JP3250078B2 - 小形トランス - Google Patents
小形トランスInfo
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Description
その他写真撮影用の閃光放電発光器等に利用するところ
の小形トランスに関する。
の一部切欠分解斜視図で、図8は同トランスの縦断側面
図である。これらの図面より、1、2はフエライト材で
形成された同形のE形コア、3はボビン、4はボビン3
に巻線された二次コイル、5は二次コイル4の上層に巻
線された一次コイルである。
部3aの両端に端鍔3b、3cを有し、これら端鍔3
b、3cの下面にコイル4、5を接続した端子ピン6
a、6b、6cと7a、7b、7cとが植設されてい
る。
ル4、5を巻線した後、コイル端部を所定の端子ピンに
固着し、続いて、中央脚をボビン3の角筒部3aに挿入
するようにしてE形コア1、2を組付ける。
ランスは、二次コイル4の上層に一次コイル5を巻装す
るのでトランスの高さが高くなってしまうという欠点を
有している。すなわち、ボビン3の角筒部3aに線径の
細い電線を多数回(例えば、1600タ−ン)巻線して
二次コイル4が形成され、この二次コイル4の上層に線
径の太い電線を数回(例えば、16タ−ン)巻線して一
次コイル5が形成されている。
写真撮影用の閃光放電発光器や卓上計算機など外形が薄
形の電気、通信機器に用いられる関係で、より高さを低
くする必要があるし、また、トランス形態が小形である
ために発熱による損失が大きく、効率を高める上に困難
を伴っている。
なく、トランスの高さを低くしたこの種の小形トランス
を開発することを主な目的とする。
ために、本発明では、第1発明として、ヨ−ク部から一
体に第1、第2、第3………第nの奇数の脚部を平行さ
せて突出形成した同形の第1、第2フエライトコアと、
第1、第2フエライトコアの脚端面を対接させ、第1、
第nの脚部の間で偶数番目の脚部各々に、分割して重ね
巻線した入力コイル部分と出力コイル部分を装備し、各
脚部に装備した入力コイル部分の間を接続して入力コイ
ルを、各脚部に装備した出力コイル部分の間を接続して
出力コイルを各々形成し一つのトランスとして構成した
ことを特徴とする小形トランスを提案する。また、第2
発明として、上記した第2フエライトコアに換えて直線
状の長形フエライトコアを備え、この長形フエライトコ
アの長手方向の一側面を第1フエライトコアの各脚端面
に対接させる構成としたことを特徴とする小形トランス
を提案する。さらに、第3発明として、ヨ−ク部から一
体に第1、第2、第3………第nの奇数の脚部を平行さ
せて突出形成した第1、第2のフエライトコアと、直線
状の長形フエライトコアとを備え、第1フエライトコア
の各脚端面を長形フエライトコアの長手方向となる一側
面に、第2フエライトコアの各脚端面を前記長形フエラ
イトコアの長手方向となる他側面に各々対接させると共
に、第1、第2フエライトコアの偶数番目の脚部各々
に、分割して重ね巻線した入力コイル部分と出力コイル
部分を装備し、各脚部に装備した入力コイル部分の間を
接続して入力コイルを、各脚部に装備した出力コイル部
分の間を接続して出力コイルを各々形成し一つのトラン
スとして構成したことを特徴とする小形トランスを提案
する。
第1、第2フエライトコアの各脚部に分割巻線した入力
コイル部分と、出力コイル部分とを装備する。そして、
このように分割巻線したコイルは、分割の入力コイル部
分の間を接続して全体で入力コイルを形成するように
し、同様に、分割の出力コイル部分の間を接続して全体
で出力コイルを形成するようにして一つの小形トランス
を構成する。
偶数番目の脚部各々と、第2フエライトコアの偶数番目
の脚部各々とに分割巻線した入力コイル部分と、出力コ
イル部分を装備する。そして、上記同様に、分割の入力
コイル部分の間と、分割の出力コイル部分の間とを接続
して一つの小形トランスを構成する。
説明する。図1は本発明の第1実施例を示す小形トラン
スの一部切欠分解斜視図、図2は同トランスの縦断側面
図、図3は同トランスの横断平面図である。
樹脂材からなるほぼ同形状のボビンで、角筒部50a、
51aの両端には端鍔50b、50c、51b、51c
を有し、各端鍔50b、50c、51b、51cの下方
には台形部50d、50e、51d、51eが形成され
ている。
1d、51eには角筒部50a、51aの筒軸に直交す
る方向に端子ピン52a〜52fと端子ピン53a〜5
3fとが植設されている。さらに、ボビン50の台形部
50d、50eの一側面には三角凹部50f、50gが
形成され、また、ボビン51の台形部51d、51eの
他側面には、ボビン50の三角凹部50f、50gと嵌
合する三角凸部51f、51gが形成されている。
先ず、ボビン50、51に一次コイルPの分割巻線とし
て一次コイルP1、P2を、二次コイルSの分割巻線と
して二次コイルS1、S2とを巻線する。
に止着した細線の電線を角筒部50a、51aに、二次
コイルSの1/2巻線数(例えば、600タ−ン)巻線
して第1と第2の二次コイルS1、S2を形成し、その
巻終端を端子ピン52f、53fに止着する。
53cに止着した太線の電線を上記した二次コイルS
1、S2の上層に、一次コイルPの1/2巻線数(例え
ば、8タ−ン)巻線して第1と第2の一次コイルP1、
P2を形成し、その巻終端を端子ピン52d、53dに
止着する。
二次コイルS1、S2とを巻装した後、ボビン50の三
角凹部50f、50gにボビン51の三角凸部51f、
51gを嵌合させて接着し、ボビン50とボビン51を
図2に示す如く並列に取り付ける。
55をボビン50、51に組付けるが、この場合、フエ
ライトコア54、55の偶数番目の脚部54b、55b
をボビン50の角筒部50aに、他の偶数番目の脚部5
4d、55dをボビン51の角筒部51aに各々挿入す
るようにして組付ける。
で図1より分かる如く、ヨ−ク部54f、55fより平
行させて第1脚部54a、55a〜第5脚部54e、5
5eを突出形成してあり、第2脚部54b、55bをボ
ビン50に、第4脚部54d、55dをボビン51に挿
入する。
基板の電気配線によって、端子ピン52f、53aを接
続して第1、第2の二次コイルS1、S2を接続して二
次コイルSを形成させ、同様に、端子ピン52d、53
cを接続して第1、第2の一次コイルP1、P2を接続
して一次コイルPを形成させる。
に示す如く2つの閉磁路56、57が形成され、第1の
一次コイルP1と第2の一次コイルP2に同時に給電す
ることにより、第1の二次コイルS1と第2の二次コイ
ルS2が同時に出力する。
に必要なコイル巻数を2つのボビン50、51に分割し
て巻装してあるので、高さの低いトランスとなると共
に、発熱の少ない高効率のトランスとなる。
1実施例で示した一対のフエライトコア54、55に直
線状の長形フエライトコア58を組み合せて構成した小
形トランスの横断平面図を示している。
が、フエライトコア54、55各々の偶数番目の脚部に
巻線された一次コイルP1、P2と二次コイルS1、S
2とによって形成される。この実施例の小形トランスは
図4に示した通り4つの閉磁路59〜62が形成され
る。
ランスに必要なコイルが4つの脚部54b、54d、5
5b、55dに分割して巻装することができ、更に高さ
の低いトランスとすることができる。なお、分割巻線し
た一次コイル各々の間と、分割巻線した二次コイル各々
の間は上記した実施例同様に、トランスを取付けるプリ
ント基板の電気配線によって接続してある。
図5はフエライトコア63、64の斜視図、図6はフエ
ライトコア63、64を組付けて構成した小形トランス
の縦断側面図である。
a、64aから一体に5つの脚部63d〜63f、64
b〜64fを突出形成した同形状のもので、第2脚部6
3c、64cと第4脚部63e、64eとは各々の左右
脚の方向に長い長方形断面を有し、長方形断面の長辺に
当る一側面がヨ−ク部63a、64aの長辺に当る一側
面と一面をなしている。
第2脚部63c、64cを第1実施例と同様に形成した
ボビン65に、第4脚部63e、64eを同じくボビン
66に挿入して図6に示す小形トランスを形成する。
3、64の第2脚部63c、64cと第4脚部63e、
64eとに巻線された一次コイルP1、P2と二次コイ
ルS1、S2とによって一次コイル、二次コイルが形成
される。
いることにより、コイル巻数を2つのボビン65、66
に分割できる他、ボビン65、66の高さを低くするこ
とができるので、トランス形態を更に低くすることがで
きると共に、植設する端子ピン67の数も増すことがで
きる。
同形状の一対のフエライトコア54、55は、内側に位
置する脚部54b〜54d、55b〜55dの各々の断
面積が両側に位置する脚部54a、54e、55a、5
5eの断面積に比べ2倍に設定されているが、これらは
同一の断面積としてもよく、また、フエライトコア54
と長形フエライトコア58とによってトランス鉄心を構
成することもできる。
形状の一対のフエライトコア63、64においても、第
3脚部63d、64dの断面積が第1脚部63b、64
b及び第5脚部63f、64fの断面積に比べて2倍に
設定されているが、これらも同一断面積とすることがで
きる。また、フエライトコア63、64についても、長
形のフエライトコアの両側にこれらコア63、64を設
けて、図4同様に実施することができる。
接続、分割巻線した二次コイル各々間の接続は、実施す
る都合に合わせて直列または並列とする。フエライトコ
ア54、55及び63、64の脚部数を増加させて偶数
番目の脚部各々にコイルを装備させれば、一次、二次コ
イルの分割数が多くなるので、トランス形態がさらに低
くなる。
スは、第1、第2、第3………第nの脚部を有するフエ
ライトコアの偶数番目の脚部各々に入力コイルと出力コ
イルを形成するコイル部分を装備させる構成としたの
で、コイルを分割巻線して偏平化する小形トランスに適
する他、発熱の少ない高効率の小形トランスとなる。
切欠分解斜視図である。
平面図である。
いるフエライトコアの斜視図である。
側面図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 ヨ−ク部から一体に第1、第2、第3…
……第nの奇数の脚部を平行させて突出形成した同形の
第1、第2フエライトコアと、第1、第2フエライトコ
アの脚端面を対接させ、第1、第nの脚部の間で偶数番
目の脚部各々に、分割して重ね巻線した入力コイル部分
と出力コイル部分を装備し、各脚部に装備した入力コイ
ル部分の間を接続して入力コイルを、各脚部に装備した
出力コイル部分の間を接続して出力コイルを各々形成し
一つのトランスとして構成したことを特徴とする小形ト
ランス。 - 【請求項2】 第1フエライトコアの各脚端面に直線状
の長形フエライトコアの長手方向となる一側面を対接さ
せる構成としたことを特徴とする請求項1記載の小形ト
ランス。 - 【請求項3】 ヨ−ク部から一体に第1、第2、第3…
……第nの奇数の脚部を平行させて突出形成した第1、
第2のフエライトコアと、直線状の長形フエライトコア
とを備え、第1フエライトコアの各脚端面を長形フエラ
イトコアの長手方向となる一側面に、第2フエライトコ
アの各脚端面を前記長形フエライトコアの長手方向とな
る他側面に各々対接させると共に、第1、第2フエライ
トコアの偶数番目の脚部各々に、分割して重ね巻線した
入力コイル部分と出力コイル部分を装備し、各脚部に装
備した入力コイル部分の間を接続して入力コイルを、各
脚部に装備した出力コイル部分の間を接続して出力コイ
ルを各々形成し一つのトランスとして構成したことを特
徴とする小形トランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10911192A JP3250078B2 (ja) | 1991-04-05 | 1992-04-03 | 小形トランス |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-99696 | 1991-04-05 | ||
JP9969691 | 1991-04-05 | ||
JP10911192A JP3250078B2 (ja) | 1991-04-05 | 1992-04-03 | 小形トランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05135965A JPH05135965A (ja) | 1993-06-01 |
JP3250078B2 true JP3250078B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=26440808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10911192A Expired - Fee Related JP3250078B2 (ja) | 1991-04-05 | 1992-04-03 | 小形トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3250078B2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP10911192A patent/JP3250078B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05135965A (ja) | 1993-06-01 |
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