JPH10104805A - 水性現像液 - Google Patents

水性現像液

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JPH10104805A
JPH10104805A JP9258513A JP25851397A JPH10104805A JP H10104805 A JPH10104805 A JP H10104805A JP 9258513 A JP9258513 A JP 9258513A JP 25851397 A JP25851397 A JP 25851397A JP H10104805 A JPH10104805 A JP H10104805A
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JP9258513A
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Jacques Roussilhe
ルシルエ ジャック
Siu-Chung Tsoi
ツォイ シュ−チュン
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アスコルビン酸系現像主薬による現像液の性
能を改良すること。 【解決手段】 アスコルビン酸系のハロゲン化銀主現像
主薬と、少なくとも一種のフェニドン系補助現像主薬
と、少なくとも一種の現像促進剤とを含んで成る、写真
用ハロゲン化銀を現像するための水性現像液において、 (1)前記補助現像主薬が置換フェニドンであること、
並びに (2)前記現像促進剤が、(a)アンモニウム基を少な
くとも1個有するチオエーテル、(b)トリアゾリウム
チオレート及び(c)置換チオアルカンから成る群より
選ばれたことを特徴とする水性現像液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真製品の現像
に、より詳細には、この目的のためにアスコルビン酸系
現像主薬を現像促進剤の存在下で使用することに関す
る。
【0002】
【従来の技術】写真製品又は放射線写真製品の現像は、
とりわけ黒白系の場合、現像主薬を含有するアルカリ性
水性組成物である現像液によって行われる。現像主薬に
ついては、Chimieら、Physique Photographiques, P Gl
afkides, Chapter IX, pp. 152-170, fifth edition に
記載されている。一般には、主現像主薬を補助現像主薬
と組み合わせて使用する。場合によっては、主現像主薬
(以下、単に「現像主薬」という。)と補助現像主薬の
間に相乗効果が認められる。すなわち、これら二種の主
薬の混合物による総合活性は、これら主薬を同一の溶液
において別々に使用した場合の各活性の合計を上回る。
この現象は、「超加成性」と呼ばれており、Mason, Pho
tographic Processing Chemistry, Focal Press, Londo
n, 1975 に説明されている。
【0003】黒白現像液に最も広く実用されている現像
主薬は、ヒドロキノンのようなポリフェノールとアスコ
ルビン酸系化合物のようなレダクトンである。ヒドロキ
ノン系の現像主薬は、一般に良好な結果をもたらすが、
アルカリ性のpHを必要とする。アスコルビン酸は、数
多くの特許明細書に記載されている現像化合物において
フェニドンとの組合せにおいてヒドロキノンの代替物と
して推奨されている。
【0004】中でも、米国特許第5,098,819号
明細書に、アスコルビン酸又はその誘導体の一種と3−
ピラゾリジノンとを含む現像化合物が記載されている。
その実施例中の現像主薬は、ナトリウムエリソルベート
(sodium erythorbate)、フェニドン(商標)又はジメゾ
ン−S(商標)及び炭酸カリウムを含有する。
【0005】最も使用頻度の高い補助現像主薬は、3−
ピラゾリジノン系又はフェニドン系の化合物である。こ
れらのフェニドン類は水溶性が低いため、現像液の製造
及びその使用の両面において不利である。しかしなが
ら、フェニドン類に可溶化基を導入した場合、このよう
な可溶化フェニドンを主現像主薬と組み合わせた効果が
低下することもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】アスコルビン酸系現像
主薬は酸化を受けやすい。この酸化は金属イオンが触媒
する可能性が高い(G. Haist, Modern Photographic Pr
ocessing, John Wiley &Sons, N.Y., 1979)。現像時間
の調整、処理タンクの形状の変更又は現像主薬の配合の
調整により、酸化を最小限に抑える理想的な条件が得ら
れるならば、ヒドロキノン系現像主薬で得られる結果に
匹敵するセンシトメトリー的結果を得ることは可能であ
る。しかしながら、所望のDmax 値を得るために必要な
現像時間は長くなる。その結果、アスコルビン酸系現像
主薬を迅速処理条件下(例えば、全処理系列45秒間で
現像時間15秒の場合)で用いて現像されたフィルム
は、写真スピード、コントラスト及びDmax 値が低くな
る。現像促進剤を使用することは可能である。このよう
な化合物は Photographic Processing Chemistry, Foca
l Press, London, 1975 に記載されている。しかしなが
ら、これらの化合物は、非常に低いセンシトメトリー特
性を補強する一方で、Dmin を上昇させてしまうため、
アスコルビン酸系現像主薬との組合せは望ましくない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、アスコルビン
酸系の現像主薬と、可溶化基を有する3−ピラゾリジノ
ン系の補助現像主薬と、現像促進剤との組合せを特徴と
する現像液に関し、上記欠点の軽減又は除去を可能とす
るものである。本発明はまた、感光性ハロゲン化銀写真
製品から写真像を得るための方法であって、上記現像液
を使用する方法をも提供する。
【0008】本発明による現像液は、アスコルビン酸系
の主現像主薬と、1−フェニル−3−ピラゾリジノン系
の補助現像主薬と、少なくとも一種の現像促進剤とを含
んで成る、ヒドロキノンを含まない写真用ハロゲン化銀
を現像するためのアルカリ性の水性現像液であって、 (1)該補助現像主薬が下記式(I)で表されること、
並びに (2)該現像促進剤が、(a)アンモニウム基を少なく
とも1個有するチオエーテル、(b)トリアゾリウムチ
オレート及び(c)置換チオアルカンから成る群より選
ばれたことを特徴とする。
【0009】
【化4】
【0010】上式中、R1 〜R7 は、各々独立に、水
素、アルキル基、置換されていてもいなくてもよいアル
コキシ基、置換されていてもいなくてもよいアリールオ
キシ基又は式(X)p −A−(Sol)で表される基を
表し、さらに前記pは0又は1であり、前記Xは、−O
−、−S−、−NR8 −、−COO−、−OCO−、−
OCOO−、−OCONR8 −、−CO−、−NR8
O−、−NR8 SO2 −、−NR8 CONR8 −から選
ばれた二価基を表し、さらに、前記R8 はH、アルキル
又はA−(Sol)であり、前記Aは
【0011】
【化5】
【0012】から選ばれた二価基を表し、さらに、前記
qは0〜5であり、また、前記yは1〜3であり、前記
(Sol)は、CO2 H、SO3 H、NHSO2 10
SO2 NH2 、SO2 NHR10、ポリヒドロキシアルキ
ル、
【0013】
【化6】
【0014】から成る群より選ばれた可溶化基であり、
さらに、前記R10はアルキル又はアリールであり、前記
11はOH、アルキル又はアリールであり、そして前記
12は水素、アルキル又はアリールであるが、但し、
(a)R1 〜R7 の少なくとも一つは(Sol)基を含
まなければならず、(b)Aは共有結合を表す場合もあ
る。
【0015】好ましい態様によると、現像促進剤は下式
で表される。 R101112+ (R13S)r 14Q X- ここで、R10、R11、R12は、各々独立に、置換されて
いてもいなくてもよいアルキル、アリール、アラルキル
若しくはアルカリール基を表すか、又はR10〜R12のう
ちの二つがNと共に第四級環状体を形成し、R13、R14
は、各々独立に、アルキレン基を表し、Qは水素又はN
+ 101112基を表し、rは1〜10の範囲にあり、
そしてXはアニオンを表す。
【0016】別の態様によると、現像促進剤は下式で表
される。 R10R11R12N+ (CH2CH2S) s CH2CH2 N+ R10R11R12 X- ここで、sは1、2又は3であり、R10、R11、R12
びXは上記の定義と同じである。別の態様によると、現
像促進剤は下式で表される。
【0017】
【化7】
【0018】上式中、R15、R16、R17は、各々独立
に、炭素原子数1〜10のアルキル基、炭素原子数6〜
10のアリール基、アラルキル基、アルカリール基又は
炭素原子数5〜10のシクロアルキル基を表す。別の態
様によると、現像促進剤は下式の一つで表される。
【0019】
【化8】
【0020】上式中、tは1〜12、好ましくは2〜6
の範囲にあり、uは1〜6の範囲、好ましくは2であ
り、そしてR18及びR19は、各々独立に、
【0021】
【化9】
【0022】を表す。このような現像促進剤の具体例を
以下に挙げる。
【0023】
【化10】
【0024】有用な現像促進剤については米国特許第
5,474,879号明細書にさらに詳細に記載されて
いる。現像促進剤は、単独で使用すること、混合物とし
て使用すること、或いは上記Mason の第41〜44頁に
記載されているような別の単量体又は高分子の促進剤を
組み合わせて使用することが可能である。現像液中の現
像促進剤の量は、現像液1リットル当たり、0.01〜
1.0g、好ましくは0.05〜0.5gの範囲とす
る。
【0025】本発明による現像液は、 1)アスコルビン酸系の主現像主薬、 2)少なくとも一つの可溶化基により置換された3−ピ
ラゾリジノン系の共現像主薬、 3)上記の現像促進剤 を含んで成る。
【0026】現像液には、酸化防止剤、金属イオン封鎖
剤、緩衝剤、カブリ防止剤、溶剤、界面活性剤、その他
現像液に通常存在する添加剤、を含有させてもよい。ア
スコルビン酸を含有する現像液は、銀のスラッジを形成
させたり、金属銀を装置表面に析出させたりする傾向が
ほとんどない。しかしながら、現像液には、スラッジや
析出物の形成を防止する剤を含有させることもできる。
【0027】本明細書中、用語「アスコルビン酸系の現
像主薬」には、L−アスコルビン酸、D−イソアスコル
ビン酸、D−グルコアスコルビン酸、L−エリトロアス
コルビン酸、イソアスコルビン酸ナトリウム、L−グリ
コアスコルビン酸、D−ガラクトアスコルビン酸、等が
包含される。アスコルビン酸系現像主薬の濃度は、現像
液重量に対して、0.8〜4重量%の範囲とする。
【0028】用語「ヒドロキノンを含まない」とは、本
発明による現像液は、ヒドロキノンのようなポリヒドロ
キシベンゼン系の現像主薬を実質的に含まないことを意
味する。本発明による現像液は、本明細書中で定義する
性質、所在を有する可溶化性置換基を有する1−フェニ
ル−3−ピラゾリジノン系の補助現像主薬を含む。この
補助現像主薬は上記式(I)で示されるもののうち、以
下の条件に相当するものであることが好ましい。
【0029】すなわち、R1 及びR2 は、各々独立に、
水素、置換されていてもいなくてもよいアルキル基又は
A−(X)p −A−(Sol)基を表し、上式(I)
中、R3 〜R7 は、各々独立に、水素、アルキル基、置
換されていてもいなくてもよいアルコキシ基、置換され
ていてもいなくてもよいアリールオキシ基又は式(X)
p −A−(Sol)で表される基を表し、さらに前記p
は0又は1であり、前記Xは、−O−、−S−、−NR
8 −から選ばれた二価基を表し、さらに、前記R8
H、アルキル又はA−(Sol)であり、前記A及び
A’は
【0030】
【化11】
【0031】から選ばれた同一又は異なる二価基を表
し、さらに、前記qは0〜5であり、また、前記yは1
〜3であり、前記(Sol)は、CO2 H、SO3 H、
NHSO2 10、SO2 NH2 、SO2 NHR10、ポリ
ヒドロキシアルキル、
【0032】
【化12】
【0033】から成る群より選ばれた可溶化基であり、
さらに、前記R10はアルキル又はアリールであり、前記
11はOH、アルキル又はアリールであり、そして前記
12は水素、アルキル又はアリールであるが、但し、
(a)R1 〜R7 の少なくとも一つは(Sol)基を含
まなければならず、(b)Aは共有結合を表す場合もあ
る。
【0034】この補助現像主薬が有する少なくとも一つ
の可溶化基は、そのフェニル環に直接結合していないこ
とが好ましい。好適な補助現像主薬は、例えば、下記式
で表される化合物である。
【0035】
【化13】
【0036】
【化14】
【0037】
【化15】
【0038】
【化16】
【0039】
【化17】
【0040】
【化18】
【0041】
【化19】
【0042】
【化20】
【0043】
【化21】
【0044】
【化22】
【0045】
【化23】
【0046】
【化24】
【0047】
【化25】
【0048】
【化26】
【0049】
【化27】
【0050】本発明による現像液は、現像液の全重量を
基準として0.1〜1.0重量%の補助現像主薬を含有
する。現像液には、水溶液中に亜硫酸イオンを提供する
ことができる化合物又は亜硫酸塩である酸化防止剤を含
有させることができる。酸化防止剤は、亜硫酸塩、重亜
硫酸塩、メタ重亜硫酸塩又は重亜硫酸塩アルデヒド化合
物(付加物)であることができる。例えば、亜硫酸ナト
リウム、亜硫酸カリウム、重亜硫酸ナトリウム、重亜硫
酸カリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カ
リウム又はメタ重亜硫酸アンモニウムのようなアルカリ
金属塩又はアンモニウム塩を使用することができる。現
像液中の亜硫酸イオン量は、現像液1リットル当たり
0.03モルよりも多くする必要があり、一般には0.
10〜0.80モルの範囲とする。
【0051】pHに影響を与え得る剤又は緩衝剤、例え
ば、炭酸塩、ホウ酸若しくはホウ酸塩又はアルカノール
アミン、を使用することができる。現像液には、必要に
応じて金属イオン封鎖剤を含めることができる。金属イ
オン封鎖剤が作用し得る物質は、カルシウムイオン、鉄
イオン又は銅イオンである。特に、カルシウムイオン
は、現像液中で析出の原因となり、汚染粒子の形成を引
き起こす恐れがある。その他の微量金属は、現像主薬の
分解を促進することがある。金属イオン封鎖剤として、
ホスフェート、ヒドロキシ酸又はエチレンジアミン四酢
酸系の含窒素ポリカルボン酸を使用することができる。
現像液中の金属イオン封鎖剤濃度は、一般に0.1〜
1.0重量%の範囲とする。
【0052】カブリ防止剤は周知の化合物であり、現像
中のカブリ発生を防止する。最も一般的なカブリ防止剤
は、ベンズイミダゾール、ベンゾトリアゾール、メルカ
プトアゾール、インダゾール又はメルカプトチアジアゾ
ール系の化合物である。現像液中のカブリ防止剤濃度
は、一般に0.001〜0.1重量%の範囲とする。
【0053】本発明による現像液は、各成分を水に溶か
した後、そのpHを所望の値に調整することにより調製
される。また、現像液を濃縮物として調製し、使用直前
に希釈して使用濃度とすることも可能である。後者の態
様の変型として、各々が現像液の成分の一種以上を含有
する複数の濃縮物を調製しておいて、使用直前にこれら
の濃縮物を混合し、そしてその混合物を希釈する方法も
ある。
【0054】本発明による現像液は、放射線写真フィル
ムを処理するためのKODAK X−OMAT装置のよ
うな自動処理機に使用することができる。自動処理機の
場合には、使用直前に希釈される濃縮液を使用すること
が特に推奨される。また、成分を粉末、顆粒又はタブレ
ットのような固体状で使用し、使用前に溶解して所望の
濃度を達成することも可能である。従って、これらの成
分は、安定性の良好な形態、包装で別個に保存すること
ができる。
【0055】別の態様によると、写真製品の一層又は複
数層に、例えば、感光性乳剤層に隣接した中間層に、現
像促進剤を内蔵させることができる。この場合、現像促
進剤量は0.00005〜0.01g/m2 の範囲とす
る。
【0056】
【実施例】下記の実施例により本発明を説明する。これ
らの実施例中、KODAK T−MAT G又はT−M
AT G/RA(商標)放射線写真フィルムを各種現像
液で処理し、得られたセンシトメトリーの結果を比較し
た。各試料は20℃、3分間の条件で処理した。この条
件は、35℃の装置における迅速処理をシミュレートす
ることを目的とした。
【0057】下記の組成物を対照用現像液として使用し
た。アスコルビン酸(32g)、亜硫酸カリウム(50
g)、炭酸カリウム(100g)、共現像主薬(1)
(2.5g)、ベンゾトリアゾール(0.2g)、ジエ
チレントリアミン五酢酸(1.7g)及び臭化カリウム
(4g)に水を加えて全体を1リットルとしたもの(p
H=10.2)。 (1)4−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−フェニ
ル−3−ピラゾリジノン
【0058】実施例1〜3 T−MAT G(商標)放射線写真用フィルムの試料を
下記現像液でそれぞれ処理した。 (1)対照用現像液 (2)対照用現像液中の補助現像主薬を下記化合物に置
き換えたもの (3)(2)の現像液に下記の現像促進剤(0.4g/
l)とフェニルメルカプトテトラゾール(0.02g/
l)を添加したもの 各試料共、20℃で3分間現像した。
【0059】実施例4〜6 前記実施例の方法によりT−MAT G/RA(商標)
放射線写真用フィルムの試料を下記現像液でそれぞれ処
理した。 (4)対照用現像液 (5)対照用現像液中の補助現像主薬を下記化合物に置
き換えたもの (6)(5)の現像液に下記の現像促進剤(0.4g/
l)とフェニルメルカプトテトラゾール(0.02g/
l)を添加したもの
【0060】補助現像主薬
【化28】
【0061】現像促進剤
【化29】
【0062】結果を以下の表にまとめた。
【0063】
【表1】
【0064】実施例7〜11 前記実施例の方法によりT−MAT G/RA(商標)
放射線写真用フィルムの試料を下記現像液でそれぞれ処
理した。 (7)対照用現像液 (8)対照用現像液中の補助現像主薬を下式(A)で示
されるものに置き換えたもの (9)(8)の現像液に下記の現像促進剤(0.05g
/l)とフェニルメルカプトテトラゾール(0.005
g/l)を添加したもの (10)対照用現像液中の補助現像主薬を下式(B)で
示されるものに置き換えたもの (11)(10)の現像液に下記の現像促進剤(0.1
g/l)とフェニルメルカプトテトラゾール(0.01
5g/l)を添加したもの
【0065】補助現像主薬(A)
【化30】
【0066】補助現像主薬(B)
【化31】
【0067】現像促進剤
【化32】
【0068】結果を以下の表にまとめた。
【0069】
【表2】
【0070】実施例12〜15 前記実施例の方法によりT−MAT G/RA(商標)
放射線写真用フィルムの試料を下記現像液でそれぞれ処
理した。 (12)対照用現像液 (13)対照用現像液中の補助現像主薬を下記化合物に
置き換えたもの (14)(13)の現像液に下式(C)の現像促進剤
(0.4g/l)とフェニルメルカプトテトラゾール
(0.01g/l)を添加したもの (15)(13)の現像液に下式(D)の現像促進剤
(0.1g/l)とフェニルメルカプトテトラゾール
(0.01g/l)を添加したもの
【0071】補助現像主薬
【化33】
【0072】現像促進剤(C)
【化34】
【0073】現像促進剤(D)
【化35】
【0074】結果を以下の表にまとめた。
【0075】
【表3】
【0076】実施例16〜18 前記実施例の方法により放射線写真用フィルムの試料を
下記現像液でそれぞれ処理した。 (16)対照用現像液 (17)対照用現像液中の補助現像主薬を下記化合物に
置き換えたもの (18)(17)の現像液に下記の現像促進剤(0.1
g/l)とフェニルメルカプトテトラゾール(0.02
g/l)を添加したもの
【0077】補助現像主薬
【化36】
【0078】現像促進剤
【化37】
【0079】結果を以下の表にまとめた。
【0080】
【表4】
【0081】実施例19〜21 前記実施例の方法によりT−MAT G/RA(商標)
放射線写真用フィルムの試料を下記現像液でそれぞれ処
理した。 (19)下記組成を有する対照用現像液 (20)下記組成を有する対照用現像液、但し、該現像
液中の補助現像主薬(HMMP)を下記化合物(E)に
置き換えたもの (21)(20)の現像液に下式(F)の現像促進剤
(0.025g/l)とフェニルメルカプトテトラゾー
ル(0.0075g/l)を添加したもの
【0082】 対照用現像液(19) 対照用現像液(20) FeSO4 0.10 0.10 EDTA 0.225 0.225 アスコルビン酸 0.26 0.26 HMMP* 0.005 − 補助現像主薬(F) − 0.005 KBr 0.08 0.08 pH 10 10 *4−ヒドロキシメチル−4−メチル−フェニドン 表中、量の単位はモル/l
【0083】補助現像主薬(E)
【化38】
【0084】現像促進剤(F)
【化39】
【0085】結果を以下の表にまとめた。
【0086】
【表5】
【0087】実施例22〜27 前記実施例の方法によりT−MAT G/RA(商標)
放射線写真用フィルムの試料を下記現像液でそれぞれ処
理した。 (22)実施例1と同じ対照用現像液 (23)補助現像主薬が下式(G)で示される対照用現
像液 (24)(23)の現像液に下式(H)の現像促進剤
(0.15g/l)を添加したもの (25)(23)の現像液に下式(J)の現像促進剤
(0.4g/l)を添加したもの (26)(23)の現像液に下式(K)の現像促進剤
(0.2g/l)を添加したもの (27)(23)の現像液に下式(L)の現像促進剤
(0.1g/l)、フェニルメルカプトテトラゾール
(0.0025g/l)及びBTAZ(0.2g/l)
を添加したもの
【0088】補助現像主薬(G)
【化40】
【0089】現像促進剤(H)
【化41】
【0090】現像促進剤(J):トリメチルアンモニウ
ム〔3−(デシルチオ−2−ヒドロキシプロピル〕パラ
−トルエンスルホネート
【0091】現像促進剤(K)
【化42】
【0092】現像促進剤(L)
【化43】
【0093】結果を以下の表にまとめた。
【0094】
【表6】
【0095】放射線写真フィルムの感度は、一定の効果
を得るために必要な露光量に反比例する。上記実施例の
場合、フィルムの未露光領域(乳剤層を含む)の濃度で
ある「支持体+カブリ」値よりも1.00高い濃度を得
るのに要する露光量が、感度に相当する。コントラスト
は、特性曲線D/Log(E)上の「支持体+カブリ」
値よりも0.25高い濃度と2.00高い濃度との間の
傾きに相当する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスコルビン酸系のハロゲン化銀主現像
    主薬と、少なくとも一種のフェニドン系補助現像主薬
    と、少なくとも一種の現像促進剤とを含んで成る、写真
    用ハロゲン化銀を現像するための水性現像液において、 (1)前記補助現像主薬が下記式(I)で表されるこ
    と、並びに (2)前記現像促進剤が、(a)アンモニウム基を少な
    くとも1個有するチオエーテル、(b)トリアゾリウム
    チオレート及び(c)置換チオアルカンから成る群より
    選ばれたことを特徴とする水性現像液。 【化1】 上式中、R1 〜R7 は、各々独立に、水素、アルキル
    基、置換されていてもいなくてもよいアルコキシ基、置
    換されていてもいなくてもよいアリールオキシ基又は式
    (X)p −A−(Sol)で表される基を表し、 さらに、前記pは0又は1であり、 前記Xは、−O−、−S−又は−NR8 −から選ばれた
    二価基を表し、 さらに、前記R8 はH、アルキル又はA−(Sol)で
    あり、 前記Aは 【化2】 から選ばれた二価基を表し、 さらに、前記qは0〜5であり、また、前記yは1〜3
    であり、 前記(Sol)は、CO2 H、SO3 H、NHSO2
    10、SO2 NH2 、SO2 NHR10、ポリヒドロキシア
    ルキル、 【化3】 から成る群より選ばれた可溶化基であり、 さらに、前記R10はアルキル又はアリールであり、前記
    11はOH、アルキル又はアリールであり、そして前記
    12は水素、アルキル又はアリールであるが、 但し、(a)R1 〜R7 の少なくとも一つは(Sol)
    基を含まなければならず、(b)Aは共有結合を表す場
    合もある。
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DE19738120A1 (de) 1998-03-26
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