下でベークされたレジスト面全面3にU
V照射4を行う。UV条件は、レジストが比較的薄い場
合、例えば1μm以下の場合、初期の温度条件として
は、ベーク温度以上200℃未満が好ましい。レジスト
が比較的厚い場合、例えば1μm〜3μmの間の場合、
初期の温度条件としては、ベーク温度以上レジストの耐
熱温度未満が好ましい。このようにUV照射したレジス
ト面全面に、イオン注入を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウェハー上へのイオ
ン注入法に関し、特にイオン注入前のウェハー上のレジ
ストに対しての処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のイオン注入法は、シリコンウェハ
ー上に酸化シリコン膜、窒化膜あるいはWSi、MoS
i、PolyーSi等の半導体製造プロセスにおいて形
成された層を介し、イオン注入する領域を形成するため
にパターニングされ、そのパターニングされたレジスト
の形状を崩さないために140℃以下でベークされた
後、ウェハー上全面に付着させたレジストに対し、イオ
ン注入を行うというものであった。
【0003】しかし、前述の従来技術では、レジストの
硬化状態は不十分なため、レジスト面に対しイオン注入
を行うことにより、レジスト内部よりアウトガスが発生
し、イオン注入装置内の真空悪化につながり、結局、以
下のような問題点を生じさせていた。
【0004】第一に、真空悪化によるイオン注入量の変
動、つまり、所望の設定イオン注入量と処理後のイオン
注入量に差が生じる問題(真空悪化によるイオンの中性
化)。
【0005】第二に、イオン注入時のレジストからのア
ウトガス成分による装置内の汚れを起因とするイオン注
入量制御の異常が発生。
【0006】第三に、イオン注入時のレジストからのア
ウトガス成分による装置内の汚れ清掃実施による装置停
止ロスの発生(装置稼働の低下)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の事情
を考慮してなされたもので、その目的とするところは、
イオン注入時にレジストからのアウトガスを抑制するこ
とにより、真空の悪化がなく、レジストアウトガスの発
生が非常に少ないイオン注入法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のイオン注入法
は、シリコンウェハー上に酸化シリコン膜、窒化膜ある
いはWSi、MoSi、PolyーSi等の半導体製造
プロセスにおいて形成された層を介し、レジストをパタ
ーニングする工程、前記レジストをベークする工程、ベ
ークされた前記レジストにUV照射を施す工程、イオン
注入する工程を有することを特徴とする。
【0009】また、UV照射の温度がベーク温度以上で
あることを特徴とする。
【0010】さらにまた、ベーク温度が140℃以下で
あることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の作用を述べれば、パターニングし14
0℃以下でベークされた硬化不十分なレジスト面全面に
UV照射することにより、レジストがさらに硬化がすす
み、レジスト内の脱ガスが十分されるため、イオン注入
時のレジストアウトガス発生が非常に少ない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の実施の形態を工程順に示す
図である。(a)図のように、シリコンウェハー上1に
酸化シリコン膜、窒化膜あるいはWSi、MoSi、P
olyーSi等の半導体製造プロセスにおいて形成され
た層2を介し、イオン注入する領域を形成するためにパ
ターニングし、140℃以下でベークされたレジスト面
全面3にUV照射4を行う。
【0014】UV条件は、レジストの膜厚、マスクの表
面積、イオン注入での注入エネルギーの大きさ、注入す
るイオンの濃度等により変化するものである。
【0015】一例を挙げれば、レジストが比較的薄い場
合、例えば1μm以下の場合、初期の温度条件として
は、ベーク温度以上200℃未満が好ましい。レジスト
が薄くなるほど初期の温度条件も低く設定するのが望ま
しい。レジストが厚くなるにつれて初期の温度条件を高
く設定するのが望ましい。これは、レジストが薄ければ
硬化させるのに必要なエネルギーが少なくてすむと考え
られるからである。また、レジストが比較的薄い場合に
は、UVランプのLowの状態をUVランプのHigh
の状態より短く設定するのが好ましい。すなわち、
(a)のようにUV照射をできるだけ高出力で長くした
方が良い。こうすることにより、レジストを十分硬化さ
せ、レジストの剥離性を向上させるのに役立つからであ
る。UV照射の時間は、Lowの状態がHighの状態
より短ければ、特に限定されないが、Lowの照射時間
を1秒〜60秒くらいの間で設定するのが好ましい。H
ighの状態は、やはりLowの状態より長ければ、特
に限定されない。ただし、あまりに長いと、量産性等の
観点から、適当でない場合も生ずる。以上は、レジスト
の膜厚以外の他の要素を考慮しない場合の原則を示した
ものであり、したがって、レジストの膜厚が比較的薄い
場合であっても、マスクの表面積が大きかったり、注入
するエネルギーが大きかったり、あるいは、注入するイ
オン濃度が高い場合には、以下に述べるような、レジス
トが比較的厚い場合のUV条件を設定する必要がある場
合も生じる。
【0016】次に、レジストが比較的厚い場合、例えば
1μm〜3μmの間の場合、初期の温度条件としては、
ベーク温度以上レジストの耐熱温度未満が好ましい。こ
れは、ベーク温度以下であるとレジストの硬化をベーク
時よりさらに促進するという観点から適当でなく、ま
た、レジストの耐熱温度を越えてしまうと、レジストが
破壊されるからである。レジストが薄くなるほど初期の
温度条件も低く設定するのが望ましい。レジストが厚く
なるにつれて初期の温度条件を高く設定するのが望まし
い。これは、レジストが薄ければ硬化させるのに必要な
エネルギーが少なくてすむと考えられるからである。ま
た、レジストが比較的厚い場合には、UVランプのLo
wの状態をHighの状態より長く設定するのが好まし
い。すなわち、(b)のように180℃以上のレジスト
が発泡しない程度の温度でUV照射をできるだけ低出力
で長く処理した方がよい。これによって、レジスト内部
深くまで硬化が行われ、レジストアウトガス抑制に効果
的である。UV照射の時間は、Lowの状態をHigh
の状態より長ければ、特に限定されないが、Lowの照
射時間を1秒〜60秒くらいの間で設定するのが好まし
い。Highの状態は、やはりLowの状態より短けれ
ば、特に限定されない。ただし、あまりに長すぎると、
量産性等の観点から、適当でない場合も生ずる。レジス
トの膜厚によっては、Low、Highの照射時間がほ
ぼ等しくなる場合もあることはもとよりである。
【0017】また、レジストの表面積が大きい場合、イ
オン注入エネルギーが高い場合、打ち込まれるイオンの
濃度が高い場合もレジストの膜が比較的厚い場合のUV
条件で行うのが好ましい。逆に、マスクの表面積が小さ
い場合、イオン注入エネルギーが低い場合、打ち込まれ
るイオンの濃度が低い場合は、レジストの膜が比較的薄
い場合のUV条件で行うのが好ましい。これは、レジス
トの硬化状態を十分にするためである。次に(b)図の
ようにUV照射したレジスト面全面にイオン注入5をお
こなう。
【0018】図3にイオン注入時の装置内の真空特性を
示すが、従来までのUV照射をおこなわないとイオン注
入することにより曲線aに示すようにレジストアウトガ
スにより真空が悪化していくが、本発明のUV照射実施
により曲線bに示すように真空の悪化がなく、レジスト
アウトガスの発生が非常に少ないことがわかり、本発明
が課題解決に有効であることが判断できる。
【0019】
【発明の効果】上述のように本発明の製造工程によれ
ば、イオン注入前のウェハー上のレジスト面全面にUV
照射することにより、イオン注入時のレジストからのア
ウトガスを抑制できるため、第一に、真空悪化によるイ
オン注入量の変動、つまり、所望の設定イオン注入量と
処理後のイオン注入量に差が生じなくなる。
【0020】第二に、イオン注入時のレジストからのア
ウトガス成分による装置内の汚れを起因とするイオン注
入量制御の異常発生しなくなる。
【0021】第三に、イオン注入時のレジストからのア
ウトガス成分による装置内の汚れ清掃実施による装置停
止ロスが削減でき、装置稼働が向上する。
【0022】さらに第四として、イオン注入後のプラズ
マによるレジスト剥離において、剥離性が向上すること
がわかっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のイオン注入法の実施の一形態例の工程
図である。
【図2】本発明を実施する(UV照射する)ためのUV
条件プロファイルの例である。
【図3】本発明を実施したときのイオン注入時のイオン
注入装置内の真空特性を示す。
【符号の説明】
1 ウェハー 2 酸化シリコン膜、窒化膜あるいはWSi、MoS
i、PolyーSi等の半導体製造プロセスにおいて形
成された層 3 レジスト層 4 UV照射 5 イオンビーム 曲線a UV照射無し 曲線b UV照射有り

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコンウェハー上に酸化シリコン膜、窒
    化膜あるいはWSi、MoSi、PolyーSi等の半
    導体製造プロセスにおいて形成された層を介し、レジス
    トをパターニングする工程、前記レジストをベークする
    工程、ベークされた前記レジストにUV照射を施す工
    程、イオン注入する工程を有するイオン注入法。
  2. 【請求項2】前記UV照射の温度がベーク温度以上であ
    る請求項1記載のイオン注入法。
  3. 【請求項3】前記ベーク温度が140℃以下である請求
    項1記載のイオン注入法。
JP25518896A 1996-09-26 1996-09-26 イオン注入法 Withdrawn JPH10106967A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7615473B2 (en) 2002-01-17 2009-11-10 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of introducing ion and method of manufacturing semiconductor device
US8999824B2 (en) 2013-06-25 2015-04-07 Fuji Electric Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor device by performing multiple ion implantation processes

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7615473B2 (en) 2002-01-17 2009-11-10 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of introducing ion and method of manufacturing semiconductor device
US8999824B2 (en) 2013-06-25 2015-04-07 Fuji Electric Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor device by performing multiple ion implantation processes
US9484343B2 (en) 2013-06-25 2016-11-01 Fuji Electric Co., Ltd. Insulated gate bipolar transistor with a free wheeling diode

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