JPH10103587A - 電動雲台 - Google Patents
電動雲台Info
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- JPH10103587A JPH10103587A JP8260403A JP26040396A JPH10103587A JP H10103587 A JPH10103587 A JP H10103587A JP 8260403 A JP8260403 A JP 8260403A JP 26040396 A JP26040396 A JP 26040396A JP H10103587 A JPH10103587 A JP H10103587A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panning
- pan head
- tilting
- video camera
- support plate
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ビデオカメラを搭載した電動雲台のパンニン
グにおいてイニシャライズ動作の所用時間を最大で半分
にできる電動雲台を提供するものである。 【解決手段】 ビデオカメラ25を搭載した回転側ケー
ス19を取り付けた中間支持板5を半周ごとに半径の違
うカム形状にして、その外側に配置構成した接触スイッ
チ4にてカメラのパンニング方向位置が現在右半分の領
域にあるか、左半分の領域にあるかを検知することによ
ってイニシャライズ動作にて近い方の終端を使って終端
検知させ、イニシャライズ動作の所用時間を半減させる
構成である。
グにおいてイニシャライズ動作の所用時間を最大で半分
にできる電動雲台を提供するものである。 【解決手段】 ビデオカメラ25を搭載した回転側ケー
ス19を取り付けた中間支持板5を半周ごとに半径の違
うカム形状にして、その外側に配置構成した接触スイッ
チ4にてカメラのパンニング方向位置が現在右半分の領
域にあるか、左半分の領域にあるかを検知することによ
ってイニシャライズ動作にて近い方の終端を使って終端
検知させ、イニシャライズ動作の所用時間を半減させる
構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラを搭
載して自動的にチルティング及びパンニングせしめるこ
とができる電動雲台に関するもので、特にイニシャライ
ズ動作時間を短縮することに特徴を有するものである。
載して自動的にチルティング及びパンニングせしめるこ
とができる電動雲台に関するもので、特にイニシャライ
ズ動作時間を短縮することに特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】搭載されたビデオカメラのパンニングを
行うパンニング動作と、チルティングを行うチルティン
グ動作とを自動的に電動で行う電動雲台が会議用或いは
監視用カメラの雲台として使われるようになってきた。
特にパンニング、チルティング用駆動モータにステッピ
ングモータを使用し、モータのステップ演算をモータの
制御回路に行わせることによって、一度記憶させたビデ
オカメラ位置方向に、電動的に再度、正確にこのビデオ
カメラを移動させることができるものが商品化されるよ
うになった。
行うパンニング動作と、チルティングを行うチルティン
グ動作とを自動的に電動で行う電動雲台が会議用或いは
監視用カメラの雲台として使われるようになってきた。
特にパンニング、チルティング用駆動モータにステッピ
ングモータを使用し、モータのステップ演算をモータの
制御回路に行わせることによって、一度記憶させたビデ
オカメラ位置方向に、電動的に再度、正確にこのビデオ
カメラを移動させることができるものが商品化されるよ
うになった。
【0003】複数箇所のパンニング位置、チルティング
位置を記憶し、ボタンひとつで再度設定位置にビデオカ
メラを移動できるので、テレビ会議などでは出席者ごと
にビデオカメラの位置を予め設定しておけば発言者が変
わるたびにビデオカメラで発言者を容易に追従できる。
また監視用に使用する場合においてもチェックポイント
をあらかじめ複数設定しておけば能率的な監視ができ
る。
位置を記憶し、ボタンひとつで再度設定位置にビデオカ
メラを移動できるので、テレビ会議などでは出席者ごと
にビデオカメラの位置を予め設定しておけば発言者が変
わるたびにビデオカメラで発言者を容易に追従できる。
また監視用に使用する場合においてもチェックポイント
をあらかじめ複数設定しておけば能率的な監視ができ
る。
【0004】上記電動雲台のパンニング動作系を図5、
図6を参照し説明する。図5は電動雲台の要部断面図を
示し、図6は電動雲台がパンニング駆動せしめる要部下
面図を示す。図5において図6を対比させながら説明す
る。電動雲台を固定する固定側ケース1には、パンニン
グ支持板3が取り付られ、ここにパンニング用ステッピ
ングモータ6が取り付けられている。そしてこのパンニ
ング用ステッピングモータ6の駆動力をタイミングベル
ト8を介しウオーム軸9に伝達している。
図6を参照し説明する。図5は電動雲台の要部断面図を
示し、図6は電動雲台がパンニング駆動せしめる要部下
面図を示す。図5において図6を対比させながら説明す
る。電動雲台を固定する固定側ケース1には、パンニン
グ支持板3が取り付られ、ここにパンニング用ステッピ
ングモータ6が取り付けられている。そしてこのパンニ
ング用ステッピングモータ6の駆動力をタイミングベル
ト8を介しウオーム軸9に伝達している。
【0005】さらにウオーム軸9のウオーム歯部はパン
ニング用ギア10のハスバ歯車部とかみ合っている。パ
ンニング支持板3の中央孔にはパンニング用軸受12が
取り付けられ、このパンニング用軸受12の中央孔に
は、外周部に前記パンニング用ギア10が圧入固定され
たパンニングシャフト11が挿入されスムーズに回転す
るようになっている。パンニングシャフト11の下部に
はスラスト押え板15が取り付けられ、パンニングシャ
フト11が上下に動かないようにしている。またパンニ
ングシャフト11の中央にはレンズを駆動する信号線を
通すための貫通穴7を設け、パンニング支持板3の下方
部に配置固定されているプリント基板28上に構成され
ている電気回路部に接続されている。
ニング用ギア10のハスバ歯車部とかみ合っている。パ
ンニング支持板3の中央孔にはパンニング用軸受12が
取り付けられ、このパンニング用軸受12の中央孔に
は、外周部に前記パンニング用ギア10が圧入固定され
たパンニングシャフト11が挿入されスムーズに回転す
るようになっている。パンニングシャフト11の下部に
はスラスト押え板15が取り付けられ、パンニングシャ
フト11が上下に動かないようにしている。またパンニ
ングシャフト11の中央にはレンズを駆動する信号線を
通すための貫通穴7を設け、パンニング支持板3の下方
部に配置固定されているプリント基板28上に構成され
ている電気回路部に接続されている。
【0006】前記パンニングシャフト11には回転側ケ
ース19が取り付けられた円形をした中間支持板5が取
り付けられている。そしてこの回転側ケース19にはチ
ルティング支持板20が取り付けられ、このチルティン
グ支持板20には一箇所突起24を設けてあり、この突
起24のパンニング回転によってパンニング用エンドス
イッチ23が導通されパンニングが終端に来たことを検
知できるようになっている。
ース19が取り付けられた円形をした中間支持板5が取
り付けられている。そしてこの回転側ケース19にはチ
ルティング支持板20が取り付けられ、このチルティン
グ支持板20には一箇所突起24を設けてあり、この突
起24のパンニング回転によってパンニング用エンドス
イッチ23が導通されパンニングが終端に来たことを検
知できるようになっている。
【0007】以上のように構成されたパンニング駆動系
について以下その動作を説明する。パンニング用ステッ
ピングモータ6に発生した回転力はタイミングベルト
8、ウオーム軸9を介してパンニング用ギア10を水平
回転させる。このパンニング用ギア10が回転するとこ
れに圧入固定されたパンニングシャフト11が同様に回
転する。このパンニングシャフト11には、ビデオカメ
ラ25を保持した回転側ケース19と突起24が形成さ
れたチルティング支持板20が連結されており、パンニ
ング用ギア10が水平回転することでビデオカメラ25
は水平回転する。
について以下その動作を説明する。パンニング用ステッ
ピングモータ6に発生した回転力はタイミングベルト
8、ウオーム軸9を介してパンニング用ギア10を水平
回転させる。このパンニング用ギア10が回転するとこ
れに圧入固定されたパンニングシャフト11が同様に回
転する。このパンニングシャフト11には、ビデオカメ
ラ25を保持した回転側ケース19と突起24が形成さ
れたチルティング支持板20が連結されており、パンニ
ング用ギア10が水平回転することでビデオカメラ25
は水平回転する。
【0008】次にチルティング駆動系について、図5、
図7を参照し説明する。図7はビデオカメラを搭載した
電動雲台を左側面から見た図であり、図7において図5
を対比させながら説明する。チルティング支持板20に
は、チルティング用ステッピングモータ30が取り付け
られていて、チルティング用ステッピングモータ30の
回転力をタイミングベルト32を介してウオーム軸33
に伝達している。さらにウオーム軸33のウオーム歯部
はチルティング用ギア37の平歯車部とかみ合ってい
る。上記構成において、通電によりチルティング用ステ
ッピングモータ30に発生した回転力はタイミングベル
ト32を介してウオーム軸33に伝達され、チルティン
グ用ギア37を回転させる。チルティング用ギア37に
はビデオカメラ25が直結されているのでチルティング
用ギア37が回転することでビデオカメラ25がチルテ
ィング動作する。
図7を参照し説明する。図7はビデオカメラを搭載した
電動雲台を左側面から見た図であり、図7において図5
を対比させながら説明する。チルティング支持板20に
は、チルティング用ステッピングモータ30が取り付け
られていて、チルティング用ステッピングモータ30の
回転力をタイミングベルト32を介してウオーム軸33
に伝達している。さらにウオーム軸33のウオーム歯部
はチルティング用ギア37の平歯車部とかみ合ってい
る。上記構成において、通電によりチルティング用ステ
ッピングモータ30に発生した回転力はタイミングベル
ト32を介してウオーム軸33に伝達され、チルティン
グ用ギア37を回転させる。チルティング用ギア37に
はビデオカメラ25が直結されているのでチルティング
用ギア37が回転することでビデオカメラ25がチルテ
ィング動作する。
【0009】ところで、上述のビデオカメラ25の回転
方向位置の記憶とその位置への移動には、モータステッ
プ数演算の基準となるゼロポイントが必要になる。その
ため電源投入のたびにイニシャライズ動作としてパンニ
ングの片方の終端およびチルティングの片方の終端にビ
デオカメラ25を一度回転させて終端検知させ、そこか
ら予め設定したステップ数だけモータを逆回転させて、
その位置をゼロポイントとしている。そしてその後の操
作を容易にするためにゼロポイントはパンニング、チル
ティングの各センターとしている。
方向位置の記憶とその位置への移動には、モータステッ
プ数演算の基準となるゼロポイントが必要になる。その
ため電源投入のたびにイニシャライズ動作としてパンニ
ングの片方の終端およびチルティングの片方の終端にビ
デオカメラ25を一度回転させて終端検知させ、そこか
ら予め設定したステップ数だけモータを逆回転させて、
その位置をゼロポイントとしている。そしてその後の操
作を容易にするためにゼロポイントはパンニング、チル
ティングの各センターとしている。
【0010】イニシャライズ動作を行うためパンニン
グ、チルティングの各終端計4ヶ所に終端検知スイッチ
を配し終端検知を行っている。図8に前記電動雲台の側
面に取り付けられたチルティング動作とパンニング動作
の終端検知動作を行う構成図を示し動作を説明する。ビ
デオカメラの回転支軸には、チルティングセンサー板3
9が取り付けられており、そのチルティングセンサー板
39の回転軌跡上に位置するように2個のチルティング
エンドスイッチ41、42が所定の間隔を隔て前述のチ
ルティング支持板20に取り付けられている。またパン
ニング用エンドスイッチ23がパンニング支持板3に取
り付けられており、前記のチルティング支持板20に形
成された前記突起24によって導通されたときパンニン
グの終端検知をする。
グ、チルティングの各終端計4ヶ所に終端検知スイッチ
を配し終端検知を行っている。図8に前記電動雲台の側
面に取り付けられたチルティング動作とパンニング動作
の終端検知動作を行う構成図を示し動作を説明する。ビ
デオカメラの回転支軸には、チルティングセンサー板3
9が取り付けられており、そのチルティングセンサー板
39の回転軌跡上に位置するように2個のチルティング
エンドスイッチ41、42が所定の間隔を隔て前述のチ
ルティング支持板20に取り付けられている。またパン
ニング用エンドスイッチ23がパンニング支持板3に取
り付けられており、前記のチルティング支持板20に形
成された前記突起24によって導通されたときパンニン
グの終端検知をする。
【0011】終端検知を行う上記構成において、動作を
説明すると、チルティングしてビデオカメラ25が、あ
る角度まで上を向くと、チルティングセンサー板39の
突起が、チルティングエンドスイッチ42の先端に当た
り、チルティングエンドスイッチ42が導通することで
上方向の終端検知をすることができる。同様にある角度
まで下を向くとチルティングセンサー板39の突起がチ
ルティングエンドスイッチ41の先端に当たり導通する
ことで下方向の終端検知をすることができる。またパン
ニング動作ときには、チルティング支持板20が回転し
ていき、チルティング支持板20に形成された突起24
がパンニング支持板3に取り付けられたパンニング用エ
ンドスイッチ23の先端に当たってパンニング用エンド
スイッチ23が導通することにより回転終端にきたこと
を検知できる。
説明すると、チルティングしてビデオカメラ25が、あ
る角度まで上を向くと、チルティングセンサー板39の
突起が、チルティングエンドスイッチ42の先端に当た
り、チルティングエンドスイッチ42が導通することで
上方向の終端検知をすることができる。同様にある角度
まで下を向くとチルティングセンサー板39の突起がチ
ルティングエンドスイッチ41の先端に当たり導通する
ことで下方向の終端検知をすることができる。またパン
ニング動作ときには、チルティング支持板20が回転し
ていき、チルティング支持板20に形成された突起24
がパンニング支持板3に取り付けられたパンニング用エ
ンドスイッチ23の先端に当たってパンニング用エンド
スイッチ23が導通することにより回転終端にきたこと
を検知できる。
【0012】パンニングの終端検知動作について図4を
用いてさらに詳細に説明する。たとえばビデオカメラの
撮像方向が太い矢印で示す如くパンニング方向左120
度の位置にある状態で電動雲台に電源が投入され、イニ
シャライズ動作をおこなわんとした場合、回転側ケース
19に取り付けられたチルティング支持板20に形成し
た突起24は前述のビデオカメラ撮像方向と90度離れ
た位置にあるため、300度回転していって、パンニン
グ支持板3上に設けられたパンニング用エンドスイッチ
23を導通させて終端を検知し回転を止める。そしてそ
の後予め定められたステップ数だけ回転させ、その位置
をパンニング方向のゼロポイントとして停止させ、イニ
シャライズ動作を終了する。
用いてさらに詳細に説明する。たとえばビデオカメラの
撮像方向が太い矢印で示す如くパンニング方向左120
度の位置にある状態で電動雲台に電源が投入され、イニ
シャライズ動作をおこなわんとした場合、回転側ケース
19に取り付けられたチルティング支持板20に形成し
た突起24は前述のビデオカメラ撮像方向と90度離れ
た位置にあるため、300度回転していって、パンニン
グ支持板3上に設けられたパンニング用エンドスイッチ
23を導通させて終端を検知し回転を止める。そしてそ
の後予め定められたステップ数だけ回転させ、その位置
をパンニング方向のゼロポイントとして停止させ、イニ
シャライズ動作を終了する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成のチルティング動作においては、一般的にチル
ティングしようとする角度が小さくイニシャライズに時
間がかからないため、ゼロポイントの検出時間は問題に
ならないが、パンニング動作においては、パンニングの
回転範囲は最大で360度にもなり、上述のイニシャラ
イズ動作において最大360度ビデオカメラを水平回転
しないと終端検知ができなくなって、イニシャライズ動
作の完了までに時間がかかってしまい、大切な瞬間場面
を逃してしまっていた。
来の構成のチルティング動作においては、一般的にチル
ティングしようとする角度が小さくイニシャライズに時
間がかからないため、ゼロポイントの検出時間は問題に
ならないが、パンニング動作においては、パンニングの
回転範囲は最大で360度にもなり、上述のイニシャラ
イズ動作において最大360度ビデオカメラを水平回転
しないと終端検知ができなくなって、イニシャライズ動
作の完了までに時間がかかってしまい、大切な瞬間場面
を逃してしまっていた。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の電動雲台は、パンニング支持台に回転可能
に支持された回転側ケースをステッピングモータにより
可逆的に回動せしめ、前記回転側ケースに取り付けられ
たビデオカメラのパンニングを行うとともに、電源投入
時に前記ステッピングモータを駆動し、前記回転側ケー
スとパンニング支持台が予め定められた相対位置関係に
なったときに駆動されるパンニング用エンドスイッチの
出力により前記ステッピングモータの駆動回路をイニシ
ャライズする電動雲台において、略180度の回動角範
囲の大径部と小径部とを有するカム板を前記回転側ケー
スの回動軸を中心に前記回転側ケースとともに回動する
ように回転側ケースに取り付け、前記大径部と接して駆
動されるスイッチを前記パンニング支持台に設け、その
スイッチの駆動状態により前記電源投入時の前記ステッ
ピングモータの回転方向を決定することを特徴としたも
のである。
に、本発明の電動雲台は、パンニング支持台に回転可能
に支持された回転側ケースをステッピングモータにより
可逆的に回動せしめ、前記回転側ケースに取り付けられ
たビデオカメラのパンニングを行うとともに、電源投入
時に前記ステッピングモータを駆動し、前記回転側ケー
スとパンニング支持台が予め定められた相対位置関係に
なったときに駆動されるパンニング用エンドスイッチの
出力により前記ステッピングモータの駆動回路をイニシ
ャライズする電動雲台において、略180度の回動角範
囲の大径部と小径部とを有するカム板を前記回転側ケー
スの回動軸を中心に前記回転側ケースとともに回動する
ように回転側ケースに取り付け、前記大径部と接して駆
動されるスイッチを前記パンニング支持台に設け、その
スイッチの駆動状態により前記電源投入時の前記ステッ
ピングモータの回転方向を決定することを特徴としたも
のである。
【0015】本発明によれば、パンニング回転のイニシ
ャライズ動作の所用時間を最大で半分にした電動雲台を
提供することができる。
ャライズ動作の所用時間を最大で半分にした電動雲台を
提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の電動雲
台は、パンニング支持台に回転可能に支持された回転側
ケースをステッピングモータにより可逆的に回動せし
め、前記回転側ケースに取り付けられたビデオカメラの
パンニングを行うとともに、電源投入時に前記ステッピ
ングモータを駆動し、前記回転側ケースとパンニング支
持台が予め定められた相対位置関係になったときに駆動
されるパンニング用エンドスイッチの出力により前記ス
テッピングモータの駆動回路をイニシャライズする電動
雲台において、略180度の回動角範囲の大径部と小径
部とを有するカム板(カム形状をした中間支持板)を前
記回転側ケースの回動軸を中心に前記回転側ケースとと
もに回動するように回転側ケースに取り付け、前記大径
部と接して駆動されるスイッチを前記パンニング支持台
に設け、そのスイッチの駆動状態により前記電源投入時
の前記ステッピングモータの回転方向を決定することを
特徴としたものであり、この構成によって前記スイッチ
のON、OFF状態からビデオカメラが現在正面に向か
って左半分にあるか、右半分にあるかを検知することが
できる。
台は、パンニング支持台に回転可能に支持された回転側
ケースをステッピングモータにより可逆的に回動せし
め、前記回転側ケースに取り付けられたビデオカメラの
パンニングを行うとともに、電源投入時に前記ステッピ
ングモータを駆動し、前記回転側ケースとパンニング支
持台が予め定められた相対位置関係になったときに駆動
されるパンニング用エンドスイッチの出力により前記ス
テッピングモータの駆動回路をイニシャライズする電動
雲台において、略180度の回動角範囲の大径部と小径
部とを有するカム板(カム形状をした中間支持板)を前
記回転側ケースの回動軸を中心に前記回転側ケースとと
もに回動するように回転側ケースに取り付け、前記大径
部と接して駆動されるスイッチを前記パンニング支持台
に設け、そのスイッチの駆動状態により前記電源投入時
の前記ステッピングモータの回転方向を決定することを
特徴としたものであり、この構成によって前記スイッチ
のON、OFF状態からビデオカメラが現在正面に向か
って左半分にあるか、右半分にあるかを検知することが
できる。
【0017】そしてパンニングのイニシャライズ動作を
行うとき、左右どちらの方向に回転させたほうが終端が
より近いかが判断でき、近い方の終端を使って終端検知
ができるのでイニシャライズ動作時間を最大で半分にす
ることができ、瞬間的に発生した場面の撮像を取り逃が
すことがなくなるという作用を有する。
行うとき、左右どちらの方向に回転させたほうが終端が
より近いかが判断でき、近い方の終端を使って終端検知
ができるのでイニシャライズ動作時間を最大で半分にす
ることができ、瞬間的に発生した場面の撮像を取り逃が
すことがなくなるという作用を有する。
【0018】(実施の形態1)以下に、本発明の請求項
1に記載された発明の実施の形態について、図1、図
2、図3、を用いて説明する。尚本発明において従来例
と同一構成部分については同一符号を付し説明を省略す
る。
1に記載された発明の実施の形態について、図1、図
2、図3、を用いて説明する。尚本発明において従来例
と同一構成部分については同一符号を付し説明を省略す
る。
【0019】図1は本発明の実施の形態おける電動雲台
の要部断面図を示し、図2は本発明の実施の形態におけ
る電動雲台の中間支持板の要部下面図を示している。従
来例と異なる構成は、図1及び図2に示す中間支持板5
が、略180度ごとに半径の違うカム形状になってお
り、その外側に接触スイッチ4を配置したことにある。
そしてこの接触スイッチ4はパンニング支持板3の曲げ
足部に取り付けられ、カム形状をした中間支持板5の半
径の長い外周部が接触スイッチ4に接すると接触スイッ
チ4が導通する。一方半径の短い外周部は接触スイッチ
4に接触しないので導通しない。尚20は突起24が形
成されたチルティング支持板であり、23はパンニング
用エンドスイッチである。
の要部断面図を示し、図2は本発明の実施の形態におけ
る電動雲台の中間支持板の要部下面図を示している。従
来例と異なる構成は、図1及び図2に示す中間支持板5
が、略180度ごとに半径の違うカム形状になってお
り、その外側に接触スイッチ4を配置したことにある。
そしてこの接触スイッチ4はパンニング支持板3の曲げ
足部に取り付けられ、カム形状をした中間支持板5の半
径の長い外周部が接触スイッチ4に接すると接触スイッ
チ4が導通する。一方半径の短い外周部は接触スイッチ
4に接触しないので導通しない。尚20は突起24が形
成されたチルティング支持板であり、23はパンニング
用エンドスイッチである。
【0020】以上のように構成された電動雲台について
図3を用いて詳細に動作を説明する。図3の(a)は電
源投入時のビデオカメラがパンニングされている方向
(太い矢印方向)位置を示し、その時、接触スイッチ4
がカム形状をした中間支持板5よって接触し導通状態に
なっている様子を示し、その後イニシャライズするため
のパンニング動作を示している。
図3を用いて詳細に動作を説明する。図3の(a)は電
源投入時のビデオカメラがパンニングされている方向
(太い矢印方向)位置を示し、その時、接触スイッチ4
がカム形状をした中間支持板5よって接触し導通状態に
なっている様子を示し、その後イニシャライズするため
のパンニング動作を示している。
【0021】たとえばカメラの撮像方向が太い矢印で示
す如くパンニング方向左120度の位置にある状態で電
動雲台に電源が投入され、イニシャライズ動作をおこな
わんとした場合、カム形状をした中間支持板5が接触ス
イッチ4に接触しこの接触スイッチ4が導通した状態に
なっていることを電動雲台の制御回路が検知し、ビデオ
カメラの撮像方向が現在左半分の方向位置にあると判断
し、ビデオカメラを矢印で示す如く60度左回転させ
る。
す如くパンニング方向左120度の位置にある状態で電
動雲台に電源が投入され、イニシャライズ動作をおこな
わんとした場合、カム形状をした中間支持板5が接触ス
イッチ4に接触しこの接触スイッチ4が導通した状態に
なっていることを電動雲台の制御回路が検知し、ビデオ
カメラの撮像方向が現在左半分の方向位置にあると判断
し、ビデオカメラを矢印で示す如く60度左回転させ
る。
【0022】それに伴って回転側ケース19に取り付け
られたチルティング支持板20に形成した突起24が回
転していき、パンニング支持板3上に設けられたパンニ
ング用エンドスイッチ23のA部が導通した時に終端が
検知されたと判断し回転を止める。そしてその後予め定
められたステップ数だけ右回転させ、その位置をパンニ
ング方向のゼロポイントとして停止させ、イニシャライ
ズ動作を終了する。
られたチルティング支持板20に形成した突起24が回
転していき、パンニング支持板3上に設けられたパンニ
ング用エンドスイッチ23のA部が導通した時に終端が
検知されたと判断し回転を止める。そしてその後予め定
められたステップ数だけ右回転させ、その位置をパンニ
ング方向のゼロポイントとして停止させ、イニシャライ
ズ動作を終了する。
【0023】次に図3の(b)、(c)は、ビデオカメ
ラの撮像方向(太い矢印)がパンニング方向の正面ない
し右120度の位置にある状態で電動雲台に電源が投入
されイニシャライズ動作をおこなわんとした場合を示
す。この場合は中間支持板5が接触スイッチ4と接触し
ていないことを電動雲台の制御回路が検知し、ビデオカ
メラの撮像方向が現在右半分の方向位置にあると判断し
て、ビデオカメラを矢印で示す如く(b)の場合は18
0度、(c)の場合は、60度右方向に回転させる。こ
れに伴って前述同様に突起24の回転によりパンニング
用エンドスイッチ23のB部が導通した時に終端が検知
されたと判断し回転を止める。そしてその後予め定めら
れたステップ数だけ左回転させ、その位置をパンニング
方向のゼロポイントとして停止させ、イニシャライズ動
作を終了する。
ラの撮像方向(太い矢印)がパンニング方向の正面ない
し右120度の位置にある状態で電動雲台に電源が投入
されイニシャライズ動作をおこなわんとした場合を示
す。この場合は中間支持板5が接触スイッチ4と接触し
ていないことを電動雲台の制御回路が検知し、ビデオカ
メラの撮像方向が現在右半分の方向位置にあると判断し
て、ビデオカメラを矢印で示す如く(b)の場合は18
0度、(c)の場合は、60度右方向に回転させる。こ
れに伴って前述同様に突起24の回転によりパンニング
用エンドスイッチ23のB部が導通した時に終端が検知
されたと判断し回転を止める。そしてその後予め定めら
れたステップ数だけ左回転させ、その位置をパンニング
方向のゼロポイントとして停止させ、イニシャライズ動
作を終了する。
【0024】以上のように電源投入後、最大で180゜
パンニング回転すれば終端を検知できる。
パンニング回転すれば終端を検知できる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、中間支持板を半
周ごとに半径の違うカム形状にして外側に配した接触ス
イッチにて回転位相を検知することによって、電動雲台
に搭載したビデオカメラのパンニング方向のイニシャラ
イズ動作に必要な回転角を、最大で360度から180
度に半減できるため、イニシャライズ動作時間を半分に
短縮させることができ、瞬間的に発生した場面の撮像を
取り逃がすことがなくなる。
周ごとに半径の違うカム形状にして外側に配した接触ス
イッチにて回転位相を検知することによって、電動雲台
に搭載したビデオカメラのパンニング方向のイニシャラ
イズ動作に必要な回転角を、最大で360度から180
度に半減できるため、イニシャライズ動作時間を半分に
短縮させることができ、瞬間的に発生した場面の撮像を
取り逃がすことがなくなる。
【図1】本発明の実施の形態における電動雲台の要部断
面図
面図
【図2】本発明の実施の形態における電動雲台に中間支
持板と接触スイッチが取り付けられた状態の要部下面図
持板と接触スイッチが取り付けられた状態の要部下面図
【図3】本発明の実施の形態における電動雲台のビデオ
カメラのパンニング位置とイニシャライズ動作の説明図
カメラのパンニング位置とイニシャライズ動作の説明図
【図4】従来の電動雲台のビデオカメラのパンニング位
置とイニシャライズ動作の説明図
置とイニシャライズ動作の説明図
【図5】従来の電動雲台の要部断面図
【図6】従来の電動雲台のパンニング構成の下面図
【図7】従来の電動雲台のチルティング構成の側面図
【図8】従来の電動雲台の終端検知構成図
1 固定側ケース 3 パンニング支持板 4 接触スイッチ 5 中間支持板 6 パンニング用ステッピングモータ 7 貫通孔 8 タイミングベルト 9 ウオーム軸 10 パンニング用ギア 11 パンニングシャフト 12 パンニング用軸受 15 スラスト押え板 19 回転側ケース 20 チルティング支持板 23 パンニング用エンドスイッチ 24 突起 25 ビデオ カメラ 28 プリント基板
Claims (1)
- 【請求項1】パンニング支持台に回転可能に支持された
回転側ケースをステッピングモータにより可逆的に回動
せしめ、前記回転側ケースに取り付けられたビデオカメ
ラのパンニングを行うとともに、電源投入時に前記ステ
ッピングモータを駆動し、前記回転側ケースとパンニン
グ支持台が予め定められた相対位置関係になったときに
駆動されるパンニング用エンドスイッチの出力により前
記ステッピングモータの駆動回路をイニシャライズする
電動雲台において、略180度の回動角範囲の大径部と
小径部とを有するカム板を前記回転側ケースの回動軸を
中心に前記回転側ケースとともに回動するように回転側
ケースに取り付け、前記大径部と接して駆動されるスイ
ッチを前記パンニング支持台に設け、そのスイッチの駆
動状態により前記電源投入時の前記ステッピングモータ
の回転方向を決定することを特徴とする電動雲台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8260403A JPH10103587A (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | 電動雲台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8260403A JPH10103587A (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | 電動雲台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10103587A true JPH10103587A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17347437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8260403A Pending JPH10103587A (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | 電動雲台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10103587A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002518697A (ja) * | 1998-06-11 | 2002-06-25 | ポリコム・インコーポレイテッド | 2つの直交軸の回りでカメラ又は同様の物体を回転式に位置決めする装置 |
JP2004264651A (ja) * | 2003-03-03 | 2004-09-24 | Fuji Photo Optical Co Ltd | 雲台システム |
WO2007069470A1 (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | カメラ装置及びワイパ制御方法 |
CN102359700A (zh) * | 2011-09-05 | 2012-02-22 | 天津天地伟业数码科技有限公司 | 云台摄像机的防水密封结构 |
JP2013101397A (ja) * | 2013-02-15 | 2013-05-23 | Canon Inc | 撮像装置 |
CN110290302A (zh) * | 2019-07-23 | 2019-09-27 | 深圳市众安威视技术有限公司 | 一种防扭转摄像头 |
CN113431995A (zh) * | 2021-05-31 | 2021-09-24 | 安徽工业大学 | 一种嵌入式半潜式移动机器人用两自由度云台 |
-
1996
- 1996-10-01 JP JP8260403A patent/JPH10103587A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
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