JPH10103U - ダイアフラム弁 - Google Patents
ダイアフラム弁Info
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- JPH10103U JPH10103U JP000419U JP41997U JPH10103U JP H10103 U JPH10103 U JP H10103U JP 000419 U JP000419 U JP 000419U JP 41997 U JP41997 U JP 41997U JP H10103 U JPH10103 U JP H10103U
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K1/00—Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces
- F16K1/02—Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with screw-spindle
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16K41/00—Spindle sealings
- F16K41/10—Spindle sealings with diaphragm, e.g. shaped as bellows or tube
- F16K41/12—Spindle sealings with diaphragm, e.g. shaped as bellows or tube with approximately flat diaphragm
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 溶接部によって弁室を完全に密封し且つ屈曲
力を該溶接部に作用させないダイアフラム型弁を提供す
る。 【構成】 弁主体部、弁作動用ステム、前記主体部並び
に前記ステムに締付たダイアフラム装置を包含し、前記
ダイアフラム装置が一体構造のダイアフラム部材を形成
するように内周に連続状に延びる溶接部によって前記ス
テムに接合された薄い複数枚の環状金属部材を包含し、
前記ダイアフラム装置が前記ダイアフラム部材の外周縁
部を前記弁室の周りにおいて前記主体部に密封状に締付
る第1締付装置と前記ダイアフラム部材の内周縁部を前
記ステムの周りに密封状に締付る第2締付装置を包含
し、前記ダイアフラム部材の屈曲時に発生する力が前記
溶接部に作用するのを防止するため前記第2締付装置が
前記溶接部の半径方向外側において前記ダイアフラム部
材に係合し且つこれを締付る。
力を該溶接部に作用させないダイアフラム型弁を提供す
る。 【構成】 弁主体部、弁作動用ステム、前記主体部並び
に前記ステムに締付たダイアフラム装置を包含し、前記
ダイアフラム装置が一体構造のダイアフラム部材を形成
するように内周に連続状に延びる溶接部によって前記ス
テムに接合された薄い複数枚の環状金属部材を包含し、
前記ダイアフラム装置が前記ダイアフラム部材の外周縁
部を前記弁室の周りにおいて前記主体部に密封状に締付
る第1締付装置と前記ダイアフラム部材の内周縁部を前
記ステムの周りに密封状に締付る第2締付装置を包含
し、前記ダイアフラム部材の屈曲時に発生する力が前記
溶接部に作用するのを防止するため前記第2締付装置が
前記溶接部の半径方向外側において前記ダイアフラム部
材に係合し且つこれを締付る。
Description
【0001】
本考案は弁技術、特に進歩したダイアフラム弁に関する。
【0002】
有毒で危険な流体を取扱うシステムに金属ダイアフラム弁がしばしば使用され てきた。ダイアフラムは弁の空洞と弁作動機構との間を全体的に密封できるので この弁が前述のような環境下に好んで使用されている。 明らかに、このダイアフラムはその故障によって危険な流体を突然に漏洩させ るのでダイアフラムはこのような弁において非常に重要なエレメントである。ダ イアフラムエレメントの寿命は作動中に受けるストレスの種類にぴったりと比例 していると一般に認められている。その結果、ダイアフラムエレメントばかりで なく、その取付け方や作動方法も改善するための試みがなされてきた。一般的に 、これらの試みは弁をひどく複雑化しまたその製造と保守に関連した問題をひど く複雑化した。
【0003】
したがって、本考案の目的は、溶接部によって弁室を完全に密封し且つ屈曲力 を該溶接部に作用させないようにダイアフラム装置を作動ステムに溶接して締付 たダイアフラム型弁を提供することである。 なお別の目的は、作動機構ステムを軸線方向に自由に移動させながら、任意の ねじり荷重をステムを通じてダイアフラム又はステムチップ装置に伝えないよう なダイアフラム型弁を提供することである。
【0004】
本考案はダイアフラムに不当なストレスを作用させず非常に長い耐久性を与え る独特のダイアフラム構造と取付け構造を包含するダイアフラム型弁を提供する 。 本考案はまたダイアフラムとその協働の弁エレメントにねじり荷重等を受けさ せずに開放位置と閉さ位置との間を移動させることができる進歩した作動機構を 提供する。更に、前記作動機構は弁の作動位置を容易に目で見ることができる表 示を提供する。 本考案の一つの観点によれば、全体的に円筒状の弁室を形成するため外側から 内方に延在する開口すなわち孔を有する弁主体部を含むダイアフラム弁を提供す る。弁作動ステムが弁エレメントに係合するため弁室の中に軸線方向に延びるよ うに配置されている。前記弁室は主体部に締め付け状に接合させている外周縁と ステムの外周に溶接されている内周縁とを有する環状可撓性の金属ダイアフラム によって密封されている。ダイアフラムにねじり荷重を与えずに弁室の軸線方向 にステムを選択的に移動させるための作動装置を設けている。前記作動装置はス テムを軸回転させないが軸線方向には移動させ得るようボンネット部材とステム の間に協働面を備えるよう前記ステムが貫通するボンネット部材を包含している 。前記ボンネット部材によって駆動部材が回転自在に担持されており、該駆動部 材はステムに形成した対応ねじに嵌合するねじを有する。ボンネットナットが前 記ボンネット部材並びに駆動部材を囲繞し且つ主体部にねじ込まれて前記ボンネ ット部材並びにダイアフラムを主体部に密封係合状態に締付ている。前記駆動部 材を軸線方向外側に絶えず押圧するための装置を前記ナット部材に担持している 。更に、ハンドル部材がボンネット部材の上に配置され且つ前記駆動部材に分離 自在に接合されている。
【0005】 本考案の別の観点によれば、ステム部材とナット部材の両者がボンネット部材 の軸線方向外側に延在し且つステム部材がハンドル部材の孔を貫通し、ステムの 外側自由端が弁エレメントの位置を目で確かめる標識となる。 本考案のなお別の観点によれば、ダイアフラム装置が並置状態に配置した割合 薄くて環状の複数枚の金属部材を含むダイアフラム弁を提供する。弁作動用ステ ム部材が環状の金属部材の中を軸線方向に延び且つそこに連続状の周囲溶接部に よって接合され、前記溶接部は環状部材の内周に延在してステムに対して前記金 属部材を密封している。前記環状金属部材の外周縁を弁室の外周において主体部 に密封状に締付るための第1締付装置が設けられている。ダイアフラムの内周縁 をステムの周囲に締付るため第2締付装置が設けられている。第2締付装置は溶 接部の半径方向外側の地点において環状部材に係合してこれを締付、ダイアフラ ムの屈曲時に生ずる力が溶接部に作用するのを防止するように配置されている。
【0006】 別の観点により、第2締付装置は環状金属部材の軸線方向対向側に設けた1対 の締付部材すなわち締付部材を包含する。各組の締付部材はステムによって担持 され、かつ環状金属部材に対面し且つ前記環状部材からそれらの締付点の半径方 向外方に曲っている対向面を有する。 本考案のなお別の観点によれば、特にダイアフラム弁に使用するに適したステ ムチップシール構造を提供し、この構造は協働する環状の弁座に対し軸線方向に 接近又は離去するよう取付けた弁部材を包含している。前記弁部材はそこから弁 座に向って軸線方向に延在する円筒形端部を包含している。前記端部の直径は弁 座の内径より小さい。前記端部は摺動自在に受け入れられ且つ弁座の内径より大 きい外径を有する環状の剛性のあるリング部材を担持している。全般的に円筒状 のスリーブがリング部材と別個に軸線方向に移動するよう取付けられ且つ弁部材 によって前記剛性リング部材の軸線方向外方に担持されて、前記スリーブと前記 剛性リング部材との間に前記弁座に向って開口する環状室を形成している。弾性 シールリングが前記環状室内に設けられ且つ前記弁部材が軸線方向に弁座に向っ て移動するとき該弁座に係合するようになった端面を有する。分離した多くの弾 性装置を前記剛性リングと弁部材との間に配置して、剛性リング部材をシールリ ングとスリーブに対し軸線方向に移動できるようにし且つ前記シールリングと弁 座との間の圧縮力が増大するとき前記剛性リングを弁座に接触させたまま保持で きるようにする。
【0007】 なお別の観点によれば、前記スリーブは弁部材が弁座の方に移動したとき弁部 材と線接触するような形状をした端面を有する。また、前記剛性部材はなるべく 前記弾性シールリング部材のごく近く地域で弁座と線接触するような形状をして いる。
【0008】
上述の目的並びに効果とその他の目的並びに効果は添付図面を参考にした次の 説明から明らかとなるであろう。 本考案の好適な実施例を説明するのが目的であって本考案を限定することを目 的としていない図面を特に参照すれば、図1は本考案に基づいて作った弁の全般 的構成を示し、前記弁はダイアフラム装置14によって外端を密閉している全般 的に円筒形の内側弁室12を有する主体部10を包含している。ステムチップシ ール装置16が弁室12の中においてそこを流れる流れを制御するように配置さ れている。前記弁はハンドル部材20を含む作動装置18によって開放位置と閉 さ位置の間を移動する。
【0009】 考慮中の実施例において主体部10は適当な金属例えば不銹鋼で作られ且つ流 入通路20′と流出通路22を備えている。図面に示すように流入通路20′の 端部は全体的に円筒形の弁室12と軸線方向に並んだ上向き開口24となってい る。図面に示すように弁室12は第1円筒区画26と幾分直径の大きい外側区画 28とを含む段付き孔を形成している。弁室の内端の底部は開口24の周囲に環 状の弁座域を形成する円錐状傾斜底壁30となっている。 あとで説明するように内端にステムチップシール部材16を担持する作動用ス テム部材34が弁室12の中に軸線方向に延在するように取付けられている。弁 室12は前述のダイアフラム装置14によって密封されている。 本実施例において、ダイアフラム装置14は全般的に1983年4月5日出願 の米国特許出願番号第482,218 号に記載するように形成した多層金属ダイアフラ ムエレメント36を包含する。前記米国特許出願の記載を参考としてこの明細書 にも組入れてある。図5に示すように概して前記ダイアフラム36は3個の別々 の環状金属円板エレメント38、40、42から成る多層ダイアフラムとして形 成されている。図面に示すように円板部材38、40、42はなるべく厚さが等 しく且つ前述の米国特許出願に述べているように各円板部材はなるべくロックウ エルC硬度的38以上に熱処理されているオーステナイト不銹鋼で作る。
【0010】 図2を参照すれば、ダイアフラム36の外周縁部44は第1円筒区画26と外 側区画28の間の継目に形成された肩部46に受け入れられている。前記ダイア フラム36はあとで述べるようにボンネット部材50によって肩部46に密封状 に締付られている。 特に図6を参照すれば、肩部46とボンネット部50の締付面52との間の関 連を幾分詳細に示している。使用されている特定の締付構造は前述の米国特許出 願に詳細に示されている。しかしながら、一般的に言えば、第1締付装置を構成 する肩部46とボンネット締付面52は、相隔たって対向し扁平で且つ平行な円 周面域54、60を備え、該円周面域はダイアフラムをその外周から内方へ締付 て把持するための第1の締付面を提供する。この第1締付面54、60から軸線 方向並びに半径方向にへだたった位置において前記ダイアフラムを締付るため扁 平で平行な第2締付面62、64が設けられている。第1と第2の締付面は比較 的鋭いコーナー66、68を備え、このコーナー66、68を横切ってダイアフ ラム36が軸線方向に曲げられる。コーナー66、68はダイアフラム36の対 向面に対し優秀な密封性を提供する。なるべく肩部46とその相手の締付面52 の機械仕上げの公差は次のようにえらばれる。すなわち面54、60の間の間隔 によってこの区域に面62、64の間の締付作用に対比した最高の締付作用を常 にもたらすことができるようにえらばれている。このことによってダイアフラム の第1密封作用が面54、56で発生し弁の掃除を良好に行うことができる。
【0011】 ダイアフラム36の外周は第2コーナー72と傾斜コーナー70によって更に 曲げられ且つ締付られる。これらのコーナー70、72はコーナー66、68の 間の実際の間隔より僅かの距離互いに軸線方向に有効にへだてられている。ダイ アフラム36の外周部はコーナー66、68に生ずる変形よりも大きく変形させ られる。前述の特許出願に詳述しているようにこの関係はダイアフラムにとって 非常に効果的な周辺シールを提供する。 再び図2と図5を参照すれば、ダイアフラム36は、弁エレメントを構成する 、ステムチップ装置16の主体部78に形成した垂直方向のカラー部76の周り にぴったりと受け入れられる中心開口74を備えている。ステムチップ主体部7 8とダイアフラム36の中心開口74の内側周辺部との間をシールするため、内 側周辺部の全周に亘って完全溶け込み溶接部80を設けて、ダイアフラムを主体 部78に確実に接合してシールする。また前記溶接部はダイアフラムのすべての 層を接合して前記多数層の間に漏洩通路ができるのを防止する。なるべく、本考 案の観点により溶接部80の半径方向外側の位置においてダイアフラム36を主 体部78に機械的に締付るための装置を設ける。図示の実施例においてステムチ ップ主体部78はステム34の下部の縮小端部86にねじ84で連結されている 。ダイアフラムの内周縁部の締付はステム34の大径部88の下に在る環状締付 リング82とダイアフラム36の上面との間の作用によって行われる。図面に示 すように環状リング82はダイアフラム36の中心開口74よりかなり大きい内 側開口径90を有する。このことによって、ステムチップ主体部78がステム3 4にねじで締付られるときリング82の下面とステムチップ主体部78の上面と の間の締付作用が溶接部80のかなり外側の位置で生ずることになる。弁の往復 動とダイアフラム36の屈曲のときに発生する曲げ応力が溶接部80に伝わるの を防止するため溶接部80の充分外側に距離“D”があらかじめ決められている 。勿論この距離はダイアフラムの大きさと(又は)厚さによって変わってくる。 これによって、ステムチップ主体部78と環状締付リング82とによって、第2 締付装置が構成され、一対の締付部材をなす。
【0012】 なるべく、ステムチップ78の上面92は図面に示すようにダイアフラムから なめらかに離れるような形状をしている。同様にクランプリング部材82の下面 もまたダイアフラム36の上面からなめらかに外方にはなれるように形成されて いる。この構成によって、クランプリング82が与える締付力を地域94に集中 させ且つダイアフラム36に必要なたわみを起こさせ急峻な曲がり等を発生させ ない。 作動装置18の全体的構成と作動は図1を参照することにより最良に理解でき る。ここに示すようにボンネット部材50は外方に延在するフランジ状部100 を備え、該フランジ状部100はその外周縁部102が外側区画28の中にぴっ たりと且つ摺動自在に受け入れられるような大きさである。全体的に軸線方向に 延在するスリーブ部104がフランジ部100から上方に延在する。ボンネット 部材50はボンネットナット部材106によって外側区画28に締付状態に保持 され、前記ボンネットナット部材106は相手のねじ108によって外側区画2 8にねじ込まれている。ボンネットナット部材106の上端に適当なレンチフラ ット110を備え、該レンチフラットはナットを孔28に締付たり外したりする ためレンチを作用させる扁平部を有している。またボンネットナット部材106 を締付ることによってボンネット部材50を前述のダイアフラム締付位置に移動 させることが分る。
【0013】 前記ステム部材34が図示のようにボンネット部材50とボンネットナット部 材106の中を軸線方向にのびている。なるべく、前記ステム部材34はステム の面とボンネットの面が協働することによってボンネットナット部材に相対的に 回転しないようになっている。特に本実施例によると、ステム34は(図4に最 良に示すように)全般的に六角形をした半径方向の区画112を有する。ボンネ ット部材50は前記区画112の六角形の隅部にぴったりと且つ摺動自在に係合 するように配置された長手方向の溝117を設けるようにブローチ加工やその他 の機械加工を加えられている中心孔114を有する。溝117はステム34を自 由に軸線方向に摺動させるが回転は妨げる。 外方に延在するフランジ118を有する全般的に円筒形の作動部材116によ ってステム34を選択的に軸線方向に移動させることができる。この点で、作動 部材116はステム34のための駆動部材を構成する。作動部材116の下端1 20がボンネット部材50のスリーブ104に形成した孔の中にぴったりと収容 され且つ案内される。前記フランジ部118はボンネットナット部材106の軸 線方向の孔124にぴったりと且つ回転自在に受け入れられる大きさである。作 動部材116の長さは上端部126がボンネットナット部材106から外方に延 出するような長さである。ステム34の外部と作動部材116の内部の間に適当 なねじ128が形成されている。なるべく、前記ねじ128を左ねじにして、作 動部材116を時計方向に回転すればステム34を内方に移動すなわち閉さ運動 をさせるようにしている。
【0014】 図示の実施例において、作動部材116はスリーブ部104の頂部とフランジ 118の下面との間に在るスプリング波形座金130によって外方向に絶えず押 圧されている。更に、ブロンズ材料等で作ったベアリング座金132がフランジ 118の上面と、ボンネットナット部材106に担持される半径方向内方に延在 するフランジ136の下面との間に配置されている。この構成によって作動部材 116をステム34の調節のため自由に駆動回転できるが軸線方向に移動できな いようかたく保持する。 作動部材116の外端に結合しているハンドル部材20によって前記作動部材 116を選択的に回転できる。しかし実施例ごとに多くの別の型式のハンドルを 設けることができ、ハンドル部材20は金属インサート140の周りにモールド されているハンドル主体部138を包含する。インサート140の作動部材11 6の外端にぴったりと受け入れられるような大きさの中心孔142を備えている 。ハンドル部材20を作動部材116に連結するためソケットヘッド止めねじ1 44をインサート140に設けている。図面に示すように、止めねじ144に近 づくためハンドル主体部138に適当な孔146を形成している。
【0015】 弁が開放位置に移動したときステム34の自由端148がハンドル主体部13 8から外方に延出し、弁が開放位置に在ることを目で見えるようにできる長さを もった自由端148をステム部材34に備えている。弁が第1図の閉さ位置に在 るときステムの上端がハンドル部材20の上面と略同一平面上になるようになっ ている。 ステムチップシール装置16の構成と配置は図2及び図3を参照すれば最良に 理解できる。この図に示すように、ステムチップ主体部78の下端に該主体部7 8の軸線方向と半径方向に開口する円周方向のへこみ150を備えている。へこ み150の内径dは口24の直径より僅かに小さい。金属製のシールリング部材 152が主体部78の下端に保持され且つへこみ150の内壁に摺動自在に受け 入れられている。リング152は全般的に扁平な下面154を有し、該下面15 4の端部は比較的鋭い外側コーナー156となっている。前記コーナー156は 弁が図3の閉さ位置に向って移動するとき口24の周囲で弁室12の傾斜座壁3 0と接触するように構成されている。かくして、コーナー156は口24の周り において略金属耐金属の線接触を行う。
【0016】 弾性リングすなわち座金部材158がリング152の軸線方向内方に配置され 且つ前記リング152の後部とへこみ150の軸方向の面157との間に保持さ れている。本実施例において、リング158は処女ポリテトラフルオロエチレン から成形され且つリング152と面157の間の地域すなわちスペースを殆んど 完全に充たすような大きさである。 適当な弾力性の耐摩耗性シール材料例えばクロロトリフルオロエチレン又は充 てん済ポリテトラフルオルエチレンで成形した弾性シールリング160がリング 152、158の半径方向外方に配置されている。あとで説明する理由のためリ ング160は前述のリング158より剛性が大きい。リング160は内側リング 152、158と主体部78の外径との間を殆んどみたすような形状になってい る。図面に示すように、リング160はリング152に形成した半径方向外方延 出のフランジ164の下方に延在する半径方向内方延出部162を有する。リン グ160の内方延出部162はリング152を主体部78に対して軸線方向に保 持する作用を行う。なるべく、またあとで説明する理由によって、弾性シールリ ング160の下面すなわちシール面167はリング160、152が主体部78 に組立てられたとき、リング152のコーナー156より少し下か又は略同一平 面上にくる。
【0017】 リング152、160は主体部78の外面にぴったりと摺動自在に受け入れら れる円周方向に連続した金属製スリーブ部材166によって定位置に保持される 。図面に示すように、スリーブ部材166は弾性シールリング160の外周を下 方向に延在し且つ該スリーブ部材はリング160の軸線方向外部の下に延在する 内方に連続して延出したフランジ部168を有する。スリーブ部材166は主体 部78上の適当な肩部の上を内方に曲げられている半径方向内方フランジまたは タブ170(図2)によって主体部78に摺動自在に保持されている。また、あ とで述べる理由によって、前記連続状フランジ部168はなるべく室12の傾斜 座壁30の傾斜角度α(アルファー)より僅かに大きい角度β(ベーター)で傾 斜している。
【0018】 ステムチップシール装置16を図示のように配置すると、弁が閉さ運動するこ とによって弾性シールリング160の端面167と弁座域との間を接触させる。 一層閉さ運動が進行すると弾性シールリング160が圧縮され且つ剛性リング1 52の外側コーナー156が弾性シールリング160の半径方向内方で弁座域と 接触する。更に閉さ運動を進行すると弾性シールリング160のシール面167 と弁座域の間に作用する圧縮力が増大する。リング152のコーナー156と弁 座域との間の力も増大するがその程度は少ない。その理由は剛性が少なく一層弾 力性のあるリング158が一層容易に圧縮力を受けリング152を主体部78と リング160に対して或る程度後退させるためである。この作用によって面16 7と弁座域との間の密封圧力を増大させながらリング152を弁座域に接触させ 続けることができる。またリング160内に作用する圧縮力がフランジ部168 によってスリーブ166に下向きの力を作用させ続ける。弁が最終的に閉さする とスリーブ166の下縁が弁座域と弾性シールリング160の円周上で線接触す る。このようにして弾性シールリング160が剛性のある内側リング152と外 側スリーブ166の間にはさまれる。更に内側リング152と外側スリーブ16 6が弁座部と金属対金属の線接触をなし且つ全体的に弾性シールリング160を 締付る。
【0019】 図7はダイアフラムの外周を弁主体部10に取付けて密封するための変形例を 示す。図7の実施例において、図1乃至図6について上述した部品に対応する部 品を示すため同一の参照番号にダッシュをつけた。これらの部品の説明は特に注 意する以外は図7の部品にも同じように使用できる。特に図7の実施例において 肩部46は図6の段付き形状と違って扁平に作られている。ダイアフラム36′ が扁平肩部46′に載り且つダイアフラムの外周に比較的近く設けた完全溶け込 み溶接部170によって前記肩部に連続状に溶接されている。即ち、溶接部17 0は肩部46の半径方向内側に形成されている。この溶接部は個々の円板部材を 互に且つ主体部10′に対して固着させ且つ完全に密封する。ダイアフラムはま た溶接部170の半径方向内方に在る円周方向に連続した比較的せまい締付バン ドを提供するようにボンネット部材50′から外方に延出する締付面172によ って肩部46′に締付られている。前記締付面172はなるべく略肩部46′に 平行である。
【0020】 弁の作動中にダイアフラム36′に生ずる屈曲力が溶接部170に伝わらない ように該溶接部170と締付面172との間を関連づけている。 本考案について当業者が作り且つ使用できる程度に充分くわしく説明した。明 らかに、他人が明細書を読んで理解すれば前記好適実施例の修正と変更を行える であろう。しかし、このような修正変更はすべて実用新案登録請求の範囲とその 等価物に含まれる限りにおいて本考案に入るものと考える。
【図1】本考案を含むダイアフラム弁の断面図。
【図2】図1の弁の弁室とステムチップ装置の拡大断面
図。
図。
【図3】ステムチップ装置の密封部が弁座と係合した閉
さ位置に在る状態を示す拡大断面図。
さ位置に在る状態を示す拡大断面図。
【図4】図1の線4−4における断面図。
【図5】図2の円形部分の円形部分の拡大図。
【図6】図1の円形部分の拡大断面図。
【図7】ダイアフラムの外周部を主体部に密封するため
の修正型構造を示す図6に類似の拡大断面図である。
の修正型構造を示す図6に類似の拡大断面図である。
10 主体部 12 弁室 14 ダイアフラム装置 16 ステムチップシール装置 20 ハンドル部材 20′ 流入通路 22 流出通路 24 開口 26 第1円周区画 28 大径区画 30 底壁 34 作動システム部材 36 ダイアフラムエレメント 38、40、42 円板部材 46 肩部 50 ボンネット部材 52 締付面 66、68 コーナー 70、72 コーナー 78 主体部 82 リング部材 106 ボンネットナット部 110 ボンネットナット 116 作動部材 130、132 座金 140 インサート 152 シールリング 156 コーナー 160 シールリング 166 シール部材 172 締付面 170 溶接部
Claims (14)
- 【請求項1】 外部から内方へ延在する弁室を形成する
弁主体部、 前記主体部の外部から軸線方向に前記室の中に延在する
弁作動用ステム、 前記ステムを前記弁室の中で軸線方向に一定の運動をさ
せながら前記弁室を密閉するため前記主体部並びに前記
ステムに締付たダイアフラム装置、を包含し、前記ダイ
アフラム装置が並置状態に配置され且つ一体構造のダイ
アフラム部材を形成するように内周に連続状に延びる溶
接部によって前記ステムに接合された薄い複数枚の環状
金属部材を包含し、前記ダイアフラム部材は前記弁室の
略横方向に延在し前記ステムがその軸線方向に延びるよ
うに配置され、前記ダイアフラム装置が前記ダイアフラ
ム部材の外周縁部を前記弁室の周りにおいて前記主体部
に密封状に締付る第1締付装置と前記ダイアフラム部材
の内周縁部を前記ステムの周りに密封状に締付る第2締
付装置を包含し、 前記ダイアフラム部材の屈曲時に発生する力が前記溶接
部に作用するのを防止するため前記第2締付装置が前記
溶接部の半径方向外側において前記ダイアフラム部材に
係合し且つこれを締付る、ことを特徴とするダイアフラ
ム弁。 - 【請求項2】 前記ダイアフラム部材の外周縁部が前記
第1締付装置の半径方向内側にある連続状溶接部によっ
て前記主体部に溶接されている請求項1記載の弁。 - 【請求項3】 前記第2締付装置が前記ダイアフラム部
材の軸線方向に向い合った側に配置された1対の締付部
材を包含し、前記締付部材のそれぞれが前記ステムによ
って担持され且つ前記ダイアフラムに面する対向面を有
し、前記対向面が前記ダイアフラムから軸線方向に離れ
るように曲っている請求項1記載の弁。 - 【請求項4】 前記第2締付装置が前記ダイアフラム装
置を形成する前記環状金属部材の中心に受け入れられる
軸線方向のカラーを包含する請求項1記載の弁。 - 【請求項5】 前記弁室に配置され且つ前記ステムに接
合された弁エレメントを包含し、前記弁エレメントの1
部分が前記第2締付装置の1部分を構成する請求項4記
載の弁。 - 【請求項6】 弁室を形成するため外側から内側へ延在
する孔を有する弁主体部、 前記主体部の外部位置から前記弁室内へ軸線方向に延在
する弁作動用ステム部材、 前記弁室を密封するため且つ前記ステムを前記弁室の軸
線方向に一定の運動を行わせるため前記主体部に接合し
た外周縁と前記ステムに溶接した内周縁とを有するダイ
アフラム、 前記ステムを選択的に移動させるための作動装置、を包
含し;前記作動装置が前記ステムを軸線方向に移動可能
にするが回転を防止するため前記ステムとの間に協働面
を形成するよう前記ステムが貫通しているボンネット部
材、 前記ステム部材を囲繞する状態で前記ボンネット部材に
よって回転自在に担持され且つ回転することによって前
記ステムを軸線方向に移動させるため前記ステムに係合
するねじを有する駆動部材、 前記ボンネット部材と駆動部材とを囲繞し且つ前記主体
部にねじ込まれ且つ前記ボンネット部材を前記主体部に
締付るためのナット部材、 前記駆動部材の回転を可能にするがその軸線方向の外向
き移動を防止するため前記駆動部材と係合するよう前記
ナット部材に設けたベアリング装置、 前記ボンネット部材の上に配置され且つ前記駆動部材に
接合され且つ前記ステム部材が軸線方向に貫通している
ハンドル装置、を包含することを特徴とするダイアフラ
ム弁。 - 【請求項7】 前記ベアリング装置が前記駆動部材と前
記ナット部材に協働の肩部を包含し、環状のベアリング
部材がそれら肩部の間に配置されている請求項6記載の
ダイアフラム弁。 - 【請求項8】 前記ナット部材が前記孔の外端に軸線方
向に受け入れられ且つ前記ダイアフラムの外周縁が前記
ボンネットと前記主体部の間に締付られる請求項6記載
のダイアフラム弁。 - 【請求項9】 前記ベアリング装置が前記駆動部材を前
記ナット部材の軸線方向外方に押圧するためのスプリン
グ装置を包含する請求項8記載のダイアフラム弁。 - 【請求項10】 前記スプリング装置が前記ボンネット
部材と前記駆動部材の間に配置されている請求項9記載
のダイアフラム弁。 - 【請求項11】 前記弁作動用ステム部材は、開放位置
にあるときその自由端がハンドル装置から突出するよう
な軸方向長さを有する請求項9記載のダイアフラム弁。 - 【請求項12】 前記ボンネット部材が前記ナット部材
の中に延在する円筒形部分を包含する請求項11記載の
ダイアフラム弁。 - 【請求項13】 前記ベアリング装置が前記駆動部材に
形成された軸線方向の肩部と前記ナット部材に形成され
た半径方向の協働肩部とを包含する請求項12記載のダ
イアフラム弁。 - 【請求項14】 外側に開口する全体的に円筒状の室を
形成する主体部、 前記主体部の外側から前記室の中に軸線方向に延在する
作動ステム、 前記室を横切って延在するよう並置状態に配置された略
環状の複数枚の薄い金属円板を備え前記ステムが中を通
って外方へ延びているダイアフラム、 前記円板部材の外周縁部を互に且つ前記主体部に接合す
る円周方向に連続した第1溶接部、 前記円板部材の円周縁部を互に且つ前記ステムに接合す
る円周方向に連続した第2溶接部、 前記第1溶接部と前記第2溶接部の間の半径方向の位置
において前記ダイアフラムを前記主体部と前記ステムに
それぞれ締付るため半径方向にへだたった第1と第2の
締付装置、を包含することを特徴とする流体制御装置。
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