JPH10103762A - 浴槽水浄化殺菌装置 - Google Patents

浴槽水浄化殺菌装置

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JPH10103762A
JPH10103762A JP8258069A JP25806996A JPH10103762A JP H10103762 A JPH10103762 A JP H10103762A JP 8258069 A JP8258069 A JP 8258069A JP 25806996 A JP25806996 A JP 25806996A JP H10103762 A JPH10103762 A JP H10103762A
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JP
Japan
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bath
water
bathtub
temperature
heat exchanger
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Application number
JP8258069A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kajino
弘幸 梶野
Yasutaka Hamako
康高 浜子
Ichiro Nasu
一郎 奈須
Masafumi Hashimoto
雅文 橋本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線ランプ等の殺菌灯を用いずに、浴槽水
中の一般細菌を殺菌できるようにする。 【解決手段】 濾過槽19の一次側に浴槽水を追い焚き
殺菌する風呂熱交換器22を設けている。また循環ポン
プ13により本体内に導かれた浴槽水は追い焚き殺菌し
たあとに濾過槽19により浄化され浴槽へ戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽水を効率よく
殺菌するようにした浴槽水浄化殺菌装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の浴槽水浄化殺菌装置は図2に示す
構成になっていた。すなわち図2において、41は熱交
換器で内部配管に給湯サーミスタ42、下部にはバーナ
43を備えている。44は給湯回路で、水道管から減圧
弁45を介して熱交換器41を経て、給湯口であるカラ
ン46で構成される。47は浄化回路で浴槽48より、
水温センサ49と切り替え弁50と循環ポンプ51と水
流センサ52と五方弁53と濾過槽54と紫外線ランプ
55とで構成されている。56は追い焚き回路で浄化回
路47の切り替え弁50より分岐され熱交換器41を通
過し循環ポンプ51の1次側へ連結され、浄化回路47
に復帰する。57は逆洗回路で循環ポンプ51の下流側
に五方弁53、ろ過槽54、排水口58を設けて構成さ
れる。ろ過槽54内には濾過バクテリアの繁殖の場であ
る濾材59を備えている。60はすすぎ回路で逆洗回路
57の五方弁53の切り替えにより水流方向を逆転させ
形成される。
【0003】また五方弁53は浄化回路47と逆洗回路
57、すすぎ回路60に切り替える。61は湯張り回路
で給湯回路44の熱交換器41、2次側途中より分岐さ
れ混合弁62と風呂給湯弁63を備えた大気開放弁64
とで構成され浄化回路47に接続されている。65は水
位センサで浴槽48に取りつけられている。風呂給湯弁
63の下流側には大気開放弁64が備えられ浄化回路4
7を給湯回路44と縁切している。66はリモコンで操
作スイッチとして給湯温度の設定を行なう給湯湯温設定
スイッチ67と風呂湯張り温度の設定を行う風呂湯温設
定スイッチ68と、動作スイッチとして風呂自動スイッ
チ69を設けている。70は制御器で各センサ等の出力
に応じて各機能部品を動作させる。
【0004】この従来の浴槽水浄化殺菌装置において、
給湯を行う場合には、あらかじめリモコン66の給湯湯
温設定スイッチ67により設定されていた温度になるよ
うに熱交換器41内の給湯サーミスタ42にて湯温を検
知しバーナ43の燃焼を制御器70で制御していること
により、給湯カラン46を開くことにより希望の湯温に
出湯されていた。
【0005】風呂運転時は、リモコン66の風呂自動ス
イッチ69を押すことにより、風呂給湯弁63が「開」
となり、湯張り回路61を経て浴槽48に湯張りされ、
浴槽48に設置された水位センサ65の検出位置まで湯
張りを行ない、水位センサ65により水位検出後、風呂
給湯弁63を「閉」とし、湯張りを停止する。その後浴
槽水は循環ポンプ51により浄化回路47に導かれ、水
温センサ49によって常時浴槽水温を検出し、リモコン
66の設定温度に対して一定の温度制御幅をもたすよう
に必要に応じて切り替え弁50を追い焚き回路56側に
切り替え追い炊きを行なう。浄化回路47において、浴
槽水中の老廃物等は濾過槽54の濾材59による濾過お
よび濾材59に繁殖した濾過バクテリアの硝化作用によ
り分解され浄化される。また、浴槽水中に存在する一般
細菌は濾過槽54下流側に設けられた紫外線ランプ55
により、殺菌され浴槽48へ戻される。
【0006】また、濾過槽54による浄化を効率良く行
なうために、適宜五方弁53をすすぎ回路60側に切り
替え濾材59のすすぎを行ない排水口58より排水して
いた。さらに濾材59のすすぎ動作だけでは排出しきれ
ない蓄積された汚れによる濾材59の目詰まりを防止す
るために定期的に五方弁53を逆洗回路57側に切り替
え、濾過槽54内の水流方向を逆転させ濾材59を攪拌
して洗浄を行ない排水口58より排水することにより濾
過槽54の洗浄をおこなっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな動作のものでは、浴槽水中の細菌を殺菌するために
紫外線ランプを用いていたが、紫外線ランプには寿命が
あり、効率良く殺菌するには1日における殺菌照射時間
を多くすることが必要であり、このことが紫外線ランプ
の寿命を短縮させていたので、浴槽水中の一般細菌を殺
菌しつつ紫外線ランプの寿命を伸ばすことが課題であっ
た。さらに、システム的に生物濾過を行ない、浴槽水を
浄化する濾過バクテリアを濾過槽内の濾材に繁殖させる
ために、一般細菌を殺菌する紫外線ランプを濾過槽の2
次側に設けざるをえない。つまり、濾過バクテリアも細
菌の一種であるために紫外線ランプで照射すると死滅し
てしまうため、生物濾過が不可能となる。また、濾過槽
内に繁殖した細菌は完全に死滅させることが不可能であ
る。これらの条件より、濾過槽内の浴槽水中および濾材
内に繁殖した一般細菌は死滅させることが不可能となり
効率良く濾過が行なえないことが課題であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の浴槽水浄化殺菌装置は、浴槽水を加熱殺菌
するバーナを備えた風呂熱交換器と、浴槽接続口戻り側
と循環ポンプと風呂熱交換器1次側で構成される追い焚
き循環回路と、風呂熱交換器2次側と熱交換器により加
熱された浴槽水温度を検知する風呂サーミスタと浴槽水
の浄化を行う濾過槽と浴槽接続口往き側で構成される浄
化回路と、風呂サーミスタで追い炊き温度を検知し、あ
る高温度になるようにバーナの燃焼を制御する制御器と
で構成されている。
【0009】そして浴槽水中の細菌を熱交換器による高
温加熱によって殺菌し、その後濾過槽を通過させ汚れを
濾過し、浴槽水を浄化殺菌することができる。また、従
来の殺菌性能を維持しつつ、むしろ高温殺菌された後の
浴槽水が濾過槽により浄化されるため大容量の浴槽水を
効率よく殺菌、浄化することができる。さらに浴槽水中
の一般細菌を殺菌するための紫外線ランプが不要とな
り、企業においては機能部品の削減にともなう合理化、
消費者においての消耗品費の削除をおこなえるものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、浴槽水を加熱殺菌する
バーナを備えた風呂熱交換器と、浴槽接続口戻り側と循
環ポンプと熱交換器1次側で構成される追い焚き循環回
路と、熱交換器2次側と熱交換器により加熱された浴槽
水温度を検知する風呂サーミスタと浴槽水の浄化を行う
濾過槽と浴槽接続口往き側で構成される浄化回路と、風
呂サーミスタで追い焚き温度を検知し、殺菌に有効な高
温度になるようにバーナの燃焼を制御する制御器とで構
成されるものである。そして、浴槽水は熱交換器によっ
て殺菌に十分有効な高温度で加熱されることにより浴槽
水中の一般細菌は殺菌された、その後、濾過槽を通過し
このときに浄化され、浴槽へ戻される。
【0011】さらに、浴槽水の殺菌を行う風呂熱交換器
を浴槽水の浄化を行う濾過槽の1次側に設けたものであ
る。このことにより、浴槽水の殺菌、浄化は、熱交換器
により殺菌され、濾過槽においては浄化をおこない、濾
過槽を含めた大容量の浴槽水を殺菌、浄化することがで
きる。
【0012】また、浴槽水の追い焚き殺菌を行う時に、
循環ポンプをON/OFF制御し、これに伴いバーナの
燃焼をON/OFF制御を行う。この断続的追い焚き殺
菌制御は、循環ポンプがONのときバーナをONさせ、
殺菌に有効な温度まで経路内の浴槽水を加熱し、その
後、循環ポンプをOFFさせ、経路内水温をその温度で
保持する。また連続で追い炊きせずに断続で追い焚き殺
菌することにより浴槽設定湯温までの追い焚き時に追い
焚き殺菌回数を稼ぐことが可能となり、効率のよい殺菌
を可能にしている。
【0013】また、追い焚き殺菌時の循環ポンプのON
時に一時的に循環流量を増加させる。そして、浴槽内を
攪拌するのに十分な流量で一時的に循環させることによ
り、浴槽内湯温の均一化を実現している。
【0014】さらに、濾過槽の逆洗排水洗浄のあとの注
湯時には、給湯熱交換器による加熱をおこなわずにあえ
て注水をおこない浴槽湯温を低下させ、追い焚き殺菌回
数を増加させ浴槽水を効率良く殺菌することができる。
【0015】(実施例)以下本発明の実施例を図面にも
とづいて説明する。図1は本発明の実施例の浴槽水浄化
殺菌装置のシステム構成図である。図1において1は給
湯回路で、水道管との接続口である給水口2と、給水流
量を検知する流量センサ3と、水道水を加熱する下部に
バーナ4を備えた給湯熱交換器5と、給湯温度を検出す
る給湯サーミスタ6と給湯出湯口である給湯口7を備え
ている。
【0016】8は風呂回路で、浴槽9と、浴槽接続口戻
り側10と風呂温度を検出する風呂サーミスタ11と浴
槽水位を検出する水位センサ12と浴槽水を本体内に引
き込む循環ポンプ13とを備えた風呂戻り回路14と、
循環ポンプ13の2次側に設けられたバイパス3方弁1
5により2回路を形成し、浴槽水を「排水」あるいは
「循環」に切り替える排水三方弁16、濾過時に凝集電
流を発生させる凝集電極17と浴槽水中の老廃物を捕獲
する濾材18を備えた濾過槽19、浴槽水の水流方向を
「正」「逆」に切り替える正逆三方弁20で構成される
風呂浄化回路21と、浴槽水の加熱のための風呂熱交換
器22と風呂熱交換機22により加熱された浴槽水温度
を検出する追い焚きサーミスタ23を経て、風呂浄化回
路21の濾過槽19の一次側へ復帰する追い焚き殺菌回
路24と、正逆三方弁20の2次側より、浴槽水の通水
が有るかを判定する風呂通水スイッチ25、浴槽接続口
往き側26で浴槽9に接続される風呂往き回路27で構
成されている。28は逆洗排水回路で風呂浄化回路21
の正逆三方弁20と排水三方弁16と排水口29で構成
される。30は湯張り回路で給湯回路1の給湯熱交換機
5の2次側途中より風呂給湯弁31と大気開放弁32を
介して風呂回路8の風呂熱交換器22の2次側に接続さ
れている。33は制御器で各種サーミスタやセンサの検
出信号に応じて各種機能部品を制御する。34はリモコ
ンで操作スイッチとして給湯温度の設定を行なう給湯湯
温設定スイッチ35と風呂湯張り温度の設定を行う風呂
湯温設定スイッチ36と、湯張水位の設定を行う水位設
定スイッチ37とを設け、動作スイッチとして風呂自動
スイッチ38、風呂運転スイッチ39、予約スイッチ4
0を設けている。
【0017】次に動作を説明する。給湯を行う場合に
は、給湯口7を開くことにより水道水は給水口2より給
湯回路1内に導かれ、このとき流量センサ3によって給
水量が検知されたとき給湯熱交換器5によって加熱さ
れ、あらかじめリモコン34の給湯湯温設定スイッチ3
5によって設定された温度になるように給湯サーミスタ
6の出力に応じて制御器33で燃焼制御され出湯されて
いた。
【0018】風呂運転動作は手動による風呂自動運転、
予約設定による風呂自動運転および35℃保温運転があ
る。風呂自動運転を行う場合には2つの方法がある。1
つは手動による方法であり、これはリモコン34の風呂
自動スイッチ38を「入」にすることによりあらかじめ
風呂湯温設定スイッチ36と水位設定スイッチ37にて
設定された各々の設定値に従い風呂自動が行われる。そ
してこの動作は、給湯熱交換器5により加熱された水道
水は風呂給湯弁31が開くことにより、大気開放弁32
を介して、風呂回路8に導かれ、排水三方弁16から濾
過槽19を経て風呂往き回路27を通り浴槽9へ湯張り
される。また浴槽水位は、風呂戻り回路14に設けられ
た水位センサー12により検出され設定水位に達すると
風呂給湯弁31を閉じ、湯張りを停止する。ここで、風
呂運転スイッチ39が「切」の時は制御的にあらかじめ
設定された時間、自動保温運転をおこない、その後風呂
自動運転が停止する。この自動保温運転中は常に、浴槽
湯温と水位を検出し、設定値を維持するように制御す
る。
【0019】2つめはリモコン34の予約スイッチ40
によるタイマー予約風呂自動運転である。これは、あら
かじめリモコン34の予約スイッチ40により設定され
た時間帯を設定温度、設定水位にて自動保温運転をおこ
ない、この間適宜、バイパス三方弁15を「風呂浄化回
路21」と「追い焚き殺菌回路24」に切り替え、浴槽
湯温が設定温度のときは「風呂浄化回路21」にて浄化
運転を、設定温度より低下すれば「追い焚き殺菌回路2
4」にて追い焚き殺菌運転をおこなう。設定時刻を経過
すると浴槽水を35℃保温に移行させる。このとき、正
逆三方弁20を「逆」側に切り替え、排水三方弁16を
「排水」側に切り替え、バイパス三方弁15を「風呂浄
化回路21」側に切り替えることにより、循環ポンプ1
3により本体内に導かれた浴槽水は一定量、風呂戻り回
路14を経て逆洗排水回路28内に導かれ、濾過槽19
の2次側より1次側に向けて通水し、濾過槽19内の濾
材18にて捕獲した老廃物等のよごれを排水口29より
排水する。その後濾過槽19内に設けられた凝集電極1
7により強凝集をおこない濾過槽19内の濾材18の表
面に凝集膜を形成し今後の35℃保温中の浄化に備え
る。その後浴槽水湯温が低下し、追い焚き動作が開始さ
れるまで浴槽水は風呂浄化回路21によって浄化され続
ける。浴槽湯温が低下して35℃に到達したとき、バイ
パス三方弁15を「追い焚き殺菌回路24」側へ切り替
え、風呂熱交換器22および追い焚きサーミスタ23に
よって殺菌に十分有効な高温度で加熱をし、さらに循環
ポンプ13を停止させるとともに、正逆三方弁20を
「閉」とし、風呂熱交換器22により殺菌に十分有効な
温度に加熱された浴槽水は、濾過槽19も殺菌を行うこ
とができる。一定時間停止後、正逆三方弁20を「正」
側に切り替え、循環ポンプ13をONし、追い焚き殺菌
を開始し、このとき一時的に浴槽水を攪拌するのに十分
な流量にし浴槽水の湯温分布を均一にする。そしてま
た、前述したような追い焚き殺菌の動作を浴槽水温が風
呂サーミスタ11によって36℃を検出するまで繰り返
す。
【0020】次に、リモコン34の予約スイッチ40に
より設定された予約時刻の1時間前になると、浴槽水を
設定温度、設定水位に準備するために以下の動作をおこ
なう。まず、正逆三方弁19を「逆」側に切り替え、排
水三方弁15を「排水」側に切り替え、バイパス三方弁
14を「風呂浄化回路20」側に切り替えることによ
り、循環ポンプ12により本体内に導かれた浴槽水は一
定量、風呂戻り回路13を経て逆洗排水回路27内に導
かれ、濾過槽18の2次側より1次側に向けて通水し、
濾過槽18内の濾材17にて捕獲した老廃物等のよごれ
を排水口28より排水する。その後排水三方弁15を
「浄化」側に、バイパス三方弁14および正逆三方弁1
9を「閉」にし、排水された水量に相当する水量を水位
センサ11によって検出し、給湯熱交換器4により水道
水を加熱せずに湯張回路29より浴槽8へ水を注水す
る。このときあえて湯張をせずに水を張るのは、浴槽湯
温を低下させ、追い焚き殺菌回数を増加させ、浴槽水の
殺菌浄化効果を高めるためである。その後、風呂サーミ
スタ11によって設定湯温を検出するまで、前述の追い
焚き殺菌動作を繰り返す。追い炊き殺菌動作が終了する
と、バイパス三方弁15を「風呂浄化回路21」に切り
替え、濾過槽19内の凝集電極17にて強凝集を一定時
間行い、浴槽水の入浴前準備動作は終了となる。そして
リモコン34の予約スイッチ40によって設定された予
約設定時刻の間は設定温度、設定水位にて浴槽水を制御
する。予約設定時刻が経過すると前述の35℃保温を行
い、1日サイクルが終了する。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の浴槽水浄化殺菌装置によれば、次の効果が得られる。
【0022】浴槽水は熱交換器により一般細菌の殺菌に
十分有効な高温度で加熱されたのち濾過槽を通過し、浴
槽水中の老廃物等の汚れは捕獲し浴槽へ戻されるので、
紫外線ランプなどの殺菌設備を特別に設けなくても、そ
れらと同等の性能を満足する。
【0023】また、浴槽水の殺菌をおこなう熱交換器を
浴槽水の浄化をおこなう濾過槽の1次側に設けることに
より、濾過槽を含めた大容量の浴槽水を殺菌、浄化する
ことができる。
【0024】また、浴槽水の追い焚き殺菌を行う時に、
循環ポンプをON/OFF制御し、これに伴いバーナの
燃焼をON/OFF制御を行う。この断続的追い焚き殺
菌制御は、循環ポンプがONのときバーナをONさせ、
殺菌に有効な温度まで経路内の浴槽水を加熱し、その
後、循環ポンプをOFFさせ、経路内水温をその温度で
保持することにより、より多くの浴槽水を連続で追い炊
きせずに断続で追い炊き殺菌することにより浴槽設定湯
温までの追い炊き時に追い炊き殺菌回数を稼ぐことが可
能となり、効率のよい殺菌を可能にしている。
【0025】さらに断続追い炊き殺菌時の循環ポンプの
ON時に一時的に浴槽内を攪拌するのに十分な循環流量
で循環させるので浴槽内湯温を均一化を実現している。
【0026】また、濾過槽の逆洗排水洗浄のあとの注湯
時には、給湯熱交換器による加熱をおこなわずにあえて
注水をおこない浴槽湯温を低下させ、追い焚き殺菌回数
を増加させ浴槽水を効率良く殺菌することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の浴槽水浄化殺菌装置のシステ
ム構成図
【図2】従来の浴槽水浄化殺菌装置のシステム構成図
【符号の説明】
4 バーナ 10 浴槽接続口戻り側 11 風呂サーミスタ 13 循環ポンプ 19 濾過槽 21 浄化回路 22 風呂熱交換器 24 追い焚き殺菌回路 26 浴槽接続口往き側 33 制御器
フロントページの続き (72)発明者 橋本 雅文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーナと、このバーナによって加熱され浴
    槽水を加熱殺菌する風呂熱交換器と、浴槽接続口戻り
    側、循環ポンプ及び前記風呂熱交換器の1次側で構成さ
    れる追い焚き殺菌回路と、前記風呂熱交換器の2次側、
    前記風呂熱交換器により加熱された浴槽水の温度を検知
    する風呂サーミスタ、浴槽水の浄化を行う濾過槽及び浴
    槽接続口往き側で構成される浄化回路と、前記風呂サー
    ミスタで追い焚き温度を検知し、殺菌に有効な高温度に
    なるように前記バーナの燃焼を制御する制御器とを備え
    た浴槽水浄化殺菌装置。
  2. 【請求項2】風呂熱交換器を濾過槽の1次側に設けた請
    求項1記載の浴槽水浄化殺菌装置。
  3. 【請求項3】浴槽水の追い焚き殺菌を行う時、循環ポン
    プのON/OFF制御に対応してバーナの燃焼をそれぞ
    れON/OFF制御し、経路内の浴槽水が殺菌に有効な
    温度まで上昇した後は前記循環ポンプをOFFし、その
    温度に保持するようにした請求項1記載の浴槽水浄化殺
    菌装置。
  4. 【請求項4】循環ポンプのON時に一時的に循環流量を
    浴槽内を攪拌するのに十分な流量にした請求項1又は3
    記載の浴槽水浄化殺菌装置。
  5. 【請求項5】浴槽水を用い逆流排水によって濾過槽を洗
    浄すると共に、前記逆洗排水された水量を浴槽へ補うと
    きは、注水によって、浴槽水の温度を低下させ、追い焚
    き殺菌回数を増加させるようにした請求項1記載の浴槽
    水浄化殺菌装置。
JP8258069A 1996-09-30 1996-09-30 浴槽水浄化殺菌装置 Pending JPH10103762A (ja)

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