JPH0654157U - 電子機器のキートップ構造 - Google Patents

電子機器のキートップ構造

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JPH0654157U
JPH0654157U JP9257892U JP9257892U JPH0654157U JP H0654157 U JPH0654157 U JP H0654157U JP 9257892 U JP9257892 U JP 9257892U JP 9257892 U JP9257892 U JP 9257892U JP H0654157 U JPH0654157 U JP H0654157U
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JP
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key top
key
switch
sheet member
electronic device
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Application number
JP9257892U
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Inventor
敦 桑原
Original Assignee
クラリオン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組み立て作業性と操作性の良好な電子機器キ
ートップ構造を提供する。 【構成】 キートップに照明光を導光する導光板は、キ
ートップをパネル面に支持する機能を兼ね備え、各キー
トップをマトリクス状に配列支持する。キートップとス
イッチの間には透明な弾性シート部材が介添され、キー
トップはこのシート部材の緩衝作用により取付高さ寸法
誤差、取付ガタなどが吸収されて支持される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電子機器の操作押し釦装置にかかわり、特に、照明付き小型押し釦装 置のキートップ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器の前面パネルには多数の操作釦が配設されている。例えば、電話機を 備えた車載電子機器は狭い操作パネルスペースに10キー押し釦がマトリクス状 に配列されている。
【0003】 図3及び図4は従来の自動車電話機の押し釦操作部を示す断面図である。図3 において、1はプリント基板、2はゴムやエラストマーなどの弾性材料を用いて 多数のキートップを一体に形成したラバーキー、3は各キートップを連結するス カート部、4はラバーキー2によって押圧操作されるスイッチ接点、5は多数の ラバーキー2を整列保持するとともに、ラバーキー2に対して照明光を導入する 導光板である。導光板5は各スカート部3をプリント基板1に保持する保持部材 を兼ねており、5aはスカート連結部を支持する支持部、5bはラバーキー2の スカート端部を支持する支持部である。
【0004】 このタイプの押し釦操作部はラバーキー2とスイッチ接点4が一体に形成され たもので、ラバーキー2を押圧操作するとスカート部3が変形してスイッチ接点 4がオンとなり、押圧を解除するとスカート部3が初期形状に復元してスイッチ 接点4がオフとなる。スカート部3が変形及び復元するとき、ラバーキー2にク リック感が得られ、このクリック感によってスイッチ接点4が開閉されたことを 指先を通して確認できるようになっている。
【0005】 また、図4はキートップ6とスイッチ7が別部品によって構成されたタイプの 押し釦装置であり、スイッチ7はプラスチックまたは金属の薄板をドーム型にエ ンボス加工したコンベックス(円弧状部)7aの内側に印刷加工により形成され たスイッチ接点を配設している。このタイプの押し釦装置も、キートップ6の押 圧操作によって円弧状部7aが変形し、復元するときの動作がクリック感として 得られ、スイッチが確実に操作されたことを指先を通して知覚される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
図3の押し釦装置において、押圧操作に伴う各スカート部3の変形と復元の動 作が確実に行え、感触のよいクリック感を得るためには、スカート部3の大きさ をある程度確保しなければならない。更に、スカート部3の連結部分は支持部5 aで押さえる構成であるので、各キートップ6のピッチ寸法が最小でも9mm程度 必要であり、押し釦操作部を小型化することが困難である。同様に、図4のタイ プもドームの大きさに制約があり、キートップ6間のピッチ寸法は最小で8乃至 8.5mm必要である。更に、図4の構成は組み立て作業時における各部の位置合 わせに高度のテクニックが要求されるなど、作業性に問題があった。
【0007】 本考案は上記事情に鑑みなされたもので、キートップのピッチ寸法を従来のも のより可及的に小さくして、装置全体をより小型化するとともに、優れた操作性 と、照明効果が得られ、組み立てに際して作業性が容易な押し釦装置を提供する ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案による電子機器のキートップ構造では、多数 のキートップに照明光を導入する導光板に形成され該キートップを操作パネル面 に支持する支持部と、該キートップとスイッチの間に介添された透光性を有す弾 性シート部材と、プリント基板に取り付けられた各スイッチと照明用光源が、そ れぞれ該キートップと支持部材に対接するよう機器内部に位置決めされたプリン ト基板ASSYとを具備したものである。
【0009】
【作用】 キートップに照明光を導入する導光板はこれらキートップをパネル面に支持す る支持部材を兼ねており、支持部から照明光を導入し、キートップの側部に入射 して表示部を照明する。また、支持部は各キートップの基部を支持し、パネル面 に多数キートップをマトリクス状に配置する。一方、キートップとスイッチの間 に透明な弾性シート部材が介添され、スイッチはこのシート部材を通して押圧さ れる。パネル面に取り付けられたキートップはシート部材の緩衝効果によって高 さ方向の取付寸法誤差、及び取付ガタがすべて吸収され、更に、振動に伴う緩み 発生の問題も解消される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図面を参照して説明する。図1及び図2は考案の実施例で、そ れぞれ図1は車載用電子機器10における操作部の部分平面図、図2はその断面 図である。図において、11は機器の筺体であるエスカッション、12は機器各 部を操作する操作釦、そして、20は機器10に一体に組み込まれた電話機の1 0キーであり、その前面表示部21には数字等の文字が印刷表示されている。1 3は電子部品を取り付けたプリント基板で、このプリント基板13にはタクトス イッチ14、及び照明用光源のLED素子15が交互に配置され半田付け固定さ れている。16は照明光をキートップ20に導光する導光板である。導光板16 は同時に多数のキートップ20をパネル面18に支持する支持部材としても機能 し、キートップ20の基部20bは導光板16に形成された支持部17により支 持される。そして、支持部17の先端から光を導入するために、LED素子15 は支持部17が対接する位置に設けられる。なお、導光板16はエスカッション 11に嵌合し組み付けられるパネル18に保持されている。
【0011】 タクトスイッチ14は頭部をキートップ20に押圧されて変形し、スイッチオ ンとなり、キートップ20の押圧を解除すると初期形状に復元してスイッチオフ となる、弾性作用のある自己復帰型のスイッチである。この種のタクトスイッチ は、例えば、現在では大きさ寸法が幅3mm、高さ2mmのものが開発され、キート ップのピッチ寸法を6mm程度にすることが可能である。このタクトスイッチ14 とキートップ20の間には透明な弾性シート部材22が介添される。シート部材 22は弾性、絶縁性、透光性、などの性質を兼ね備えたシリコン系のゴムシート で、タクトスイッチ14に対接するキートップ20を緩衝効果をもって保持する とともに、キートップ20の取付高さ誤差を吸収し、取付ガタを抑制する目的に 使用される。なお、シート部材22は支持部17に貼付された両面粘着テープ2 3により固定される。
【0012】 キートップ20に押圧操作される多数のスイッチ14と光源用のLED素子1 5等の各部品はあらかじめプリント基板13に取り付けられる。部品取付を完了 したプリント基板ASSYは機器内部のエスカッション11に固定される。この 際プリント基板ASSY13はスイッチ14とLED素子15がそれぞれキート ップ20と支持部17に対接するよう、正確に位置決めした後、フック部の嵌合 とねじ締結により固定される。
【0013】 次に、上述したキートップ20の作用を説明する。機器10の電源を投入する とLED素子15が点灯し、その照射光は直上の支持部17に入射して導光板1 6からキートップ20の側部20aを照明する。キートップ20の表示部21は 側部20aから入射した照明光により照明され、この結果、暗い場所でもキート ップの操作は容易になる。タクトスイッチ14はキートップ20の押圧操作によ り変形しスイッチオンとなり、押圧を解除すれば、キートップ20はタクトスイ ッチ14が初期形状に復元するときの反発力と、シート部材22の弾性作用を同 時に受け初期位置に押し戻され、そしてスイッチ14はオフとなる。
【0014】 シート部材22は透明なシリコンゴムシートで形成されているので、これがキ ートップ20とスイッチ14の間に介添されてもLED15の光を導光板16に 透過することは可能である。また、プリント基板ASSY13がエスカッション 11に固定されると、キートップ20はシート部材22の弾性作用によりパネル 面18側に常時付勢されて基部20bが支持部17に係合支持される。
【0015】 この結果、キートップ20はシート部材22の緩衝効果により、押圧操作時の 感触を悪くする要因である、高さ方向の取付寸法誤差、取付ガタ、遊び、などは 完全に吸収され、更に振動に伴い発生する緩みの問題も抑制される。そして、キ ートップ20を押圧操作したとき、シート部材22はタクトスイッチ14特有の クリック動作に違和感を与えることがなく、キートップ20の操作時に指先に得 られる感触は良好で、非常にソフトなものになる。また、支持部17を形成する 導光板16は小型のタクトスイッチを採用することで、キートップ間のピッチ寸 法を可及的に小さくして、操作部をコンパクトにまとめることができる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による電子機器のキートップ構造によれば、キー トップをパネル面に支持するとともに照明光を導光する支持部と、該キートップ とスイッチ間に介添された弾性シート部材と、各スイッチと照明用光源がそれぞ れ該キートップと支持部材に対接するよう機器内部に位置決めされたプリント基 板ASSYと、を具備したので、各キートップをパネル面に配列支持するととも に、この支持部を通して各キートップに照明光を導光することができる。したが って、本考案は構成を従来よりも小型コンパクトにまとめることが可能であり、 また、簡素化された構成は、組み立て作業性を容易にした。そして、キートップ とスイッチ間に介添された弾性シート部材はキートップを緩衝作用をもって支持 するため、キートップの取付高さ寸法誤差、及び、取付ガタを吸収し、キートッ プ操作時に指先に与える感触が良好で、操作性に優れた押し釦装置を提供するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電子機器前面パネルの一部を示す平面
図である。
【図2】本考案の電子機器操作パネルの断面図である。
【図3】従来の操作パネルを示す断面図である。
【図4】従来の操作パネルを示す断面図である。
【符号の説明】
10 電子機器 13 プリント基板 7,14 スイッチ 15 LED(光源) 5,16 導光板 17 支持部 18 パネル面 6,20 キートップ 22 シート部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチを押圧する多数のキートップが
    操作パネル面にマトリクス状に配列された電子機器の操
    作用押し釦装置において、該キートップに照明光を導入
    する導光板に形成され該キートップをパネル面に支持す
    る支持部と、該キートップとスイッチの間に介添された
    透光性を有す弾性シート部材と、プリント基板に取り付
    けられた各スイッチと照明用光源が、それぞれ該キート
    ップと支持部材に対接するよう機器内部に位置決めされ
    たプリント基板ASSYと、を具備することを特徴とす
    る電子機器のキートップ構造。
JP9257892U 1992-12-24 1992-12-24 電子機器のキートップ構造 Pending JPH0654157U (ja)

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