JPH10106846A - 小形巻線部品 - Google Patents

小形巻線部品

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JPH10106846A
JPH10106846A JP27986796A JP27986796A JPH10106846A JP H10106846 A JPH10106846 A JP H10106846A JP 27986796 A JP27986796 A JP 27986796A JP 27986796 A JP27986796 A JP 27986796A JP H10106846 A JPH10106846 A JP H10106846A
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yoke
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Seiichi Kijima
精一 木嶋
Kiichi Saito
基一 斉藤
Saburo Sakamoto
三郎 坂本
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Kijima Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 外形を縮小して充分偏平化した小形巻線部品
を提供すること。 【解決手段】 ヨ−ク部50a、51aの内面中央から
張出した内部コア50b、51bと、ヨ−ク部50a、
51aの両端から張出した側部コア50c、51cの各
々の対向面を連結するようにして上記ヨ−ク部50a、
51aに肉厚部50d、51dを形成し、ボビン52の
鍔部には上記肉厚部50d、51dを嵌合させる凹状部
を設け、上記一対のコア50、51を、ボビン52の両
側から巻線部53内孔に内部コア50b、51bを挿入
させ、上記鍔部の凹状部に肉厚部50d、51dを嵌合
させるようにしてボビン52に組付けて構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、小形トランスや
チョ−クコイル等の小形巻線部品に関する。
【0002】
【従来の技術】チョ−クコイルや小形トランスなどの小
形巻線部品は、組み込み易くするため、その高さを可能
なるかぎり制限して偏平化することが望ましい。図11
〜図13は、この種の小形トランスの一例を示したもの
で、1、2はフエライト材からなる同形状のコアで、図
14はそのコア1を示し、ほぼ方形をなす板状のヨ−ク
部1aの長手方向両端部の各々からは、長さの短い左右
脚1b、1cが延設され、この左右脚1b、1cは、ヨ
−ク部1aと同じ幅及び同じ肉厚となっている。
【0003】また、中央脚1dは、四辺形断面をなし、
ヨ−ク部1a内面の中央から左右脚1b、1cと同じ長
さで突出している。コア2も上記コア1と同形状で、ヨ
−ク部2a、(図示省略)左右脚2b、2c、中央脚2
dを備えた構成となっている。
【0004】一方、ボビン3は、図15に示すように、
コア1、2の中央脚1d、2dを挿入する角筒部3aを
有し、角筒部3aの両端には方形の鍔3b、3cが形成
されている。また、対向辺となる鍔3cの二辺部には端
子ピン4を植設するための肉厚部3d、3eが設けられ
ている。
【0005】小形トランスの生産に当っては、ボビン3
の角筒部3aにコイル5を巻装し、コイル端部をボビン
3の肉厚部3d、3eに植設した端子ピン4に止着す
る。次に、コア1、2は、中央脚1d、2dをボビン3
の角筒部3a内孔に挿入させるようにして鍔3b、3c
の外側より嵌め合わせ、コア1、2の脚端面を接合させ
る。なお、コア1、2の脚端面は接着剤をもって固着し
てある。
【0006】上記した小形トランスは、コア1、2の左
右脚1b、1c、2b、2cと中央脚1d、2dの長さ
を短くし、これらコア1、2をボビン3の上下方向から
各々の中央脚1d、2dを角筒部3a内孔に挿入するよ
うにして組付けてあるので、高さの低い小形トランスと
なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】小形の電気製品は、年
々小形化が進み、これら電気製品に組み込まれる電気部
品もさらに縮小化、偏平化が望まれている。
【0008】本発明は、このような要請に応えるため、
高さを更に低くして充分偏平化されたこの種の小形巻線
部品を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明では、四辺形の板状のヨ−ク部と、上記ヨ
−ク部の内面中央から突出した四辺形断面の内部コア
と、ヨ−ク部の両端からヨ−ク部と同じ幅で、かつ、内
部コアと同じ長さで張出した側部コアとを有する一対の
フエライトコアを設けると共に、上記コアにはヨ−ク部
内面が内部コアと側部コアの各々の対向面間のコア部が
肉厚に、その他のヨ−ク部内面が肉薄となるように形成
し、さらに、上記内部コアを内挿する巻線筒状部及びこ
の巻線筒状部両端に一体に設けた鍔部を有するボビンを
設け、上記鍔部には上記コアの肉厚部を嵌合させる凹状
部を形成し、ボビンの巻線筒状部周囲に巻線した後ボビ
ン両側より巻線筒状部内に内部コアを挿入し、上記鍔部
の凹状部に肉厚部を嵌合させるようにして上記一対のコ
アを組付けて構成したことを特徴とする小形巻線部品を
提案する。
【0010】この小形巻線部品は、コアをボビンに組付
けると、コアのヨ−ク部内面の肉厚部がボビンの鍔部に
形成した凹状部に嵌合するので、鍔部の外面からはみ出
るコア部分は、肉厚部を除いた板厚の薄いヨ−ク部分と
なり、これより、巻線部品の外形が小形化され、充分偏
平化した小形巻線部品となる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明を小形トランスに実
施した実施形態について図面に沿って説明する。図1〜
図4は小形トランスを示したもので、図1は小形トラン
スの正面図、図2は側部コア方向から見た同小形トラン
スの側面図、図3は端子ピン方向から見た同小形トラン
スの側面図、図4は図1上のA−A線に沿って切断した
断面図である。
【0012】この小形トランスに備えたコア50、51
は、共に同形状のもので、フエライト粉末を焼成加工し
て形成してある。図5はコア50を示したもので、この
コア50は、四辺形をなす板状のヨ−ク部50aと、こ
のヨ−ク部50aの内面中央から突出した高さの低い四
辺形断面の内部コア50bと、ヨ−ク部50aの両端か
らヨ−ク部50aと同じ幅で、かつ、内部コア50bと
同じ高さで張出した側部コア50cとから形成してあ
る。
【0013】ヨ−ク部50aは、内部コア50bと側部
コア50cの各々の対向面を連結するヨ−ク部分を除
き、その板厚を薄く形成してヨ−ク部50a内面に図示
するような肉厚部50dを形成し、コア50は上記肉厚
部50dによってその強度が充分に保持されると共に、
従来のコアと同等の磁路断面が確保される。
【0014】コア51は上記コア50と同形状で、ヨ−
ク部51a、内部コア51b、側部コア51cからな
り、ヨ−ク部51a内面には肉厚部51dが設けてあ
る。
【0015】図6〜図8はボビン52を示したもので、
合成樹脂材からなるボビン52は、角筒状の巻線部53
を備え、この巻線部53の両側には四辺形の鍔部54、
55を一体形成し、また、鍔部55の対向する2辺部に
は端子ピン56を植設するための肉厚部55aが設けて
ある。
【0016】上記した各々の鍔部54、55には、図6
及び図7に示したように、コア50、51に形成した肉
厚部50d、51dを嵌合させる台形の凹状部54b、
55bが外面側に形成してある。
【0017】上記したボビン52は、図7に示すよう
に、巻線部53が短筒状となっているので、高さが極め
て低くなっている。
【0018】図8に示す符号57は、端子ピン56を挿
入する孔部である。
【0019】端子ピン56は、図2に示すように、ボビ
ン52の肉厚部55aの外面に横付けに植設し、植設基
部近くから斜め下方に折り曲げ、先端を肉厚部55aの
底面に水平になるように折り曲げてある。
【0020】小形トランスの生産に当っては、ボビン5
2の巻線部53にコイル58を巻線し、コイル58の端
部を所定の端子ピン56にからげ、端子ピン56のから
げ部を半田付け等で止着する。
【0021】コイル58を巻装したボビン52には、ボ
ビン52の上下方向から巻線部53内孔に内部コア50
b、51bを挿入するようにしてコア50、51を組付
ける。コア50、51をボビン52に組付けると、コア
50、51の肉厚部50d、51dは鍔部54、55に
形成した凹状部54a、55aに嵌合する。
【0022】コア50、51のコア端面は、接着剤等で
固着し、或いは、金具、テ−プ等を使って接合固定す
る。
【0023】このようにして構成した小形トランスは、
鍔部54、55の外面からはみ出るコア部分が板厚の薄
いヨ−ク部50a、51aとなるので、従来のこの種の
小形トランスに比べ、トランスの高さを低くすることが
できる。
【0024】図9及び図10は、上記実施形態の変形例
であり、コア50に形成した肉厚部50dの両側段縁部
に、図9に示すようなテ−パ−50eを形成し、このコ
ア50を組付けるボビン52には、鍔部54に形成した
凹状部54bの両側段縁部に上記テ−パ−50eと対接
するようなテ−パ−54cを形成してある。
【0025】なお、コア51についても上記コア50と
同様に、肉厚部51dの外側面にテ−パ−を形成し、ま
た、ボビン52の鍔部55には上記テ−パ−と対接する
ようなテ−パ−を形成してある。
【0026】このように、コア50、51とボビン52
の各々にテ−パ−を形成すれば、ボビン52に対するコ
ア50、51の組付けが容易となる。
【0027】本発明は、小形トランスに限らず、チョ−
クコイル等の電気巻線部品についても同様に実施するこ
とができる。
【0028】
【発明の効果】上記した通り、本発明に係る小形巻線部
品は、コアのヨ−ク部内面が内部コアと側部コアの各々
の対向面間のコア部が肉厚に、その他のヨ−ク部内面が
肉薄となるように形成し、この肉厚部をボビンの鍔部に
形成した凹状部に嵌合させる構成としたので、ボビンの
鍔部の外面からはみ出るコア部分が、この板厚の薄いヨ
−ク部で形成され、巻線部品を小形化、偏平化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を小形トランスとして実施した実施形態
を示し、同小形トランスの正面図である。
【図2】側部コア方向から見た上記小形トランスの側面
図である。
【図3】端子ピン方向から見た上記小形トランスの右側
面図である。
【図4】図1上のA−A線断面図である。
【図5】上記小形トランスに備えたコアの斜視図であ
る。
【図6】上記小形トランスに備えたボビンの正面図であ
る。
【図7】上記ボビンの一側面図である。
【図8】端子ピンの植設方向から見た上記ボビンの側面
図である。
【図9】本発明の変形例であり、小形トランスに備える
コアの内面図である。
【図10】本発明の変形例であり、小形トランスに備え
るボビンの正面図である。
【図11】従来の小形トランスの正面図である。
【図12】図11上のB−B線断面図である。
【図13】図11上のC−C線断面図である。
【図14】従来の小形トランスに備えたコアの断面図で
ある。
【図15】従来の小形トランスに備えたボビンの側面図
である。
【符号の説明】 50、51 コア 50a、51a ヨ−ク部 50b、51b 内部コア 50c、51c 側部コア 50d、51d 肉厚部 52 ボビン 53 巻線部 54、55 鍔部 54b、55b 凹状部 56 端子ピン 58 コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四辺形の板状のヨ−ク部と、上記ヨ−ク
    部の内面中央から突出した四辺形断面の内部コアと、ヨ
    −ク部の両端からヨ−ク部と同じ幅で、かつ、内部コア
    と同じ長さで張出した側部コアとを有する一対のフエラ
    イトコアを設けると共に、上記コアにはヨ−ク部内面が
    内部コアと側部コアの各々の対向面間のコア部が肉厚
    に、その他のヨ−ク部内面が肉薄となるように形成し、
    さらに、上記内部コアを内挿する巻線筒状部及びこの巻
    線筒状部両端に一体に設けた鍔部を有するボビンを設
    け、上記鍔部には上記コアの肉厚部を嵌合させる凹状部
    を形成し、ボビンの巻線筒状部周囲に巻線した後ボビン
    両側より巻線筒状部内に内部コアを挿入し、上記鍔部の
    凹状部に肉厚部を嵌合させるようにして上記一対のコア
    を組付けて構成したことを特徴とする小形巻線部品。
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