JPH10106121A - 情報記録再生装置の制御方法および制御装置 - Google Patents

情報記録再生装置の制御方法および制御装置

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JPH10106121A
JPH10106121A JP8256243A JP25624396A JPH10106121A JP H10106121 A JPH10106121 A JP H10106121A JP 8256243 A JP8256243 A JP 8256243A JP 25624396 A JP25624396 A JP 25624396A JP H10106121 A JPH10106121 A JP H10106121A
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JP8256243A
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Yasuaki Ban
泰明 伴
Yoshihide Nakajima
佳秀 中島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録動作を繰り返すことにより、記録媒体の
欠陥が増加し、記録が中断されて記録レートが低下する
傾向を示す情報記録再生装置を制御し、この情報記録再
生装置の記録レートを一定値以上に保持する信頼性を向
上させることを目的とする。 【解決手段】 情報記録再生装置101に記録命令を発行
する記録再生命令発行手段103と、この記録命令を発行
してから、記録するすべてのデータの記録を終了するま
での記録実行時間を測定する記録時間計測手段104と、
記録を行う記録領域の長さに応じて所定の記録レートを
満たすことを条件に設定した記録実行時間の基準値を保
持する基準記録時間保持手段105を有し、前記記録実行
時間が前記記録実行時間の基準値よりも長い場合には、
前記記録領域への再度の記録を禁止する記録禁止命令発
行手段106を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録再生装置
が行う書き換え可能な記録媒体上の記録領域への記録を
管理する機能を有する制御方法および制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】情報記録再生装置を用いて画像や音声を
リアルタイムに記録再生する場合、情報記録再生装置
は、単位時間に使用される情報量で決まる一定の記録再
生レートを保持することが必要である。一方、情報記録
再生装置は、振動や衝撃などの外乱や、媒体の欠陥のた
めに記録再生動作を妨げられ、記録再生動作が中断する
場合があり、このような記録再生動作の中断は記録再生
レートを低下させ、一定の記録再生レートを補償する上
で障害となる。
【0003】例えば、記録中に記録動作が中断する例と
して光ディスクに記録する場合では、記録中にトラッキ
ングが外れた場合、セクタIDが検出できなかった場
合、フォーカスやディスクなどの回転サーボ制御に失敗
した場合、目標の記録領域へのシークに失敗した場合な
ど様々な例がある。ハードディスク装置においても、光
学系の制御を除くと、やはり前記の光ディスク装置と同
様の要因で記録動作が中断する。また、再生動作が中断
する例としては、前記記録動作の中断の例で述べた要因
以外に、エラー訂正機能で訂正不可能なデータが検出さ
れた場合、エラー訂正中にミス訂正を行ったことを検出
した場合などがあげられる。
【0004】このような記録再生の中断があった場合、
多くの情報記録再生装置では同じ動作を決められた回数
繰り返すか、中断した所から再開する動作を自動的に行
う機能を有している。また、記録動作の中断があった場
合でも、一定の記録レートを保証して記録を継続する情
報記録再生装置では更に必要な記録レートを保持するこ
とと、記録中断時に送られてくる情報を保持しておく仕
組みを有している。このように記録再生動作の中断があ
った場合でも、必要な記録レートを保持するためには、
保証すべき記録レートよりも、記録媒体と情報を授受す
る速度(媒体転送レート)を大きくし、これによって媒体
からの情報の授受を行っていない余剰時間を作り出し、
この余剰時間に収まる限りにおいては、記録動作の中断
を許容できるようにする手法がしばしば用いられる。
【0005】記録動作中に記録動作が妨げられた場合で
も情報記録再生装置に送られる情報を消失することなく
記録継続する手段として、例えば特開平5−282696号公
報に記載のものが知られている。この例では光ディスク
への記録動作中に、トラッキングが外れて記録動作が中
断した場合、バッファメモリに仮に情報を蓄積し、記録
が可能になってから光ディスクに記録することによって
送られてくる情報の記録の継続を可能にしているもので
あり、以下図面を参照して説明する。
【0006】図3はこの特開平5−282696号公報に記載
されている情報記録再生装置の概略構成を示すブロック
図であり、光ディスク301への情報記録中に光ヘッド302
のトラッキングが外れたときは、トラッキング制御回路
303からシステムコントローラ304にトラッキングエラー
信号が出力され、これを受けたシステムコントローラ30
4は情報の記録を停止し、これ以降の記録情報をバッフ
ァメモリ305に蓄積すると共にトラッキングが外れた位
置を検出し、この位置から再トラッキングを開始して、
バッファメモリ305に蓄積された情報を高速で記録する
ように構成されている。
【0007】また、画像や音声をリアルタイムで再生す
る場合のように、一定の再生レートを保持することが必
要な場合に、外乱や媒体の欠陥により再生動作の中断が
あった場合でも再生を続ける手法として、記録の場合と
同様に、保証すべき再生レートより記録媒体から再生す
る媒体転送レートを大きくし、これによって媒体からの
情報の授受を行っていない余剰時間を作り出し、この余
剰時間におさまる限りにおいては、再生動作の中断を許
容できるようにする手法もしばしば用いられる。ここ
で、記録再生が中断される要因には、媒体の欠陥があ
り、特に、特定の記録領域に繰返し記録を行って記録回
数が増加すると次第に多くなるものもあり、例えば書き
換え可能な光ディスクにおいては、繰返し記録を行って
記録回数が増加するとデータの信頼性が低下することが
知られている。このようにデータの信頼性が低下する
と、例えばエラー訂正時にミス訂正やエラー訂正が不可
能なデータが増加し、再生動作を中断する頻度が増す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
外乱や媒体の欠陥が増加して記録動作や再生動作の中断
頻度が多くなると、前記従来のもののように媒体転送レ
ートと保証すべき記録,再生レートの差分で生じる余剰
時間では吸収することができなくなり、保証すべき記
録,再生レートを保持できなくなるという問題点があっ
た。
【0009】本発明は上記の問題点を解決するものであ
り、情報を記録再生する機能と、記録再生動作が中断さ
れたときに自動的に記録再生動作を再開する機能と、記
録再生命令が発行された後に記録再生するすべてのデー
タの記録再生が終了したことを外部に報告する機能を有
する情報記録再生装置を制御し、情報記録再生装置の記
録再生レートを一定値以上に保持する信頼性を向上させ
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の手段 書き換え可能な記録媒体上に記録データを記録する機能
と、記録動作が中断されたときに再び前記記録データの
記録を自動的に開始する機能と、記録命令が発行された
後に記録するすべてのデータの記録が終了したことを外
部に報告する機能を有する情報記録再生装置を制御する
方法において、前記情報記録再生装置に記録させるとき
に前記記録媒体上の記録することを禁止されていない領
域から記録領域を選択し、前記情報記録再生装置に記録
命令を発行してから、記録するすべてのデータの記録を
終了したことの報告を前記情報記録再生装置から受け取
るまでの記録実行時間が、所定の記録レートを満たすこ
とを条件に設定した記録実行時間よりも長い場合には、
前記情報記録再生装置に対して前記記録命令で記録した
記録領域への再度の記録を禁止するようにしたものであ
る。
【0011】この発明によれば、所定の記録レートで記
録できなくなる前に記録レートの低下を検知することが
でき、記録レートが低下した記録領域への記録を禁止す
ることにより、記録レートを常に所定の記録レート以上
に保持することが可能となり記録レートを保持する信頼
性を向上させることができる。
【0012】第2の手段 書き換え可能な記録媒体上に記録データを記録する機能
と、記録されたデータを再生する機能と、再生命令が発
行された後に再生するすべてのデータの再生が終了した
ことを外部に報告する機能を有する情報記録再生装置を
制御する方法において、前記情報記録再生装置に再生命
令を発行してから、再生するすべてのデータの再生を終
了したことの報告を前記情報記録再生装置から受け取る
までの再生実行時間が、所定の再生レートを満たすこと
を条件に設定した再生実行時間の基準値よりも長い場合
には、前記情報記録再生装置に対して前記再生命令で再
生した領域への再度の記録を禁止し、前記情報記録再生
装置に記録をさせるときに記録することを禁止されてい
ない領域から記録領域を選択するようにしたものであ
る。
【0013】この発明によれば、所定の再生レートで再
生できなくなる前に再生レートの低下を検知することが
でき、再生レートの低下が検知された場合には、その記
録領域への再度の記録を禁止することにより、更に再生
レートが低下することを抑制し、再生レートを保持する
信頼性を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しつつ本発明の情
報記録再生装置の制御方法および制御装置の各実施の形
態について説明する。
【0015】(実施の形態1)図1は本発明の情報記録
再生装置の制御方法および制御装置の実施の形態1にお
ける制御装置の構成を示すブロック図あり、図中、情報
記録再生装置101は、本発明の情報記録再生装置の制御
装置102による制御の対象であって、書き換え可能な記
録媒体上に記録データを記録する記録機能と、記録動作
中に記録が中断されたときに記録を自動的に再開する機
能と、記録命令が発行された後に記録するすべてのデー
タの記録が終了したことを外部に報告する機能を有す
る。なお、この装置は前記従来の技術の項で述べたよう
に一定時間の記録中断があっても情報記録再生装置に要
求される記録レートが保持され、また、記録中断中に転
送された情報も消失することなく記録を継続することが
可能になっているものとする。記録命令が発行された後
に記録するすべてのデータの記録が終了したことの報告
としては、情報記録再生装置のコマンド実行完了の通知
をホストに報告する機能を用いればよい。
【0016】一方、記録再生命令発行手段103は情報記
録再生装置101に記録再生命令を発行するが、これが発
行されると記録時間計測手段104は命令が発行されてか
ら情報記録再生装置101が記録を終了したことを報告す
るまでの記録実行時間を測定する。この記録実行時間に
は情報記録再生装置101が、その記録媒体に記録を行う
ときに記録が中断された時間も含まれる。基準記録時間
保持手段105は記録データを記録する記録領域の長さに
応じて所定の記録レートを満たすことを条件に設定した
記録実行時間の基準値を保持している。基準記録時間
は、記録データを記録する記録領域の長さが決められる
度に算出することにしても良い。
【0017】記録禁止命令発行手段106は記録時間計測
手段104によって計測された記録実行時間と基準記録時
間保持手段105に保持された記録実行時間の基準値を比
較し、記録実行時間が記録実行時間の基準値より長い場
合には、その記録領域への再度の記録を禁止する命令を
発行する。この命令が発行されると、記録禁止領域記憶
手段107はこの命令に基づく記録禁止領域を記憶する。
なお、記録禁止領域記憶手段107の記録禁止領域の記憶
場所としては、不揮発性のメモリを用いればよいが、揮
発性の半導体メモリを用いる場合や、情報記録再生装置
101の記録媒体が交換可能な媒体である場合には、情報
記録再生装置101の記録媒体上に記録禁止領域を記録す
るための記録領域を設け、この領域に記録することが望
ましい。このようにした場合、その記録媒体を使用する
際には、必ず前記の領域を再生し、使用する記録媒体そ
れぞれの記録禁止領域を把握することにより、これら記
録禁止領域を除いて記録領域を選択することができ、ま
た、電源が切れるなどのトラブルで記録禁止領域の情報
が消失するのを防ぐことができる。更に、記録禁止領域
を記録媒体に記録するのに要する時間が情報記録再生装
置101の情報の授受の妨げになる場合には、半導体メモ
リなどの高速なメモリに一時的に記録禁止領域を記憶し
ておき、外部からの情報の授受が休止されたときに記録
媒体上の記録禁止領域を記録する領域にこれを記録する
ようにすることが望ましい。記録領域選択手段108は記
録再生命令発行手段103が記録命令を発行する際、その
命令が情報記録再生装置101に指定する記録領域を記録
禁止領域記憶手段107に記憶された領域を除く領域から
選択する。
【0018】次に、記録実行時間の基準値の設定の仕方
について説明する。記録するデータを情報記録装置が保
証すべき記録レートで記録した場合に要する時間をA、
記録の中断なく記録媒体に記録した場合の記録時間を
B、前記時間Aの間に許容される記録中断時間をCとす
ると、これら各時間A,B,Cの間には(数1)で表され
る関係が成り立つ。
【0019】
【数1】A>B+C ここで時間Aは記録するデータ量を情報記録再生装置10
1に転送される単位時間あたりのデータ量で除算したも
のであり、時間Bは記録媒体上の記録部位によって異な
る場合があるが、その場合は記録データを記録しようと
する記録部位に対応した値である。このようなときは時
間Bに対応して上式(数1)を満たすように時間Cも変化
する。
【0020】一方、記録する記録領域への記録回数がn
回のときの記録実行時間をF(n),記録回数がn+1回
のときの記録実行時間をF(n+1)とするとき、A>F(n+
1)である記録回数nの範囲で生じるF(n)とF(n+1)の時
間差の最大値をEとする。この時間差Eは、実際に同じ
性能の情報記録再生装置を用いて、記録媒体上の記録領
域に繰返し記録を行ったときの記録中断時間の増加の仕
方を調べ、記録領域への記録が1回増す毎に増大する記
録中断時間の最大値として求められる。更に記録実行時
間の基準値をDとし、(数2)で表される条件を満たすよ
うにこの基準値Dを設定する。
【0021】
【数2】A>D+E>B+C ここで、F(n)及びF(n+1)が下記(数3)、(数4)を満た
したとする。
【0022】
【数3】D>F(n)
【0023】
【数4】F(n+1)>D このとき記録回数がn+1回で記録禁止命令発行手段10
6は、その記録領域への再度の記録を禁止する。この場
合でも、Eの設定条件からF(n+1)は必ず(数5)を満た
す。
【0024】
【数5】F(n)+E≧F(n+1) 従って(数2)、(数3)、(数5)から(数6)が成り立つ。
【0025】
【数6】A>D+E>F(n+1) このように記録実行時間の基準値Dを(数2)を満たすよ
うに設定することによって所定の記録レートを保持して
いる間に記録レートの低下を検知することができるの
で、この記録レートが低下した記録領域への記録を禁止
することにより、記録レートを常に所定の記録レート以
上に保持することが可能となり記録レートを保持する信
頼性を向上させることができる。
【0026】(実施の形態2)図2は本発明の情報記録
再生装置の制御方法および制御装置の実施の形態2にお
ける制御装置の構成を示すブロック図あり、図中、情報
記録再生装置201は、本発明の情報記録再生装置の制御
装置202による制御の対象であって、書き換え可能な記
録媒体上に記録データを記録する記録機能と、記録され
たデータを再生する機能と、再生動作中に再生が中断さ
れたときに再生を自動的に再開する機能と、再生命令が
発行された後に再生するすべてのデータの再生が終了し
たことを外部に報告する機能を有する。なお、この装置
は前記従来の技術の項で述べたように一定時間の再生中
断があっても情報記録再生装置に要求される再生レート
を保持することが可能になっているものとする。再生命
令が発行された後に再生するすべてのデータの再生が終
了したことの報告としては、情報記録再生装置のコマン
ド実行完了の通知をホストに報告する機能を用いればよ
い。
【0027】一方、記録再生命令発行手段203は情報記
録再生装置201に記録再生命令を発行するが、これが発
行されると記録時間計測手段204は命令が発行されてか
ら情報記録再生装置201が再生を終了したことを報告す
るまでの再生実行時間を測定する。この再生実行時間に
は情報記録再生装置201が、その記録媒体から再生を行
うときに再生が中断された時間も含まれる。基準再生時
間保持手段205はデータを再生する記録領域の長さに応
じて所定の再生レートを満たすことを条件に設定した再
生実行時間の基準値を保持している。基準再生時間は、
データを再生する記録領域の長さが決められる度に算出
することにしても良い。
【0028】記録禁止命令発行手段206は再生時間計測
手段204によって計測された再生実行時間と基準記録時
間保持手段205に保持された再生実行時間の基準値を比
較し、再生実行時間が再生実行時間の基準値より長い場
合には、その記録領域への再度の記録を禁止する命令を
発行する。この命令が発行されると、記録禁止領域記憶
手段207はこの命令に基づく記録禁止領域を記憶する。
なお、記録禁止領域記憶手段207の記録禁止領域の記憶
場所としては、不揮発性のメモリを用いればよいが、揮
発性の半導体メモリを用いる場合や、情報記録再生装置
201の記録媒体が交換可能な媒体である場合には、情報
記録再生装置201の記録媒体上に記録禁止領域を記録す
るための記録領域を設け、この領域に記録することが望
ましい。このようにした場合、その記録媒体を使用する
際には、必ず前記の領域を再生し、使用する記録媒体そ
れぞれの記録禁止領域を把握することにより、これら記
録禁止領域を除いて記録領域を選択することができ、ま
た、電源が切れるなどのトラブルで記録禁止領域の情報
が消失するのを防ぐことができる。更に、記録禁止領域
を記録媒体に記録するのに要する時間が情報記録再生装
置201の情報の授受の妨げになる場合には、半導体メモ
リなどの高速なメモリに一時的に記録禁止領域を記憶し
ておき、外部からの情報の授受が休止されたときに記録
媒体上の記録禁止領域を記録する領域にこれを記録する
ようにすることが望ましい。記録領域選択手段208は記
録再生命令発行手段203が記録命令を発行する際、その
命令が情報記録再生装置201に指定する記録領域を記録
禁止領域記憶手段207に記憶された領域を除く領域から
選択する。
【0029】次に、再生実行時間の基準値の設定の仕方
について説明する。再生するデータを情報記録装置が保
証すべき再生レートで記録した場合に要する時間をR、
再生の中断なく記録媒体から再生した場合の記録時間を
S、前記時間Rの間に許容される再生中断時間をTとす
ると、これら各時間R,S,Tの間には(数7)で表され
る関係が成り立つ。
【0030】
【数7】R>S+T ここで時間Rは再生するデータ量を情報記録再生装置20
1からの転送を要求される単位時間あたりのデータ量で
除算したものであり、時間Sは記録媒体上の再生部位に
よって異なる場合があるが、その場合は再生データを再
生しようとする再生部位に対応した値である。このよう
なときは時間Sに対応して(数7)を満たすように時間T
も変化する。
【0031】一方、再生する記録領域への記録回数がn
回のときの再生実行時間をW(n),記録回数がn+1回
のときの再生実行時間をW(n+1)とするとき、R>W(n+
1)である記録回数nの範囲で生じるW(n)とW(n+1)の時
間差の最大値をVとする。この時間差Vは、実際に同じ
性能の情報記録再生装置を用いて、記録媒体上の記録領
域に繰返し記録を行ったときの再生中断時間の増加の仕
方を調べ、記録領域への記録が1回増す毎に増大する再
生中断時間の最大値として求められる。更に記録するデ
ータの再生実行時間の基準値をUとし、(数8)で表され
る条件を満たすようにこの基準値Uを設定する。
【0032】
【数8】R>U+V>S+T ここで、W(n)及びW(n+1)が下記(数9)、(数10)を満た
したとする。
【0033】
【数9】U>W(n)
【0034】
【数10】W(n+1)>U このとき記録禁止命令発行手段206は、その再生領域へ
の再度の記録を禁止する。この場合でも、Vの設定条件
からW(n+1)は必ず(数11)を満たす。
【0035】
【数11】W(n)+V≧W(n+1) 従って(数8)、(数9)、(数11)から次式が成り立つ。
【0036】
【数12】R>U+V>W(n+1) このように記録実行時間の基準値Uを(数8)を満たす
ように設定することによって所定の再生レートを保持し
ている間に再生レートの低下を検知することができるの
で、再生レートの低下が検知された場合には、その記録
領域への再度の記録を禁止することにより、更に再生レ
ートが低下することを抑制し、再生レートを保持する信
頼性を向上させることができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、記録再生
レートを一定値以上に保持する信頼性を向上させること
ができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録再生装置の制御方法及び制御
装置の実施の形態1における制御装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の情報記録再生装置の制御方法及び制御
装置の実施の形態2における制御装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】従来の情報記録再生装置の制御装置の概略構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
101,201…情報記録再生装置、 102,202…情報記録再
生装置の制御装置、103,203…記録再生命令発行手段、
104…記録時間計測手段、 105…基準記録時間保持手
段、 106,206…記録禁止命令発行手段、 107…記録
禁止領域記憶手段、 108…記録領域選択手段、 204…
再生時間計測手段、 205…基準再生時間保持手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書き換え可能な記録媒体上に記録データ
    を記録する機能と、記録動作が中断されたときに再び前
    記記録データの記録を自動的に開始する機能と、記録命
    令が発行された後に記録するすべてのデータの記録が終
    了したことを外部に報告する機能を有する情報記録再生
    装置を制御する方法において、前記情報記録再生装置に
    記録させるときに前記記録媒体上の記録することを禁止
    されていない領域から記録領域を選択し、前記情報記録
    再生装置に記録命令を発行してから、記録するすべての
    データの記録を終了したことの報告を前記情報記録再生
    装置から受け取るまでの記録実行時間が、所定の記録レ
    ートを満たすことを条件に設定した記録実行時間よりも
    長い場合には、前記情報記録再生装置に対して前記記録
    命令で記録した記録領域への再度の記録を禁止すること
    を特徴とする情報記録再生装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 書き換え可能な記録媒体上に記録データ
    を記録する機能と、記録動作が中断されたときに再び前
    記記録データの記録を自動的に開始する機能と、記録命
    令が発行された後に記録するすべてのデータの記録が終
    了したことを外部に報告する機能を有する情報記録再生
    装置の制御装置であって、前記情報記録再生装置に記録
    命令を発行する手段と、前記情報記録再生装置に記録命
    令を発行してから、記録するすべてのデータの記録を終
    了したことの報告を前記情報記録再生装置から受け取る
    までの記録実行時間を測定する記録時間計測手段と、記
    録を行う記録領域の長さに応じて所定の記録レートを満
    たすことを条件に設定した記録実行時間の基準値を保持
    する基準記録時間保持手段と、前記記録実行時間と前記
    記録実行時間の基準値を比較し、前記記録実行時間が前
    記記録実行時間の基準値よりも長い場合には、前記記録
    領域への再度の記録を禁止する記録禁止命令発行手段
    と、前記記録禁止命令発行手段から記録禁止命令を発行
    された記録領域を記憶しておく記録禁止領域記憶手段
    と、記録命令が発行されたときに前記記録媒体の前記記
    録禁止領域記憶手段に記憶された記録領域を除く領域か
    ら記録領域を選択する記録領域選択手段を有することを
    特徴とする情報記録再生装置の制御装置。
  3. 【請求項3】 書き換え可能な記録媒体上に記録データ
    を記録する機能と、記録されたデータを再生する機能
    と、再生命令が発行された後に再生するすべてのデータ
    の再生が終了したことを外部に報告する機能を有する情
    報記録再生装置を制御する方法において、前記情報記録
    再生装置に再生命令を発行してから、再生するすべての
    データの再生を終了したことの報告を前記情報記録再生
    装置から受け取るまでの再生実行時間が、所定の再生レ
    ートを満たすことを条件に設定した再生実行時間の基準
    値よりも長い場合には、前記情報記録再生装置に対して
    前記再生命令で再生した領域への再度の記録を禁止し、
    前記情報記録再生装置に記録をさせるときに記録するこ
    とを禁止されていない領域から記録領域を選択すること
    を特徴とする情報記録再生装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 書き換え可能な記録媒体上に記録データ
    を記録する機能と、記録されたデータを再生する機能
    と、再生動作が中断されたときに再び前記記録データの
    再生を自動的に開始する機能と、再生命令が発行された
    後に再生するすべてのデータの再生が終了したことを外
    部に報告する機能を有する情報記録再生装置の制御装置
    であって、前記情報記録再生装置に記録再生命令を発行
    する手段と、前記情報記録再生装置に再生命令を発行し
    てから、再生するすべてのデータの再生を終了したこと
    の報告を前記情報記録再生装置から受け取るまでの再生
    実行時間を測定する再生時間計測手段と、再生を行う記
    録領域の長さに応じて所定の再生レートを満たすことを
    条件に設定した再生実行時間の基準値を保持する基準再
    生時間保持手段と、前記再生実行時間と前記再生実行時
    間の基準値を比較し、前記再生実行時間が前記再生実行
    時間の基準値よりも長い場合には、前記再生した記録領
    域への再度の記録を禁止する記録禁止命令発行手段と、
    前記記録禁止命令発行手段から記録禁止命令を発行され
    た記録領域を記憶しておく記録禁止領域記憶手段と、記
    録命令が発行されたときに前記記録媒体の前記記録禁止
    領域記憶手段に記憶された記録領域を除く領域から記録
    領域を選択する記録領域選択手段を有することを特徴と
    する情報記録再生装置の制御装置。
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