JPH10106392A - キ−ボ−ド装置 - Google Patents

キ−ボ−ド装置

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Publication number
JPH10106392A
JPH10106392A JP8258535A JP25853596A JPH10106392A JP H10106392 A JPH10106392 A JP H10106392A JP 8258535 A JP8258535 A JP 8258535A JP 25853596 A JP25853596 A JP 25853596A JP H10106392 A JPH10106392 A JP H10106392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key top
key
circuit board
keyboard device
rubber dome
Prior art date
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Pending
Application number
JP8258535A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ninomiya
明 二宮
Mitsumasa Kako
光政 加古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP8258535A priority Critical patent/JPH10106392A/ja
Publication of JPH10106392A publication Critical patent/JPH10106392A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キートップ群を一体化して形成したキーボー
ド装置を提供すること。 【解決手段】 ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリ
アミド系のいずれか一つのエラストマーを用いて、キー
トップ1群を一体化して形成する。形成手段は、真空成
形、ブロー成形、射出成形等で行なう。各キートップ1
の裏側には可動電極2が設けられており、押下によりキ
ートップ1が座屈し、可動電極2が回路基板4の固定電
極3と接触し短絡することにより、スイッチング動作が
行なわれる。また、キートップ1と回路基板4の間にラ
バードームスプリング11を挿入し、ラバードームスプ
リング11の裏側に可動電極2を設けた場合には、ラバ
ードームスプリング11の座屈により、スイッチング動
作を行なう。さらに、ラバードームスプリング11とキ
ートップ1の間にアンダープレート12を介在させても
よい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キートップに連動
する可動電極が回路基板の固定電極と接触し短絡するこ
とによりスイッチング動作が行なわれるキーボード装置
に関し、特に、キートップ群を一体化して形成したキー
ボード装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のキーボード装置のスイッチ部を、
実開昭60−193630号に記載されたキーボードス
イッチを一例にして説明する。図14に、かかるキーボ
ードスイッチの断面図を示す。図14に示すように、キ
ーボードスイッチ100は、固定電極105が設けられ
た回路基板106と、かかる回路基板106の上に配置
されたキーホルダ103と、かかるキーホルダ103内
を移動するとともに可動電極104が設けられたキース
テム102と、かかるキーステム102に取り付けられ
たキートップ101と、かかるキートップ101とキー
ホルダ103との間に挿入される弾性部材107等を有
し、可動電極104が2極の固定電極105と接触し短
絡させることにより、スイッチング動作を行うことがで
きる。
【0003】2極の固定電極105を可動電極104で
短絡させるには、キートップ101を押下して、キース
テム102をキーホルダ103内の下方に移動させ、キ
ーステム102の可動電極104を回路基板106の2
極の固定電極105と接触させることにより行なう。ま
た、キートップ101の押下を解除すれば、キートップ
101とキーホルダ103との間に挿入された弾性部材
107の弾性力で、キートップ101が上方に付勢され
ることより、キーステム102はキーホルダ103内を
上方に移動し、キーステム102の可動電極104を回
路基板106の固定電極105から離すことができ、2
極の固定電極105の短絡を解除することができる。
【0004】このようなキーボードスイッチ100で
は、キーホルダ103の位置に合わせて穴を開けた可撓
性板材で弾性部材107を一体に形成しているので、キ
ートップ101の点数分の弾性部材107を備える必要
がなく、その結果、部品点数が少ない利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、弾性部
材107以外のキートップ101等の主要部品について
は、キーボードスイッチ100の構造上、キートップ1
01群を一体に形成したもの(以下、「キートップシー
ト」という)でスイッチング動作を行なうことは不可能
であり、キートップ101等は個別に揃える必要があ
る。また、キートップ101の高さと弾性部材107の
高さとキーステム102の移動距離とを直列的に配置す
る必要があるため、キーボードスイッチ100の薄型化
に限界があった。さらに、キーステム102はキーホル
ダ103内を上下に移動しやすいように遊嵌されるもの
であるから、キーボードスイッチ100の防水性を確保
しにくかった。その結果、キーボードスイッチ100の
軽量化にも支障を生じていた。
【0006】これらの問題点に対しては、「キートップ
シート」を可撓性のある材料で一体に形成することがで
きれば、キートップ101群を一つの部品にすることが
できるとともに、キーステム102や弾性部材107等
の部品を省くことが可能になって部品点数を著しく減少
させることができる。また、キーステム102や弾性部
材107を省くことによって、弾性部材107の高さや
キーステム102の移動距離を確保する必要がなくな
り、キーボードスイッチ100の厚さを薄くすることが
可能となる。また、「キートップシート」で回路基板1
06の全体を覆うことができるので、簡易な防水構造を
とることが可能となる。その結果、キーボードスイッチ
100の軽量化も可能となる。
【0007】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、キートップ群を一体化
して形成した「キートップシート」を使用することによ
り、部品点数の少数化、薄型化、防水化、軽量化を図っ
たキーボード装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に成された請求項1に記載のキーボード装置は、可動電
極が設けられたキートップと、固定電極が設けられた回
路基板とを有し、前記キートップの可動電極が前記回路
基板の固定電極と接触し短絡することにより、スイッチ
ング動作が行なわれるキーボード装置であって、前記キ
ートップ群を、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリ
アミド系のいずれか一つのエラストマーで、一体化して
形成したことを特徴とする。
【0009】このような構成を有するキーボード装置で
は、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリアミド系の
いずれか一つのエラストマーで、キートップ群を一体に
形成した「キートップシート」を使用している。かかる
「キートップシート」は、エラストマーの高温特性等か
ら、その裏面に可動電極を印刷することが可能であり、
また、その表面に文字等を見栄え良く印刷することが可
能である。また、「キートップシート」のキートップに
は、エラストマーの可撓性等から、復元力が備わるの
で、キートップの可動電極が回路基板の固定電極と接触
し短絡した後にキートップの押下が除去されると、キー
トップがもとの形状に復元し、キートップの可動電極を
回路基板の固定電極から離すことができるので、「キー
トップシート」でスイッチング動作を繰り返し行なうこ
とが可能となる。
【0010】すなわち、キートップ群を一つの部品であ
る「キートップシート」にすることにより、従来技術の
キーステムや従来技術の弾性部材等の部品が省かれ、部
品点数を著しく減少することができる。また、従来技術
のキーステムや従来技術の弾性部材を省くことにより、
従来技術の弾性部材の高さや従来技術のキーステムの移
動距離を確保する必要がなくなり、キーボード装置の厚
さを薄くすることができる。また、「キートップシー
ト」で回路基板の全体を覆うことにより、簡易な防水構
造を実現することができる。これらの結果、キーボード
装置を軽量化することができる。また、かかるエラスト
マーの曲げ弾性率、表面硬度、反撥弾性率等から、ソフ
トな操作感覚を得ることができる。
【0011】また、請求項2に記載のキーボード装置
は、キートップと、固定電極が設けられた回路基板と、
前記キートップと前記回路基板の間に介在するとともに
可動電極が設けられたラバードームスプリングとを有
し、前記キートップで座屈した前記ラバードームスプリ
ングの可動電極が前記回路基板の固定電極と接触し短絡
することにより、スイッチング動作が行なわれるキーボ
ード装置であって、前記キートップ群を、ポリエステル
系、ポリウレタン系、ポリアミド系のいずれか一つのエ
ラストマーで、一体化して形成したことを特徴とする。
【0012】このような構成を有するキーボード装置で
は、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリアミド系の
いずれか一つのエラストマーで、キートップ群を一体に
形成した「キートップシート」を使用している。かかる
「キートップシート」は、エラストマーの高温特性等か
ら、その裏面に可動電極を印刷することが可能であり、
また、その表面に文字等を見栄え良く印刷することが可
能である。また、「キートップシート」のキートップに
は、エラストマーの可撓性等から、復元力が備わるとと
もに、「キートップシート」のキートップの下には、復
元力を備えたラバードームスプリングが配置され、かか
るラバードームスプリングの裏面に可動電極が設けられ
ている。従って、ラバードームスプリングの可動電極が
回路基板の固定電極と接触し短絡した後にキートップの
押下が除去されると、キートップとラバードームスプリ
ングがもとの形状に復元し、ラバードームスプリングの
可動電極を回路基板の固定電極から離すことができるの
で、「キートップシート」でスイッチング動作を繰り返
し行なうことが可能となる。
【0013】すなわち、キートップ群を一つの部品であ
る「キートップシート」にすることにより、従来技術の
キーステムや従来技術の弾性部材等の部品が省かれ、部
品点数を著しく減少することができる。また、従来技術
のキーステムや従来技術の弾性部材を省くことにより、
従来技術の弾性部材の高さや従来技術のキーステムの移
動距離を確保する必要がなくなり、キーボード装置の厚
さを薄くすることができる。また、「キートップシー
ト」で回路基板の全体を覆うことにより、簡易な防水構
造を実現することができる。その結果、キーボード装置
を軽量化することができる。また、かかるエラストマー
の曲げ弾性率、表面硬度、反撥弾性率等から、ソフトな
操作感覚を得ることができる。さらに、ラバードームス
プリングの復元力で、一層確実に「キートップシート」
でスイッチング動作を繰り返し行なうことができる。
【0014】また、請求項3に記載のキーボード装置
は、請求項2に記載のキーボード装置であって、前記キ
ートップと前記ラバードームスプリングの間に介在する
アンダープレートを備えたことを特徴とする。
【0015】このような構成を有するキーボード装置
は、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリアミド系の
いずれか一つのエラストマーで製作された「キートップ
シート」とラバードームスプリングの間にアンダープレ
ートが介在しており、キートップが押下された際におい
て、「キートップシート」のキートップの上面が変形す
ることを確実に防止できるので、一層安定的な操作感覚
を得ることができる。また、透過性のあるエラストマー
で「キートップシート」を製作した場合には、アンダー
プレートに印刷された文字等をかかる「キートップシー
ト」を介して識別できるので、「キートップシート」に
文字等を印刷する必要がなくなり、印刷された文字等が
摩耗することがなくなるとともに、印刷される文字の使
用変更に容易に対応することができる。さらに、アンダ
ープレートはラバードームスプリングの上に配置されて
おり、キートップに押下された力を確実にラバードーム
スプリングに伝えることができるので、ラバードームス
プリングを小さくすることができ、コスト削減に貢献す
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図13を参照して説明する。図1から図13には、
図1から図3に示された第1実施の形態と、図4から図
5に示された第2実施の形態と、図6から図7に示され
た第3実施の形態と、図8から図9に示された第4実施
の形態と、図10から図13に示された第5実施の形態
が各々示されている。尚、図2と図3は図1の線A−A
に沿って切断した断面図であり、図12と図13も図1
0の線A−Aに沿って切断した断面図である。また、そ
の他の断面図についても、同様な線に沿って切断したも
のである。
【0017】図1から図13に示されたスイッチ部を有
するキーボード装置は、いずれの実施の形態において
も、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリアミド系の
いずれか一つのエラストマーで、キートップ1群を一体
に形成した「キートップシート」を使用している。かか
る「キートップシート」は、真空成形、ブロー成形、射
出成形等によって製作される。製作された「キートップ
シート」の厚さは、0.5mm程度のものである。
【0018】また、いずれの実施の形態においても、金
属基材である基板8の表面には、レジスト印刷で絶縁し
た後に銀系の導電インキで回路を形成したレジスト印刷
層9が積層されており、かかるレジスト印刷層9と基板
8から回路基板4が構成される。かかる回路基板4の厚
さは、0.5mm程度のものである。尚、露出する回路
部分には、カーボン系のインキを上面に被覆することに
より酸化を防止している。また、回路基板4には、キー
トップ1群の個数分の固定電極3が設けられており、か
かる固定電極3の2極のうち一方はキーマトリックスの
X軸に、他方はキーマトリックスのY軸に接続してい
る。また、固定電極3付近には空気逃し穴7(図1、図
10参照)が設けられており、キートップ1の押下やそ
の解除をスムーズにするために、キートップ1と回路基
板4の間に介在する空気を回路基板4の下側に逃した
り、回路基板4の下側にある空気をキートップ1と回路
基板4の間に注入する役割を担う。
【0019】次に、図1から図3に示されたスイッチ部
を有する第1実施の形態のキーボード装置を説明する。
図1から図3に示すように、「キートップシート」の各
キートップ1の表面には文字5等が印刷されており、ま
た、その裏面には可動電極2が設けられている。また、
キートップ1群が一体に形成された「キートップシー
ト」は、接着剤6で回路基板4に固定されている。図2
は、通常の状態にあるスイッチ部の断面を示したもので
あり、すなわち、キートップ1が押下されていない場合
のスイッチ部の断面図である。通常の状態からキートッ
プ1が押下されると、図3に示すようになり、座屈した
キートップ1の可動電極2が回路基板4の固定電極3と
接触して、固定電極3の2極を短絡することができる。
また、その後にキートップ1の押下を除去すると、キー
トップ1がもとの形状に復元して、図2に示すようにな
り、キートップ1の可動電極2を回路基板4の固定電極
3から離すことができる。以上より、「キートップシー
ト」でスイッチング動作を繰り返し行なうことができ
る。
【0020】次に、図4から図5に示されたスイッチ部
を有する第2実施の形態のキーボード装置を説明する。
第2実施の形態のスイッチ部は、「CAPS設定キー」
や「カナ設定キー」等のキーボード装置の入力モードを
設定するものであり、その概要は第1実施の形態のキー
ボード装置と同様である。但し、回路基板4には、LE
D10が設けられており、LED10の点灯・消滅によ
り入力モードを表示することができる。また、LED1
0の点灯・消滅を認識できるようにするために、キート
ップ1群が一体に形成された「キートップシート」は、
透過性のあるエラストマーで製作される。また、図5に
示すように、キートップ1が押下されて座屈した際にL
ED10と接触しないように、キートップ1の形状が形
成されているとともに、LED10が回路基板4に固定
される。
【0021】次に、図6から図7に示されたスイッチ部
を有する第3実施の形態のキーボード装置を説明する。
図6から図7に示すように、「キートップシート」の各
キートップ1の表面には文字5等が印刷されている。ま
た、キートップ1群が一体に形成された「キートップシ
ート」は、各キートップ1の下にラバードームスプリン
グ11が配置されて、接着剤6で回路基板4に固定され
ている。かかるラバードームスプリング11は復元力を
有しており、その裏側には可動電極2が設けられてい
る。従って、「キートップシート」の各キートップ1の
裏面には可動電極2を設ける必要はない。図6は、通常
の状態にあるスイッチ部の断面を示したものであり、す
なわち、キートップ1が押下されていない場合のスイッ
チ部の断面図である。通常の状態からキートップ1が押
下されると、図7に示すようになり、キートップ1の押
下によりラバードームスプリング11が座屈して、ラバ
ードームスプリング11の可動電極2が回路基板4の固
定電極3と接触して、固定電極3の2極を短絡すること
ができる。また、その後にキートップ1の押下を除去す
ると、キートップ1とラバードームスプリング11がも
との形状に復元して、図6に示すようになり、ラバード
ームスプリング11の可動電極2を回路基板4の固定電
極3から離すことができる。以上より、「キートップシ
ート」でスイッチング動作を繰り返し行なうことができ
る。
【0022】次に、図8から図9に示されたスイッチ部
を有する第4実施の形態のキーボード装置を説明する。
その概要は、第3実施の形態のキーボード装置と同様で
ある。但し、ラバードームスプリング11は第3実施の
形態のものより小さく、ラバードームスプリング11は
「キートップシート」とは別途に接着剤6で回路基板4
に固定される。
【0023】次に、図10から図13に示されたスイッ
チ部を有する第5実施の形態のキーボード装置を説明す
る。以下に述べる事項を除いて、その概要は第4実施の
形態のキーボード装置と同様である。すなわち、図10
から図13に示すように、キートップ1とラバードーム
スプリング11の間にアンダープレート12が介入して
おり、かかるアンダープレート12の表面には文字5等
が印刷されている。また、図11に示すように、アンダ
ープレート12に印刷された文字5を「キートップシー
ト」を介して認識できるようにするために、「キートッ
プシート」は透過性のあるエラストマーで製作されると
ともに、アンダープレート12は「キートップシート」
の各キートップ1の裏側に透過性を有する接着剤6で固
定される。従って、「キートップシート」の各キートッ
プ1の表面に文字5等を印刷する必要はない。
【0024】また、各アンダープレート12の下にラバ
ードームスプリング11が配置されて、「キートップシ
ート」が接着剤6で回路基板4に固定されている。かか
るラバードームスプリング11は復元力を有しており、
その裏側には可動電極2が設けられている。従って、
「キートップシート」の各キートップ1の裏面には可動
電極2を設ける必要はない。図12は、通常の状態にあ
るスイッチ部の断面を示したものであり、すなわち、キ
ートップ1が押下されていない場合のスイッチ部の断面
図である。通常の状態からキートップ1が押下される
と、図13に示すようになり、キートップ1の押下によ
りラバードームスプリング11が座屈して、ラバードー
ムスプリング11の可動電極2が回路基板4の固定電極
3と接触して、固定電極3の2極を短絡することができ
る。また、その後にキートップ1の押下を除去すると、
キートップ1とラバードームスプリング11がもとの形
状に復元して、図12に示すようになり、ラバードーム
スプリング11の可動電極2を回路基板4の固定電極3
から離すことができる。以上より、「キートップシー
ト」でスイッチング動作を繰り返し行なうことができ
る。
【0025】上述したスイッチ部を有するキーボード装
置では、いずれの実施の形態においても、可動接点2の
ストロークは1.5mm程度のものであり、さらに、
0.5mm程度の厚さの「キートップシート」と、0.
5mm程度の厚さの回路基板4から構成されることよ
り、キーボード装置の厚さを一層薄くすることができ
る。
【0026】以上詳細に説明したように、図1から図5
に示されたスイッチ部を有する第1、第2実施の形態の
キーボード装置では、ポリエステル系、ポリウレタン
系、ポリアミド系のいずれか一つのエラストマーで、キ
ートップ1群を一体に形成した「キートップシート」を
使用している。かかる「キートップシート」は、エラス
トマーの高温特性等から、その裏面に可動電極2を印刷
することが可能であり、また、その表面に文字5等を見
栄え良く印刷することが可能である。また、「キートッ
プシート」のキートップ1には、エラストマーの可撓性
等から、復元力が備わるので、キートップの可動電極2
が回路基板4の固定電極3と接触し短絡した後にキート
ップ1の押下が除去されると、キートップ1がもとの形
状に復元し、キートップ1の可動電極2を回路基板4の
固定電極3から離すことができるので、「キートップシ
ート」でスイッチング動作を繰り返し行なうことが可能
となる。
【0027】すなわち、キートップ1群を一つの部品で
ある「キートップシート」にすることにより、従来技術
のキーステムや従来技術の弾性部材等の部品が省かれ、
部品点数を著しく減少することができる。また、従来技
術のキーステムや従来技術の弾性部材を省くことによ
り、従来技術の弾性部材の高さや従来技術のキーステム
の移動距離を確保する必要がなくなり、キーボード装置
の厚さを薄くすることができる。また、「キートップシ
ート」で回路基板4の全体を覆うことにより、簡易な防
水構造を実現することができる。これらの結果、キーボ
ード装置を軽量化することができる。また、かかるエラ
ストマーの曲げ弾性率、表面硬度、反撥弾性率等から、
ソフトな操作感覚を得ることができる。
【0028】また、図6から図9に示されたスイッチ部
を有する第3、第4実施の形態のキーボード装置では、
ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリアミド系のいず
れか一つのエラストマーで、キートップ1群を一体に形
成した「キートップシート」を使用している。かかる
「キートップシート」は、エラストマーの高温特性等か
ら、その裏面に可動電極2を印刷することが可能であ
り、また、その表面に文字7等を見栄え良く印刷するこ
とが可能である。また、「キートップシート」のキート
ップ1には、エラストマーの可撓性等から、復元力が備
わるとともに、「キートップシート」のキートップ1の
下には、復元力を備えたラバードームスプリング11が
配置され、かかるラバードームスプリング11の裏面に
可動電極2が設けられている。従って、ラバードームス
プリング11の可動電極2が回路基板4の固定電極3と
接触し短絡した後にキートップ1の押下が除去される
と、キートップ1とラバードームスプリング11がもと
の形状に復元し、ラバードームスプリング11の可動電
極2を回路基板4の固定電極3から離すことができるの
で、「キートップシート」でスイッチング動作を繰り返
し行なうことが可能となる。
【0029】すなわち、キートップ1群を一つの部品で
ある「キートップシート」にすることにより、従来技術
のキーステムや従来技術の弾性部材等の部品が省かれ、
部品点数を著しく減少することができる。また、従来技
術のキーステムや従来技術の弾性部材を省くことによ
り、従来技術の弾性部材の高さや従来技術のキーステム
の移動距離を確保する必要がなくなり、キーボード装置
の厚さを薄くすることができる。また、「キートップシ
ート」で回路基板4の全体を覆うことにより、簡易な防
水構造を実現することができる。その結果、キーボード
装置を軽量化することができる。また、かかるエラスト
マーの曲げ弾性率、表面硬度、反撥弾性率等から、ソフ
トな操作感覚を得ることができる。さらに、ラバードー
ムスプリング11の復元力で、一層確実に「キートップ
シート」でスイッチング動作を繰り返し行なうことがで
きる。
【0030】また、図10から図13に示されたスイッ
チ部を有する第5実施の形態のキーボード装置では、ポ
リエステル系、ポリウレタン系、ポリアミド系のいずれ
か一つのエラストマーで製作された「キートップシー
ト」とラバードームスプリング11の間にアンダープレ
ート12が介在しており、キートップ1が押下された際
において、「キートップシート」のキートップ1の上面
が変形することを確実に防止できるので、一層安定的な
操作感覚を得ることができる。また、透過性のあるエラ
ストマーで「キートップシート」を製作した場合には、
アンダープレート12に印刷された文字5等をかかる
「キートップシート」を介して識別できるので、「キー
トップシート」に文字5等を印刷する必要がなくなり、
印刷された文字5等が摩耗することがなくなるととも
に、印刷される文字5の使用変更に容易に対応すること
ができる。さらに、アンダープレート12はラバードー
ムスプリング11の上に配置されており、キートップ1
に押下された力を確実にラバードームスプリング11に
伝えることができるので、ラバードームスプリング11
を小さくすることができ、コスト削減に貢献することが
できる。
【0031】以上説明した通り、本発明は、キートップ
1群を一体化して形成した「キートップシート」を使用
することにより、部品点数の少数化、薄型化、防水化、
軽量化を図ったキーボード装置を提供することができ
る。
【0032】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、図6から図9に示されたスイッチ
部を有するキーボード装置では、「キートップシート」
のキートップ1の下にはラバードームスプリング11が
配置されているが、復元力を備えたものであるならば他
の弾性部材でもよい。このとき、かかる弾性部材に可動
電極2が設けることができないならば、「キートップシ
ート」のキートップ1に可動電極2を設け、回路基板4
の2極の固定電極3と接触し短絡させることより、スイ
ッチング動作を行なってもよい。
【0033】
【発明の効果】以上、説明した通り、請求項1に係るキ
ーボード装置では、ポリエステル系、ポリウレタン系、
ポリアミド系のいずれか一つのエラストマーで、キート
ップ群を一体に形成した「キートップシート」を使用し
ている。かかる「キートップシート」は、エラストマー
の高温特性等から、その裏面に可動電極を印刷すること
が可能であり、また、その表面に文字等を見栄え良く印
刷することが可能である。また、「キートップシート」
のキートップには、エラストマーの可撓性等から、復元
力が備わるので、キートップの可動電極が回路基板の固
定電極と接触し短絡した後にキートップの押下が除去さ
れると、キートップがもとの形状に復元し、キートップ
の可動電極を回路基板の固定電極から離すことができる
ので、「キートップシート」でスイッチング動作を繰り
返し行なうことが可能となる。
【0034】すなわち、キートップ群を一つの部品であ
る「キートップシート」にすることにより、従来技術の
キーステムや従来技術の弾性部材等の部品が省かれ、部
品点数を著しく減少することができる。また、従来技術
のキーステムや従来技術の弾性部材を省くことにより、
従来技術の弾性部材の高さや従来技術のキーステムの移
動距離を確保する必要がなくなり、キーボード装置の厚
さを薄くすることができる。また、「キートップシー
ト」で回路基板の全体を覆うことにより、簡易な防水構
造を実現することができる。これらの結果、キーボード
装置を軽量化することができる。また、かかるエラスト
マーの曲げ弾性率、表面硬度、反撥弾性率等から、ソフ
トな操作感覚を得ることができる。
【0035】また、請求項2に係るキーボード装置で
は、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリアミド系の
いずれか一つのエラストマーで、キートップ群を一体に
形成した「キートップシート」を使用している。かかる
「キートップシート」は、エラストマーの高温特性等か
ら、その裏面に可動電極を印刷することが可能であり、
また、その表面に文字等を見栄え良く印刷することが可
能である。また、「キートップシート」のキートップに
は、エラストマーの可撓性等から、復元力が備わるとと
もに、「キートップシート」のキートップの下には、復
元力を備えたラバードームスプリングが配置され、かか
るラバードームスプリングの裏面に可動電極が設けられ
ている。従って、ラバードームスプリングの可動電極が
回路基板の固定電極と接触し短絡した後にキートップの
押下が除去されると、キートップとラバードームスプリ
ングがもとの形状に復元し、ラバードームスプリングの
可動電極を回路基板の固定電極から離すことができるの
で、「キートップシート」でスイッチング動作を繰り返
し行なうことが可能となる。
【0036】すなわち、キートップ群を一つの部品であ
る「キートップシート」にすることにより、従来技術の
キーステムや従来技術の弾性部材等の部品が省かれ、部
品点数を著しく減少することができる。また、従来技術
のキーステムや従来技術の弾性部材を省くことにより、
従来技術の弾性部材の高さや従来技術のキーステムの移
動距離を確保する必要がなくなり、キーボード装置の厚
さを薄くすることができる。また、「キートップシー
ト」で回路基板の全体を覆うことにより、簡易な防水構
造を実現することができる。その結果、キーボード装置
を軽量化することができる。また、かかるエラストマー
の曲げ弾性率、表面硬度、反撥弾性率等から、ソフトな
操作感覚を得ることができる。さらに、ラバードームス
プリングの復元力で、一層確実に「キートップシート」
でスイッチング動作を繰り返し行なうことができる。
【0037】また、請求項3に係るキーボード装置で
は、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリアミド系の
いずれか一つのエラストマーで製作された「キートップ
シート」とラバードームスプリングの間にアンダープレ
ートが介在しており、キートップが押下された際におい
て、「キートップシート」のキートップの上面が変形す
ることを確実に防止できるので、一層安定的な操作感覚
を得ることができる。また、透過性のあるエラストマー
で「キートップシート」を製作した場合には、アンダー
プレートに印刷された文字等をかかる「キートップシー
ト」を介して識別できるので、「キートップシート」に
文字等を印刷する必要がなくなり、印刷された文字等が
摩耗することがなくなるとともに、印刷される文字の使
用変更に容易に対応することができる。さらに、アンダ
ープレートはラバードームスプリングの上に配置されて
おり、キートップに押下された力を確実にラバードーム
スプリングに伝えることができるので、ラバードームス
プリングを小さくすることができ、コスト削減に貢献す
ることができる。
【0038】以上説明した通り、本発明は、キートップ
群を一体化して形成した「キートップシート」を使用す
ることにより、部品点数の少数化、薄型化、防水化、軽
量化を図ったキーボード装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施の形態のキーボード装置
のスイッチ部の斜視図である。
【図2】本発明に係る第1実施の形態のキーボード装置
のスイッチ部において、通常の状態の断面図である。
【図3】本発明に係る第1実施の形態のキーボード装置
のスイッチ部において、キートップが押下された状態の
断面図である。
【図4】本発明に係る第2実施の形態のキーボード装置
のスイッチ部において、通常の状態の断面図である。
【図5】本発明に係る第2実施の形態のキーボード装置
のスイッチ部において、キートップが押下された状態の
断面図である。
【図6】本発明に係る第3実施の形態のキーボード装置
のスイッチ部において、通常の状態の断面図である。
【図7】本発明に係る第3実施の形態のキーボード装置
のスイッチ部において、キートップが押下された状態の
断面図である。
【図8】本発明に係る第4実施の形態のキーボード装置
のスイッチ部において、通常の状態の断面図である。
【図9】本発明に係る第4実施の形態のキーボード装置
のスイッチ部において、キートップが押下された状態の
断面図である。
【図10】本発明に係る第5実施の形態のキーボード装
置のスイッチ部の斜視図である。
【図11】本発明に係る第5実施の形態のキーボード装
置のスイッチ部の上面図である。
【図12】本発明に係る第5実施の形態のキーボード装
置のスイッチ部において、通常の状態の断面図である。
【図13】本発明に係る第5実施の形態のキーボード装
置のスイッチ部において、キートップが押下された状態
の断面図である。
【図14】従来のキーボード装置のスイッチ部の断面図
である。
【符号の説明】
1 キートップ 2 固定電極 3 可動電極 4 回路基板 11 ラバードームスプリング 12 アンダープレート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動電極が設けられたキートップと、固
    定電極が設けられた回路基板とを有し、前記キートップ
    の可動電極が前記回路基板の固定電極と接触し短絡する
    ことにより、スイッチング動作が行なわれるキーボード
    装置において、 前記キートップ群を、ポリエステル系、ポリウレタン
    系、ポリアミド系のいずれか一つのエラストマーで、一
    体化して形成したことを特徴とするキーボード装置。
  2. 【請求項2】 キートップと、固定電極が設けられた回
    路基板と、前記キートップと前記回路基板の間に介在す
    るとともに可動電極が設けられたラバードームスプリン
    グとを有し、前記キートップで座屈した前記ラバードー
    ムスプリングの可動電極が前記回路基板の固定電極と接
    触し短絡することにより、スイッチング動作が行なわれ
    るキーボード装置において、 前記キートップ群を、ポリエステル系、ポリウレタン
    系、ポリアミド系のいずれか一つのエラストマーで、一
    体化して形成したことを特徴とするキーボード装置。
  3. 【請求項3】 前記キートップと前記ラバードームスプ
    リングの間に介在するアンダープレートを備えたことを
    特徴とする請求項2に記載のキーボード装置。
JP8258535A 1996-09-30 1996-09-30 キ−ボ−ド装置 Pending JPH10106392A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002216575A (ja) * 2001-01-15 2002-08-02 Alps Electric Co Ltd キーボード装置
JP2018032416A (ja) * 2017-10-02 2018-03-01 大日本印刷株式会社 情報収集装置

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