JPH10104990A - 電子写真記録装置とその記録制御方法 - Google Patents
電子写真記録装置とその記録制御方法Info
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- JPH10104990A JPH10104990A JP8258959A JP25895996A JPH10104990A JP H10104990 A JPH10104990 A JP H10104990A JP 8258959 A JP8258959 A JP 8258959A JP 25895996 A JP25895996 A JP 25895996A JP H10104990 A JPH10104990 A JP H10104990A
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Abstract
し得る電子写真記録装置とその記録制御方法とを提供す
る。 【解決手段】 サ−ミスタ20の検出温度が設定値選択
手段21により選択された空転開始温度に到達したと
き、ヒ−タ17を内蔵した加熱ロ−ラ18を空転させる
メインモ−タ26を回転駆動させる空転処理手段24を
設ける。
Description
その記録制御方法に関する。
温度を検出する温度検出手段、例えばサ−ミスタの検出
温度が設定目標温度に到達する毎に加熱ロ−ラの発熱手
段、例えばヒ−タへの通電をオン、又はオフにし、メイ
ンモ−タを駆動して加熱ロ−ラ、トナ−画像が形成され
る感光体ドラムを回転させ、給紙ロ−ラにより用紙搬送
路に給紙された用紙に画像を記録するものがある。
は、厚手の用紙の場合にはサ−ミスタの検出温度が最初
の設定目標温度に到達時とし、薄手の用紙の場合にはサ
−ミスタの検出温度が最初のオ−バ−シュ−トを生じた
後、設定目標温度到達時としている。
の検出温度が設定目標温度に到達したときに通電を停止
しても設定目標温度を越える、いわゆるオ−バ−シュ−
トを生ずる。また、加熱ロ−ラは、用紙の給紙時まで回
転を停止しており、用紙の給紙とともに回転を開始す
る。
熱を吸収しても問題ないので、サ−ミスタの検出温度が
設定目標温度到達時に用紙を給紙する。薄手の用紙は最
初のオ−バ−シュ−ト分の熱を吸収すると、しわが発生
するので、最初のオ−バ−シュ−ト後に薄手の用紙を給
紙するようにしている。
バ−シュ−ト時間を短縮させるように、電源スイッチを
オンにした時点からファンを回転させている。
置にあっては、薄手の用紙に印刷する場合、定着部温度
がたとえ設定目標温度に到達しても、薄手の用紙が最初
のオ−バ−シュ−ト分の熱を吸収すると、しわが発生す
るので、最初のオ−バ−シュ−ト後に薄手の用紙の給紙
を開始しなければならず、待ち時間が長くなるという問
題点があった。
ち時間を短縮し得る電子写真記録装置とその記録制御方
法とを提供することを目的としている。
に本発明の電子写真記録装置においては、温度検出手段
の検出温度が上昇中で且つ空転開始温度に到達したとき
メインモ−タを駆動させて予め加熱ロ−ラを空転させる
空転処理手段と、温度検出手段の検出温度が下降中で且
つ設定目標温度に到達したとき給紙ロ−ラを回転させる
給紙タイミング設定手段とを備える。
を参照しながら説明する。尚、各図面に共通な要素には
同一符号を付す。第1の実施の形態 図2は第1の実施の形態による電子写真記録装置の構造
を示す模式図である。搬送路1の一端部には用紙給送部
2が設けてあり、他端部には図示せぬ排紙スタッカが設
けてある。搬送路1には、用紙給送部2側からフィ−ド
ロ−ラ3,4、画像形成部5、フィ−ドロ−ラ6,7、
定着部8が設けてある。用紙給送部2には給紙ロ−ラ9
が回転自在に設けてあり、カセット10から印刷用紙1
1(以後用紙11と記す)を一枚毎搬送路1に繰り出
す。用紙給送部2には、説明上、給紙ロ−ラ、カセット
は1個のみ示しているが、用紙11の厚さ及びサイズに
応じて複数設けてもよい。
光器13、現像器14、転写器15を配置した感光体ド
ラム16が回転自在に設けてあり、帯電器12、露光器
13、現像器14によりドラム表面に形成されたトナ−
画像が、転写器15により搬送路1上の用紙11に転写
される。
ロ−ラ18と圧接ロ−ラ19とが回転自在に設けてあ
り、転写されたトナ−画像を用紙11に加熱定着する。
加熱ロ−ラ18の近傍には、定着部温度を検出するサ−
ミスタ20が設けてある。
能ブロック図である。設定値選択手段21は、メディア
設定手段22の内容に基づいて、設定目標温度、設定目
標温度より低い、又は同じ空転開始温度を用紙の厚さ別
に配列させた設定値テ−ブル23から設定目標温度、空
転開始温度を選択する。
が上昇中で且つ設定値選択手段21により選択された空
転開始温度に到達したときメインモ−タ駆動回路25を
介して感光体ドラム16、加熱ロ−ラ18などを回転さ
せるメインモ−タ26を回転駆動させる。
タ20の検出温度が設定値選択手段21により選択され
た設定目標温度に到達する毎にヒ−タ駆動回路28を介
してヒ−タ17への通電をオン、又はオフにして定温制
御する。
−ミスタ20の検出温度が上昇中か下降中かを判定し、
給紙モ−タ駆動回路29を介して給紙ロ−ラ9を回転さ
せる給紙モ−タ30を回転駆動させる。
御ブロック図であり、制御部40には中央処理装置41
(以後CPU41と記す)と記憶装置42(以後MEM
42と記す)とが設けてある。MEM42は制御プログ
ラム43aを格納する制御プログラム記憶エリア43、
デ−タを格納するデ−タ記憶エリア44を有する。
ル23を格納する設定値テ−ブル記憶エリア44aが設
けてある。設定値テ−ブル記憶エリア44aには用紙の
種別、例えば、用紙の厚さ別に設定目標温度、空転開始
温度が配列されている。
テ−ブルから選択された設定目標温度、空転開始温度を
それぞれ格納する設定目標温度記憶エリア44b、空転
開始温度記憶エリア44cが設けてある。
ップに基づいて設定値選択手段21、空転処理手段2
4、給紙タイミング設定手段27になる。CPU41に
は、図示せぬI/Oポ−トを介してサ−ミスタ20、メ
インモ−タ駆動25、ヒ−タ駆動回路28、給紙モ−タ
駆動回路29、インタフェ−ス31に接続されている。
を回転させる給紙モ−タ30が接続されている。ヒ−タ
駆動回路28には、加熱ロ−ラ18に内蔵されたヒ−タ
17が接続されている。メインモ−タ駆動回路25に
は、加熱ロ−ラ18、感光体ドラム16、フィ−ドロ−
ラ3,4,6,7を回転させるメインモ−タ26が接続
されている。
22を有する上位装置、例えば、パ−ソナルコンピュ−
タ32が接続されている。
手の用紙、薄手の用紙別に設定目標温度(TH 、TL
)、空転開始温度(TKH、TKL)が配列されてある。
イムチャ−トであり、サ−ミスタの検出温度曲線に対す
るヒ−タの出力(a)、厚手の用紙を給紙する場合のメ
インモ−タの出力(b)及び給紙モ−タの出力(c)、
薄手の用紙を給紙する場合のメインモ−タの出力(d)
及び給紙モ−タの出力(e)を示す。
る。上位装置32のメディア設定手段22により用紙の
厚さが選択されると、CPU41はMEM42の設定値
テ−ブル44aから、給紙される用紙に応じた設定目標
温度(厚手の用紙ならばTH 、薄手の用紙ならばTL
)、空転開始温度(厚手の用紙ならばTKH、薄手の用
紙ならばTKL)を選択して設定目標温度記憶エリア44
b、空転開始温度記憶エリア44cに格納する。
れた場合について説明する。MEM42の設定目標温度
記憶エリア44b、空転開始温度記憶エリア44cに
は、設定目標温度TH 、空転開始温度TKHが格納されて
いる。
すると、CPU41は、図5(a)に示すように、時刻
t0 でヒ−タ17に通電を開始し、サ−ミスタ20の検
出温度と空転開始温度TKHとを比較する。
空転開始温度TKHに到達すると、図4(b)に示すよう
に、CPU41はメインモ−タ駆動回路25を介してメ
インモ−タ26を回転させる。メインモ−タ26が回転
したことにより、加熱ロ−ラ18、圧接ロ−ラ19は回
転し、熱が加熱ロ−ラ18から万遍なく放熱され、ま
た、圧接ロ−ラ19へ、さらに加熱ロ−ラ19及び圧接
ロ−ラ18に接続する部品へ伝達され、また、周囲の大
気中に放熱される。(以後空転処理と記す)時刻t2
で、サ−ミスタ20の検出温度が設定目標温度TH に到
達すると、CPU41は、図5(a)に示すように、ヒ
−タ17への通電を停止する。また、サ−ミスタ20の
検出温度が上昇中であることを判別して、図5(c)に
示すように、給紙モ−タ駆動回路29を介して給紙モ−
タ30を回転させる。厚手の用紙枚数が複数の場合には
次の用紙が所定のタイミングを待って給紙される。
2により薄手の用紙が選択された場合について説明す
る。MEM42の設定目標温度記憶エリア44b、空転
開始温度記憶エリア44cには、設定目標温度TL 、空
転開始温度TKLが格納されている。
すると、CPU41は、図5(a)に示すように、時刻
t0 でヒ−タ17に通電を開始し、サ−ミスタ20の検
出温度と空転開始温度TKLとを比較する。
空転開始温度TKLに到達すると、図4(d)に示すよう
に、CPU41はメインモ−タ駆動回路25を介してメ
インモ−タ26を回転させる。メインモ−タ26が回転
したことにより、加熱ロ−ラ18、圧接ロ−ラ19は回
転し、熱が加熱ロ−ラ18から万遍なく放熱され、ま
た、圧接ロ−ラ19へ、さらに加熱ロ−ラ19及び圧接
ロ−ラ18に接続する部品へ伝達され、また、周囲の大
気中に放熱される。
設定目標温度TL に到達すると、CPU41は、図5
(a)に示すように、ヒ−タ17への通電を停止する。
また、サ−ミスタ20の検出温度が上昇中であることを
判別して、第2の給紙モ−タ31は停止させたままであ
る。ヒ−タ17への通電が停止されても、サ−ミスタ2
0の検出温度は設定目標温度TL を越える、いわゆる、
オ−バ−シュ−トを生ずるが、時刻t1 での空転処理に
より熱は万遍なく放熱されているので、2点鎖線で示し
たメインモ−タ空転無しの場合に比べてオ−バ−シュ−
ト時間は大幅に短縮される。
は、サ−ミスタ20の検出温度が下降中であることを判
別し、且つ時刻t3 で設定目標温度TL に到達したこと
を検知すると、ヒ−タ17への通電を開始する。また、
サ−ミスタ20の検出温度が設定目標温度TL と一致し
たことから、CPU41は給紙モ−タ駆動回路29を介
して給紙モ−タ30を回転させる。
説明する。メインモ−タ26の回転により、加熱ロ−ラ
18、圧接ロ−ラ19が回転を開始するが、同時に、画
像形成部5の感光体ドラム16も回転を開始する。感光
体ドラムの回転は周囲との摩擦により感光体ドラムの寿
命に影響する。
開始温度に到達してから設定目標温度に到達するまでの
時間が、加熱ロ−ラ18の1〜2回転分に相当する時間
程度になるように空転開始温度を設定する。
転開始温度、設定目標温度をそれぞれ設けたが、空転開
始温度と設定目標温度とを同じにしてもよい。図6は設
定目標温度を空転開始温度とした場合によるタイムチャ
−トである。図6に実線で示すように、時刻t4 で、サ
−ミスタ20の検出温度が設定目標温度TL に到達する
と、CPU41は、図6(a)、(b)に示すように、
ヒ−タ17への通電を停止し、メインモ−タ26を回転
させ、空転処理を実行する。
−ミスタ20の検出温度が設定目標温度TL に到達する
と、図6(a)、(e)に示すように、CPU41はヒ
−タ17への通電を開始するとともに薄手の用紙を給紙
する給紙モ−タ30を回転させる。2点鎖線で示した本
実施の形態に比べ、最初のオ−バ−シュ−ト時間が多少
長くなり、効果が落ちるが、空転処理を設けない場合に
比べれば大幅に短縮されており、効果はある。
を設けたことにより、最初のオ−バ−シュ−ト時間が短
縮されるので、薄手の用紙に印刷する場合の待ち時間を
短縮できる。
にしたが、第2の実施の形態では印刷動作中にメディア
設定をペ−ジ間で切替えるものである。よって、機構は
第1の実施の形態と同じであり、異なるのは制御部であ
る。
ら厚手の用紙に切替えた場合は、設定目標温度は高くな
る方向にあるので、問題なく推移し、第1の実施の形態
をそのまま適用できる。
手の用紙に切替えた場合は、設定目標温度は低くなる方
向にあるので、設定目標温度に到達するまで時間がかか
り、スル−プット低下を招くことになる。
録装置の機能ブロック図である。図1に示した第1の実
施の形態による電子写真記録装置の機能ブロック図と異
なるところは、第2の空転処理手段50をさらに設けた
点である。
手段22の設定内容が厚手の用紙から薄手の用紙に切替
えられると、メインモ−タ駆動回路25に駆動信号を出
力し、メインモ−タ26を回転続行させる。
録装置のタイムチャ−トであり、厚手の用紙から薄手の
用紙に切替えた場合のサ−ミスタの検出温度曲線(実線
は第2の空転処理手段を設けた場合を示し、2点鎖線は
第2の空転処理手段を設けない場合を示す)に対するヒ
−タの出力(a),(d)、メインモ−タの出力
(b),(e)、給紙モ−タの出力(c),(f)を示
し、(a)〜(c)は第2の空転処理手段を設けない場
合を示し、(d)〜(f)は第2の空転処理手段を設け
た場合を示す。
のメディア設定手段22により用紙の厚さが選択される
と、CPU41はMEM42の設定値テ−ブルから、給
紙される用紙に応じた設定目標温度(厚手の用紙ならば
TH 、薄手の用紙ならばTL)、空転開始温度(厚手の
用紙ならばTKH、薄手の用紙ならばTKL)を選択し、設
定目標温度記憶エリア44b、空転開始温度記憶エリア
44cに格納する。
に薄手の用紙が選択されるとする。従って、設定目標温
度記憶エリア44b、空転開始温度記憶エリア44cに
は厚手の用紙の設定目標温度TH 、空転開始温度TKHが
格納されている。
受信すると、CPU41は時刻t0でヒ−タ17に通電
を開始し、サ−ミスタ20の検出温度と空転開始温度T
KHとを比較する。以後、第1の実施の形態で説明した通
りである。
内容をセンスしており、図8に示すように、時刻t20で
上位装置32から厚手の用紙から薄手の用紙に切替えら
れた用紙切替信号を受信すると、CPU41はMEM4
2の設定値テ−ブルから、薄手の用紙に応じた設定目標
温度TL を選択し、デ−タ記憶エリア44に格納し、設
定目標温度記憶エリア44bに格納してある厚手の用紙
の設定目標温度TH と比較する。
紙の設定目標温度TH であることから、メディア設定スイッチ22の設定内容
が厚手の用紙から薄手の用紙に切替えられたことを検知
して、図8(e)に示すように、メインモ−タ26を回
転させ続ける。
れ、前ペ−ジを印刷中に切替えられてもよい。
り、加熱ロ−ラ18、圧接ロ−ラ19は回転しており、
熱は万遍なく放熱され、サ−ミスタ20の検出温度は薄
手の用紙の設定目標温度TL に到達する時刻t21まで急
激に下降して時刻t20から時刻t21までの時間TL を短
縮させる。CPU41は、時刻t21で、図8(d)に示
すように、ヒ−タ17への通電を開始し、時刻t22で、
図8(f)に示すように、給紙モ−タ30を回転させ
る。
図8(b)に示すように、時刻t20でメインモ−タ26
を停止させ、薄手の用紙の設定目標温度TL に到達する
時刻t23で、メインモ−タ26を回転させ、時刻t24で
給紙モ−タ30を回転させる。時刻t20から時刻t23ま
での時間Tm が時刻t20から時刻t21までの時間TLに
比べて大幅に長いことがわかる。
理手段を設けたことにより、厚手の用紙から薄手の用紙
に切替えられた場合でも、短時間で薄手の用紙の設定目
標温度に到達するので、スル−プット低下を招くことは
ない。
時のモ−ドにはヒ−タ17への通電をオフにするパワ−
セ−ブモ−ドと、ヒ−タ17に通電して所定の温度にし
ておくアイドルモ−ドとがある。モ−ド切替は上位装置
のモ−ドコマンドにより行う。機構部は第2の実施の形
態と同じである。
録装置のフロ−チャ−ト図であり、各ステップはCPU
41が実行する。印刷ジョブが終了すると、ステップS
1 で上位装置から受信したモ−ドコマンドがパワ−セ−
ブモ−ドか否かをチェックしい、パワ−セ−ブモ−ドな
らばステップS8 に分岐し、否ならばステップS2 に分
岐する。
44aから、給紙される用紙の中で一番低い設定目標温
度、例えば、薄手の用紙の設定目標温度TL を選択して
設定目標温度記憶エリア44bにセットする。ステップ
S3 でサ−ミスタ20の検出温度が設定目標温度記憶エ
リア44bの内容に到達すると、定温制御に入る。この
とき、印刷ジョブ終了前の印刷ジョブが厚手の用紙であ
れば、空転処理が実行される。
かを検知し、有りならばステップS5 に分岐する。ステ
ップS5 における印刷ジョブが厚手の用紙であればステ
ップS6 に分岐し、薄手の用紙であればステップS9 に
分岐する。
始温度TKHが選択され、MEM42の設定目標温度記憶
エリア44b、空転開始温度記憶エリア44cに格納さ
れる。ステップS7 でサ−ミスタ20の検出温度が設定
目標温度記憶エリア44bの内容に到達すると、印刷ジ
ョブを実行する。ステップS9 で設定目標温度TL 、空
転開始温度TKLが選択され、MEM42の設定目標温度
記憶エリア44b、空転開始温度記憶エリア44cに格
納されると、ステップS7 に移る。
ヒ−タ17への通電をオフにし、ステップS4 に移る。
ドに移行する場合、アイドルモ−ドの設定目標温度に、
給紙される用紙の中で一番低い設定目標温度をセットす
るようにしたので、次の印刷ジョブに対して迅速に対処
できる。
タのパワ−オンリセット、又は用紙ジャム除去等による
カバ−オ−プン/クロ−ズのとき、感光体ドラム16の
初期化のためにメインモ−タ26を回転させながら高圧
制御を行う、いわゆる、クリ−ニング処理を実行する。
るトナ−が加熱ロ−ラ18にこびり付くのを防止するた
めに、ヒ−タ17を設定目標温度までオンにし、残留用
紙片のトナ−が用紙片に定着されて排出されるようにし
ている。
低いクリ−ニング処理開始温度TDを設けてメインモ−
タ26を回転するようにする。説明上、設定目標温度は
薄手の用紙の設定目標温度TL とする。
記録装置のタイムチャ−トであり、サ−ミスタの検出温
度曲線(実線はクリ−ニング処理開始温度TD を設けた
場合を示し、2点鎖線はクリ−ニング処理開始温度を設
けない従来の場合を示す)に対するヒ−タの出力
(a),(d)、メインモ−タの出力(b),(e)、
給紙モ−タの出力(c),(f)を示し、(a)〜
(c)はクリ−ニング処理開始温度TD を設けた場合を
示し、(d)〜(f)はクリ−ニング処理開始温度TD
を設けない場合を示す。
時刻t31でサ−ミスタ20の検出温度がクリ−ニング処
理開始温度TD に到達すると、メインモ−タ26をオン
にしてクリ−ニング処理を開始する。時刻t33でサ−ミ
スタ20の検出温度が設定目標温度TL に到達すると、
以後、ヒ−タ17をオン/オフを繰り返し、定温制御を
行い、時刻t34でクリ−ニング処理が終了すると通常の
印刷処理に入る。時刻t31から時刻t34までの時間がク
リ−ニング処理時間TC である。ここで、クリ−ニング
処理終了前に上位装置から印刷指令が来た場合には、ク
リ−ニング処理終了と同時に印刷を実行する。
度が設定目標温度TL に到達する時刻t32で、メインモ
−タ26をオンにしてクリ−ニング処理を開始し、以
後、ヒ−タ17をオン/オフを繰り返し、定温制御を行
い、クリ−ニング処理時間TC経過した時刻t35でクリ
−ニング処理が終了すると通常の印刷処理に入る。よっ
て、設定目標温度より低いクリ−ニング処理開始温度T
D からクリ−ニング処理を実行することにより、プリン
タのパワ−オンリセットから通常の印刷処理に入るまで
に時刻t34から時刻t35までの時間TS が短縮される。
標温度より低いクリ−ニング処理開始温度TD を設け、
サ−ミスタの検出温度がクリ−ニング処理開始温度TD
に到達した時点からクリ−ニング処理を行うようにした
ことにより、プリンタのパワ−オンリセット、又は用紙
ジャム除去等によるカバ−オ−プン/クロ−ズ後、迅速
に印刷を実行できる。クリ−ニング処理時、時刻t34か
ら時刻t35までの時間TS が短縮される。
び図7に示した第2の空転処理手段50に、メインモ−
タ26を高速回転させる高速モ−ドと印刷時の回転速度
で回転させる通常モ−ドとに切替える機能を設ける。
記録装置の機能ブロック図である。メインモ−タ回転モ
−ド切替手段51は、メインモ−タ26を高速回転させ
る高速モ−ドと印刷時の回転速度で回転させる通常モ−
ドとを配列させた回転モ−ドテ−ブル52を有し、空転
処理手段24、又は第2の空転処理手段50の検出温度
に基づいて高速モ−ドを選択し、給紙タイミング設定手
段27の出力に基づいて通常モ−ドに切替える。
させることにより、加熱ロ−ラ18から熱がより迅速に
周囲に伝達され、最初のオ−バ−シュ−ト時間をより短
縮できる。
記録装置の制御ブロック図である。MEM42のデ−タ
記憶エリア44には、回転モ−ドテ−ブル記憶エリア4
4dが設けてあり、回転モ−ドテ−ブル52が格納され
てある。具体的には、メインモ−タ26にステッピング
モ−タを使用し、モ−ド切り替えによりパルス周波数が
変わる。
記録装置のフロ−チャ−トであり、CPU41の動作を
示す。サ−ミスタ20の検出温度が空転開始温度に到達
すると、ステップS1 でCPU41は空転処理を開始す
る。ステップS2 でCPU41はサ−ミスタ20の検出
温度が空転開始温度に到達したことにより、MEM42
の回転モ−ドテ−ブル52から「高速モ−ド」を選択す
る。
インモ−タ26を高速回転させるパルス周波数を発生す
るようにメインモ−タ駆動回路25に設定する。メイン
モ−タ26はメインモ−タ駆動回路25が発生するパル
ス周波数により高速で回転する。
0の検出温度が用紙に応じた給紙タイミング条件を満し
たか否かをセンスしており、給紙タイミング条件を満た
すとステップS4 に移る。ステップS4 でCPU41
は、MEM42の回転モ−ドテ−ブルから「通常モ−
ド」を選択し、「通常モ−ド」に基づいてメインモ−タ
26を印刷時の回転速度で回転させるパルス周波数を発
生するようにメインモ−タ駆動回路25に設定する。メ
インモ−タ26はメインモ−タ駆動回路25が発生する
パルス周波数により印刷時の回転速度で回転する。
ようにすれば、熱が加熱ロ−ラ18からより迅速に伝達
され、最初のオ−バ−シュ−ト時間をより短縮できる
が、感光体ドラム16の寿命に影響するので、薄手の用
紙を給紙する場合、空転処置時、図14に示すように、
高速モ−ドの条件を絞るようにしてもよい。
0の検出温度が空転開始温度に到達すると、ステップS
11でCPU41は空転処理を開始する。ステップS12で
CPU41はサ−ミスタ20の検出温度が、下降中で且
つ設定目標温度との差が予め決められた設定値Ta 以上
の場合にはステップS13に分岐し、設定値Ta 未満の場
合にはステップS14に分岐する。
回転モ−ドテ−ブル52から「高速モ−ド」を選択し、
メインモ−タ26を高速回転させる。ステップS14で、
CPU41はMEM42の回転モ−ドテ−ブル52から
「通常モ−ド」を選択し、印刷時の回転速度で回転させ
る。
メインモ−タを高速で回転するようにしたことにより、
熱が加熱ロ−ラからより迅速に伝達されるので、最初の
オ−バ−シュ−ト時間をより短縮できる。
給紙タイミングとして、サ−ミスタ20の検出温度が最
初のオ−バ−シュ−ト後、設定目標温度に到達した時
点、あるいは、第2の実施の形態で説明したように、メ
ディア設定をペ−ジ間で切替えたときの空転処理時、下
降するサ−ミスタ20の検出温度が設定目標温度に到達
した時点としている。
て、給紙タイミング設定手段27に代えて、給紙される
用紙が定着部に到達するまでに降下する温度をサ−ミス
タ20の検出温度勾配により算出するとともにその降下
温度と設定目標温度との和を算出して給紙タイミング温
度を求め、サ−ミスタ20の検出温度がその給紙タイミ
ング温度に到達したとき、給紙ロ−ラ30を回転させる
給紙タイミング算出手段60を設ける。
部2から定着部8に到達するまで時間Tx を要し、この
時間は待ち時間の一部となる。
タイミングの改善に関する。サ−ミスタ20の検出温度
が下降時の温度勾配A[℃/時間]を直線近似にして求
める、そして、温度勾配A[℃/時間]に時間TX を乗
算して設定目標温度に到達するまでの残り温度B[℃]
を求め、設定目標温度よりB[℃]前から給紙するよう
にする。
るフロ−チャ−トであり、図17は温度降下判定の動作
を説明するフロ−チャ−トである。サ−ミスタ20の検
出温度が空転開始温度に到達すると、ステップS1 で、
CPU41は空転処理を開始する。ステップS2 で、C
PU41はサ−ミスタ20の検出温度が下降しているか
否かをセンスし、下降しているならばステップS3 に分
岐する。
度勾配A[℃/時間]を求め、用紙11が用紙給送部2
から定着部8に到達するまで時間Tx を乗算して設定目
標温度に到達するまでの残り温度B[℃]を求め、設定
目標温度Tu と加算して薄手の用紙の給紙タイミング温
度C[℃]を算出してMEM44に格納する。
20の検出温度が給紙タイミング温度Cに到達したか否
かをセンスしており、到達ならば空転処理を終了する。
図17のステップにより判定する。ステップS21で、C
PU41はレジスタTtemp1 、Ttemp2 にサ−ミスタ2
0の検出温度Tを入力する。ステップS22でCPU41
はtsys 時間経過するのを待つ。ステップS23でCPU
41はレジスタTtemp2 にレジスタTtemp1 を入力し、
レジスタTtemp1 にサ−ミスタ20の検出温度Tを入力
する。ステップS24でCPU41はTtemp2 >Ttemp1
、且つ、Ttemp1 >Tを満足しているか否かをチェッ
クし、満足していれば温度降下の判定処理を終了する。
サ−ミスタの検出温度が設定目標温度に到達する前に薄
手の用紙を給紙するようにしたことにより、スル−プッ
トが向上する。
区分を厚手と薄手との2種類で説明したが、さらに増や
してもよいことはいうまでもない。
ているので以下に記載される効果を奏する。サ−ミスタ
の検出温度が設定値選択手段により選択された空転開始
温度に到達したときメインモ−タを駆動させる空転処理
手段を設けたことにより、サ−ミスタの検出温度のオ−
バ−シュ−ト時間が短縮されるので、特に薄手の用紙に
印刷する場合の待ち時間を短縮できる。
装置内の温度を降下させるファンを不要にすることがで
きるので、装置の小型化できる。
図である。
造を示す模式図である。
図である。
トである。
ムチャ−トである。
能ブロック図である。
イムチャ−トである。
ロ−チャ−トである。
タイムチャ−トである。
機能ブロック図である。
制御ブロック図である。
ャ−トである。
−トである。
機能ブロック図である。
ャ−トである。
トである。
Claims (7)
- 【請求項1】 定着部の温度を検出する温度検出手段の
検出温度が設定目標温度に到達する毎に加熱ロ−ラの発
熱手段への通電をオン、又はオフにし、メインモ−タを
駆動して加熱ロ−ラ、トナ−画像が形成される感光体ド
ラムを回転させ、給紙ロ−ラにより用紙搬送路に給紙さ
れた用紙に画像を記録する電子写真記録装置において、 上記温度検出手段の検出温度が上昇中で且つ空転開始温
度に到達したとき上記メインモ−タを駆動させて予め加
熱ロ−ラを空転させる空転処理手段と、 上記温度検出手段の検出温度が下降中で且つ設定目標温
度に到達したとき上記給紙ロ−ラを回転させる給紙タイ
ミング設定手段とを備えたことを特徴とする電子写真記
録装置。 - 【請求項2】 さらに、給紙される用紙の種別を設定す
るメディア設定手段と、メディア設定手段により設定さ
れた内容に基づいて設定目標温度と空転開始温度とを用
紙の種別に配列させた設定値テ−ブルから設定目標温度
と空転開始温度とを選択し、上記給紙タイミング設定手
段と上記空転処理手段とにそれぞれ出力する設定値選択
手段とを備えた請求項1記載の電子写真記録装置。 - 【請求項3】 上記用紙の種別は薄手と厚手との2種別
とし、薄手の用紙の空転開始温度を上記設定値テ−ブル
の設定目標温度および空転開始温度に配列させた請求項
2記載の電子写真記録装置。 - 【請求項4】 上記設定値選択手段により選択された設
定目標温度が厚手の用紙の設定目標温度から薄手の用紙
の設定目標温度に変更されたことを検知し、上記メイン
モ−タを駆動させる第2の空転処理手段を備えた請求項
3記載の電子写真記録装置。 - 【請求項5】 上記メインモ−タを高速で回転させる高
速モ−ドと通常速度で回転させる通常モ−ドとを配列さ
せた回転モ−ドテ−ブルを有し、上記空転処理手段、又
は第2の空転処理手段の出力に基づいて高速モ−ドを選
択し、上記給紙タイミング設定手段の出力に基づいて通
常モ−ドを選択するメインモ−タ回転モ−ド切替手段を
備えた請求項4記載の電子写真記録装置。 - 【請求項6】 上記請求項1記載の電子写真記録装置に
おいて、給紙タイミング設定手段に代えて、給紙される
用紙が定着部に到達するまでに降下する温度を上記温度
検出手段の検出温度勾配により算出するとともにその降
下温度と設定目標温度との和を算出して給紙タイミング
温度を求め、温度検出手段の検出温度がその給紙タイミ
ング温度に到達したとき、給紙ロ−ラを回転させる給紙
タイミング算出手段を設けたことを特徴とする電子写真
記録装置。 - 【請求項7】 定着部の温度を検出する温度検出手段の
検出温度が設定目標温度に到達する毎に加熱ロ−ラの発
熱手段への通電をオン、又はオフにし、メインモ−タを
駆動して加熱ロ−ラ、トナ−画像が形成される感光体ド
ラムを回転させ、給紙ロ−ラにより用紙搬送路に給紙さ
れた用紙に画像を記録する電子写真記録装置の記録制御
方法において、上記メインモ−タを予め駆動して加熱ロ
−ラを空転させ、サ−ミスタの出力が設定目標温度に到
達する毎に生ずるオ−バ−シュ−ト時間を短縮させて、
通電開始から用紙給紙開始までの待ち時間を短縮させる
ことを特徴とする電子写真記録装置の記録制御方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25895996A JP3171797B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 電子写真記録装置とその記録制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10104990A true JPH10104990A (ja) | 1998-04-24 |
JP3171797B2 JP3171797B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=17327407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP25895996A Expired - Fee Related JP3171797B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 電子写真記録装置とその記録制御方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3171797B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6535701B2 (en) | 2000-06-30 | 2003-03-18 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device having shortened standby period |
US6647221B1 (en) | 2002-08-26 | 2003-11-11 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus with heat control for varying sheet thicknesses |
JP2013117577A (ja) * | 2011-12-01 | 2013-06-13 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US9014587B2 (en) | 2012-04-17 | 2015-04-21 | Oki Data Corporation | Image forming apparatus capable of changing rotation speed of fixing member |
US9188915B2 (en) | 2012-11-29 | 2015-11-17 | Oki Data Corporation | Fuser control device, fuser control method and image forming apparatus |
JP2019135527A (ja) * | 2018-02-05 | 2019-08-15 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8979147B1 (en) | 2013-02-14 | 2015-03-17 | Mastrad, S.A. | Kitchen tongs |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP25895996A patent/JP3171797B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3171797B2 (ja) | 2001-06-04 |
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