JPH10106138A - 光ディスク用スピンドルモータのサーボ制御装置 - Google Patents

光ディスク用スピンドルモータのサーボ制御装置

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JPH10106138A
JPH10106138A JP25995296A JP25995296A JPH10106138A JP H10106138 A JPH10106138 A JP H10106138A JP 25995296 A JP25995296 A JP 25995296A JP 25995296 A JP25995296 A JP 25995296A JP H10106138 A JPH10106138 A JP H10106138A
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JP
Japan
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optical disk
spindle motor
gain
absolute time
frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP25995296A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Fukuda
光芳 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク上の再生位置に応じて変動する偏
心周波数を考慮してスピンドルモータにおけるフィード
バックゲインを自動調整すること。 【解決手段】 光ディスク10からのEFM信号に対し
てPLL回路20が再生クロックを作成し、復調回路1
4が再生クロックを用いてEFM信号を復調する。絶対
時間検出回路36は、復調回路14で得られた復調信号
のサブコードが示す絶対時間情報を検出する。ゲイン演
算部54は、光ディスク上の再生位置を示す上記絶対時
間情報に基づいて、再生位置によって変化するスピンド
ルモータ13および光ディスク10の偏心周波数fを算
出する。さらに、得られた偏心周波数fに基づいてゲイ
ン乗算部52で速度誤差と位相誤差との加算信号に乗算
されるフィードバックゲインgを求める。これにより、
偏心周波数fが高ければフィードバックgが大きくなる
ように、偏心周波数fが低ければフィードバックゲイン
gが小さくなるように制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)等の光ディスク用のスピンドルモータのサー
ボ制御装置、特に、モータのフィードバック制御におけ
るフィードバックゲインのコントロールに関する。
【0002】
【従来の技術】CD、CD−ROM等の光ディスクに記
録された信号を読み出して再生するには、線速度一定
(CLV:Constant Liner Velocity)方式の場合、一
定期間内で、光ディスクから読み出して得られるデジタ
ル再生信号が一定量となるように光ディスク用スピンド
ルモータの回転速度が制御される。
【0003】図2は、従来のCLV方式のスピンドルモ
ータのサーボ制御装置の概略構成を示している。光ディ
スク10は、スピンドルモータ13によって回転駆動さ
れ、ピックアップ部12のフォトダイオードなどによっ
て、光ディスク10に記憶されたデータが、アナログ信
号として取り出される。このアナログ信号はRF(高周
波)増幅され、さらにデジタルRF信号に変換され、E
FM(Eight to Fourteen Modulation)信号が得られ
る。
【0004】位相比較器22、フィルタ24、VCO2
6および分周器28を備えるPLL回路20は、得られ
たEFM信号から、これに同期した再生クロックを作成
する。
【0005】再生クロック信号は、復調回路14に再生
クロックとして供給されると共に、周波数比較器15に
供給される。周波数比較器15は、再生クロックの周波
数fgと、基準周波数信号の周波数frefとを比較し、
周波数差Δf(=fref−fg)を出力する。
【0006】速度帰還利得制御部16は、上記周波数差
Δfに基づいて、このΔfに比例した速度誤差Hvを出
力する。また、位相帰還利得制御部17は、周波数差Δ
fを積分して位相誤差Hp/sを出力し、加算器18
が、この速度誤差Hvと、位相誤差Hp/sの2つの誤
差信号を加算し、アンプ19が、加算信号を固定のフィ
ードバックゲインgで増幅する。そして、アンプ19の
出力アナログ信号が駆動信号としてモータ駆動回路62
に出力されると、これに応じてスピンドルモータ13が
駆動されて光ディスク10が回転する。
【0007】このようなサーボループのフィードバック
制御により、PLL回路20から得られる再生信号の周
波数fgが、目標回転速度(目標線速度)に応じた周波
数frefに一致するように制御され、スピンドルモータ
が線速度一定となるように速度制御される。
【0008】なお、EFM信号は、復調回路14におい
て再生クロックに基づいて同期検出され、復調される。
さらに、復調データに対しては後段で誤り訂正処理など
が施され、音声信号や、映像信号などとして再生され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】光ディスク10をCL
V駆動する場合、光ディスク10の内周の再生時と、外
周の再生時とでは、スピンドルモータ13の回転速度
は、最大2.5倍程度変化する。
【0010】このようにスピンドルモータ13の回転速
度が変化すると、スピンドルモータ13および光ディス
ク10で発生する偏心成分についても、周波数にして最
大で2.5程度変化する。
【0011】しかしながら、従来のサーボ制御装置で
は、フィードバックゲインの調整に関しては、上述のよ
うな偏心周波数の変化に対して全く考慮されておらず、
光ディスクの大きさ(例えば、直径8cm、12cmい
ずれか)で切り換える以外は、フィードバックゲインは
固定値とされていた。このため、光ディスク上のいずれ
の読み出し位置においても最適なフィードバック制御を
実現するということは不可能であり、光ディスク10か
らの信号再生(エラーレート)に悪影響を与えていた。
【0012】本発明は、このような課題を解決するため
になされ、偏心周波数の変化を考慮してスピンドルモー
タのフィードバックゲインを適切かつ自動的に調整する
サーボ制御装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、光ディスク装
置のスピンドルモータをフィードバック制御するサーボ
制御装置であって、絶対時間検出手段が前記光ディスク
より読み出した信号から、光ディスク上での再生位置に
応じた絶対時間情報を検出し、ゲイン演算手段が検出さ
れた絶対時間情報に基づいて前記スピンドルモータに対
するフィードバックゲインを算出し、このようにして算
出されたフィードバックゲインに基づいてスピンドルモ
ータをフィードバック制御することを特徴とする。
【0014】また、上記ゲイン演算手段は、絶対時間情
報に基づいて、光ディスク中心から光ディスク上での再
生位置までの距離を算出し、算出した距離に基づいて対
応する再生位置における光ディスクの偏心周波数を算出
し、さらにこの偏心周波数に対応したフィードバックゲ
インを演算することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を用いて説明する。なお、既に説明した図2と同一
部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0016】図1は、本実施形態に係る光ディスク用の
スピンドルモータのサーボ制御装置の構成を示してい
る。
【0017】PLL回路20は、回転する光ディスク1
0から読み出して得られたEFM信号から再生クロック
を作成し、この再生クロックは、復調回路14に供給さ
れると共に、速度変動量検出回路30に供給される。
【0018】速度変動量検出回路30は、カウンタ32
と、減算器34とを備え、カウンタ32がPLL回路2
0からの再生クロックを所定の基準期間T毎にカウント
し、減算器34が、カウンタ32でのカウント数Wと目
標カウント数W1とを比較し、目標値に対する実際の回
転速度のずれ量を速度変動量ΔW(ΔW=W−W1)と
して求める。ここで、目標カウント数W1は、光ディス
ク10の回転が目標速度に到達した際に基準期間Tでカ
ウントされるべき再生クロックのカウント数、つまりこ
の目標カウント数は一定の線速度に対応したカウント数
である。
【0019】絶対時間検出回路36は、復調回路14で
再生クロックに基づいてEFM信号を復調して得られた
復調信号からサブコードを検出し、さらに、サブコード
の絶対時間情報(Aタイム)を検出する。この絶対時間
情報は、光ディスク10にデータフレーム98個毎に記
憶されたサブコードが示す情報であり、光ディスクの読
み出し基準位置(ディスクのトラック最内周)からその
絶対時間情報が記憶されている位置までのピックアップ
所要時間atを示している。
【0020】演算回路40は、ゲイン演算部46、速度
帰還利得演算部42、位相帰還利得演算部44、加算器
50、ゲイン乗算部52を備えている。
【0021】速度帰還利得演算部42は、上記速度変動
量検出回路30で求められた速度変動量ΔWに基づい
て、ΔWに比例した速度誤差Hvを求める。また、位相
帰還利得演算部44は、速度変動量ΔWを積分して対応
する位相差(ΔWの積分値)を求め、位相誤差Hp/s
を算出する。そして、加算器50が、速度誤差Hvと、
位相誤差Hp/sの2つの誤差信号を加算し、加算信号
をゲイン乗算部52に出力する。
【0022】また、ゲイン演算部46は、絶対時間検出
回路36にて絶対時間情報が検出されると、これに基づ
き以下のようにしてフィードバックゲインを算出する。
まず、ゲイン演算部46は、次式(1)により、光ディ
スク10の中心から絶対時間情報at(t)が示す再生
位置までの半径rを演算する。
【0023】
【数1】 次に、ゲイン演算部46は、この半径rを用いて、さら
に、次式(2)により再生位置に応じた偏心周波数fを
算出する。
【0024】
【数2】 偏心周波数f(Hz)が求まると、ゲイン演算部46
は、その偏心周波数fの値に基づいて、例えば次式
(3)のような近似式を用いてフィードバックゲインg
を演算する。なお、この式(3)を用いた演算処理に限
らず、予め偏心周波数fとフィードバックゲインgとを
対応づけたテーブルを設け、求められた偏心周波数fに
対応するフィードバックゲインgをこのテーブルから読
み出してもよい。
【0025】
【数3】 g=a×f+b a、b:定数 ・・・(3) このようにして、ゲイン演算部46は、偏心周波数fに
対応したフィードバックゲインgを算出し、これをゲイ
ン乗算部52に出力する。そして、ゲイン乗算部52
は、速度誤差(Hv)および位相誤差(Hp/s)の加
算信号に、上記算出されたフィードバックゲインgを乗
算し、これをフィードバック制御信号として出力する。
【0026】このようにして算出されたフィードバック
制御信号は、D/A60に供給され、ここでアナログ信
号に変換されてモータ駆動回路62に供給され、このフ
ィードバック制御信号に応じてスピンドルモータ13が
駆動される。
【0027】本実施形態では、光ディスクをCLV駆動
するから線速度vは一定であり、再生位置が光ディスク
の内周であるほどスピンドルモータの回転数が高くな
る。よって、式(2)に示されるように、偏心周波数f
は、回転数の高い光ディスクの内周側(r=小)で高
く、外周側(r=大)にいくにつれて低くなる。そし
て、式(3)などを用いることにより、光ディスク10
上における再生位置、つまりピックアップ位置が内周側
で、偏心周波数fが高い場合には、フィードバックゲイ
ンgの値が大きく制御され、変動に対するフィードバッ
クの追従が迅速になる。また、反対に、偏心周波数fが
低い場合には、式(3)よりフィードバックゲインgが
小さく制御され、フィードバックループが安定に駆動さ
れる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、偏心周波数を考慮して
光ディスク上での再生位置に応じた適切なフィードバッ
クゲイン制御が可能となり、このため、安定したサーボ
特性を実現して、エラーレートの向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る光ディスク用スピン
ドルモータのサーボ制御装置の構成を示す図である。
【図2】 従来の光ディスク用スピンドルモータのサー
ボ制御装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 光ディスク、12 ピックアップ部、13 スピ
ンドルモータ、14復調回路、20 PLL回路、30
速度変動量検出回路、32 カウンタ、34 比較
器、36 絶対時間検出回路、40 演算回路、42
速度帰還利得演算部、44 位相帰還利得演算部、46
ゲイン演算部、50 加算器、52ゲイン乗算部、6
0 D/A、62 モータ駆動回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスク装置のスピンドルモータをフ
    ィードバック制御するサーボ制御装置であって、 前記光ディスクより読み出した信号から、光ディスク上
    での再生位置に応じた絶対時間情報を検出する絶対時間
    検出手段と、 前記検出された絶対時間情報に基づいて前記スピンドル
    モータに対するフィードバックゲインを算出するゲイン
    演算手段と、 を備え、 前記算出されたフィードバックゲインに基づいて前記ス
    ピンドルモータをフィードバック制御することを特徴と
    する光ディスク用スピンドルモータのサーボ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光ディスク用スピンド
    ルモータのサーボ制御装置において、 前記ゲイン演算手段は、前記絶対時間情報に基づいて、
    前記光ディスク中心から前記光ディスク上での再生位置
    までの距離を算出し、前記距離に基づいて対応する前記
    再生位置における光ディスクの偏心周波数を算出し、前
    記偏心周波数に対応したフィードバックゲインを演算す
    ることを特徴とする光ディスク用スピンドルモータのサ
    ーボ制御装置。
JP25995296A 1996-09-30 1996-09-30 光ディスク用スピンドルモータのサーボ制御装置 Pending JPH10106138A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100620809B1 (ko) 2004-10-15 2006-09-19 주식회사 히타치엘지 데이터 스토리지 코리아 광디스크 기기에서의 서보 컨트롤 방법
CN100444634C (zh) * 2003-11-28 2008-12-17 株式会社东芝 再生装置以及再生方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100444634C (zh) * 2003-11-28 2008-12-17 株式会社东芝 再生装置以及再生方法
KR100620809B1 (ko) 2004-10-15 2006-09-19 주식회사 히타치엘지 데이터 스토리지 코리아 광디스크 기기에서의 서보 컨트롤 방법

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